JPS5822626Y2 - 納骨堂用佛壇 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は納骨堂用仏壇、特にその引出し収納部の改良に
関するものである。

従来、納骨堂用仏壇において、線香・ローソク等を収納
するための引出しを設けることが行われているが、仏壇
前面には供物等を供えるための置場に乏しく不便であっ
た。

本考案は上述の点に鑑みてなされたものであって、引出
しの出し入れに邪魔になることなく、仏壇前面に供物等
のための充分の置場スペースを確保できるように、引出
しの底部に抜き差し自在の載台を取付けるようにしたこ
とを特徴とするものである。

以下、図示実施例について本考案を説明すると、１は縦
長の仏壇躯体で、上部納骨室２と下部納骨室３、および
それら画室の中間の引出し収納部４とに画成されている
。

然して、上部納骨室２には前面に観音開きの扉５を取付
け、内部は棚６で上下に区画し、上部前面に厨子７を安
置するとともに、下部前面には引違い扉８を設けて棚下
方に戸袋部９を形成している。

また、下部納骨室３にも扉１０および棚１１を設けて必
要な収納空間が得られるようにしている。

したがって、納骨（二当たっては、第４図に示すよう、
厨子７を引き出してその後方に、あるいは戸袋部９内に
、さらには骨つぼの増加に応じて下部納骨室３内にも収
納することができる。

ところで、引出し収納部４には、第２，３図に示すよう
な引出し１２が取付けられる。

すなわち、１３は引出し両側に取付けた摺動レールおよ
び端部ローラで、図示しない引出し収納部側の案内レー
ルおよび端部ローラ上に載架されてこの引出し１２を円
滑に出し入れできるようにしている。

また、１４は引出し１２の底部に設けた板状の載台で、
両側をＬ字状に垂下屈曲させ、その垂下部の水平辺を、
引出し両側辺の下方延長端に設けた溝部１５内に、摺動
自在に挿通させている。

したがって、引出し１２を出し入れして、たとえば線香
、ローソク、その他の仏具を自由に収納あるいは取り出
すことかで゛きるし、また載台１４のみを引き出してそ
の上に供物等を供えることができる。

そして、特に、載台１４はこれを引き出した状態のまま
、引き出しの出し入れ操作を行うことができるので、載
台１４上の供物等を取り除けなくとも、必要なものを引
出し１２内に出し入れできて極めて操作に便利である。

以上述べたように、本考案においては、納骨室下方に設
けた引出しの底部に抜き差し自在の載台を取付けるよう
にしたもので゛あるから、引き出しの出し入れ操作に邪
魔になることなく、仏壇前面に供物等のための充分のス
ペースを随時確保し・うる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図はいずれも本考案の実施例を示すものであって、第１
図は納骨堂用仏壇の縦断側面図、第２図は引出しの斜視
図、第３図は第２図のｌｌｌ−ＩＩＩ線に沿って示す断
面図、第４図は上部納骨室内の斜視図である。 １・・・・・・納骨堂用仏壇、２，３・・・・・・上・
下部納骨室、７・・・・・・厨子、１２・・・・・・引
出し、１４・・・・・・載台。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 仏壇駆体内に納骨室を設けると共に、引出し収納部を設
   け、この収納部に収納する引出しの底部に載台を抜差可
   能に取付けたことを特徴とする納骨堂用仏壇。