JP3054930U - 建物の基礎および土台の締め付け金具 - Google Patents

建物の基礎および土台の締め付け金具

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JP3054930U
JP3054930U JP1998003347U JP334798U JP3054930U JP 3054930 U JP3054930 U JP 3054930U JP 1998003347 U JP1998003347 U JP 1998003347U JP 334798 U JP334798 U JP 334798U JP 3054930 U JP3054930 U JP 3054930U
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JP1998003347U
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義男 鈴木
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義男 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物の基礎と、この基礎上に載置される土台
とをスペーサを介して締め付け、基礎上に土台を固定す
る金具であって、ナットが土台の上面に突出せず、した
がって、コンパネや床板を直接、土台の上面に張り付け
ることができ、しかも、基礎と土台の緩みに対する締め
付け補正を行なう際に、コンパネや床板を剥がすことな
く容易に補正作業を行なうことができる。 【構成】 建物の基礎103と、この基礎103上に載
置される土台104とをスペーサ105を介して締め付
け、基礎103上に土台104を固定する金具であっ
て、ボルト101とナット102からなり、ボルト10
1は基礎103上に垂直に突設されて土台104に貫通
された穴106中に配置され、ナット102は筒形状を
有し、上端107周縁にナット102の上端107のま
わりを囲むわん状覆い108を備え、穴106中で、わ
ん状覆い108およびナット102の上端107のいず
れもが土台104の上面109に突出せず、かつ下端1
10がスペーサ105によって形成された隙間111に
突出するようにボルト101と螺着されて構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は建物のコンクリート等からなる基礎と、この基礎上に載置される木製 等の土台とをスペーサを介して締め付け、基礎上に土台を固定する金具に係り、 特に、基礎と土台との締め付けが緩んだ際、この緩みに対する締め付け補正作業 が容易である建物の基礎および土台の締め付け金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物のフロアは通常、次のようにして構築される。これを図6を用いて説明す ると、まず、ボルト1が垂直に突設されたコンクリート製の基礎2上に、ボルト 穴3の貫通された木製柱からなる土台4を、ボルト穴3にボルト1を挿入して載 置する。次いで、ナット5を、土台4の上面6から突出したボルト1の先端に螺 合し、締め付けて基礎2上に土台4を固定し、さらに土台4上に根太7およびコ ンパネ8を介して床板9を張り付け、フロア10を構成する。
【0003】 上述の構成からなるフロア10は木製の土台4が乾燥して痩せたり、あるいは 床板9の踏みつけにより土台4が加圧されたり等の原因により、土台4の締め付 けに緩みが生じ、やがて、3mm程度の隙間が生じると、締め付けの補正をしな ければならなくなる。
【0004】 このような締め付け補正の作業として、従来、人間が床下に侵入し、スパナを 用いて手作業によりナット5を締め付けることにより行なっていた。
【0005】 ところで、近年、建築材料を倹約するために、図6の根太7を使用せず、土台 4の上面6上に直接コンパネ8および床板9を張り付ける工法が採用されている 。
【0006】 この場合、図6の工法ではナット5が土台4の上面6から突出しているため、 直接コンパネ8および床板9を張り付けることは不可能である。
【0007】 そこで、従来、図6のナット5の代わりに図7に示されるように、筒形状を有 し、上端周縁にナット5の上端13まわりを囲むわん状覆い5aを備えたナット 5が用いられている。図7中、11はスペーサである。
【0008】 この場合、ナット5の上端13はわん状覆い5aのくぼみ12に納められるた め、図6のようにナット5が土台4の上面6から突出することがなく、土台4の 上面6は面一に形成されるため、コンパネ8および床板9を直接土台4の上面6 上に張り付けることが可能となる。
【0009】
【考案が解決すべき課題】
しかし、図7の形式の土台固定工法では、締め付け補正の作業の際、図6のよ うに、人間が床下に侵入し、スパナを用いてナット5を締め付ける工法では、ナ ット5が土台4の上面6から突出していないため不可能であり、床板9とコンパ ネ8を剥がし取って上端13を締め付けなければならない。
【0010】 そこで、本考案の目的はナットが土台の上面に突出せず、したがって、コンパ ネや床板を直接、土台の上面に張り付けることができ、しかも、基礎と土台の緩 みに対する締め付け補正を行なう際に、コンパネや床板を剥がすことなく容易に 補正作業を行なうことができ、上述の公知技術に存する欠点を改良した建物の基 礎および土台の締め付け金具を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案によれば、建物の基礎と、この基礎上に載 置される土台とをスペーサを介して締め付け、基礎上に土台を固定する金具であ って、ボルトとナットからなり、前記ボルトは前記基礎上に垂直に突設されて前 記土台に貫通された穴中に配置され、前記ナットは筒形状を有し、上端周縁にナ ット上端のまわりを囲むわん状覆いを備え、前記穴中で、前記わん状覆いおよび ナット上端のいずれもが前記土台上面に突出せず、かつ下端がスペーサによって 形成された隙間に突出するようにボルトと螺着されることを特徴とする。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を添付図面を用いて詳述する。
【0013】 図1は本考案にかかる締め付け金具の一具体例の断面図であり、図2は本考案 にかかるナットとスペーサの一具体例の斜視図であり、図3は本考案にかかる締 め付け金具の使用状態を表した正面図であり、図4は本考案にかかる締め付け金 具の締め付け操作を表した断面図であり、図5は図4の締め付け操作に用いるス パナである。
【0014】 本考案の締め付け金具は図1に示されるように、ボルト101と、ナット10 2とからなり、建物のコンクリート等からなる基礎103と、この基礎103上 に載置される木製の柱等からなる土台104とをスペーサ105を介して締め付 け、基礎103上に土台104を固定する。
【0015】 ボルト101は一端を基礎103に埋め込んで基礎103上に垂直に突設され 、土台104に貫通された穴106中に配置される。このようなボルト101は 図3に示されるように、基礎103および土台104の長さに応じて任意の複数 個基礎103上に突設され、それぞれ穴106中に配置される。
【0016】 ナット102は図1および図3に明示されるように、例えば細長い六角形の筒 形状を有し、上端107の周縁に、上端107を囲むようにわん状覆い108を 備えて構成される。しかも、このナット102は図1に示されるように、穴10 6中で、わん状覆い108およびナット102の上端107のいずれもが土台1 04の上面109上に突出せず、かつナット102の下端110がスペーサ10 5によって基礎103と土台104の間に形成される隙間111に突出するよう にボルト101に螺合される。この螺合はナット102の上端107あるいはわ ん状覆い108を回転して行なってもよく、また、後述のように隙間111から スパナによりナット102を回転して行なってもよい。
【0017】 この結果、上端107およびわん状覆い108はいずれも土台104の上面1 09に突突出せず、したがって、図1に示されるように、土台104の上面10 9上に直接コンパネ112および床板113を張り付けることができる。
【0018】 さらに、この結果、ナット102の下端110はスペーサ105によって形成 される隙間111に突出するため、図4に示されるように、隙間111からスパ ナ114を挿入し、六角形のナット102の下端110にスパナ114を係合し 、ナット102を回転することにより基礎103と土台104を締め付けること ができる。特に、基礎103と土台104の締め付けに緩みが生じて締め付け補 正作業を行なう際に、従来のように、床板113やコンパネ112を剥がし取る ことなく、隙間111にスパナ114を挿入してナット102を回転することに より、容易に締め付け補正作業が可能となる。なお、図5は図4で使用したスパ ナ114の斜視図である。
【0019】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案にかかる締め付け金具は上端周縁にわん状覆いを備えた 筒状ナットを用い、これを土台の上面にナット上端を突出せず、しかもナット下 端をスペーサによって形成される隙間に突出するようにボルトと螺合させたから 、コンパネや床板を直接、土台の上面に張り付けることができ、しかも、基礎と 土台の緩みに対する締め付け補正を行なう際に、コンパネや床板を剥がすことな く、容易に補正を行なうことができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる締め付け金具の一具体例の断面
図である。
【図2】本考案にかかるナットとスペーサの一具体例の
斜視図である。
【図3】本考案にかかる締め付け金具の使用状態を表し
た正面図である。
【図4】本考案にかかる締め付け金具の締め付け操作を
表した断面図である。
【図5】図4の締め付け操作に用いたスパナである。
【符号の説明】
101 ボルト 102 ナット 103 基礎 104 土台 105 スペーサ 106 穴 107 上端 108 わん状覆い 109 上面 110 下端 111 隙間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる締め付け金具の一具体例の断面
図である。
【図2】本考案にかかるナットとスペーサの一具体例の
斜視図である。
【図3】本考案にかかる締め付け金具の使用状態を表し
た正面図である。
【図4】本考案にかかる締め付け金具の締め付け操作を
表した断面図である。
【図5】図4の締め付け操作に用いたスパナである。
【図6】従来の締め付け金具の一例の断面図である。
【図7】従来の締め付け金具の他の例の断面図である。
【符号の説明】 101 ボルト 102 ナット 103 基礎 104 土台 105 スペーサ 106 穴 107 上端 108 わん状覆い 109 上面 110 下端 111 隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の基礎と、この基礎上に載置される
    土台とをスペーサを介して締め付け、基礎上に土台を固
    定する金具であって、ボルトとナットからなり、前記ボ
    ルトは前記基礎上に垂直に突設されて前記土台に貫通さ
    れた穴中に配置され、前記ナットは筒形状を有し、上端
    周縁にナット上端のまわりを囲むわん状覆いを備え、前
    記穴中で、前記わん状覆いおよびナット上端のいずれも
    が前記土台上面に突出せず、かつ下端がスペーサによっ
    て形成された隙間に突出するようにボルトと螺着される
    ことを特徴とする建物の基礎および土台の締め付け金
    具。
JP1998003347U 1998-04-10 1998-04-10 建物の基礎および土台の締め付け金具 Expired - Lifetime JP3054930U (ja)

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