JP3051146U - 家具構成体 - Google Patents

家具構成体

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JP3051146U
JP3051146U JP1998000351U JP35198U JP3051146U JP 3051146 U JP3051146 U JP 3051146U JP 1998000351 U JP1998000351 U JP 1998000351U JP 35198 U JP35198 U JP 35198U JP 3051146 U JP3051146 U JP 3051146U
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JP1998000351U
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Inventor
茂 多々良
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タタラ音器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表部に装飾を施した家具における前扉などを、
簡単かつ低コストで製作でき、大きな装飾効果を得るこ
とができる家具構成体を提供する。 【解決手段】左右一対の垂直材1,2と上下一対の水平
材3,4とにより形成された枠体5の内空間部6全体
に、面板材7を張設した家具構成体Aにあって、面板材
7の表部に凸部または凹凸部8を形成して、その凸部ま
たは凹凸部8の上部に位置する縁部の凸模様8aに対応
して、上水平材3に、その下縁が凸模様8aに倣った模
様10aを有する飾り水平材10を付設させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、表部に装飾を施した家具における前扉などを、簡単かつ低コストで 製作でき、大きな装飾効果を得ることができる家具構成体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、家具における前扉は、高級感や重量感を表現するために、図7(a)に 示すように、下縁部にアーチ型等の異形模様62aを施した上横框62がよく用 いられている。
【0003】 そして、合成材に表面化粧フィルムを貼り付けたような疑似木板材を使用せず に、木理を生かした無垢の天然木材料を用いた前扉65の場合、図7(a)に示 すように、左右の縦框60,61と、上下の横框62,63とを胴付け継ぎ状に 接合して組み込みながら枠を形成し、この枠内へ鏡板64を取り付けて、図7( b)に示すように、前扉65を製作していた。
【0004】 更に、鏡板64の表部には、上横框62におけるアーチ型等の異形模様62a に相応した突条の浮き出し66を設けて前扉65としての重厚感,高級感を増し ていた。
【0005】 しかしながら、この無垢の天然木材料により製作された前扉65は、それぞれ の材料不足や多くの塗装工程等の必要性から、その製作コストが高騰する。
【0006】 そのため、安価に市場提供するためには、合成材に表面化粧フィルムを貼り付 けたような疑似木板材を使用せざるを得ないが、この場合、各框材の加工精度を 上げないと、図7(b)において拡大して示すように、縦框60,61と横框6 2,63とに目違い67を生じてしまい、極めて体裁が低下する。
【0007】 この目違い67の修正のためにはこの部分の研削加工を行なう必要があるが、 化粧用のフィルム自体を削り取ってしまうため、地が露出してしまう不都合があ った。
【0008】 この不都合を解消させるためには、図7(c)に示すように、各框60,61 ,62を留め継ぎによって組み立てれば、目違いは生じないものであるが、各框 60,61,62の当接部68の加工寸法は高い精度が要求されるため、製品の コストアップとなってしまう。 等の様々な問題点を有するものであった。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、前記した問題点を解決するためになされたもので、左右一対の垂直 材と上下一対の水平材とにより形成された枠体の内空間部全体に、面板材を張設 した家具構成体にあって、面板材の表部に凸部または凹凸部を形成して、その凸 部または凹凸部の上部に位置する縁部の凸模様に対応して、上水平材に、その下 縁が凸模様に倣った模様を有する飾り水平材を付設させることにより、表部に装 飾を施した家具における前扉などを、簡単かつ低コストで製作でき、大きな装飾 効果を得ることができる家具構成体を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するための本考案の手段は、 左右一対の垂直材とこれら垂直材の上下に設けた一対の水平材とにより枠体を 形成し、この枠体の内空間部全体に面板材を張設した家具構成体にあって、 前記面板材の表面上において、前記枠体の内空間部における上部または下部あ るいは上下部に飾り水平材を付設させた家具構成体の構成にある。
【0011】 そして、 左右一対の垂直材とこれら垂直材の上下に設けた一対の水平材とにより枠体を 形成し、この枠体の内空間部全体に面板材を張設した家具構成体にあって、 前記面板材の表部に凸部または凹凸部を形成して、その凸部または凹凸部の上 部に位置する縁部の凸模様に対応して、前記上水平材に、その下縁が前記凸模様 に倣った模様を有する飾り水平材を付設させた家具構成体の構成にある。
【0012】 更に、 左右一対の垂直材とこれら垂直材の上下に設けた一対の水平材とにより枠体を 形成し、この枠体の内空間部全体に面板材を張設した家具構成体にあって、 前記面板材の表部に凸部または凹凸部を形成して、その凸部または凹凸部の上 部に位置する縁部の凸模様に対応して、前記左右一対の垂直材と上水平材とに形 成される内周部において、その下縁が前記凸模様に倣った模様を有する飾り水平 材を、該飾り水平材の両側縁と上側縁が前記内周部へ密着するように添着させた させた家具構成体の構成にある。
【0013】 更にまた、 表面に化粧表面材を貼着した基材を、該化粧表面材を残して所定間隔で内方へ 向かって45°づつ切り落とし、該切り落とし部を留め継ぎ状に折り畳んで、左 右一対の垂直材と一対の水平材とによる枠体を形成し、この枠体の内空間部全体 に面板材を張設した家具構成体にあって、 前記面板材の表部に凸部または凹凸部を形成して、その凸部または凹凸部の上 部に位置する縁部の凸模様に対応して、前記上水平材に、その下縁が前記凸模様 に倣った模様を有する飾り水平材を付設させた家具構成体の構成にある。
【0014】
【実施例】
次に、本考案に関する家具構成体の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】 図1〜図6においてAは家具構成体で、左右一対の垂直材1,2とこれら垂直 材1,2の上下に設けた一対の水平材3,4とにより枠体5を形成し、この枠体 5の内空間部6全体に面板材7を張設してある。
【0016】 なお、これら一対の垂直材1,2と一対の水平材3,4の表面および面板材7 には、木理を印刷等により施した化粧表面材11を貼着してある。
【0017】 そして、面板材7の表部に、図1および図2,図4(b)に示すように、凸部 または凹凸部8を形成して、その凸部または凹凸部8の上部に位置する縁部の凸 模様8aに対応し、左右一対の垂直材1,2と上水平材3とに形成される内周部 9において、その下縁が凸模様8aに倣った模様10aを有する飾り水平材10 を、該飾り水平材10の両側縁10b,10cと上側縁10dが内周部9の各周 縁へ密着するように添着させてある。
【0018】 あるいは、この面板材7は、図6に示すように、前記した凸部または凹凸部8 を形成しないものを用いる。
【0019】 なお、枠体5は、図3に示すように、前記した一対の垂直材1,2と一対の水 平材3,4と同様に、表面に木理を印刷等により施した化粧表面材11を貼着し た基材12を、該化粧表面材11を残して所定間隔で内方へ向かって45°づつ 切り落とした切り落とし部13を形成し、該切り落とし部13を留め継ぎ状に折 り畳んで組み付けられる。
【0020】 このとき、面板材7は、図4および図5に示すように、各一対の垂直材1,2 と一対の水平材3,4の内端縁部に刻設した挿嵌溝14へ、その周縁を挿嵌して 前後方向への妄動を防止してある。
【0021】 前記した飾り水平材10の内周部9への取り付けは、両面テープ等の固着手段 15により行なわれるもので、該固着手段15は、接着剤の塗布やビス等を用い ることができるものであるが、この固着手段15が外観へ露出しないことが必要 である。
【0022】 なお、枠体5の内周における全周には、凹凸状の縁飾り16が廻らされている もので、この縁飾り16に相応して飾り水平材10の当接部、すなわち、両側縁 10b,10cと上側縁10dにも、該縁飾り16に密着する凹形状を形成して ある。
【0023】 したがって、前記のように構成される本考案実施例の家具構成体Aは、以下に 述べる作用を奏する。
【0024】 まず、図3に示すような、V字状の切り落とし部13を形成した基材12に対 して、その挿嵌溝14へ面板材7の一側の周縁部を嵌め込み、該基材12を切り 落とし部13において折曲させて、その切り落とし部13を留め継ぎ状に当接さ せ、かつ、面板材7における他の周縁部に基材12の挿嵌溝14を嵌め込むと、 図2に示すような、枠体5が形成される。
【0025】 このとき、左右一対の垂直材1,2と上水平材3とに内周部9が形成されるも ので、この内周部9へ、飾り水平材10の当接部である両側縁10b,10cと 上側縁10dとを当てて、両面テープ等の固着手段15により止め付ける。
【0026】 すると、内周部9は、この飾り水平材10により覆われると共に、図5に示す ように、左右一対の垂直材1,2と上水平材3の上面と一致する。
【0027】 更に、該飾り水平材10の下縁に設けた模様10aが面板材7の表部に形成し た凸部または凹凸部8の凸模様8aに倣った意匠となり、あたかも、上水平材3 に模様10aが施されているように表現されて、凸部または凹凸部8の凸模様8 aの重厚さが一層助長される。
【0028】 なお、図6に示すような、表部に凸部または凹凸部8が形成されない面板材7 を用いた場合であっても、下縁に模様10aを設けた飾り水平材10を取り付け ることで、簡単に重厚感や高級感を発揮する意匠の形成が行なえる。
【0029】 また、この飾り水平材10の取り付けは、図6(a)に示すように、枠体5の 下部へ固着手段15により上部の場合と同様に設けることもできるもので、上下 両側に対して設けることができることはもちろんのことである。
【0030】
【考案の効果】
前述のように構成される本考案は、面板材の表部に形成された凸部または凹凸 部における上部位置の縁部の凸模様に対応して、その下縁が前記凸模様に倣った 模様を有する飾り水平材を、枠体を構成する上水平材に付設することにより、高 級感,重厚感を有する凸状模様の意匠を備えた家具構成体を、仕上がりが高い加 工精度によって、簡単かつ低コストにより製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に関する家具構成体の一実施例を示す正
面図である。
【図2】図1における飾り水平材の取付状態を示す斜視
図である。
【図3】図1における枠体の成形状態を示す説明図であ
る。
【図4】図1における飾り水平材の取り付け前の状態を
示す断面図で、(a)はX−X線で、(b)はY−Y線
で切断したものである。
【図5】図1における飾り水平材の取り付け後の状態を
示す断面図で、(a)はX−X線で、(b)はY−Y線
で切断したものである。
【図6】図1における面板材の他の例を示すもので、
(a)は家具構成体の正面図を、(b)はY’−Y’線
で切断したものである。
【図7】従来の家具用前扉の形成方法を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A 家具構成体 1,2 垂直材 3,4 水平材 5 枠体 6 内空間部 7 面板材 8 凸部または凹凸部 8a 凸模様 9 内周部 10 飾り水平材 10a 模様 10b,10c 両側縁 11 化粧表面材 13 切り落とし部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の垂直材とこれら垂直材の上下
    に設けた一対の水平材とにより枠体を形成し、この枠体
    の内空間部全体に面板材を張設した家具構成体にあっ
    て、 前記面板材の表面上において、前記枠体の内空間部にお
    ける上部または下部あるいは上下部に飾り水平材を付設
    させたことを特徴とする家具構成体。
  2. 【請求項2】 左右一対の垂直材とこれら垂直材の上下
    に設けた一対の水平材とにより枠体を形成し、この枠体
    の内空間部全体に面板材を張設した家具構成体にあっ
    て、 前記面板材の表部に凸部または凹凸部を形成して、その
    凸部または凹凸部の上部に位置する縁部の凸模様に対応
    して、前記上水平材に、その下縁が前記凸模様に倣った
    模様を有する飾り水平材を付設させたことを特徴とする
    家具構成体。
  3. 【請求項3】 左右一対の垂直材とこれら垂直材の上下
    に設けた一対の水平材とにより枠体を形成し、この枠体
    の内空間部全体に面板材を張設した家具構成体にあっ
    て、 前記面板材の表部に凸部または凹凸部を形成して、その
    凸部または凹凸部の上部に位置する縁部の凸模様に対応
    して、前記左右一対の垂直材と上水平材とに形成される
    内周部において、その下縁が前記凸模様に倣った模様を
    有する飾り水平材を、該飾り水平材の両側縁と上側縁が
    前記内周部へ密着するように添着させたさせたことを特
    徴とする家具構成体。
  4. 【請求項4】 表面に化粧表面材を貼着した基材を、該
    化粧表面材を残して所定間隔で内方へ向かって45°づ
    つ切り落とし、該切り落とし部を留め継ぎ状に折り畳ん
    で、左右一対の垂直材と一対の水平材とによる枠体を形
    成し、この枠体の内空間部全体に面板材を張設した家具
    構成体にあって、 前記面板材の表部に凸部または凹凸部を形成して、その
    凸部または凹凸部の上部に位置する縁部の凸模様に対応
    して、前記上水平材に、その下縁が前記凸模様に倣った
    模様を有する飾り水平材を付設させたことを特徴とする
    家具構成体。
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