JP3050316U - 食料品中の油脂分による汚染を防止可能な紙製食品容器 - Google Patents

食料品中の油脂分による汚染を防止可能な紙製食品容器

Info

Publication number
JP3050316U
JP3050316U JP1997001221U JP122197U JP3050316U JP 3050316 U JP3050316 U JP 3050316U JP 1997001221 U JP1997001221 U JP 1997001221U JP 122197 U JP122197 U JP 122197U JP 3050316 U JP3050316 U JP 3050316U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
food container
blank
peripheral wall
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997001221U
Other languages
English (en)
Inventor
禎美 伊藤
Original Assignee
禎美 伊藤
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 禎美 伊藤 filed Critical 禎美 伊藤
Priority to JP1997001221U priority Critical patent/JP3050316U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3050316U publication Critical patent/JP3050316U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の紙カップや紙ケースなどの紙製食品容
器では、内部に充填された菓子種などの半製品にバタ
ー、チーズなどの油脂分が含まれている場合には、熱加
工によりそれらが流動しやすくなって、容器の外面まで
浸透して紙製容器自体や、これとを接触する外ケース、
食器さらにはユーザーの手先を汚染したり場合によって
は被服をも汚染するなどの問題が生じていたが有効な解
決手段が得られなかった。 【解決手段】 ポリエチレンテレフタレート(PET)
の両面に用紙を貼合して3層構造の用紙10とし、この
用紙から扇形のブランクを断裁して、このブランクを心
金に巻き付け容器の周壁を成形すると共に、この周壁の
底部に底板を通常のでん粉ノリにより貼合することを可
能にした。紙ケースの場合は、底板と周壁を貼合する必
要がないので、円板として断裁したブランクをプレス加
工により一動作で成形できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、カップケーキ、ピザなどの未完成の材料を紙製の容器内に収容して 所定の温度で熱加工を加え、内容物と容器とが一体に合着して製品とされる食品 用の紙製容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一例としてカップケーキについて説明すると、でん粉を主体として、これに砂 糖、香料、油脂を加え、必要に応じて膨張剤、安定剤等を添加して水で混捏され 焼成菓子の菓子種が、温度180℃〜200℃で15〜25分間焼成される時、 菓子種の原料中の油脂は、常温の状態とは異なり180℃程度で粘性が極端に減 少して急激に膨張する。 この時、上記の菓子種中に添加された油脂は紙製カップなどの紙の周壁を浸透 して紙の表面に達するため、紙カップなどの周壁には浸透した油脂による汚染が 生ずる。 この油脂による汚染により、晒クラフト紙を始めとする薄紙製カップは薄黒い 色調となり、紙製カップなどの表面に美粧印刷を施しても前述した油脂による汚 染により紙製カップに施した美粧印刷の効果は全く失われてしまう。底板につい ても油汚染が生ずる。 上記のような紙製容器の油汚染を防止するため、図13に示すように、用紙6 1の内面にポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム62を貼り合わせた 紙製容器60が提案されている。 熱加工菓子用紙カップ内部の紙表面にポリエチレン(PE)またはドライラミ を介在させてPETフィルムを貼着したカップに、油脂を含む菓子種を充填して 180℃で20分焼成した場合、一般に菓子として食用に供し得る程度の含有油 脂では、油脂によるカップの油汚染はカップの外部からは認められない。 しかし、この紙カップは後述するように周壁と底板との貼合がやや困難なため 実用化されていない。 一方、紙ケースとよばれる容器は、円板状のブランクからプレス型により一動 作で、襞を有する周壁と平坦な底部とが一体に皿状に形成され、端縁をノリで貼 合する必要はない。 しかし、菓子種を充填すると周壁の襞状の部分が外方に伸びて、外方に開き菓 子種が流出しやすいという欠点を有する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の対象とする紙カップを含む紙製容器では、カップ側筒の周壁は、通常 扇形のブランクとして成形され、その両端をノリシロとして表裏を重ねてノリ付 けして中空円錘台形の側筒とし、次いでこの側筒下端に底体(底板)をノリ付け してカップとして完成する。 紙製食品容器における課題 イ)供食の際の食品の取り出し 紙カップなどの紙製食品容器に充填された菓子種やピザなどが加熱加工により 生成された前記食品は、底体を含む容器の内壁に固着しているので、 このように 容器の内壁に固着している食品を食するためには食品を容器から取り出す必要が ある。前述した紙ケースの場合には、紙ケースの周壁には歯車状のかなり深い襞 が形成されているので、この襞の部分を引っ張れば内容物は容易に紙ケースから はがれるが、紙カップなどではカップ側筒の周壁を切り裂かねばならない。 PETフィルム自体は極めて強靭で厚さ12μm程度の薄いものでも素手では 引き裂きが不可能である。従って、図13に示したように、ポリエチレンテレフ タレート(PET)フィルム62を容器60の内面に貼り合わせたカップでは素 手では引き裂きが不可能である。
【0004】 ロ)吸湿による容器の変形 紙は、一般に吸湿し易く、吸湿すると紙繊維同士の間が膨張し、紙質全体が延 伸するので、紙製食品容器も変形する。 図13に示すように、紙質61の片側のみにPETフィルム62を貼合した従 来の食品容器では、PETフィルム62自体は吸湿しないが、片側の紙は吸湿す るため、吸湿前には全体として図14(A)に示すように湾曲せず、吸湿すると 紙面が延伸し図14(B)に示すように湾曲するのでカップは変形する。 ハ)側筒の貼合での問題 図15に示すように、側筒ブランクの両端のノリシロは一方の端部15の表の 紙面の上に、他方の端部16の裏面のPETフィルム17の面を重ね合わせて貼 合することになる。 また、側筒下端に底体を接合する場合、側筒下端の内面はPETフィルム面と なり、この側筒下端内面に接着される底体の面は、図13の(A)と(B)に示 すように、PETフィルム面であったり、紙質面であったりする。 現行の接着技術水準では紙質面とPETフィルム面を接着させる糊材は入手可 能であるが、PETフィルム面同士を対面接着させ得る糊材は入手困難である。 また紙質面とPETフィルム面を接着させる場合でも糊材は固化し易いため、 ブランクの両端のノリシロ部を貼合したり、側筒下端に底板を貼合するために、 これらの部分にノリ剤を供給する装置中でノリ剤が固化して装置が操作不能にな る場合が多い。 さらに、場合によっては、ブランクの両端のノリシロ上に塗布された糊材がノ リシロの貼合面で早めに固化してノリシロ相互の接着を阻害することもある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、通常の用紙の表面にPETフィルム面を貼合し、そのPETフィ ルム面の上に通常の用紙を貼合し、PETフィルムを中芯とする3層構造の用紙 として側筒の周壁および底壁として使用することにより用紙の問題を解決した。 PETフィルムは、熱加工食品用の紙製容器に菓子種などの熱加工前の半製品 を充填し、高温で焼成する際に、菓子種中の油脂分が浸透するのを防止する目的 で貼合されるものであり、その面上に更に用紙を貼合して形成される。 このようにして形成されたカップ用紙は、中間がPETの層で表、 裏両面が用 紙の層となり、その結果両端のノリシロ部も、ともに用紙層となるので通常ので ん粉ノリを使用して貼合による容器成形が可能になる。 紙業界で多用されるダンボール紙は、コルゲート紙を中間層とし、その両側に 通常の紙を貼合した3層構造の複合紙であるが、本考案で使用する複合紙も中芯 部がPETフィルムであることが異なるだけで、ダンボール紙とほとんど同様の 3層構造の複合紙である。 このようにしてPETフィルムを中芯とする3層構造の用紙から成形された紙 容器では、菓子種などを焼成する際の加熱によって温度が上昇した油脂は、焼成 される菓子種などと直接接触する紙製容器の内面の紙層には浸透するが、紙層に 次ぐ中間層としてのPET層により阻止され、外面である用紙層までは浸透しな いので紙カップなどの紙製容器の油汚染の問題は解決される。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の実施の形態としての食品容器を成形するための用紙10とし て、PETフィルム12を中芯とし、その両面に通常の用紙11を貼合した3層 構造の用紙10である。 厳密には、両外側の紙11と中芯としてのPETフィルム12を挟んで、貼合 助剤13が2層になって存在しているので合計5層になっているが、用紙の断面 構造としては貼合助剤13の2層は無視し3層構造の用紙10として説明する。 3層構造の食品用紙10とする場合、用紙全体の面積当たり重量が60〜12 0g/m2になるように各層の紙またはPETの厚さを選択して調整する。 図2は、3層構造の用紙10の左右両端がノリシロとして貼合された状態を示 した斜視図であり、用紙11の一方の端部11aの上に他方の端部11bが重ね られ、両部分は通常のでん粉ノリで貼合されるので問題はない。
【0007】 このようにして決定された用紙から成形される容器としては、下記に示すよう な形状のものがある。 ア)傘歯車状の凹凸を有する紙ケース 図3(A)に示すように断面が3層構造で、平面図としての形状が図3(B) に示すような円板状のブランク30mを出発材料として、図3(C)に示すよう に、それぞれに相補の傘歯車状の凹凸部30e、30fが設けられた上下1対の 型押し工具30c、30dを使用して型押しを行い、図3(D)に示されるよう に、傘歯車状の凹凸部を有する周壁30aと底部30bが一体に形成された紙ケ ース30が得られる。型押し工具30c、30dは公知のものである。 紙ケースは型押し成形のため、ノリなどによる接着部分を必要としない。油汚 染を防ぐためならば、紙とPETフィルム合着の2層構造複合紙で充分であるが 、本考案では3層構造複合紙10を用い、周壁の襞状部分がケース内部に充填さ れる菓子種の重量に耐えて、外方に伸びることのない剛度を持った3層構造複合 紙を用いることによりケースに充填した菓子種などの流出を防止できる。 イ)周壁を有する側筒と、底板が別個に成形される紙カップ イ)−1)周壁表面が平滑な紙カップ 前記3層構造の用紙を図4(A)に示すように、従来と同様に扇形のブランク 40として裁断し、これを従来と同様に成形心金に巻付けて中空円錘台形の周壁 41とし、この周壁の底部に、図5(A)〜(E)に示すような形態で3層構造 の用紙から成形した底板50dまたは50gを取り付ける。 図5(A)と(B)に示したのは底板50dと側壁50′dを有する底部材を 使用する場合を示し、図5(A)では下端が内方に折り曲げられていない側筒5 0cの下端内周に、側壁50′dを上に向けて底部材が挿入され、図5(B)で は側筒50cの下端が内方に折り曲げられた部分50′cの上方から、底部材の 側壁50′dが下に向けられ、さらに内方に折り畳まれた部分50″dが重ねら れて挿入され貼合されている。 図5(C)、(D)および(E)は平滑な底板50gを使用する場合を示し、 図5(C)では2枚の平滑な円板50gで、周壁50cの内方に折り曲げられた 部分50′cを上下から挟み、図5(D)では平滑な円板50gが側筒50cの 折り曲げられた部分50′cの上部に、また図5(E)では折り曲げられた部分 50′cの下から当てられて貼合されている。 成形心金への巻付と底板の取り付け方法と装置は従来技術として確立されてい るので、詳細な説明は省略するが、概要のみを説明する。 成形心金に底板を押し当てた状態で、周壁の内周または外周が底板を囲んでノ リ付けされ、周壁としての両端のノリ付けと、周壁底部と底板の取り付けは同時 に行われる。 図5の(C)と(E)により側筒の周壁50cを内方に折り曲げて50′cと し、その下に底板50gを接合した場合には生産の過程で焼成により乾固した菓 子の破片から発生した微粒状や粉状のくずがカップの底部に付着するのを防止で きる。
【0008】 イ)−2)周壁表面に襞等の凹凸部を有する紙カップ 前記3層構造の用紙を、図6に示すような雌型31内に、中空円錘台形にされ たカップ30wを挟んで雄型32が相対回転可能にされた成形装置により、襞な どを有するカップとすることも出来る。また図7に示すように、公知の上下動す る雄型33と雌型34により成型する襞などを有するカップとするものである。 本考案の3層構造の用紙に、図8(A)〜(E)に示すような、各種の凹凸模 様20a〜20e、さらに必要に応じ花弁状の突起20pなどが形成された用紙 を使用して、上記と同様に、扇形のブランク20として裁断し、これらの扇形ブ ランク20を心金に巻き付け側筒周壁50としさらに、底板取り付けを行う。 本考案の3層構造の用紙ではなく、通常の用紙に上記の各種の凹凸模様を形成 した用紙から製造された各種のカップと、それらの製造装置については、平成9 年2月7日付けで実用新案登録願として出願済みであり、装置としては本考案に も同様に使用できるので、その概要のみを先願技術として示すに止める。 図9は、ロール紙または枚葉紙から、一例として平行な襞から成る凹凸模様を 形成する形押し装置を示し、同図(A)と(B)は、それぞれ、上下動式型押し 工具51c、51dの断面を示す斜視図と側面図で、同図(C)は上下に配置さ れた雄、雌1対の型押しロール51aと51bの斜視図である。 図10(A)は、ロール紙また枚葉紙から、一例として型押しされたブランク の外周を切断する型抜き雄型52cの両側面を示す斜視図で、同図(B)は、型 抜き刃の片側の辺が型抜き台の下面(上面)に垂直な雄雌1対の型抜き刃52c 、52dを示す側断面図である。 同図(C)は型押し刃の外周に型抜き刃が設けられた型押し兼型抜きの上下動 式雄型63a、雌型63bの1対の型を示す側断面図である。
【0009】 本考案の3層構造の用紙を使用して、現行または出願人の前記先願に記載され た装置を使用し、襞等の凹凸加工を加え又は襞等を成形せずに図11の(A)、 (B)および(C)に示す公知の装置90を使用して、その頭部にカール50e を加工し又は襞等を成形せずにカール加工を施すこともできる。 あるいは、図12に示すように本考案の3層構造の用紙を、そのまま、または 襞等の凹凸加工を加え、現行または出願人の前記の先願の装置を使用し、図12 の(A)と(B)に示すように、側筒の上部に腰掛けと呼ばれる段部50pを有 する食品容器50qとすることも出来る。
【0010】
【考案の効果】
本考案の紙製容器は、PETフィルムの両面に食料品容器用の用紙を貼合した 3層構造の複合用紙から所定のブランクを断裁し、このブランクをプレス加工し て底部と周壁部を一体に成形した紙ケース、あるいは扇形に断裁したブランクの 両端のノリシロ部をでん粉ノリで貼合した中空錘台形の側筒の下部に、3層構造 の複合用紙、または通常の単層用紙から成形した底板を、貼合して成形された紙 カップなどの紙製容器である。 従って、この内部に菓子種などを充填して熱加工しても菓子種などに含まれる 油脂分は、中間層であるPETフィルム層を越えて外層である用紙層までは浸透 しないので、油汚染の問題が解決され容器入り食品の品質を向上することが出来 て、食品産業に寄与すること多大である。
【提出日】平成9年6月25日
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【考案の実施の形態】 図1は、本考案の実施の形態としての食品容器を成形するための用紙10とし て、PETフィルム12を中芯とし、その両面に通常の用紙11を貼合した3層 構造の用紙10である。 厳密には、両外側の用紙11と中芯としてのPETフィルム12を挟んで、貼 合助剤13が2層になって存在しているので合計5層になっているが、用紙の断 面構造としては貼合助剤13の2層は無視し、3層構造の用紙10として説明す る。 3層構造の食品用紙10とする場合、用紙全体の面積当たり重量が60〜12 0g/mになるように各層の紙またはPETの厚さを選択して調整する。 図2は、3層構造の用紙10の左右両端がノリシロとして貼合された状態を示 した斜視図であり、用紙10の一方の端部11aの上に他方の端部11bが重ね られ、両部分は通常のでん粉ノリで貼合されるので問題はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に使用する3層構造複合用紙の断面図で
ある。
【図2】上記3層構造複合用紙の両端のノリシロ部が重
ね合わされた状態を示す斜視図である。
【図3】図3(A)は上記3層構造の断面図であり、同
図(B)は上記3層構造複合用紙から断裁された円板状
ブランクの平面図であり、同図(C)はそれぞれに相補
の傘歯車状の凹凸部が設けられた上下1対の型押し工具
の側断面図を示し、同図(D)は傘歯車状の凹凸部を有
する周壁と底部が一体に形成された紙ケースを示す。
【図4】同図(A)は前記3層構造複合用紙から断裁さ
れた扇形ブランクの平面図であり、同図(B)は前記扇
形ブランクから成形された容器側筒の側面図である。
【図5】同図(A)〜(E)は前記側筒の底部に底板を
合着する各種の態様を示す側断面図である。
【図6】表面が平滑な側筒から表面に歯車状の凹凸を成
形する内外1対の雄、雌成形工具を示す斜視図である。
【図7】表面が平滑な側筒から表面に歯車状の凹凸を成
形する内外1対の上下動式雄、雌成形工具を示す斜視図
である。
【図8】同図(A)〜(E)は前記3層構造複合用紙に
形成される各種の凹凸が形成されたブランクの平面図
と、これらのブランクから形成されたカップを示す側面
図である。
【図9】同図(A)と(B)は前記複合用紙に形成され
る平行な突起を形成するための雄、雌1対の上下動式型
押し工具の斜視図と側面図で、同図(C)は回転ロール
式の雄、雌1対の型押し工具の斜視図である。
【図10】同図(A)は型抜きにおける1つの切断雄工
具の斜視図を、同図(B)は別の形状の切断刃を有する
上下動式雄雌工具の側断面図を、同図(C)は型押し、
型抜き兼用の上下動式雄雌工具の側断面図である。
【図11】同図(A)は側筒の上端にカール加工を加え
る装置の側断面図を、 同図(B)と(C)は、カール加
工部の部分拡大側断面図である。
【図12】同図(A)は腰掛けと呼ばれる段部を形成す
る上下動式工具の側断面図で、同図(B)は段部が形成
されたカップの斜視図、同図(C)は腰掛け形成に使用
されるカップの側面図であり、同図(D)は段部が形成
されたカップの斜視図である。
【図13】同図(A)と(B)は用紙の内面に、PET
フィルムが貼合された従来の複合紙から形成されたカッ
プの側断面図である。
【図14】同図(A)と(B)は上記従来の複合紙の吸
湿前と、吸湿による変形を示す側断面図である。
【図15】上記従来の複合紙のノリシロ部を重ね合わせ
た状態を示す斜視図である。
【符号の説明】 10:3層構造の用紙 11:用紙 11a、11b:端部 12:PETフィルム 13:貼着助剤 20、40:扇形のブランク 30:紙ケース 30a、41:周壁 30b:底部 30c、30d:上下1対の型押し工具 30e、30f:凹凸部 30m:ブランク 30w:用紙 31、34:雌型 32、33:雄型 50:側筒周壁 50c:側筒 50′c:下端が内方に折り曲げられた部分 50d:底板 50′d:側壁 50e:カール 50g:円板 50p:段部 50q:食品容器 51a、51b:雄雌1対の型押しロール 51c、51d:上下動式型押し工具 52c:型抜き雄型 63a、63b:上下動式型押し兼型抜き工具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項12
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項14
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項15
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項16
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項17
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項18
【補正方法】変更
【補正内容】
【請求項18】 請求項8から14までの、いずれかに
記載の前記紙製食品容器において、前記側筒の上端から
下部に腰掛けと呼ばれる階段状の段部が形成されている
紙製食品容器。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月4日
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D21H 27/36 D21H 1/02 C

Claims (18)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラシン紙、 模造紙、 上質紙、 純白紙な
    どの印刷加工されていない用紙と、 前記各種の用紙に印
    刷加工された用紙の群から選ばれた少なくとも1種の用
    紙の中間にポリエチレンテレフタレート(PET)が合
    着されて3層構造とされた複合紙から円形、だ円形、多
    角形などに断裁された紙製食品容器製作用のブランク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブランクが、平行な襞、
    平行でない襞、模様および文字などが凹凸部として浮き
    出し加工されて前記3層構造とされた貼合紙から断裁さ
    れたものであることを特徴とする紙製食品容器製作用ブ
    ランク。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のブランクにおい
    て、紙製容器の側筒として成形加工された状態で上、下
    となる部分の少なくとも一方に、花弁状、波形状などの
    突起が付加されていることを特徴とする紙製食品容器製
    作用ブランク。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のブランクが、 紙ケースと
    呼ばれる紙製食品容器を製造するための半製品として断
    裁されたブランク。
  5. 【請求項5】 請求項4のブランクから成形され、中央
    の底部と、この底部から一体に斜め上方に立ち上がり、
    歯車状の凹凸部を有する周壁とから成る、皿状にされ加
    熱加工の際に内部に充填された食品材料中の油脂分が容
    器表面に浸出するのが阻害され容器表面の汚染が防止さ
    れ紙ケースと呼ばれる紙製食品容器。
  6. 【請求項6】 前記紙製容器が底付中空円筒である請求
    項2記載の紙製容器。
  7. 【請求項7】 PETフィルムを中芯とし、その上下両
    面に用紙が貼合され3層構造とされたロール状または枚
    葉紙状の複合紙から中空の円錘台形、だ円錘台形、多角
    錘台形の所定の錘体台とされる寸法に裁断された紙製食
    品容器製作用のブランク。
  8. 【請求項8】 前記ブランクの両端のノリシロ部が重ね
    られて貼合されて前記食品容器の側筒の周壁を形成し、
    その小径側の底部に底板が挿入された底付中空錘台形に
    され、熱加工の際の内容物中の油脂分が容器の外の紙質
    層まで浸透するのが防止されることを特徴とする紙製食
    品容器。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記の食品容器が底
    付中空円錘台形である紙製食品容器。
  10. 【請求項10】 請求項8において、前記食品容器の側
    筒の周壁の下部が内方に折り曲げられ、前記底板は下方
    に曲げ重ねられて内方に折り曲げられた前記周壁の下部
    の上に配置され貼合されることを特徴とする紙製食品容
    器。
  11. 【請求項11】 請求項8において、前記食品容器の側
    筒の周壁の下部が内方に折り曲げられ、この折り曲げら
    れた周壁の部分を上下から挟んで平板状の底板各1枚が
    配置されて合着され、油汚染防止に加え熱加工の過程で
    食料品から発生する微粒または粉状の破片が容器底部に
    付着するのが防止されることを特徴とする紙製食品容
    器。
  12. 【請求項12】 請求項8において、前記食品容器の側
    筒の周壁の下部が内方に折り曲げられ、この折り曲げら
    れた部分の下に平板状の底板が配置され合着され、油汚
    染防止に加え熱加工の過程で食品から発生する微粒また
    は粉状の破片が容器底部に付着するのが防止されること
    を特徴とする紙製食品容器。
  13. 【請求項13】 請求項8において、前記食品容器の側
    筒の周壁の下部が内方に折り曲げられ、この折り曲げら
    れた部分の上に平板状の底板が配置され合着されたこと
    を特徴とする紙製食品容器。
  14. 【請求項14】 請求項8において、前記食品容器の側
    筒の周壁が単純な中空錘台形で、その下部内方に前記底
    板が、その側壁が上に立ち上がった状態で挿入され合着
    されることを特徴とする紙製食品容器。
  15. 【請求項15】 請求項8から14までのいずれかに記
    載の紙製食品容器において、前記底板が前記3層構造と
    された貼合紙から成形された紙製食品容器。
  16. 【請求項16】 請求項8から13までのいずれかに記
    載の紙製食品容器において、前記底板が通常の単層構造
    の用紙から成形されたものである紙製食品容器。
  17. 【請求項17】 請求項8から15までの、いずれかに
    記載の紙製食品容器において、前記側筒の上部にカール
    加工が施されている紙製食品容器。
  18. 【請求項18】 請求項8から14までの、いずれかに
    記載の紙製食品容器において、前記側筒の上端からやや
    下部に腰掛けと呼ばれる階段状の段部が形成されている
    紙製食品容器。
JP1997001221U 1997-02-17 1997-02-17 食料品中の油脂分による汚染を防止可能な紙製食品容器 Expired - Lifetime JP3050316U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997001221U JP3050316U (ja) 1997-02-17 1997-02-17 食料品中の油脂分による汚染を防止可能な紙製食品容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997001221U JP3050316U (ja) 1997-02-17 1997-02-17 食料品中の油脂分による汚染を防止可能な紙製食品容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3050316U true JP3050316U (ja) 1998-07-14

Family

ID=43184526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997001221U Expired - Lifetime JP3050316U (ja) 1997-02-17 1997-02-17 食料品中の油脂分による汚染を防止可能な紙製食品容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3050316U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100829673B1 (ko) 단열 용기
US20060198972A1 (en) Disposable Paper Eating Utensils for Catering Service
EP0934202B1 (en) Heat-insulating container
US6237845B1 (en) Paper container and method for manufacturing the same
CZ20003619A3 (cs) Vícevrstvá nádoba na potraviny a způsob její výroby
KR960007165A (ko) 열절연컵 및 그 제조방법
JP3050316U (ja) 食料品中の油脂分による汚染を防止可能な紙製食品容器
JP2000095228A (ja) 断熱カップ
JP3443732B2 (ja) 食品用紙カップとその製造方法
JP3199490U (ja) 焼菓子の紙製トレー
JPH09290817A (ja) 食品容器及びその製造方法
JPH04111429U (ja) 複合構造の合成樹脂製品
JPH11342982A (ja) 取手付き断熱容器
JP3020092U (ja) 油脂滲透防止処理を施したケーキカップ製造用の積層平板材とケーキカップ
JP4385203B2 (ja) 加熱加工食品用カップ
JP5691582B2 (ja) カップ紙容器
JP2000247376A (ja) 食品用紙製容器
JP3671463B2 (ja) 断熱カップ
JP7340132B2 (ja) 包装箱および包装箱の製造方法
JP4538926B2 (ja) 紙カップとその製造方法
JP3057761U (ja) 包装用容器
JPH0956319A (ja) 食品生成用カップ
JPS6242927Y2 (ja)
JPS631955Y2 (ja)
JP3000565U (ja) 取手付カップ