JP3056130U - 物品収納棚の組立構造 - Google Patents

物品収納棚の組立構造

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JP3056130U
JP3056130U JP1998006037U JP603798U JP3056130U JP 3056130 U JP3056130 U JP 3056130U JP 1998006037 U JP1998006037 U JP 1998006037U JP 603798 U JP603798 U JP 603798U JP 3056130 U JP3056130 U JP 3056130U
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曾秋猛
重幸 尾松
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株式会社尾松製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用者において容易に組立・分解でき、背丈の
高低調整を行なえるにも拘らず、歪み変形のおそれがな
い耐久的な組立強度を得られるようにする。 【解決手段】天板(T)と棚板(S)との隣り合う上下
相互間並びに棚板同志の隣り合う上下相互間へ、支柱パ
イプ(P)と筋交(B)とを各々介在させて、その支柱
パイプ同志の隣り合う上下一対づつを、各棚板のバカ孔
(13)と各筋交の座金片(16)へ貫通される支柱継
ぎ足しボルト(14)により、その各棚板と各筋交とが
何れも挟み付けられる状態として、且つ着脱自在に締結
固定すると共に、最上段の支柱パイプには天板と筋交の
上端部とを、その筋交の座金片へ貫通される天板取付ボ
ルト(12)により、上記筋交が挟み付けられる状態と
して、且つ着脱自在に締結固定する一方、最下段の棚板
と筋交の下端部へ貫通された支柱継ぎ足しボルトには、
その棚板の下方から脚パイプ(F)を着脱自在に締結固
定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は物品収納棚における組立構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、書物やオーディオ製品、ビデオカセットテープ、置き時計、写真立て、 花瓶、その他の各種物品を陳列状態に収納するため、一般家庭の室内に据え立て 使用されている物品収納棚は、その典型例を示した図25から明白なように、予 じめ一定な背丈の門字型に折り曲げられた左右一対の金属製サイド枠支柱(1) と、化粧合板やその他の木質系天板(2)並びに棚板(3)とから成り、その天 板(2)と棚板(3)との両サイドエッジに付属一体化されているフック(4) (5)を、上記両サイド枠支柱(1)の水平な仕切り桟(6)へ上方から着脱自 在に係止させると共に、その両サイド枠支柱(1)の後面へX字型の金属製筋交 (7)を取り付け固定するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の物品収納棚では天板(2)と棚板(3)との各個 を両サイド枠支柱(1)へ、所謂ワンタツチ式の容易に着脱作業できる便利さが ある反面、その両サイド枠支柱(1)の背丈が予じめの一定に規制されているた め、これを使用者において高低調整することは不可能であり、その背丈の異なる 物品収納棚を改らためて購入せざるを得ない。
【0004】 又、両サイド枠支柱(1)が予じめ一定な背丈の門字型に曲成されているため 、その背丈の高ければ高い程、天板(2)や棚板(3)よりも大型の梱包ケース が必要となり、その梱包・輸送の経費上不利である。
【0005】 更に、筋交(7)が予じめ門字型に曲成された両サイド枠支柱(1)と別個独 立しており、その両サイド枠支柱(1)へ後付け使用されるようになっているば かりでなく、物品収納棚の後面以外には存在しないため、未だ捻り力に弱く、歪 み変形しやすい。その耐久的な組立強度に劣る結果、物品収納棚の背丈を高く定 めることにも自づと限界がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題の改良を目的としており、そのために物品収納棚の組 立構造として、角隅部に下向き開口する盲状の雌ネジが穿設された天板の1枚と 、その天板の各雌ネジへ下方から植え込み状態に締結される比較的短かい天板取 付ボルトの複数本と、角隅部にバカ孔が開口分布された棚板の複数枚と、その棚 板の各バカ孔へ垂直に貫通される比較的長い支柱継ぎ足しボルトの複数本と、上 下両端部に上記天板取付ボルトと支柱継ぎ足しボルトとの互換的な締結用となる 雌ネジが刻設された支柱パイプの複数本と、上下両端部に上記天板取付ボルトと 支柱継ぎ足しボルトとの互換的な貫通用となる座金片がほぼ平行に張り出し形成 された筋交の複数本と、少なくとも上端部に上記支柱継ぎ足しボルトとの締結用 となる雌ネジが刻設された脚パイプの複数本とを備え、
【0007】 上記天板と棚板との隣り合う上下相互間並びに棚板同志の隣り合う上下相互間 へ、支柱パイプと筋交とを各々介在させて、その支柱パイプ同志の隣り合う上下 一対づつを、各棚板のバカ孔と各筋交の座金片へ貫通される支柱継ぎ足しボルト により、その各棚板と各筋交とが何れも挟み付けられる状態として、且つ着脱自 在に締結固定すると共に、最上段の支柱パイプには天板と筋交の上端部とを、そ の筋交の座金片へ貫通される天板取付ボルトにより、上記筋交が挟み付けられる 状態として、且つ着脱自在に締結固定する一方、最下段の棚板と筋交の下端部へ 貫通された支柱継ぎ足しボルトには、その棚板の下方から脚パイプを着脱自在に 締結固定したことを特徴とするものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、その物品収納棚の第1 実施形態を示した図1〜15において、(T)(S)は1枚の天板と複数枚の棚 板であり、その何れも化粧合板やその他の木質材から一定寸法の長辺(幅)と短 辺(奥行)とを備えた悉く同じ平面視の長方形に作成準備されている。
【0009】 上記天板(T)の角隅部には下向き開口する一定深さの盲状雌ネジ(11)が 穿設されており、その各雌ネジ(11)へ天板取付ボルト(12)を下方から植 え込み状態に締結できるようになっている。天板取付ボルト(12)は図4のよ うに比較的短かく、その全長に亘って雄ネジが刻設された形態である。
【0010】 他方、上記天板(T)の角隅部と対応する各棚板(S)の角隅部には、バカ孔 (13)が開口分布されており、その各バカ孔(13)へ支柱継ぎ足しボルト( 14)を垂直に貫通させることができるようになっている。その支柱継ぎ足しボ ルト(14)は上記天板取付ボルト(12)よりも長く、図5のように各棚板( S)から張り出す上下両端部にのみ雄ネジを備えている。
【0011】 (P)は上記天板(T)と棚板(S)との隣り合う上下相互間並びに棚板(S )同志の隣り合う上下相互間へ、垂直状態に介在される支柱パイプの複数本であ って、金属パイプ材から一定長さに寸断されており、しかもその上下両端部には 図6から明白なように、上記天板取付ボルト(12)と支柱継ぎ足しボルト(1 4)との互換的な締結用となる雌ネジ(15)が刻設されている。
【0012】 又、(B)は同じく天板(T)と棚板(S)との隣り合う上下相互間並びに棚 板(S)同志の隣り合う上下相互間へ、その対角線となる傾斜状態に介在される 筋交の複数本であって、一定長さの金属板材から図7、8のような断面U字型に 折り曲げ補強されていると共に、その上下両端部がフラットな座金片(16)と して、相互のほぼ平行状態に張り出し形成されている。
【0013】 そして、その各筋交(B)の上下両端部に張り出す座金片(16)が、上記支 柱パイプ(P)と天板(T)との接合面又は同じく支柱パイプ(P)と各棚板( S)との接合面へ介挿設置され、そのバカ孔に上記天板取付ボルト(12)と支 柱継ぎ足しボルト(14)とを互換的に受け入れることとなる。
【0014】 (17)は上記筋交(B)の座金片(16)と対をなす如く、やはり支柱パイ プ(P)と天板(T)との接合面又は同じく支柱パイプ(P)と各棚板(S)と の接合面へ介挿設置される別個な座金の複数枚であって、その接合面に段差が発 生することを防ぐ。
【0015】 更に、(F)は複数本の脚パイプであって、図9のような言わば支柱パイプ( P)を短かく輪切りした金属パイプ材から成り、その少なくとも上端部には上記 支柱継ぎ足しボルト(14)との締結可能な雌ネジ(18)が刻設されている。 その下端部にも同様な雌ネジ(18)を刻設することにより、上下の区別なく締 結使用できるように定めてもさしつかえない。
【0016】 本考案の物品収納棚は上記のような構成部品から、次の通りに組み立てられて いる。即ち、その組立順序を図10〜14に基いて説明すると、先ず天板(T) を図10、11のような裏向き状態に反転させて、その角隅部に開口露呈するこ ととなる雌ネジ(11)へ、天板取付ボルト(12)を各々植え込み状態に締結 固定する。
【0017】 そうすれば、その各天板取付ボルト(12)が天板(T)から張り出し垂立す ることになるので、これに引き続き支柱パイプ(P)の下端部を締結するのであ るが、その際物品収納棚の左右両側面においては図10から明白な通り、隣り合 う支柱パイプ(P)の前後相互間へ筋交(B)を介在させて、その各筋交(B) の下端部に張り出す座金片(16)と、これと前後の対をなす座金(17)とが 、何れも各支柱パイプ(P)と天板(T)との接合面へ挟み付けられることとな るように保つ。
【0018】 そして、上記各筋交(B)の上端部に張り出す座金片(16)と、これと前後 の対をなす別個な座金(17)とを図12のように、上記締結固定された各支柱 パイプ(P)の上端部に臨ませて、これらを上方から貫通する如く、その各支柱 パイプ(P)へ支柱継ぎ足しボルト(14)の下端部を垂直に締結固定する。
【0019】 次いで、その各支柱継ぎ足しボルト(14)へ図13のように、棚板(S)の 角隅部に開口分布するバカ孔(13)を、落し込み状態に貫通させるのであり、 そうすれば各支柱継ぎ足しボルト(14)が棚板(S)から張り出し垂立するこ とになるため、これに繰り返し支柱パイプ(P)の下端部を締結する。
【0020】 その際にも前回と同じく、物品収納棚の左右両側面においては、隣り合う支柱 パイプ(P)の前後相互間へ筋交(B)を介在させて、その各筋交(B)の下端 部に張り出す座金片(16)と、これと前後の対をなす別個な座金(17)とが 、何れも各支柱パイプ(P)と棚板(S)との接合面へ挟み付けられることとな るように保つのである。
【0021】 その後、棚板(S)同志の隣り合う上下相互間では、天板(T)と棚板(S) との隣り合う上下相互間について行なった上記作業と同じ作業を順次反復し、各 棚板(S)に貫通する支柱継ぎ足しボルト(14)を介して、支柱パイプ(P) の上下一対づつを締結固定してゆく。
【0022】 そうすれば、その各支柱継ぎ足しボルト(14)がやがて最下段となる棚板( S)のバカ孔(13)を貫通し、その棚板(S)から張り出し垂立することにな るため、これに脚パイプ(F)を締結固定することにより、必要な段数の物品収 納棚に組み立てて、その全体を最終的に表向き反転させれば良い。
【0023】 このような組立作業には特別な工具が不要であり、又上記支柱継ぎ足しボルト (14)や棚板(S)、筋交(B)などの使用数を増減することによって、使用 者が物品収納棚の背丈を希望通りに高低調整することもできる。尚、上記組立順 序の逆に作業すれば、その物品収納棚を使用者において分解できることは言うま でもない。
【0024】 図1〜3は合計3段に組み立て完成された本考案の物品収納棚を例示しており 、その前面が物品出し入れ口(O)として全開状態に保たれている。(W1)( W2)は隣り合う支柱パイプ(P)の前後相互間隔と左右相互間隔、(H)は天 板(T)と棚板(S)との隣り合う上下相互間隔並びにこれと同じ棚板(S)同 志の隣り合う上下相互間隔を示している。上記各脚パイプ(F)の下端部にはゴ ムや合成樹脂などの弾性材から成る別個な接地座(図示省略)を圧入使用しても 良い。
【0025】 図1〜3から明白なように、図例の物品収納棚では左右両側面に介在された筋 交(B)の傾斜方向性が、その隣り合う上下相互間での悉く同じ平行状態にある けれども、交互に逆となるクロス状態に配列させることが好ましい。物品収納棚 の歪み変形するおそれをますます効果的に防止できるからである。
【0026】 又、図例の物品収納棚では同じ一定長さの筋交(B)を兼用するため、その後 面の中途部にも上記天板取付ボルト(12)と支柱継ぎ足しボルト(14)の使 用によって、支柱パイプ(P)同志の隣り合う上下一対づつを平行な2列として 締結固定すると共に、その2列として平行に垂立する支柱パイプ(P)の隣り合 う左右相互間へ、筋交(B)を介在させている。その平行な支柱パイプ(P)の 隣り合う左右相互間隔(W3)が、上記した隣り合う支柱パイプ(P)の前後相 互間隔(W1)と等しく寸法化されていることは勿論である。
【0027】 つまり、天板(T)には角隅部の雌ネジ(11)のみならず、その一方の長辺 側へ偏倚した中途部にも、天板取付ボルト(12)との締結用となる左右一対の 雌ネジ(15)が穿設されており、又各棚板(S)にはやはり角隅部のバカ孔( 13)のなみらず、その一方の長辺側へ偏倚した中途部にも、支柱継ぎ足しボル ト(14)の貫通用となる左右一対のバカ孔(13)が開口形成されているので ある。
【0028】 そして、上記天板(T)の中途部に開口する雌ネジ(11)へ植え込まれた天 板取付ボルト(12)と、各棚板(S)の中途部に開口するバカ孔(13)へ貫 通された支柱継ぎ足しボルト(14)に対して、支柱パイプ(P)の上下両端部 が締結固定されていると共に、その支柱パイプ(P)と天板(T)との接合面又 は同じく支柱パイプ(P)と各棚板(S)との接合面に、やはり筋交(B)の座 金片(16)と座金(17)とが挟み付けられるようになっている。
【0029】 その場合、天板(T)と各棚板(S)の中途部に平行な2列として垂立する支 柱パイプ(P)の上下一対づつを締結した支柱継ぎ足しボルト(14)が、最下 段の棚板(S)から張り出す先端部には、脚パイプ(F)を締結固定してもさし つかえないが、これに代えて図2や図14から明白なように、脚パイプ(F)よ りも背低い別個な蝶ナット(19)を締結固定することが望ましい。
【0030】 但し、図2と対応する図15の部分変形実施形態から明白なように、天板(T )と各棚板(S)の角隅部に垂立する支柱パイプ(P)同志の隣り合う左右相互 間へ、その後面の対角線となる比較的長い筋交(B)を介在させても勿論良い。
【0031】 尚、図示省略してあるが、長さが異なる支柱パイプ(P)の複数本を組み合わ せて使用することにより、天板(T)と棚板(S)との隣り合う上下相互間隔( H)や棚板(S)同志の隣り合う上下相互間隔(H)が広狭変化する物品収納棚 として組み立てるように定めることも可能である。
【0032】 次に、図16〜19は本考案の第2実施形態に係る物品収納棚として、その組 立完成状態と組立順序を示しており、これでは1枚の天板(T)と複数枚の棚板 (S)とを悉く同じ平面視の正方形に作成すると共に、図15の上記実施形態に 準じて、天板(T)と各棚板(S)の角隅部に垂立する支柱パイプ(P)同志の 隣り合う左右相互間へ、その後面の対角線となる筋交(B)を介在させている。
【0033】 但し、その物品収納棚の後面に介在された筋交(B)が図15の上記実施形態 と異なって、左右両側面に介在されたそれらと同じ一定長さを備えていることは 、言うまでもない。
【0034】 更に、図20〜24は本考案の第3実施形態に係る物品収納棚として、やはり その組立完成状態と組立順序を示しており、これでは1枚の天板(T)と複数枚 の棚板(S)とを悉く同じ平面視の扇型に作成して、その円弧状の前面を物品出 し入れ口(O)として全開状態に保つと共に、残る平面視の直交状態にある左右 両側面へ、その対角線となる筋交(B)を介在させている。
【0035】 しかも、この第3実施形態の場合図24から明白な通り、最下段の棚板(S) についてのみ、その角隅部に開口分布するバカ孔(13)のほか、これを左右二 等分する仮想線(X−X)上での前端部に、上記天板取付ボルト(12)と同じ 脚パイプ取付ボルト(20)の植え込み締結用雌ネジ(21)を穿設して、その 雌ネジ(21)へ植え込み締結した脚パイプ取付ボルト(20)に対して、脚パ イプ(F)を締結固定することにより、物品収納棚の安定化を図っている。
【0036】 尚、第2、3実施形態におけるその他の構成とその組立順序は上記第1実施形 態と実質的に同一であるため、その図16〜24に図1〜15との対応符号を記 入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0037】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る物品収納棚の組立構造では、角隅部に下向き開口 する盲状の雌ネジ(11)が穿設された天板(T)の1枚と、その天板(T)の 各雌ネジ(11)へ下方から植え込み状態に締結される比較的短かい天板取付ボ ルト(12)の複数本と、角隅部にバカ孔(13)が開口分布された棚板(S) の複数枚と、その棚板(S)の各バカ孔(13)へ垂直に貫通される比較的長い 支柱継ぎ足しボルト(14)の複数本と、上下両端部に上記天板取付ボルト(1 2)と支柱継ぎ足しボルト(14)との互換的な締結用となる雌ネジ(15)が 刻設された支柱パイプ(P)の複数本と、上下両端部に上記天板取付ボルト(1 2)と支柱継ぎ足しボルト(14)との互換的な貫通用となる座金片(16)が ほぼ平行に張り出し形成された筋交(B)の複数本と、少なくとも上端部に上記 支柱継ぎ足しボルト(14)との締結用となる雌ネジ(18)が刻設された脚パ イプ(F)の複数本とを備え、
【0038】 上記天板(T)と棚板(S)との隣り合う上下相互間並びに棚板(S)同志の 隣り合う上下相互間へ、支柱パイプ(P)と筋交(B)とを各々介在させて、そ の支柱パイプ(P)同志の隣り合う上下一対づつを、各棚板(S)のバカ孔(1 3)と各筋交(B)の座金片(16)へ貫通される支柱継ぎ足しボルト(14) により、その各棚板(S)と各筋交(B)とが何れも挟み付けられる状態として 、且つ着脱自在に締結固定すると共に、最上段の支柱パイプ(P)には天板(T )と筋交(B)の上端部とを、その筋交(B)の座金片(16)へ貫通される天 板取付ボルト(12)により、上記筋交(B)が挟み付けられる状態として、且 つ着脱自在に締結固定する一方、最下段の棚板(S)と筋交(B)の下端部へ貫 通された支柱継ぎ足しボルト(14)には、その棚板(S)の下方から脚パイプ (F)を着脱自在に締結固定してあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を完全 に改良できる効果がある。
【0039】 即ち、本考案の上記構成によれば、天板(T)と棚板(S)との隣り合う上下 相互間並びに棚板(S)同志の隣り合う上下相互間へ、支柱パイプ(P)と筋交 (B)とを各々介在させて、その支柱パイプ(P)同志の隣り合う上下一対づつ を、各棚板(S)のバカ孔(13)と各筋交(B)の座金片(16)へ貫通され る支柱継ぎ足しボルト(14)により、その各棚板(S)と各筋交(B)とが何 れも挟み付けられる状態として、締結固定するようになっているため、全体とし て歪み変形し難く、捻り力に対抗できる高い組立強度の物品収納棚を得られるの である。
【0040】 しかも、上記支柱継ぎ足しボルト(14)や棚板(S)、筋交(B)などの使 用数を増減することにより、使用者において特別の工具を要することなく、物品 収納棚の背丈を希望通りに高低調整することができ、又梱包・輸送上最大でも天 板(T)や棚板(S)の大きさに小型コンパクト化し得る効果もある。
【0041】 更に、請求項2の構成を採用するならば、筋交(B)の座金片(16)並びに これとの対をなす座金(17)によって、支柱パイプ(P)と天板(T)との接 合面や同じく支柱パイプ(P)と各棚板(S)との接合面に発生する段差を無く せる効果がある。
【0042】 請求項3の構成を採用するならば、物品収納棚の後面と左右両側面に介在され た筋交(B)によって、その歪み変形のおそれをますます効果的に防止すること ができる。
【0043】 請求項4の構成を採用するならば、上記効果を達成できることに加えて、天板 (T)と各棚板(S)とを平面視の扇型に作成しつつも、その最下段の棚板(S )を左右二等分する仮想線(X−X)上での前端部に締結固定された脚パイプ( F)により、物品収納棚を安定良く据え立て使用できる効果もある。
【0044】 又、請求項5の構成を採用するならば、1枚の天板(T)と複数枚の棚板(S )ばかりでなく、その筋交(B)としても悉く同じ一定長さの複数本を兼用する ことができ、この種物品収納棚の量産効果に富み、実用向きであると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1実施形態の組立完成状態を示
す斜面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】天板取付ボルトを抽出して示す正面図である。
【図5】支柱継ぎ足しボルトを抽出して示す正面図であ
る。
【図6】支柱パイプを抽出して示す断面図である。
【図7】筋交を抽出して示す一部破断の側面図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】脚パイプを抽出して示す断面図である。
【図10】図1の組立過程を示す斜面図である。
【図11】図10の一部を拡大して示す斜面図である。
【図12】図10に続く組立過程を示す斜面図である。
【図13】図12に続く組立過程を示す斜面図である。
【図14】図13に続く組立過程を示す斜面図である。
【図15】図2に対応する部分変形実施形態を示す正面
図である。
【図16】図1に対応する第2実施形態の組立完成状態
を示す斜面図である。
【図17】図16の組立過程を示す斜面図である。
【図18】図17に続く組立過程を示す斜面図である。
【図19】図18に続く組立過程を示す斜面図である。
【図20】図1に対応する第3実施形態の組立完成状態
を示す斜面図である。
【図21】図20の組立過程を示す斜面図である。
【図22】図21に続く組立過程を示す斜面図である。
【図23】図22に続く組立過程を示す斜面図である。
【図24】図23に続く組立過程を示す斜面図である。
【図25】従来の物品収納棚を示す斜面図である。
【符号の説明】
(11)・雌ネジ (12)・天板取付ボルト (13)・バカ孔 (14)・支柱継ぎ足しボルト (15)・雌ネジ (16)・座金片 (17)・座金 (18)・雌ネジ (19)・蝶ナット (20)・脚パイプ取付ボルト (B)・筋交 (F)・脚パイプ (O)・物品出し入れ口 (P)・支柱パイプ (S)・棚板 (T)・天板

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】角隅部に下向き開口する盲状の雌ネジ(1
    1)が穿設された天板(T)の1枚と、 その天板(T)の各雌ネジ(11)へ下方から植え込み
    状態に締結される比較的短かい天板取付ボルト(12)
    の複数本と、 角隅部にバカ孔(13)が開口分布された棚板(S)の
    複数枚と、 その棚板(S)の各バカ孔(13)へ垂直に貫通される
    比較的長い支柱継ぎ足しボルト(14)の複数本と、 上下両端部に上記天板取付ボルト(12)と支柱継ぎ足
    しボルト(14)との互換的な締結用となる雌ネジ(1
    5)が刻設された支柱パイプ(P)の複数本と、 上下両端部に上記天板取付ボルト(12)と支柱継ぎ足
    しボルト(14)との互換的な貫通用となる座金片(1
    6)がほぼ平行に張り出し形成された筋交(B)の複数
    本と、 少なくとも上端部に上記支柱継ぎ足しボルト(14)と
    の締結用となる雌ネジ(18)が刻設された脚パイプ
    (F)の複数本とを備え、 上記天板(T)と棚板(S)との隣り合う上下相互間並
    びに棚板(S)同志の隣り合う上下相互間へ、支柱パイ
    プ(P)と筋交(B)とを各々介在させて、その支柱パ
    イプ(P)同志の隣り合う上下一対づつを、各棚板
    (S)のバカ孔(13)と各筋交(B)の座金片(1
    6)へ貫通される支柱継ぎ足しボルト(14)により、
    その各棚板(S)と各筋交(B)とが何れも挟み付けら
    れる状態として、且つ着脱自在に締結固定すると共に、 最上段の支柱パイプ(P)には天板(T)と筋交(B)
    の上端部とを、その筋交(B)の座金片(16)へ貫通
    される天板取付ボルト(12)により、上記筋交(B)
    が挟み付けられる状態として、且つ着脱自在に締結固定
    する一方、 最下段の棚板(S)と筋交(B)の下端部へ貫通された
    支柱継ぎ足しボルト(14)には、その棚板(S)の下
    方から脚パイプ(F)を着脱自在に締結固定したことを
    特徴とする物品収納棚の組立構造。
  2. 【請求項2】天板(T)と支柱パイプ(P)との接合面
    並びに各棚板(S)と支柱パイプ(P)との接合面へ、
    筋交(B)の座金片(16)と対をなす段差吸収用の座
    金(17)を介挿設置して、その座金(17)にも天板
    取付ボルト(12)又は支柱継ぎ足しボルト(14)を
    貫通させるように定めたことを特徴とする請求項1記載
    の物品収納棚の組立構造。
  3. 【請求項3】天板(T)と各棚板(S)とを悉く同じ平
    面視の正方形又は長方形に作成して、その天板(T)と
    棚板(S)との隣り合う上下相互間並びに棚板(S)同
    志の隣り合う上下相互間における前面を、物品出し入れ
    口(O)として全開状態に保つ一方、 残る後面と左右両側面に筋交(B)を、その傾斜方向性
    が隣り合う上下相互間での同じ平行状態又は交互に逆と
    なるクロス状態に介在させたことを特徴とする請求項1
    記載の物品収納棚の組立構造。
  4. 【請求項4】天板(T)と各棚板(S)とを悉く同じ平
    面視の扇型に作成して、その天板(T)と棚板(S)と
    の隣り合う上下相互間並びに棚板(S)同志の隣り合う
    上下相互間における円弧状の前面を、物品出し入れ口
    (O)として全開状態に保つ一方、 残るほぼ直交状態にある左右両側面へ筋交(B)を、そ
    の傾斜方向性が隣り合う上下相互間での同じ平行状態又
    は交互に逆となるクロス状態に介在させると共に、 最下段の棚板(S)を左右二等分する仮想線(X−X)
    上での前端部にも、脚パイプ(F)を天板取付ボルト
    (12)と同じ脚パイプ取付ボルト(20)の使用によ
    って締結固定したことを特徴とする請求項1記載の物品
    収納棚の組立構造。
  5. 【請求項5】天板(T)と各棚板(S)とを悉く同じ平
    面視の長方形に作成して、その天板(T)と棚板(S)
    との隣り合う上下相互間並びに棚板(S)同志の隣り合
    う上下相互間における前面を、物品出し入れ口(O)と
    して全開状態に保つ一方、 残る後面の中途部にも天板取付ボルト(12)と支柱継
    ぎ足しボルト(14)の使用により、支柱パイプ(P)
    同志の隣り合う上下一対づつを平行な2列として着脱自
    在に締結固定すると共に、 その2列として平行する支柱パイプ(P)の左右相互間
    にも筋交(B)を、その傾斜方向性が隣り合う上下相互
    間での同じ平行状態又は交互に逆となるクロス状態に介
    在させたことを特徴とする請求項1記載の物品収納棚の
    組立構造。
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