JP3050055U - 冷水ポット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷気送出機能を有する冷水ポットの提供。 【解決手段】 底座４のスイッチが押されてモータが起
動すると、モータの原動軸５１の伝動を受けてファン６
が回転し、風を上へと吹き送り、風がケース２とポット
本体３の間に形成された通路を上昇してポット本体３を
介してポット本体３内の氷水により冷やされ、さらに上
蓋１内に至り、上蓋１内部に設けられた下向きに円弧状
に突出する円弧凸面１２の案内を受けて上蓋１上方の排
気口１３へと集中して排気口１３より排出されるように
してある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の冷水ポットに関し、さらに詳しくは、携帯に便利で、水筒とし ての機能以外に冷気を吹き送る機能を有するものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

炎天下に屋外で活動する時、暑気払いの方法として、一般には冷たい水を入れ た魔法瓶又は水筒を携帯して喉の渇きを潤したり、またポータブルタイプの小型 扇風機（図１参照）を携帯して風を送る方法が採られている。しかし、扇風機で 吹き送る風は熱風であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、一種の冷水ポットを提供することを課題としており、該冷水ポット は、氷水を収容してそれを飲用に供することができると共に、ファンが組み合わ せられて、該ファンにより収容した氷水で冷やされた空気を外部に吹き送ること ができ、使用者に清涼感を提供できるものとする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、一つの上蓋１とされて、その底部に若干の係止溝１１が設 けられて、該係止溝１１が一つのケース２の上方に設けられた対応する若干の係 止ブロック２１と係合可能とされ、その中、該上蓋１の一側の内部空間に円弧凸 面１２が形成され、下から上に吹き送られる冷気がこの円弧凸面１２に沿って順 調に上蓋１のもう一側に設けられた排気口１３より排出されるようにしてあり、 また該上蓋１の円弧凸面１２を設けた一側の上方に携帯に便利な一つのハンドル １４が設けられているもの、 一つのケース２とされて、略円筒状を呈し、上方に若干の係止ブロック２１が設 けられて、該係止ブロック２１の上記上蓋１の若干の係止溝１１との係合により 、上蓋１と組み合わせられ、該ケース２の下方にも若干の係止ブロック２２が設 けられて、この下方の係止ブロック２２が、一つの底座４の上方に設けられた係 止溝４１と係合可能とされ、該ケース２の底部に若干のリブ２３が設けられ、該 リブ２３により該ケース２内に一つのポット本体３を受け置くことができるよう にしてあるもの、 一つのポット本体３とされて、ケース２内に収容され、上端に着脱自在な蓋３１ を有し、該ポット本体３内部に水と氷を入れることができ、また該ポット本体３ は平面視で多角形状を呈し、ケース２内に置き入れられる時に、ケース２との間 に、ケース２より下方に設けられた一つのファン６が下から上へと吹き送る空気 の通路１５を若干形成するもの、 一つの底座４とされて、その上方周囲に若干の係止溝４１が設けられて、該係止 溝４１が上記ケース２の下方の対応する係止ブロック２２と係合することでケー ス２に組み合わされ、下方に、電池を収容する一つの電池室４２が設けられ並び に一つの電池蓋４３が設けられ、その中、前述の電池が一つのモータの動力を提 供するものとされ、該モータの原動軸５１が底座４の上方の支承面４４より突出 し並びに該原動軸５１がファン６を駆動できるようにしてあり、また、該底座４ の支承面４４が中央が高く、周囲に向けて次第に低く傾斜するように設けられ、 それが底座４両側に設けられた排水孔４４１に連接して水滴を排出しやすくして あり、また底座４の側部に前述のモータの駆動の制御に用いられるスイッチが設 けられたもの、 以上を組み合わせて構成された冷水ポットとしている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図２から図６に示されるように、本考案の冷水ポットは、少なくとも以下のも のを包括する。即ち、 一つの上蓋１とされて、その底部に若干の係止溝１１が設けられて、該係止溝１ １が一つのケース２の上方に設けられた対応する若干の係止ブロック２１と係合 可能とされ、その中、該上蓋１の一側の内部空間に円弧凸面１２（図４参照）が 形成され、下から上に吹き送られる冷気がこの円弧凸面１２に沿って順調に上蓋 １のもう一側に設けられた排気口１３より排出されるようにしてあり、また該上 蓋１の円弧凸面１２を設けた一側の上方に携帯に便利な一つのハンドル１４が設 けられているもの、 一つのケース２とされて、略円筒状を呈し、上方に若干の係止ブロック２１が設 けられて、該係止ブロック２１の上記上蓋１の若干の係止溝１１との係合により 、上蓋１と組み合わせられ、該ケース２の下方にも若干の係止ブロック２２が設 けられて、この下方の係止ブロック２２が、一つの底座４の上方に設けられた係 止溝４１と係合可能とされ、該ケース２の底部に若干のリブ２３が設けられ、該 リブ２３により該ケース２内に一つのポット本体３を受け置くことができるよう にしてあるもの、 一つのポット本体３とされて、ケース２内に収容され、上端に着脱自在な蓋３１ を有し、該ポット本体３内部に水と氷を入れることができ、また該ポット本体３ は平面視で星形を呈し、ケース２内に置き入れられる時に、ケース２との間に若 干の通路１５を形成し、該通路１５が、ケース２より下方に設けられた一つのフ ァン６により下から上へと吹き送られる空気の通路とされるもの、 一つの底座４とされて、その上方周囲に若干の係止溝４１が設けられて、該係止 溝４１が上記ケース２の下方の対応する係止ブロック２２と係合することでケー ス２に組み合わされ、下方に、電池（図には表示せず）を収容する一つの電池室 ４２が設けられ並びに一つの電池蓋４３が設けられ、その中、前述の電池が一つ のモータ（図には表示せず）の動力を提供するものとされ、該モータの原動軸５ １が底座４の上方の支承面４４より突出し並びに該原動軸５１がファン６を駆動 できるようにしてあり、また、該底座４の支承面４４が中央が高く、周囲に向け て次第に低く傾斜するように設けられ、それが底座４両側に設けられた排水孔４ ４１に連接して水滴を排出しやすくしてあり、また底座４の側部に前述のモータ の駆動の制御に用いられるスイッチ（図には表示せず）が設けられているもの。

【０００６】 本考案は以上を組み合わせてなり、底座４のスイッチが押されてモータが起動 すると、モータの原動軸５１の伝動を受けてファン６が回転し、風を上へと吹き 送る。風はケース２とポット本体３の間に形成された通路を上昇してポット本体 ３を介してポット本体３内の氷水により冷やされ、さらに上蓋１内に至り、上蓋 １内部に設けられた下向きに円弧状に突出する円弧凸面１２の案内を受けて上蓋 １上方の排気口１３へと集中して排気口１３より排出されるようにしてある。本 考案はこうして冷気送風機能も兼ね備えたものとされている。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は以下のような効果を有している。 １．場所をとらず、携帯に便利で、屋外での活動に便利であり、ファンにより 吹き送る風をポット本体内の氷水を利用して冷やして冷気として排出することで 、使用者に清涼感を提供することができる。 ２．ポット本体内の氷塊が溶けた後に飲用に供することができる。 ３．星型外形を有するポット本体がケースとの間に形成する間隙が、ファンの 吹き送る風の通路とされて効率的に風が冷やされ、また上蓋内部の円弧凸面によ り冷気が集中的に排気口より排出されるようにしてある。 以上述べたように、本考案の冷水ポットは、氷水を入れる水筒としての機能の ほかに、冷気送風機能を有しており、ゆえに、新規性と実用性、及び産業上の利 用価値を有する考案であるといえよう。

【図面の簡単な説明】

【図１】周知のポータブルタイプの小型扇風機の外観斜
視図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】本考案の分解斜視図である。

【図４】本考案の部分組合せ断面表示図である。

【図５】本考案の冷気送風動作表示図である。

【図６】本考案の底座の別角度から見た部分分解図であ
る。

【符号の説明】

１ 上蓋 １１ 係止溝 １２ 円弧凸面 １３ 排気口 １４ ハンドル １５ 通路 ２ ケース ２１ 係止ブロック ２２ 係止ブロック ２３ リブ ３ ポット本体 ３１ 蓋 ４ 底座 ４１ 係止溝 ４２ 電池室 ４３ 電池蓋 ４４ 支承面 ４４１ 排水孔 ５１ 原動軸 ６ ファン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一つの上蓋１とされて、その底部に若干
   の係止溝１１が設けられて、該係止溝１１が一つのケー
   ス２の上方に設けられた対応する若干の係止ブロック２
   １と係合可能とされ、その中、該上蓋１の一側の内部空
   間に円弧凸面１２が形成され、下から上に吹き送られる
   冷気がこの円弧凸面１２に沿って順調に上蓋１のもう一
   側に設けられた排気口１３より排出されるようにしてあ
   り、また該上蓋１の円弧凸面１２を設けた一側の上方に
   携帯に便利な一つのハンドル１４が設けられているも
   の、一つのケース２とされて、略円筒状を呈し、上方に
   若干の係止ブロック２１が設けられて、該係止ブロック
   ２１の上記上蓋１の若干の係止溝１１との係合により、
   上蓋１と組み合わせられ、該ケース２の下方にも若干の
   係止ブロック２２が設けられて、この下方の係止ブロッ
   ク２２が、一つの底座４の上方に設けられた係止溝４１
   と係合可能とされ、該ケース２の底部に若干のリブ２３
   が設けられ、該リブ２３により該ケース２内に一つのポ
   ット本体３を受け置くことができるようにしてあるも
   の、一つのポット本体３とされて、ケース２内に収容さ
   れ、上端に着脱自在な蓋３１を有し、該ポット本体３内
   部に水と氷を入れることができ、また該ポット本体３は
   平面視で多角形状を呈し、ケース２内に置き入れられる
   時に、ケース２との間に、ケース２より下方に設けられ
   た一つのファン６が下から上へと吹き送る空気の通路１
   ５を若干形成するもの、一つの底座４とされて、その上
   方周囲に若干の係止溝４１が設けられて、該係止溝４１
   が上記ケース２の下方の対応する係止ブロック２２と係
   合することでケース２に組み合わされ、下方に、電池を
   収容する一つの電池室４２が設けられ並びに一つの電池
   蓋４３が設けられ、その中、前述の電池が一つのモータ
   の動力を提供するものとされ、該モータの原動軸５１が
   底座４の上方の支承面４４より突出し並びに該原動軸５
   １がファン６を駆動できるようにしてあり、また、該底
   座４の支承面４４が中央が高く、周囲に向けて次第に低
   く傾斜するように設けられ、それが底座４両側に設けら
   れた排水孔４４１に連接して水滴を排出しやすくしてあ
   り、また底座４の側部に前述のモータの駆動の制御に用
   いられるスイッチが設けられたもの、以上を組み合わせ
   て構成された冷水ポット。