JP3058438U - 新生児用厚手肌着 - Google Patents
新生児用厚手肌着Info
- Publication number
- JP3058438U JP3058438U JP1998008055U JP805598U JP3058438U JP 3058438 U JP3058438 U JP 3058438U JP 1998008055 U JP1998008055 U JP 1998008055U JP 805598 U JP805598 U JP 805598U JP 3058438 U JP3058438 U JP 3058438U
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- JP
- Japan
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- underwear
- newborn
- thick
- inner cloth
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 、あらかじめ肌着胴部を二重構成し、着せる
手間をより少なくするとともに、脚部や重ね布の形状を
工夫することで、着用感を高めた新生児用厚手肌着の提
供。 【解決手段】 ウェスト部を絞った新生児用肌着におい
て、上半身胴部を二重構成としたことを特徴とし、また
後ろ身頃内布下端中央部を上方へ彎曲させ、両脚部の脇
ラインを下方に行くほど内側にカーブさせたことを特徴
とする。
手間をより少なくするとともに、脚部や重ね布の形状を
工夫することで、着用感を高めた新生児用厚手肌着の提
供。 【解決手段】 ウェスト部を絞った新生児用肌着におい
て、上半身胴部を二重構成としたことを特徴とし、また
後ろ身頃内布下端中央部を上方へ彎曲させ、両脚部の脇
ラインを下方に行くほど内側にカーブさせたことを特徴
とする。
Description
【0001】
この考案は、新生児用肌着、特にやや肌寒い季節用の厚手新生児用肌着に関す るものである。
【0002】
一般に、新生児用肌着は、身頃丈が短く、薄手の夏用新生児用肌着(短肌着) と身頃丈の長い一般用新生児用肌着(長肌着)の2種類があり、冬場等の寒い季 節には、短肌着と長肌着を、短肌着を内側(肌側)になるように重ねて防寒が図 られていた。
【0003】
しかし、もともと動きの激しい新生児にこれらの2枚の肌着を着せるのは、大 変であった。また予め、2枚の肌着を重ねて赤ちゃんに1度で着せる方法も行わ れているが、1枚の肌着に付き右前身頃の左脇寄りに取り付けられた右前身頃内 紐(8)と、左脇に取り付けられた脇内紐(9)とを結ぶ作業、同じく左前身頃 右脇寄りに取付けられた左前身頃外紐(10)と右前身頃右脇前面に取付けられ た外紐(11)とを結ぶ作業の2つの作業が必要で、2枚着せるのであれば、実 に4回の紐締結が必要となり、手間がかかっていた。洗濯時も2枚分の洗濯及び 洗濯物干し、取り入れ、たたむの作業が必要であった。
【0004】 また、新生児の動きは、特に激しいため、中に着せた短肌着の裾部が新生児の 動きにつられて、上方に上がってしまうことがしばしばおこり、肌着がごろごろ して、肌荒れや不快感での夜泣き等の原因となっていた。 本考案者は、あらかじめ肌着胴部を二重構成し、着せる手間をより少なくする とともに、脚部や重ね布の形状を工夫することで、着用感を高めた新生児用厚手 肌着を考案したものである。
【0005】
上記の問題点を解決するために、本考案の新生児用厚手肌着は、ウェスト部を 絞った新生児用肌着において、上半身胴部を二重構成としたことを要旨とする。 また、後ろ身頃内布下端中央部を上方へ彎曲させ、両脚部の脇ラインを下方に 行くほど内側にカーブさせたことを要旨とする。
【0006】
本考案の新生児用厚手肌着は、できるだけ新生児にとり動きやすく、保育する 人間にとり手間の少ないことを目的として考案されている。まず肌着外形は、縫 い目及びかがり目がすべて外側に出るようにすることにより新生児の肌に縫い目 やかがり目が直接当たらないよう工夫されている。また袖丈を従来の長肌着より 3〜4cm短くし、活発な手の動きの妨げにならないようにしている。さらに身頃 部分は二重構成として、1枚で寒さに対応できるようにし、身頃内布は、新生児 の腰あたりまでの丈とし、しかもラグラン袖の縫い合わせラインより身頃側のみ としている。また内布は後ろ身頃及び前身頃に及び、後ろ身頃であれば、図2に 示すように内布(A)の下端を、中心部で約2cm程度上方にカーブした形に形成 している。
【0007】 このようにすることで、新生児が活発に動いても内布が上方に捲れあがらない ようにしている。前身頃については後ろ身頃よりやや長く、新生児の膝に内布が 接触しないように工夫している。 さらに脚部両脇のラインは、新生児の脚が、活発な動きの最中に肌着内に入り 込んでしまわないように脇裾を4cm程度内側にカーブさせている。このような工 夫で、新生児がいくら脚を動かしても、脚のかかとが足首周り(12)にひっか かり、足が肌着内部に入りこんでしまうことがない。
【0008】
以下、本考案の実施例を図1〜図4に基づいて説明する。 図1は本考案の新生児用厚手肌着の全体概略図、図2は内布形状説明図、図3 は本考案の新生児用厚手肌着の前身頃開放状態の説明図、図4(a)は本考案の 新生児用厚手肌着を新生児に着用させた状態図、(b)は従来の肌着着用時の足 首付近の状態図、図5(a)は従来の短肌着(b)は従来の長肌着の説明図であ る。 図1において、(1)は本考案の新生児用厚手肌着、(2)は縫い目あるいは かがり目、(3)は袖口、(4)はウェスト部、(4a)は脇裾、(12)は足 首周りである。 図2において(5a)(6a)(7a)はラグラン袖縫い合わせ部、(5b) は後ろ身頃内布下端部、(6b)(7b)は膝部、Aは後ろ身頃内布、Bは左前 身頃内布、Cは右前身頃内布である。 図3において、(8)は右前身頃内紐、(9)は脇内紐、(10)は左前身頃 外紐、(11)は右前身頃前面外紐である。 図4において、(12)は足首周りである。 図5において、(a)短肌着、(b)は長肌着である。
【0009】 新生児用厚手肌着(1)は図1に示すように、まず肌着外形は、縫い目及びか がり目(2)がすべて外側に出るようにすることにより新生児の肌に縫い目やか がり目が直接当たらないよう工夫されている。袖口(3)も内側から外側に折り 返し、外側よりかがることで、新生児の肌に接触する部分にはできるだけ縫い目 等が接触しないようにされている。また新生児の動きに対して衣服が纏わり付い たり、障害にならにように、新生児が動きやすいようにウェスト部(4)を3cm 程度内側にカーブさせている。
【0010】 次に本考案は厚手肌着であるため、従来のように重ね着の手間を省くため、胴 部に該当する身頃部分を外布、内布の二重構成としている。具体的には、後ろ身 頃については、ラグラン袖縫い合わせ部(5a)から腰部(5b)までの後ろ身 頃内布(A)及びラグラン袖縫い合わせ部(6a)から膝部(6b)までの左前 身頃内布(B)、ラグラン袖縫い合わせ部(7a)から膝部(7b)までの右前 身頃内布(C)を外布に縫い付けている。
【0011】 このように胴部にのみ内布を縫い付けることにより、十分な防寒が図れる上に 、手や肩の部分は一重のため、自由な動きが可能となる。そもそも新生児は汗を 良くかき、体温もやや高めであるため、防寒としては胴部のみの厚手で、十分防 寒の役目を果たすこととなる。
【0012】 また袖丈を従来の長肌着より3〜4cm短くし、活発な手の動きの妨げにならな いようにしている。身頃内布は、新生児の腰あたりまでの丈とし、しかもラグラ ン袖の縫い合わせラインより身頃側のみとしている。また内布は後ろ身頃及び前 身頃に及び、後ろ身頃であれば、図2に示すように内布の下端を、背中中心ライ ン下端を約2cm程度(L)上方にカーブした形に形成している。このようにする ことで、新生児が活発に動いても内布が上方に捲れあがらないようにしている。 前身頃については後ろ身頃よりやや長く、新生児の膝に内布が接触しないように 、しかも中央部よりを長くなるように斜めにカットしている。さらに脚部両脇の ラインは、新生児の脚が、活発な動きの最中に肌着内に入り込んでしまわないよ うに脇裾(4a)を4cm程度(X)内側にカーブさせている。このような工夫で 、新生児がいくら脚を動かしても、脚のかかとが足首周り(12)にひっかかり 、図4(b)に示す従来の肌着のように足が肌着内に入りこんでしまうことがな い。
【0013】 なお本実施例は、肌着の胴部のみを二重構成とした場合を示したが、全体を外 布、内布の二重構成としても良いことはもちろんである。また、内布の形状は、 実施例1のものに限らず、種々の変形が可能である。
【0014】
以上説明したように、本考案の新生児用厚手肌着は、従来別々に重ねて着用し ていた短肌着と長肌着を1つにしたものであり、着せ替え、洗濯の手間を半減す るとともに、着用している新生児にとっても、ごわごわ感が無く、よく動く手足 の部分は一重になっているため、非常に快適な構造となっている。また後ろ身頃 内布の下端部は腰部までもうけているが、長さに変化をもたせ、中央部を短く両 端部を長めとしている。このようなカーブをもたせることにより、新生児が活発 に動いても後ろ身頃内布下端部が上方に捲れあがることがない。 さらに脚部脇裾を内側に大きくカーブさせていることにより、新生児の足が内 部に入り込んでしまわず、常に足が外気にさらされている状態となる。新生児に とり、足の裏が刺激を受けることが発達上非常に大切なことから、本考案の新生 児用厚手肌着を着用すれば、発育上の心配も解消することができる。
【図1】本考案の新生児用厚手肌着の全体概略図
【図2】内布形状説明図
【図3】本考案の新生児用厚手肌着の前身頃開放状態の
説明図
説明図
【図4】(a)本考案の新生児用厚手肌着を新生児に着
用させた状態図 (b)従来の肌着着着用時の足首付近の状態図
用させた状態図 (b)従来の肌着着着用時の足首付近の状態図
【図5】(a)従来の短肌着 (b)従来の長肌着の説明図
1 新生児用厚手肌着 2 縫い目 3 袖口 4 ウェスト部 5a、6a、7a ラグラン袖縫い合わせ部 5b 後ろ身頃内布下端部 6b、7b 膝部 A 後ろ身頃内布 B 左前身頃内布 C 右前身頃内布 8 右前身頃内紐 9 脇内紐 10 左前身頃外紐 11 右前身頃前面外紐 12 足首周り
Claims (2)
- 【請求項1】ウェスト部を絞った新生児用肌着におい
て、上半身胴部を二重構成としたことを特徴とする新生
児用厚手肌着 - 【請求項2】後ろ身頃内布下端中央部を上方へ彎曲さ
せ、両脚部の脇ラインを下方に行くほど内側にカーブさ
せたことを特徴とする請求項1記載の新生児用厚手肌着
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998008055U JP3058438U (ja) | 1998-10-14 | 1998-10-14 | 新生児用厚手肌着 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998008055U JP3058438U (ja) | 1998-10-14 | 1998-10-14 | 新生児用厚手肌着 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3058438U true JP3058438U (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=43192340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998008055U Expired - Lifetime JP3058438U (ja) | 1998-10-14 | 1998-10-14 | 新生児用厚手肌着 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3058438U (ja) |
-
1998
- 1998-10-14 JP JP1998008055U patent/JP3058438U/ja not_active Expired - Lifetime
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