JP3051544B2 - 電気掃除機の駆動制御装置 - Google Patents

電気掃除機の駆動制御装置

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JP3051544B2
JP3051544B2 JP4011341A JP1134192A JP3051544B2 JP 3051544 B2 JP3051544 B2 JP 3051544B2 JP 4011341 A JP4011341 A JP 4011341A JP 1134192 A JP1134192 A JP 1134192A JP 3051544 B2 JP3051544 B2 JP 3051544B2
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明弘 岩原
正史 長田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般家庭において使
用する電気掃除機の駆動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えば特開平2−24312
5号公報に記載された従来の電気掃除機を示す断面図で
あり、電気掃除機は、ブラシ部1に交流電源Eに接続さ
れて交流電源Eの電圧を回転ブラシ駆動用モータ2に供
給する電源コントロール素子(トライアック)3、車輪
4の回転を検出する回転センサ5の出力を受けて電源コ
ントロール素子3を制御するコントロール信号発生回路
6、および交流電源Eから回転ブラシ駆動用モータ2に
供給される電流を検出する電流センサ7を備えており、
かつ本体内に交流電源Eの電圧を制御して送風機モータ
8に供給する電源コントロール素子(トライアック)
9、および電流センサ7と手元コントロール部10との
出力を受けて電源コントロール素子9を制御するコント
ロール信号発生回路11を備えている。
【0003】次に動作について説明する。
【0004】ブラシ部1が清掃面に接触し、使用者がブ
ラシ部1を移動させると、車輪4が回転し、これにより
回転センサ5がコントロール信号発生回路6へ信号を出
力する。
【0005】そして、コントロール信号発生回路6は、
回転センサ5の出力を受けて電源コントロール素子3へ
駆動信号を出力し、電源コントロール素子3は、その駆
動信号を受けて交流電源Eの電圧を回転ブラシ駆動用モ
ータ2に供給する。
【0006】これにより、回転ブラシ駆動用モータ2が
回転し、パワーブラシが回転する。それから、回転ブラ
シ駆動用モータ2へ交流電源Eから供給される電流が電
流センサ7により検出され、電流センサ7の出力がコン
トロール信号発生回路11に入力されると、コントロー
ル信号発生回路11は電源コントロール素子(トライア
ック)9に駆動信号を出力する。
【0007】更に、電源コントロール素子(トライアッ
ク)9は手元コントロール部10で設定された回転速度
で送風機モータ8を駆動する。
【0008】また、ブラシ部1を清掃面上に停止する
と、車輪4が停止するので、回転センサ5の出力は停止
し、回転センサ5の出力の停止によりコントロール信号
発生回路6は、所定時間(5〜15秒)内に回転センサ
5からの信号がない場合、電源コントロール素子3への
駆動信号を停止する。
【0009】これにより、電源コントロール素子3は回
転ブラシ駆動用モータ2への出力を停止し、コントロー
ル信号発生回路11は電源コントロール素子(トライア
ック)9への駆動信号を停止し、送風機モータ8は停止
する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気掃除機の駆
動制御装置は、以上のように構成されているので、ブラ
シ部1の移動/停止により回転ブラシ駆動用モータ2お
よび送風機モータ8をON/OFFするのみであり、板
床、畳、じゅうたんなど床面の種類が異なる場合や、回
転ブラシ駆動用モータ2のONモードまたはOFFモー
ド、および通常の吸引力を得るパワーモードまたは静か
な音で運転するナイトモードを選択する場合は、適切な
パワーを得るように操作者が手動で選択しなければなら
ず、その手間が煩雑であるという問題点があった。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、床面種類や、ブラシ駆動用モ
ータのONモードまたはOFFモード、およびパワーモ
ードまたはナイトモードに対応した最適な吸引力を得る
ことができる電気掃除機の駆動制御装置を提供すること
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる電気掃
除機の駆動制御装置は、吸引力を発生する送風機モータ
を内蔵する掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホー
ス部の先端に接続されたブラシ部と、ブラシ部の移動に
ともない回転する車輪と、車輪の回転をパルス数に変換
して検出するブラシ移動センサと、ブラシ移動センサか
らの信号によりブラシ部の移動速度およびブラシ部の移
動距離を算出する演算手段と、演算手段が算出したブラ
シ部の移動速度および移動距離に基づき送風機モータを
駆動制御する駆動制御手段と、送風機モータを駆動制御
するためのファジィ制御則を記憶するメモリと、を備え
ている。そして、前記駆動制御手段は、演算手段が算出
したブラシ部の移動速度および移動距離に基づくととも
にメモリから読み出された所定のファジィ制御則に従い
送風機モータを駆動制御するように構成したものであ
る。
【0013】また、この発明に係わる電気掃除機の駆動
制御装置は、吸引力を発生する送風機モータを内蔵する
掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホース部の先端
に接続されたブラシ部と、ブラシ部の移動にともない回
転する車輪と、車輪の回転をパルス数に変換して検出す
るブラシ移動センサと、ブラシ移動センサからの信号に
よりブラシ部の移動速度およびブラシ部の移動距離を算
出する演算手段と、演算手段が算出したブラシ部の移動
速度および移動距離に基づき送風機モータを駆動制御す
る駆動制御手段と、を備えている。そして、前記駆動制
御手段は、床面の種類に対する最適な吸引力を重視した
所定のファジィ制御則に従い送風機モータを駆動制御す
るように構成したものである。
【0014】さらに、この発明に係わる電気掃除機の駆
動制御装置は、吸引力を発生する送風機モータを内蔵す
る掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホース部の先
端に接続されたブラシ部と、ブラシ部に設けられたブラ
シモータにより駆動されるパワーブラシと、ブラシモー
タをON/OFFするブラシスイッチと、ブラシ部の移
動にともない回転する車輪と、車輪の回転をパルス数に
変換して検出するブラシ移動センサと、ブラシ移動セン
サからの信号によりブラシ部の移動速度およびブラシ部
の移動距離を算出する演算手段と、演算手段が算出した
ブラシ部の移動速度および移動距離に基づき送風機モー
タを駆動制御する駆動制御手段と、ブラシスイッチによ
り選択されたブラシモータのONモードまたはOFFモ
ードに対応するファジィ制御則を記憶するメモリと、を
備えている。そして、前記駆動制御手段は、ブラシスイ
ッチにより選択されたブラシモータのONモードまたは
OFFモードに対応するファジィ制御則をメモリより読
み出し、演算手段が算出したブラシ部の移動速度および
移動距離に基づくとともに読み出したファジィ制御則に
従い送風機モータを駆動制御するように構成したもので
ある。
【0015】また、この発明に係わる電気掃除機の駆動
制御装置は、吸引力を発生する送風機モータを内蔵する
掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホース部の先端
に接続されたブラシ部と、通常の吸引力を得るパワーモ
ードまたは静かな音で運転するナイトモードを選択する
選択スイッチと、ブラシ部の移動にともない回転する車
輪と、車輪の回転をパルス数に変換して検出するブラシ
移動センサと、ブラシ移動センサからの信号によりブラ
シ部の移動速度およびブラシ部の移動距離を算出する演
算手段と、演算手段が算出したブラシ部の移動速度およ
び移動距離に基づき送風機モータを駆動制御する駆動制
御手段と、選択スイッチにより選択されたパワーモード
またはナイトモードに対応するファジィ制御則を記憶す
るメモリと、を備えている。そして、前記駆動制御手段
は、選択スイッチにより選択されたパワーモードまたは
ナイトモードに対応するファジィ制御則をメモリより読
み出し、演算手段が算出したブラシ部の移動速度および
移動距離に基づくとともに読み出したファジィ制御則に
従い送風機モータを駆動制御するように構成されてい
る。
【0016】さらに、この発明に係わる電気掃除機の駆
動制御装置は、吸引力を発生する送風機モータを内蔵す
る掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホース部の先
端に接続されたブラシ部と、ブラシ部に設けられたブラ
シモータにより駆動されるパワーブラシと、ブラシモー
タをON/OFFするブラシスイッチと、通常の吸引力
を得るパワーモードまたは静かな音で運転するナイトモ
ードを選択する選択スイッチと、ブラシ部の移動にとも
ない回転する車輪と、車輪の回転をパルス数に変換して
検出するブラシ移動センサと、ブラシ移動センサからの
信号によりブラシ部の移動速度およびブラシ部の移動距
離を算出する演算手段と、演算手段が算出したブラシ部
の移動速度および移動距離に基づき送風機モータを所定
のファジイ制御則に従い駆動制御する駆動制御手段と、
を備えている。そして、前記駆動1御手段は、ブラシス
イッチにより選択されたブラシモータのONモードまた
はOFFモードおよび選択スイッチにより選択されたパ
ワーモードまたはナイトモードに対応して前記所定のフ
ァジィ制御則にそれぞれ所定の係数を乗することにより
送風機モータの入力値を算出し、算出した入力値に基づ
きブラシモータのONモード、OFFモード、パワーモ
ードまたはナイトモードに対応した送風機モータの駆動
制御を行うように構成されている。
【0017】
【作用】この発明における電気掃除機の駆動制御装置
は、掃除機本体に接続されたホース部の先端に接続され
たブラシ部の移動にともない回転する車輪の回転をブラ
シ移動センサによりパルス数に変換して検出し、ブラシ
移動センサからの信号によりブラシ部の移動速度および
ブラシ部の移動距離を演算手段により算出し、演算手段
が算出したブラシ部の移動速度および移動距離に基づく
とともに所定のファジィ制御則に従い駆動制御手段によ
り送風機モータを駆動制御する。
【0018】また、この発明における電気掃除機の駆動
制御装置は、掃除機本体に接続されたホース部の先端に
接続されたブラシ部の移動にともない回転する車輪の回
転をブラシ移動センサによりパルス数に変換して検出
し、ブラシ移動センサからの信号によりブラシ部の移動
速度およびブラシ部の移動距離を演算手段により算出
し、演算手段が算出したブラシ部の移動速度および移動
距離に基づき床面の種類に対する最適な吸引力を重視し
た所定のファジィ制御則に従い駆動制御手段により送風
機モータを駆動制御する。
【0019】さらに、この発明における電気掃除機の駆
動制御装置は、ブラシスイッチにより選択されたブラシ
モータのONモードまたはOFFモードに対応するファ
ジィ制御則をメモリにて記憶し、掃除機本体に接続され
たホース部の先端に接続されたブラシ部の移動にともな
い回転する車輪の回転をブラシ移動センサによりパルス
数に変換して検出し、ブラシ移動センサからの信号によ
りブラシ部の移動速度およびブラシ部の移動距離を演算
手段により算出し、駆動制御手段により、ブラシスイッ
チにより選択されたブラシモータのONモードまたはO
FFモードに対応するファジィ制御則をメモリより読み
出し、演算手段が算出したブラシ部の移動速度および移
動距離に基づくとともに読み出したファジィ制御則に従
い送風機モータを駆動制御する。
【0020】また、この発明における電気掃除機の駆動
制御装置は、選択スイッチにより選択されるパワーモー
ドまたはナイトモードに対応するファジィ制御則をメモ
リに記憶し、通常の吸引力を得るパワーモードまたは静
かな音で運転するナイトモードを選択スイッチにより選
択し、掃除機本体に接続されたホース部の先端に接続さ
れたブラシ部の移動にともない回転する車輪の回転をブ
ラシ移動センサによりパルス数に変換して検出し、ブラ
シ移動センサからの信号によりブラシ部の移動速度およ
びブラシ部の移動距離を演算手段により算出し、駆動制
御手段により、選択スイッチにより選択されたパワーモ
ードまたはナイトモードに対応するファジィ制御則をメ
モリより読み出し、演算手段が算出したブラシ部の移動
速度および移動距離に基づくとともに読み出したファジ
ィ制御則に従い送風機モータを駆動制御する。
【0021】さらに、この発明における電気掃除機の駆
動制御装置は、ブラシスイッチにより選択されたブラシ
モータのONモードまたはOFFモードおよび選択スイ
ッチにより選択されたパワーモードまたはナイトモード
に対応するファジィ制御則をメモリに記憶し、通常の吸
引力を得るパワーモードまたは静かな音で運転するナイ
トモードを選択スイッチにより選択し、掃除機本体に接
続されたホース部の先端に接続されたブラシ部の移動に
ともない回転する車輪の回転をブラシ移動センサにより
パルス数に変換して検出し、ブラシ移動センサからの信
号によりブラシ部の移動速度およびブラシ部の移動距離
を演算手段により算出し、駆動制御手段により、ブラシ
スイッチにより選択されたブラシモータのONモードま
たはOFFモードおよび選択スイッチにより選択された
パワーモードまたはナイトモードに対応するファジィ制
御則をメモリより読み出し、このファジィ制御則にそれ
ぞれ所定の係数を乗することにより送風機モータの入力
値を算出し、算出した入力値に基づきブラシモータのO
Nモード、OFFモード、パワーモードまたはナイトモ
ードに対応した送風機モータの駆動制御を行う。
【0022】
【実施例】実施例1. 電気掃除機は、図1に示すように、本体部1
2に入力電力が可変な送風機モータ8を備えており、送
風機モータ8には商用電源としての交流電源13の電圧
を所定電圧に制御する電源コントロール素子としてのト
ライアック14により電力が供給されるようになってい
る。
【0023】そして、手元コントロール部15は、交流
電源13から供給れる電力の電圧を所定値に変換する定
電圧電源回路16を備えており、定電圧電源回路16か
らマイコン等へ電力が供給されるようになっている。
【0024】更に、手元コントロール部15は、各部の
動作を制御するCPU17を有しており、CPU17に
は、トライアック14を制御するBCR駆動回路18、
表示器19、スイッチ20、ブラシ部1への電圧を所定
電圧に制御する電源コントロール素子としてのトライア
ック21を制御するBCR駆動回路22、及び、端子a
が接続されている。
【0025】そして、端子aには端子bを介してブラシ
部1の移動を検出するブラシ移動センサ23が接続され
ており、また、ブラシ部1にはトライアック21により
電源コントロールされるブラシモータ24が配置されて
いる。
【0026】また、CPU17は、図2に詳示するよう
に、ブラシ移動センサ23からの信号によりブラシ部1
の移動速度Vまたは移動距離Lを算出する演算手段25
を有しており、演算手段25には、演算手段25が算出
したブラシ部1の移動速度Vおよび移動距離Lに基づき
メモリ26aに記憶した、床面の種類に対する最適な吸
引力を重視するなどした所定のファジィ制御則に従いフ
ァジィ推論して送風機モータ8を駆動制御する駆動制御
手段26が接続されており、かつ、演算手段25が算出
したブラシ部1の移動速度Vの変化からブラシ部のスト
ローク毎の移動距離を区切る判断手段27が接続されて
いる。
【0027】一般的に、床面の種類と面抵抗との関係
は、床<畳<じゅうたんであり、面抵抗が増すとブラシ
部1の移動がしにくくなり、作業者によるブラシ部1の
移動距離が短くなることが分かっている。
【0028】また、吸塵性能と床面の種類との関係は、
床>畳>じゅうたんであり、床<畳<じゅうたんの順に
送風機モータ8の入力パワーを増加することにより、床
面の種類に適した吸引力を得られることが分かってお
り、本発明のファジィ制御においては床<畳<じゅうた
んの順に送風機モータ8の入力パワーを増加して床面の
種類に適した吸引力を得るようになっている。(図8参
照)。
【0029】なお、駆動制御手段26は、ブラシ移動セ
ンサ23によりブラシ部1が移動している場合にパワー
ブラシを駆動するようにブラシモータ24を制御するよ
うになっている。
【0030】一方、ブラシ部1には、図3に詳示するよ
うに、ブラシ部本体28の移動を容易にする2個の前車
輪29と2個の後車輪30とが設けられており、一方の
後車輪30には、後車輪30の回転を検出することによ
りブラシ部1の移動を検出するブラシ移動センサ23が
設けられている。
【0031】また、ブラシ部1には、ブラシモータ24
が配設されており、かつパワーブラシ31が回転自在に
支持されており、パワーブラシ31とブラシモータ24
との軸にはベルト32が巻回されており、これによりブ
ラシモータ24の駆動力がパワーブラシ31に伝達され
るようになっている。
【0032】更に、ブラシ移動センサ23は、図4
(a)に示すように、ブラシ部本体28の溝部28aに
軸受33により回転自在に支持された回転軸34を有し
ており、回転軸34には床面と接触して回転する車輪3
0が固定されている。
【0033】そして、回転軸34の一端には複数の遮光
板35aを有する図4(b)のスリット円板35が固定
されており、スリット円板35に臨んでスリット円板3
5の遮光板35aによりONまたはOFFする透過型の
光学センサ36が配置されている。
【0034】一方、ファジィ推論とは、言語的に記述さ
れた制御ルールに従って出力を決定する推論方法であ
り、人間の経験や勘に基づく知識をルールに反映させる
ことにより要求に見合った制御系を設計することができ
る。
【0035】この制御ルールとしては、例えば図5
(a)に示すようなものが考えられる。入力をブラシ部
1の移動速度Vと移動距離Lとすれば、ルールの組み合
わせは2次元のマトリクスで表され(図5(a)参
照)、それぞれのルールは、例えばブラシ部1の移動速
度Vがゆっくりで移動距離Lが短い場合はパワーを
「中」にし、移動速度Vが中位で移動距離Lが中位の場
合はパワーを「中」にし、移動速度Vが早く移動距離L
が長い場合はパワーを「中」にするものである。
【0036】入力と出力はここで上げたように「ゆっく
り」「中位」「早い」「短い」「中位」「長い」「小」
「中」「大」などのあいまいな表現であるファジィ変数
で表され、それぞれのファジィ変数は図6(a),
(b),(c)に示すようなメンバシップ関数で定義さ
れる。
【0037】ブラシ部1の移動速度Vは、図6(a)に
示すように、[0,1]の区間に正規化され、「ゆっく
り」「中位」「早い」「非常に早い」の4つのファジィ
変数が定義され、移動距離Lは、図6(b)に示すよう
に、[0,1]の区間に正規化され、「非常に短い」
「短い」「中位」「長い」の4つのファジィ変数が定義
され、パワーは、図6(c)に示すように、[0,1]
の区間に正規化され、「最小」「小」「中小」「中」
「中大」「大」「最大」の7つのファジィ変数が定義さ
れている。
【0038】ついで、本実施例の作用について説明す
る。
【0039】ブラシ部1が床面に接触し、使用者がブラ
シ部1を移動させると、後車輪30が回転し、これによ
りブラシ移動センサ23はパルス信号(図7参照)をC
PU17の演算手段25へ出力する。
【0040】そして、演算手段25は、ブラシ移動セン
サ23出力の100msec毎のパルスカウント数によ
り所定長100msec毎のブラシ部1の移動速度Vを
算出して駆動制御手段26へ出力する。
【0041】また、判断手段27は、パルス信号(図7
参照)のパターンの疎になる箇所を検出し、疎になる箇
所間がブラシ部1の1ストロークであると判断し、その
ストロークの区切り位置を演算手段25へ出力する。
【0042】それから、演算手段25は、ストローク毎
の移動距離Lを算出して駆動制御手段26へ出力する。
【0043】更に、駆動制御手段26は演算手段25が
算出したブラシ部1の移動速度Vと移動距離Lに基づき
ファジィ推論し、その結果により送風機モータ8を駆動
制御する。
【0044】また、駆動制御手段26はブラシ部1が移
動している場合にはブラシモータ24を駆動してパワー
ブラシ31を回転する。
【0045】なお、移動距離Lと送風機モータ8の入力
パワーとの間には、図8に示すように、移動距離Lが長
くなるにつれて入力パワーが減少するようになってお
り、ブラシ部1の移動距離Lが非常に短くなると、所望
の部分を集中的に掃除していると判断して、パワーを最
大にする。
【0046】ファジィ推論の過程は、まずそれぞれのル
ールごとの結論を求める。
【0047】例えば、前述のルール(if V=「ゆっ
くり」 and L=「短い」 then W(パワ
ー)=「中」のように示す)に対して、前件部の各変数
と入力値のMAXを取りそれらのMINを取ることによ
り前件部の適合度を求め、後件部変数と前件部の適合度
のMINを取ったものをこのルールの結論とする。
【0048】このようにして各ルールに対する結論を求
めた後、全結論のMAXを取り、その重心に対応する値
を推論結果とする。
【0049】以上、説明したように、この実施例によれ
ば、掃除機本体に接続されたホース部の先端に接続され
たブラシ部の移動にともない回転する車輪の回転をブラ
シ移動センサによりパルス数に変換して検出し、ブラシ
移動センサからの信号によりブラシ部の移動速度および
ブラシ部の移動距離を演算手段により算出し、演算手段
が算出したブラシ部の移動速度および移動距離に基づき
床面の種類に対応する最適な吸引力を重視した所定のフ
ァジィ制御則に従い駆動制御手段により送風機モータを
駆動制御するように構成したので、ブラシ部の移動距離
と移動速度とによりファジィ推論して、床面の種類に対
応する最適な吸引力を重視した最適なパワーを自動的に
決定することができる。
【0050】実施例2.本実施例におけるブラシ部1、
本体部12、手元コントロール部15、および、CPU
17、駆動制御手段26などの構成は、図1、図2に示
す実施例1の構成と同様になっている。駆動制御手段2
6にはスイッチ20が接続されており、スイッチ20
は、図9に詳示するように、ブラシモータ24をON/
OFFするブラシスイッチ40、通常の吸引力を得るパ
ワーモードまたは静かな音で運転するナイトモードを選
択する選択スイッチとしてのファジィ選択スイッチ4
1、送風機モータ8の入力を手動で選択する手動スイッ
チ42、および送風機モータ8を停止する切りスイッチ
43により構成されている。
【0051】また、表示器19は、パワーモニタ44、
手動スイッチ42により選択された強モードを表示する
強モードLED45および弱モードを表示する弱モード
LED46、ファジィ選択スイッチ41により選択され
たパワーモードを表示するパワーモードLED47およ
びナイトモードを表示するナイトモードLED48、ブ
ラシスイッチ40により選択されたブラシモータ24の
ON/OFFを表示するブラシモータON LED49
により構成されている。
【0052】なお、駆動制御手段26は、ブラシ移動セ
ンサ23によりブラシ部1が停止している場合にパワー
ブラシ31を停止するように、ブラシモータ24を停止
制御する構成となっている。
【0053】更に、図2に示すメモリ26aは、ブラシ
スイッチ40により選択されたブラシモータ24のON
モードまたはOFFモードに対応するファジィ制御則、
ファジィ選択スイッチ41により選択されたパワーモー
ドまたはナイトモードに対応するファジィ制御則、また
はブラシモータ24のONモードまたはOFFモードお
よび選択スイッチ41により選択されたパワーモードま
たはナイトモードに対応する係数を記憶している。
【0054】一方、ファジィ推論とは、言語的に記述さ
れた制御ルールに従って出力を決定する推論方法であ
り、人間の経験や勘に基づく知識をルールに反映させる
ことにより要求に見合った制御系を設計することができ
る。
【0055】例えば、パワーモードかつブラシモータ2
4のONモードの制御ルールとしては、図5(b)に示
すようなものが考えられる。
【0056】入力をブラシ部1の移動速度Vと移動距離
Lとすれば、ルールの組み合わせは2次元のマトリクス
で表され(図5(b)参照)、それぞれのルールは、例
えばブラシ部1の移動速度Vがゆっくりで移動距離Lが
短い場合はパワーを「小」にし、移動速度Vが中位で移
動距離Lが中位の場合はパワーを「中」にし、移動速度
Vが早く移動距離Lが長い場合はパワーを「大」にする
ものである。
【0057】入力と出力はここで上げたように「ゆっく
り」「中位」「早い」「短い」「中位」「長い」「小」
「中」「大」などのあいまいな表現であるファジィ変数
で表され、それぞれのファジィ変数は図6(a),
(b),(c)に示すようなメンバシップ関数で定義さ
れる。
【0058】ブラシ部1の移動速度Vは、図6(a)に
示すように、[0,1]の区間に正規化され、「ゆっく
り」「中位」「早い」「非常に早い」の4つのファジィ
変数が定義され、移動距離Lは、図6(b)に示すよう
に、[0,1]の区間に正規化され、「非常に短い」
「短い」「中位」「長い」の4つのファジィ変数が定義
され、パワーは図6(c)に示すように、[0,1]の
区間に正規化され、「最小」「小」「中小」「中」「中
大」「大」「最大」の7つのファジィ変数が定義されて
いる。
【0059】また、ナイトモード、ブラシモータ24の
OFFモードに対応する制御ルールも同様に定義され
る。
【0060】ついで、本実施例の作用について説明す
る。
【0061】(I)請求項3の発明の作用 ブラシスイッチ40によりブラシモータ24のONモー
ドが選択された場合、ブラシ部1が床面に接触し、使用
者がブラシ部1を移動させると、車輪30が回転し、こ
れによりブラシ移動センサ23はパルス信号(図7参
照)をCPU17の演算手段25へ出力する。
【0062】そして、演算手段25は、ブラシ移動セン
サ23の出力100msec中のパルスカウント数によ
り所定長100msec毎のブラシ部1の移動速度Vを
算出して駆動制御手段26へ出力する。
【0063】また、判断手段27は、パルス信号(図7
参照)のパターンの疎になる箇所を検出し、疎になる箇
所間がブラシ部1の1ストロークであると判断し、その
ストロークの区切り位置を演算手段25へ出力する。
【0064】それから、演算手段25は、ストローク毎
の移動距離Lを算出して駆動制御手段26へ出力する。
【0065】更に、駆動制御手段26は、ブラシスイッ
チ40により選択されたブラシモータ24のONモード
に対応するファジィ制御則をメモリ26aより読み出
し、演算手段25が算出したブラシ部1の移動速度Vと
移動距離Lに基づくとともに読み出したファジィ制御則
に従いファジィ推論し、その結果により送風機モータ8
を駆動制御する。
【0066】なお、移動距離Lが短くなるにつれて入力
パワーが減少するようになっているが、ブラシ部1の移
動距離Lが非常に短くなると、所望の部分を集中的に掃
除していると判断して、パワーを最大にする。
【0067】ファジィ推論の過程は、まずそれぞれのル
ールごとの結論を求める。
【0068】例えば、前述のルール(if V=「ゆっ
くり」 and L=「短い」 then W(パワ
ー)=「中」のように示す)に対して、前件部の各変数
と入力値のMAXを取りそれらのMINを取ることによ
り前件部の適合度を求め、後件部変数と前件部の適合度
のMINを取ったものをこのルールの結論とする。
【0069】また、例えば、前述のルール(if V=
「ゆっくり」 and L=「短い」 then W
(パワー)=「小」のように示す)に対して、前件部の
各変数と入力値のMAXを取りそれらのMINを取るこ
とにより前件部の適合度を求め、後件部変数と前件部の
適合度のMINを取ったものをこのルールの結論とす
る。
【0070】このようにして各ルールに対する結論を求
めた後、全結論のMAXを取り、その重心に対応する値
を推論結果とする。
【0071】また、ブラシモータ24のOFFモードの
場合も前述同様の動作によりOFFモードに対応するフ
ァジィ制御則をメモリ26aより読み出し、演算手段2
5が算出したブラシ部1の移動速度Vと移動距離Lに基
づくとともに読み出したファジィ制御則に従いファジィ
推論し、その結果により送風機モータ8を駆動制御す
る。
【0072】(II)請求項4の発明の作用 ファジィ選択スイッチ41により通常の吸引力を得るパ
ワーモードが選択された場合、ブラシ部1が床面に接触
し、使用者がブラシ部1を移動させると、車輪30が回
転し、これによりブラシ移動センサ23はパルス信号
(図7参照)をCPU17の演算手段25へ出力する。
【0073】そして、演算手段25は、ブラシ移動セン
サ23出力の100msec中のパルスカウント数によ
り所定長100msec毎のブラシ部1の移動速度Vを
算出して駆動制御手段26へ出力する。
【0074】また、判断手段27は、パルス信号(図7
参照)のパターンの疎になる箇所を検出し、疎になる箇
所間がブラシ部1の1ストロークであると判断し、その
ストロークの区切り位置を演算手段25へ出力する。
【0075】それから、演算手段25は、ストローク毎
の移動距離Lを算出して駆動制御手段26へ出力する。
【0076】更に、駆動制御手段26は、ファジィ選択
スイッチ41により選択されたパワーモードに対応する
ファジィ制御則をメモリ26aより読み出し、演算手段
25が算出したブラシ部1の移動速度Vと移動距離Lに
基づくとともに読み出したファジィ制御則に従いファジ
ィ推論し、その結果により送風機モータ8を駆動制御す
る。
【0077】なお、移動距離Lが短くなるにつれて入力
パワーが減少するようになっているが、ブラシ部1の移
動距離Lが非常に短くなると、所望の部分を集中的に掃
除していると判断して、パワーを最大にする。
【0078】ファジィ推論の過程は、まずそれぞれのル
ールごとの結論を求める。
【0079】例えば、前述のルール(if V=「ゆっ
くり」 and L=「短い」 then W(パワ
ー)=「小」のように示す)に対して、前件部の各変数
と入力値のMAXを取りそれらのMINを取ることによ
り前件部の適合度を求め、後件部変数と前件部の適合度
のMINを取ったものをこのルールの結論とする。
【0080】このようにして各ルールに対する結論を求
めた後、全結論のMAXを取り、その重心に対応する値
を推論結果とする。
【0081】また、ファジィ選択スイッチ41により静
かな音で運転するナイトモードの場合も前述同様の動作
によりナイトモードに対応するファジィ制御則をメモリ
26aより読み出し、演算手段25が算出したブラシ部
1の移動速度Vと移動距離Lに基づくとともに読み出し
たファジィ制御則に従いファジィ推論し、その結果によ
り送風機モータ8を駆動制御する。
【0082】なお、パワーモードあるいはナイトモード
とブラシモータ24のONモードまたはOFFモードを
組み合わせたモードに対応するファジィ制御則をメモリ
26aに記憶しておけば、組み合わせたモードに対応す
るファジィ制御を行うことが可能である。
【0083】(III)請求項5の発明の作用 ファジィ選択スイッチ41により通常の吸引力を得るパ
ワーモードかつブラシモータ24のONモードが選択さ
れた場合、メンバシップ関数は図6(c)に示すように
なる。
【0084】そして、ブラシ部1が床面に接触し、使用
者がブラシ部1を移動させると、後車輪30が回転し、
これによりブラシ移動センサ23はパルス信号(図7参
照)をCPU17の演算手段25へ出力する。
【0085】それから、演算手段25は、ブラシ移動セ
ンサ23出力の100msec中のパルスカウント数に
より所定長100msec毎のブラシ部1の移動速度V
を算出して駆動制御手段26へ出力する。
【0086】また、判断手段27は、パルス信号(図7
参照)のパターンの疎になる箇所を検出し、疎になる箇
所間がブラシ部1の1ストロークであると判断し、その
ストロークの区切り位置を演算手段25へ出力する。
【0087】それから、演算手段25は、ストローク毎
の移動距離Lを算出して駆動制御手段26へ出力する。
【0088】更に、駆動制御手段26は、ファジィ選択
スイッチ41により選択されたパワーモードかつブラシ
モータ24のONモードに対応するファジィ制御則をメ
モリ26aより読み出し、演算手段25が算出したブラ
シ部1の移動速度Vと移動距離Lに基づくとともに読み
出したファジィ制御則に従いファジィ推論し、その結果
により送風機モータ8を駆動制御する。
【0089】また、ファジィ選択スイッチ41により通
常の吸引力を得るパワーモードかつブラシモータ24の
OFFモードが選択された場合、パワーモードかつブラ
シモータ24のONモードに対応するファジィ制御則に
所定の係数を乗じることによりパワーモードかつブラシ
モータ24のOFFモードの結論部を導き出し、パワー
モードかつブラシモータ24のOFFモードのメンバシ
ップ関数は図6(d)のように示される。
【0090】同様に、ナイトーモードかつブラシモータ
24のONモード、およびナイトーモードかつブラシモ
ータ24のOFFモードもパワーモードかつブラシモー
タ24のONモードに対応するファジィ制御則に所定の
係数を乗じることにより結論部を導き出し、ナイトーモ
ードかつブラシモータ24のONモードのメンバシップ
関数は図6(e)のように示され、ナイトーモードかつ
ブラシモータ24のOFFモードのメンバシップ関数は
図6(f)のように示される。
【0091】この実施例によれば、ブラシスイッチによ
り選択されたブラシモータのONモードまたはOFFモ
ードに対応するファジィ制御則、または、選択スイッチ
により選択されたパワーモードまたはナイトモードに対
応するファジィ制御則をメモリより読み出し、演算手段
が算出したブラシ部の移動速度および移動距離に基づく
とともに読み出したファジィ制御則に従い送風機モータ
を駆動制御するように構成したので、適切なパワーに手
動で選択する手間を省略して、パワーモードまたはナイ
トモード、またはブラシ駆動用モータのONモードまた
はOFFモードに対応した最適な吸引力を得ることがで
きる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、掃除機本体に接続されたホース部の先端に接続され
たブラシ部の移動にともない回転する車輪の回転をブラ
シ移動センサによりパルス数に変換して検出し、ブラシ
移動センサからの信号によりブラシ部の移動速度および
ブラシ部の移動距離を演算手段により算出し、演算手段
が算出したブラシ部の移動速度および移動距離に基づき
床面の種類に対応する最適な吸引力を重視した所定のフ
ァジィ制御則に従い駆動制御手段により送風機モータを
駆動制御するように構成したので、ブラシ部の移動距離
と移動速度とによりファジィ推論し、床面の種類や各種
の動作条件に対応する最適な吸引力を重視した最適なパ
ワーを自動的に決定することができ、使用に便利なもの
が得られる。また、この発明によれば、ブラシスイッチ
により選択されたブラシモータのONモードまたはOF
Fモードに対応するファジィ制御則をメモリより読み出
し、演算手段が算出したブラシ部の移動速度および移動
距離に基づくとともに読み出したファジィ制御則に従い
送風機モータを駆動制御するように構成したので、適切
なパワーに手動で選択する手間を省略してブラシ駆動用
モータのONモードまたはOFFモードに対応した最適
な吸引力を得ることができる。
【0093】さらに、この発明によれば、選択スイッチ
により選択されたパワーモードまたはナイトモードに対
応するファジィ制御則をメモリより読み出し、演算手段
が算出したブラシ部の移動速度および移動距離に基づく
とともに読み出したファジィ制御則に従い送風機モータ
を駆動制御するように構成したので、適切なパワーに手
動で選択する手間を省略して、パワーモードまたはナイ
トモードに対応した最適な吸引力を得ることができる。
【0094】また、ブラシスイッチにより選択されたブ
ラシモータのONモードまたはOFFモードおよび選択
シスイッチにより選択されたパワーモードまたはナイト
モードに対応して所定のファジィ制御則にそれぞれ所定
の係数を乗することにより送風機モータの入力値を算出
し、算出した入力値に基づきブラシモータのONモー
ド、OFFモード、パワーモードまたはナイトモードに
対応した送風機モータの駆動制御を行うように構成した
ので、適切なパワーに手動で選択する手間を省略して、
パワーモードまたはナイトモードに対応した最適な吸引
力を得ることができ、これにより複数の制御則を記憶す
る必要がなくなり、プログラム容量を圧縮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気掃除機の駆動制御
回路の回路図である。
【図2】本発明の一実施例を示すCPUのブロック図で
ある。
【図3】本発明の一実施例を示すブラシ部の断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例を示すブラシ移動センサの断
面図であり、(a)はセンサ全体、(b)はスリット円
板を示す。
【図5】(a)、(b)は、それぞれ、本発明の一実施
例1および他の実施例におけるファジィルールを示す図
である。
【図6】本発明の一実施例におけるメンバシップ関数を
示す図であり、(a)は速度、(b)はストローク、
(c)はモータ入力、(d)はパワーモードかつブラシ
モータのOFFモード、(e)はナイトーモードかつブ
ラシモータのONモード、(f)はナイトーモードかつ
ブラシモータのOFFモード、のメンバシップ関数を示
す。
【図7】本発明の一実施例におけるブラシ移動センサの
パルスパターンを示す図である。
【図8】本発明の一実施例におけるブラシ部の移動距離
と送風機モータの入力との関係を示す図である。
【図9】本発明の一実施例におけるスイッチの構成を示
す図である。
【図10】従来の電気掃除機の駆動制御回路を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 ブラシ部 8 送風機モータ 12 本体部 23 ブラシ移動センサ 24 ブラシモータ 25 演算手段 26 駆動制御手段 27 判断手段 30 後車輪 31 パワーブラシ 40 ブラシスイッチ 41 ファジィ選択スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳田 孝浩 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 蓮 浩二 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 岩原 明弘 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 長田 正史 神奈川県鎌倉市大船二丁目14番40号 三 菱電機株式会社 生活システム研究所内 (72)発明者 大塚 洋俟 神奈川県鎌倉市大船二丁目14番40号 三 菱電機株式会社 生活システム研究所内 審査官 金丸 治之 (56)参考文献 特開 平3−82430(JP,A) 特開 平3−267036(JP,A) 特開 昭62−277929(JP,A) 特開 平2−7931(JP,A) 特開 平2−209122(JP,A) 特開 平2−268719(JP,A) 特開 平3−26223(JP,A) 特開 平3−51029(JP,A) 特開 平3−237955(JP,A) 特開 平3−202034(JP,A) 特開 平3−131219(JP,A) 特開 平2−243125(JP,A) 特開 平5−68662(JP,A) 特開 平5−68658(JP,A) 特開 平4−135526(JP,A) 特開 平4−246315(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引力を発生する送風機モータを内蔵す
    る掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホース部の先
    端に接続されたブラシ部と、を備える電気掃除機の駆動
    制御装置において、ブラシ部の移動にともない回転する
    車輪と、車輪の回転をパルス数に変換して検出するブラ
    シ移動センサと、ブラシ移動センサからの信号によりブ
    ラシ部の移動速度およびブラシ部の移動距離を算出する
    演算手段と、演算手段が算出したブラシ部の移動速度お
    よび移動距離に基づき送風機モータを駆動制御する駆動
    制御手段と、送風機モータを駆動制御するためのファジ
    ィ制御則を記憶するメモリと、を備え、駆動制御手段
    は、演算手段が算出したブラシ部の移動速度および移動
    距離に基づくとともにメモリから読み出された所定のフ
    ァジィ制御則に従い送風機モータを駆動制御することを
    特徴とする電気掃除機の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 吸引力を発生する送風機モータを内蔵す
    る掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホース部の先
    端に接続されたブラシ部と、を備える電気掃除機の駆動
    制御装置において、ブラシ部の移動にともない回転する
    車輪と、車輪の回転をパルス数に変換して検出するブラ
    シ移動センサと、ブラシ移動センサからの信号によりブ
    ラシ部の移動速度およびブラシ部の移動距離を算出する
    演算手段と、演算手段が算出したブラシ部の移動速度お
    よび移動距離に基づき送風機モータを駆動制御する駆動
    制御手段と、を備え、駆動制御手段は、床面の種類に対
    する最適な吸引力を重視した所定のファジィ制御則に従
    い送風機モータを駆動制御することを特徴とする電気掃
    除機の駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 吸引力を発生する送風機モータを内蔵す
    る掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホース部の先
    端に接続されたブラシ部と、ブラシ部に設けられたブラ
    シモータにより駆動されるパワーブラシと、を備える電
    気掃除機の駆動制御装置において、ブラシモータをON
    /OFFするブラシスイッチと、ブラシ部の移動にとも
    ない回転する車輪と、車輪の回転をパルス数に変換して
    検出するブラシ移動センサと、ブラシ移動センサからの
    信号によりブラシ部の移動速度およびブラシ部の移動距
    離を算出する演算手段と、演算手段が算出したブラシ部
    の移動速度および移動距離に基づき送風機モータを駆動
    制御する駆動制御手段と、ブラシスイッチにより選択さ
    れたブラシモータのONモードまたはOFFモードに対
    応するファジィ制御則を記憶するメモリと、を備え、駆
    動制御手段は、ブラシスイッチにより選択されたブラシ
    モータのONモードまたはOFFモードに対応するファ
    ジィ制御則をメモリより読み出し、演算手段が算出した
    ブラシ部の移動速度および移動距離に基づくと共にメモ
    リから読み出したファジィ制御則に従い送風機モータを
    駆動制御することを特徴とする電気掃除機の駆動制御装
    置。
  4. 【請求項4】 吸引力を発生する送風機モータを内蔵す
    る掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホース部の先
    端に接続されたブラシ部と、を備える電気掃除機の駆動
    制御装置において、通常の吸引力を得るパワーモードま
    たは静かな音で運転するナイトモードを選択する選択ス
    イッチと、ブラシ部の移動にともない回転する車輪と、
    車輪の回転をパルス数に変換して検出するブラシ移動セ
    ンサと、ブラシ移動センサからの信号によりブラシ部の
    移動速度およびブラシ部の移動距離を算出する演算手段
    と、演算手段が算出したブラシ部の移動速度および移動
    距離に基づき送風機モータを駆動制御する駆動制御手段
    と、選択スイッチにより選択されたパワーモードまたは
    ナイトモードに対応するファジィ制御則を記憶するメモ
    リと、を備え、駆動制御手段は、選択スイッチにより選
    択されたパワーモードまたはナイトモードに対応するフ
    ァジィ制御則をメモリより読み出し、演算手段が算出し
    たブラシ部の移動速度および移動距離に基づくとともに
    メモリから読み出したファジィ制御則に従い送風機モー
    タを駆動制御することを特徴とする電気掃除機の駆動制
    御装置。
  5. 【請求項5】 吸引力を発生する送風機モータを内蔵す
    る掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホース部の先
    端に接続されたブラシ部と、ブラシ部に設けられたブラ
    シモータにより駆動されるパワーブラシと、を備える電
    気掃除機の駆動制御装置において、ブラシモータをON
    /OFFするブラシスイッチと、通常の吸引力を得るパ
    ワーモードまたは静かな音で運転するナイトモードを選
    択する選択スイッチと、ブラシ部の移動にともない回転
    する車輪と、車輪の回転をパルス数に変換して検出する
    ブラシ移動センサと、ブラシ移動センサからの信号によ
    りブラシ部の移動速度およびブラシ部の移動距離を算出
    する演算手段と、演算手段が算出したブラシ部の移動速
    度および移動距離に基づき送風機モータを所定のファジ
    イ制御則に従い駆動制御する駆動制御手段と、を備え、
    駆動制御手段は、ブラシスイッチにより選択されたブラ
    シモータのONモードまたはOFFモードおよび選択ス
    イッチにより選択されたパワーモードまたはナイトモー
    ドに対応して前記所定のファジィ制御則にそれぞれ所定
    の係数を乗することにより送風機モータの入力値を算出
    し、算出した入力値に基づきブラシモータのONモー
    ド、OFFモード、パワーモードまたはナイトモードに
    対応した送風機モータの駆動制御を行うことを特徴とす
    る電気掃除機の駆動制御装置。
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