JP2000192612A - 屋根材 - Google Patents

屋根材

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JP2000192612A
JP2000192612A JP10369069A JP36906998A JP2000192612A JP 2000192612 A JP2000192612 A JP 2000192612A JP 10369069 A JP10369069 A JP 10369069A JP 36906998 A JP36906998 A JP 36906998A JP 2000192612 A JP2000192612 A JP 2000192612A
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decorative surface
roofing material
roof member
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JP10369069A
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Takashi Ishikawa
堯 石川
Keisuke Oba
啓介 大場
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IG Technical Research Inc
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IG Technical Research Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、今までにない外観を呈し、かつ雪
止め機能を一体化した屋根材に係るものである。 【構成】 幅方向の側端縁に雄雌連結構造を形成した金
属製屋根材Bの化粧面4を上方に突出し、複数個の突出
部4aを形成した屋根材Aである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、今までにない外観
を呈し、かつ雪止め機能を一体化した屋根材に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根に積もった雪が軒下に落下す
ると、大変危険なために複数個の雪止金具を取り付け
て、雪が落下しないようにしていた。また、屋根は耐振
性、強度の問題で、金属製屋根材が注目を浴びてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、雪止金
具は施工途中に取り付けるために、施工性が悪い、
施工が難しい、施工を確実にしないと雨漏れの原因に
なる、コスト高になる、破損しやすい、等の欠点が
あった。また、金属製屋根は加工性に限界があり、かつ
屋根は高い部分に存在するために、美感性があまり気に
されていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を解決するために、幅方向の側端縁に雄雌連結構造を形
成した金属製屋根材の化粧面を上方に突出し、複数個の
突出部を形成した屋根材を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に図面を用いて本発明に係る
屋根材について詳細に説明する。図1(a)〜(c)、
図2(a)〜(d)、図3(a)、(b)、および図4
(a)〜(c)は金属製屋根材Bとバックアップ材Cよ
りなる屋根材Aの代表的一例を示す説明図であり、特に
図3(a)、(b)は施工状態を示す説明図、図7
(a)〜(c)は使用状態を示す説明図である。図中、
αは下地、βは釘等の固定具を示している。なお、図1
(a)は図1(c)のa−a線断面図、図1(b)は図
1(c)のb−b線断面図、図2(c)は図2(b)の
c−c部端面図、図2(d)は図2(b)のd−d部端
面図である。
【0006】下地αは、新築の際は図3(a)に示すよ
うに垂木1、野地板2、防水シート3(一点鎖線で示
す)から構成した木造下地を示したものである。すなわ
ち、垂木1上に野地板2を敷設し、野地板2上に防水シ
ート3を配設した一般的な構造の下地αである。また、
下地αとしてH形鋼、I形鋼、ミゾ形鋼、軽量ミゾ形
鋼、リップ溝形鋼、等辺山形鋼、不等辺山形鋼、角形鋼
(角パイプ)、円形鋼(円形パイプ)、等を使用した鉄
骨下地でも良いものである。勿論、改修屋根の際には、
これらに新生瓦や瓦棒等の既存屋根(図示せず)が含ま
れる構造である。
【0007】金属製屋根材Bは、例えば金属板(カラー
鋼板、銅板、アルミニウム板、チタン板、ステンレス
板、サンドイッチ鋼板、クラッド鋼板等)等をロール成
形、プレス成形、押出成形、等によって形成したもので
ある。勿論、屋根材Aの表面材として、金属製屋根材B
の代わりに窯業系素材、もしくは合成樹脂材(プラスチ
ック)、等で形成してもよいものである。
【0008】さらに説明すると、金属製屋根材Bは長尺
板状であり、その幅方向一側縁を化粧面4の下側、すな
わち、裏面5側に略コ字状に屈曲して段差化粧面6と差
込縁7とを形成した雄型連結部9としたもので、化粧面
4と段差化粧面6と差込縁7とから略コ字状の引っかけ
溝8を形成し、化粧面4には上方に突出した突出部4a
を形成したものである。
【0009】また、化粧面4の他端には化粧面4の上側
に屈曲して断面略U字状に形成した前記差込縁7と嵌合
する嵌合溝10と、嵌合溝10の先端をコ字状に折り返
した嵌合縁11と、嵌合縁11の先端を下方に屈曲する
と共に化粧面4と略平行で外方にL字状に屈曲して延長
した固定片12を形成した雌型連結部13を形成したも
のである。
【0010】バックアップ材Cとしては、不織布、テッ
クス(軟質繊維板)、ゴムシート、樹脂シート、等、あ
るいはこれらに遮音材を含浸、含有、混合、積層(一
層、あるいは複数層)、サンドイッチ、等したものを使
用することもできる。その一例としては、縦糸と横糸を
交差させて繊維から織物にする従来の方法と異なり、各
種の繊維を接着剤等で結合した不織布等である。この不
織布はまず繊維が平行に交差するか、また無秩序に配列
された薄いフェルト状のものを接着剤で結合させるか、
または主体となる繊維状態の中に別の熱可塑性繊維を混
在させて、加熱および加圧して溶融し相互に結合させた
りして作られたものである。
【0011】その不織布の素材としては、例えばポリエ
ステル系、ナイロン系、ビニロン系、ボロン系、炭素
系、アルミナ系、炭化ケイ素系、アラミド系、ガラス系
等の繊維からなるシート状物である。
【0012】バックアップ材Cと金属製屋根材Bとの接
着方法は、接着剤、熱融着(樹脂を含浸、積層した場合
等)、等を介して行うものであり、接着剤としては自然
硬化型接着剤、常温硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、紫
外線硬化型接着剤、反応硬化型接着剤、等の少なくとも
1種からなるものであり、例えばエポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、
ポリエステル樹脂、EVA樹脂等の合成樹脂系の接着
剤、ゴム系接着剤、油性系接着剤、等よりなるものであ
る。
【0013】バックアップ材Cと金属製屋根材Bの接着
は、全面、線状(複数本)、あるいは面状(複数本)で
横、縦、あるいは縦横に行うものである。勿論、全面に
接着剤等を介して形成した場合には、金属製屋根材B自
体に衝突した時の生ずる固体音(これに対して空気中を
伝搬する音を空気音という)が、全面接着とバックアッ
プ材Cの吸音性・遮音性による相乗効果により減衰し、
家屋内側への騒音の侵入を防止する効果を有するもので
ある。
【0014】さらに、バックアップ材Cには遮音材を含
浸、含有、混合、積層(一層、あるいは複数層)、サン
ドイッチ、等し、遮音性をさらに向上することもできる
ものであり、遮音材としては粉末状、シート状、等であ
る。
【0015】なお、遮音性を表す透過損失は均一な材料
からできている壁体の単位面積当たりの重量とほぼ比例
するので、単位面積当たりの質量が大きいほど、遮音性
能は良くなるものである。このため、バックアップ材C
に形成する遮音材としては比重の大きい材料を使用する
ものである。
【0016】遮音材としては、金属(鉛、鉄、銅、真
鍮、等)、コンクリート、セメント、ガラス、ゴム、
等、あるいは、あるいは砂、石、岩、石膏、炭酸カルシ
ウム、ケイ酸カルシウム、等であり、粉末状、シート
状、等である。勿論、これらをシート状に形成(合成樹
脂、接着剤等で結合)した遮音性シート材を遮音材とし
て形成することもできる。なお、上記遮音材の中には一
般的にいう吸音材も含まれるものである。
【0017】以上のように、遮音性のある金属製屋根材
Bのみでは空気音はある程度減衰できるものであった
が、雨、風等による金属板自体の固体音により音が発生
し、うるさかったのが、金属製屋根材Bとバックアップ
材Cとの一体化により、金属製屋根材Bの遮音効果とバ
ックアップ材Cの吸音効果の相乗効果により、外部から
の空気音(車、飛行機、等の騒音)を遮音し、雨、風等
が屋根材Aに直接衝突した時に生ずる固体音を吸音する
ことができるものである。
【0018】突出部4aは、化粧面4の一部を上方に突
出し、複数個形成したものであり、図5(a)、(b)
に示すように、軒下にいる人が屋根を見た場合に、〜
に視線が移動するに従って、視線上の突出部4aが異
なるように見え、今までにない外観を呈する、重厚な屋
根に形成できるものである。
【0019】また、突出部4aは雪Dが積もった場合に
は、雪Dが重みにより落下しないようにもする機能も具
備するものである。
【0020】以上説明したのは本発明に係る屋根材の一
実施例であり、図6(a)〜(r)〜図20(a)〜
(c)に示すように形成することもできる。
【0021】すなわち、図6(a)〜(r)〜図9
(a)〜(o)は突出部4aのその他の実施例を示す平
面図である。
【0022】図10(a)〜(c)、図11(a)〜
(c)は突出部4aの形成位置を屋根面に表した説明図
である。
【0023】図12(a)〜(c)〜図15(a)〜
(c)は突出部4aを各々変形した屋根材Aである。
【0024】図16(a)〜(l)は突出部4aの形成
例を示す屋根材Aのその他の実施例を示す断面図であ
る。
【0025】図17(a)〜(o)〜図19(a)〜
(j)はバックアップ材Cの形成状態を各々変形した屋
根材A、取付金具Dを形成した屋根材A、芯材a、裏面
材bを形成した屋根材Aである。なお、図17(a)〜
(o)〜図19(a)〜(j)においては突出部4aを
図示しない。
【0026】芯材aとしてはポリウレタンフォーム、ポ
リイソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、塩
化ビニルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレ
ンフォーム、ユリアフォーム等の合成樹脂発泡体よりな
るボード、あるいはこれら合成樹脂発泡体をシート材で
サンドイッチした複合板、もしくは石膏ボード、セメン
ト板、炭酸カルシウム板、珪酸カルシウム板、セラミッ
ク板、木片セメント板、炭酸マグネシウム板、シージン
グボード、シージングインシュレーションボード、合
板、さらにはグラスウール、ロックウール、等の繊維系
断熱材、等よりなるもの、さらにはこれらの複合板より
なるものである。
【0027】裏面材bとしては、金属板、あるいはアス
ベスト紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属
箔、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏紙、
水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、または2
種以上をラミネートしたもの、あるいは防水処理、難燃
処理されたシート等からなるものである。
【0028】図20(a)〜(c)は化粧面4の全面、
あるいは部分的に砂Eを形成し、さらに雪の滑りを抑制
するようにした屋根材Aである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る屋根
材によれば、突出部の形成により、軒下にいる人が屋
根を見た場合に、視線が移動するに従って、視線上の突
出部が異なるように見え、今までにない外観を呈し、重
厚な屋根を形成できる。施工性が良い。雪止めの機
能を具備するために、雪止金具施工による雨漏れの心配
がない。難しい雪止金具の施工がない。コストの低
下が図れる。破損しにくい。金属製屋根材の遮音性
とバックアップ材の吸音性による相乗効果により、金属
製屋根材の固体音による振動音を低減する。遮音性が
向上する。吸音性が向上する。等の特徴、効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る屋根材の代表的一例を示す説明図
である。
【図2】本発明に係る屋根材の代表的一例を示す説明図
である。
【図3】本発明に係る屋根材の施工状態を示す説明図で
ある。
【図4】本発明に係る屋根材の使用状態を示す説明図で
ある。
【図5】本発明に係る屋根材を示す説明図である。
【図6】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明図
である。
【図7】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明図
である。
【図8】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明図
である。
【図9】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明図
である。
【図10】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明
図である。
【図11】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明
図である。
【図12】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明
図である。
【図13】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明
図である。
【図14】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明
図である。
【図15】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明
図である。
【図16】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明
図である。
【図17】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明
図である。
【図18】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明
図である。
【図19】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明
図である。
【図20】本発明に係る屋根材のその他の例を示す説明
図である。
【符号の説明】
α 下地 β 固定具 A 屋根材 B 金属製屋根材 C バックアップ材 D 取付金具 E 砂 a 芯材 b 裏面材 1 垂木 2 野地板 3 防水シート 4 化粧面 4a 突出部 5 裏面 6 段差化粧面 7 差込縁 8 引っかけ溝 9 雄型連結部 10 嵌合溝 11 嵌合縁 12 固定片 13 雌型連結部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向の側端縁に雄雌連結構造を形成し
    た金属製屋根材の化粧面を上方に突出し、複数個の突出
    部を形成したことを特徴とする屋根材。
JP10369069A 1998-12-25 1998-12-25 屋根材 Pending JP2000192612A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004225257A (ja) * 2003-01-20 2004-08-12 Ig Tech Res Inc 屋根材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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