JP3054795B2 - ナトリウム−硫黄電池用固体電解質及びそれを用いたナトリウム−硫黄電池の製造方法 - Google Patents

ナトリウム−硫黄電池用固体電解質及びそれを用いたナトリウム−硫黄電池の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はβ″−アルミナ、β−ア
ルミナからなるベータアルミナ系セラミックス又は両者
を含むセラミックスの造粒粉を用いたナトリウム−硫黄
電池用固体電解質及びそれを用いたナトリウム−硫黄電
池に関する。
【0002】
【従来の技術】ベータアルミナは酸化アルミニウムと酸
化ナトリウムの化合物で、その組成比及びリチア等の少
量の添加物の有無によって、結晶形態の異なるβ−アル
ミナ,β″−アルミナ等の数種類の化合物が知られてい
る。本発明で言及するベータアルミナとはこれらの化合
物、及びこれらの混合物の総称であり、またベータアル
ミナ系固体電解質とは、ベータアルミナを主相とした焼
結体、またはこれに結晶層の安定化を確保する1成分あ
るいはそれ以上の化合物を分散せしめた焼結体を意味す
る。ベータアルミナ系固体電解質は良好なイオン伝導性
を有し、伝導イオン種としてはナトリウムが最も一般的
であるが、その他の1価または2価の陽イオンも伝導可
能である。これらベータアルミナ系固体電解質は、近
年、電力貯蔵や電気自動車バッテリへの応用が期待され
ているナトリウム−硫黄電池等の高エネルギ密度の二次
電池の固体電解質への適用が行われている。
【0003】しかし、ナトリウム−硫黄電池の固体電解
質に用いられるβ″−アルミナおよび/またはβ−アル
ミナからなるベータアルミナ系セラミックス粉は吸湿性
が強く、製造工程中に水分を吸着し、その成形体は寸法
変化を起こして場合によっては亀裂を発生したり破損す
ることもある。特に焼結前の造粒粉あるいは成形体の吸
湿による劣化は顕著で、大きな問題となっている。
【0004】亀裂は劣化が顕著な場合には目視で確認で
きるが、焼結してから検出されるものもあり、前記固体
電解質の製造コストはもちろんのこと、その信頼性にお
いても大きな問題とされていた。
【0005】ベータアルミナ系セラミックスの吸湿によ
る劣化は、アルミナや窒化珪素等のセラミックスの吸湿
による劣化とは比較にならないほど大きい。
【0006】この問題点を避けるために、特公昭57−15
063 号公報では、吸湿の影響を小さくするため、仮焼,
焼結,焼鈍を行う技術が開示されている。また、特開平
2−14872 号公報では、ベータアルミナ系セラミックス
の原料、中間生成物を不活性ガスで封入して保存する技
術が開示されている。また、一般窯業では、特開平3−1
03374号公報において、0.6−4mm の粗大な造粒粉に
対して吸湿防止材をコーテイングする技術が開示されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特公昭57−15063 号公
報或いは特開平2−14872号公報では、不活性ガスで封入
して保存したベータアルミナ系セラミックスであって
も、特に焼結前の造粒粉、あるいは成形体の吸湿による
劣化は顕著であるため、製造工程中に水分を吸着し、寸
法変化を起こしたり、亀裂を発生させることがある。こ
れは、特に高温多湿の季節において厳しい問題点とな
る。
【0008】また、特開平3−103374号公報に記載の方
法は、0.6−4mmという粗大な造粒粉に対しては有効
に作用するが、ナトリウム−硫黄電池用固体電解質管の
製作に適用できる微細な造粒粉の製造に対しては、コー
テイング時に造粒粉の破損,凝集等が発生してしまい、
技術的に利用することが不可能である。
【0009】本発明の目的は、吸湿による劣化が顕著で
ある焼結前の造粒粉、あるいは成形体の上述した問題点
を解決し、吸湿による劣化を抑制できるベータアルミナ
系セラミックス造粒粉を用いたナトリウム−硫黄電池用
固体電解質,ナトリウム−硫黄電池を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、β″−アルミナ、β−アルミナからなるベ
ータアルミナ系セラミックス又は両者を含むセラミック
スの合成粉に撥水性物質をコーテイングし、次いで粒径
30−100μmの大きさに造粒し、該造粒粉を成形し
た後、焼成することを特徴とする。
【0011】又、ベータアルミナ系セラミックス造粒粉
が平均粒径が30−100μmであり、撥水性物質をコ
ーテイングしたβ″−アルミナ、β−アルミナからなる
ベータアルミナ系セラミックス又は両者を含むセラミッ
クスの合成粉の集合体からなっており、該造粒粉を用い
て成形して焼成し、ナトリウム−硫黄電池用固体電解質
を製造し、また、該固体電解質を用いてナトリウム−硫
黄電池を作製することを特徴とする。
【0012】撥水性物質は水との接触角80度以上の材
料を用いることが望ましい。例えば、パラフィン系化合
物でC数が5以上のものや、油脂類である。油脂類はパ
ルミチン酸,ステアリン酸,オレイン酸,リノ−ル酸,
リノレイン酸,イワシ酸のうち1種以上よりなることが
好ましい。又、前記撥水性物質を前記合成粉に機械的に
(ボールミル等を用いて)混合・コーティングすること
ができる。この際、撥水性物質を溶解する溶媒と共に用
いなくても、混合・コーティングができる。
【0013】撥水性物質をコーテイングした前記合成粉
に溶媒及び結合剤を添加して混合し、スラリーを調製し
て造粒粉を製造する際、溶媒としては例えば水又は有機
溶媒或いは水と有機溶媒の混合溶媒が適用できる。前記
有機溶媒としては、前記コーティングした撥水性物質を
溶解し難いもの、できれば溶解しないものを用いること
が好ましい。結合剤についても同様である。結合剤とし
ては、例えばポリビニルブチラール,ポリビニルアセタ
ール,ポリビニルアルコール,カルボキシルメチルセル
ロース,ポリエチレンオキシド,ヒドロキシメチルセル
ロース,ポリエチレンオキサイド等の一種以上よりなる
結合剤が適用できる。また、必要に応じてグリセリン,
エチレングリコール,フタル酸エステル他の一種以上か
らなる可塑剤を添加することもできる。
【0014】例えば、前記造粒粉は、最大粒径が200
μm以下で、平均粒径が約30〜100μm程度のもの
を用いることができる。
【0015】本発明で言及するナトリウム−硫黄電池と
は、ナトリウム−硫黄電池の他に、陽極活物質として遷
移金属塩やアルミニウム塩を用いた、いわゆるNa/X
と呼ばれる電池、硫黄にアルミニウム塩,セレン塩,テ
ルル塩を加えたもの、及びナトリウムの代わりに他のア
ルカリ金属,アルカリ土類金属を用いたものを含む。ナ
トリウム−硫黄電池の場合、陽極及び陰極活物質は共に
電池作動温度において液体であり、以下の可逆反応によ
り充放電が行われる。
【0016】
【化1】
【0017】
【化2】
【0018】ここで3≦x≦5の範囲の値である。
【0019】ナトリウム−硫黄電池の構造の一例を図3
に示す。
【0020】このナトリウム−硫黄電池は、陽極活物質
である硫黄と集電材である陽極3と、陽極を収容する陽
極容器6と、金属ナトリウムからなる陰極2と、陰極を
収容する陰極容器5と、陽極容器6と陰極容器5とを絶
縁する絶縁材4と、電池内部で陽極3と陰極2を隔てる
固体電解質管1からなる。
【0021】前記合成粉は、α−アルミナ粉末,炭酸ナ
トリウム粉末,炭酸リチウム粉末等の原料を焼成して焼
成体を作成し、その焼成体を粉砕して得ることができ
る。
【0022】
【作用】本発明により、β″−アルミナ、β−アルミナ
からなるベータアルミナ系セラミックス又は両者を含む
セラミックスの合成粉や該合成粉からなる造粒粉を成形
後焼結して固体電解質を製造する際、焼結前の吸湿によ
る劣化,寸法の変化やこれに起因する焼結の際の破損,
亀裂の発生等を効果的に抑制することができ、成形性を
向上させることができる。また、焼成工程での破損の発
生を抑制でき、良好なナトリウム−硫黄電池用固体電解
質を製造できる。
【0023】また、前記固体電解質を組み込んだナトリ
ウム−硫黄電池は、高い信頼性を確保できる。又、本発
明では、撥水性物質をコーティングした合成粉を用いて
造粒粉を製造するので、造粒の際のバインダや溶媒とし
て、水を主成分とするものを選択してもよく、選択の幅
が大きく広がる。
【0024】
【実施例】
(実施例1)α−アルミナ粉末,炭酸ナトリウム粉末,
炭酸リチウム粉末を、酸化物換算重量比でそれぞれ9
0.6%,8.7%,0.7% になるように所定量秤量、
混合し1200℃で3時間焼成してβ″−アルミナ仮焼
体を得た。この仮焼体を振動ボールミルで1時間粉砕し
てβ″−アルミナの合成粉を得る。この際、仮焼体100
重量部に対してステアリン酸を3重量部添加した。添加
したステアリン酸は、仮焼体の振動ボールミルによる粉
砕時に前記合成粉末に均一にコーテイングされた。前記
合成粉の平均粒径は約0.7μm 程度であった。次にこ
の合成粉末に、バインダとしてPVB(ポリビニルブチ
ラール)の1−ブタノール溶液を混合しスプレードライ
ヤを用いて造粒粉を得た。造粒粉の平均粒径は53μm
だった。
【0025】比較のために粉砕時にステアリン酸添加の
ない合成粉末も製造し、同様に造粒した。
【0026】両者の造粒粉を温度25度、相対湿度65
%の環境に置いて吸湿による重量変化を比較した。図1
に示すように、本発明の造粒粉の吸湿量は上記の環境に
2時間放置した時点で比較例の約1/5であり、顕著に
ベータアルミナ系固体電解質の吸湿劣化を抑制させる効
果があることが認められた。
【0027】(実施例2)実施例1と同じβ″−アルミ
ナ仮焼体の粉砕時に、ステアリン酸に代えてパルミチン
酸,オレイン酸,リノール酸,リノレイン酸,イワシ酸
を添加して、実施例1と同様の方法で造粒粉を製造して
吸湿量を比較した。その結果、いずれも上記の撥水性物
質の添加のないものと比べて1/4〜1/5の吸湿量で
あることが認められた。
【0028】(実施例3)実施例1と同じβ″−アルミ
ナ仮焼体の粉砕時に、ステアリン酸に代えて比重約0.
9 、融点65度のパラフィンを添加して、実施例と同
様の方法で平均粒径が76μmの造粒粉を製造して吸湿
量を比較した。その結果、上記の撥水性物質の添加のな
いものと比べて1/6の吸湿量であることが認められ
た。
【0029】(実施例4)実施例2で粉砕して製造した
合成粉末にバインダとしてPVA(ポリビニルアルコー
ル)の水溶液を混合しスプレードライヤを用いて平均粒
径が35μmの造粒粉を得た。
【0030】比較のために粉砕時に撥水性物質の添加の
ない合成粉末も製造し、同様に造粒した。
【0031】両者の造粒粉を温度25度,相対湿度65
%の環境に置いて吸湿による重量変化を比較した。本発
明の造粒粉の吸湿量は実施例1で設定したと同じ環境に
2時間放置した時点で比較例の約1/5〜1/6であ
り、顕著にベータアルミナ系固体電解質の吸湿劣化を抑
制させる効果があることが認められた。また、この時、
撥水性物質の添加のない粉末を使用したものは、造粒前
にPVA(ポリビニルアルコール)の水溶液を混合して
スラリーを調製するとスラリーの粘度が顕著に高くなっ
てしまい、その安定性が低下した。しかし、撥水性物質
を添加した本発明の合成粉末ではスラリーの粘度の経時
変化がなく、安定で品質の一定した造粒粉が得られた。
【0032】(実施例5)実施例1および実施例4で製
造した造粒粉を使用して、200MPaの圧力を用いて
冷間静水圧プレス(CIP)を行い、外径18.5mm ,
厚さ2mm,長さ270mmの袋管状のβ″−アルミナ成形
体を得た。この成形体を温度25度,相対湿度65%の
環境に置いて吸湿による成形体の径方向の寸法変化を比
較した。図2に示すように本発明の造粒粉を使用した成
形体は吸湿による膨張量が、比較例の約1/5〜1/6
であり、顕著にベータアルミナ系固体電解質の吸湿劣化
を抑制させる効果があることが認められた。
【0033】(実施例6)実施例5で成形した2種類の
造粒粉からなる袋管状のβ″−アルミナ成形体を脱バイ
ンダした後、1600℃で10分間焼結した。引き続い
て1400℃で3時間焼なましして、各種類15本ずつ
で合計30本のβ″−アルミナ袋管焼結体を得た。ま
た、比較のために粉砕時に撥水性物質の添加のない試料
のβ″−アルミナ袋管焼結体も15本製作した。その結
果、本発明の前記2種類の造粒粉からなる合計30本の
β″−アルミナ袋管焼結体は全数合格品であった。一
方、比較試料では、15本製作した中で2本に亀裂欠陥
が発生していた。
【0034】(実施例7)実施例6で製作した本発明及
び比較試料のβ″−アルミナ袋管焼結体のうち各5本に
ついて内圧破壊強度を測定した。その結果、本発明の実
施例1に基づいて製作したβ″−アルミナ袋管焼結体の
強度の平均値は141MPa、本発明の実施例4に基づいて製
作したβ″−アルミナ袋管焼結体の強度の平均値は139M
Paであった。一方、比較試料のβ″−アルミナ袋管焼結
体の強度の平均値は129MPaであり、本発明のβ″−アル
ミナ袋管焼結体の強度の方が比較試料より優れていた。
また、それぞれの試料についてNa/Naセルによって
β″−アルミナ袋管焼結体の径方向の抵抗率を測定した
ところ、350℃においてどの試料も2.8Ω・cm であ
り、ナトリウム−硫黄電池の固体電解質として用いるの
に適した値であった。
【0035】
【発明の効果】本発明により、ナトリウム−硫黄電池用
固体電解質を製造する際、粉末および成形体の吸湿に伴
う劣化、成形体の変形や亀裂の発生等の抑制ができ、焼
成工程での破損の発生も低減できる。また、高い信頼性
を有するナトリウム−硫黄電池を製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベータアルミナ系造粒粉の吸湿量の時間変化
図。
【図2】成形体の吸湿に伴う寸法変化図。
【図3】本発明の対象とするナトリウム−硫黄電池の全
体構造を示す断面図。
【符号の説明】
1…固体電解質管、2…金属ナトリウムを主体とする陰
極、3…硫黄と集電材からなる陽極、4…絶縁材、5…
陰極容器、6…陽極容器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 秀夫 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 大島 正明 東京都千代田区神田神保町二丁目2番30 号 東京電力株式会社 開発研究所内 (72)発明者 丸山 正 東京都千代田区神田神保町二丁目2番30 号 東京電力株式会社 開発研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/39

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】β″−アルミナ、β−アルミナからなるベ
    ータアルミナ系セラミックス又は両者を含むセラミック
    スの造粒粉を成形後焼成するナトリウム−硫黄電池用固
    体電解質の製造方法において、β″−アルミナ、β−ア
    ルミナからなるベータアルミナ系セラミックス又は両者
    を含むセラミックスの合成粉に撥水性物質をコーティン
    グし、次いで粒径30−100μmの大きさに造粒し、
    該造粒粉を成形した後、焼成することを特徴とするナト
    リウム−硫黄電池用固体電解質の製造方法。
  2. 【請求項2】β″−アルミナ、β−アルミナからなるベ
    ータアルミナ系セラミックス又は両者を含むセラミック
    スの造粒粉を成形後、焼成してなるナトリウム−硫黄電
    池用固体電解質において、前記造粒粉が撥水性物質をコ
    ーテイングしたβ″−アルミナ、β−アルミナからなる
    ベータアルミナ系セラミックス又は両者を含むセラミッ
    クスの合成粉の集合体からなり、前記造粒粉を成形後、
    焼成されてなることを特徴とするナトリウム−硫黄電池
    用固体電解質。
  3. 【請求項3】室温では固体であり動作温度で液体の陽極
    活物質及び集電材から構成される陽極と、該陽極を収容
    する陽極容器、室温では固体であり動作温度で液体金属
    の陰極活物質からなる陰極、該陰極を収容する陰極容器
    を有し、該陽極容器と該陰極容器が絶縁されており、該
    陽極と該陰極が固体電解質で隔てられているナトリウム
    −硫黄電池において、前記固体電解質が請求項2記載の
    前記固体電解質からなることを特徴とするナトリウム−
    硫黄電池。
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