JP3055490B2 - 圧電トランスおよびその駆動方法 - Google Patents

圧電トランスおよびその駆動方法

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JP3055490B2
JP3055490B2 JP12981297A JP12981297A JP3055490B2 JP 3055490 B2 JP3055490 B2 JP 3055490B2 JP 12981297 A JP12981297 A JP 12981297A JP 12981297 A JP12981297 A JP 12981297A JP 3055490 B2 JP3055490 B2 JP 3055490B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は電子装置において交
流電圧を変圧する圧電トランスに関する。
【0001】
【従来の技術】液晶バックライト光源には冷陰極管が用
いられており、従来は冷陰極管点灯用インバーターの昇
圧用トランスとして電磁トランスが用いられていた。そ
して、近年ノートPCの狭額縁化の傾向から、インバー
ターの小型化が要求されている。しかし、電磁トランス
の場合、磁性体のコアに導線を巻き付ける構造になって
いることから小型化にも限界があり、電磁トランスの代
わりに圧電トランスが用いられるようになってきた。
【0002】米国特許第2,830,274号に示され
ている従来の圧電トランスその1の斜視図を図9に記
す。図9に示す圧電トランスでは直方体の圧電体1の左
半分の上下面に入力電極11(上部)及び入力電極12
(下部)がそれぞれ設けられており、右端面に出力電極
23が設けられている。そして、入力電極11、12か
ら出力電極23の長手方向に右半分を分極し、入力電極
12から入力電極11の厚み方向に左半分を分極する
(図中の矢印参照)。
【0003】この圧電トランスの入力電極11、12と
出力電極23の電極取り出しは、それぞれの電極上に直
接リード線6が接続され電気的接続が確保されている。
【0004】入力電極11と入力電極12の間に長手方
向の2次モードの縦振動の共振周波数の交流電圧を印加
することにより長手方向に振動し、長手方向端部の出力
電極23に高電圧が発生する。
【0005】以上のリード線を含めた圧電トランスを、
従来の圧電トランスその1とする。
【0006】次に、上記圧電トランスを改善したものと
して、特開平7−326805号に示されている圧電ト
ランスの斜視図を図10に記す。図10に示す圧電トラ
ンスでは、直方体の圧電体1の左半分の上下面に入力電
極11(上部)及び入力電極12(下部)がそれぞれ設
けられており、右端面に出力電極23が設けられてい
る。そして、上面に出力電極23と電気的に接続された
出力電極24が設けられている。また、出力電極24と
圧電体1の間に絶縁膜が設けられた構造もある(図示せ
ず)。そして、入力電極11、12から出力電極23、
24の長手方向右半分を分極し、入力電極12から入力
電極11の厚み方向に左半分を分極する。
【0007】この圧電トランスの入力電極11、12お
よび出力電極24の電極取り出しは、各電極上の長手方
向の振動の節部にリード線6が接続される。以上のリー
ド線を含めた圧電トランスを、従来の圧電トランスその
2とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧電トランスそ
の1では、出力電極部分の振動が一番大きいため、出力
電極からの電極取り出しリード線が振動を阻害し、昇圧
比・効率の低下など圧電トランスの特性上問題がある。
また別の問題として、出力電極取り出しリード線の接合
部の振動が大きいため、リード線接合部の信頼性が著し
く低下するという問題がある。
【0009】従来の圧電トランスその2は、前述の従来
の圧電トランスその1の改善例である。従来の圧電トラ
ンスその2では、理論的には振動しない箇所である振動
の節部に電極を設けて出力電極との電気的接合を確保す
ることにより、振動の節部からの電極取り出しが可能と
なり、前述の従来の圧電トランスその1の問題が解消さ
れる。
【0010】しかし振動の節部からリード線を取り出す
ための電極を発電部の長手方向に設けているため、分極
方向が長手方向に平行とはならず、分極状態に歪みが生
じる。その結果として、昇圧比・効率の低下が生じる。
また振動レベルが高い場合、圧電体のクラック・割れが
発生する。
【0011】また、振動の節部からリード線を取り出す
ため、発電部の長手方向に設けられている電極が、電気
的接合振動レベルの高い個所にあるため、長時間振動ま
たは高レベル振動にともなう劣化によりOPEN破壊
し、圧電トランスとして動作しなくなる。
【0012】また、振動の節部からリード線を取り出す
ため、発電部の長手方向に設けられた電極と圧電体の間
の絶縁膜には、圧電トランス動作時に非常に高い電位差
が発生する。そのため、長時間振動または高レベル振動
にともなう非常に高い発生電位差に起因する劣化によ
り、絶縁膜の絶縁抵抗値が劣化し、昇圧比が低下する。
【0013】さらに従来の圧電トランスその1・その2
の共通の問題点として、昇圧比を高くするために圧電体
の厚みを薄くした場合、端面・側面への出力電極の形成
や端面・側面電極からの電極取り出しが技術的に難しい
ので生産性が低下し、また効率も低下する。
【0014】本発明の目的は、圧電トランスの特に発電
部における電極の取り出しに関し、トランス駆動時にお
いても、振動を阻害することなく、また、振動にともな
いリード線と電極との接合部の劣化が生じないような電
極構造にすることにより、高いトランス特性と信頼性を
有する圧電トランスを提供することにある。
【0015】また、同様な電極構成で、駆動部の電極を
積層した構造にすることにより、高い昇圧比を有する圧
電トランスを提供することにある。
【0016】さらに、同様の電極構成にすることにより
生産性の高い圧電トランスを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の圧電トランス
は、長板状の圧電体と複数の内部電極とを交互に積層し
てなる圧電トランスにおいて、上記圧電体を長手方向の
縦振動の機械共振の波長λの1/2の距離で二つの領域
に区切り、一方を駆動部、他方を発電部とし、上記駆動
部の電極は、上下面に設けられた電極と前記複数の内部
電極とからなり、上記内部電極のうち、偶数番目の層の
内部電極と奇数番目の層の内部電極を、それぞれ交互に
接続する電極を側面に設け、上記駆動部を厚み方向に分
極し、上記発電部の電極は、上下面のどちらか一方の上
記長手方向の縦振動の節部に設けられた帯状電極からな
り、上記発電部を長手方向に分極したことを特徴とす
る。
【0018】また、本発明の圧電トランスは、上記発電
部の電極が、上下面の両方の上記長手方向の縦振動の節
部に設けられた帯状電極からなることを特徴とする。ま
た、上記発電部の電極が、さらに上記長手方向の縦振動
の節部に内部帯状電極を設けたことを特徴とする。そし
て、上記発電部の電極が、さらに長手方向の縦振動の節
部に上記上下面に設けられた帯状電極と内部帯状電極を
全層接続する帯状電極を側面に設けたことを特徴とす
る。
【0019】さらに本発明の圧電トランスは、長手方向
の縦振動の節部において支持されていることを特徴とす
る。
【0020】また、圧電トランスの駆動方法として、圧
電体の長手方向の縦振動の共振波長λの交流電圧を入力
部に印加して駆動することを特徴とする。
【0021】本発明によれば、出力電極を帯状電極とし
て、長手方向の縦振動の節部に設けることにより、分極
の方向に従来のようなゆがみを生じることがなく、分極
方向が長手方向と平行になり、昇圧比・効率の向上が図
れる。また、振動の節部に電極を有し、その個所よりリ
ード線を引き出すことができることから、圧電トランス
の振動にともなうリード線と電極の接合部の劣化が著し
く小さくなり、接合部の信頼性が向上する。
【0022】また、駆動部の電極を積層構造にすること
により、電極間隔を狭くできることから、単板のものに
比べ、昇圧比を向上させることができる。
【0023】さらに、同様の電極構成にすることにより
電極形成時間が短縮され、生産性を向上させることがで
きる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に本発明の幾つかの実施の形態
の構造・製造方法・動作について、図面を参照して説明
する。
【0025】(第1の実施の形態)図1は、本発明の圧
電トランスを示す斜視図である。図1に示す圧電トラン
スでは長板状圧電体1の左半分の上下面に入力電極11
(上部)と入力電極12(下部)、そして、右半分の上
下面の長手方向の振動の節部に当たる位置に出力電極2
1が導電材料により設けられている。入力電極11、1
2から出力電極21の長手方向に、そして、入力電極1
2から入力電極11の厚み方向にそれぞれ分極されてい
る。
【0026】図8は、支持付き圧電トランスを示す斜視
図である。長手方向の振動の節部に、絶縁材料で構成さ
れるリング状の支持部材5が固着されており、各電極に
はそれぞれ支持部材5に局部的に設けられた導通領域6
1を通じて電極取出しリード線6が接続される。図示の
ごとく上下の出力電極21を側面に設けられた出力電極
21bを介して導通しておけばリード線6は一本で済
む。または発電部側の指示部材のみを導電体で形成すれ
ば側面の出力電極は不要となる。
【0027】次に第1の実施の形態の圧電トランスの製
造方法を説明する。図1に示す圧電トランスでは、長板
状の圧電体1の左半分の上下面に入力電極11(上部)
及び入力電極12(下部)、そして、右半分の上下面の
長手方向の振動の節部に当たる位置に出力電極21を導
電ペーストの焼き付け処理により形成する。そして、電
極が形成された長板状の圧電体を恒温槽内またはオイル
中にて高温になじませた後、入力電極11、12から出
力電極21の間に電圧を印加し、分極処理を行う。同様
に、入力電極12から入力電極11の間の分極処理を行
う。
【0028】第1の実施の形態の圧電トランスの動作を
説明する。図1に示す圧電トランスの左半分を駆動部1
00、右半分を発電部200とし、図1に示す圧電トラ
ンスの駆動部である左半分の上下面の入力電極11(上
部)と入力電極12(下部)の間に、圧電体の長手方向
の2次モードの共振周波数の交流電圧を印加すると、電
気機械結合係数K31を介する圧電横効果31モードによ
り長手方向の縦振動が発生する。その縦振動は発電部に
伝わり、その結果として電気機械結合係数K33を介する
圧電縦効果33モードにより、発電部である右半分の上
下面の出力電極21に高出力電圧が発生する。
【0029】(第2の実施の形態)図2は本発明の第2
の実施の形態の圧電トランスの構造を示す斜視図であ
る。図2に示す圧電トランスの左半分が駆動部、右半分
が発電部である。駆動部の電極は、図3に示すように駆
動部の上下面に設けられた表面電極と内部電極が、側面
電極によりそれぞれ一層おきに電気的に接続された構造
をもつ。発電部の電極は、図2および図4に示すように
発電部の上下面に設けられた表面電極と内部電極が、
手方向の縦振動の節部に同幅で帯状に形成されており、
同幅の側面電極により全層電気的に接続された構造をも
つ。各電極は、導電材料により構成される。入力電極1
1a、12aから出力電極21aの長手方向に、そし
て、入力電極12aから入力電極11aの厚み方向に分
極されている。支持構造に関しては、前記されている第
1の実施の形態の内容と同様に行う。
【0030】次に第2の実施の形態の圧電トランスの製
造方法を説明する。まず、圧電体のグリーンシートを製
造し、そのグリーンシート上に導電ペーストの印刷によ
り内部電極を形成する。その後、適当な大きさにグリー
ンシートを打ち抜き、圧電体と内部電極が所望の構造に
なるようにグリーンシートを重ね合わせ、プレスを行
い、プレス体(圧電体と内部電極)を一体焼結する。そ
のため、上記内部電極の材料は圧電体と一体焼結可能な
材料を用いる。その後、表面電極を導電ペーストの焼き
付け処理により形成する。なお、出力電極として、図4
の側面の電極21bを設けずに図5のように内部電極2
2が電気的に独立した構成も考えられる。
【0031】また、グリーンシート法以外の積層方法、
すなわち、両面に電極を有する圧電単板を、接着剤やは
んだ或いは電極材などで貼り合わせて積層する方法を用
いても良い。
【0032】また、分極処理に関しては、前述した第1
の実施の形態の内容と同様に行う。
【0033】次に第2の実施の形態の圧電トランスの動
作を図2の斜視図を用いて説明する。図2に示す圧電ト
ランスの駆動部である左半分の上下面の入力電極11a
(上部)と入力電極12a(下部)の間に、圧電体の長
手方向の2次モードの共振周波数の交流電圧を印加する
と、電気機械結合係数K31を介する圧電横効果31モー
ドにより長手方向の縦振動が発生する。その縦振動は発
電部に伝わり、その結果として電気機械結合係数K33を
介する圧電縦効果33モードにより、発電部である右半
分の上下面の出力電極21aに高出力電圧が発生する。
【0034】
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例1の圧電トランスの構造お
よび製造方法を説明する。図1は、本発明の実施例1の
圧電トランスを示す斜視図である。
【0035】PZT(Pb−ZrO3 −PbTiO3 )
系圧電体ブロックから、最終的な外形寸法が42mm×
6.3mm×1mmの長板状になるように、機械加工
後、表面研磨によって寸法ならびに各面間の平行・直角
度を調整し、圧電体1を作製した。
【0036】次に、圧電体1の左半分の上下面に21m
m×6.3mmの大きさの入力電極11(上部)及び入
力電極12(下部)を、そして、右半分の上下面の長手
方向の振動の節部に当たる位置を中心に1mm×6.3
mmの大きさの出力電極21を、Ptペーストをスクリ
ーン印刷にて印刷し、焼き付け処理を行うことにより形
成した。
【0037】その次に、温度・340℃の恒温槽中にお
いて、入力電極11、12と出力電極21の間に電圧・
2.6kVを印加し、印加を続けたまま除冷して、50
℃以下になったら電圧の印加を止めることにより、発電
部を分極した。
【0038】そして、温度・160℃の絶縁油中におい
て、約5分予熱した後、電圧・3kVを約20分間印加
することにより、駆動部を分極した。なお、絶縁油から
取り出した後は、エタノールにて拭き取り洗浄を行なっ
た。
【0039】以上のように分極処理したあと、各電極に
リード線6のはんだ付けを行い、100kΩ(5W)の
抵抗を負荷として、入力電極11と入力電極12の間に
電圧30Vrms の正弦波を印加したところ、出力電極2
1には352Vrms の電圧が発生し、負荷には3.57
mAの電流が流れ、昇圧比11.8であった。
【0040】尚、上記出力電極21を図7に示すように
上下面のどちらか一方にのみ設けた圧電トランスも同等
の特性が得られた。
【0041】また、生産性向上の点では、電極形成に要
する工程は従来の2/3の時間で行うことができた。
【0042】(実施例2)本発明の第2の実施の形態の
具体例を図2を参照して説明する。
【0043】PZT(Pb−ZrO3 −PbTiO3 )
系圧電体粉末をバインダと共に溶媒中に分散して製造し
た泥漿を用いて、支持体となるポリエステルフィルムに
約20μmの厚さの均一な圧電体シートをキャスティン
グ法により形成した。その後、圧電体シートを所定の大
きさに打ち抜くことにより圧電体シート片を得た。次
に、圧電体シート片の表面上の所定の位置に、所定のパ
ターンで、厚さが約2〜3μmになるように、スクリー
ン印刷法にて、Ptペーストを印刷することにより、内
部電極13、22を形成した内部電極形成圧電体シート
片を作成した。こうして作成した内部電極形成圧電体シ
ート片を内部電極が印刷された位置にしたがってさらに
打ち抜いた後、内部電極が印刷されていない圧電体シー
ト片も同じ大きさに打ち抜き、プレス用金型に内部電極
が印刷されていない圧電体シート片と内部電極形成圧電
体シート片を交互に、25枚、1枚、24枚、1枚、2
5枚と積層し、加熱プレスを行った。こうして得られた
積層圧電プレス体を内部電極パターンにしたがって、切
断することにより圧電トランスの生プレス体を得た。そ
して、この積層圧電生プレス体を温度:約300℃、時
間:12時間の条件で脱バインダ処理し、温度:約12
00℃、時間:8時間の条件で焼成することにより、表
面電極の無い圧電トランスの焼結体を得た。内部電極出
しおよび寸法と平行度の調整のため研磨加工を行い、入
力電極11a、11b、12a、12b、出力電極21
a、21bをPtペーストのスクリーン印刷および焼き
付け処理(温度・750℃、時間・10分)により形成
し、積層構造の圧電トランスを得た。
【0044】実施例1と同様にして、入力電極11aと
入力電極12aの間に電圧・10Vrms を印加したとこ
ろ、出力電極21aには電圧・320Vrms が発生し、
負荷には3.02mAの電流が流れ、昇圧比32であ
り、実施例1のものより約3倍高い昇圧比が得られた。
【0045】また、出力電極として、図6に示すように
内部電極を設けず出力電極21a、21bのみ設けた圧
電トランス、または図7に示すような出力電極21aを
上下面のどちらか一方にしか設けなかった圧電トランス
も同様に評価したところ、ほぼ同等の特性が得られた。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧電トラ
ンスは出力側の電極を長手方向の振動の節部に設けるこ
とにより、トランス駆動時においても、振動を阻害する
ことなく、また、振動によるリード線と電極との接合部
の劣化が生じることなく、高いトランス特性と信頼性が
得られる効果がある。
【0047】また、入出力電極が上下電極のみで構成さ
れているため、量産性に優れた圧電トランスを得られる
という効果がある。
【0048】さらに、同様な電極構成で、駆動部の電極
を積層した構造にすることにより、高い昇圧比が得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による圧電トランス
を示す斜視図。
【図2】本発明の第2の実施の形態による圧電トランス
を示す斜視図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】図2のB−B断面図その1。
【図5】図2のB−B断面図その2。
【図6】図2のB−B断面図その3。
【図7】図2のB−B断面図その4。
【図8】図1の圧電トランスに支持部材を付加した構成
を示す斜視図。
【図9】従来の圧電トランスその1を示す斜視図。
【図10】従来の圧電トランスその2を示す斜視図。
【符号の説明】
1 圧電体 2 圧電素子 5 支持部材 6 リード線 11、11a、11b、12、12a、12b、13
入力電極 21、21a、21b、22、23、24 出力電極 61 導通領域 100 駆動部 200 発電部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 41/107 H01L 41/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長板状の圧電体と複数の内部電極とを交
    互に積層してなる圧電トランスにおいて、前記圧電体を
    長手方向の縦振動の機械共振の波長λの1/2の距離で
    二つの領域に区切り、一方を駆動部、他方を発電部と
    し、前記駆動部の電極は、上下面に設けられた電極と前
    記複数の内部電極とからなり、前記複数の内部電極のう
    ち、偶数番目の層の内部電極と奇数番目の層の内部電極
    を、それぞれ交互に接続する電極を側面に設け、前記駆
    動部を厚み方向に分極し、前記発電部の電極は、上下面
    のどちらか一方の前記長手方向の縦振動の節部に設けら
    れた帯状電極からなり、前記発電部を長手方向に分極し
    たことを特徴とする圧電トランス。
  2. 【請求項2】 前記発電部の電極が、上下面の両方の前
    記長手方向の縦振動の節部に設けられた帯状電極からな
    ることを特徴とする請求項1に記載の圧電トランス。
  3. 【請求項3】 前記発電部の電極が、さらに前記長手方
    向の縦振動の節部に内部帯状電極を設けたことを特徴と
    する請求項2に記載の圧電トランス。
  4. 【請求項4】 前記発電部の電極が、さらに長手方向の
    縦振動の節部に前記上下面に設けられた帯状電極と内部
    帯状電極を全層接続する帯状電極を側面に設けたことを
    特徴とする請求項3に記載の圧電トランス。
  5. 【請求項5】 前記圧電体はその圧電体の長手方向の縦
    振動の節部において支持されていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1つに記載の圧電トランス。
  6. 【請求項6】 長板状の圧電体と複数の内部電極とを交
    互に積層してなる圧電トランスにおいて、前記圧電体を
    長手方向の縦振動の機械共振の波長λの1/2の距離で
    二つの領域に区切り、一方を駆動部、他方を発電部と
    し、前記駆動部の電極は、上下面に設けられた電極と前
    記複数の内部電極とからなり、前記複数の内部電極を一
    層置きに上下何れかの電極に接続する電極を側面に設
    け、前記駆動部を厚み方向に分極し、前記発電部の電極
    は、上下面のどちらか一方の前記長手方向の縦振動の節
    部に設けられた帯状電極からなり、前記発電部を長手方
    向に分極したことを特徴とする圧電トランス。
  7. 【請求項7】 前記圧電体の長手方向の縦振動の共振波
    長λの交流電圧を入力部に印加して駆動することを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の圧電トラン
    スの駆動方法。
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JP3737677B2 (ja) * 1999-06-07 2006-01-18 松下電器産業株式会社 圧電トランスの駆動回路、及び、圧電トランスを用いた冷陰極管駆動装置

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