JP3053784U - 洗浄装置 - Google Patents
洗浄装置Info
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- JP3053784U JP3053784U JP1998000897U JP89798U JP3053784U JP 3053784 U JP3053784 U JP 3053784U JP 1998000897 U JP1998000897 U JP 1998000897U JP 89798 U JP89798 U JP 89798U JP 3053784 U JP3053784 U JP 3053784U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手などの洗浄作業が能率的に行えるとともに
洗剤を効率的に利用する。 【解決手段】 手Hなどの身体の洗浄部位を、一部に有
する開口14、24を除いて周囲が囲まれた洗浄空間S
に前記開口14、24から挿入し、洗浄空間S内で洗浄
部位Hに霧化ノズル60などから洗剤の霧を接触させ、
洗浄空間S内で洗浄部位Hに気泡水噴射ノズル50など
から気泡を含む水を噴射することによって、簡単かつ迅
速に手Hなどの洗浄部位が洗え、しかも、洗剤が効率的
に利用できる。
洗剤を効率的に利用する。 【解決手段】 手Hなどの身体の洗浄部位を、一部に有
する開口14、24を除いて周囲が囲まれた洗浄空間S
に前記開口14、24から挿入し、洗浄空間S内で洗浄
部位Hに霧化ノズル60などから洗剤の霧を接触させ、
洗浄空間S内で洗浄部位Hに気泡水噴射ノズル50など
から気泡を含む水を噴射することによって、簡単かつ迅
速に手Hなどの洗浄部位が洗え、しかも、洗剤が効率的
に利用できる。
Description
【0001】
この考案は、洗浄方法および装置に関し、詳しくは、住宅や公衆施設の洗面所 などに設置されて、手や顔などの身体の一部を洗浄するのに用いられる洗浄方法 と、このような方法を実施するための洗浄装置に関する。
【0002】
従来、デパート等のトイレに設置される洗面台として、水道の蛇口に加えて洗 剤のタンクとその吐出口を備え、蛇口あるいは洗剤吐出口の近くに手を差し出す と光センサで検知して水あるいは洗剤が吐出される装置がある。さらに、温風の 吹き出し口も備えておき、この温風吹出口に手を近づけると温風を吹き出して手 を乾燥させる機構を備えた装置も知られている。
【0003】
前記のような従来の洗面台装置では、洗剤を吐出口から液流あるいは液滴の形 で吐出するため、洗剤を手のひらで受けてから、左右の手をもむようにして、手 の表面全体に洗剤を引き延ばして行き渡らせる作業が必要であり、使用者に面倒 な作業を要求する。
【0004】 しかも、使用者は手の洗浄に必要な量の洗剤を確実に受け取ろうとして、必要 以上の大量の洗剤を吐出させる傾向がある。手のひらで受けた洗剤を手の表面全 体に延ばす際に、手から落ちて無駄になる洗剤も多くなる。そのために、洗剤の 消費量が増えてコストが増大してしまう。 また、水道の蛇口と洗剤の吐出口とは別々の場所に設置されることになるため 、使用者はまず、洗剤の吐出口の近くに手をもっていって洗剤を手のひらに受け たあと、洗剤を受けたままの手を水道の蛇口の近くまで移動させなくてはならず 、この作業も面倒である。手を移動させている間に手に受けた洗剤がこぼれるこ とも起こる。
【0005】 本考案の課題は、上記した従来における洗面台装置の問題点を解消して、手な どの洗浄作業が能率的に行えるとともに洗剤を効率的に利用できるようにするこ とである。
【0006】
本考案の洗浄方法は、身体の洗浄部位を、一部に有する開口を除いて周囲が囲 まれた洗浄空間に挿入する工程と、洗浄空間内で洗浄部位に洗剤の霧を接触させ る工程と、洗浄空間内で洗浄部位に気泡を含む水を噴射する工程とを含む。 各構成要件について具体的に説明する。 〔洗浄部位〕 通常の手洗い洗面台設備と同様に、洗浄部位が手である場合のほか、手から腕 までを洗浄部位としたり、顔や足、その他の身体の任意の一部を含む部位を対象 とすることができる。 〔洗浄空間〕 上部あるいは側方の一部が開口していて洗浄部位の出し入れが可能であるとと もに、挿入した洗浄部位の周囲を囲んでおくことができる容器状の構造を備える 。通常の洗面台と同様に、ステンレス、陶器、セラミック、合成樹脂、ホーロー などからなるものが用いられる。
【0007】 洗浄部位の場所あるいは形状に合わせて、洗浄部位の出し入れが行い易い開口 構造および洗浄作業が行い易い洗浄空間の内部構造を備えているのが好ましい。 洗剤や仕上げ剤の霧が外部に漏れ難いように、開口部の大きさは必要最小限に しておくことが好ましい。例えば、手を洗浄する場合、本考案では、洗剤を手の ひらで受けたり全体に引き延ばしたりする必要がないので、使用者が手のひらを 上に向けて目で確認したりする作業を行うための広い開口は不要であり、手を出 し入れできるだけの開口があいていればよい。
【0008】 洗浄空間を、上面が開口した容器部と容器部の上面を覆う蓋部とで構成し、蓋 部の一部あるいは蓋部と容器部との両方の一部に、洗浄部位を出し入れできる開 口を備えておくことができる。このような構造であれば、容器部と蓋部とで構成 される洗浄空間の側方から洗浄部位となる手や腕を水平に出し入れすることがで きる。蓋部を開閉自在に構成しておけば、洗浄空間の内部の点検や清掃が行い易 くなる。 〔洗 剤〕 洗剤は、通常の手洗いあるいは身体洗浄用の洗剤液が用いられる。洗剤には、 洗剤成分のほか、香料や殺菌剤、保湿剤などの各種の機能成分が含まれている場 合もある。
【0009】 洗剤は霧状にして洗浄部位に接触させる。具体的には、霧化ノズルなどの洗剤 霧発生手段で液状の洗剤を霧状にして、洗浄空間に吹き込む。霧化ノズルとして は、各種技術分野で液体を霧化するのに用いられている機器と同様の構造が採用 できる。例えば、細孔から洗剤を勢い良く吹き出すことで洗剤を霧化させること ができる。超音波や機械的な振動で洗剤を霧化させることもできる。
【0010】 洗浄空間に吹き込まれた洗剤の霧は、洗浄空間の全体に拡がるので、洗剤の霧 を発生させる位置は、特に限定されない。洗浄空間の複数個所で洗剤の霧を発生 させてもよい。 霧化された洗剤は、洗剤の微細な粒子である霧粒や、空気が洗剤の膜で覆われ た微細な泡である空気入り霧粒、およびこれらの混合体の何れかが、空気中に浮 遊した状態となる。上記した洗剤の微細な泡は、洗浄作用に優れている。したが って、洗剤を霧化する際に、空気を巻き込んだり洗剤を激しく運動させたりして 洗剤の微細な泡を効率的に生成させることが好ましい。
【0011】 洗剤はタンクなどの収容部に蓄えられ、使用時にポンプで洗剤霧発生手段に圧 送して霧化させる。また、洗剤を濃縮液の形で蓄えておき、使用時に水と混合し て必要な濃度に調整したものを霧化させることもできる。 霧発生手段は、洗剤の粘性や表面張力などの特性と、要求される洗浄効果など に合わせて、発生する霧の粒径分布や洗剤の微細な泡の発生状態などを調整でき ることが好ましい。具体的には、霧化ノズルの孔径などのノズル構造、霧化ノズ ルに供給する洗剤の流速や圧力を調整することで発生する霧の状態を変更するこ とができる。 〔気泡水〕 水道水など通常の水が用いられる。また、水道水に殺菌剤などの機能成分を添 加した水を用いることもできる。ヒータなどで加温した水すなわに温水を用いる こともできる。
【0012】 水は、洗浄部位に付着した洗剤を汚れとともに洗い流す作用を有する。そのた め、水は、ある程度の圧力あるいは流速をもって洗浄部位に噴射されるようにす る。 気泡を含む水すなわち気泡水を用いることで、洗浄作用が高まる。 水に気泡を含ませるには、各種の技術分野で利用されている気泡水発生手段が 使用できる。例えば、水をノズルから噴射する際に周囲の空気を巻き込むように ノズルの一部に空気の吸入口を設けておけば、気泡を発生させることができる。 多孔質材料を通して水を噴射することで気泡水を発生させることもできる。
【0013】 水は、洗浄区間内に挿入された洗浄部位の全体に万遍なく噴射されるのが好ま しい。水の噴射ノズルを、洗浄空間のうち洗浄部位を囲む複数個所に配置してお くことができる。 〔仕上げ剤〕 洗剤および水で洗浄された洗浄部位に、洗浄で失われた油脂分を補給したり、 傷消作用や保湿作用などを与えたりする薬剤である。従来、洗浄後の仕上げクリ ーム、あるいは、皮膚ケアー化粧品などとして利用されていた薬剤成分を用いる ことができる。
【0014】 仕上げ剤として、絹を原料として製造される絹由来のアミノ酸を含有するもの が好ましい。絹由来のアミノ酸には、フィブロインが含まれる。 仕上げ剤の霧は、前記した洗剤の霧と同様の手段によって生成させることがで きる。具体的には、仕上げ剤をタンクなどの収容部に蓄えておき、使用時にポン プで仕上げ剤霧発生手段に圧送して霧化させ洗浄空間に供給すればよい。 〔風の吹き付け〕 水噴射工程のあとに、洗浄空間内で洗浄部位に風を吹き付ける工程を含むこと ができる。
【0015】 風の吹き付けによって、洗浄部位に付着した水を押し流して洗浄部位から脱落 させたり、洗浄部位に付着した水分を蒸発乾燥させることができる。 加温した風すなわち温風を吹き付ければ、洗浄部位からの水の乾燥除去を促進 させることができる。 仕上げ剤を洗浄部位に供給したあとでも、風を吹き付けて仕上げ剤を乾燥させ ることができる。
【0016】 風の吹き付けは、いわゆるブロアなどの通常の送風装置が用いられる。送風装 置の送風経路の一部にヒータを備えておけば、温風が生成される。 〔切換手段〕 洗剤霧発生手段と仕上げ剤霧発生手段の一部を共用することができる。 洗剤の収容部と仕上げ剤の収容部は別個に備えておく。それぞれの収容部に連 通して、洗浄空間に配置された共用の霧化ノズルへと接続された配管系を備えて おく。配管系の途中に、霧化ノズルを洗剤収容部または仕上げ剤収容部の何れか に選択的に連通させる切換手段を備えておく。
【0017】 霧化ノズルは、前記した洗剤や仕上げ剤の霧を発生させるのに使用されるのと 同様のノズル構造が採用できる。 配管系は、霧化ノズルから切換手段までは1本の経路で、切換手段から洗剤収 容部と仕上げ剤収容部とのそれぞれに別の経路を有する。配管系は、パイプやホ ースで構成される。
【0018】 切換手段は、通常の流路切換弁の構造が採用できる。電気的に制御できる切換 弁が好ましい。 〔センサ制御〕 洗浄空間への洗浄部位の出し入れをセンサ手段で検知すれば、洗浄作業を自動 的に開始および進行、停止させることができる。
【0019】 センサ手段は、光センサ、超音波センサ、磁気センサあるいは機械的接触セン サなど、洗浄部位が洗浄槽に挿入されているか否かを検知できるセンサ機能を備 えていればよい。 センサで検知された情報をもとにして、洗剤霧発生手段および気泡水噴射手段 の作動を順次制御する。具体的には、洗剤や水を圧送するポンプや切換弁、ノズ ル機構などの動作を電気的に制御すればよい。制御手段は、通常の機械制御に用 いられるシーケンサ装置などを用いることができる。
【0020】
図1および図2に示す洗浄装置は、手洗い装置であり、容器部10と蓋部20 と装置部30を備えている。 〔全体構造〕 容器部10は、深い容器状をなし、上面が開放されている。蓋部20は伏せた 椀形をなし、容器部10の上面奥側の約半分を覆っている。蓋部20の奥側の辺 がヒンジ部12を介して容器部10に回動自在に取り付けられており、容器部1 0に対して蓋部20は上方側に開閉できる。
【0021】 容器部10の中央には底面から立設された仕切り壁18を有し、仕切り壁18 よりも奥側で蓋部20に覆われた空間が、洗浄空間Sとなる。 図2に詳しく示すように、ヒンジ部12と対向する辺側で、容器部10および 蓋部10の側壁に端縁からU字形に凹む開口部14、24が設けられている。上 下の開口部14、24が合わさって長円形の開口を構成し、図1に示すように、 使用者の腕Aから手Hが、開口部14、24を通じて洗浄空間Sに挿入される。 図2に示すように、両手Hを左右に並べた状態で洗浄空間Sに配置する。
【0022】 図2に詳しく示すように、容器部10の上縁には、U字形をなす受溝16が設 けられており、この受溝16に蓋部20の下縁が挿入される。この構造によって 、洗浄空間Sで発生した霧や水滴が蓋部20の内面に沿って落下しても、容器部 10の受溝16で回収することができ、液体が装置外部に漏れるのを防ぐことが できる。
【0023】 容器部10の仕切り壁18の近くで容器部10の左右の内壁には、光電センサ 90、90が配置されており、洗浄空間Sに使用者の手Hが出し入れされたこと を、光電センサ90で検知することができる。 容器部10の仕切り壁18よりも奥側には左右に複数個の気泡水噴射ノズル5 0が配置されていて、気泡を含む水を斜め上方に向けて噴射する。容器部10側 の気泡水噴射ノズル50と対向する蓋部20の内側上方にも気泡水噴射ノズル5 0が配置されていて、気泡を含む水を斜め下方に向けて噴射する。手Hに対して 、上下両方から気泡水が噴射される。
【0024】 容器部10の下部で気泡水噴射ノズル50の奥には、霧化ノズル60が配置さ れており、洗剤あるいは仕上げ剤の霧を発生する。 容器部10の最奥側の底部にはドレン口19が設けられており、使用済の液体 を排出する。 図2に示すように、気泡水噴射ノズル50は、洗浄空間Sの上下に平行に配置 された水配管52、52にそれぞれ等間隔で複数個が取り付けられている。上下 の水配管52、52は合流して容器部10から下方の装置部30へと配管されて いる。図1に示すように、霧化ノズル60も配管62に取り付けられていて、配 管62は容器部10の底部から装置部30へと導かれている。 〔装置部〕 容器部10の下方に配置された装置部30では、水配管52が装置部30の外 壁に設けられた水供給口56に接続されている。水供給口56には通常の水道配 管が接続される。水配管52の途中には、電磁バルブ54が設けられており、水 の供給や遮断を制御する。
【0025】 霧化ノズル60の配管62は、ポンプ64の吐出側に接続されている。ポンプ 64の吸込側は配管66を経て切換弁68に接続されている。切換弁68には、 洗剤タンク70に連結される洗剤配管72と、仕上げ剤タンク80に連結される 仕上げ剤配管82とが接続されている。切換弁68は電気的に作動切換され、ポ ンプ64につながる配管66に、洗剤配管72または仕上げ剤配管82を選択的 に切り換えてつなぐ。
【0026】 洗剤タンク70には、通常の手洗い用の洗剤液が収容されている。仕上げ剤タ ンク80には、絹由来のアミノ酸であるフィブロインが配合された皮膚ケアー剤 液が収容されている。 前記した光電センサ90、切換弁68、ポンプ64および電磁バルブ54は、 図示しないシーケンサ制御回路に接続されていて、互いの作動タイミングが適切 に制御される。 〔霧化ノズル〕 図3〜5に示す霧化ノズル60は、配管62に接続される軸部610と、軸部 610の先端外周を覆うカバー部600とを備える。
【0027】 軸部610の外周に形成された雄ねじ614に、カバー部600の内面に形成 された雌ねじ部604がねじ込み嵌合され、そのねじ込み量を調整することで、 軸部610に対するカバー部600の軸方向の位置が変更される。 軸部610の中心には、後端から先端よりも少し手前まで軸通路612が配置 されている。軸通路612の先端近くから軸部610の直径方向に延びて軸部6 10の外周に開口する径通路613を有する。径通路613が開口する軸部61 0の外周には周溝616を有する。軸部610の外周には、周溝616から先端 側に向かって斜め方向に延びる凹溝617を有する。軸部610の先端はテーパ ー状に細くなっており、凹溝617は軸部610のテーパー面に沿って延びてい る。
【0028】 軸部610の外周で、周溝616よりも後端側にはOリング溝614を有し、 Oリング620が収容されている。Oリング620の外周はカバー部600の内 面に当接し、Oリング620よりも前方側から後方側へと液体あるいは圧力が漏 れるのを防いでいる。 カバー部600の先端側は、軸部610の先端形状よりも1回り大きな筒状を なし、先端がテーパー状に細くなっている。カバー部600の先端面には吐出孔 602が貫通している。軸部610に対するカバー部600の前後方向の位置を 調整することで、カバー部600の先端内面と軸部610の先端面との間の間隔 が変更される。
【0029】 上記のような構造を有する霧化ノズル60に、洗剤あるいは仕上げ剤を含む液 体を圧力をかけて供給すると、軸通路612から径通路613、周溝616、凹 溝617へと液体が通過していく。斜めに延びる凹溝617を通過する液体は、 周方向への運動成分が生じる。凹溝617の先端からカバー部600の吐出孔6 02を経て外界に吐出された液体は、急激に圧力が開放されることで周囲の空気 を巻き込んで微細な液粒すなわち霧粒になって広い範囲に吹き飛ばされる。前記 した凹溝617の通過によって周方向の運動成分を有する液体は、旋回しながら 吐出孔602を通過するので、空気と激しく混合され、微細な霧が形成される。 表面張力の大きな洗剤や仕上げ剤は、液体のみからなる霧粒を形成するだけでな く、微細なシャボン玉のように、液体の球状膜で空気を包んだ状態の微細な泡す なわち空気入り霧粒も形成し、これらが混合された霧が発生する。
【0030】 霧化ノズル60から発生した微細で軽い霧粒は、一定時間の間は空気中に浮遊 した状態を保つ。 霧化ノズル60のカバー部600を軸部610に対して前後に位置調整すると 、凹溝617から吐出孔602へと通過する液体の流れあるいは圧力状態が変わ るので、凹溝617による液体の周方向への旋回作用、吐出孔602から噴出さ れて形成される霧粒の粒径や空気入り霧粒の発生割合、霧粒の拡がり状態などが 変わる。したがって、霧の原料となる液体の特性と発生させたい霧の性状に合わ せて、カバー部600の位置調整を行えばよい。 〔気泡水噴射ノズル〕 図6および図7に示すように、気泡水噴射ノズル50は、配管52の外壁に設 けられ、笠状部500と攪拌羽根510と吐出管512とを備える。
【0031】 吐出管512は、配管52の外壁に取り付けられ半径方向に突出する。吐出管 512の外周には、四方に羽根片514を延ばす攪拌羽根510が自由回転する ように取り付けられている。図7に示すように、攪拌羽根510の羽根片514 は回転軸方向に対して少し傾斜が付けられている。 笠状部500は、吐出管512の軸方向前方に配置され、概略円錐状をなす本 体部分の先端に直管状の吹き出し口504を有する。ロート状部500は後端に 設けられた左右一対の支持板502で配管52の外壁に固定されて取り付けられ る。
【0032】 上記のような構造の気泡水噴射ノズル50に水を供給すると、吐出管512の 先端から勢い良く水が噴出する。笠状部500の内側で先細りになった空間を吹 き出し口504へと高速の水流が移動すると、水流の動圧力によって、周囲の空 気を巻き込む作用が生じる。水流によって生成された空気の流れが、攪拌羽根5 10の後方から前方へと通過する空気流を生じさせる。攪拌羽根510を通過す る空気流が傾斜した羽根片514に当たると、羽根片514は周方向に押動され 、攪拌羽根510が回転する。攪拌羽根510が回転すると、その回転力で空気 流を回転させる。その結果、ロート状部500から吹き出し口504を流れる空 気流は、軸方向の流れと攪拌羽根510の周方向の流れとが合成された渦巻き状 の流れとなる。
【0033】 このような渦巻き状の空気流が吐出管512から吐出される水流と混合される と、水と空気とが激しく混合されることになり、吐出管512から吐出される水 流は、内部に大量の気泡を含んだ気泡水となって噴射されることになる。 〔洗浄方法〕 以上に説明した洗浄装置による洗浄動作を説明する。
【0034】 図1に示すように、洗浄装置の洗浄空間Sに使用者が両手Hを挿入すると、光 電センサ90が検知する。 光電センサ90からの情報にしたがって、ポンプ64が作動して、洗剤タンク 70の洗剤を霧化ノズル60へと送り込む。このとき、切換弁68は、洗剤タン ク70をポンプ64に接続する状態に切り換えられている。
【0035】 霧化ノズル60から発生した洗剤霧は、洗浄空間Sの全体に拡がり、下方を向 いている手Hのひらから、各指の間あるいは上方を向いている手Hの甲の部分ま でに接触することになる。手Hの表面に付着した洗剤霧は、手Hの表面を濡らし て汚れを分解したり溶かしたり洗浄作用を示す。洗剤霧に、前記した空気入り霧 粒が含まれていると、手Hの表面に付着した空気入り霧粒から空気が飛びだす際 に霧粒がはじけ、その際に生じる力で、手Hの表面に付着した洗剤が運動して拡 がったり、手Hの表面から汚れを擦り落とす作用が生じ、洗浄効果が高まる。細 かな霧にして洗剤を供給するので、洗浄空間Sに充満して手Hの全面に付着する だけの量の洗剤霧を発生させたとしても、洗剤としての使用量は比較的にわずか で済む。
【0036】 一定時間の間、霧化ノズル60から洗剤霧を発生させた後、ポンプ64を停止 させて洗剤の供給を止める。 次ぎに、電磁バルブ54を開いて、配管52から気泡水噴射ノズル50へと水 を供給する。 気泡水噴射ノズル50から噴射された気泡水は手Hに吹き付けられ、汚れおよ び洗剤を洗い流す。気泡を含む水は、汚れおよび洗剤を洗い流す作用に優れてい るので、効率的な洗浄が行われる。洗浄空間Sの空中や容器部10および蓋部2 0の内面に洗剤霧または洗剤成分が残っている場合は、これらの洗剤成分も気泡 水で洗い流される。
【0037】 図1では、手首に近い個所に気泡水を吹き付けているが、手Hを前後方向に少 し動かせば、手先から手首までの手H全体に気泡水を吹き付けて洗浄することが できる。通常は、図1に示す状態から、手Hをゆっくりと引き出すだけで、手首 から手先へと気泡水が吹き付けられて洗浄が行われる。 気泡水を一定の時間噴射させて気泡水による洗浄が終われば、電磁バルブ54 が閉じて、水の供給が止まる。
【0038】 手Hを洗浄空間Sから容器部10の手前側まで引き出した状態で、手Hに残っ た水を切るようにする。その後、手Hを再び洗浄空間Sへと挿入する。 切換弁68が切り換えられた後、ポンプ64が一定時間作動して、仕上げ剤タ ンク80に収容された仕上げ剤が、霧化ノズル60に送り込まれ、洗浄空間Sに 仕上げ剤の霧が発生する。手Hの表面に仕上げ剤の霧が付着して、洗浄で失われ た成分を手Hに補給したり細かな傷を直したりする皮膚の保護作用を果たすこと になる。
【0039】 仕上げ剤による仕上げ作用が終われば、手Hを引き出してしまえばよい。光電 センサ90で手Hが引き出されたことを検知して、洗浄装置の作動を止める。 したがって、使用者は、洗浄装置の開口14、24から洗浄空間Sに手Hを差 し入れるだけで、洗剤の供給から水による洗い流しを経て仕上げ剤による皮膚の 手入れまでが迅速かつ確実に行われることになる。
【0040】 容器部10または蓋部20に、ブロアによる風の吹き出し機構を備えておけば 、洗浄空間Sに入れたままの手Hに風を吹きつけて乾燥させることができる。 〔別の実施形態1〕 図8および図9に示す実施形態は、前記実施形態に対して、洗剤および仕上げ 剤の供給構造を変更しており、霧化ノズル60に接続された配管62が液射出装 置100に接続されている。
【0041】 液射出装置100は、シリンダ部101に往復動自在なピストン102が取り 付けられてなるシリンダ機構を備えている。シリンダ部101の吐出路104が 前記霧化ノズル60の配管62に接続されている。吐出路104には、ピストン 102側から配管62側への流れは許容するが逆方向の流れは遮断する逆止弁1 06が装着されている。吐出路104に交差して吸込路108が設けられている 。吸込路108には吸込配管122が接続されている。吸込路108の途中には 、吸込配管122から吐出路104に向かう流れは許容するが逆方向の流れは遮 断する逆止弁106が装着されている。
【0042】 ピストン102の後端には、リンク114を介して回転自在な駆動板112が 連結されている。駆動板112はモータ110で回転駆動される。モータ110 で駆動板112を回転させるとリンク114を介してピストン102が前後に往 復動する。 ピストン102が吐出路104側に前進移動すると、吐出路104内の液体お よび空気を配管62から霧化ノズル60側へと液体が供給される。このとき、吸 込路108側の逆止弁106により、液体が吸込配管122側に戻ることは阻止 される。ピストン102が前記と逆方向に後退移動すると、吐出路104および 吸込路108が負圧になる。吸込配管122から吸込路108へと液体が吸い込 まれる。吐出路104側では逆止弁106で液体が配管62から逆戻りするのが 阻止されている。
【0043】 ピストン102が往復動作すれば、上記動作が交互に実行され、吸込配管12 2から霧化ノズル60の配管62へと断続的に液体が供給される。ピストン10 2を高速運動させれば、液体を高圧で霧化ノズル60に供給することができ、霧 化ノズル60では、細かな霧粒、特に、空気入りの霧粒を効率的に大量に発生さ せることが可能になる。
【0044】 吸込配管122は切換装置120に接続されている。切換装置120は、2基 のカム弁130と、カム弁130を作動させる作動軸126と、作動軸126を 回動させるモータ124とを備える。 一方のカム弁130は、洗剤タンク70に連結された洗剤配管72に接続され 、他方のカム弁130は、仕上げ剤タンク80に連結された仕上げ剤配管82に 接続されている。
【0045】 図9に示すように、カム弁130は、吸込側になる洗剤配管72または仕上げ 剤配管82へ接続される吸込路131と、吸込路131と交差して連通し前記配 管122に接続される吐出路133とを有する。吸込路131と吐出路133と の交差個所には、先端が尖った杭状の弁体132が軸方向に移動自在に配置され ている。
【0046】 弁体132が吸込路131側に移動してくると、弁体132の先端が吸込路1 31を塞いで、吸込路131から吐出路133への流れを遮断する。弁体132 が吸込路131から遠ざかる方向に移動すると、吸込路131と吐出路133と が連通する。弁体132の動作によって、流れの許容と遮断が制御される。 弁体132には半径方向に延びる従動板134を有する。従動板134は、カ ム弁130の外部まで引き出されている。従動板134の位置よりも吸込路13 1に近い側で、弁体132とカム弁130の内面との間にはOリング138が配 置され、液漏れおよび圧力漏れを防いでいる。弁体132の後端にはコイルバネ 136が装着され、弁体132を吸込路131側へと付勢している。
【0047】 従動板134には、作動軸126に固定されたカム板128が当接している。 作動軸126の回転に伴って、従動板134に対するカム板128の当接姿勢が 変わり、従動板134を上下させる。従動板134の上下動によって、弁体13 2が作動し、カム弁130が開閉する。 図8において、左右のカム弁130は、作動軸126に対するカム板128の 固定姿勢を180°逆に設定されている。したがって、一方のカム弁130で、 カム板128が従動板134を押し上げカム弁130を開いたときには、他方の カム弁130ではカム板128による押し上げが無くなり従動板134が下がっ てカム弁130が閉じる。
【0048】 その結果、前記吸込配管122には、洗剤配管72あるいは仕上げ剤配管82 の何れか一方が選択的に接続され、接続された配管72、82から吸込配管12 2を経て霧化ノズル60へと、洗剤または仕上げ剤が供給される。 〔別の実施形態2〕 図10に示す実施形態は、上面に開口する洗浄空間Sを備えた洗浄装置200 である。
【0049】 洗浄装置200は、深い容器状をなす洗浄槽210を有し、洗浄槽210の内 部が洗浄空間Sとなる。洗浄槽210の底面にはドレン管214が接続されてお り、不要になった水などを排出する。洗浄槽210の上面には、外周から中央へ とテーパー状に凹み、中央に手Hが入る程度の開口をあけた開口枠212が設け られている。
【0050】 洗浄槽210の側面には、前記実施形態と同様に、気泡水噴射ノズル50、霧 化ノズル60および光電センサ90が配置されている。 気泡水噴射ノズル50は配管52に接続され、配管52の途中には制御弁54 を有している。配管52は水道配管に接続される。 霧化ノズル60は配管62を経てポンプ64の吐出側に接続されている。ホン プ64の吸込側は配管66を経て切換弁68に接続されている。切換弁68は、 洗剤タンク70に連通する洗剤配管72と、仕上げ剤タンク80に連通する仕上 げ剤配管82とに接続されており、切換弁68の作動によって、霧化ノズル60 には、洗剤または仕上げ剤が選択的に供給される。
【0051】 上記のような構造の洗浄装置200では、洗浄槽210の開口枠212の上方 から手Hを差し入れると、光電センサ90が手Hを検知して洗浄動作が開始する 。具体的には、前記実施形態と同様に、まず、霧化ノズル60から洗剤霧が供給 されて手Hに洗剤が接触する。つぎに、気泡水噴射ノズル50から気泡を含む水 が噴射されて手Hを洗浄する。最後に、霧化ノズル60から仕上げ剤の霧が供給 されて手Hに仕上げ剤が付着する。この間、手Hは、洗浄槽210の内部で同じ 姿勢を保っていればよく、仕上げ工程が終わったあとで、洗浄槽210から手H を引き出す。
【0052】 上記の洗浄装置200では、手Hに付着した水や洗剤が重力の作用で自然に手 先から洗浄槽210に落下するので、いわゆる水切れが良好である。前記実施形 態のように蓋部と容器部という複数の構成部材を用いず一つの洗浄槽210で洗 浄空間Sを構成できるので、部品点数が削減でき構造を簡素化できる。 〔別の実施形態3〕 図11に示す実施形態では、霧の発生と気泡水の発生に同じ機構を利用する。
【0053】 洗浄装置300は、前記図10の実施形態と同様の深い容器状をなす洗浄槽3 02を有する。洗浄槽302の上部で、使用者に近い手前側には手前が低く奥側 に高くなる傾斜縁304を有し、使用者から遠い奥側には垂直縁306を有し、 その間の開口から洗浄槽302の内側に手Hが挿入される。 洗浄槽302の奥側の内壁に共用噴射装置330を備えている。
【0054】 共用噴射装置330は、洗浄槽302の内壁に配置される多孔質板336と、 多孔質板336の背後に配置される送風管331と、多孔質板336の背後で送 風管331の内部に設置されるヒータ334と、送風管331の後端に配置され るブロア332とを有する。多孔質板336の外周には、配管326が開口して いる。また、図12に詳しく示すように、多孔質板336には、小さな孔338 が多数貫通形成されている。
【0055】 配管326に液体が供給されると、液体は多孔質板336に吸い込まれる。こ の状態で、ブロア332から送風すると、空気流は多孔質板336を通過して洗 浄槽210の洗浄空間Sに吹き込まれる。多孔質板336を空気流が通過する際 に、多孔質板336に吸い込また液体を巻き込み、空気と液体とが混在した状態 になる。ブロア332の風力と液体の表面張力や粘性との関係によって、多孔質 板336から吹き出す流れは、気泡を含む水流になったり、微細な霧粒や空気入 り霧粒の集合となる。
【0056】 配管326は、3又に分岐してそれぞれ別のカム弁130に接続されている。 3個のカム弁130は、作動軸312に連結されたモータ314で駆動される。 各カム弁130の吸込側は、配管324を経て、洗剤タンク70、仕上げ剤タン ク80および水タンク320に連結されている。したがって、3個のカム弁13 0を選択的に開くことで、配管336へは、洗剤、仕上げ剤または水の何れかの 液体が送り込まれる。配管336に送り込まれた液体は、共用噴射装置330か ら洗浄槽302に吹き込まれて、洗剤霧、気泡水あるいは仕上げ剤霧を生成する 。
【0057】 各タンク70、80、320の水面には、空気抜き孔を有する加圧板322が 配置されている。加圧板322の重量を各タンク70…に収容された液体の水面 に加えることで、下方に配置された共用噴射装置330の多孔質板336に対し て、重力の作用による落下供給作用だけで液体を供給するよりも確実かつ効率的 に液体を供給することが可能になる。
【0058】 なお、共用噴射装置330で洗浄槽302に液体を供給する際に、ヒータ33 4に通電しておくと、ブロア332から供給される空気流を加温して、加温され た空気流とともに液体を供給することができる。特に、水を供給する際に加温し ておけば、寒冷時でも快適な洗浄作業が行える。 また、液体の供給を止めた状態で、ブロア332からの送風を加温して洗浄槽 210の手Hに吹き付ければ、水で濡れた手Hを迅速に乾燥させることができる 。勿論、加温しない送風で乾燥作業を行うことも可能である。
【0059】
【考案の効果】 本考案の洗浄方法および装置は、洗浄部位に洗剤の霧を接触させてから気泡を 含む水を噴射することで、洗浄部位の全体の汚れを効率的に除去することができ る。しかも、使用者に手間をかけさせずに簡単かつ迅速な洗浄が行え、洗剤等の 使用量も少なくて済む。
【提出日】平成10年7月6日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【0001】
この考案は、洗浄装置に関し、詳しくは、住宅や公衆施設の洗面所などに設置 されて、手や顔などの身体の一部を洗浄するのに用いられる洗浄装置に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【0006】
本考案の洗浄装置は、一部に有する開口を除いて周囲が囲まれ、前記開口から 身体の洗浄部位が挿入される洗浄空間と、洗浄空間内に洗剤の霧を発生させる洗 剤霧発生手段と、洗浄空間の洗浄部位に向かって気泡を含む水を噴射する気泡水 噴射手段とを備える。 上記について具体的に説明する。 〔洗浄部位〕 通常の手洗い洗面台設備と同様に、洗浄部位が手である場合のほか、手から腕 までを洗浄部位としたり、顔や足、その他の身体の任意の一部を含む部位を対象 とすることができる。 〔洗浄空間〕 上部あるいは側方の一部が開口していて洗浄部位の出し入れが可能であるとと もに、挿入した洗浄部位の周囲を囲んでおくことができる容器状の構造を備える 。通常の洗面台と同様に、ステンレス、陶器、セラミック、合成樹脂、ホーロー などからなるものが用いられる。
【図1】 本考案の実施形態を表す洗浄装置の一部断面
構造図
構造図
【図2】 一部断面正面図
【図3】 霧化ノズルの断面図
【図4】 図3のIV−IV線断面図
【図5】 霧化ノズルの軸部を先端側から見た正面図
【図6】 気泡水噴射ノズルの断面図
【図7】 平面図
【図8】 別の実施形態を表す液体供給機構の断面構造
図
図
【図9】 カム弁の断面構造図
【図10】 別の実施形態を表す洗浄装置の断面構造図
【図11】 別の実施形態を表す洗浄装置の断面構造図
【図12】 別の多孔質板の一部正面図
10 容器部 14、24 開口 20 蓋部 30 装置部 50 気泡水噴射ノズル 60 霧化ノズル 64 ポンプ 68 切換弁 70 洗剤タンク 80 仕上げ剤タンク 90 光電センサ H 手 S 洗浄空間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 洗浄装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】一部に有する開口を除いて周囲が囲まれ、
前記開口から身体の洗浄部位が挿入される洗浄空間と、 前記洗浄空間内に洗剤の霧を発生させる洗剤霧発生手段
と、 前記洗浄空間の前記洗浄部位に向かって気泡を含む水を
噴射する気泡水噴射手段と、を備える洗浄装置。
前記開口から身体の洗浄部位が挿入される洗浄空間と、 前記洗浄空間内に洗剤の霧を発生させる洗剤霧発生手段
と、 前記洗浄空間の前記洗浄部位に向かって気泡を含む水を
噴射する気泡水噴射手段と、を備える洗浄装置。
【請求項2】前記洗浄空間内に仕上げ剤の霧を発生させ
る仕上げ剤霧発生手段をさらに備える請求項1に記載の
洗浄装置。
る仕上げ剤霧発生手段をさらに備える請求項1に記載の
洗浄装置。
【請求項3】前記洗剤霧発生手段および仕上げ剤霧発生
手段が、 前記洗剤の収容部および仕上げ剤の収容部と、 前記洗剤収容部および仕上げ剤収容部の何れにも連通す
る配管系が接続され、前記洗浄空間に配置された霧発生
ノズルと、 前記配管系の途中に配置され、前記霧発生ノズルを前記
洗剤収容部または仕上げ剤収容部の何れかに選択的に連
通させる切換手段とを備える請求項2に記載の洗浄装
置。
手段が、 前記洗剤の収容部および仕上げ剤の収容部と、 前記洗剤収容部および仕上げ剤収容部の何れにも連通す
る配管系が接続され、前記洗浄空間に配置された霧発生
ノズルと、 前記配管系の途中に配置され、前記霧発生ノズルを前記
洗剤収容部または仕上げ剤収容部の何れかに選択的に連
通させる切換手段とを備える請求項2に記載の洗浄装
置。
【請求項4】前記洗浄空間内で前記洗浄部位の出し入れ
を検知するセンサ手段と、 前記センサ手段で検知された情報にもとづいて、前記洗
剤霧発生手段および気泡水噴射手段の作動を制御する制
御手段とをさらに備える請求項1〜3の何れかに記載の
洗浄装置。
を検知するセンサ手段と、 前記センサ手段で検知された情報にもとづいて、前記洗
剤霧発生手段および気泡水噴射手段の作動を制御する制
御手段とをさらに備える請求項1〜3の何れかに記載の
洗浄装置。
【請求項5】前記洗浄空間の前記洗浄部位に向かって風
を吹き付ける送風手段をさらに備える請求項1〜4の何
れかに記載の洗浄装置。
を吹き付ける送風手段をさらに備える請求項1〜4の何
れかに記載の洗浄装置。
Claims (9)
- 【請求項1】身体の洗浄部位を、一部に有する開口を除
いて周囲が囲まれた洗浄空間に前記開口から挿入する工
程と、 前記洗浄空間内で前記洗浄部位に洗剤の霧を接触させる
工程と、 前記洗浄空間内で前記洗浄部位に気泡を含む水を噴射す
る工程と、を含む洗浄方法。 - 【請求項2】前記水噴射工程のあとに、前記洗浄空間内
で前記洗浄部位に仕上げ剤の霧を接触させる工程をさら
に含む請求項1に記載の洗浄方法。 - 【請求項3】前記仕上げ剤が、絹由来のアミノ酸を含有
する剤である請求項1または2に記載の洗浄方法。 - 【請求項4】前記水噴射工程のあとに、前記洗浄空間内
で前記洗浄部位に風を吹き付ける工程をさらに含む請求
項1〜3の何れかに記載の洗浄方法。 - 【請求項5】一部に有する開口を除いて周囲が囲まれ、
前記開口から身体の洗浄部位が挿入される洗浄空間と、 前記洗浄空間内に洗剤の霧を発生させる洗剤霧発生手段
と、 前記洗浄空間の前記洗浄部位に向かって気泡を含む水を
噴射する気泡水噴射手段と、を備える洗浄装置。 - 【請求項6】前記洗浄空間内に仕上げ剤の霧を発生させ
る仕上げ剤霧発生手段をさらに備える請求項5に記載の
洗浄装置。 - 【請求項7】前記洗剤霧発生手段および仕上げ剤霧発生
手段が、 前記洗剤の収容部および仕上げ剤の収容部と、 前記洗剤収容部および仕上げ剤収容部の何れにも連通す
る配管系が接続され、前記洗浄空間に配置された霧発生
ノズルと、 前記配管系の途中に配置され、前記霧発生ノズルを前記
洗剤収容部または仕上げ剤収容部の何れかに選択的に連
通させる切換手段とを備える請求項6に記載の洗浄装
置。 - 【請求項8】前記洗浄空間内で前記洗浄部位の出し入れ
を検知するセンサ手段と、 前記センサ手段で検知された情報にもとづいて、前記洗
剤霧発生手段および気泡水噴射手段の作動を制御する制
御手段とをさらに備える請求項5〜7の何れかに記載の
洗浄装置。 - 【請求項9】前記洗浄空間の前記洗浄部位に向かって風
を吹き付ける送風手段をさらに備える請求項5〜8の何
れかに記載の洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000897U JP3053784U (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000897U JP3053784U (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3053784U true JP3053784U (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=43187853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998000897U Expired - Lifetime JP3053784U (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053784U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001275883A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-09 | Mitsubishi Electric Corp | 手乾燥装置およびその殺菌方法 |
KR101231844B1 (ko) * | 2012-08-31 | 2013-02-08 | 김기성 | 손 세척 건조장치 |
JP2019187742A (ja) * | 2018-04-24 | 2019-10-31 | 三菱電機株式会社 | 洗浄装置及びシステムキッチン |
JP7508063B2 (ja) | 2020-08-07 | 2024-07-01 | 内田工業株式会社 | 公園用手洗い設備 |
-
1998
- 1998-02-25 JP JP1998000897U patent/JP3053784U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001275883A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-09 | Mitsubishi Electric Corp | 手乾燥装置およびその殺菌方法 |
KR101231844B1 (ko) * | 2012-08-31 | 2013-02-08 | 김기성 | 손 세척 건조장치 |
JP2019187742A (ja) * | 2018-04-24 | 2019-10-31 | 三菱電機株式会社 | 洗浄装置及びシステムキッチン |
JP7102901B2 (ja) | 2018-04-24 | 2022-07-20 | 三菱電機株式会社 | 洗浄装置及びシステムキッチン |
JP7508063B2 (ja) | 2020-08-07 | 2024-07-01 | 内田工業株式会社 | 公園用手洗い設備 |
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