JP3051170U - 保護パット - Google Patents
保護パットInfo
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- JP3051170U JP3051170U JP1998000391U JP39198U JP3051170U JP 3051170 U JP3051170 U JP 3051170U JP 1998000391 U JP1998000391 U JP 1998000391U JP 39198 U JP39198 U JP 39198U JP 3051170 U JP3051170 U JP 3051170U
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- liner
- fold line
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Abstract
(57)【要約】
【課題】1枚の段ボール紙よりなる保護パット材を、表
面ライナを連続的に破断させることなく、所定の折目線
に沿って正確に折り畳んで製造することができる保護パ
ットを提供することを目的とする。 【解決手段】略長方形の保護パット材5を中芯ライナの
波の進行方向に複数の分割部6に等分する等分線上に第
1折目線7と第2折目線8とを交互に隣り合わせて設け
る。第1折目線7は前記等分線に沿って第1表面ライナ
を断続的に破断するミシン罫15よりなる。第2折目線
8は前記等分線に沿って第2表面ライナに設けられた罫
線16及び第1表面ライナに設けられ保護パット材5の
厚さの2倍以上の幅を有する罫線17よりなる。第1折
目線7に沿って第1表面ライナを外側として、第2折目
線8に沿って第2表面ライナを外側として保護パット材
5を折り畳んだときに重なり合う位置に複数個の穴9を
分割部6ごとに開設する。保護パット材5を折り畳んで
各分割部6を互いに貼り合わせて、固定用穴2を有する
保護パット1を形成する。
面ライナを連続的に破断させることなく、所定の折目線
に沿って正確に折り畳んで製造することができる保護パ
ットを提供することを目的とする。 【解決手段】略長方形の保護パット材5を中芯ライナの
波の進行方向に複数の分割部6に等分する等分線上に第
1折目線7と第2折目線8とを交互に隣り合わせて設け
る。第1折目線7は前記等分線に沿って第1表面ライナ
を断続的に破断するミシン罫15よりなる。第2折目線
8は前記等分線に沿って第2表面ライナに設けられた罫
線16及び第1表面ライナに設けられ保護パット材5の
厚さの2倍以上の幅を有する罫線17よりなる。第1折
目線7に沿って第1表面ライナを外側として、第2折目
線8に沿って第2表面ライナを外側として保護パット材
5を折り畳んだときに重なり合う位置に複数個の穴9を
分割部6ごとに開設する。保護パット材5を折り畳んで
各分割部6を互いに貼り合わせて、固定用穴2を有する
保護パット1を形成する。
Description
【0001】
本考案は、芯材を嵌めて固定する固定用穴を有し、該芯材に略円筒状に巻回さ れた長尺体を保護する保護パットに関する。
【0002】
長尺体、例えば合成樹脂製の糸は芯材に略円筒状に巻回されて搬送されるが、 この搬送に際して糸が痛まないように保護する必要がある。従来、芯材に略円筒 状に巻回された芯付糸を保護する手段として、芯材と略同径の複数の固定用穴を 有する保護パットが知られている。搬送時において、芯材の両端が一対の保護パ ットの対向し合う固定用穴にそれぞれ嵌められ、両端面が両保護パットに挟まれ て固定された状態で芯付糸は包装箱に入れられる。これにより、搬送時に芯付糸 がぶつかり合ったり、該芯付糸が箱の内部にぶつかったりして糸が傷つくことは 防止される。
【0003】 かかる保護パットとして、複数枚の段ボール紙より形成されるものがある。各 段ボール紙には芯材と略同径の穴が複数個ずつ開設され、保護パットは該穴の位 置を合わせながら各段ボール紙を重ねて貼り合わせて形成される。すると、芯材 と略同径の固定用穴を有する保護パットが形成される。この保護パットの形成に 際して、穴がずれないように各段ボール紙を位置決めして重ね合わせる必要があ り、手作業でこの工程を正確に行うのは困難である。
【0004】 そこで、1枚の段ボール紙を長方形に形成した保護パット材を折り畳むことに よって製造される保護パットが考えられる。保護パット材には折り畳んだときに 重なり合う箇所にあらかじめ芯材と略同径の穴を開設しておく。従って、保護パ ット材を折り畳んで形成された保護パットには、芯材と略同径の固定用穴が形成 されている。
【0005】 しかし、段ボール紙は通常の紙よりも厚くて強いため、折り畳んだときに該段 ボール紙の表面ライナが連続的に破裂したり、保護パット材を所定の折目線から ずれて折り曲げたりしてしまうおそれがある。
【0006】
本考案は、かかる不都合を解消して、1枚の段ボール紙よりなる保護パット材 を、表面ライナを連続的に破裂させることなく、所定の折目線に沿って正確に折 り畳んで形成することができる保護パットを提供することを目的とする。
【0007】
前記課題を解決するための本考案の保護パットは、芯材を嵌めて固定する固定 用穴を有し、該芯材に略円筒状に巻回された長尺体を保護する保護パットであっ て、グルーマシン側の第1表面ライナと、シングルフェーサー側の第2表面ライ ナと、中芯ライナとを有する段ボール紙を該中芯ライナの波の進行方向に辺を有 する略長方形に形成した保護パット材を、前記中芯ライナの波の進行方向に複数 の分割部に等分する等分線上に第1折目線と第2折目線とを交互に隣り合わせて 設け、第1折目線は前記等分線に沿って第1表面ライナを断続的に破断するミシ ン罫よりなり、第2折目線は前記等分線に沿って第2表面ライナに設けられた罫 線及び第1表面ライナに設けられ前記保護パット材の厚さの2倍以上の幅を有す る罫線よりなり、第1折目線においては第1表面ライナを外側として、第2折目 線においては第2表面ライナを外側として前記保護パット材を折り畳んだときに 重なり合う位置に前記芯材と略同径の複数個の穴を前記分割部ごとに開設し、前 記保護パット材を折り畳んで各分割部を互いに貼り合わせて形成されたことを特 徴とする。
【0008】 第1折目線に沿って保護パット材を折り畳むとき、内側にある第2表面ライナ はもとから折り曲げやすいが、外側にある第1表面ライナはその強度のために折 り曲げにくく、また、連続的に破裂しやすい。第1表面ライナはミシン罫が設け られて強度が下げられており、第1表面ライナが連続的に破裂することを回避し て保護パット材を容易に折り畳むことができる。
【0009】 第2折目線に沿って保護パット材を折り畳むとき、内側にある第1表面ライナ はその強度のため折り畳みにくいとともに、急激な形状変化に対して連続的に破 裂しやすい。第1表面ライナは罫線が設けられて強度が下げられているとともに 、その罫線の幅は保護パット材の厚さの2倍以上としてなだらかに設けられてい る。これにより、第1表面ライナが連続的に破裂することなく、折り畳みの途中 で罫線を挟んで隣接し合う分割部が当接することはなく保護パット材を容易に折 り畳むことができる。
【0010】 一方、外側にある第2表面ライナには外方向に力が加えられるので、連続的に 破裂しやすい。第2表面ライナは罫線が設けられて内側にたわんでおり、このた わみが外方向に逃げることにより、第2表面ライナが連続的に破裂することを回 避して保護パット材を折り畳むことができる。また、第1折目線及び第2折目線 は中芯ライナの進行方向と垂直であるので、これらの折目線に沿って保護パット 材を折り畳みやすい。
【0011】 以上のように保護パット材は第1折目線及び第2折目線に沿って正確に、かつ 、山折り、谷折りが等間隔で順に繰り返されて屏風のように折り畳まれ、各分割 部の穴が正確に重なり合う。従って、表面ライナを連続的に破裂させることを回 避しながら芯材と略同径の固定用穴を有する保護パットを手作業により正確かつ 容易に形成することができる。また、この保護パットは、段ボール紙より形成さ れているため、軽量で扱いが容易である。
【0012】
次に、本考案の保護パットの実施形態について図面を用いながら説明する。図 1は保護パットの使用方法を示す説明的斜視図であり、図2は保護パット材の平 面図であり、図3(a)〜3(c)は、各々図2に破断線で囲んだ保護パット材 の要部IIIa〜IIIcの拡大側面図であり、図4は保護パットの組立説明図 である。
【0013】 図1に示すように、本実施形態の保護パット1は略直方体状であり、貫通した 固定用穴2を2つずつ有している。長尺体、例えば合成樹脂製の糸が芯材3に巻 回されてなる芯付糸4は、固定用穴2、2に芯材3の両端がそれぞれ嵌められて 固定され、保護パット1、1に両端が挟まれた状態で保護されている。そして、 図1に示すように固定用穴2が垂直方向に向くように縦方向に配置された4組の 保護パット1により6個の芯付糸4が保護され、図示しない包装箱に収納されて 運搬される。これにより、運搬途中で芯付糸4、4がぶつかり合って痛んだり、 芯付糸4が包装箱内部にぶつかって痛んだりすることは回避される。保護パット 1の厚さ、即ち固定用穴2の深さは、芯付糸4の両端から突出した芯材3の長さ の約2倍程度であり、該固定用穴2内で芯材3、3の端面は近接している。
【0014】 図1に示した保護パット1は、図2に示す略長方形の保護パット材5よりなる 。段ボール紙よりなる保護パット材5をその長辺方向に6個の分割部6に等分す る等分線のうち、端から奇数本目の等分線には第1折目線7が設けられ、該端か ら偶数本目の等分線には第2折目線8が設けられている。各分割部6には、保護 パット材5が第1折目線7及び第2折目線8に沿って折り畳まれたときに重なり 合う位置に芯材3と略同径の穴9が2個ずつ開設されている。
【0015】 本実施形態においては段ボール紙として複両面段ボール紙を使用した。複両面 段ボール紙は、図3(a)に示すように平面状の第1表面ライナ10、波面状の 中芯ライナ11、平面状の中間面ライナ12、中芯ライナ11よりも大きい振幅 及び波長を有する波面状の中芯ライナ13、平面状の第2表面ライナ14が順に 積み重ねられてなる。この複両面段ボール紙を形成するとき、第1表面ライナ1 0はグルーマシン側、第2表面ライナ14はシングルフェーサー側にある。図2 及び図3(b)に示すように第1折目線7に沿って第1表面ライナ10を断続的 に破断するミシン罫15が設けられている。一方、図2及び図3(c)に示すよ うに、第2折目線8に沿って第2表面ライナ14側から罫線16が設けられ、第 1表面ライナ10側から保護パット材5の厚さdの2倍の幅wを有するなだらか な罫線17が設けられている。中芯ライナ11、13の波の進行方向は、略長方 形の保護パット材5の長辺方向と一致している。
【0016】 図2に示した保護パット材5から、図1に示した保護パット1を組み立てると き、第1折目線7に沿って第1表面ライナ10を外側にし、第2折目線8に沿っ て第2表面ライナ14を外側にして保護パット材5を折り曲げる。すると、図4 (a)に示すように、保護パット材5は山折り、谷折りが等間隔で順に繰り返さ れて屏風のように折り畳まれる。第1折目線7及び第2折目線8は中芯ライナ1 1、13の進行方向と垂直であるので、折目線7、8に沿って保護パット材5を 容易に折り畳むことができる。
【0017】 第1折目線7においては折り畳みの内側にある第2表面ライナ14はもとから 折り曲げやすいが、外側にある第1表面ライナ10はその強度のために折り曲げ にくく、また、連続的に破裂しやすい。第1表面ライナ10はミシン罫15によ り強度が下げられているので、第1表面ライナが連続的に破裂されることを回避 して、保護パット材5を容易に折り畳むことができる。
【0018】 第2折目線8においては折り畳みの内側にある第1表面ライナ10はその強度 のため折り曲げにくいとともに、急激な形状変化に対して連続的に破裂しやすい 。第1表面ライナ10は罫線16が設けられて強度が下げられているので、第1 表面ライナ10が連続的に破裂されることを回避して保護パット材5を容易に折 り畳むことができる。また、罫線16の幅を保護パット材5の厚さの2倍として なだらかに設けたので、折り畳みの途中で罫線16を挟んで隣接し合う分割部6 、6が当接することはなく、保護パット材5を容易に折り畳むことができる。
【0019】 一方、折り畳みの外側にある第2表面ライナ14には外方向に力が加えられる ので、連続的に破裂しやすい。第2表面ライナ14は罫線17が設けられて内側 にたわんでおり、このたわみが外方向に逃げることにより、第2表面ライナ14 が連続的に破裂することを回避して保護パット材5を折り畳むことができる。
【0020】 以上のように、保護パット材5は両表面ライナ10及び14が連続的に破裂さ れることなく、第1折目線7及び第2折目線8に沿って正確に折り畳まれ、各分 割部6に開設された穴9が正確に重なり合う。そして、各分割部6を貼り合わせ ることにより、図4(b)に示すような固定用穴2を有する保護パット1を形成 することができる。また、保護パット1は段ボール紙より形成されているため、 軽量で取り扱いが容易である。
【0021】 本実施形態においては保護パット材5を形成する段ボール紙として複両面段ボ ール紙を用いたが、他の実施形態として、両面段ボール紙又は複々両面段ボール を用いてもよい。この場合もミシン罫15を設けた第1折目線7及び罫線16、 17を設けた第2折目線8に沿って、保護パット材5を正確かつ容易に折り畳む ことができる。
【図1】保護パットの使用方法を示す説明的斜視図
【図2】保護パット材の平面図
【図3】保護パット材の要部の拡大側面図
【図4】保護パットの組立説明図
1‥保護パット、2‥固定用穴、3‥芯材、4‥芯付糸
(巻回された長尺体)、5‥保護パット材、6‥分割
部、7‥第1折目線、8‥第2折目線、9‥穴、10‥
第1表面ライナ、11、13‥中芯ライナ、14‥第2
表面ライナ、15‥ミシン罫、16、17‥罫線
(巻回された長尺体)、5‥保護パット材、6‥分割
部、7‥第1折目線、8‥第2折目線、9‥穴、10‥
第1表面ライナ、11、13‥中芯ライナ、14‥第2
表面ライナ、15‥ミシン罫、16、17‥罫線
Claims (1)
- 【請求項1】芯材を嵌めて固定する固定用穴を有し、該
芯材に略円筒状に巻回された長尺体を保護する保護パッ
トであって、 グルーマシン側の第1表面ライナと、シングルフェーサ
ー側の第2表面ライナと、中芯ライナとを有する段ボー
ル紙を該中芯ライナの波の進行方向に辺を有する略長方
形に形成した保護パット材を、前記中芯ライナの波の進
行方向に複数の分割部に等分する等分線上に第1折目線
と第2折目線とを交互に隣り合わせて設け、 第1折目線は前記等分線に沿って第1表面ライナを断続
的に破断するミシン罫よりなり、第2折目線は前記等分
線に沿って第2表面ライナに設けられた罫線及び第1表
面ライナに設けられ前記保護パット材の厚さの2倍以上
の幅を有する罫線よりなり、 第1折目線においては第1表面ライナを外側として、第
2折目線においては第2表面ライナを外側として前記保
護パット材を折り畳んだときに重なり合う位置に前記芯
材と略同径の複数個の穴を前記分割部ごとに開設し、前
記保護パット材を折り畳んで各分割部を互いに貼り合わ
せて形成されたことを特徴とする保護パット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000391U JP3051170U (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 保護パット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000391U JP3051170U (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 保護パット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3051170U true JP3051170U (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=43185343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998000391U Expired - Fee Related JP3051170U (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 保護パット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051170U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019156408A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 三菱電機株式会社 | 梱包装置 |
-
1998
- 1998-02-05 JP JP1998000391U patent/JP3051170U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019156408A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 三菱電機株式会社 | 梱包装置 |
JP7172064B2 (ja) | 2018-03-07 | 2022-11-16 | 三菱電機株式会社 | 梱包装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |