JP3054537U - 工作機械のベース - Google Patents

工作機械のベース

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JP3054537U
JP3054537U JP1998002214U JP221498U JP3054537U JP 3054537 U JP3054537 U JP 3054537U JP 1998002214 U JP1998002214 U JP 1998002214U JP 221498 U JP221498 U JP 221498U JP 3054537 U JP3054537 U JP 3054537U
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JP
Japan
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cutting oil
tank
chips
chip
cutting
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1998002214U
Other languages
English (en)
Inventor
武夫 小林
Original Assignee
株式会社ミヤノ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】切削油タンクを内蔵した工作機械ベースを、切
削油の浄化し易い構造にすることにより、切粉による機
械停止をなくし作業効率の向上を目的とした方法を提供
する。 【解決手段】チャック3で掴まれた加工物9に、切削油
ノズル2の先から切削油タンク10内の切削油が供給さ
れ加工が始まります。加工中に使われた切削油と加工中
に発生した切粉は、工作機械ベースの切粉受け部5上に
落下し、切削油と切粉は一段低い切粉タンクに流れ溜ま
り、切粉6が沈殿します。その上に溜まった切削油7だ
けが、切粉タンク12と切削油タンク10の仕切りの上
部に空いた穴11を通り、切削油タンク10に流れ込み
溜まる。そして再びフィルター(B)14に囲まれた切
削油ポンプ4で吸い上げられて、切削油ノズル2から加
工物9に供給される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、工作機械における切削油と切粉の分離を行うための構造を備えた機 械のベースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な工作機械の切削油タンクにおいては、ベースに内蔵したタイプ とベースとは別の所に切削油タンクを置くタイプがある。 ベースに内蔵したタイプでは、加工中に使われた切削油と加工中に発生する切粉 がベースタンク内に落ち、その落ちたタンク内からフィルターを通り下の切削油 タンクへ流れ溜まり、切削油ポンプにより再び吸い上げられて加工部分に供給す る構造をとってる。 別置切削油タンクのタイプでは、切削油タンク容量を大きくし切削油タンク内 をいく層にも分けて、切削油ポンプまで切削油の浄化する経路を長くする構造を とっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた切削油タンク内蔵ベースタイプでは、加工中に使われた切 削油と加工中に発生する切粉が切粉受け部に落ち、フィルターを通り下の切削油 タンクへ流れ込みます。この時にフィルター穴サイズより大きな切粉はフィルタ ーで除去されるが、フィルターの穴より小さな切粉は切削油と一緒にフィルター を通り切削油タンクに流れて溜まり、切削油ポンプにより吸い上げられて切削ノ ズルから吐出される。特に、切粉については図1のように2層構造になっている ため切削油タンク内を確認しにくい点もあり、うっかりしていると溜まり過ぎて そのまま切削ノズルから吐出されてしまう。又、2層構造のため切粉の排出にも 時間がかかる。もし、フィルター穴サイズを小さくし過ぎると、そこで大きな切 粉が目詰まりして切削油が切粉受け部にのみ溜まり、切削油タンクの切削油量不 足を起こす。逆に、フィルター穴サイズを大きくし過ぎると切削油タンク内に多 くの切粉が入り込み、切削油ポンプが大きな切粉を切削油と一緒に吸い上げよう とするため切削油ポンプの故障の原因となる。又は、切粉が切削油ポンプで吸い 上げられたとしても配管内が切粉で目詰まりすること等により機械運転に支障を きたすことになる。 別置切削油タンクのタイプでの浄化に関しては、切削油タンク容量を大きくし切 粉が堆積する層を多く設けること、浄化する経路を長くとることにより上記問題 を解決していますが、機械本体とは別に切削油タンクを設けるため広い設置場所 が必要となり、機械が密集する工場では適していない欠点があります。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案における機械ベースは、切粉受け部と切粉タン クと切削油タンクとに分けた構造とし、切削油タンクと切粉タンクの仕切り上部 に設けた穴から切削油のみ流れるように工夫してある。これにより切粉タンク内 では切粉が下部に切削油が上部に分離される。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案における機械ベースにおいては、工作機械の運転中に使われた切削油及び 発生した切粉は切粉受け部に落下してから一段低くなった切粉タンクに流れて溜 まる。切粉タンク内では切粉が下部に切削油が上部に分離され溜まる。又、切粉 タンクと切削油タンクとは上部に設けた穴でつながっているので、上部の切削油 のみ切削油タンクに流れて溜まる。機械のベース内では切粉と分離された切削油 だけが切削油ポンプで吸い上げられ切削油ノズルから吐出される。従って、切粉 によって起こる切削油量不足、切削油ポンプの故障、切削油配管内での目詰まり 等の問題が解決される。
【0006】
【実施例】
図面を参照して、従来の技術と本考案の実施例について説明します。
【0007】 図1は、従来の技術を使ったベースを正面から見た概略構成図、図2は、本考 案の実施例を正面から見た概略構成図です。
【0008】 従来の技術についての第1図を参照して説明します。 チャック3で掴まれた加工物9に、切削油ノズル2の先から切削油タンク10内 の切削油が供給され加工が始まります。加工中に使われた切削油と加工中に発生 した切粉は落下して、工作機械ベースの切粉受け部5に溜まり、そこからフィル ター(A)8を通り切削油タンク10に入り溜まります。再び切削油ポンプ4で 吸い上げられて、切削油ノズル2から加工物9に供給されます。
【0009】 本考案の技術についての第2図を参照して説明します。 チャック3で掴まれた加工物9に、切削油ノズル2の先から切削油タンク10 内の切削油が供給され加工が始まります。加工中に使われた切削油と加工中に発 生した切粉は、工作機械ベースの切粉受け部5上に落下し、切削油と切粉は一段 低い切粉タンクに流れ溜まり、切粉6が沈殿します。その上に溜まった切削油7 だけが、切粉タンク12と切削油タンク10の仕切りの上部に空られた穴11を 通り、切削油タンク10に流れ込み溜まります。そして再びフィルター(B)1 4に囲まれた切削油ポンプ4で吸い上げられて、切削油ノズル2から加工物9に 供給されます。
【0010】
【考案の効果】
本考案は、上述の通りの構成になっているので切粉と切削油が分離され易く、 切粉による切削油ポンプの故障が起こりにくい。又、図2に示すように切削油タ ンク内に切粉が入らないので、切削油タンク内の清掃が行い易くなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の切削油タンク内蔵ベースの構造で正面か
ら見た概略構成図であります。
【図2】本考案の実施例に関わる工作機械のベースを正
面から見た概略構成図であります。
【符号の説明】
1・・・・工作機械ベース 2・・・・切削油ノズル 3・・・・チャック 4・・・・切削油ポンプ 5・・・・切粉受け部(工作機械ベース内) 6・・・・沈殿した切り粉 7・・・・切削油 8・・・・フィルター(A) 9・・・・加工物 10・・・切削油タンク 11・・・タンクと切削油タンクの仕切の穴 12・・・切粉タンク 13・・・切削油の配管 14・・・フィルター(B)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械の運転に際し、加工中に使われた
    切削油及び加工中に発生する切粉は、切粉受け部内に落
    ちて切粉タンクに流れて溜まる。又、切粉タンク内で切
    粉は沈殿し、切削油はその上に溜まり分離する状態にな
    る。この分離された切削油だけが切粉タンクと切削油タ
    ンクの仕切りの上部に設けられた穴を通り、切削油タン
    ク内に流れて溜まり、切削油ポンプにより切削ノズルか
    ら吐出される。この様に切粉受け部から一段低くなった
    所に切粉溜まり部を設け、切削油タンク内への切粉の進
    入を防ぐとともに切粉の排出作業を行い易くしたことを
    特徴とする機械のベース。
JP1998002214U 1998-03-05 1998-03-05 工作機械のベース Expired - Lifetime JP3054537U (ja)

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Family

ID=43188578

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102479940B1 (ko) * 2022-10-07 2022-12-20 신규성 기어 가공장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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