JP3051590U - 振動装置及び自動灰出し機能付焼却炉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】焼却炉の一体式ロストルを足踏みペタルによっ
て、上下に激しくおどらせて灰を完全に落とし、灰受板
によって、外部に排出させて常に清潔な簡易焼却炉を提
供する。 【解決手段】支え金具、一体式ロストル、振動ペダル、
灰受板を組み合わせた焼却炉

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一般家庭に於て出る紙屑、木の葉等の焼却のための簡易焼却炉に関する 。

【０００２】

【従来の技術】

古くより焼却炉は各種出ているが、そのほとんどのものが、ロストルが固定また は、横に引き出し式になっていて、使用する中に灰または、燃えカスが溜まり不 完全燃焼となり、遂には使用不能となって放置されて、公害の元にもなっている 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ロストルが固定されていたり、横に引き出し式では、灰とか燃えカスが溜まった 場合、それを除くためには、その都度道具を使ってかき出さなければならない。 本考案はそのわずらわしさを解決するために一体式のロストルを上下に激しく振 動させる方式にして、足踏み用のペダルを付けて、簡単に灰を落して完全燃焼を はかると共に斜めに設けた下部の灰受板によって、落ちた灰を自動的に炉外に排 出しようとするものである。

【０００４】

【考案の実施の形態】

本考案は焼却炉本体（１）、振動ペタル（２）、支え金具（３）、一体式ロスト ル（４）、灰受板（５）から成り立っている。この中で支え金具は、ロストルが 上下におどることが出来るように、上下に充分のすき間を作り、本体に固定する 。振動ペタルはロストルを上下におどらせるためのテコになっており、一体式ロ ストルの底部をはね上げておどらせる。そして最下部に灰受板を斜めに装置して おり、灰は自動的に外部に排出される。ロストルの振動は灰の滑り出しを促進す る効果も兼ねている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

構造としては一体式ロストル（４）をはさんで、支え金具（３）を本体に固定す る。次に振動ペタルの棒の支点軸を本体に取り付け、その下に灰受板（５）を斜 めに設ける。支え金具（３）はロストルを上下におどらせるための充分のすき間 をつくったものとする。

【０００６】

【実施例】

使用法としては、一般の焼却炉と同じである。燃えカス、及び灰が溜まった時、 振動ペタルを数回踏んでロストルをおどらせると、完全に灰が落ちる。そして最 下部の灰受板に落ちた灰は斜めにすべって自然に外部に排出される。

【０００７】

【考案の効果】

このようにしてロストルを上下に激しくおどらせて、灰を完全に落とし更に斜め に設けた灰受板によって、灰が自動的に外部に排出されることによって、今まで 灰の処理に困っていた問題が全面的に解決されることになり、焼却炉は常に清潔 に保たれ完全燃焼と共に環境浄化に一歩前進することになる。

【図面の簡単な説明】

【図 １】本考案の全体斜視図である。

【図 ２】本考案の内部構造分解図である。

【符号の説明】

（１）は 焼却炉本体 （２）は 振動ペタル （３）は 支え金具 （４）は 一体式ロストル （５）は 灰受板

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 焼却炉の一体式のロストルを上下に振動
   させるためのペタルを付けた振動装置付簡易焼却炉
2. 【請求項２】 最下部に灰受板を斜めに設けて落ちた灰
   を自動的に外部に排出させるための簡易焼却炉