JP3053243B2 - 銀付人工皮革 - Google Patents

銀付人工皮革

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維質基体層とポリウ
レタンを主体とした重合体の被覆層からなる人工皮革で
あって、長期間に亙って表面の白化や曇りを生じない銀
付人工皮革に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維質基体層とポリウレタンを主
体とした重合体の被覆層からなる銀付人工皮革は公知で
ある。このような人工皮革の一部には1〜2年の自然放
置により銀面が白く曇ってきて空拭きやベンジン等で拭
いても除去修正できないものが知られている。このよう
な銀面の白化や曇りを防止する方法として特開昭58−
41975号公報や特公昭63−20947号公報の方
法が提案されている。
【0003】特開昭58−41975号公報の方法は、
撥水性などの機能性付与のためポリウレタンに添加した
シリコン等の添加剤のブリードを防止するために特定の
高モジュラスのポリウレタンで表面を被覆するものであ
る。この方法では表面に高モジュラスの被覆層を有する
ため、風合いが硬くなり易く折れシボ感に劣り、また、
耐屈曲性に劣るものとなる。特公昭63−20947号
公報の方法は、基体層にポリエステル繊維を含む人工皮
革において、ポリエステルのオリゴマーのブリードを防
止するため製造工程の任意の工程においてポリエステル
繊維中のオリゴマーを溶剤で抽出除去しようとするもの
である。この方法は、極細繊維発生型繊維を用いて溶剤
による極細繊維化処理を行う場合のほかは溶剤による抽
出工程を付加する必要があるため不経済であり、更に、
ポリウレタンの添加剤のブリードによる白化は防止でき
ない。
【0004】これら従来技術に示された原因を有さない
人工皮革においても、一部に依然として銀面に白化や曇
りを生ずる銀付き人工皮革が存在することが明らかにな
ってきた。即ち、一部の人工皮革、例えば表面層として
ポリウレタン溶融フイルムを積層した銀付人工皮革にお
いてはポリエステル繊維のオリゴマーやポリウレタンの
添加剤が含まれていなくても銀面の白化や曇りを生ずる
ことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術で
は必ずしも解決出来なかった、柔軟で風合いや折れシボ
感などの感性および耐屈曲性等の物性にも優れ、かつ長
期放置しても銀面の白化や曇りを生じない銀付人工皮革
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリエス
テル繊維のオリゴマーやポリウレタンの添加剤以外の白
化原因物質を明らかにすべく鋭意検討し、表面に白化ま
たは曇りを生じた銀付人工皮革の白化部分を削り取り分
析した結果、白化や曇りの新たな原因物質がポリウレタ
ンのオリゴマーであることを突き止めた。このオリゴマ
ーやポリウレタンの添加剤等が銀面表面へブリードして
白化することを防止することのできる柔軟な被覆層を開
発すべく更に検討した結果本発明に到達した。
【0007】即ち、本発明は、繊維質基体層とポリウレ
タンを主体とした重合体の被覆層からなり、パークロロ
エチレンで処理すれば重量減少率が0.1%以上となる
ような条件を満たす組成からなる銀付人工皮革であっ
て、該被覆層の表面が主鎖および/または側鎖にシリコ
ン系化合物のセグメントを有するポリウレタンの無孔質
層で覆われていることを特徴とする銀付人工皮革であ
る。
【0008】また、本発明は、繊維質基体層とポリウレ
タンを主体とした重合体の被覆層からなり、パークロロ
エチレンで処理すれば重量減少率が0.1%以上となる
ような条件を満たす組成からなる銀付人工皮革の表面に
主鎖および/または側鎖にシリコン系化合物のセグメン
トを有するポリウレタンの無孔質層を付与することを特
徴とする銀付人工皮革の表面白化防止方法である。
【0009】本発明の対象とする銀付人工皮革の繊維質
基体層は、通常の繊維、例えば、ポリエステル、ポリア
ミド、ポリアクリルニトリル、ポリオレフィン、ポリビ
ニルアルコールなどの合成繊維、再生セルロースなどの
化学繊維、天然繊維、あるいは特殊形態の繊維、例え
ば、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリルニトリル
等の極細繊維あるいは少なくとも1成分を溶解除去する
ことにより極細繊維束状繊維や特殊多孔繊維等に変成す
ることのできる多成分繊維から選ばれた繊維で構成さ
れ、ニードルパンチや高速流体流により絡合処理された
繊維絡合不織布、繊維立毛編織布、不織布と編織布の積
層布等の布帛から選ばれた1種類の布帛、あるいは該布
帛に、ポリウレタン重合体を主体とした樹脂の含浸用組
成液を含浸し、次いで必要に応じて、重合体の塗布用組
成液を塗布して重合体の非溶剤中でスポンジ構造に凝固
させ、多成分繊維の場合には極細繊維束状繊維や特殊多
孔繊維に変成して得られるシート状物である。基体層と
して通常の繊維、特にポリエステルやポリアミド繊維か
らなるものを使用すれば、皮革様シートとしたとき適度
の腰と保形性に優れたものとなり極細繊維束状繊維から
なるものを使用すれば柔軟な風合いで靴に加工したとき
トップラインがシャープに入り、また、特殊多孔繊維か
らなるものを使用すれば適度の腰と軽量性を合わせ持つ
ものとなる。
【0010】本発明の銀付人工皮革の被覆層は、ポリウ
レタンを主体とした重合体の多孔質層および/または非
多孔質層からなる。表面被覆層の繊維質基体層への積層
方法は、繊維質基体層の表面に直接重合体の溶液または
分散液を塗布し湿式または乾式で凝固する方法、離型紙
上に重合体の溶液または分散液を塗布し湿式または乾式
で凝固した後接着剤で繊維質基体層に接着、または凝固
前に繊維質基体層と積層し凝固する方法、または溶融成
形フイルムを繊維質基体層に積層する方法のいずれの方
法であっても使用できる。繊維質基体層への含浸および
被覆層に使用するポリウレタンを主体とした重合体は、
従来公知のポリエステル系、ポリエーテル系、ポリエス
テルエーテル系、ポリカーボネート系あるいはポリラク
トン系のポリマーポリオールと有機ジイソシアネート、
更に要すれば鎖伸長剤を重合して得られる人工皮革用ポ
リウレタンのいずれであっても使用できる。ポリウレタ
ンのオリゴマーの含有率を低減させるための処理は特に
必要としない。
【0011】本発明の対象とする銀付人工皮革は、パー
クロロエチレンで処理したときの重量減少率が1.0%
以上のものである。パークロロエチレンの処理により溶
出する成分は主としてポリウレタンのオリゴマー等の、
長期間の保管により銀面表面にブリードを起こし易い成
分である。重量減少率が1.0%未満の人工皮革は、含
まれるオリゴマーなどの白化原因成分が少なく、長期間
放置してもブリードによる表面の白化や曇りは通常生じ
ない。人工皮革中にパークロロエチレン可溶成分が1.
0%以上存在する場合には、室温で1年以上の長期間放
置することにより可溶成分が銀面表面にブリードして来
て銀面の白化や曇りをひきおこす。このブリード現象
は、本発明者らの実験によると高温による加速度試験で
確認することができ、例えば、40℃の雰囲気下に1週
間放置すると室温でほぼ1年間放置したときの状態に対
応する。ここで、パークロロエチレン処理による重量減
少率は、人工皮革を、浴比約1:100、温度30℃の
パークロロエチレン中に1時間浸漬、撹拌処理した後乾
燥し、処理前後における人工皮革の重量変化を百分率で
表したものである。
【0012】パークロロエチレン可溶成分は、基体層を
構成する繊維のオリゴマー、凝固調節剤や改質剤などの
ポリウレタンへの各種添加剤、およびポリウレタンのオ
リゴマーである。繊維のオリゴマーはポリエステル繊維
以外では通常問題となる程度に含まれておらず、また、
極細繊維発生型繊維を使用して溶剤による極細繊維化処
理をした場合にも繊維のオリゴマーは殆ど含まれていな
い。ポリウレタンのオリゴマーはポリウレタンの重合さ
れた工程、熱履歴等によって異なるが、一般に高温にさ
らされた時間が長いほどオリゴマーの含有量は多くな
る。人工皮革の製造工程においては、溶融フイルムをラ
ミネートしたものにはポリウレタンのオリゴマーが多く
含まれ、加熱エンボスによってもオリゴマー含有量は増
加する。更に、人工皮革を各種製品に加工するときの熱
成型などの熱処理によってもポリウレタンのオリゴマー
量は増加する。本発明の方法は後処理によりポリウレタ
ンオリゴマーが増加した場合にも有効である。
【0013】被覆層の表面に付与する主鎖および/また
は側鎖にシリコン系化合物のセグメントを有するポリウ
レタンは、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオー
ル、ポリエステルエーテルジオール、ポリカプロラクト
ンジオール、ポリカーボネートジオール等の群から選ば
れた少なくとも1種類の平均分子量500〜2500の
ポリオールと、平均分子量500〜1500の分子内に
シロキサン結合を有するポリシロキサンポリオールまた
はポリシロキサンポリアミンと芳香族ジイソシアネー
ト、芳香族トリイソシアネート、脂環族ジイソシアネー
ト、環状基を有する脂肪属ジイソシアネート、トリフェ
ニルメタン4,4,4ートリイソシアネート等の群から
選ばれた少なくとも1種の有機ポリイソシアネートと活
性水素原子を少なくとも2個有する低分子化合物を鎖伸
長剤として反応させて得られたシリコン系ポリウレタン
樹脂である。更に、皮膜の耐久性および風合いの点か
ら、該ポリウレタン樹脂の融点は120℃以上、溶剤に
溶解して乾式皮膜としたときの100%伸長モジュラス
の値が少なくとも50kg/cm2以上300kg/cm2以下で
あることが好ましい。
【0014】シリコン系化合物のセグメントを有するポ
リウレタンによる被覆方法は、グラビアロール等による
ロール塗布法、スプレー塗布法、ドクターナイフ等によ
るコーティング、離型紙による転写法などの従来公知の
方法で行うことができる。被覆に当たっては、皮膜が実
質的に無孔質となるように留意する必要がある。皮膜が
断続的であったりまたは開口部を有する状態の場合に
は、該開口部よりオリゴマーがブリードして来て銀面表
面の白化または曇りをひきおこす。ロール塗布法におい
ては比較的高粘度の溶液でのコーティングが可能である
が、刻目グラビアロールで高粘度溶液を使用するとメッ
シュ状の開口部が出来やすいため、比較的低粘度の塗布
液を使用するか乾燥前に離型紙等で押えて実質的に無孔
質のコート層とする。薄く均一な無孔質被膜層の形成の
ためにはスプレーコーティング法が好ましい。
【0015】塗布量は実質的に無孔質層を形成するのに
必要な量を塗布するが、固形分にして1〜30g/m2
好ましくは3〜20g/m2である。塗布量が少ないと皮
膜強度が弱く耐久性に劣るものとなり、ポリウレタンの
オリゴマーなどがブリードするのを阻止できず銀面の白
化や曇りを生ずることとなる。一方、塗布量を多くし過
ぎると人工皮革の風合いが硬くなり感性の劣ったものと
なり易い。
【0016】
【作用】シリコン系化合物のセグメントを有するポリウ
レタンで表面被覆することによりポリウレタンのオリゴ
マー等のブリードを防止できる理由については必ずしも
明確ではないが、シリコン系化合物とポリウレタンのオ
リゴマー等との相溶性があまり良くないことによる効果
であろうると推定される。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施態様を実施例で説明す
る。なお、実施例中の部および%は断りのない限り重量
に関するものである。
【0018】実施例1、比較例1 ポリエチレンテレフタレートの極細繊維不織布中にポリ
ウレタン弾性重合体が多孔構造に含有された繊維質基体
層の表面に、ポリウレタン溶融フイルムからなる表面被
覆層をポリウレタン系接着剤で貼り合わせて皮革様シー
ト1を得た。該皮革様シート1の表面に黒色顔料を添加
したポリウレタンのジメチルホルムアミド溶液をグラビ
アロールによりポリウレタン固形分にして5g/m2
布、乾燥し、加熱エンボスして皮革様シート2を得た。
更に、主鎖にシリコン系化合物のセグメントを有するポ
リウレタンの10%ジメチルホルムアミド溶液をロール
塗布法により固形分で5g/m2塗布乾燥して人工皮革1
を得た。
【0019】得られた人工皮革1の表面はシリコン系ポ
リウレタンの無孔質層で覆われており、柔軟で良好な黒
度とツヤ感を持ち撥水性にも優れたものであった。該人
工皮革1のパークロロエチレン処理による重量減少率は
1.8%であったが、40℃乾熱処理1週間によっても
表面の白化や曇りの発生はなく、また、室温に1年間放
置しても同様に表面変化は認められなかった。一方、シ
リコン系ポリウレタンで被覆していない皮革様シート2
は40℃乾熱処理1週間および室温放置1年間のいずれ
においてもポリウレタンのオリゴマー等のブリードに起
因する表面の白化が認められた。
【0020】比較例2 実施例1の皮革様シート1を有機溶剤により抽出処理し
た後、実施例1と同様に着色ポリウレタン塗布および加
熱エンボスを行って皮革様シート3を得た。該皮革様シ
ート3はパークロロエチレン処理による重量減少率が
0.2%であり、40℃乾熱処理1週間および室温放置
1年間のいずれにおいても、表面の白化や曇りは観察さ
れなかった。しかし、該皮革様シート3は有機溶剤処理
による表面の面荒れが激しく、シボ感も悪く、人工皮革
としての商品価値のないものであった。
【0021】実施例2 繊度1.5デニールのポリエステル短繊維の絡合不織布
に、青色着色剤を含むポリエチレンアジペート系ポリウ
レタンの20%ジメチルホルムアミド溶液を含浸し、更
に、表面にポリウレタン溶液を固形分にして150g/
m2塗布して40%ジメチルホルムアミド水溶液中で凝
固、脱洗、乾燥してポリウレタン微多孔質表面層を有す
る皮革様シート4を得た。該皮革様シート4の表面に黒
色顔料を含むポリウレタンの10%ジメチルホルムアミ
ド溶液をグラビアロールによりポリウレタン固形分で1
0g/m2塗布、乾燥した後加熱エンボスした。更にその
表面に主鎖にシリコン系化合物のセグメントを有するポ
リウレタンの10%ジメチルホルムアミド溶液をロール
塗布法により固形分で5g/m2塗布、乾燥して人工皮革
2を得た。
【0022】得られた人工皮革2の表面はシリコン系ポ
リウレタンの無孔質層で覆われており、良好な黒度とツ
ヤ感を持ち撥水性にも優れたものであった。該人工皮革
2のパークロロエチレン処理による重量減少率は2.2
%であったが、40℃乾熱処理1週間によっても表面の
白化や曇りの発生はなく、また、室温に1年間放置して
も同様に表面変化は認められなかった。
【0023】比較例3 実施例2において、皮革様シート4を有機溶剤で抽出処
理した後、着色ポリウレタン溶液を固形分で20g/m2
塗布、乾燥した後、加熱エンボスして人工皮革3を得
た。人工皮革3のパークロロエチレン処理による重量減
少率が0.4%であり、40℃乾熱処理1週間および室
温放置1年間のいずれにおいても、表面の白化や曇りは
観察されなかった。しかし、該人工皮革3は有機溶剤処
理による表面の面荒れが激しく、シボ感も悪く、人工皮
革としての商品価値のないものであった。
【0024】実施例3〜5、比較例4 実施例2の皮革様シート4の表面に、黒色顔料を含むポ
リウレタンの10%ジメチルホルムアミド溶液をグラビ
アロールによりポリウレタン固形分で20g/m2塗布、
乾燥した後加熱エンボスした。更にその表面に側鎖にシ
リコン系化合物のセグメントを有するポリウレタンの1
0%ジメチルホルムアミド溶液をスプレー法により塗
布、乾燥して人工皮革を得た。該ポリウレタンの塗布量
と各人工皮革の性能を表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】(注)1.白化は40℃乾熱処理1週間後
で目視評価 ◎:白化や曇りの発生なし、×:白く粉を噴いた状態 2.他の項目は官能評価による評価 ◎:極めて優れる、○:優れる、△:やや劣る、×:非
常に劣る
【0027】
【発明の効果】本発明の銀付人工皮革は、長期間放置し
ても表面の白化や曇りの発生による商品価値の低下がな
い。また、製造工程においてポリウレタンや繊維のオリ
ゴマーを抽出除去する必要がないため、耐溶剤性に劣る
ポリウレタンであっても使用することができ、銀付人工
皮革のバリエーションを広げることができる。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06N 3/14 B32B 27/12 B32B 27/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維質基体層とポリウレタンを主体とし
    た重合体の被覆層からなり、パークロロエチレンで処理
    すれば重量減少率が0.1%以上となるような条件を満
    たす組成からなる銀付人工皮革であって、該被覆層の表
    面が主鎖および/または側鎖にシリコン系化合物のセグ
    メントを有するポリウレタンの無孔質層で覆われている
    ことを特徴とする銀付人工皮革。
  2. 【請求項2】 繊維質基体層とポリウレタンを主体とし
    た重合体の被覆層からなり、パークロロエチンで処理
    すれば重量減少率が0.1%以上となるような条件を満
    たす組成からなる銀付人工皮革の表面に主鎖および/ま
    たは側鎖にシリコン系化合物のセグメントを有するポリ
    ウレタンの無孔質層を付与することを特徴とする銀付人
    工皮革の表面白化防止方法。
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