JP3053055U - 携帯用液体容器 - Google Patents
携帯用液体容器Info
- Publication number
- JP3053055U JP3053055U JP1998002753U JP275398U JP3053055U JP 3053055 U JP3053055 U JP 3053055U JP 1998002753 U JP1998002753 U JP 1998002753U JP 275398 U JP275398 U JP 275398U JP 3053055 U JP3053055 U JP 3053055U
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- JP
- Japan
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- valve
- opening
- lid
- closing
- container
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁開閉機構を有する中栓体を採用すると共
に、中栓体の開閉弁締め忘れ対策の構造を採用している
携帯用液体容器に於いて、中栓体の弁機構に簡便な構造
を採用すると共に、前記弁の開閉を行う蓋体の装着操作
を容易にするという課題を同時に解決する。 【構成】 中栓体2の上部に突出させた弁開閉用の操作
突部242を、外周から中心に向かう方向での動作で開
閉弁(弁体231)の開閉操作を行うようにし、蓋体3
の内上面に、蓋体の装着操作で前記操作突部を動作させ
る押圧突部31を設けてなる。
に、中栓体の開閉弁締め忘れ対策の構造を採用している
携帯用液体容器に於いて、中栓体の弁機構に簡便な構造
を採用すると共に、前記弁の開閉を行う蓋体の装着操作
を容易にするという課題を同時に解決する。 【構成】 中栓体2の上部に突出させた弁開閉用の操作
突部242を、外周から中心に向かう方向での動作で開
閉弁(弁体231)の開閉操作を行うようにし、蓋体3
の内上面に、蓋体の装着操作で前記操作突部を動作させ
る押圧突部31を設けてなる。
Description
【0001】
本考案は、水筒や、断熱構造若しくは二重構造とした保温容器本体を備えた携 帯用液体容器に関し、特に容器本体の栓孔(開口部)に、装着状態のまま注液通 路の開閉を行う開閉弁機構を内蔵した中栓を装着したものに関するものである。
【0002】
従前より開閉機能を備えた中栓を使用した携帯用液体容器は多数提案されてい る。そして中栓の開閉機能において、開閉操作を行う操作部分が外部に突出する 形態が採用され、締め忘れに際しては、蓋体の装着で当該突出部分を内方に押し 込むことで中栓の流路閉塞を行うようにしている。
【0003】 具体的には実公平2−43327号公報に示されているように、中栓体の上面 上方に操作部が突出し、蓋体の装着で、操作部を下圧して中栓の弁機構を閉塞状 態とする。しかしこの弁機構に於いては、弁の上下動作に対して操作部も上下動 するもので、弁体部分を下方に押し込んだ状態(弁開放状態)では、操作部を突 出させ、弁体部分を上方に移行させた状態で、操作部が下方に位置することにな るので、操作部と弁体との動作が逆で、内部機構が複雑になる。
【0004】 また実公平6−16569号公報には、中栓体の側方に弁の開閉動作と一緒に 出没動作をなす操作部が開示されている。弁の開閉と操作部動作が単純であり、 内部機構を簡便にすることができたが、蓋体の装着に際して、蓋体をわざわざ斜 めから被せて、側方に突出した操作部に蓋体内に納める必要があり、蓋体の装着 が煩雑であるという問題がある。 そこで本考案は、弁機構を備えた中栓構造を簡便にし、且つ蓋体の被冠装着操 作も通常の動作と変わらないようにした新規な携帯液体容器を提案したものであ る。
【0005】
本考案に係る携帯用液体容器は、上部に栓孔を設けた容器本体と、前記容器本 体の栓孔に内装可能にして、内部に流路を形成し、下部開口部に開閉弁を設ける と共に、上部に外周から中心に向かう方向での動作で、前記開閉弁の開閉操作を 行う操作突部を設けた中栓体と、前記容器本体の栓孔外方に被冠螺合可能にして 、上面部の内裏面に、螺合装着動作で前記操作突部を弁閉方向に押圧移動させる 押圧突部を、放射状で且つ外周方向にいくに従って円周方向に移動する位置に設 けた蓋体とで構成したことを特徴とするものである。
【0006】
蓋体を外し、中栓体の操作突部をスライド移動させて開閉操作を行うことで、 中栓体の開閉弁の開閉操作を行い、容器本体内に収納した飲料の注ぎ出しを可能 とし、弁の閉塞を忘れて蓋体を装着した場合、蓋体の装着操作(螺合回転)で、 押圧突部が操作突部と衝突して弁閉塞を行う方向に押される。従って蓋体の装着 て開閉弁は確実に閉塞状態となる。
【0007】
次に本考案の実施例について説明する。 実施例に示した携帯用液体容器は、容器本体1と、中栓体2と、蓋体3とで構 成され、容器本体1は、二重構造の本体を備えた筒状で、上部を開口して栓孔1 1を設けてなり、栓孔11部分の内周面に中栓体2の装着用の螺子条12を設け 、外周部分にも蓋体3の装着用の螺子条13を設けてなる。
【0008】 中栓体2は、外体部21と、内体部22と、弁部23と、操作部24と、上蓋 部25とで構成される。外体部21は、中栓体2の外殻となるもので、容器状で 且つ外周部に本体栓孔11に螺合装着可能とした螺子条211を周設し、下方に 外周にリングパッキン212を装着し、底面に弁口となる下部開口部213を設 けてなる。
【0009】 内体部22は、フランジ部221を有する容器状にして、底面部を開口すると 共に、その周壁を立ち上げて軸受け筒部222を設け、フランジ部221の一部 を開口して上部開口部223とし、前記外体部21内にフランジ部221を連結 して吊り下げ内置してなる。従って下部開口部213と、上部開口部223とを つなぐ内外体部21,22の間隙が流路Aとなるものである。
【0010】 弁部23は、円板条にして周縁部分にパッキン体を装着した弁体(開閉弁)2 31と、弁体231の中央に立設した弁軸232と、弁軸232の頂部に受け板 条に設けた弁頭板233と、発条234からなり、弁体231は、外体部21の 下部開口部213の下方に位置させ、弁軸232は内体部22の軸受け筒部22 2に挿通し、弁軸上部に設けた弁頭板233と内体部22の底面部との間に、軸 受け筒部222のを包むように発条234を設けてなる。この発条234は、弁 体231を上方に持ち上げて下部開口部(弁口)213を閉塞する方向に付勢す るものである。
【0011】 操作部24は、スライド板部241と、操作突部242と、傾斜操作部243 を備えてなり、スライド板部241は、上部開口部223と弁軸232の頂部と の方向にスライド移動可能に配置したもので、スライド移動によって上部開口部 241の開閉がなされるようにし、操作突部242は、開口部側と反対側のカス ライド板部241の端部より上方に突設したもので、スライド操作し易く、且つ 後述する蓋体3の押圧突部31との衝突に対応できる形状としたものである。ま た傾斜操作部243は、スライド板部241の底面に突設し、弁軸232の頂端 部を下圧して弁部23の開閉操作を行うようにしてなる。
【0012】 上蓋部25は、外体部21及び内体部22の上方に配置して中栓体2全体を一 体化するもので、スライド板部24を内体部22上にしっかりと保持すると共に 、前記操作突部242の移動範囲に操作用孔251を穿設し、且つ上部開口部2 23と対応する開口部252を穿設して、操作突部242を上蓋部25の上面よ り上方に突出させてなるものである。
【0013】 蓋体3は、逆コップ形状で、内周面に容器体本体1の螺子条13に対応する螺 子条32を設けて、容器本体1の栓孔外周に螺合装着可能に形成し、上面部の内 裏面に押圧突部31を設けたものである。この押圧突部31は、操作突部242 の開閉操作範囲に対応する半径範囲に、蓋体3を容器本体1に装着するための螺 合方向に回転させた際に、押圧突部31が操作突部242と衝突して弁閉方向に 押圧移動させるように、放射状で且つ外周方向にいくに従って円周方向に移動す る位置に設けたものである。
【0014】 而して前記携帯用液体容器は、中栓体2を外して容器本体1内に飲料Bを収納 し、中栓体2を栓孔11内に螺合装着し、操作突部242を操作して上部開口部 223,252を閉塞し(同時に弁体231も下部開口部211を閉塞している 。)、蓋体3を容器本体1に被冠して螺合装着し、携帯に供するものである。喫 飲時には蓋体3を外し、操作突部242を操作して上部開口部223,252を 開口すると共に、操作突部242の移動操作で傾斜突部243が弁軸232を下 圧して下方移動させて下部開口部213を開口し、容器本体1を傾けることで、 内部飲料Bは下部開口部213、流路A、上部開口部223、252を通って容 器外に注ぎ出されることになる。更に喫飲を終了すると、操作突部242を操作 することで上下開口部を閉塞し、蓋体3を装着して携帯するものであるが、特に 操作突部242の閉塞操作を忘れた場合でも、蓋体3を螺合装着することで、蓋 体3の押圧突部31が操作突部242と衝突し、更なる蓋体3の螺合操作で操作 突部242を弁閉塞を行う方向に押して、操作突部242を閉塞動作せしめるも のである。従って操作突部242の閉塞操作を忘れても、蓋体3の装着で、中栓 体2の閉塞が確実に行われることになるものである。
【0015】
以上のように本考案は、弁開閉機構を有する中栓体を採用している携帯用液体 容器に於いて、中栓体上部に突出させた操作突部の外周から中心に向かう方向で の動作で開閉弁の開閉操作を行うようにすると共に、蓋体の内上面に、蓋体の装 着操作で前記操作突部を動作させる押圧突部を設けたもので、中栓体の開閉弁締 め忘れ対策の構造における簡便な弁機構の採用並びに蓋体の装着操作容易性の課 題を一緒に解決できたものである。
【図1】本考案の実施例の上方部分の斜視図。
【図2】同中栓体の断面図(開口状態)。
【図3】同中栓体の断面図(閉口状態)。
【図4】同蓋体の斜視図(押圧突部の説明図)。
【図5】同蓋体の装着状態を説明する断面図で、(イ)
は弁閉塞前を示し、(ロ)は弁閉塞状態を示す。
は弁閉塞前を示し、(ロ)は弁閉塞状態を示す。
【図6】同蓋体の装着状態の説明する平面図で、(イ)
は弁閉塞前を示し、(ロ)は弁閉塞状態を示す。
は弁閉塞前を示し、(ロ)は弁閉塞状態を示す。
1 容器本体 11 栓孔 12,13 螺子条 2 中栓体 21 外体部 211 螺子条 212 リングパッキン 213 下部開口部 22 内体部 221 フランジ部 222 軸受け筒部 223 上部開口部 23 弁部 231 弁体(開閉弁) 232 弁軸 233 弁頭板 234 発条 24 操作部 241 スライド板部 242 操作突部 243 傾斜操作部 25 上蓋部 251 操作用孔 252 開口部 3 蓋体 31 押圧突部 32 螺子条
Claims (2)
- 【請求項1】 筒状にして上部を開口して栓孔を設け、
栓孔内周部に中栓を装着可能にして、外周部に蓋体を螺
合装着可能とした容器本体と、前記容器本体の栓孔に内
装可能にして、内部に流路を形成し、下部開口部に開閉
弁を設けると共に、上部に外周から中心に向かう方向で
の動作で、前記開閉弁の開閉操作を行う操作突部を設け
た中栓体と、前記容器本体栓孔外方に被冠螺合可能にし
て、上面部の内裏面に、螺合装着動作で前記操作突部を
弁閉方向に押圧移動させる押圧突部を、放射状で且つ外
周方向にいくに従って円周方向に移動する位置に設けた
蓋体とで構成したことを特徴とする携帯用液体容器。 - 【請求項2】 中栓体を、外体部と、内体部と、弁部
と、操作部と、上蓋部とで構成し、外体部が、容器状で
且つ外周部に本体栓孔に螺合装着可能とした螺子条を周
設し、下方の外周にリングパッキンを装着し、底面に弁
口となる下部開口部を設けてなり、内体部が、フランジ
部を有する容器状にして、底面部に軸受け筒部を設け、
フランジ部の一部を開口して上部開口部とし、前記外体
部内にフランジ部を連結して吊り下げ内置してなり、弁
部が、下部開口部の下方に位置させた弁体の中央に弁軸
を突設し、前記弁軸を軸受け筒部に挿通し、弁軸上部に
設けた弁頭板と内体部との間に弁体を弁口閉塞方向に付
勢する発条を付設してなり、操作部が、内体部の上部に
配置され、前記上部開口部を開閉するスライド板部を有
し、前記スライド板部の底面にスライド板部の移動で弁
部を下方に押圧する傾斜操作部を設け、スライド板部の
上端部に操作突部を上方に突設してなり、上蓋部が、前
記操作突部の移動範囲に操作用孔を穿設し、且つ上方開
口部と対応する開口部を穿設して前記操作部を保持して
内体部に被冠固着してなり、容器本体の開口部内面に外
体部の螺子条と対応する螺子条を設けてなる請求項1記
載の携帯用液体容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998002753U JP3053055U (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | 携帯用液体容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998002753U JP3053055U (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | 携帯用液体容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3053055U true JP3053055U (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=43187151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998002753U Expired - Lifetime JP3053055U (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | 携帯用液体容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053055U (ja) |
-
1998
- 1998-04-08 JP JP1998002753U patent/JP3053055U/ja not_active Expired - Lifetime
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