JP2904137B2 - 積層型圧電トランス - Google Patents

積層型圧電トランス

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動部が積層構造
の積層型圧電トランスに関し、特に、長さ方向3次モー
ドの機械共振で駆動する積層型圧電トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばテレビジョンの偏向装置や複写機
の帯電装置などのような高電圧を必要とする装置内の電
源回路には、高電圧発生用の変圧素子として、従来、巻
線型の電磁トランスが用いられてきた。この電磁トラン
スは、磁性体のコアに導線を巻き付けた構造で、高い変
成比を得るには巻き付ける導線の数を多くする必要があ
る。そのため、小型の電磁トランスを実現するのは非常
に困難であった。
【0003】これに対し、圧電効果を用いた圧電トラン
スが提案されている(例えば、シー.エー.ローゼン
(C.A.Rosen),「セラミック トランスフォ
ーマ」(Ceramic Transformer),
プロシーディング オブ エレクトロニック コンポー
ネント シンポジウム 1957(Proc.of E
lectronic Component Sympo
sium(1957),第256〜211頁)。図3
に、代表的な圧電トランスであるローゼン型圧電トラン
スの、一例の斜視図を示す。図3を参照して、セラミッ
ク製の長板状圧電板310が長さ方向に亘って、駆動部
31と発電部32との二つに二等分されている。駆動部
31は圧電板の厚さ方向に分極しており、上下両面のそ
れぞれには、電極311,312(隠れて見えない)が
駆動部の全域に拡がって設けられている。発電部32は
圧電板の長さ方向に分極しており、長さ軸に垂直な端面
に電極315が設けられている。
【0004】この圧電トランスで昇圧を行うには、駆動
部の上下二つの電極311,312の間すなわち、入力
端子317,318の間に外部から交流電圧einを与え
る。駆動部31は上記の交流入力電圧einに応じて、圧
電横効果により長さ方向に振動する。これにより圧電板
310に長さ方向の振動が生じ、発電部32にはその振
動による圧電縦効果により、駆動部の電極311又は3
12と発電部端面の電極315との間(この場合は、電
極312と電極315との間)つまり、出力端子31
7,319の間に、入力電圧einと同じ周波数の昇圧さ
れた電圧eout が生じる。ここで、上記の交流入力電圧
inの周波数を圧電板310の長さ方向の機械共振の周
波数と等しくしておけば、非常に高い出力電圧が得られ
る。図3に示すトランスは、上記の共振を1次モードつ
まり、圧電板の長さをLとし、交流入力電圧einの波長
をλとしてL=1・(λ/2)で駆動するトランスであ
る。
【0005】ところで、図3に示す圧電トランスは上述
のように、1次モードで駆動するものであり、長さ方向
の両端面は機械共振の腹にあたる。そして、その共振の
腹に、発電部の電極315が設けられていることにな
る。従って、発電部の端面電極315に対する出力端子
319との接続点は必然的に、圧電板の長さ方向の機械
共振の腹に位置することになる。その結果、例えばリー
ド線と電極315とのはんだ付けのような電極上の接続
構造が圧電板の振動を阻害し、トランス効率の低下を招
いたり或いは、リード線が過大な振動を受けて切断する
など、トランスの性能や接続の信頼性の低下のような障
害が起る。そこで、上記の障害を避けるために、長さ方
向3次モードの機械共振で駆動する圧電トランスが提案
された。
【0006】図4に、ローゼン型3次モードの圧電トラ
ンスの斜視図を示す。図4を参照して、圧電板410が
長さ方向に亘って順に、駆動部41L,発電部42,駆
動部21Rの三つに三等分されている。駆動部41L
は、図3に示す1次モードのトランスにおけると同様
に、圧電板の厚さ方向に分極しており、その上下両面に
は電極411,412(図示せず)が形成されている。
駆動部41Rも同様に厚さ方向に分極しており、上下両
面には電極413,414(図示せず)を備えている。
一方、発電部42は、その表面の長さ方向の中央の位置
に幅方向に延びる帯状の電極415を備えており、その
中央の電極415を挟む左右両側の部分は、長さ方向で
互いに逆向きに分極している。
【0007】このトランスで昇圧を行うには、二つの駆
動部41L,41Rの上面の電極411,413どうし
を接続して入力端子418に接続する。又、下面の電極
412,414どうしを接続して入・出力端子417に
接続する。一方、発電部の帯状電極415を出力端子4
19に接続する。そして、入力端子417,418の間
に外部から交流電圧einを入力して圧電板410に長さ
方向の振動を生じさせる。発電部42には上記の圧電板
の長さ方向の振動に応じて、駆動部の電極411,41
3又は電極412,414と発電部42の電極415と
の間(この場合は、電極415と電極412,414の
間)すなわち出力端子417,419の間に昇圧電圧が
生じる。ここで、交流入力電圧einの周波数を、上記圧
電板の長さ方向3次モードの機械共振の周波数すなわ
ち、L=3・(λ/2)に選ぶ。このようにすると、駆
動部の電極411,413と入力端子418との接続点
および電極412,414と入・出力端子417との接
続点を、各駆動部41L,41Rの長さ方向の中心に選
ぶと、それらの接続点をそれぞれ、圧電板の長さ方向3
次モードの共振の節に位置させることができる。又、発
電部中央の帯状電極415と出力端子419との接続点
も、3次モードの共振の節に位置させることができる。
従って、図3に示した1次モードのトランスにおける、
圧電板端面の電極315と出力端子319との接続構造
によるトランス効率や接続の信頼性の低下の問題は、改
善される。
【0008】しかし、この単板構造で3次モード駆動の
トランスにも、昇圧比が比較的小さいという改善すべき
課題が残っている。すなわち、この種の圧電トランスに
おける昇圧比は、積層構造の駆動部41L,41Rの上
下の電極間の厚さと発電部42の長さとで決まり、圧電
磁器層の厚さが薄く発電部の長さが長いほど昇圧比は高
い。ところが、図4に示す圧電トランスは、単板構造で
あることから、その実用的な厚さには自ずと下限があ
り、現状では0.5mm以下にすることは困難である。
又、圧電板の厚さを薄くしていった場合、圧電トランス
の変換効率が低下するという問題も起る。
【0009】上記のような単板構造3次モードの圧電ト
ランスにおける問題の解決を目的とした積層構造の圧電
トランスが、特開平6ー224484号公報に開示され
ている。上記公報記載のトランスの斜視図を、図5に示
す。図5を参照して、圧電体510が、長さ方向に亘っ
て順に、駆動部51L,発電部52,駆動部51Rの三
つに区分されている。この図に示す圧電トランスが図4
に示すトランスと異るのは、駆動部51L,51Rの構
造である。このトランスでは駆動部51L,51Rは、
圧電セラミック層511と内部電極512とが交互に複
数積層された、積層構造である。各駆動部の上・下両面
には、外部電極514,515(図示せず)が形成され
ている。上記の内部電極512は、圧電体の長さ方向に
垂直な断面を見たとき、奇数番目の内部電極は圧電体5
10の右側の側面に露出し、偶数番目の内部電極は左側
の側面に露出するというように、二つの櫛の歯を噛み合
せた如く一層置きに互い違いに、圧電体510の二つの
側面に露出している。そして、その内部電極の露出部分
を、圧電体の両側面にそれぞれ設けられた接続電極51
6,517(隠れて見えない)が、上・下両表面の電極
514,515も含めて、接続している。
【0010】このような構造で、駆動部の上・下の表面
電極514,515に外部から電圧を加えると、その電
圧は各内部電極512に伝達される。その場合、各内部
電極512は電位的には、圧電セラミック層511を挟
んで対向する電極と等価なるので、各セラミック層51
1に電界が加わる。圧電セラミック層は例えば数十ミク
ロン程度と非常に薄いので、結局、同じ入力電圧でも、
単板構造の場合に比べて非常に高い電界を各セラミック
層511に加え得ることができ、昇圧比を高くできる。
しかも、駆動部51L,51Rを積層構造にすること
で、圧電体としての全体の厚さも確保できるので、単板
構造の圧電トランスで単に圧電板の厚さを薄くしたとき
のような、変換効率の低下もない。
【0011】ここで、図5に示す積層型の圧電トランス
に特徴的なのは、各駆動部において内部電極および表面
電極を一層置きに接続する接続電極516,517が、
各駆動部51L,51Rの側面で、その駆動部の長さ方
向の中央部に形成されていることである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した積層型の圧電
トランスによれば、3次モードで駆動する構造とするこ
とで、1次モード駆動のトランスで生じた、昇圧電圧取
出し用電極(図3における電極315)と出力端子との
接続構造による振動の阻害、変換効率の低下を、改善で
きる。又、駆動部を積層構造とすることで、単板構造の
トランスよりも昇圧比、変換効率を高めることができ
る。
【0013】しかし、この3次モード駆動の積層型圧電
トランスにおいても、未だ、トランスが本来示すべき変
換効率を十分に取り出せないという問題がある。すなわ
ち、このトランスが動作しているとき圧電体510は、
図6(a)に示す駆動部の平面図および、図6(b)に
示す駆動部の側面図中で破線で示すように、長さ方向に
振動するのみならず、幅方向にも厚さ方向にも変位して
いる。ここで、図5に示すように、内部電極接続用の電
極516,517を各駆動部の長さ方向の中心に設ける
ということは、圧電体の幅方向の最大変位および厚さ方
向の最大変位の位置に電極を形成していることになる。
その結果、それら接続用電極516,517が圧電体5
10の幅方向,厚さ方向の変位を阻害し、トランスの変
換効率が低下してしまうのである。
【0014】従って、本発明は、駆動部を積層構造にし
た3次モード駆動の圧電トランスにおいて、その変換効
率を従来より更に高めることを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の積層型圧電トラ
ンスは、長板状の圧電体が長さ方向に亘って順に、一方
の端部を含む駆動部と、長さ方向の中央部を含む発電部
と、他方の端部を含む駆動部の三つの領域に区分され、
前記発電部にはその表面の長さ方向の中央を含む部分に
圧電体の幅方向に延びる帯状の電極が設けられており、
前記二つの駆動部はそれぞれ、圧電磁器層とその圧電磁
器層のほぼ全域を覆う電極層とが厚み方向に交互に積層
され積層の最外層は電極層が覆う形態の積層構造で、前
記圧電体の幅方向の軸に垂直な側面又は長さ方向の軸に
垂直な端面に、前記電極層を一層置きに交互に接続する
互いに電気絶縁的な一組の接続用電極が設けられている
構造の積層型圧電トランスにおいて、前記圧電体の側面
の接続用電極を、圧電体の側面の、長さ方向3次モード
の機械共振の節の位置より端面に近い領域のみに、選択
的に設けたことを特徴とする。
【0016】圧電体をその主面に垂直な方向から見たと
きの四つのコーナは、幅方向,厚さ方向,長さ方向と
も、変位の最大位置ではない。従って、そこに設けられ
た接続用電極は従来に比べ、トランス動作時の振動を阻
害することが少ない。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0018】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる積層型圧電トランスの斜視図である。図1と図5と
を参照して、この本実施例によるトランスが従来のトラ
ンスと異るのは、駆動部11L,11R内の内部電極1
12を接続するための電極116,117が、圧電体1
10を長さ方向に平行な方向から見たとき、長さ方向に
垂直な端面の両脇に設けられている点である。駆動部の
積層構造、発電部の構造および3次モードの駆動方法に
ついては、従来の積層型圧電トランスにおけると同一で
あるので、説明を割愛する。
【0019】本発明者等は、本実施例の圧電トランス
を、グリーンシート法を用いて作製した。圧電性セラミ
ック層111の材料には、NEPEC8(商品名。
(株)トーキン製)を用いた。内部電極112は、焼成
タイプのAg・Pd合金ペーストを用いたスクリーン印
刷法により、圧電セラミックのグリーンシート上に上記
導電性ペーストのパターンを形成した後、その導電性ペ
ーストのパターン形成済みグリーンシートを複数枚積層
し、焼成することで、圧電セラミック層111と共に一
体焼成した。焼成条件は、温度:1100℃,キープ時
間:2時間である。Ag・Pd合金ペーストのパターン
は、奇数層目の場合は一方のコーナ部が、偶数層目の場
合はもう一方のコーナ部がというように、一層毎に交互
に、コーナ部にだけはペーストが印刷されないようなパ
ターンである。駆動部11L,11Rの積層構造は、セ
ラミック層が5層,内部電極層が4層である。各セラミ
ック層の厚さは200μmで、全体の厚さは1mmであ
る。
【0020】上記の焼成後、長さ42mm,幅5mm,
厚さ1mmの寸法に加工し、焼成タイプのAg・Pd合
金ペーストを、駆動部11L,11Rの上・下両面と、
長さ方向に垂直な二つの端面の両脇と、発電部12の出
力電極118を形成すべき部分とにスクリーン印刷し、
温度:700℃,キープ時間:15分の条件で焼成する
ことにより、駆動部11L,11Rの上・下の表面電極
114,115(隠れて見えない),接続用電極11
7,116および出力電極118を形成した。
【0021】次いで、分極治具を用い、温度300〜3
50℃の空気中において電界を0.5〜0.7kV/m
m加えて、電界印加状態で温度を100℃迄下げた後印
加している電圧を切ることにより、発電部12を分極し
た。続いて、温度100〜200℃のシリコーンオイル
中で電界を2〜3kV/mm印加することにより、駆動
部11L,11Rを分極した。
【0022】このようにして得られた本実施例の圧電ト
ランスについて、100kΩの抵抗を負荷として電圧を
印加しトランス特性を評価したところ、従来93%だっ
た効率が98%に改善された。又、昇圧比は、従来44
倍だったものが48倍に向上した。
【0023】これは、図2に示す圧電体の平面図および
図6(b)に示す圧電体の側面図中に破線で示すよう
に、主面の四つの角部では、幅方向,厚さ方向,長さ方
向とも変位が最大ではない。そのため、それら各部に接
続用電極を設けてもその接続用電極が何等振動の阻害要
因とはならないことによるものである。
【0024】(実施例2)圧電体表面の電極形成に、キ
ュアタイプの電極材料を用い、これに合せて分極条件を
変更して、実施例2の圧電トランスを作製した。本実施
例では、圧電体表面の電極材料として、キュアタイプの
Agペーストを実施例1と同様にして所定の位置に印刷
後、温度:200℃,キープ時間:15分の条件でキュ
アした。
【0025】次に、分極治具を用いて、温度100〜2
00℃のシリコーンオイル中で、電界を1.5〜2.0
kV/mm印加し、発電部12を分極した。
【0026】続いて、温度100〜200℃のシリコー
ンオイル中において、電界を2〜3kV/mm印加し
て、駆動部11L,11Rを分極した。
【0027】このようにして得られた本実施例の圧電ト
ランスについて、100kΩの抵抗を負荷として電圧を
印加しトランス特性を評価したところ、従来93%だっ
た効率が98%に改善された。又、昇圧比は、従来44
倍だったものが48倍に向上した。本実施例は実施例1
に比べ、特性の向上という点ではやや低い結果に留まっ
ているものの、製造のプロセス及び表面電極に用いる材
料の点でコストを低減できるという利点を持っている。
実施例1では製造コストが一個当り80円であったの
が、本実施例では一個当り60円であった。
【0028】尚、これ迄の実施例はいずれも、駆動部の
接続用電極を、圧電体110の長さ方向に垂直な端面の
両脇に設けた例を示すものであるが、接続用電極の形成
はこれに限られるものではない。圧電体の長さ方向に平
行な側面の端部に設けても良い。又、各コーナで、主面
に垂直な稜を越えて、圧電体側面から端面に亘るように
形成しても、勿論、良い。
【0029】尚また、発電部については、単板構造の場
合について説明したが、駆動部と同様の内部電極と圧電
セラミック層とを交互に積層した構造のものも、同様の
プロセスによって製造できることは、勿論である。
【0030】更に、圧電セラミック層および内部電極の
材料として、PZT系の圧電セラミックとAg・Pd合
金ペーストを用いたが、これに限らず、圧電性を有する
材料およびこれと一体焼成可能な電極材料であれば、他
の組合せでも構わない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、駆動
部を積層構造とした積層型の圧電トランスにおいて、駆
動部内の内部電極どうしを接続すると共に表面電極と接
続するための接続用電極を、圧電トランスの主面に垂直
な方向から見たときの四つのコーナに設けている。
【0032】これにより本発明によれば、従来の積層型
圧電トランスに比べ変換効率、昇圧比を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1,2による積層型圧電トラン
スの斜視図である。
【図2】図1に示す積層型圧電トランスの、動作中の変
位状態を示す上面図である。
【図3】従来の単板構造1次モード駆動の積層型圧電ト
ランスの斜視図である。
【図4】従来の単板構造3次モード駆動の積層型圧電ト
ランスの斜視図である。
【図5】従来の積層構造3次モード駆動の積層型圧電ト
ランスの斜視図である。
【図6】図5に示す積層型圧電トランスの、動作中の変
位状態を示す上面図および側面図である。
【符号の説明】
11L,11R 駆動部 12 発電部 110 圧電体 111 圧電セラミック層 112 内部電極 114 駆動部表面電極 116,117 接続用電極 118 発電部表面電極 119 入力端子 120 入・出力端子 121 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 41/107 H01L 41/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長板状の圧電体が長さ方向に亘って順
    に、一方の端部を含む駆動部と、長さ方向の中央部を含
    む発電部と、他方の端部を含む駆動部の三つの領域に区
    分され、前記発電部にはその表面の長さ方向の中央を含
    む部分に圧電体の幅方向に延びる帯状の電極が設けられ
    ており、前記二つの駆動部はそれぞれ、圧電磁器層とそ
    の圧電磁器層のほぼ全域を覆う電極層とが厚み方向に
    互に積層され積層の最外層は電極層が覆う形態の積層構
    造で、前記圧電体の幅方向の軸に垂直な側面又は長さ方
    向の軸に垂直な端面に、前記電極層を一層置きに交互に
    接続する互いに電気絶縁的な一組の接続用電極が設けら
    れている構造の積層型圧電トランスにおいて、前記圧電体の側面の接続用電極を、圧電体の側面の、長
    さ方向3次モードの機械共振の節の位置より端面に近い
    領域のみに、選択的に 設けたことを特徴とする積層型圧
    電トランス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の積層型圧電トランスにお
    いて、 前記圧電体の主面に設けられた、二つの駆動部の最外層
    の四つの電極層及び発電部の帯状電極のそれぞれに対
    し、外部の回路との接続点を、前記圧電体の長さ方向3
    次モードの機械共振の節に相当する位置に設けたことを
    特徴とする積層型圧電トランス。
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