JP3052923B2 - (メタ)アクリレート誘導体の製造方法 - Google Patents

(メタ)アクリレート誘導体の製造方法

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JP3052923B2 JP10037736A JP3773698A JP3052923B2 JP 3052923 B2 JP3052923 B2 JP 3052923B2 JP 10037736 A JP10037736 A JP 10037736A JP 3773698 A JP3773698 A JP 3773698A JP 3052923 B2 JP3052923 B2 JP 3052923B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、(メタ)アクリレ
ート基とジオキソホスホラン基を有する中間体である
(メタ)アクリレート誘導体の製造方法およびその中間
体をさらに第三アミンと反応させた(メタ)アクリレー
ト誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リン脂質は生体膜を構成する成分等とし
て知られている。このリン脂質の一種であるホスファチ
ジルコリンは、極性部にホスホリルコリン基をもった長
鎖アルキルカルボン酸グリセリンエステルである。近
年、このリン脂質の極性基(ホスホリルコリン基)を有
するリン脂質類似化合物の合成が試みられている。代表
的な合成法としては、出発物質として、2−クロロ−2
−オキソ−1、3、2−ジオキサホスホラン(COP)
を用い、塩化水素捕捉剤としてトリエチルアミン等の第
三アミン存在下、水酸基を有する化合物と反応した後、
得られた2−オキソ−1、3、2−ジオキサホスホラン
誘導体とトリメチルアミンとの反応により、目的とする
ホスホリルコリン誘導体を得る方法が知られている(B
ull.Soc.Chim.Fr.,p667−67
1,1974年、C.R.Acad.Sc.Pari
s,t.283 Serie C,p229−231,
1976年、Zh.Org.Khim.16(1),p
31−33,1980、C.R.Acad.Sc.Pa
ris,t.275 Serie C,p1125−1
127,1972年)。
【0003】一方、重合性基として、(メタ)アクリロ
イル基を導入した(2−((メタ)アクリロイルオキ
シ)アルキル−2−(トリメチルアンモニウム)エチル
ホスフェート{以下、(M)APCと記す場合がある}
もホスホリルコリン誘導体の一つであり、その中間体で
ある2−(2−オキソ−1、3、2−ジオキサホスホリ
ル)アルキル(メタ)アクリレート{以下、OP(M)
Aと記す場合がある}の製造を含め、種々の製造方法が
試みられている。この製造方法においても、第1ステッ
プとして2−ヒドロキシエチルメタクリレートとCOP
とを、第三アミン存在下で反応させ、副生成物である第
三級アミンの塩化水素塩を除去し、中間体であるOPM
Aを製造した後、第2ステップとしてさらに得られたO
PMAをトリメチルアミン等の第三アミンと反応させる
ことにより製造する方法が知られている(特公平2−4
9316号公報)。またさらに、国際公開特許、WO9
5/14702においても2−ヒドロキシエチルメタク
リレートとCOPとを、第三アミン存在下で反応させ、
副生成物である第三級アミンの塩化水素塩を除去し、中
間体であるOPMAを製造した後、第2ステップとして
さらに得られたOPMAをトリメチルアミン等の第三ア
ミンと反応させることにより製造する方法が開示されて
いる。さらに、特開平8−239394号公報において
は、第三アミンを脱塩化水素剤として用いず、減圧下で
反応する方法が開示されている。この特開平8−239
394号公報に開示された技術では、減圧下で反応する
ために、生成した塩化水素ガスを除去するのに長時間を
要し、反応率が低い問題点がある。
【0004】しかしながら、前記の特公平2−4931
6号公報や、国際公開特許、WO95/14702の製
造方法では、反応速度が必ずしも速くない問題点があ
る。また、脱塩化水素剤として、第三アミンに限定され
ることはこの反応の応用範囲をせばめており、工業的観
点からはより幅広い脱塩化水素剤の発見が望まれる所で
ある。また、特表平9−505578号公報の製造方法
では、特定のアセトニトリルを用いて、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、2−クロロ−2−オキソ−1、
3、2−ジオキサホスホランとトリエチルアミンを反応
させて、ついでトリメチルアミンで開環させる方法が開
示されている。この場合に、必要であれば、乾燥アセト
ニトリルでさらに再結晶等の精製をすることが示されて
いる。一方これまで、脱塩化水素剤である第三アミンの
かわりに第二アミンを用いる方法は知られていない。こ
の理由としては、活性水素を有する第二アミンは、2−
クロロ−2−オキソ−1、3、2−ジオキサホスホラン
と反応して、副生物を生成するので通常は使用するのに
好ましくないためと推定される。また、第三アミンを脱
塩化水素剤として反応系中に用いて反応を進行させた場
合、反応終点に近づくにつれて、過剰または未反応の系
中に存在する第三アミンが反応熱によって着色する問題
や副反応を引き起こして反応液が淡黄色または茶褐色に
着色する問題がある。この反応液を、さらに例えば、ト
リエチルアミン等の第三アミンと反応することで製造さ
れる(2−((メタ)アクリロイルオキシ)アルキル−
2−トリメチルアンモニウム)エチルホスフェート
{(M)APCと略す。}も淡黄色に着色してしまう問
題点があった。この前記の単量体を重合して、コンタク
トレンズ等の用途に用いる場合には、単量体の精製によ
る淡黄色等の着色成分の除去が不可欠となり、例えば特
表平9−505578号公報の製造方法のように着色成
分の活性炭等による吸着処理や再結晶処理またはカラム
クロマトグラフィ等の分離処理の工程が一つ以上必要と
なり、製造工程が簡素化できない問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題を解決するため、ヒドロキシル基含有(メタ)ア
クリレートとクロロ−ジオキサホスホラン、特に2−ク
ロロ−2−オキソ−1、3、2−ジオキサホスホランと
を、特定の嵩高い置換基をもった第二アミンの存在下で
反応させることにより、中間体であるOP(M)Aを第
三アミンを用いることなく反応させる製造方法を提供す
ることにある。更にその後、得られたOP(M)Aをト
リメチルアミン等の第三アミン等と反応させることによ
り開環させて最終生成物である(M)APCを製造する
ことができる(メタ)アクリレート誘導体の製造方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の問
題点について鋭意検討した結果、通常第二アミンではそ
の活性水素の高い反応性のために使用が好ましくないと
推定されていたにもかかわらず、特定の塩基度で、かつ
立体的な構造を有する第二アミンを用いると副生成物や
着色成分もほとんど生成せず、最終製品も精製処理が不
要となり、かつ反応速度も速くなることの知見を得て、
本発明を完成した。すなわち本発明は次の(1)〜
(4)である。 (1)下記一般式[1]
【化21】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、Aは炭素数1
〜10の直鎖または分岐アルキレン基、pはオキシアル
キレン基の繰り返し単位で1〜10の整数である。)で
表される化合物と、下記一般式[2]
【化22】 (式中、qは0または1の整数である)で表されるクロ
ロ−ジオキサホスホラン誘導体とを下記一般式[3]
【化23】 (式中、R2、R3は、それぞれ炭素数3〜8のイソ−、
sec−、tert−のアルキル基、またはシクロアル
キル基、あるいは炭素数6〜9のアリール基またはアリ
ールアルキル基を示す。R2、R3は、それぞれ同一であ
っても異なっていてもよく、また相互に連結して環を形
成していてもよい。)で表される第二アミンの存在下で
反応させる、下記一般式[4]
【化24】 (式中、R1、A、p、qは一般式[1]および[2]
と同じものを示す。)で表される(メタ)アクリレート
誘導体の製造方法。
【0007】(2)下記一般式[1]
【化25】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、Aは炭素数1
〜10の直鎖または分岐アルキレン基、pは0または1
〜10の整数である。)で表される化合物と、下記式
[5]
【化26】 で表される2−クロロ−2−オキソ−1、3、2−ジオ
キサホスホランとを下記一般式[3]
【化27】 (式中、R2、R3は、それぞれ炭素数3〜8のイソ−、
sec−、tert−のアルキル基、またはシクロアル
キル基、あるいは炭素数6〜9のアリール基またはアリ
ールアルキル基を示す。R2、R3は、それぞれ同一であ
っても異なっていてもよく、また相互に連結して環を形
成していてもよい。)で表される第二アミンの存在下で
反応させる、下記一般式[6]
【化28】 (式中、R1、A、pは一般式[1]と同じものを示
す。)で表される(メタ)アクリレート誘導体の製造方
法。
【0008】(3)下記一般式[1]
【化29】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、Aは炭素数1
〜10の直鎖または分岐アルキレン基、pは1〜10の
整数である。)で表される化合物と、下記式[2]
【化30】 (式中、qは0または1の数である)で表されるクロロ
−ジオキサホスホラン誘導体(COP)とを下記一般式
[3]
【化31】 (式中、R2、R3は、それぞれ炭素数3〜8のイソ−、
sec−、tert−のアルキル基、またはシクロアル
キル基、あるいは炭素数6〜9のアリール基またはアリ
ールアルキル基を示す。R2、R3は、それぞれ同一であ
っても異なっていてもよく、また相互に連結して環を形
成していてもよい。)で表される第二アミンの存在下で
反応させ、下記一般式[4]
【化32】 (式中、R1、A、p、qは一般式[1]および[2]
と同じものを示す。)で表される(メタ)アクリレート
誘導体を得た後、さらに下記一般式[7]
【化33】 (式中、R4、R5およびR6は、それぞれ炭素数1〜4
のアルキル基を示し、これらのアルキル基はそれぞれ同
一であっても異なっていてもよく、また相互に連結して
環を形成していてもよい。)で表される第三アミンと反
応させる、下記一般式[8]
【化34】 (式中、R1、A、p、qは一般式[1]と同じものを
示し、R4、R5、R6は一般式[7]と同じものを示
す。)で表される(メタ)アクリレート誘導体の製造方
法。
【0009】(4)下記一般式[1]
【化35】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、Aは炭素数1
〜10の直鎖または分岐アルキレン基、pは1〜10の
整数である。)で表される化合物と、下記式[5]
【化36】 で示される2−クロロ−2−オキソ−1、3、2−ジオ
キサホスホランとを下記一般式[3]
【化37】 (式中、R2、R3は、それぞれ炭素数3〜8のイソ−、
sec−、tert−のアルキル基、またはシクロアル
キル基、あるいは炭素数6〜9のアリール基またはアリ
ールアルキル基を示す。R2、R3は、それぞれ同一であ
っても異なっていてもよく、また相互に連結して環を形
成していてもよい。)で表される第二アミンの存在下で
反応させ、下記一般式[6]
【化38】 (式中、R1、A、pは一般式[1]と同じものを示
す。)で表される(メタ)アクリレート誘導体を得た
後、下記一般式[7]
【化39】 (式中、R4、R5およびR6は、それぞれ炭素数1〜4
のアルキル基を示し、これらのアルキル基はそれぞれ同
一であっても異なっていてもよく、また相互に連結して
環を形成していてもよい。)で示される第三アミンを用
いて反応させる、下記一般式[9]
【化40】 (式中、R1、A、p、R4、R5、R6は前記と同じ)で
示される(メタ)アクリレート誘導体の製造方法。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、「(メタ)アク
リレート」は「アクリレート及び/またはメタクリレー
ト」を意味し、「(メタ)アクリロイル」は「アクリロ
イルおよび/またはメタクリロイル」を意味し、「(メ
タ)アクリル」は「アクリルおよび/またはメタクリ
ル」を意味する。本発明に用いる原料の(メタ)アクリ
レート化合物は、下記の一般式[1]
【化41】 で表される(メタ)アクリレート誘導体である。ここ
で、R1は水素原子またはメチル基、Aは炭素数1〜1
0の直鎖または分岐アルキレン基、pは1〜10の整数
である。たとえば、具体的には、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリ
レート、3−ヒドロキシ−2−メチルプロピルメタクリ
レート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、テトラエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ヘキサエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ジプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、トリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、テトラプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、ペンタプロピレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ヘキサプロピレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、イソブチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、テトラメチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ヘキサメチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、オクタメチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、デシルメチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ポリイソブチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ポリテトラメチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート等が挙げられる。これらの一般式[1]の
化合物と反応させるクロロ−ジオキサホスホラン誘導体
は下記一般式[2]、
【化42】 で表される。ここでqは0または1の数である。特にq
=0の場合、2−クロロ−2−オキソ−1、3、2−ジ
オキサホスホラン(以下COPと記す場合がある)は下
記式[5]
【化43】 で表される化合物である。いずれの化合物もChemi
stry and Industry,Oct.20,
(1962年),p1828記載のR.S.Edmun
dsonの方法により製造することができる。
【0011】本発明においては、前記一般式[1]の化
合物と、式[2]のCOPとを反応させることにより、
一般式[4]で示される(メタ)アクリレート誘導体で
ある中間体としてのOP(M)Aを製造する際に、第二
アミンを脱塩化水素剤として用い反応を行う。ここで使
用される第二アミンとしては、一般式[3]
【化44】 で表される化合物であり、ここで、R2およびR3として
は、炭素数3〜8のイソ−、sec−、tert−のア
ルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、炭素数6
〜9のアリール基、置換アリール基が挙げられる。具体
的には、ジイソプロピルアミン、ジイソブチルアミン、
ジ−sec−ブチルアミン、ジ−tert−ブチルアミ
ン、ジイソヘプチルアミン、ジ−sec−ヘプチルアミ
ン、ジ−tert−ヘプチルアミン、ジイソヘキシルア
ミン、ジ−sec−ヘキシルアミン、ジ−tert−ヘ
キシルアミン、ジイソオクチルアミン、ジ−sec−オ
クチルアミン、ジ−tert−オクチルアミン、ジシク
ロヘキシルアミン、N−tert−ブチルイソプロピル
アミン、N−tert−ブチルイソブチルアミン、ジフ
ェニルアミン、ジベンジルアミン、ジネオペンチルアミ
ン等が使用できる。好ましくは、ジイソプロピルアミ
ン、ジ−sec−ブチルアミン、ジ−tert−ブチル
アミン、ジイソオクチルアミンが挙げられる。前記の第
二アミンは、1種類もしくは2種類以上を併用してもよ
い。
【0012】反応は、一般式[3]で表される第二アミ
ンの存在下、一般式[1]で表される化合物と一般式
[2]で表されるCOPを反応媒体存在下で混合して行
われる。好ましくは、一般式[2]で表されるCOPの
うち、式[5]で表される化合物が挙げられる。反応の
際に使用される反応媒体としては、前記三成分を溶解す
る有機溶媒を用いるのが好ましく、例えば、テトラヒド
ロフラン(THF)、ジエチルエーテル(DiEt)、
酢酸エチル(AcEt)、クロロホルム(CHC
3)、塩化メチレン(MC)等が使用できる。その使
用量は特に限定されないが、通常、COPに対して50
〜3000容量%/重量である。反応の温度は、一般式
[2]で表される化合物の溶媒溶液を−50〜20℃、
好ましくは、−20〜5℃に冷却した温度である。反応
における滴下方法は、一般式[2]で表される化合物あ
るいは式[5]で表される化合物COPと溶媒をかき混
ぜながら、その中に予め一般式[1]で表される化合物
および一般式[3]で表される化合物の混合した溶媒溶
液を滴下し、滴下後は常温でかき混ぜ続けて反応させる
方法でもよいし、あるいは、一般式[1]で表される化
合物および一般式[3]で表される化合物の混合した溶
媒溶液中に予め溶媒で希釈した一般式[2]で表される
化合物あるいは式[5]で表される化合物のCOPの溶
媒溶液を滴下して反応してもよい。
【0013】三反応成分の仕込みモル比は、一般式
[1]の化合物:一般式[2]または式[5]のCO
P:第二アミン=1モル:0.75〜2:0.75〜2
モル、好ましくは1:0.8〜1.2モル:1.0〜
1.5モルとするのが望ましい。
【0014】副生成物である第二アミンの塩化水素塩
は、沈殿するので、濾過操作等により容易に分離するこ
とができる。以上の反応により中間体として前記一般式
[4]で表される(メタ)アクリレート誘導体であるO
P(M)Aが得られる。
【0015】前記一般式[8]で表される最終生成物と
しての(メタ)アクリレート誘導体である(M)APC
は、上記の反応によって得られた一般式[4]で表され
るOP(M)Aと、前記一般式[7]で表されるアミン
と反応させることにより製造される。一般式[7]は次
【化45】 で表される第三アミンである。ここで、R4、R5および
6は、それぞれ炭素数1〜4のアルキル基を示し、こ
れらのアルキル基はそれぞれ同一であっても異なってい
てもよく、また相互に連結して環を形成していてもよ
い。具体例としては、トリメチルアミン、トリエチルア
ミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、エチレ
ンイミン、ピロリジン等が挙げられる。
【0016】上記の反応は反応媒体中で行うのが好まし
い。反応媒体としては、両反応成分を溶解する有機溶媒
を用いるのが好ましく、アセトニトリル(AcCN)、
テトラヒドロフラン(THF)、アセトン(AcT)、
酢酸エチル(AcEt)、クロロホルム(CHCl3
などが挙げられる。両反応成分の仕込み割合は、一般式
[4]で表わされるOP(M)Aの1モルに対して一般
式[7]で表わされる第三アミンを0.5〜5モルとす
るのが望ましい。
【0017】反応は両成分を混合し、0〜60℃程度の
温度で、かき混ぜまたは振とうさせ、数時間ないし数十
時間反応させる。ここでアセトニトリル、テトラヒドロ
フラン、アセトン、酢酸エチルなど生成化合物である一
般式[8]の(M)APCが不溶の反応媒体を用いる
と、生成する(M)APCは反応の進行とともに析出し
結晶化する。(M)APCを溶解する反応媒体を用いる
場合でも、反応終了後、反応液を大量の不溶性媒体、例
えばアセトン中に加えることによって(M)APCを析
出させることができ、これにより精製が可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明の一般式[4]で表される中間体
としての(メタ)アクリレート誘導体の製造方法は、第
三アミンを用いずに、特定の第二アミンを用いるので、
副生成物も少なく、かつ反応速度が速く、短時間に収率
よく、着色成分の少ない中間体を得ることができる。さ
らに、その中間体を用いて最終生成物である一般式
[8]で表される(メタ)アクリレート誘導体を製造す
ると、精製工程が不要で白色結晶の状態で最終生成物で
ある(M)APCを高収率で得ることができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例にもとづいて本発明を更に詳細
に説明する。 実施例1−1 温度センサー、滴下槽、攪拌機、恒温ジャケットを付し
た3Lの反応釜に2−クロロ−2−オキソ−1、3、2
−ジオキサホスホラン(COP)142.5g(1mo
l)および溶媒としてテトラヒドロフラン(THF)1
500mlを仕込み、2℃に冷却した後、滴下槽側に、
2−ヒドキシエチルメタクリレート(HEMA)13
0.1g(1mol)、ジイソプロピルアミン、10
1.2g(1mol)およびTHF500mlを仕込
み、この溶液を3時間かけて滴下した。2℃で2時間反
応後、析出した副生成物であるジイソプロピルアミン塩
化水素塩を濾過後、溶媒を留去し、中間体である2−
(2−オキソ−1、3、2−ジオキサホスホリル)エチ
ルメタクリレート(OPMA)を得た。収率は、95%
であり、純度は98.5%であった。なお、OPMA転
化率および純度の測定は、反応液をサンプリングして、
31P−NMR分析した。31P−NMRの機種は、JOE
L JNM−EX270を用いた。NMRの条件は31
−NMR、270MHzである。また、純度の決定は、
検出ピークの全積分面積に対するOPMA(18.5〜
19.5 ppm)の積分面積比から算出することによ
り行った。 <着色の評価1>OPMAの着色の評価は、JIS K
0071(1993年)の「化学品の色及び硫酸着色試
験方法」に準じて行った。なお、測定用の試料として
は、反応時アミンの塩化水素塩をろ過で取り除いたOP
MAの反応液を液体試料用比色管(直径、10mm)に
採り、ハーゼン標準比色液と目視で対比してハーゼン単
位色数を測定した。
【0020】比較例1−1、1−2、1−3 実施例1−1のジイソプロピルアミン、101.2g
(1mol)の代わりに表1に示した比較例1−1はジ
エチルアミン、比較例1−2はジブチルアミンの第二ア
ミンを、また、比較例1−3はトリエチルアミンの第三
アミンを用いた以外は同様にして反応を行った。結果を
表1に示した。
【0021】
【表1】
【0022】実施例2−1 前記の実施例1−1で得られたOPMA224g(0.
95mol)を、密栓付きの耐圧容器に移し、これにア
セトニトリル1200mlおよびトリメチルアミン11
8g(2mol)を加えて密栓し、60℃で12時間か
き混ぜた。過剰のトリメチルアミンを留去した後、5℃
で24時間放置後、生成した結晶をドライボックス中で
濾過後、減圧乾燥し、最終生成物である2−(メタクリ
ロイルオキシ)エチル−2−(トリメチルアンモニウ
ム)エチルホスフェート(MAPC)の白色結晶259
g(収率95%)を得た。 <着色の評価2>前記実施例2−1で得られた2−(メ
タクリロイルオキシ)エチル−2−(トリメチルアンモ
ニウム)エチルホスフェート(MAPC)を蒸留水に加
えて、15重量%の濃度とした。これを前記のJIS
K 0071(1993年)の方法によりハーゼン単位
色数を測定した。
【0023】比較例2−1、2−2、2−3 前記の比較例1−1、1−2、1−3で得られたOPM
Aを実施例2−1と同様にして最終生成物であるMAP
Cを得る合成操作を行った。その結果、比較例2−1で
は、生成物のMAPCの結晶が得られず、また比較例2
−2では、MAPCの白色結晶124g(収率46%)
を得た。また、比較例2−3では、MAPCの白色結晶
232g(収率85%)を得た。前記と同様に得られた
MAPCを用いて15重量%の水溶液の色数を測定し
た。結果を表2に示した。
【0024】
【表2】
【0025】比較参考例1 比較例2−3で得られたMAPCの15重量%の水溶液
50mlに対して、粒状活性炭0.5gを加えて、常温
で120分かき混ぜた。その後、静置した後、No.5
Cの濾紙でろ過して活性炭を除去して、MAPCの脱色
処理した溶液を得た。この溶液を用いてハーゼン単位色
数を測定した。結果を表3に示した。
【0026】比較参考例2 比較例2−3で得られたMAPCの15重量%の水溶液
50mlに対して、比較参考例1の粒状活性炭0.5g
の代わりに活性白土(キョウワード700)1gを加え
て、前記と同様な条件で脱色処理した。この溶液を用い
てハーゼン単位色数を測定した。結果を表3に示した。
【0027】
【表3】
【0028】実施例3−1 実施例1−1のHEMA130.1g(1mol)の代
わりにジエチレングルコールモノメタクリレート(DE
GMA)174.2g(1mol)を用いた以外は実施
例1−1と同様にして反応して、2−(2−オキソ−
1,3,2−ジオキサホスホリル)ジエトキシエチルメ
タクリレートを得た。結果を表4に示した。
【0029】実施例3−2 実施例1−1のHEMA130.1gの代わりにトリエ
チレングルコールモノメタクリレート(TEGMA)2
18.2g(1mol)を用いた以外は実施例1−1と
同様にして反応して、2−(2−オキソ−1,3,2−
ジオキサホスホリル)トリジエトキシエチルメタクリレ
ートを得た。結果を表4に示した。
【0030】比較例3−1 実施例3−1のジイソプロピルアミン101.2(1m
ol)gの代わりにトリエチルアミン101.2g(1
mol)を用いた以外は実施例3−1と同様にして反応
を行った。結果を表4に示した。
【0031】比較例3−2 実施例3−2のジイソプロピルアミン101.2(1m
ol)gの代わりにトリエチルアミン101.2g(1
mol)を用いた以外は実施例3−2と同様にして反応
を行った。結果を表4に示した。
【0032】
【表4】 注:用いた略号は次のとおり。 DEGMA:ジエチレングルコールモノメタクリレート TEGMA:トリエチレングルコールモノメタクリレー
【0033】実施例4−1 攪拌機、温度計を付した50リットルの反応容器にCO
P2.14Kg(15mol)およびTHF25リット
ルを仕込み、5℃に冷却した。その後、HEMA1.9
5Kg(15mol)およびジイソプロピルアミン1.
53Kg(15mol)およびTHF5リットルの混合
溶液を5時間かけて滴下した。滴下終了後、3時間後に
反応容器の内外の温度差が認められなくなったのを確認
した。その後、析出したジイソプロピルアミンの塩化水
素塩をろ別し、ろ液の溶媒を留去して中間体であるOP
MAを純度99%(31P−NMR)で、3.40Kg得
た。収率は、96%であった。
【0034】比較例4−1 実施例4−1のジイソプロピルアミン1.53Kg(1
5mol)の代わりにトリエチルアミン1.53Kg
(15mol)を用いた以外は同様にして反応を行っ
た。滴下終了後、9時間後の反応容器の内外の温度差が
認められなくなったのを確認した。その後、析出したト
リエチルアミンの塩化水素塩をろ別し、ろ液の溶媒を留
去して中間体であるOPMAを純度95%(31P−NM
R)で、3.22Kg得た。収率は、91%であった。
【0035】実施例4−2 実施例2−1で得られたOPMA3.40Kgを50リ
ットル反応容器に移し、これにアセトニトリル18リッ
トルを加えて混合し、トリメチルアミン0.89Kg
(15mol)を加え、常温で40時間かき混ぜて反応
を行った。反応終了後、過剰のトリメチルアミンを減圧
で留去し、5℃で24時間放置後、生成した結晶をろ別
した。ろ別した結晶を常温で減圧乾燥して、最終生成物
であるMAPCの白色結晶を3.23Kg得た。収率
は、76%であった。
【0036】比較例4−2 比較例4−1で得られたOPMA3.22Kgを用いて
実施例4−2と同様にして反応を行った。最終生成物で
あるMAPCの白色結晶を2.78Kg得た。収率は、
69%であった。なお、実施例4−1、4−2および比
較例4−1、4−2の結果を表5に示した。
【0037】
【表5】
【0038】以上の結果から、本発明の第二アミンを用
いた実施例1−1は、第三アミンを用いた比較例1−3
および本発明の範囲外の第二アミンを用いた比較例1−
1、1−2と比べて反応速度も速く、収率が高く、副生
成物が少なく、着色が少ないことがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1−1の31P−NMRの測定結果
【図2】比較例1−1の31P−NMRの測定結果
【図3】比較例1−2の31P−NMRの測定結果
【図4】比較例1−3の31P−NMRの測定結果
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 一夫 愛知県蒲郡市形原町北浜16−7 (72)発明者 中本 憲一郎 茨城県つくば市春日2−26−2 (56)参考文献 特開 平8−239394(JP,A) 特開 昭58−154591(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07F 9/6574 C07F 9/09

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式[1] 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、Aは炭素数1
    〜10の直鎖または分岐アルキレン基、pはオキシアル
    キレン基の繰り返し単位で1〜10の整数である。)で
    表される化合物と、下記一般式[2] 【化2】 (式中、qは0または1の整数である)で表されるクロ
    ロ−ジオキサホスホラン誘導体とを下記一般式[3] 【化3】 (式中、R2、R3は、それぞれ炭素数3〜8のイソ−、
    sec−、tert−のアルキル基、またはシクロアル
    キル基、あるいは炭素数6〜9のアリール基またはアリ
    ールアルキル基を示す。R2、R3は、それぞれ同一であ
    っても異なっていてもよく、また相互に連結して環を形
    成していてもよい。)で表される第二アミンの存在下で
    反応させる、下記一般式[4] 【化4】 (式中、R1、A、p、qは一般式[1]および[2]
    と同じものを示す。)で表される(メタ)アクリレート
    誘導体の製造方法。
  2. 【請求項2】下記一般式[1] 【化5】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、Aは炭素数1
    〜10の直鎖または分岐アルキレン基、pは1〜10の
    整数である。)で表される化合物と、下記式[5] 【化6】 で示される2−クロロ−2−オキソ−1、3、2−ジオ
    キサホスホランとを下記一般式[3] 【化7】 (式中、R2、R3は、それぞれ炭素数3〜8のイソ−、
    sec−、tert−のアルキル基、またはシクロアル
    キル基、あるいは炭素数6〜9のアリール基またはアリ
    ールアルキル基を示す。R2、R3は、それぞれ同一であ
    っても異なっていてもよく、また相互に連結して環を形
    成していてもよい。)で表される第二アミンの存在下で
    反応させる、下記一般式[6] 【化8】 (式中、R1、A、pは一般式[1]と同じものを示
    す。)で表される(メタ)アクリレート誘導体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】下記一般式[1] 【化9】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、Aは炭素数1
    〜10の直鎖または分岐アルキレン基、pは1〜10の
    整数である。)で表される化合物と、下記一般式[2] 【化10】 (式中、qは0または1の数である)で示されるクロロ
    −ジオキサホスホラン誘導体とを下記一般式[3] 【化11】 (式中、R2、R3は、それぞれ炭素数3〜8のイソ−、
    sec−、tert−のアルキル基、またはシクロアル
    キル基、あるいは炭素数6〜9のアリール基またはアリ
    ールアルキル基を示す。R2、R3は、それぞれ同一であ
    っても異なっていてもよく、また相互に連結して環を形
    成していてもよい。)で表される第二アミンの存在下で
    反応させ、下記一般式[4] 【化12】 (式中、R1、A、p、qは一般式[1]および[2]
    と同じものを示す。)で表される(メタ)アクリレート
    誘導体を得た後、さらに下記一般式[7] 【化13】 (式中、R4、R5およびR6は、それぞれ炭素数1〜4
    のアルキル基を示し、これらのアルキル基はそれぞれ同
    一であっても異なっていてもよく、また相互に連結して
    環を形成していてもよい。)で表される第三アミンと反
    応させる、下記一般式[8] 【化14】 (式中、R1、A、p、qは一般式[1]と同じものを
    示し、R4、R5、R6は一般式[7]と同じものを示
    す。)で表される(メタ)アクリレート誘導体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】下記一般式[1] 【化15】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、Aは炭素数1
    〜10の直鎖または分岐アルキレン基、pは1〜10の
    整数である。)で表される化合物と、下記式[5] 【化16】 で示される2−クロロ−2−オキソ−1、3、2−ジオ
    キサホスホランとを下記一般式[3] 【化17】 (式中、R2、R3は、それぞれ炭素数3〜8のイソ−、
    sec−、tert−のアルキル基、またはシクロアル
    キル基、あるいは炭素数6〜9のアリール基またはアリ
    ールアルキル基を示す。R2、R3は、それぞれ同一であ
    っても異なっていてもよく、また相互に連結して環を形
    成していてもよい。)で表される第二アミンの存在下で
    反応させ、下記一般式[6] 【化18】 (式中、R1、A、pは一般式[1]と同じものを示
    す。)で表される(メタ)アクリレート誘導体を得た
    後、下記一般式[7] 【化19】 (式中、R4、R5およびR6は、それぞれ炭素数1〜4
    のアルキル基を示し、これらのアルキル基はそれぞれ同
    一であっても異なっていてもよく、また相互に連結して
    環を形成していてもよい。)で表される第三アミンを用
    いて反応させる、下記一般式[9] 【化20】 (式中、R1、A、p、R4、R5、R6は前記と同じ)で
    表される(メタ)アクリレート誘導体の製造方法。
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