JP3051702U - 使い易い箸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 幼児や指先の不自由な病人又箸に不慣れな
外国人等が簡便に又上手に箸使いが出来るような使いや
すい箸を提供する事を目的とする。 【構成】 簡便で使い易い箸は一対の箸の開閉があく
まで平行によぢれが無く開閉すること、指先の当たる部
分を限定すること、先端部は食物を切る挟む、摘む、突
き刺す、掬う等の食事の際の諸動作を出来るだけ確実に
行ない得るようにするため一対の箸の上方部の所定の位
置に平型角枠をはめ込み一対の箸はこの平型角枠内にお
いて平行に開閉出来るようネジピンによって所定の位置
を止着し更に箸を持った際に指先の当たる所定の位置に
小円筒状のピンを埋め込み両側に一寸突出させ指先位置
のガイドと為し、次に一本の箸の先端部を菱形状に切削
し、他の一本の箸の先端部は前記の菱形状先端の突角部
と合致するような三角溝が切削してあり更に又前記の平
型角枠の中間部には、その柄部分をＵ型状に折り曲げる
ことにより平型角枠部分に着脱が出来るようにした匙部
を具備した使い易い箸。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［産業上の利用分野］ 本考案は幼児、指先の不自由な老齢者、外国人等において食事の際に上手に各食 品をはさんで食事が出来るようにした箸に関するものであります

【０００２】 ［従来の技術］ 従来、食事等に使用する箸は二本がそれぞれ独立しており二本の箸をよじれない ように上手に挟み持つ事により食事が行なわれておりました、一部では幼児用に 各々の箸の中間部にフック部を有した箸もありましたが、いずれにしても幼児や 指先の不自由な人、外国人にとっては使い勝手の悪い事でした

【０００３】 ［考案が解決しようとする課題］ そこで本考案はそれぞれの二本の箸が何時でもよじれないで平行に開閉する事且 つ指先の当たる部分の位置が定められ更に先端部は食物を確実にはさみ捉える事 が出来るような箸を提供することを課題としている

【０００４】 ［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するため本考案は次のような構成を採用した即ち本考案に関わる 箸においては一対のはしの上方部の所定の位置を平型角枠内に装着して、ネジピ ンにてそれぞれの箸巾の中心部を開閉出来るように止着しました而も平型角枠内 の内法巾の寸法は箸の厚み寸法と合致するように致しました次に二本の箸の中間 位置の箸巾中心部には小円筒状の指掛け突起部が貫通して埋め込みしてあります 、更に一方の箸の先端部は断面が菱形状になるよう切削してあり他の一方の先端 部は内側部に三角状の溝が切り込んであります又前述の箸上方部に装着された平 型角枠の中央部には匙部の柄元部が着脱できる状態で装着してあります

【０００５】 ［作用］ 本考案の箸を指先にて持ち食物を挾み取ろうとすれば二本の箸は上方の一部を平 型角枠内の所定の位置に止着されておりますので二本の箸はよぢれる事無く何時 でも平行に開閉動作を致します、更に二本の箸の中間部に埋め込みして設けられ た小円筒部には中指と薬指の一部が掛かり合う事により箸の持ち方の正確さが得 られ且つ先端部は切り込み溝と菱形状の山形部が完全に噛合う事によりゴマ粒の 様なものでも確実に挾み取る事が出来ます又上部に、装着された匙部は箸を返し 持つ事により匙による食事もする事が出来ます

【０００６】 ［実施例］ 以下図１に表わされた実施例について説明すると一対の箸１の上方部の所定の位 置に平型角枠２を填め込んで設けそれぞれ箸巾の中央点部を平型角枠２の両端中 心部に設けられたネジ穴に合致させてネジによって左右に開閉動作が出来るよう に止着致します

【０００７】 更に平型角枠２の中央部にはその角枠巾寸法に合致するようにその柄部分をＵ型 状に折りまげ弾性を持たせて加工製作された匙３が着脱出来るように、具備され ております

【０００８】 それぞれ二本の箸の中間部の所定の位置には小円筒状の突起部４が貫通して固止 着してあり、これは食事の際、箸を持った時中指先位置及び薬指先位置にそれぞ れ合致して掛かり合うようになっております

【０００９】 一対、二本の箸の内、一本の箸の先端は断面が菱形状にして先細く加工してあり 他の一本の箸の先端は前記の菱形状先端の突起角部と合致するような内側位置に 三角溝が切削加工されておりこの二本の箸先は突起角部と三角溝部箸を閉じた時 に合致するようになっております、このため食物を切断したり突き刺したり挾ん だりすることが容易に出来るようになっております

【０００１０】 ［考案の効果］ 以上説明したように本考案の箸は幼児はもとより指先の不自由な老人又病人及び 箸に不慣れな外国人等においても箸にての食事の際箸先のよじれがなく必ず箸先 が平行に開閉するうえ、中指薬指の当たる部分に突起部の指案内が付いておりま すので自然に指先の位置が使い易い位置に当てられ且つ箸先端噛合い合致するよ うになっておりますので食物の切り離し突き刺し挾み取りが容易に行なえるうえ 持ち変えるだけで匙での食事も出来る事を特徴とするものであります

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を表わす箸の斜視図でありま
す

【図２】匙部の断面を示す略図であります

【図３】箸先端部の断面を示す拡大略図であります

【符号の説明】

１ 箸 ２ 平型角枠 ３ 匙 ４ 小円筒状突起部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一対の箸の各々の中間面部に小円筒状
   の突起部を貫通させて設け、一本の箸の先端部は断面を
   菱形状に為し他の一本の箸の先端部には三角溝を切り込
   みした二本の箸の上方部に着脱出来るようにした匙部を
   有する平型角枠を填め込み、この平型角枠内の両端部に
   所定の箸面部を開閉出来るようにネジピンにより止着し
   た二本の箸が捻れる事無く平行に開閉が出来るようにし
   た使い易い箸。