JP3055561U - 連続手摺りの連結装置 - Google Patents

連続手摺りの連結装置

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JP3055561U
JP3055561U JP1998005401U JP540198U JP3055561U JP 3055561 U JP3055561 U JP 3055561U JP 1998005401 U JP1998005401 U JP 1998005401U JP 540198 U JP540198 U JP 540198U JP 3055561 U JP3055561 U JP 3055561U
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handrail
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fitting
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continuous
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JP1998005401U
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博夫 内山
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アクセル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手摺りの連続性を損なわずに、手摺り構成部
材同士の連結や構成部材と壁面等との結合を可能とす
る。 【構成】 連続手摺りの構成部材11の横断面とほぼ同
形の外形を有し、構成部材端面に取り付けられる接続盤
12と、接続盤12とともに構成部材11の端面または
壁面等にねじ止めされる、構成部材11の横断面よりも
小さい嵌合片13とから成る結合手段を具備し、他の構
成部材11の端部に形成された嵌合部19に上記嵌合片
13を嵌め合わせることによって手摺り表面から何物も
はみ出させることなく連結又は結合を行なう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、連続手摺りの構成部材同士の連結や上記構成部材と壁面との結合の ための連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
階段や壁、ベランダの縁等に取り付けて人の移動の手助けとなる手摺りには、 途中で途切れることなく終始連続した連続手摺りがあり、特に高齢者の伝い歩き に効果があるものとして評価されている。これを横木状の部材によって構成する 場合、従来は手摺りの構成部材をブラケットの環の中に通してねじ止めする方法 が取られていた。このためブラケットによって手摺りの連続が中断し、それが手 摺りを伝う高齢者等に不安を抱かせ、ときには転例の原因を作る場合さえあり得 る。
【0003】 連続手摺りには質感に優れた木製材料が特に適するが、木製の手摺り構成部材 は中実の棒状体であるので、上記のような環状のブラケットに頼り勝ちとなる。 また木製材料は曲げ加工が容易とはいえない。このためコーナー部材を別材料で 形成した場合、連続性が質感においても損なわれるという問題も生じる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記のような事情に着目してなされたものであり、その課題は手摺り の連続性を損なわずに、手摺り構成部材同士の連結や構成部材と壁面等との結合 をなすことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、本考案は、連続手摺りの構成部材の横断面とほぼ 同形の外形を有し、構成部材の端面に接して取り付けられる接続盤と、上記接続 盤とともに構成部材の端面または壁面等にねじ止めされる、構成部材の横断面よ りも小さい嵌合片とから成る結合手段を具備し、上記嵌合片を他の構成部材の端 部に形成された嵌合部に嵌め合わせることによって、手摺り表面から何物もはみ 出させずに連結又は結合がなされるようにしたものである。
【0006】 手摺りの構成部材は木材またはそれと同等の質感を有する中実の棒状体である ことが望ましい。中実の棒状体である部材の端部に接続盤と嵌合片とから成る結 合手段をねじ止めすることは容易である。また連続性の効果もより顕著となる。 手摺りの構成部材と嵌合片とは嵌め合わせ後接着することができる。
【0007】 手摺り構成部材を固定するブラケットは、手でつかむのとは反対側でのみ構成 部材を支えるものであることが望ましい。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案に係る連続手摺りの連結装置は、連続手摺り10の構成部材11−1… 同士の連結や構成部材11−1…と壁面等との結合のための装置である。
【0009】 連続手摺りはすでに説明したように、壁の入隅や柱の出隅等に関らず、例えば 途切れることなく終始連続している手摺りを指す。このような手摺りの構成部材 は、主として直線等一定の形状寸法を有するもので、手摺りの主要部を構成する 第1の構成部材11−1と、コーナー部に使用されるなめらかに曲げられた第2 の構成部材11−2と、端部に使用される第3の構成部材11−3を有する。そ の他設置場所に応じて必要となるすべての構成部材も本考案の連続手摺りを構成 し得る。
【0010】 手摺り構成部材11−1…は木材またはそれと同等若しくは類似の質感を有す る材料からなる中実の棒状体が適する。木材と同等若しくは類似の質感を有する 材料としては、例えば合成樹脂に木粉を混合して形成した人工材料を使用するこ とができる。
【0011】 実施例では塩化ビニル樹脂におが屑乃至それよりも微細な木粉を混合して押し 出し成形したものを使用した。この人工材料は天然木と変わらない質感を持ち、 天然木と同様に切削加工及び曲げ加工可能であり、かつ接着も容易に行なえる。 特に曲げは加熱するだけで任意の形状に加工することができるので天然木よりも はるかに優れている。なお、図面では円形断面のものを記載しているけれども、 それに限定されないことはいうまでもない。
【0012】 このような手摺り構成部材11−1…を、本考案では、接続盤12と嵌合片1 3とから成る結合手段を用いて連結または結合する。接続盤12と嵌合片13と は別部材を組み合わせたものでも、一体構造のものでもどちらでも良い。
【0013】 図1〜図3に示す実施例1は接続盤12と嵌合片13とが別部材から成る例を 示す。他方、図11に示す実施例2は接続盤12と嵌合片13とが一体となった 構造を持つ結合手段の例を示す。
【0014】 接続盤12は、連続手摺りの構成部材11−1…の横断面とほぼ同形の外形を 有し、構成部材11−1…の端面に接して取り付けられる、盤状の部分である。 接続盤12は後述の嵌合片13の取り付けのために必要なもので、別部材の場合 嵌合片13の位置決めための係合部14と、ねじ15の通過のための小孔16と を有する。
【0015】 図示の実施例1における接続盤12は片面に上記係合部14を有し、かつ同面 の係合部以外に凹凸状の接触面17を有している。接触面17の凹凸はそこに連 絡乃至結合される相手部材の接触時に隙間を生じさせないように設けられる。ま た小孔16は1箇所と限らないが、図示の如く中央に十分太いねじ15を通す小 孔16を1箇所設ける構造により、構成部材11−1…へのねじ込みによる割れ をほぼなくすことができる。構成部材11−1…が十分太い場合には小孔16を 複数箇所形成し、複数個のねじ15を用いて1個または複数個の嵌合片13をね じ止めすることができる。
【0016】 例示の接続盤12は亜鉛のダイキャストによって製造されたものである。故に 手摺りをつかむ者は、接続盤12が同径であれば金属の冷たさを感ずることにな るが、厚さが極く薄いので、感触を損なうことはまずない。このように、接続盤 12は構成部材横断面と同一でなくても良く、小型化されたものや、滑らかであ れば僅かながら手摺り表面外へ出るものであっても良い。
【0017】 前述の嵌合片13は、接続盤12とともに構成部材11−1…の端部または壁 面等にねじ止めされる、構成部材11−1…の横断面よりも小さい部分である。 故に嵌合片13は木ねじ等のねじ15をねじ込み可能な木材等の材料か或いはね じ15を通す孔を有するものである。またねじ止めによって構成部材11−1… の端面と嵌合片13に食い込む小突起18を接続盤12の両面に夫々設けること ができる。なお、例示の嵌合片13は構成部材11−1…と同材質の木片または 類似物からなる。
【0018】 上記嵌合片13は、他の構成部材11−1…の端部等に形成された嵌合部19 に嵌め合わされる。したがって嵌合部19は嵌合片13と動かないように密に嵌 まり合う。このような嵌合部19は構成部材11−1…の一端部に付属し、他の 一端部には前記の嵌合片13と接続盤12とから成る結合手段が具わる構成を有 し、それが基本となることは容易に理解されるであろう。
【0019】 かくして、嵌合片13を他の構成部材等の嵌合部19に嵌め合わされることに よって、手摺り表面から何物もはみ出させずに、連結または結合がなされるよう になり、さらに嵌合部19と嵌合片13の部分は接着される。なお、この説明で は構成部材同士をつなぐことについて連結と呼び、構成部材11−1…と壁面等 異なる部材とのつなぎを結合と呼んでいる。
【0020】 上記の手摺り構成部材11−1…を支持するにはブラケットを使用するが、本 考案で使用するブラケット20は、手でつかむ側とは反対側でのみ構成部材11 −1…を支えるものが良い。例示のブラケット20はアーム21の両端部に取り 付けのための継ぎ手22、23を有するJ字型(T字型、I字型等でも良い。) とされている。
【0021】 このような構成部材11−1、11−2、11−3…を本案連結装置を用いて 連結し、終始連続した連続手摺り10を構成することができるが、この例を二、 三示すと図6以下の通りとなる。図6は壁等の手摺り取り付け部24にブラケッ ト20で取り付けられた直線状の第1の構成部材11−1のみからなる連続手摺 り10の例を示す。各構成部材11−1同士は一端部の嵌合部19と他の一端部 の嵌合片13とが凹凸嵌合し、連結部には薄板状の接続盤12が介在するだけな ので、全くといって良い程邪魔になるような凹凸のない連続手摺り10となる。 端部では接続盤12と嵌合片13とを突きあたり状の取り付け部25にねじ止め しておき、そうして形成された嵌合片13に構成部材11の嵌合部19を嵌め合 わせるようにする。
【0022】 図7は手摺り取り付け部24に端部用の第3構成部材11−3と第1の構成部 材11−1とを用いて連続手摺り10を構成した例を示す。第3の構成部材11 −3の取り付け部24への取り付けは、図2に示されているが、端部の取り付け から前記同様に行ない、その後連結端部にて第1の構成部材11−1と連結する 。ブラケット20とは、上記接続のあとで結合する。
【0023】 図8は、いわゆる入り隅26と出隅27を持った取り付け部24への連続手摺 り10の設置例を示す。この例では各隅26、27にはコーナー部用の第3の構 成部材11−3が配置され、それらを、本装置を用いて、第1の構成部材11− 3により接続して行く構成が取られる。連結の態様は、前記図6、図7の場合と 同様で良い。
【0024】 図9、図10は水平な連続手摺りにほぼ直交する垂直な手摺りを連結する設置 例を示す。主構成部材11−4が円形棒状の如く、端部構成部材11−5を直接 接続し難い場合主構成部材11−4に適合可能な補助構成部材11−6を介在さ せ、同部材11−6に接続盤12と嵌合片13とから成る結合手段を設ける。そ の嵌合片13と嵌まり合う嵌合部19を持った端部構成部材11−5により、T 字交叉型の連結が完成する。
【0025】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成され、かつ作用するものであるから、連続手摺りの構 成部材同士の連結部に、手摺りの連続を損なう構造を介在させることがなく、滑 らかに連続した手摺りを設置することができ、しかも構成部材の一方の端部に嵌 合片と接続盤とから成る結合手段をねじ止めし、それを他方の端部の嵌合部と嵌 め合わせ接着することにより、表面に実用上邪魔にならないはみ出しを生じさせ ない連結が得られるので作業性も良好であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る連続手摺りの連結装置の実施例1
を示す分解斜視図。
【図2】手摺り取り付け部の一部を拡大して示す平面
図。
【図3】本考案による連結部の1例を拡大して示す縦断
面図。
【図4】(a)接続盤の正面図。 (b)接続盤の背面図。
【図5】本考案による連続手摺りの1例を示す平面図。
【図6】本考案による設置例の1を示す平面図。
【図7】本考案による設置例の2を示す平面図。
【図8】本考案による設置例の3を示す平面図。
【図9】本考案による連結部の他の例を示す斜視図。
【図10】図9の例の設置状態を示す正面図。
【図11】本考案に係る装置の実施例2を拡大して示す
断面図。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続手摺りの構成部材同士の連結や上記
    構成部材と壁面との結合のための装置であって、連続手
    摺りの構成部材の横断面とほぼ同形の外形を有し、構成
    部材の端面に接して取り付けられる接続盤と、上記接続
    盤とともに構成部材の端面または壁面等にねじ止めされ
    る、構成部材の横断面よりも小さい嵌合片とから成る結
    合手段を具備し、上記嵌合片を他の構成部材の端部に形
    成された嵌合部に嵌め合わせることによって、手摺り表
    面から何物もはみ出させずに連結又は結合がなされるよ
    うにしたことを特徴とする連続手摺りの連結装置。
  2. 【請求項2】 手摺りの構成部材は木材又はそれと同等
    の質感を有する材料からなる中実の棒状体であり、接続
    盤と嵌合片とから成る結合手段は上記棒状体の端部にネ
    ジ止めされる構成を有する請求項1記載の連続手摺りの
    連結装置。
  3. 【請求項3】 手摺り構成部材を固定するために、手で
    つかむのとは反対側でのみ構成部材を支えるブラケット
    を使用可能な請求項1記載の連続手摺りの連結装置。
JP1998005401U 1998-07-03 1998-07-03 連続手摺りの連結装置 Expired - Lifetime JP3055561U (ja)

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