JP3055097U - 軽形霊柩車 - Google Patents

軽形霊柩車

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JP3055097U
JP3055097U JP1998004449U JP444998U JP3055097U JP 3055097 U JP3055097 U JP 3055097U JP 1998004449 U JP1998004449 U JP 1998004449U JP 444998 U JP444998 U JP 444998U JP 3055097 U JP3055097 U JP 3055097U
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light
hearse
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corpse
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JP1998004449U
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Inventor
照男 鳥居
Original Assignee
株式会社 バードライフ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より安価な費用による遺体の搬送を可能とす
る軽霊柩車の提供。 【解決手段】 標準的なパネルバン形軽貨物車につい
て、標準仕様では運転席2の横に設けられる助手席1を
運転席の後ろに設け、これにより運転席の横に得られる
スペースを標準的な貨物スペースと併せて利用すること
で安置スペース3とし、そして遺体を載せた遺体担持具
4を安置スペースに積載して搬送できるようにしてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、霊柩車に関し、特にパネルバン形軽貨物車を利用することで低料金 の遺体搬送を可能とする軽形霊柩車に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日では正常の状態で人が死を迎えるのは多くの場合、病院においてである。 病院で死亡した場合、その遺体は先ずその人の自宅なり葬儀場に搬送され、それ からさらに火葬場に搬送される。つまり人が病院で死亡すると、その遺体は埋葬 までに少なくとも二度の搬送を経るのが一般である。その遺体の搬送には、公的 に認可された「特送車」つまり霊柩車を用いる必要がある。そして従来の霊柩車 を用いた場合、遺体の搬送費用は例えば数十万円とかなりの高額なものとなって いる。もちろん、人の死に対する厳粛な気持ちを表すために高額な費用を厭わな いことは尊いことである。しかし、そのような負担が重くのしかかることになる 場合も少なくないのが実情である。
【0003】 このように遺体の搬送費用が高額となる理由の一つは、従来の霊柩車のあり方 に求められる。従来の霊柩車は、比較的高級な乗用自動車をベースにして遺体搬 送用に改造したものである。そのため霊柩車自体の価格が非常に高いものとなっ ており、したがってこれによる遺体の搬送費用も高くならざるを得ない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記のような事情に着目してなされたものであり、より安価な費用 による遺体の搬送を求め応じて可能とする軽形霊柩車の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による軽形霊柩車は、バン形軽貨物車をベースとしている。パネルバン 形軽貨物車は、標準仕様として、運転席と助手席が横並びで車室の前部に設けら れており、その貨物スペースの長さは例えば1.8 m程度である。このスペースは 遺体担持具の大きさからみて、遺体の安置には長さ的にやや不十分である。そこ で本考案では、助手席を運転席の後ろに移動し、これにより運転席の横に得られ るスペースを貨物スペースと併せて利用することで、遺体を楽に安置できる安置 スペースとしている。そして遺体を寝かせて載せた遺体担持具をこの安置スペー スに積載して搬送できるようにしている。
【0006】 すなわち本考案による軽形霊柩車は、バン形軽貨物車を利用したものであって 、標準仕様では運転席の横に設けられる助手席を運転席の後ろに設け、これによ り運転席の横に得られるスペースを標準的な貨物スペースと併せて利用すること で安置スペースとし、そして遺体を載せた遺体担持具を前記安置スペースに積載 して搬送できるようにしてなる。
【0007】 更に、バン形軽貨物車として、パネルバン形軽貨物車を使用した。
【0008】 上記のような軽形霊柩車における遺体担持具は、遺体を載せるための台板と、 この台板の下面に取り付けられた折り畳み可能な支持脚と、この支持脚に取り付 けられたキャスタと、同じく台板の下面に取り付けられた補助キャスタとを備え てなる構造とするのが好ましい。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案の一実施形態による軽貨物霊柩車の概略を図1と図2に示す。本実施形 態の軽貨物霊柩車は、全長が例えば3295mmの標準的なパネルバン形軽貨物 車をベースとしている。パネルバン形とは、運転室と荷物室が一体となっている バン形を言う。図に見られるように、運転席2の横隣りに、従来あった助手席を 廃して貨物空間の一部とし、代わりに、助手席1を運転席2の後ろに設けた。こ の結果、例えば幅600mm、長さ1000mm程度のスペースを運転席2の横 に得ることができ、このスペースを本来の助手席の後ろに存在する標準的な貨物 スペースと併せて利用することで2000mmを越える長さの細長い安置スペー ス3を得ている。
【0010】 安置スペース3には、遺体担持具4を載置する。更に、遺体担持具4をスベー ス3に着脱自在に固定するための固定支持部4Aを、スペース3の前方部分に持 つ。これによって、車収納後の遺体担持具4を車体に固定する。尚、図では固定 支持部4Aを、運転席背もたれ相当の側方位置としたが、この位置よりも前方に 設置する例もありうる。固定支持部4Aの仕組み(チャック式かロープ式かフッ ク式かファスナ式か止め金具式か等)や構造及び配置位置(図の如き前方か後方 か側方か複数止めでの止め具位置をどこにするか等)は種々の形態があることは 言うまでもない。遺体担持具4の固定位置を前後方向に種々変更可能にすること もありうる。例えば手動又は自動のスライド式の固定機構を使用する。遺体の大 小に応じて遺体担持具のサイズが変わる場合に、特に有効である。安置スペース 3には、車内上部に取りつけたカーテンレールに吊り下げたカーテンなどで仕切 りを設けておくことが好ましい。これにより、外部から遺体を見れなくでき、霊 柩車としての雰囲気を維持できる。
【0011】 この安置スペース3に遺体を安置するには、例えば救急車での負傷者や病人の 搬入や搬出に一般的に用いられているストレッチャと同様な構造の遺体担持具4 を用いる。すなわち遺体担持具4は、図3に示すように、遺体を寝せて載せるた めの台板5、台板5の下面に前後一対で取り付けられた折り畳み可能な支持脚6 、7、これら支持脚6、7に取り付けられたキャスタ8、8、…及び台板5の先 端部下面に左右一対で取り付けられた補助キャスタ9からなり、そのキャスタ8 、8、…を含めた支持脚6、7の高さは軽貨物霊柩車における安置スペース3の 地上高よりやや高い程度とされ、また補助キャスタ9の高さは図2に示すように 折り畳まれた支持脚6、7の高さ程度とされている。したがって遺体担持具4は 、キャスタ8、8、…による回転移動しながら、例えば病院の霊安室から軽貨物 霊柩車まで遺体を運ぶことができ、また補助キャスタ9を利用し、且つ支持脚6 、7を折り畳むことでスムーズに軽霊柩車の安置スペース3に、遺体を載せた状 態のままで載せる。この後で固定支持部4Aで遺体担持具4を固定する。なお、 台板5に載せた遺体はこれをベルトなどにより台板5に固定することになるが、 そのベルトなどについては図示を省略している。また、固定支持部4Aについて も省略している。
【0012】 尚、パネルバン形の例としたが、運転室と荷物室が分離されている軽バン形( 軽乗用、軽貨物の両者含む)も改造することで軽霊柩車として使用できる。また 、図3のストレッチャ以外の構造の例も当然にありうる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による軽霊柩車は、標準的なパネルバン形軽貨物 車を利用しているため、従来の霊柩車に比べそのコストを大幅に引き下げること ができる。したがって本考案によれば、より安い費用で遺体を搬送することで、 遺族の負担を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態による軽形霊柩車の一部破
断して内部構造を示した平面図である。
【図2】図1の軽形霊柩車の側面図である。
【図3】遺体担持具の斜視図である。
【符号の説明】
1 助手席 2 運転席 3 安置スペース 4 遺体担持具 5 台板 6 支持脚 7 支持脚 8 キャスタ 9 補助キャスタ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バン形軽貨物車を利用した軽形霊柩車で
    あって、助手席を運転席の後ろに設け、これにより運転
    席の横に得られるスペースを本来の標準的な貨物スペー
    スと併せて利用することで遺体の安置スペースとし、遺
    体を載せた遺体担持具を前記安置スペースに積載して搬
    送できるようにしてなる軽形霊柩車。
  2. 【請求項2】 上記バン形軽貨物車は、パネルバン形軽
    貨物車とした請求項1に記載の軽形霊柩車。
  3. 【請求項3】 上記バン形軽貨物車に代わってバン形軽
    乗用自動車を使用するものとした請求項1に記載の軽形
    霊柩車。
  4. 【請求項4】 上記安置スペースには、遺体担持具を固
    定するための固定支持部を設け、安置スペースはカーテ
    ン等で仕切り可能にした請求項1又は2又は3に記載の
    軽形霊柩車。
  5. 【請求項5】 遺体担持具として、遺体を載せるための
    台板と、この台板の下面に取り付けられた折り畳み可能
    な支持脚と、この支持脚に取り付けられたキャスタと、
    前記台板の前端部の下面に取り付けられた補助キャスタ
    と、を備えてなる遺体担持具を用いる請求項1又は2、
    又は3又は4に記載の軽霊柩車。
JP1998004449U 1998-06-19 1998-06-19 軽形霊柩車 Expired - Lifetime JP3055097U (ja)

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