JP3051927U - 自動車の横移動座席

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(57)【要約】【目的】この考案は、自動車の座席を横移動させて、
車外で着席、離席出来る自動車の移動座席である。【構成】自動車の座席を横移動可能なスライドレール
を付けて、座席を横移動、させる。

【考案の詳細な説明】この考案は、自動車の車内部に固定したスライドレールの案内具に沿って、レール付きの座席を車外に引き出して、車外で座席に着席、離席出来るようにした、自動車の横移動座席です。

既存の自動車の座席には、前後移動可能な座席はあるが、横移動出来る座席がない。従って、自動車を構成するフレームを避けて、頭を下げた中腰の姿勢で着席、離席しなければならない。

フレームを避けて中腰での自動車の乗り降りは、体の不自由な高齢者、身体障害者の場合、苦痛であり危険でもある。また介護者も補助に重労働を課せられるのが現実である。

また、自動車を利用する者が、皆気ずかずに経験しているのも現実である。

車外で着席や離席が出来るようになれば、自動車の乗り降りが非常に楽になる。

今後、高齢者人口が増加し、高齢者の自動車利用も多くなることを考慮すればこの考案が福祉面で寄与すること大である。

以下に、この考案を説明する。

座席（１）は、スライドレール（２）に固定されている。

車内に固定されたスライドレール案内具（３）は、スライドレール（２）を自動車の横方向にスムースに移動させる役目をする。

自動車の乗り降りで、着席、離席する場合には、座席ロックハンドル（４）でレール付き座席の固定を外して自由移動可能にして、取手（５）を持って座席（１）を車外まで引き出して、座席ロックハンドル（４）で座席を固定する。

座席が車外に引き出されても、スライドレール（２）は、スライドレール案内具（３）から外れないように、スライドレール（２）の移動量を制限するストッパー（６）とストッパー当て具（７）、（８）がある。

座席を車外へ戻すには、引き出しの場合と同様にして、最後に座席ロックハンドル（４）で確実に座席を固定いておく。

ストッパー（５）を自動車の中央に配置すれば、ストッパー当て具（７）をストッパー（５）に当て、座席を右に移動することができる。

ストッパー当て具（８）に当てれば、座席を左に移動することが出来るから、自動車の両側に座席を移動することができる。

スライドレール案内具（２）にボールやローラを利用させることで、座席を軽く移動出来る。

人が着席したままで座席を横移動することで、車内から車外へ、または、車外から車内へと横移動することができる。

人が荷物に変わっても同様である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図です。

【図２】本考案の正面図

【符号の説明】

（１）は座席、（２）はスライドレール、（３）スライ
ドレール案内具、（４）は座席ロックハンドル、（５）
は取手、（６）はストッパー、（７）、（８）はストッ
パー当て具、

【実用新案登録請求の範囲】