JP3050857B2 - プラットホーム乗降用扉装置 - Google Patents

プラットホーム乗降用扉装置

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JP3050857B2
JP3050857B2 JP32728698A JP32728698A JP3050857B2 JP 3050857 B2 JP3050857 B2 JP 3050857B2 JP 32728698 A JP32728698 A JP 32728698A JP 32728698 A JP32728698 A JP 32728698A JP 3050857 B2 JP3050857 B2 JP 3050857B2
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Central Japan Railway Co
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラットホームに
設けられ、停車する車両の乗降口に対応して乗降用開口
を形成するプラットホーム乗降用扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軌道車両の乗降用のプラットホームに
は、プラットホーム空間と軌道空間とを仕切り、停車す
る車両の形式または停止位置の差異による車両の乗降口
の位置の差異を許容し、車両の乗降口に対応した位置に
乗降用開口を形成することができる扉装置が設けられ
る。このような扉装置として、特公昭57−2537に
示される乗降場の扉装置、特開平5−32164に示さ
れる乗降場の引戸装置および特開平6−239223に
示されるプラットホーム用可動柵装置が知られている。
【0003】特公昭57−2537号公報に開示されて
いる乗降場の扉装置は、高精度で高価な車両停止制御装
置を使用せずに、乗降客の保安度を高く、かつその動作
の確実性を高くするために、図8(1)に示すように、
乗降場2の軌道に面する側に壁あるいは柵3を設け、該
壁あるいは柵3などの一部に車両1の乗降口よりも大き
い開扉寸法をもつ両開きの扉4を設け、一方乗降場2に
車両の停止位置を検出するレバー10と、扉4の全開し
た幅と同一の長さ2Lを有し、制御棒7を介してレバー
10に連動し扉開閉行程量を増減できるシリンダ5を設
け、前記レバー10によって停止位置の誤差量Eを検出
し、この誤差量Eに応じて前記シリンダ5の扉開閉行程
量を増減させ、乗降場2の開閉位置を車両の乗降位置に
一致させている。
【0004】この扉装置では、図8(2)に示すように
車両が進入して車両1の前面の端にある当り座11とレ
バー10が当接すると、レバー10は制御棒7をばね8
に抗して車両進行方向に移動せしめる。車両1が誤差量
Eだけ余分に前進した位置で停車する場合には、車両の
停止位置検出装置であるレバー10に車両の当り座11
が当接し、停止位置の誤差量Eだけ制御棒7が前進す
る。これによって、前記シリンダ5内に左右両開きの扉
4に各々連動した前後2つ設けられたピストンのうち、
前方のものはL+Eだけ、後方のものはL−Eだけシリ
ンダ5内を移動し、ピストン6と一体の扉4も同様に移
動して、車両1の扉12と完全に一致した位置に全幅2
Lの乗降用開口に相当する開口部が得られる。車両が発
進するときは、図8(3)に示すように扉4は閉扉し、
扉装置は次の作業を待機する。
【0005】特開平5−32164号公報に開示されて
いる乗降場の引戸装置は、乗降口が一定しない各種車両
形式の軌道車両の乗降口に対応して任意の位置と寸法に
開扉できるようにするために、図9の正面図および図1
0の平面図に示されるように、複数の引戸M1〜M16
が、各軌道車両21,22の停車する乗降場23に、乗
降縁24に沿って、閉扉状態で連続した直列線上の静止
定位置に連続して配置され、前記各軌道車両21,22
の各乗降口に対応する各引戸を、該引戸の静止定位置と
前記静止定位置に対し平行な直線列を成す移動位置との
間を移動させる引戸掛替装置を設け、前記移動位置に配
置された各引戸を停車した各軌道車両21,22の各乗
降口にあわせて開閉する、引戸の移動方向と移動行程量
が可変である開閉駆動装置を備え、停車した各軌道車両
21,22の乗降口の位置および幅に関する情報により
掛替えすべき引戸を選定し掛替動作を制御し、かつ引戸
の移動方向、移動行程量が設定制御される構成とした論
理装置を備えている。
【0006】この引戸装置では、引戸を開扉するに際し
て、該当する引戸は、静止定位置である添字aを付した
点線の位置から一旦、移動位置である添字bを付した1
点鎖線の位置に掛替えされ、しかる後に各軌道車両2
1,22の各乗車口25,25A,26,26Aに整合
した乗降用開口に相当する開口を形成するように、所定
の方向と行程量だけ、添字なしの実線位置に駆動され
る。図9は、各軌道車両21,22が乗降場23の左寄
りにずれて停車した状態を示しており、このように前記
停車位置が乗降場23の正規の停止位置からずれた場合
にも、車両の乗降場に一致した位置で開口を形成するこ
とができる。
【0007】特開平6−239223号公報に開示され
ているプラットホーム用可動柵装置は、乗降用の位置が
異なる列車が停車するプラットホームに適用できるよう
にするために、図11(1)に示すように、プラットホ
ーム31の線路側に接近して一連の柵が配置され、この
柵は、伸延方向に移動可能に設けられた可動柵部32
と、その可動柵部32の移動方向の一端部または両端部
に前記可動柵部32の移動を許容する戸袋状に形成さ
れ、プラットホーム31に固定して設けられた固定柵部
33とから成り、可動柵部32は、複数枚の可動柵K1
〜K7で形成し、各可動柵K1〜K7間を切離し可能に
順次連結している連結手段34が設けられ、その連結手
段34で連結される一連の可動柵K1〜K7の一端のも
のに対してまたは両端のものに対して可動柵K1〜K7
を移動させる駆動手段35が設けられ、各可動柵K1〜
K7間を任意の連結位置で切離してその片側または両側
を移動させることによって柵の開口部を形成している。
【0008】停車した車両の乗降口が可動柵K1〜K3
の範囲に略一致しているとするとき、連結手段34はす
べて連結状態のままで、駆動手段35により可動柵K7
を開方向へ3枚分の長さW1だけ駆動すると、これに牽
引されて可動柵K4〜K6も共に移動し、図11(2)
に示すように、車両の乗降口に対応して開口幅W1の開
口が形成される。また、停車した車両の乗降口が可動柵
K1〜K2の範囲に略一致しているとすれば、連結手段
34は連結状態のままで、駆動手段35により可動柵K
7を開方向へ2枚分の長さW2だけ駆動すると、車両の
乗降口の幅および位置に対応して開口幅W2の開口が形
成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特公昭57−2537
号公報に示される乗降場の扉装置では、2枚の扉のそれ
ぞれの変位量の制御だけで乗降用開口の位置を変化させ
ているので、乗降用開口の位置を変化させることができ
る範囲が小さい。また特開平5−32164号公報に示
される乗降場の引戸装置では、乗降用開口を形成するた
めの複数の引戸を有しており、変位させる引戸を選択す
ることによって乗降用開口を形成する位置の選択の自由
度が高くなるが、選択した引戸を移動用のレールに掛替
えなければならず、移動用のレールおよび引戸を掛替え
るための手段を必要とし、構造が複雑になる。さらに特
開平6−239223号公報に示されるプラットホーム
用可動柵装置では、柵を移動させる駆動装置は、一端部
に1つ、または両端部にそれぞれ1つずつ設ければよく
(両端に設ける構成は図示せず)、構成が簡単である
が、移動可能に設けられる各柵を連結し、さらにその連
結を解除するための給電設備などの手段を必要とするの
で、構成が複雑であり、装置の故障発生率の増加につな
がりやすい。
【0010】したがって本発明の目的は、簡単な構成の
1つの開閉駆動手段によって複数の扉を選択的に駆動可
能とし、構成が簡単で故障発生率が小さいプラットホー
ム乗降用扉装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、プラットホームの床構造体の軌道寄りの側部に、プ
ラットホーム空間と軌道空間とを仕切る防護壁が設けら
れ、この防護壁は、停車する軌道車両の乗降範囲に開閉
自在に設けられる可動扉と、この可動扉の前記乗降範囲
を除く残余の領域に設けられる固定壁部とを有し、可動
扉は、前記停車した軌道車両の乗降範囲に連続して一列
に配置される複数の引き戸から成り、各引き戸を個別的
に移動させ、およびその移動を個別的に阻止する開閉駆
動手段であって、各引き戸のうち、前記乗降範囲内で所
定の乗降位置から開放するための移動方向下流側に配置
される1または複数の引き戸を、同時に開閉駆動し、前
記所定の乗降位置よりも前記移動方向上流側に配置され
る残余の引き戸の変位を阻止する開閉駆動手段とを含む
ことを特徴とするプラットホーム乗降用扉装置である。
【0012】本発明に従えば、プラットホームの床構造
体の軌道寄りの側部に設けられる防護壁は、プラットホ
ーム空間と軌道空間とを仕切り、乗降客の安全を確保す
ることができる。この防護壁は、停車する軌道車両の乗
降範囲に開閉自在に設けられる可動扉と、この可動扉の
前記乗降範囲を除く残余の領域に設けられる固定壁部か
ら成る。前記可動扉は、乗降範囲に連続して一列に配置
される複数の引き戸から成る。開閉駆動手段は、各引き
戸を個別的に移動させ、およびその移動を個別的に阻止
する。前記乗降範囲内の軌道車両の乗降口の位置に対応
する乗降位置から移動方向下流側の1または複数の引き
戸を開閉駆動手段によって同時に開閉駆動して移動し、
乗降用開口を形成する。これによって停車する車両の形
式または停止位置の差異による乗降口の位置の差異に対
して、広い許容範囲で対応して乗降用開口を形成するこ
とができる。また開閉駆動手段によって、1または複数
の引き戸を開閉駆動することによって、移動可能に設け
られる各引き戸を連結および連結解除するための手段な
どを必要とすることなく、複数の引き戸のうち任意の引
き戸を変位させて、車両の乗降口に対応する位置に乗降
用開口を形成するための開閉駆動手段の構成を簡単にす
ることができる。したがってプラットホーム乗降用扉装
置全体の構成を簡単な構成とし、故障の発生を少なくす
ることができる。
【0013】
【0014】本発明に従えば、前記開閉駆動手段は、前
記乗降位置よりも移動方向上流側に配置される残余の引
き戸の変位を阻止することができる。これによって前記
残余の引き戸に乗降客が手で押圧するなどして外力が作
用しても、前記残余の引き戸が移動することがない。し
たがって前記乗降口の位置に対応した位置に確実に乗降
用開口を形成することができ、安全性を高くすることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるプラットホーム乗降用扉装置40を簡略化して示す
正面図である。プラットホーム乗降用扉装置40は、プ
ラットホームの床構造体41の軌道寄りの側部に、上方
に立上がる防護壁42が設けられ、この防護壁42は、
図1において手前側となるプラットホーム空間58と、
図1において奥行側となる軌道空間57とを仕切ってい
る。この防護壁42を設けることによって、プラットホ
ーム空間58から軌道空間57への乗降客の転落、車両
の走行に伴う風圧によって生じる乗降客の不測の事故な
どを防止し、乗降客の安全を確保することができる。
【0016】プラットホーム乗降用扉装置40は、防護
壁42に乗降用開口48を形成するための開閉駆動手段
60を有する。防護壁42には、開閉駆動手段60によ
って軌道空間57に停車する軌道車両の乗降口に対応し
て乗降用開口48(図1には図示せず)を形成すること
ができる。乗降客は、この乗降用開口48から乗降口を
介して、軌道車両に乗車し、かつ軌道車両から降車する
ことができる。図1には、プラットホーム乗降用扉装置
40を、乗降用開口48を形成していない状態で示す。
【0017】防護壁42はプラットホームの長手方向に
延びており、停車する軌道車両の乗降範囲Rに連続して
一列に配置される複数、本形態では10枚の引き戸D1
〜D10から成る可動扉43と、前記軌道車両の乗降範
囲Rを除く残余の領域に設けられる固定壁部44とから
成る。複数の引き戸D1〜D10は、乗降範囲Rにわた
って、防護壁42の延在方向に連続して一列に配置さ
れ、かつ延在方向に変位可能に支持され、両端に配置さ
れる各引き戸D1,D10の防護壁42の延在方向の長
さすなわち幅W3は、残余の各引き戸D2〜D9の幅W
4の約2倍に選ばれている。
【0018】開閉駆動手段60は、各引き戸D1〜D1
0の上方に設けられるリニアモータを備え、このリニア
モータは、複数、本形態では各引き戸D1〜D10と同
数のコイル部C1〜C10に分割された1つの長い電機
子コイル45と、各コイル部C1〜C10に対応して設
けられる10個の界磁永久磁石である永久磁石片P1〜
P10とを有する。図1には、理解を容易にするため
に、開閉駆動手段60を模式的に示す。この開閉駆動手
段60は、各引き戸D1〜D10のうち、前記乗降範囲
Rのうちで所定の乗降位置、すなわち軌道車両の乗降口
に対応する位置から開放するための移動方向下流側に配
置される1または複数の引き戸を同時に開閉駆動する。
この開閉駆動手段60は、固定子である各コイル部C1
〜C10を選択的に励磁することによって、可動子であ
る各永久磁石片P1〜P10を選択的に、防護壁42の
延在方向に変位させることができる。
【0019】各永久磁石片P1〜P10は、各連結手段
F1〜F10によって、各引き戸D1〜D10にそれぞ
れ連結されている。これによって、各永久磁石片P1〜
P10を変位させて、各引き戸D1〜D10を変位させ
ることができる。各連結手段F1〜F10は、中間部に
位置する各引き戸D2〜D9については正面から見てそ
の上端部の中央に、また外側に位置する各引き戸D1,
D10については、上端部の可動扉43の中央寄りの位
置で、各永久磁石片P1〜P10に連結されている。以
下、各引き戸D1〜D10、各永久磁石片P1〜P1
0、各連結手段F1〜F10および各コイル部C1〜C
10を総称するときは、それぞれ各引き戸D、各永久磁
石片P、各連結手段Fおよび各コイル部Cと略記するこ
とがある。
【0020】また図1に示すように、防護壁42を閉鎖
した状態で、各コイル部C1〜C10は、各引き戸D1
〜D10の上方に、各永久磁石片P1〜P10に対応し
て、それぞれ設けられる。各コイル部C1〜C10は、
防護壁42の延在方向に並んで設けられており、その防
護壁42の延在方向の長さは、各コイル部C2〜C9に
ついてはそれぞれ対応する各引き戸D2〜D9の幅W4
とほぼ同一の長さを有し、各コイル部C1およびC10
については、各引き戸D1,D10の幅W3よりも長い
長さを有する。
【0021】開閉駆動手段60は、さらに各コイル部C
1〜C10への電流の供給を制御するための給電手段6
1を備え、この給電手段61は、左右のドライバ46
a,46bと、直流励磁電源47とを有する。
【0022】左右のドライバ46a,46b間には、左
右のドライバ46a,46bからの駆動用励磁電流を給
電するために共通に用いられる駆動電流用配線100
が、一端部を左ドライバ46aに電気的に接続し、他端
部を右ドライバ46bに電気的に接続した状態で設けら
れており、この駆動電流用配線100には、コイル45
の各コイル部C1〜C10の数よりも1つ多い11個の
給電範囲選択スイッチS1〜S11が介在されている。
このような駆動電流用配線100は、各給電範囲選択ス
イッチS1〜S11において、各コイル部C1〜C10
の一端部に電気的に接続されている。
【0023】また、直流励磁電源47には、停止用励磁
電流を給電するための停止電流用配線101の一端部が
電気的に接続されている。この停止電流用配線101の
他端部側は、複数、各コイル部C1〜C10の数に対応
した10本に分岐しており、各コイル部C1〜C10の
一端部に電気的にそれぞれ接続されている。また停止電
流用配線101の各分岐する部分には、各コイル部C1
〜C10と、直流励磁電源47との間の配線を、個別に
開閉する直流供給スイッチA1〜A10がそれぞれ設け
られている。さらに各スイッチS1〜S11、A1〜A
10を介して、左右のドライバ46a、46bおよび直
流励磁電源47に接続され各コイル部C1〜C10の各
他端部は、それぞれ接地されている。
【0024】左右のドライバ46a,46bは、移動さ
れるべき各引き戸Dの速度、加速度およびストロークに
応じて、各コイル部C1〜C10に供給する三相交流の
電流を制御するインバータであって、各引き戸Dを移動
させるときの先頭となる引き戸の移動を検出するフォト
センサおよびスリット等によって構成される図示しない
エンコーダからのデータをフィードバック量として制御
するように構成されている。また直流励磁電源47は、
直流電流を供給する電源である。
【0025】また乗降用扉装置40は、各スイッチS1
〜S11,A1〜A10の開閉動作を制御する制御手段
55(図3に図示)を備えており、この制御手段55か
らの制御信号によって、各スイッチS1〜S11,A1
〜A10が開閉制御され、この開閉制御に基づいて、各
コイル部C1〜C10が励磁される。
【0026】各コイル部C1〜C10のうち、プラット
ホーム側から見て左方向に動かしたい引き戸に対するコ
イル部には、左ドライバ46aによって、また逆にプラ
ットホーム側から見て右方向に動かしたい引き戸に対す
るコイル部には、右ドライバ46bによって、三相交流
の駆動用励磁電流がそれぞれ給電される。左右のドライ
バ46a,46bから各コイル部C1〜C10への給電
は、各給電範囲選択スイッチS1〜S11の開閉によっ
て制御される。可動扉43を開くにあたっては、乗降位
置から移動方向下流側の全ての引き戸を移動させるの
で、移動させるべき引き戸に対応するコイル部が同時に
励磁される。すなわち、各コイル部C1〜C10のう
ち、プラットホーム側から見て左端のコイル部C1から
どれだけの範囲のコイル部に左ドライバ46aから給電
するか、また逆にプラットホーム側から見て右端のコイ
ル部C10からどれだけの範囲のコイル部に右ドライバ
46bから給電するかが上記制御によって決定される。
【0027】プラットホーム側から見て左方向に動かし
た引き戸に対応するコイル部に、左ドライバ46aから
給電されるように関連する給電範囲選択スイッチを閉じ
ることによって、その引き戸は左方向に移動され、プラ
ットホーム側から見て右方向に動かしたい引き戸に対応
するコイル部に、右ドライバ46bから給電されるよう
に関連する給電範囲選択スイッチを閉じることによっ
て、その引き戸は右方向に移動される。
【0028】このように各給電範囲選択スイッチS1〜
S11を介在させた駆動電流用配線100を設けること
によって、この1つの配線を共通に利用し、各給電範囲
選択スイッチS1〜S11を選択的に閉じることによっ
て、各引き戸Dを左方向または右方向に選択的に移動さ
せることができる。しかも給電用の配線を左方向用およ
び右方向用とに個別に設ける必要がなく、構成が簡略化
できる。
【0029】また、移動を阻止して停止しておきたい引
き戸に対しては、対応するコイル部に直流励磁電源47
から直流の停止用励磁電流が給電される。この給電は、
各直流供給スイッチA1〜A10の開閉によって制御さ
れる。動かしたくない引き戸に対応するコイル部に関連
する直流供給スイッチを閉じることによって、対応する
コイル部への直流電流の給電が行われ、引き戸は固定さ
れる。以下、各給電範囲選択スイッチS1〜S11、各
直流供給スイッチA1〜A10を総称するときには、そ
れぞれ各給電範囲選択スイッチS、各直流供給スイッチ
Aと略記することがある。
【0030】図1に示されるプラットホーム乗降用扉装
置40はすべての引き戸Dが動かされず、可動扉43が
閉じた状態で乗降用開口48が形成されていない状態で
ある。このときは直流供給スイッチA1およびA10の
みが閉じることでコイル部C1およびC10のみが直流
励磁電源47からの給電を受け、両端の引き戸D1およ
びD10が変位しないように固定されている。また、給
電範囲選択スイッチSはいずれも開いたままで、左右ど
ちらのドライバ46a,46bからも給電は行われてい
ない。このように変位を阻止したい引き戸が3つ以上あ
るときには、その両端に位置する引き戸に対応するコイ
ル部にだけ給電しても阻止された引き戸に挟まれ残余の
引き戸も変位が阻止される。これによって省電力で多数
の引き戸の変位を阻止することができる。
【0031】図2は、図1の切断面線II−IIから見
た断面図である。防護壁42の上端部は、プラットホー
ムの構造体に固定され、防護壁42の延在方向に延びる
支持枠51によって支持されている。支持枠51は、延
在方向に垂直な断面の形状が、下方に開放する大略的に
逆U字状であり、水平な天板部161の両端部にそれぞ
れ連なり、相互に対向する各側壁72,76の下端部に
は、相互に近接するように水平に延びる支持部74,7
8が形成されている。
【0032】防護壁42は、可動扉43が軌道空間57
側に設けられ、固定壁部44がプラットホーム空間58
側に設けられる。可動扉43は、支持部74によって支
持され、固定壁部44は支持部78によって支持され
る。
【0033】支持部74には、支持枠51の延在方向に
延びる戸車レール53が固定され、この戸車レール53
は、断面半円状の溝53aが形成されている。可動扉4
3の各引き戸Dには、連結手段Fを構成する嵌合部材8
2が固定されており、この嵌合部材82には、軌道空間
57側に戸車52が、図2の左右方向となる各引き戸D
の延在方向に垂直で水平な軸線まわりに回転自在に設け
られている。各引き戸Dは、戸車52を戸車レール53
の溝53aに嵌まり込んだ状態で、支持枠51に吊下さ
れて、防護壁42の延在方向に移動自在に支持される。
これら各引き戸Dの下端部は、下方に立下がる案内部8
6を、床構造体41に形成される案内溝88に緩やかに
嵌まり込み、防護壁42の厚み方向の変位を阻止した状
態で延在方向に移動自在に案内されている。
【0034】固定壁部44は、上端部にプラットホーム
空間58側に突出する係止部90を有しており、この係
止部90が支持枠51の支持部78に固定的に支持さ
れ、これによって支持枠51に吊下されて支持される。
固定壁部44の下端部92は、床構造体41に固定され
る保持部材94によって、上下の変位を許容し、かつ防
護壁42の厚み方向の変位を阻止した状態で保持されて
いる。このように防護壁42は、床構造体41に対し、
上下の変位が許容されており、地震などの外的作用にも
破損しない。
【0035】支持枠51内には、支持枠51の延在方向
に延びる強磁性材料から成るコイル枠49が、支持枠5
1の延在方向に間隔をあけて複数設けられる保持板70
によって保持されている。コイル枠49は、延在方向に
垂直な断面の形状が、下方に開放する大略的に逆U字状
であり、水平な天板部162の両端部にそれぞれ連な
り、相互に対向する各側壁79の下端部には、相互に近
接するように、水平に延びる支持部80が形成されてい
る。
【0036】コイル枠49内には、各コイル部Cが設け
られ、各コイル部Cは、各側壁79に固定されて、対を
成す部分を有している。コイル枠49に固定される各コ
イル部Cの各部分間に挟まれるようにして、各永久磁石
片Pが設けられている。各永久磁石片Pには、下部の両
側方にコイル枠49の延在方向と垂直で水平な軸線まわ
りに回転自在な、一対のローラ50が設けられており、
各ローラ50を支持部80に支持させて、コイル枠49
にその延在方向に変位自在に支持されている。これによ
って、各コイル部Cが左右のドライバ46a,46bに
よって励磁されたとき、磁気作用によってコイル枠49
の延在方向、すなわち防護壁42の延在方向に円滑に変
位駆動される。
【0037】各永久磁石片Pには、嵌合部材82とによ
って各連結手段Fを構成する嵌合片84が下方に突出し
て設けられている。嵌合部材82には、上端部に防護壁
42の厚み方向に挿通する凹所82aが形成されてお
り、嵌合片84が嵌合部材82の凹所82aに嵌まり込
むことによって、各引き戸Dと各永久磁石片Pとが、上
下方向および防護壁42の厚み方向の変位を許容し、か
つ防護壁42の延在方向に相互に力を伝達可能に、連結
される。これによって、各コイル部Cによって各永久磁
石片Pを変位駆動して、各引き戸Dを移動させることが
できる。
【0038】また各連結手段Fは、各引き戸Dと各永久
磁石片Pとの相対的な、防護壁42の厚み方向および上
下方向の変位を許容することができるので、支持枠51
外に設けられ、乗降客による押圧、または車両の走行に
伴う風圧による力などの外力が各引き戸Dに防護壁42
の厚み方向から作用しても、その外力が各永久磁石片P
に伝達されることがない。各永久磁石片Pは、各引き戸
Dの外力の作用に伴う振動などの影響を受けることな
く、コイル枠49に支持されて、各コイル部Cの対を成
す部分間で安定して変位することができる。したがっ
て、各永久磁石片Pと各コイル部Cとの間隔ΔTを可及
的に小さくし、各コイル部Cへの励磁電流を小さくし
て、大きな駆動力を得ることができる。また各永久磁石
片Pは、各コイル部Cよりも下方に設けられており、各
永久磁石片Pを変位駆動するときの磁気作用によって、
各永久磁石片Pを上方に浮上させるように、磁気力を作
用させることができ、各永久磁石片Pのさらなる円滑な
変位を達成することができる。また戸車レール53の溝
53aの断面が半円状であるとともに、戸車52の軸線
および一直径線を含む平面における戸車の外周面の断面
形状が半円状であり、各引き戸Dに前述のような外力が
作用しても、各引き戸Dは、戸車レール53に対して、
溝53aおよび戸車52の外周面の曲率の中心を軸線と
して、角変位し、戸車レール53によって確実に案内さ
れ、安定して走行することができる。
【0039】図3は、本発明の乗降用扉装置40の電気
的構成を示すブロック図である。乗降用扉装置40は、
防護壁42および開閉駆動手段60に加えて、さらに列
車情報を取得するための手段130を備える。列車情報
取得手段130は、軌道車両を複数両連結した列車の種
別を検出する列車種別情報検出部131と、列車の停止
位置を検出する列車停止位置情報検出部132とを有し
ている。
【0040】各情報検出部131,132は、軌道のプ
ラットホームに臨む領域に停車する列車の種別および停
止位置をそれぞれ検出し、その検出情報を制御手段55
に与える。
【0041】制御手段55は、データ比較部133と制
御指令部134とを有している。データ比較部133
は、記憶手段を有しており、各情報検出部131,13
2から与えられる列車情報と、記憶手段に予め記憶され
ている列車情報および移動させるべき引き戸の関係を表
すデータとを比較し、検出された列車の停止位置情報に
基づいて、どの引き戸をいずれの方向にどの程度変位さ
せるかを演算し、その演算結果を制御指令部134に与
える。制御指令部134は、データ比較部133の演算
結果に基づいて、移動させるべき引き戸に対応して各ス
イッチS,Aに信号を与え、開閉を指令する。
【0042】これによって、列車の種別および停止位置
に応じて、制御手段55によって開閉駆動手段60が制
御され、この結果各引き戸Dが選択的に移動されて、列
車の乗降口に対応して、可動扉43を開閉し、乗降用開
口48を形成することができる。
【0043】図4は、乗降用開口48を形成した状態の
一例を示す乗降用扉装置40の簡略化した正面図であ
る。図4に示される状態では、軌道車両の間隔をあけた
2箇所の乗降口140に対し、各引き戸D2,D3間
と、各引き戸D5,D6間とに、2箇所の乗降用開口4
8が形成されている。図1に示す閉扉状態から各直流供
給スイッチA1,A10を開き、各給電範囲選択スイッ
チS1,S2を閉じることによって、左ドライバ46a
から各コイル部C1,C2への給電が行われ、各引き戸
D1,D2が互いに隣合ったままプラットホーム側から
見て左方向へ同時に引き戸D1の幅W3と同じ距離移動
され、給電範囲選択スイッチS7〜S11を閉じること
によって、右ドライバ46bから各コイル部C6〜C1
0への給電が行われ、各引き戸D6〜D10が互いに隣
合ったままプラットホーム側から見て右方向へ、引き戸
D1の幅W3と同じ距離移動される。さらに各直流供給
スイッチA3〜A5が閉じることによって、直流励磁電
源47から各コイル部C3〜C5への給電が行われ、各
引き戸D3〜D5はそのまま動かず停止されている。こ
れによって引き戸D1と同一の幅を有する2つの乗降用
開口48が形成される。
【0044】図5は、乗降用開口48を形成した状態の
他の例を示す乗降用扉装置40の簡略化した正面図であ
る。図5に示される状態では、軌道車両の互いに隣合っ
た2箇所の乗降口140に対し、各引き戸D5,D6の
間に、引き戸D1の幅W3の倍の幅の乗降用開口48が
1箇所形成されている。図1に示す閉扉状態から各直流
供給スイッチA1,A10を開き、各給電範囲選択スイ
ッチS1〜S5を閉じることによって、左ドライバ46
aから各コイル部C1〜C5への給電が行われ、各引き
戸D1〜D5が互いに隣合ったまま前記左方向へ同時に
幅W3だけ同時に移動され、各給電範囲選択スイッチS
7〜S11を閉じることによって、右ドライバ46bか
ら各コイル部C6〜C10への給電が行われ、各引き戸
D6〜D10が互いに隣合ったまま前記右方向へ幅W3
だけ同時に移動され、前述のような幅W3の2倍の幅を
有する乗降用開口48が形成される。
【0045】図6は、乗降用開口48を形成した状態の
さらに他の例を示す乗降用扉装置40の簡略化した正面
図である。図6に示される状態では、軌道車両の1箇所
の乗降口140に対し、各引き戸D5,D6間に1箇所
の乗降用開口48が形成されている。図1に示す閉扉状
態から直流供給スイッチA10を開き、各給電範囲選択
スイッチS7〜S11を閉じることによって、右ドライ
バ46bから各コイル部C6〜C10への給電が行わ
れ、各引き戸D6〜D10が互いに隣合ったまま前記右
方向へ同時に幅W3だけ移動し、また各直流供給スイッ
チA2〜A5を閉じることによって、直流励磁電源47
から各コイル部C1〜C5へ給電が行われ、各引き戸D
1〜D5はそのまま動かずに停止される。これによって
前記乗降用開口48が形成される。
【0046】図4〜図6を参照して説明したように、乗
降用扉装置40は、リニアモータによって実現される開
閉駆動手段60によって、各引き戸Dを選択的に同時移
動させ、車両の乗降口140に対応して乗降用開口48
を形成することができる。したがって、従来のような各
引き戸Dを相互に連結するための手段など、電気的な構
成を、移動する引き戸に必要とすることなく、構成は簡
単であり、故障の発生を少なくすることができる。
【0047】図7は、本発明の実施の他の形態の開閉駆
動手段160を示す断面図である。図2と同様の位置で
切断した断面を示し、上述の形態と同様の構成を有する
部分には、同一の参照符号を付し、異なる部分について
だけ説明する。図2に示す上述の形態では、コイル枠4
9の両側壁79に設けられた各コイル部Cの各部分間
に、各永久磁石片Pが設けられる構成であったけれど
も、本形態では、図7に示されるように、断面形状が大
略的にU字状に形成された各永久磁石片P内に、上方か
らコイル枠49に固定された各コイル部Cが嵌まり込む
ように構成される。この形態でも同様に、各永久磁石片
Pは、下部に設けられた支持ローラ50によって、各コ
イル部Cを間に挟みながらコイル枠49内を防護壁42
の延在方向に移動することができる。この形態において
も上述の形態と同様の効果を得ることができる。
【0048】上述の形態は本発明の一例にすぎず、構成
の変更が可能である。たとえば各引き戸の枚数、各引き
戸に対応して設けられる永久磁石片の数、コイル45の
分割の仕方などを変更してもよい。また各引き戸は下端
部に戸車を設けるようにしてもよい。さらに連結手段と
して、ターンバックル付のロッドなどを用いるようにし
てもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、プラットホームの床構
造体の軌道寄りの側部に設けられる防護壁は、プラット
ホーム空間と軌道空間とを仕切り、乗降客の安全を確保
することができる。この防護壁は、停車する軌道車両の
乗降範囲に開閉自在に設けられる可動扉と、この可動扉
の前記乗降範囲を除く残余の領域に設けられる固定壁部
から成る。前記可動扉は、乗降範囲に連続して一列に配
置される複数の引き戸から成る。開閉駆動手段は、各引
き戸を個別的に移動させ、およびその移動を個別的に阻
止する。前記乗降範囲内の軌道車両の乗降口の位置に対
応する乗降位置から移動方向下流側の1または複数の引
き戸を開閉駆動手段によって同時に開閉駆動して移動
し、乗降用開口を形成する。これによって停車する車両
の形式または停止位置の差異による乗降口の位置の差異
に対して、高い許容範囲で対応して乗降用開口を形成す
ることができる。また開閉駆動手段によって、1または
複数の引き戸を開閉駆動することによって、移動可能に
設けられる各引き戸を連結および連結解除するための手
段などを必要とすることなく、複数の引き戸のうち任意
の引き戸を変位させて、車両の乗降口に対応する位置に
乗降用開口を形成するための構成を簡単にすることがで
きる。したがってプラットホーム乗降用扉装置全体の構
成を簡単な構成とし、故障の発生を少なくすることがで
きる。
【0050】また本発明によれば、前記開閉駆動手段
は、前記乗降位置よりも移動方向上流側に配置される残
余の引き戸の変位を阻止することができる。これによっ
て前記残余の引き戸に乗降客が手で押圧するなどして外
力が作用しても、前記残余の引き戸が移動することがな
い。したがって前記乗降口の位置に対応した位置に確実
に乗降用開口を形成することができ、安全性を高くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のプラットホーム乗降用
扉装置40の簡略化した正面図である。
【図2】図1の切断面線II−IIから見た断面図であ
る。
【図3】プラットホーム乗降用扉装置40の電気的構成
を示すブロック図である。
【図4】軌道車両の2箇所の乗降口に対し、2箇所の乗
降用開口48を形成した状態のプラットホーム乗降用扉
装置40の簡略化した正面図である。
【図5】軌道車両の互いに隣合った2箇所の乗降口に対
し、1箇所の乗降用開口48を形成した状態のプラット
ホーム乗降用扉装置40の簡略化した正面図である。
【図6】軌道車両の1箇所の乗降口に対して、1箇所の
乗降用開口48を形成した状態のプラットホーム乗降用
扉装置40の簡略化した正面図である。
【図7】本発明の実施の他の形態の開閉駆動手段60を
示す断面図である。
【図8】従来の乗降場の扉装置を示す平面図であり、図
8(1)は車両1が進入する前で扉4が閉じられた状態
を示し、図8(2)は車両1が進入して扉4および車両
1の扉12が開いて乗降口が形成された状態を示し、図
8(3)は車両1が発進して扉4が閉じられた状態を示
す。
【図9】従来の乗降場の引戸装置を示す正面図である。
【図10】従来の乗降場の引戸装置を示す平面図であ
る。
【図11】従来のプラットホーム用可動柵装置を示す正
面図であり、図11(1)は可動柵K1〜K7が閉じた
状態を示し、図11(2)は可動柵K1〜K7が移動し
て開口幅W1の開口が形成された状態を示す。
【符号の説明】
40 乗降用扉装置 41 プラットホーム 42 防護壁 43 可動扉 44 固定壁部 45 コイル 46a 左ドライバ 46b 右ドライバ 47 直流励磁電源 48 乗降用開口 49 コイル枠 50 支持ローラ 51 上部枠 52 戸車 53 戸車レール 55 制御手段 60 開閉駆動手段 140 乗降口 A1〜A10 直流供給スイッチ C1〜C10 コイル部 D1〜D10 引き戸 F1〜F10 連結手段 P1〜P10 永久磁石片 S1〜S11 給電範囲選択スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 泰介 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 大島 賢司 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−239223(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61B 1/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラットホームの床構造体の軌道寄りの
    側部に、プラットホーム空間と軌道空間とを仕切る防護
    壁が設けられ、 この防護壁は、停車する軌道車両の乗降範囲に開閉自在
    に設けられる可動扉と、この可動扉の前記乗降範囲を除
    く残余の領域に設けられる固定壁部とを有し、 可動扉は、前記停車した軌道車両の乗降範囲に連続して
    一列に配置される複数の引き戸から成り、 各引き戸を個別的に移動させ、およびその移動を個別的
    に阻止する開閉駆動手段であって、 各引き戸のうち、前記乗降範囲内で所定の乗降位置から
    開放するための移動方向下流側に配置される1または複
    数の引き戸を、同時に開閉駆動し、前記所定の乗降位置
    よりも前記移動方向上流側に配置される残余の引き戸の
    変位を阻止する開閉駆動手段とを含むことを特徴とする
    プラットホーム乗降用扉装置。
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