JP3052359U - 子供用くつ下詰物型洗濯補助用品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、汚れた子供用くつ下内部に詰物を
することによって、くつ下素材を保護しつつ、洗濯機投
入前の手洗いを短時間で容易に行うものである。 【解決手段】 本考案は、不要ストッキングを内部に詰
めて立体的にしたくつ下型網（１）に、汚れた子供用く
つ下（８）を被せる。立体的になった子供用くつ下
（８）に水を含ませ、直接洗剤をかけ左右お互いをこす
り合わせて洗う。その後、洗濯機に投入し洗い、すす
ぎ、脱水まで行う。本考案は、小さくて洗いにくい子供
用くつ下（８）の手洗いを容易にしたばかりでなく、そ
の素材保護にも役立ち、不要ストッキングの再利用に貢
献しながらも、安価で実施することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、図２で示すように不要ストッキングを内部に詰めて立体的にしたく つ下型網（１）に、汚れた子供用くつ下（８）を被せて２枚同時に左右をこすり 合わせて洗う、子供用くつ下詰物型洗濯補助用品に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図３で示すように、土、砂、泥等のがんこな汚れの子供用くつ下（８）は、洗 濯機洗いのみでは落ちにくい。よって、事前の手もみ洗いや、ブラシ洗いが必要 であった。その他には、くつ下洗い用シートがある（実願平７−９１０７号公報 参照）。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

手もみ洗いの場合、強い握力や腕力を必要とし、漂白剤を使用する場合には手 荒れ防止の為のゴム手袋をはめての作業となる。ゴム手袋をはめた状態で、小さ くて洗いにくい子供用くつ下（８）のつま先（１０）かかと（１１）を洗うのは 困難である。

【０００４】 一方、ブラシ洗いやくつ下洗い用シート（実願平７−９１０７号公報参照）は 、くつ下素材の摩耗が懸念される。

【０００５】 くつ下洗い用シート（実願平７−９１０７号公報参照）は、平面なのでつま先 （１０）かかと（１１）の汚れが落ちにくい。そのうえ、そのまま洗濯機に投入 できないので、すすぎ、脱水も手で行わなくてはならない。

【０００６】 手もみ洗いや洗濯機洗い等では、子供用くつ下口部分（９）のゴムが伸びやす いという心配もある。

【０００７】 本考案は、以上の問題点を解消しつつも安価で実施できるというものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

汚れた子供用くつ下（８）を立体的な形にして、左右お互いをこすり合わせれ ば、強い握力や腕力を必要としなくても、汚れやすいつま先（１０）かかと（１ １）が容易に、しかも２枚同時に洗える。

【０００９】 浸水性に富む柔かい素材を汚れた子供用くつ下（８）内部に詰めれば、洗濯液 つけ置きの手間を省き、さらにそのまま洗濯機に投入して洗い、すすぎ、脱水で きる。くつ下素材への負担も少ない。

【００１０】 図２に示すように、子供用くつ下口部分（９）をくつ下型網口部分（２）から 内部に押し込めぱ、くつ下のゴムを保護することができる。

【００１１】

【考案の実施の形】

ポリエステル、又はそれに準じた網状素材を使用する。図４に示す展開図（１ ２）を拡大し５ｍｍの縫い代を付けて裁断し、縫製する。その際、縫い目（３、 ４、５、６）の同符号同志を縫い合わせる。なお、図４の展開図（１２）はつま 先縫い目（５）とくるぶし縫い目（６）を、汚れやすく摩耗頻度の高いつま先（ １０）かかと（１１）からずらして作成してある。

【００１２】 さらに、折り返し部分（１７）を裏面に折って縫い、幅６〜８ｍｍの平ゴム（ １３）を９ｃｍの出来上がり寸法になるように通す。出来上がったくつ下型網（ １）に図１、図２が示すように、不要ストッキングを丸めて球状にしたストッキ ング玉（７）を、１枚につき２個ずつ入れる。

【００１３】

【実施例】

以下、洗濯の際の本考案実施例の使用例を説明する。図２で示すように、スト ッキング玉（７）を入れたくつ下型網（１）に、汚れた子供用くつ下（８）を被 せる。洗濯機内には他の洗濯物を先に投入し、注水を始める。

【００１４】 立体的になった子供用くつ下（８）を左右それぞれの手に持ち、もみながら洗 濯機注水から直接充分に水を含ませる。そこに直接洗剤をふりかけ、残りの洗剤 は洗濯機内に投入する。

【００１５】 立体的になった子供用くつ下（８）を左右それぞれの手に持ち、お互いをこす り合わせて洗う。汚れが落ちたら、そのまま洗濯機に投入して他の洗濯物と一緒 に洗い、すすぎ、脱水を行う。

【００１６】 洗濯機が止まり洗濯が終了したら、子供用くつ下（８）をはずし、くつ下型網 （１）と別々に干す。その際、くつ下型網（１）の中にストッキング玉（７）を 入れたままでも充分に乾燥が可能である。

【００１７】 上述の事から、安価で実施可能な本考案により、がんこな汚れの子供用くつ下 （８）は、２枚同時に容易に洗える様になる。さらに、くつ下素材やゴムの傷み も最小限に押さえる。そして、穴あき等により不要となったストッキングの再利 用にも貢献できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の部分断面斜視図である。

【図２】本考案実施例で立体的になった子供用くつ下の
断面図である。

【図３】汚れやすい箇所を示す子供用くつ下の側面図で
ある。

【図４】本考案くつ下型網の展開図である。

【符号の説明】

Ａ 切断面 １ くつ下型網 ２ くつ下型網口部分 ３ たて縫い目 ４ 甲縫い目 ５、５ａ つま先縫い目 ６、６ａ くるぶし縫い目 ７ ストッキング玉 ８ 子供用くつ下 ９ 子供用くつ下口部分 １０ 子供用くつ下つま先 １１ 子供用くつ下かかと １２ くつ下型網展開図 １３ 平ゴム １４、１５、１６ 縫い合わせ点 １７ 折り返し部分

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年４月６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 図１で示すように、網状素材のくつ下型
   の形態で、ゴム口部分（２）から不要ストッキングを入
   れて立体的にし、２個１組で使用する、子供用くつ下詰
   物型洗濯補助用品。