JP3052891U - 防音外装材 - Google Patents

防音外装材

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JP3052891U
JP3052891U JP1998002108U JP210898U JP3052891U JP 3052891 U JP3052891 U JP 3052891U JP 1998002108 U JP1998002108 U JP 1998002108U JP 210898 U JP210898 U JP 210898U JP 3052891 U JP3052891 U JP 3052891U
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堯 石川
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株式会社アイジー技術研究所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、建築、構築物における遮音性、吸
音性、防音性、断熱性、防水性、等を有する外装材に係
るものである。 【構成】 幅方向の側端縁に雄雌連結構造を形成した金
属製屋根材Bの裏面5に、不織布Cを形成した防音外装
材Aである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建築、構築物における遮音性、吸音性、等を有する防音外装材に係 るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば外装材の裏面にPEF(ポリエチレンフォーム)を形成し、断 熱性を向上した屋根材、下地上に断熱ボードを施工し、その上に金属製屋根材 を施工した屋根材、等が上市されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、の屋根材は、遮音性、吸音性に劣り、雨、風、車、飛行機、 等の騒音が家屋内部に侵入し、快適な居住空間とは言えないものであった。また 、の屋根材は施工が大変で、コストが大変高くつくものであった。さらに、金 属製の屋根材により形成した屋根は、金属自体に遮音性があるために、車、飛行 機等の騒音を遮断し、遮音性に効果があったが、雨、風、等のように直接衝突し て生ずる音は、金属板の震動により助長され、不快な音が生ずるものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような欠点を解決するために、幅方向の側端縁に雄雌連結構造を 形成した金属製屋根材の裏面に、不織布を形成した防音外装材を提供するもので ある。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下に図面を用いて本考案に係る防音外装材について詳細に説明する。図1( a)〜(c)、図2、および図3は金属製屋根材Bと不織布Cよりなる防音外装 材Aの代表的一例を示す説明図であり、図4は施工状態を示す断面図である。図 中、αは下地、βは釘等の固定具を示している。
【0006】 下地αは、新築の際は図4に示すように垂木1、野地板2、防水シート3(一 点鎖線で示す)から構成した木造下地を示したものである。すなわち、垂木1上 に野地板2を敷設し、野地板2上に防水シート3を配設した一般的な構造の下地 αである。また、下地αとしてH形鋼、I形鋼、ミゾ形鋼、軽量ミゾ形鋼、リッ プ溝形鋼、等辺山形鋼、不等辺山形鋼、角形鋼(角パイプ)、円形鋼(円形パイ プ)、等を使用した鉄骨下地でも良いものである。勿論、改修屋根の際には、こ れらに新生瓦や瓦棒等の既存屋根(図示せず)が含まれる構造である。
【0007】 金属製屋根材Bは、例えば金属板(カラー鋼板、銅板、アルミニウム板、チタ ン板、ステンレス板、サンドイッチ鋼板、クラッド鋼板等)等をロール成形、プ レス成形、押出成形、等によって形成したものである。
【0008】 さらに説明すると、金属製屋根材Bは長尺板状であり、その幅方向一側縁を化 粧面4の下側、すなわち、裏面5側に略コ字状に屈曲して段差化粧面6と差込縁 7とを形成した雄型連結部9としたもので、化粧面4と段差化粧面6と差込縁7 とから略コ字状の引っかけ溝8を形成したものである。
【0009】 また、化粧面4の他端には化粧面4の上側に屈曲して断面略U字状に形成した 前記差込縁7と嵌合する嵌合溝10と、嵌合溝10の先端をコ字状に折り返した 嵌合縁11と、嵌合縁11の先端を下方に屈曲すると共に化粧面4と略平行で外 方にL字状に屈曲して延長した固定片12を形成した雌型連結部13を形成した ものである。
【0010】 さらに、図1(c)(図1(b)のイ−イ線一部切り欠き端面図)に示すよう に化粧面4の長手方向の両側端縁にはそれぞれ裏面5側にハゼ状に屈曲した連結 片14を形成したものである。なお、長手方向の強度の強化と、外部からの雨水 等が毛細管現象により内部に浸入するのを防止する意味で嵌合溝10と差込縁7 に凹条15、凹条16を形成している。
【0011】 また、嵌合縁11には凸条17を形成したものであり、この凸条17は図4に 示すように施工された時点で、上段の防音外装材Aの裏面5に密着し、防水性、 気密性、等に寄与するものである。
【0012】 不織布Cは縦糸と横糸を交差させて繊維から織物にする従来の方法と異なり、 各種の繊維を接着剤等で結合した布である。この布はまず繊維が平行に交差する か、また無秩序に配列された薄いフェルト状のものを接着剤で結合させるか、ま たは主体となる繊維状態の中に別の熱可塑性繊維を混在させて、加熱および加圧 して溶融し相互に結合させたりして作られたものである。勿論、不織布C自体に は吸音性があるものである。
【0013】 その素材としては、例えばポリエステル系、ナイロン系、ビニロン系、ボロン 系、炭素系、アルミナ系、炭化ケイ素系、アラミド系、ガラス系等の繊維からな るシート状物である。
【0014】 不織布Cと金属製屋根材Bとの接着方法は、接着剤、熱融着(樹脂を含浸、積 層した場合等)、等を介して行うものであり、接着剤としては自然硬化型接着剤 、常温硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、紫外線硬化型接着剤、反応硬化型接着剤 、等の少なくとも1種からなるものであり、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹 脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、EVA樹脂 等の合成樹脂系の接着剤、ゴム系接着剤、油性系接着剤、等よりなるものである 。
【0015】 不織布Cと金属製屋根材Bの接触は、全面、線状(複数本)、あるいは面状( 複数本)で横、縦、あるいは縦横に行うものである。勿論、全面に接着剤等を介 して形成した場合には、金属製屋根材B自体に衝突した時の生ずる固体音(これ に対して空気中を伝搬する音を空気音という)が、全面接着と不織布Cの吸音性 ・遮音性による相乗効果により減衰し、家屋内側への騒音の侵入を防止する効果 を有するものである。
【0016】 さらに、不織布Cには遮音材を含浸、含有、混合、積層(一層、あるいは複数 層)、サンドイッチ、等し、遮音性をさらに向上することもできるものであり、 遮音材としては粉末状、シート状、等である。
【0017】 なお、遮音性を表す透過損失は均一な材料からできている壁体の単位面積当た りの重量とほぼ比例するので、単位面積当たりの質量が大きいほど、遮音性能は 良くなるものである。このため、不織布Cに形成する遮音材としては比重の大き い材料を使用するものである。
【0018】 遮音材としては、金属(鉛、鉄、銅、真鍮、等)、コンクリート、セメント、 ガラス、ゴム、等、あるいは、あるいは砂、石、岩、石膏、炭酸カルシウム、ケ イ酸カルシウム、等であり、粉末状、シート状、等である。勿論、これらをシー ト状に形成(合成樹脂、接着剤等で結合)した遮音性シート材を遮音材として形 成することもできる。なお、上記遮音材の中には一般的にいう吸音材も含まれる ものである。
【0019】 以上のように、遮音性のある金属製屋根材Bのみでは空気音はある程度減衰で きるものであったが、雨、風等による金属板自体の固体音により音が発生し、う るさかったのが、金属製屋根材Bと不織布Cとの一体化により、金属製屋根材B の遮音効果と不織布Cの吸音効果の相乗効果により、外部からの空気音(車、飛 行機、等の騒音)を遮音し、雨、風等により防音外装材Aに直接衝突した時に生 ずる固体音を吸音することができるものである。
【0020】 継手材Dは例えば図5(a)〜(d)に示すように、金属製屋根材Bと同様な 種類の素材を同等な成形法により形成したものであり、敷目板Eと嵌合板Fの2 部材から形成したものである。その素材としては、金属材、合成樹脂材(プラス チック)、等であり、ロール成形、押出成形、射出成形、プレス成形、等を介し て成形したものである。なお、Gは合成樹脂系、ゴム系のパッキング材である。
【0021】 すなわち、敷目板Eは図5(b)に示すように、金属製屋根材Bの裏面5と当 接すると共に、嵌合板Fを装着する敷目部18と、敷目部18の下辺を裏面側に 屈曲した馳部19と、必要に応じて敷目部18の上辺を表面側に屈曲して形成し た雨返部20とから形成したものであり、かつ、図5(a)のロ−ロ線端面図で ある図5(d)に示すように、幅方向において、両側縁を表面側に折り返し、そ の先端を再び折り返して壺状とした係止部21と、係止部21の両側縁を延長し た延長部22と、延長部22の先端を表面側に折り返して形成した延長舌片23 とから構成されたものである。
【0022】 なお、この端面形状は敷目部18のみならず、馳部19から雨返部20にかけ てほぼ同一とすることが可能である。すなわち敷目板Eはロールフォーミング等 により連続的に成形し、その後のプレス加工により連続して生産することが可能 である。また図5では、上下方向の連結の強化のために、馳部19の略中央部分 を延長して馳舌片19aを形成している。
【0023】 嵌合板Fは図5(c)に示すように、底面24の左右側辺を折り返して係止舌 片25を形成して出合い袋状とした断面形状のものであり、図5(d)に示すよ うに金属製屋根材Bの化粧面4の両側縁に設けた連結片14を嵌合、係止するも のである。なお、図5(d)では防音外装材Aを点線で示した。さらに説明する と、嵌合板Fは敷目板Eの敷目部18において、図5(d)に示すように、両端 を係止部21により係止されることによって一体化するものである。勿論、継手 材Dを一部材で形成することもできるものである。
【0024】 以上説明したのは本考案に係る防音外装材の一実施例であり、図6(a)〜( g)〜図8(a)〜(c)に示すように形成したり、図9〜12に示すように施 工することもできる。
【0025】 すなわち、図6(a)〜(l)は不織布Cの形成状態を各々変形した防音外装 材A、図7(a)〜(f)図は化粧面4を各々変形した防音外装材Aである。
【0026】 図8(a)〜(c)は不織布Cの形成例を示す断面図であり、(a)図は特に 接着剤aを図示したもので、接着剤aを介して遮音シートCを全面接着し、遮音 性をさらに向上した防音外装材A、(b)図はポリエチレン等の合成樹脂シート bを形成した不織布Cを形成し、防水性、耐吸水性、等を向上した防音外装材A 、(c)図は接着剤a、合成樹脂シートbを形成した防音外装材Aである。
【0027】 図9(a)、(b)は既存屋根26上に本考案に係る防音外装材を形成した断 面図である。既存屋根26としては新生瓦、日本瓦、金属製横葺屋根、金属成型 瓦屋根、瓦棒屋根、スレート屋根、石綿スレート屋根、石綿セメント屋根、等よ りなるものである。なお、(b)図は既存屋根26上に防水シート3を形成した 構造である。
【0028】 図10(a)、(b)は既存屋根26上に一定ピッチで縦に複数本の桟木Hを 形成し、その上に防音外装材Aを形成した構造である。なお、(b)図は既存屋 根26上に防水シート3を形成した構造である。勿論、桟木H間の空間に合成樹 脂発泡体等の断熱材を形成することもできるものである。
【0029】 図11は桟木H上に防水シート3を形成した構造を示すものである。勿論、桟 木H間の空間に合成樹脂発泡体等の断熱材を形成することもできるものである。
【0030】 図12は外壁材として防音外装材Aを形成した構造を示すものである。勿論、 この場合には、下地αとしては主柱、間柱、断熱材(グラスウール等)等よりな る躯体、あるいは通気層(通気構造)を形成した躯体である。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る防音外装材によれば、金属製屋根材の遮音 性と不織布の吸音性による相乗効果により、金属製屋根材の固体音による振動音 を低減し、遮音性の向上。吸音性の向上。が図られる。等の特徴、効果があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る防音外装材と金属製屋根材の代表
的一例を示す説明図である。
【図2】本考案に係る防音外装材に使用する金属製屋根
材の代表的一例を示す説明図である。
【図3】本考案に係る不織布の代表的一例を示す説明図
である。
【図4】本考案に係る防音外装材の施工状態を示す説明
図である。
【図5】本考案に係る防音外装材の左右方向の連結に使
用する継手材の代表的一例を示す説明図である。
【図6】本考案に係る防音外装材のその他の例を示す説
明図である。
【図7】本考案に係る防音外装材のその他の例を示す説
明図である。
【図8】本考案に係る防音外装材のその他の例を示す説
明図である。
【図9】本考案に係る防音外装材のその他の施工状態を
示す説明図である。
【図10】本考案に係る防音外装材のその他の施工状態
を示す説明図である。
【図11】本考案に係る防音外装材のその他の施工状態
を示す説明図である。
【図12】本考案に係る防音外装材のその他の施工状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
α 下地 β 固定具 A 防音外装材 B 金属製屋根材 C 不織布 D 継手材 E 敷目板 F 嵌合板 G パッキング材 H 桟木 a 接着剤 b 合成樹脂シート 1 垂木 2 野地板 3 防水シート 4 化粧面 5 裏面 6 段差化粧面 7 差込縁 8 引っかけ溝 9 雄型連結部 10 嵌合溝 11 嵌合縁 12 固定片 13 雌型連結部 14 連結片 15 凹条 16 凹条 17 凸条 18 敷目部 19 馳部 19a 馳舌片 20 雨返部 21 係止部 22 延長部 23 延長舌片 24 底面 25 係止舌片 26 既存屋根

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向の側端縁に雄雌連結構造を形成し
    た金属製屋根材の裏面に、不織布を形成したことを特徴
    とする防音外装材。
JP1998002108U 1998-04-03 1998-04-03 防音外装材 Expired - Lifetime JP3052891U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208667A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Sumitomo Forestry Co Ltd 屋根用外装材のビス止め取付け構造

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