JP3053598B2 - 仏壇と仏壇を引き出し自在に搭載する引出し台及び仏間 - Google Patents
仏壇と仏壇を引き出し自在に搭載する引出し台及び仏間Info
- Publication number
- JP3053598B2 JP3053598B2 JP9225853A JP22585397A JP3053598B2 JP 3053598 B2 JP3053598 B2 JP 3053598B2 JP 9225853 A JP9225853 A JP 9225853A JP 22585397 A JP22585397 A JP 22585397A JP 3053598 B2 JP3053598 B2 JP 3053598B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buddhist altar
- fixed
- buddha
- pulled out
- pull
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47G—HOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
- A47G33/00—Religious or ritual equipment in dwelling or for general use
- A47G33/02—Altars; Religious shrines; Fonts for holy water; Crucifixes
Landscapes
- Drawers Of Furniture (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仏間からスムーズ
に引き出しできる仏壇と、仏間から引き出しできるよう
に仏壇を載せる引出し台と、仏壇をスムーズに引き出し
できる仏間に関する。
に引き出しできる仏壇と、仏間から引き出しできるよう
に仏壇を載せる引出し台と、仏壇をスムーズに引き出し
できる仏間に関する。
【0002】
【従来の技術】仏壇は、普段は仏間に安置される。しか
しながら、たとえば、法事等のときには、仏壇を仏間か
ら引き出して、前方のみでなく両側からも見えるように
している。ただ、仏壇は、軽いものでも50kg以上、
重いものでは数百kgもあって極めて重く、簡単には仏
間から引き出しできない。できる限り軽く仏壇から引き
出しできるように、台輪に車輪を装着している仏壇は開
発されている。この仏壇は、仏間から引き出すときに、
車輪を仏間の床面で転動させる。したがって、車輪のな
い仏壇に比べると、比較的スムーズに仏間から引き出し
できる。
しながら、たとえば、法事等のときには、仏壇を仏間か
ら引き出して、前方のみでなく両側からも見えるように
している。ただ、仏壇は、軽いものでも50kg以上、
重いものでは数百kgもあって極めて重く、簡単には仏
間から引き出しできない。できる限り軽く仏壇から引き
出しできるように、台輪に車輪を装着している仏壇は開
発されている。この仏壇は、仏間から引き出すときに、
車輪を仏間の床面で転動させる。したがって、車輪のな
い仏壇に比べると、比較的スムーズに仏間から引き出し
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ほとん
どの仏間は、図1の断面図に示すように、居間等の畳面
3よりも一段高くしている。このため、仏壇1の台輪5
に車輪4があっても、重い仏壇1を速やかに、居間の畳
面3に下ろすことができない。仏壇1の一部を仏間2か
ら引き出すと、図の矢印で示すように、仏壇1が前方に
倒れようとするからである。このため、重い仏壇1を倒
れないように手で支えて、高い仏間2から低い畳面3ま
で下ろす必要がある。このとき、仏壇1を倒れないよう
に支えるのに相当な力を要し、さらに、重い仏壇1を、
一段低い畳面3に下ろすときには、さらに、相当な力を
必要とし、簡単に仏間2から低い畳面3に下ろすことが
できない。さらに、無理をして居間の畳面3に仏壇を下
ろした後は、それを一段高い仏間2に持ち上げて仏間2
に収納するために、さらに大きい力と労力を必要とし、
実際には車輪4があっても、高い仏間2から低い畳面3
に移動することが、ほとんどできない。
どの仏間は、図1の断面図に示すように、居間等の畳面
3よりも一段高くしている。このため、仏壇1の台輪5
に車輪4があっても、重い仏壇1を速やかに、居間の畳
面3に下ろすことができない。仏壇1の一部を仏間2か
ら引き出すと、図の矢印で示すように、仏壇1が前方に
倒れようとするからである。このため、重い仏壇1を倒
れないように手で支えて、高い仏間2から低い畳面3ま
で下ろす必要がある。このとき、仏壇1を倒れないよう
に支えるのに相当な力を要し、さらに、重い仏壇1を、
一段低い畳面3に下ろすときには、さらに、相当な力を
必要とし、簡単に仏間2から低い畳面3に下ろすことが
できない。さらに、無理をして居間の畳面3に仏壇を下
ろした後は、それを一段高い仏間2に持ち上げて仏間2
に収納するために、さらに大きい力と労力を必要とし、
実際には車輪4があっても、高い仏間2から低い畳面3
に移動することが、ほとんどできない。
【0004】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたもので、本発明の重要な目的は、重い仏壇
を、段差のある仏間から簡単かつ容易に、しかも極めて
スムーズに引き出しできる仏壇と仏壇を引き出し自在に
搭載する引出し台及び仏間を提供することにある。
に開発されたもので、本発明の重要な目的は、重い仏壇
を、段差のある仏間から簡単かつ容易に、しかも極めて
スムーズに引き出しできる仏壇と仏壇を引き出し自在に
搭載する引出し台及び仏間を提供することにある。
【0005】さらに、本発明の他の大切な目的は、仏壇
や引出し台を仏間から引き出した状態で、これをスムー
ズに引き出すための水平方向引出部材が外部から見え
ず、極めて美しい外観で仏壇を引き出しできる仏壇と仏
壇を引き出し自在に搭載する引出し台を提供することに
ある。
や引出し台を仏間から引き出した状態で、これをスムー
ズに引き出すための水平方向引出部材が外部から見え
ず、極めて美しい外観で仏壇を引き出しできる仏壇と仏
壇を引き出し自在に搭載する引出し台を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の仏壇
は、前述の目的を達成するために下記の構成を備える。
仏壇は、台輪5の内側に、仏間2に固定される固定台6
を配設している。固定台6は、水平方向引出部材7を介
して、前後に引き出しできるように台輪5に連結してい
る。水平方向引出部材7は、互いに移動できるように連
結されてなる固定部材7Aと引出部材7Bとからなり、
固定部材7Aは引出部材7Bを水平方向に移動させるよ
うに固定台6に固定され、引出部材7Bは台輪5の側板
5Aの内側に固定される。
は、前述の目的を達成するために下記の構成を備える。
仏壇は、台輪5の内側に、仏間2に固定される固定台6
を配設している。固定台6は、水平方向引出部材7を介
して、前後に引き出しできるように台輪5に連結してい
る。水平方向引出部材7は、互いに移動できるように連
結されてなる固定部材7Aと引出部材7Bとからなり、
固定部材7Aは引出部材7Bを水平方向に移動させるよ
うに固定台6に固定され、引出部材7Bは台輪5の側板
5Aの内側に固定される。
【0007】仏壇1の台輪5が固定台6から引き出され
ると、仏壇1が仏間2から引き出される。さらに、仏壇
1を仏間2から引き出した状態で、側板5Aの内側に配
設してなる水平方向引出部材7の一部は仏壇1の台輪5
の側板5Aで覆い隠されて、外部に表出しない。
ると、仏壇1が仏間2から引き出される。さらに、仏壇
1を仏間2から引き出した状態で、側板5Aの内側に配
設してなる水平方向引出部材7の一部は仏壇1の台輪5
の側板5Aで覆い隠されて、外部に表出しない。
【0008】本発明の請求項2の仏壇を引き出し自在に
搭載する引出し台は、下記の独特の構成を備える。 (a) 引出し台17は、仏壇1を載せる載台18と、
この載台18の内側に配設されると共に、仏間2に固定
される固定台6とを備える。 (b) 固定台6は、水平方向引出部材7を介して、前
後に引き出しできるように載台18に連結されている。 (c) 載台18は、前縁と両側縁にスカート18Aを
有する。 (d) 水平方向引出部材7は、互いに移動できるよう
に連結されてなる固定部材7Aと引出部材7Bとを備
え、固定部材7Aは、引出部材7Bが水平方向に移動で
きるように、固定台6に固定され、引出部材7Bは、載
台18両側のスカート18Aの内側に固定されている。 (e) 仏壇1を載せる載台18が、固定台6から引き
出された状態で、載台18に載せている仏壇1が仏間2
から引き出されると共に、水平方向引出部材7の引出部
材7Bが、載台18両側のスカート18Aで覆い隠され
るように構成されている。
搭載する引出し台は、下記の独特の構成を備える。 (a) 引出し台17は、仏壇1を載せる載台18と、
この載台18の内側に配設されると共に、仏間2に固定
される固定台6とを備える。 (b) 固定台6は、水平方向引出部材7を介して、前
後に引き出しできるように載台18に連結されている。 (c) 載台18は、前縁と両側縁にスカート18Aを
有する。 (d) 水平方向引出部材7は、互いに移動できるよう
に連結されてなる固定部材7Aと引出部材7Bとを備
え、固定部材7Aは、引出部材7Bが水平方向に移動で
きるように、固定台6に固定され、引出部材7Bは、載
台18両側のスカート18Aの内側に固定されている。 (e) 仏壇1を載せる載台18が、固定台6から引き
出された状態で、載台18に載せている仏壇1が仏間2
から引き出されると共に、水平方向引出部材7の引出部
材7Bが、載台18両側のスカート18Aで覆い隠され
るように構成されている。
【0009】本発明の請求項3の仏壇を引き出し自在に
搭載する載台を内蔵する仏間は、下記の独特の構成を備
える。 (a) 仏間2は、仏壇1を載せる載台18を内蔵して
いる。 (b) 仏間2は、床2Aのほぼ全面に、載台18を収
納する収納凹部19を備える。 (c) 収納凹部19は、前面を開口しており、ここか
ら載台18を前後に引き出しできる構造となっている。 (d) 載台18は、水平方向引出部材7を介して、水
平の姿勢で引き出しできるように仏間2の床2Aに連結
されている。 (e) 水平方向引出部材7は、互いに移動できるよう
に連結されてなる固定部材7Aと引出部材7Bとを備
え、固定部材7Aは、引出部材7Bが水平方向に移動で
きるように、床2Aに固定され、引出部材7Bは、載台
18に固定されている。 (f) 仏壇1を載せる載台18が、床2Aの収納凹部
19から引き出されると、載台18に載せている仏壇1
が仏間2から引き出されるように構成されている。
搭載する載台を内蔵する仏間は、下記の独特の構成を備
える。 (a) 仏間2は、仏壇1を載せる載台18を内蔵して
いる。 (b) 仏間2は、床2Aのほぼ全面に、載台18を収
納する収納凹部19を備える。 (c) 収納凹部19は、前面を開口しており、ここか
ら載台18を前後に引き出しできる構造となっている。 (d) 載台18は、水平方向引出部材7を介して、水
平の姿勢で引き出しできるように仏間2の床2Aに連結
されている。 (e) 水平方向引出部材7は、互いに移動できるよう
に連結されてなる固定部材7Aと引出部材7Bとを備
え、固定部材7Aは、引出部材7Bが水平方向に移動で
きるように、床2Aに固定され、引出部材7Bは、載台
18に固定されている。 (f) 仏壇1を載せる載台18が、床2Aの収納凹部
19から引き出されると、載台18に載せている仏壇1
が仏間2から引き出されるように構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための仏壇とその引出し台を例
示するものであって、本発明は仏壇と引出し台を下記の
ものに特定しない。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための仏壇とその引出し台を例
示するものであって、本発明は仏壇と引出し台を下記の
ものに特定しない。
【0011】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0012】図2に示す仏壇1は、台輪5の内側に固定
台6を配設している。台輪5は、仏間2から水平に引き
出しできるように、水平方向引出部材7を介して固定台
6に連結される。固定台6は、仏間2に固定され、台輪
5を固定台6から引き出して、仏壇1は仏間2から引き
出される。
台6を配設している。台輪5は、仏間2から水平に引き
出しできるように、水平方向引出部材7を介して固定台
6に連結される。固定台6は、仏間2に固定され、台輪
5を固定台6から引き出して、仏壇1は仏間2から引き
出される。
【0013】図に示す仏壇1は、下部を台輪5とする下
台1Aと、この下台1Aの上に脱着できるように載せて
いる仏壇本体1Bとからなる。下台1Aは、下部の台輪
5の上に地袋戸8を設け、さらにその上に大引出9を設
けている。
台1Aと、この下台1Aの上に脱着できるように載せて
いる仏壇本体1Bとからなる。下台1Aは、下部の台輪
5の上に地袋戸8を設け、さらにその上に大引出9を設
けている。
【0014】台輪5は、図3の下方から見た斜視図に示
すように、両側の側板5Aと、側板5Aの前端に固定さ
れている前板5Bとからなり、後方と底面を開口してい
る。台輪5の底面と後方を開口するのは、台輪5を、仏
間に固定される固定台6から前方に水平に引き出しでき
るように連結するためである。台輪5の下端面は、図2
に示すように、これを固定台6に連結した状態で、固定
台6の下端面よりも多少高くする。それは、仏壇1を仏
間2から出し入れするときに、台輪5の下端面が仏間2
の床2Aに接触しないようにするためである。ただ、固
定台は、スペーサーを介して仏間の床に固定することも
できる。この構造の仏壇は、必ずしも台輪の下端面を固
定台の下端面よりも高くする必要はない。
すように、両側の側板5Aと、側板5Aの前端に固定さ
れている前板5Bとからなり、後方と底面を開口してい
る。台輪5の底面と後方を開口するのは、台輪5を、仏
間に固定される固定台6から前方に水平に引き出しでき
るように連結するためである。台輪5の下端面は、図2
に示すように、これを固定台6に連結した状態で、固定
台6の下端面よりも多少高くする。それは、仏壇1を仏
間2から出し入れするときに、台輪5の下端面が仏間2
の床2Aに接触しないようにするためである。ただ、固
定台は、スペーサーを介して仏間の床に固定することも
できる。この構造の仏壇は、必ずしも台輪の下端面を固
定台の下端面よりも高くする必要はない。
【0015】固定台6は、台輪5の内側に配設される大
きさ、すなわち、台輪5の内形よりも多少小さい外形の
方形状で、仏間2に固定される。仏壇1を仏間2から引
き出した状態で、固定台6には相当な力が作用する。と
くに、固定台6は下部が仏間2の床2Aから持ち上げら
れる方向に強い力が作用する。仏壇1を引き出すと、固
定台6に強い回転モーメントが作用するからである。固
定台6は、仏壇1を仏間2から引き出しても転倒しない
ように、強固に仏間2に固定される。とくに、固定台6
の後部を強靭な構造で仏間2の床2Aに固定する。固定
台6は、たとえば、図3に示すように、L金具10を介
して仏間2に固定され、あるいは、図示しないが、固定
台を上下に貫通する止ネジを介して仏間に固定される。
きさ、すなわち、台輪5の内形よりも多少小さい外形の
方形状で、仏間2に固定される。仏壇1を仏間2から引
き出した状態で、固定台6には相当な力が作用する。と
くに、固定台6は下部が仏間2の床2Aから持ち上げら
れる方向に強い力が作用する。仏壇1を引き出すと、固
定台6に強い回転モーメントが作用するからである。固
定台6は、仏壇1を仏間2から引き出しても転倒しない
ように、強固に仏間2に固定される。とくに、固定台6
の後部を強靭な構造で仏間2の床2Aに固定する。固定
台6は、たとえば、図3に示すように、L金具10を介
して仏間2に固定され、あるいは、図示しないが、固定
台を上下に貫通する止ネジを介して仏間に固定される。
【0016】固定台6に台輪5を連結する水平方向引出
部材7は、互いに移動できるように連結されてなる固定
部材7Aと引出部材7Bとからなり、固定部材7Aを固
定台6の側部に、引出部材7Bを台輪5の側板5Aの内
側に固定する。固定部材7Aは、引出部材7Bを水平方
向に引き出しできるように、固定台6の両側に水平に固
定される。
部材7は、互いに移動できるように連結されてなる固定
部材7Aと引出部材7Bとからなり、固定部材7Aを固
定台6の側部に、引出部材7Bを台輪5の側板5Aの内
側に固定する。固定部材7Aは、引出部材7Bを水平方
向に引き出しできるように、固定台6の両側に水平に固
定される。
【0017】水平方向引出部材7は、固定部材7Aに対
して引出部材7Bを軸方向に移動できる全ての機構のも
のが使用できる。図4と図5に示す水平方向引出部材7
は、固定部材7Aと引出部材7Bを、中間連結バー7C
を介して連結している。中間連結バー7Cと、固定部材
7Aおよび引出部材7Bは、ガイド溝11に並べられた
複数のローラー12でスムーズに移動できるように連結
している。中間連結バー7Cは、1枚の金属バンドの両
側縁を折曲して成形したもので、金属バンドの上下の両
側縁に沿って、ローラー12の転動溝13を設けてい
る。固定部材7Aと引出部材7Bも上下の両側を内側に
折曲して、ローラー12の転動溝13を設けている。固
定部材7Aおよび引出部材7Bの転動溝13と、中間連
結バー7Cの転動溝13とに、複数のローラー12を並
べて配設している。複数のローラー12は、ローラー1
2を配設する部分に貫通孔を設けた保持プレート14で
一定の間隔で配列される。
して引出部材7Bを軸方向に移動できる全ての機構のも
のが使用できる。図4と図5に示す水平方向引出部材7
は、固定部材7Aと引出部材7Bを、中間連結バー7C
を介して連結している。中間連結バー7Cと、固定部材
7Aおよび引出部材7Bは、ガイド溝11に並べられた
複数のローラー12でスムーズに移動できるように連結
している。中間連結バー7Cは、1枚の金属バンドの両
側縁を折曲して成形したもので、金属バンドの上下の両
側縁に沿って、ローラー12の転動溝13を設けてい
る。固定部材7Aと引出部材7Bも上下の両側を内側に
折曲して、ローラー12の転動溝13を設けている。固
定部材7Aおよび引出部材7Bの転動溝13と、中間連
結バー7Cの転動溝13とに、複数のローラー12を並
べて配設している。複数のローラー12は、ローラー1
2を配設する部分に貫通孔を設けた保持プレート14で
一定の間隔で配列される。
【0018】さらに、水平方向引出部材には、図6や図
7に示す断面構造のものも使用できる。図4ないし図7
に示す水平方向引出部材7は、ローラー12を介して、
固定部材7Aを引出部材7Bに連結するので、引出部材
7Bを極めて軽く移動できる特長がある。とくに、図4
ないし図6に示す水平方向引出部材7は、中間連結バー
7を介して、引出部材7Bを固定部材7Aから完全に引
き出しできるので、台輪5を固定台6から長く手前に引
き出しできる特長がある。
7に示す断面構造のものも使用できる。図4ないし図7
に示す水平方向引出部材7は、ローラー12を介して、
固定部材7Aを引出部材7Bに連結するので、引出部材
7Bを極めて軽く移動できる特長がある。とくに、図4
ないし図6に示す水平方向引出部材7は、中間連結バー
7を介して、引出部材7Bを固定部材7Aから完全に引
き出しできるので、台輪5を固定台6から長く手前に引
き出しできる特長がある。
【0019】ただ、本発明の仏壇は、水平方向引出部材
を以上の構造に特定しない。水平方向引出部材には、引
出部材を固定部材に対して軸方向に引き出しできるすべ
ての構造、たとえば、図8の断面図に示すように、引出
部材と固定部材の一方にガイド溝11を設け、他方にこ
のガイド溝11に沿って摺動する凸部15を設けたもの
も使用できる。
を以上の構造に特定しない。水平方向引出部材には、引
出部材を固定部材に対して軸方向に引き出しできるすべ
ての構造、たとえば、図8の断面図に示すように、引出
部材と固定部材の一方にガイド溝11を設け、他方にこ
のガイド溝11に沿って摺動する凸部15を設けたもの
も使用できる。
【0020】固定部材7Aと引出部材7Bは、図2の要
部拡大図に示すように、これを貫通孔する止ネジ16を
介して、あるいは、接着して、あるいはまた、接着と止
ネジの両方で、固定台6と台輪5に固定される。
部拡大図に示すように、これを貫通孔する止ネジ16を
介して、あるいは、接着して、あるいはまた、接着と止
ネジの両方で、固定台6と台輪5に固定される。
【0021】以上の構造の仏壇は、台輪5の内側に固定
台6を配設して、台輪5と固定台6とを水平方向引出部
材7で連結している。仏壇は、台輪5を固定台6に連結
するのに代わって、図9に示すように、引出し台17に
載せて仏間2から引き出しできる構造とすることもでき
る。引出し台17は、載台18と固定台6とを備える。
載台18は、図2に示す仏壇1の台輪5と同じ構造、す
なわち、台輪の側板と前板と同じように、前縁と両側縁
にスカート18Aを設けている。載台18のスカート1
8Aは、台輪の側板と前板に相当する。載台18は、水
平方向引出部材7の引出部材7Bを、載台18の両側に
設けられたスカート18Aの内側に固定する。水平方向
引出部材7は、上記の実施例の仏壇に使用するものと同
じものが使用でき、また、固定台6も上記の実施例の仏
壇と同じ構造にできる。
台6を配設して、台輪5と固定台6とを水平方向引出部
材7で連結している。仏壇は、台輪5を固定台6に連結
するのに代わって、図9に示すように、引出し台17に
載せて仏間2から引き出しできる構造とすることもでき
る。引出し台17は、載台18と固定台6とを備える。
載台18は、図2に示す仏壇1の台輪5と同じ構造、す
なわち、台輪の側板と前板と同じように、前縁と両側縁
にスカート18Aを設けている。載台18のスカート1
8Aは、台輪の側板と前板に相当する。載台18は、水
平方向引出部材7の引出部材7Bを、載台18の両側に
設けられたスカート18Aの内側に固定する。水平方向
引出部材7は、上記の実施例の仏壇に使用するものと同
じものが使用でき、また、固定台6も上記の実施例の仏
壇と同じ構造にできる。
【0022】以上の構造の仏壇と、引出し台は、下記の
ようにして使用される。仏間2の床2Aに、しっかりと
移動しないように固定台6を固定する。仏間2に固定さ
れた固定台6に、水平方向引出部材7を介して仏壇1の
台輪5を有する下台1Aを連結し、あるいは、引出し台
17の載台18を連結する。仏壇1の下台1Aを固定台
6に連結するとき、仏壇1の仏壇本体1Bを載せない。
下台1Aを軽くするためである。仏壇1の下台1Aを固
定台6に連結した後、下台1Aの上に、仏壇本体1Bを
載せる。このとき、下台1Aを固定台6から引き出し
て、仏壇本体1Bをより簡単に下台1Aに載せることが
できる。仏壇本体1Bを下台1Aに載せた後、仏壇1を
仏間2に押し込んで収納する。
ようにして使用される。仏間2の床2Aに、しっかりと
移動しないように固定台6を固定する。仏間2に固定さ
れた固定台6に、水平方向引出部材7を介して仏壇1の
台輪5を有する下台1Aを連結し、あるいは、引出し台
17の載台18を連結する。仏壇1の下台1Aを固定台
6に連結するとき、仏壇1の仏壇本体1Bを載せない。
下台1Aを軽くするためである。仏壇1の下台1Aを固
定台6に連結した後、下台1Aの上に、仏壇本体1Bを
載せる。このとき、下台1Aを固定台6から引き出し
て、仏壇本体1Bをより簡単に下台1Aに載せることが
できる。仏壇本体1Bを下台1Aに載せた後、仏壇1を
仏間2に押し込んで収納する。
【0023】引出し台17は、載台18を固定台6に連
結した後、これを固定台6から引き出して、載台18の
上に仏壇1を載せる。その後、載台18を仏間2に押し
込んで、仏壇1を仏間2に収納する。必要なときは、仏
壇1を手前に引っ張ると、載台18が固定台6から引き
出されて、仏壇1を仏間2から引き出して水平に保持で
きる。
結した後、これを固定台6から引き出して、載台18の
上に仏壇1を載せる。その後、載台18を仏間2に押し
込んで、仏壇1を仏間2に収納する。必要なときは、仏
壇1を手前に引っ張ると、載台18が固定台6から引き
出されて、仏壇1を仏間2から引き出して水平に保持で
きる。
【0024】さらに、本発明は、図10に示すように、
仏壇1を引き出し自在に搭載する載台18を仏間2に内
蔵することもできる。この図に示す仏間2は、床2Aの
ほぼ全面に、載台18を収納する収納凹部19を設け、
この収納凹部19に載台18を引き出し自在に配設して
いる。収納凹部19は、前面を開口しており、ここから
載台18を前後に引き出しできる構造となっている。載
台18は、水平方向引出部材7を介して、水平の姿勢で
引き出しできるように仏間2の床2Aに連結されてい
る。
仏壇1を引き出し自在に搭載する載台18を仏間2に内
蔵することもできる。この図に示す仏間2は、床2Aの
ほぼ全面に、載台18を収納する収納凹部19を設け、
この収納凹部19に載台18を引き出し自在に配設して
いる。収納凹部19は、前面を開口しており、ここから
載台18を前後に引き出しできる構造となっている。載
台18は、水平方向引出部材7を介して、水平の姿勢で
引き出しできるように仏間2の床2Aに連結されてい
る。
【0025】載台18は、仏壇1を載せる天板18a
と、両側の側板18bと、側板18bの前端に固定され
ている前板18cとを備える。両側の側板18bは、図
10の拡大断面図に示すように、水平方向引出部材7を
固定するスペースを設けるために、天板18aと前板1
8cの両側端面からやや後退して固定されている。天板
18aと前板18cは、収納凹部19とほぼ等しい幅を
有する。また、天板18aは、収納凹部19の奥行きと
ほぼ等しい全長を有する。この形状の載台18は、床2
Aとの境界部分の隙間を小さくして、収納凹部19に綺
麗に収納できる特長がある。
と、両側の側板18bと、側板18bの前端に固定され
ている前板18cとを備える。両側の側板18bは、図
10の拡大断面図に示すように、水平方向引出部材7を
固定するスペースを設けるために、天板18aと前板1
8cの両側端面からやや後退して固定されている。天板
18aと前板18cは、収納凹部19とほぼ等しい幅を
有する。また、天板18aは、収納凹部19の奥行きと
ほぼ等しい全長を有する。この形状の載台18は、床2
Aとの境界部分の隙間を小さくして、収納凹部19に綺
麗に収納できる特長がある。
【0026】さらに、図に示す載台18は、前板18c
の前面に引手金具20を装着している。引手金具20を
備える載台18は、これを引いて簡単に仏壇1を仏間2
から引き出しできる特長がある。ただ、載台18は、図
10の鎖線で示すように、前板18cの下部に切欠部2
2を設けて、この切欠部22に手の先端を挿入して、載
台18を直接引き出す構造とすることもできる。
の前面に引手金具20を装着している。引手金具20を
備える載台18は、これを引いて簡単に仏壇1を仏間2
から引き出しできる特長がある。ただ、載台18は、図
10の鎖線で示すように、前板18cの下部に切欠部2
2を設けて、この切欠部22に手の先端を挿入して、載
台18を直接引き出す構造とすることもできる。
【0027】載台18を仏間2の床2Aに連結する水平
方向引出部材7は、前述の実施例の仏壇に使用するもの
と同じものが使用できる。水平方向引出部材7は、固定
部材7Aを、収納凹部19を形成している左右に位置す
る床2Aの袴21の垂直面に固定し、引出部材7Bを載
台18の両側の側板18bの外側に固定している。
方向引出部材7は、前述の実施例の仏壇に使用するもの
と同じものが使用できる。水平方向引出部材7は、固定
部材7Aを、収納凹部19を形成している左右に位置す
る床2Aの袴21の垂直面に固定し、引出部材7Bを載
台18の両側の側板18bの外側に固定している。
【0028】さらに、図に示す載台18は、その上面
が、床2Aの上面とほぼ同一平面となるように、また、
前面が、床2Aの前面とほぼ同一平面となるように床2
Aに連結されている。このように、連結される載台18
は、床2Aと載台18との境界部分の段差をなくし、境
界部分を目立たなくできる特長がある。ただ、載台は、
上面あるいは前面が、床の上面あるいは前面と同一平面
とならないように、いいかえると、段差を形成するよう
に連結することもできる。
が、床2Aの上面とほぼ同一平面となるように、また、
前面が、床2Aの前面とほぼ同一平面となるように床2
Aに連結されている。このように、連結される載台18
は、床2Aと載台18との境界部分の段差をなくし、境
界部分を目立たなくできる特長がある。ただ、載台は、
上面あるいは前面が、床の上面あるいは前面と同一平面
とならないように、いいかえると、段差を形成するよう
に連結することもできる。
【0029】さらに、載台18は、床2Aに連結された
状態で、側板18bと前板18cの下端面を、収納凹部
19の底面19Aよりも多少高くしている。それは、仏
壇1を仏間2から出し入れするときに、載台18の下端
面が収納凹部19の底面19Aに接触しないようにする
ためである。このようにして床2Aに連結される載台1
8は、重い仏壇1を載せた状態で、スムーズに引き出し
できる特長がある。
状態で、側板18bと前板18cの下端面を、収納凹部
19の底面19Aよりも多少高くしている。それは、仏
壇1を仏間2から出し入れするときに、載台18の下端
面が収納凹部19の底面19Aに接触しないようにする
ためである。このようにして床2Aに連結される載台1
8は、重い仏壇1を載せた状態で、スムーズに引き出し
できる特長がある。
【0030】以上の構造の仏間は、下記のようにして使
用される。仏間2の床2Aのほぼ全面に、載台18を収
納する収納凹部19を設ける。床2Aに、水平方向引出
部材7を介して載台18を連結する。載台18を床2A
の収納凹部19から引き出して、載台18の上に仏壇1
を載せる。その後、載台18を仏間2に押し込んで、仏
壇1を仏間2に収納する。必要なときは、載台18を手
前に引っ張ると、仏壇1を載せた載台18が、水平に保
持された状態で、収納凹部19から引き出される。
用される。仏間2の床2Aのほぼ全面に、載台18を収
納する収納凹部19を設ける。床2Aに、水平方向引出
部材7を介して載台18を連結する。載台18を床2A
の収納凹部19から引き出して、載台18の上に仏壇1
を載せる。その後、載台18を仏間2に押し込んで、仏
壇1を仏間2に収納する。必要なときは、載台18を手
前に引っ張ると、仏壇1を載せた載台18が、水平に保
持された状態で、収納凹部19から引き出される。
【0031】さらに、本発明は、図示しないが、仏間に
設けた収納凹部に、前述の引出し台を配設して、この引
出し台の上に載せた仏壇を、前後に引き出し自在とする
こともできる。この構造の仏間は、収納凹部の底面に、
引出し台の固定台を固定し、載台を、収納凹部の前面の
開口部から引き出しする。引出し台は、収納凹部の幅と
奥行きに、ほぼ等しい大きさのものを使用する。さら
に、引出し台は、好ましくは、載台の上面が、仏間の床
の上面とほぼ同一平面となるように、また、載台の前面
が、床の前面とほぼ同一平面となるように配設する。こ
のように配設される引出し台は、仏壇を仏間に収納した
状態で、載台と、仏間の床との境界部分を目立たなくで
きる特長がある。
設けた収納凹部に、前述の引出し台を配設して、この引
出し台の上に載せた仏壇を、前後に引き出し自在とする
こともできる。この構造の仏間は、収納凹部の底面に、
引出し台の固定台を固定し、載台を、収納凹部の前面の
開口部から引き出しする。引出し台は、収納凹部の幅と
奥行きに、ほぼ等しい大きさのものを使用する。さら
に、引出し台は、好ましくは、載台の上面が、仏間の床
の上面とほぼ同一平面となるように、また、載台の前面
が、床の前面とほぼ同一平面となるように配設する。こ
のように配設される引出し台は、仏壇を仏間に収納した
状態で、載台と、仏間の床との境界部分を目立たなくで
きる特長がある。
【0032】さらに、この構造の仏間は、載台を床から
引き出した状態で、水平方向引出部材が外部に表出する
ことがない。それは、この仏間の収納凹部に配設される
引出し台が、載台の内側に水平方向引出部材を固定され
ており、水平方向引出部材が載台に覆い隠されているか
らである。このため、この仏間は、外観をすっきりと美
しくして、仏壇を仏間から引き出しできる特長が実現さ
れる。
引き出した状態で、水平方向引出部材が外部に表出する
ことがない。それは、この仏間の収納凹部に配設される
引出し台が、載台の内側に水平方向引出部材を固定され
ており、水平方向引出部材が載台に覆い隠されているか
らである。このため、この仏間は、外観をすっきりと美
しくして、仏壇を仏間から引き出しできる特長が実現さ
れる。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1の仏壇は、極めて重い
仏壇を、段差のある仏間から簡単かつ容易に、しかも極
めてスムーズに引き出しでき、さらに、引き出した仏壇
をスムーズに仏間に収納できる特長がある。それは、本
発明の仏壇が、仏間に固定台を固定し、この固定台に、
水平方向引出部材を介して、水平方向に引き出しできる
ように仏壇の台輪を連結しているからである。水平方向
引出部材を介して仏間の固定台から引き出される台輪
は、仏間と畳との間の段差に関係なく、仏壇を仏間から
水平に引き出し、さらに、水平に収納できる。このた
め、極めて重い仏壇を、極めて楽に、しかも速やかに仏
間から出し入れできる特長が実現される。
仏壇を、段差のある仏間から簡単かつ容易に、しかも極
めてスムーズに引き出しでき、さらに、引き出した仏壇
をスムーズに仏間に収納できる特長がある。それは、本
発明の仏壇が、仏間に固定台を固定し、この固定台に、
水平方向引出部材を介して、水平方向に引き出しできる
ように仏壇の台輪を連結しているからである。水平方向
引出部材を介して仏間の固定台から引き出される台輪
は、仏間と畳との間の段差に関係なく、仏壇を仏間から
水平に引き出し、さらに、水平に収納できる。このた
め、極めて重い仏壇を、極めて楽に、しかも速やかに仏
間から出し入れできる特長が実現される。
【0034】さらに、本発明の請求項1の仏壇は、台輪
の内側に水平方向引出部材を固定しているので、仏壇を
仏間から引き出した状態で、水平方向引出部材が台輪に
覆い隠されて、仏間や仏壇の外部に表出することがな
い。このため、仏壇をすっきりと美しい状態で、仏間か
ら引き出しできる特長も実現する。とくに、この構造の
仏壇は、台輪を水平方向引出部材を覆い隠すカバーに併
用しているので、仏壇の外観が従来のものと変わらず、
美しい外観として、仏間からスムーズに引き出しできる
特長を実現する。
の内側に水平方向引出部材を固定しているので、仏壇を
仏間から引き出した状態で、水平方向引出部材が台輪に
覆い隠されて、仏間や仏壇の外部に表出することがな
い。このため、仏壇をすっきりと美しい状態で、仏間か
ら引き出しできる特長も実現する。とくに、この構造の
仏壇は、台輪を水平方向引出部材を覆い隠すカバーに併
用しているので、仏壇の外観が従来のものと変わらず、
美しい外観として、仏間からスムーズに引き出しできる
特長を実現する。
【0035】さらに、本発明の請求項2の引出し台は、
載台の上に仏壇を載せて、極めて重い仏壇を、段差のあ
る仏間から簡単かつ容易に、しかも極めてスムーズに引
き出しでき、さらに、引き出した仏壇をスムーズに仏間
に収納できる特長がある。それは、本発明の引出し台
が、仏間に固定台を固定し、この固定台に、水平方向引
出部材を介して、水平方向に引き出しできるように載台
を連結し、この載台に仏壇を載せているからである。水
平方向引出部材を介して、仏間の固定台から引き出され
る載台は、仏間と畳との間の段差に関係なく、仏間から
水平に引き出しでき、さらに、水平に収納できる。この
ため、極めて重い仏壇を、極めて楽に、しかも速やかに
仏間から出し入れできる特長が実現される。
載台の上に仏壇を載せて、極めて重い仏壇を、段差のあ
る仏間から簡単かつ容易に、しかも極めてスムーズに引
き出しでき、さらに、引き出した仏壇をスムーズに仏間
に収納できる特長がある。それは、本発明の引出し台
が、仏間に固定台を固定し、この固定台に、水平方向引
出部材を介して、水平方向に引き出しできるように載台
を連結し、この載台に仏壇を載せているからである。水
平方向引出部材を介して、仏間の固定台から引き出され
る載台は、仏間と畳との間の段差に関係なく、仏間から
水平に引き出しでき、さらに、水平に収納できる。この
ため、極めて重い仏壇を、極めて楽に、しかも速やかに
仏間から出し入れできる特長が実現される。
【0036】さらに、本発明の請求項2の引出し台は、
載台の内側に水平方向引出部材を固定しているので、仏
壇を仏間から引き出した状態で、水平方向引出部材が載
台に覆い隠されて、仏間や仏壇の外部に表出することが
ない。このため、仏壇をすっきりと美しい状態で、仏間
から引き出しできる特長も実現する。
載台の内側に水平方向引出部材を固定しているので、仏
壇を仏間から引き出した状態で、水平方向引出部材が載
台に覆い隠されて、仏間や仏壇の外部に表出することが
ない。このため、仏壇をすっきりと美しい状態で、仏間
から引き出しできる特長も実現する。
【0037】さらに、本発明の請求項3の仏間は、載台
の上に仏壇を載せて、極めて重い仏壇を、段差のある仏
間から簡単かつ容易に、しかも極めてスムーズに引き出
しでき、さらに、引き出した仏壇をスムーズに仏間に収
納できる特長がある。それは、本発明の仏間が、床のほ
ぼ全面に収納凹部を備え、この収納凹部に、水平方向引
出部材を介して、水平方向に引き出しできるように載台
を連結し、この載台に仏壇を載せているからである。水
平方向引出部材を介して、仏間の収納凹部から引き出さ
れる載台は、仏間と畳との間の段差に関係なく、仏間か
ら水平に引き出しでき、さらに、水平に収納できる。こ
のため、極めて重い仏壇を、極めて楽に、しかも速やか
に仏間から出し入れできる特長が実現される。
の上に仏壇を載せて、極めて重い仏壇を、段差のある仏
間から簡単かつ容易に、しかも極めてスムーズに引き出
しでき、さらに、引き出した仏壇をスムーズに仏間に収
納できる特長がある。それは、本発明の仏間が、床のほ
ぼ全面に収納凹部を備え、この収納凹部に、水平方向引
出部材を介して、水平方向に引き出しできるように載台
を連結し、この載台に仏壇を載せているからである。水
平方向引出部材を介して、仏間の収納凹部から引き出さ
れる載台は、仏間と畳との間の段差に関係なく、仏間か
ら水平に引き出しでき、さらに、水平に収納できる。こ
のため、極めて重い仏壇を、極めて楽に、しかも速やか
に仏間から出し入れできる特長が実現される。
【0038】さらに、本発明の請求項3の仏間は、仏壇
を載せた状態で引き出しできる載台を仏間に内蔵してい
る。いいかえると、載台で仏間の床を構成して、この部
分を引き出し自在にしている。このように、仏間の床か
ら引き出される載台は、畳面から低い位置に引き出すこ
とができる特長がある。このため、この構造の仏間は、
仏壇を仏間から引き出した状態で、仏壇と載台を低い姿
勢に保持して使用できる特長が実現される。
を載せた状態で引き出しできる載台を仏間に内蔵してい
る。いいかえると、載台で仏間の床を構成して、この部
分を引き出し自在にしている。このように、仏間の床か
ら引き出される載台は、畳面から低い位置に引き出すこ
とができる特長がある。このため、この構造の仏間は、
仏壇を仏間から引き出した状態で、仏壇と載台を低い姿
勢に保持して使用できる特長が実現される。
【0039】さらにまた、請求項2の引出し台と請求項
3の仏間は、仏壇を載せて仏間からスムーズに引き出し
するので、従来の仏壇をそのままの状態で使用して、便
利に使用できる特長がある。
3の仏間は、仏壇を載せて仏間からスムーズに引き出し
するので、従来の仏壇をそのままの状態で使用して、便
利に使用できる特長がある。
【図1】従来の仏壇を仏間に収納した状態を示す断面図
【図2】本発明の実施例にかかる仏壇を仏間に収納した
状態を示す一部断面正面図
状態を示す一部断面正面図
【図3】図2に示す仏壇の台輪と固定台を示す底面斜視
図
図
【図4】図3に示す水平方向引出部材の拡大斜視図
【図5】図4に示す水平方向引出部材の断面図
【図6】水平方向引出部材の他の一例を示す断面図
【図7】さらに水平方向引出部材の他の一例を示す断面
図
図
【図8】さらに水平方向引出部材の他の一例を示す断面
図
図
【図9】本発明の実施例にかかる仏壇を引き出し自在に
搭載する引出し台の使用状態を示す一部断面正面図
搭載する引出し台の使用状態を示す一部断面正面図
【図10】本発明の実施例にかかる仏壇を引き出し自在
に搭載する仏間を示す一部断面正面図
に搭載する仏間を示す一部断面正面図
【図11】図10に示す仏間から仏壇を引き出した状態
を示す断面図
を示す断面図
1…仏壇 1A…下台
1B…仏壇本体 2…仏間 2A…床 3…畳面 4…車輪 5…台輪 5A…側板
5B…前板 6…固定台 7…水平方向引出部材 7A…固定部材
7B…引出部材 7C…中間連結バー 8…地袋戸 9…大引出 10…L金具 11…ガイド溝 12…ローラー 13…転動溝 14…保持プレート 15…凸部 16…止ネジ 17…引出し台 18…載台 18A…スカート 18a…天板 18b…側板
18c…前板 19…収納凹部 19A…底面 20…引手金具 21…袴 22…切欠部
1B…仏壇本体 2…仏間 2A…床 3…畳面 4…車輪 5…台輪 5A…側板
5B…前板 6…固定台 7…水平方向引出部材 7A…固定部材
7B…引出部材 7C…中間連結バー 8…地袋戸 9…大引出 10…L金具 11…ガイド溝 12…ローラー 13…転動溝 14…保持プレート 15…凸部 16…止ネジ 17…引出し台 18…載台 18A…スカート 18a…天板 18b…側板
18c…前板 19…収納凹部 19A…底面 20…引手金具 21…袴 22…切欠部
Claims (3)
- 【請求項1】 仏壇(1)の台輪(5)の内側に、仏間(2)に
固定される固定台(6)を配設しており、この固定台(6)
は、水平方向引出部材(7)を介して、前後に引き出しで
きるように台輪(5)に連結され、 水平方向引出部材(7)は、互いに移動できるように連結
されてなる固定部材(7A)と引出部材(7B)とからなり、 固定部材(7A)は引出部材(7B)が水平方向に移動できるよ
うに固定台(6)に固定されており、引出部材(7B)は台輪
(5)の側板(5A)の内側に固定されており、 仏壇(1)の台輪(5)が固定台(6)から引き出されて、仏壇
(1)が仏間(2)から引き出されるように構成されると共
に、仏壇(1)が引き出された状態で、側板(5A)の内側に
配設してなる水平方向引出部材(7)の一部が仏壇(1)の台
輪(5)の側板(5A)で覆い隠されるように構成されてなる
ことを特徴とする仏壇。 - 【請求項2】 下記の全ての構成を有することを特徴と
する仏壇を引き出し自在に搭載する引出し台。 (a) 引出し台(17)は、仏壇(1)を載せる載台(18)
と、この載台(18)の内側に配設されると共に、仏間(2)
に固定される固定台(6)とを備える。 (b) 固定台(6)は、水平方向引出部材(7)を介して、
前後に引き出しできるように載台(18)に連結されてい
る。 (c) 載台(18)は、前縁と両側縁にスカート(18A)を
有する。 (d) 水平方向引出部材(7)は、互いに移動できるよ
うに連結されてなる固定部材(7A)と引出部材(7B)とを備
え、固定部材(7A)は、引出部材(7B)が水平方向に移動で
きるように、固定台(6)に固定され、引出部材(7B)は、
載台(18)両側のスカート(18A)の内側に固定されてい
る。 (e) 仏壇(1)を載せる載台(18)が、固定台(6)から引
き出された状態で、載台(18)に載せている仏壇(1)が仏
間(2)から引き出されると共に、水平方向引出部材(7)の
引出部材(7B)が、載台(18)両側のスカート(18A)で覆い
隠されるように構成されている。 - 【請求項3】 下記の全ての構成を有することを特徴と
する仏壇を引き出し自在に搭載する仏間。 (a) 仏間(2)は、仏壇(1)を載せる載台(18)を内蔵し
ている。 (b) 仏間(2)は、床(2A)のほぼ全面に、載台(18)を
収納する収納凹部(19)を備える。 (c) 収納凹部(19)は、前面を開口しており、ここか
ら載台(18)を前後に引き出しできる構造となっている。 (d) 載台(18)は、水平方向引出部材(7)を介して、
水平の姿勢で引き出しできるように仏間(2)の床(2A)に
連結されている。 (e) 水平方向引出部材(7)は、互いに移動できるよ
うに連結されてなる固定部材(7A)と引出部材(7B)とを備
え、固定部材(7A)は、引出部材(7B)が水平方向に移動で
きるように、床(2A)に固定され、引出部材(7B)は、載台
(18)に固定されている。 (f) 仏壇(1)を載せる載台(18)が、床(2A)の収納凹
部(19)から引き出されると、載台(18)に載せている仏壇
(1)が仏間(2)から引き出されるように構成されている。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9225853A JP3053598B2 (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 仏壇と仏壇を引き出し自在に搭載する引出し台及び仏間 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9225853A JP3053598B2 (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 仏壇と仏壇を引き出し自在に搭載する引出し台及び仏間 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1146970A JPH1146970A (ja) | 1999-02-23 |
JP3053598B2 true JP3053598B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=16835879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9225853A Expired - Fee Related JP3053598B2 (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 仏壇と仏壇を引き出し自在に搭載する引出し台及び仏間 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053598B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP9225853A patent/JP3053598B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1146970A (ja) | 1999-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU5638196A (en) | Casket having memorabilia compartment | |
US4595086A (en) | Portable desk-work bench with carrying case | |
US4274685A (en) | Entertainment center cabinet | |
JP3053598B2 (ja) | 仏壇と仏壇を引き出し自在に搭載する引出し台及び仏間 | |
US4366585A (en) | Armchair effective to be transformed into a bed | |
ITFI20030086U1 (it) | Tavolo ribaltabile per vano passeggeri di carrozze ferroviarie | |
JPH0870986A (ja) | 墓石付き仏壇 | |
JPH0136429Y2 (ja) | ||
JP3741977B2 (ja) | 棚板におけるキーボード載置台 | |
JP2705660B2 (ja) | 引き出しの取付構造 | |
JP3106574U (ja) | 収納家具 | |
JP4222977B2 (ja) | 食器棚 | |
JPH035335Y2 (ja) | ||
JPH0630046Y2 (ja) | 収納式傘立装置 | |
JPS5822626Y2 (ja) | 納骨堂用佛壇 | |
JPH0316507Y2 (ja) | ||
JPS6031544Y2 (ja) | 化粧装置 | |
JP2534481Y2 (ja) | 自転車立体駐車装置の上部駐車テーブル | |
JP3081562B2 (ja) | 机等のコード類収納構造 | |
JPH0127714Y2 (ja) | ||
JPH0545253Y2 (ja) | ||
JPH038143Y2 (ja) | ||
JPH01129807A (ja) | 収納装置 | |
JPH08140749A (ja) | 机 | |
JPH10155579A (ja) | 引き出しの支持構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |