JP3049876B2 - 配線構造 - Google Patents

配線構造

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JP3049876B2
JP3049876B2 JP3272709A JP27270991A JP3049876B2 JP 3049876 B2 JP3049876 B2 JP 3049876B2 JP 3272709 A JP3272709 A JP 3272709A JP 27270991 A JP27270991 A JP 27270991A JP 3049876 B2 JP3049876 B2 JP 3049876B2
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修治 加藤
重親 石原
幹一郎 酒井
努 永岡
浩史 川合
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井部材上に配線する
場合に適用される配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電源からコンセント、スイッ
チ、負荷等への配線は天井パネル上に施され、適宜この
電線をコンセント、スイッチ、負荷等へ導くようになっ
ている(一例として、特開平2−307317号公報参
照)。
【0003】この構造では、予め所定長さ毎に切断され
絶縁被覆された電線ケーブルを多数用意しておき、必要
な長さの電線ケーブルを適宜ピックアップして、電源ブ
レーカーから端末までの回路をブロック毎に工場等で接
続するようになっている。そして、セットとされたもの
を現場へ搬入して適宜箇所に配置するようになってい
る。
【0004】また、配線数が多い場合には分岐ユニット
を天井パネル上に配設し、この分岐ユニットから電線ケ
ーブルが適宜分岐されていくように構成したものもあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の構造においても、作業者が配線図を参照しながら、配
線していくことになるので、配線数が多い場合には作業
が煩雑になると共に配線方向、分岐位置等を誤るおそれ
がある。なお、後者の構造では分岐ユニットを用いてい
るが、この場合においても分岐ユニットから分岐した後
の配線については同様のことがいえるので、依然として
作業の煩雑化及び誤配線の問題は解決されていない。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、配線時の作業
効率を向上させることができると共に作業者が配線方
向、分岐位置等を誤ることを防止することができる配線
構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配線構造
は、天井部材上に設けられ、配線方向を表示する配線方
向表示手段と、前記配線方向と同一方向に配線される複
数の電線を束状とした電線束と、この電線束に設けら
れ、前記配線方向表示手段と一意的に対応する識別手段
と、前記電線束に設けられ、前記天井部材上から室内側
へ該電線束の一部を分岐させる位置を表示する分岐位置
表示手段と、を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明では、天井部材上に配線方向表示手段が
設けられているので、配線方向はこの配線方向表示手段
によって表示されることになる。また、前記配線方向と
同一方向に配線される複数の電線を束状とした電線束に
は、配線方向表示手段と一意的に対応する識別手段が設
けられる。
【0009】このため、作業者が天井部材上で配線する
場合には、電線束の識別手段と配線方向表示手段との対
応をとることにより、電線束(複数の配線)と配線方向
とが一意的に対応することになる。従って、配線時の作
業効率を向上させることができると共に電線束の配線方
向を誤ることが防止される。
【0010】さらに、電線束には天井部材上から室内側
へ電線束の一部を分岐させる位置を表示する分岐位置表
示手段が設けられているので、作業者は電線束の室内側
への分岐位置を容易に判別することができる。従って、
この点においても、配線時の作業効率を向上させること
ができると共に作業者が室内側への電線束の分岐位置を
誤ることが防止される。
【0011】
【実施例】図1〜図3には、本発明に係る配線構造の第
1実施例が示されている。
【0012】図1にはユニット構造による図示しない建
築物における天井付近が示されており、互いに平行に配
置された断面コ字形状の一対の天井梁10、12間には
天井パネル14が配置されている。天井パネル14は、
枠状に組まれたフレーム16とこのフレーム16の下面
に取り付けられたパネル18とで構成されている。
【0013】この天井パネル14が配置された部分を平
面視で見ると、図2に示されるように五つに区画20、
22、24、26、28されており、この内三つの区画
20、22、24が本実施例では用いられている。各区
画20、22、24は配線方向を指示する機能を有して
おり、区画20は図2において矢印A方向を配線方向と
し、区画22は図2において矢印B方向を配線方向と
し、区画24は図2において矢印C方向を配線方向とし
ている。
【0014】また、各区画20、22、24内には、そ
の区画の持つ意味(即ち配線方向である矢印A方向、矢
印B方向、矢印C方向)を表示するための白、黒、青色
が着色された表示マーク32、34、36がそれぞれ付
されている。なお、この区画の仕方は例示であり、必要
とする配線方向の数によって適宜変更される。
【0015】一方、図3に示されるのは、三巻の電線束
38、40、42である。この電線束38、40、42
は、図示しない電源ブレーカーと一端が接続されたメイ
ンケーブルの他端と接続されている。なお、電線束3
8、40、42の内の一つが、図示しない電源ブレーカ
ーと直接または隣のユニットの器具を介して接続される
構成であってもよい。また、各電線束38、40、42
を構成する電線38A、40A、42Aは電線束38、
40、42毎に同一の配線方向とされている。すなわ
ち、電線束38を構成する電線38Aは、すべて配線方
向が図2の矢印A方向のものである。電線束40の電線
40A及び電線束42の電線42Aについても同様であ
る。
【0016】また、各電線束38、40、42の一方の
端部側には、それぞれ白、黒、青色に着色された識別テ
ープ44、46、48が巻き付けられている。なお、識
別テープ44、46、48を巻き付ける位置は、各電線
束38、40、42の一方の端部側に限らず、中間部等
でもよく、各電線束38、40、42の配線方向の識別
が可能な位置であればよい。さらに、各電線束38、4
0、42の長手方向の中間部には、「1、2、3・・
・」といった分岐位置を表示する分岐テープ50、5
2、54が所定の間隔で巻き付けられている。図1に示
されるように、この分岐テープ50、52、54が巻き
付けられた部分から、電線束38、40、42の一部の
電線38A、40A、42Aが順次分岐されて、コンセ
ント、スイッチ、負荷等へと案内されている。
【0017】以下に、本実施例の作用を説明する。ま
ず、作業者によって、図3に示される状態の電線束3
8、40、42が、各電線束38、40、42に巻き付
けられた識別テープ44、46、48の色(白、黒、青
色)と一致する色が着色された表示マーク32、34、
36の区画20、22、24上に載置される。次に、図
1に示されるように、各電線束38、40、42が広げ
られる。その後、各配線束38、40、42の分岐テー
プ50、52、54が巻き付けられた位置から各配線束
38、40、42の電線38A、40A、42Aが分岐
されて室内側のコンセント、スイッチ、負荷等へ案内さ
れる。
【0018】このように本実施例では、配線方向が同一
の電線38A、40A、42Aを束状にして電線束3
8、40、42とし、天井パネル14に配線方向を指示
する表示マーク32、34、36を付し、この表示マー
ク32、34、36と一意的に対応する識別テープ4
4、46、48を各電線束38、40、42に巻付けて
いるので、電線束38、40、42の天井パネル14上
での配線作業を容易に行うことができる。従って、配線
時の作業効率を向上させることができると共に作業者が
配線方向を誤って配線することを防止することができ
る。
【0019】また、本実施例では、各電線束38、4
0、42に分岐位置を表示する分岐テープ50、52、
54を巻き付けているので、各電線束38、40、42
から室内側のコンセント、スイッチ、負荷等への分岐位
置を容易に判別することができる。従って、この点にお
いても、配線時の作業効率を向上させることができると
共に作業者が分岐位置を誤って分岐させることを防止す
ることができる。
【0020】次に、図4〜図6を用いて、本発明に係る
配線構造の第2実施例について説明する。なお、第1実
施例と同一構成部分については簡単に説明する。
【0021】図4及び図6に示されるように、この実施
例では前述した三巻の電線束38、40、42に更に電
線束56を加えて四巻の電線束38、40、42、56
が用いられており、これらの電線束38、40、42、
56はその中央に配置された分岐ユニット64へ接続さ
れている。各電線束38、40、42、56における分
岐ユニット64の近傍には、前述した実施例同様に識別
テープ44、46、48、66及び分岐テープ50、5
2、54、74が巻き付けられている。
【0022】一方、天井パネル82が配置された部分を
平面視で見ると、図5に示されるように四つに区画され
ており、各区画20、22、84、86にはそれぞれそ
の配線方向を指示する白、黒、赤、黄色が着色された表
示マーク32、34、92、94が付されている。
【0023】この実施例においても、作業者は天井パネ
ル82における表示マーク32、34、84、86と同
一の色の識別テープ44、46、48、66が巻き付け
られた電線束38、40、42、56を各区画20、2
2、84、86に載置した後、配線方向(図5の矢印A
方向、矢印B方向、矢印D方向、矢印E方向)に沿って
電線束38、40、42、56を広げればよい。また、
電線束38、40、42、56における電線38A、4
0A、42A、56Aの分岐の仕方も同様に行うことが
できる。
【0024】従って、この実施例においても、前述した
実施例と同様に配線時の作業効率を向上させることがで
きると共に配線方向、分岐位置等を誤って配線すること
を防止することができる。さらに、本実施例によれば、
分岐ユニット64を用いたことにより、現場での結線作
業を少なくすることができ、配線時の作業効率を更に向
上させることができる。
【0025】なお、本実施例では、天井パネル14(も
しくは天井パネル82)に配線方向を指示する表示マー
ク32、34、36(もしくは表示マーク32、34、
92、94)を付しているが、これに限らず、天井梁1
0、12の内側の側面等に付してもよい。また、配線図
等の図面上に書かれた天井パネル上に表示マークを付し
て、この配線図等を見ながら配線するようにしてもよ
い。
【0026】また、本実施例では、表示マーク32、3
4、36(もしくは表示マーク32、34、92、9
4)及び識別テープ44、46、48(もしくは識別テ
ープ44、46、48、66)に色彩を利用し、分岐テ
ープ50、52、54(もしくは分岐テープ50、5
2、54、74)に数字を利用しているが、これに限ら
ず、例えば文字、記号等でもよく、作業者が確実に配線
方向、分岐位置等を判別することができるものであれば
すべて適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る配線
構造は、天井部材上に配線方向表示手段が設けられ、こ
の配線方向表示手段と一意的に対応する識別手段が配線
方向が同一の電線を束状とした電線束に設けられ、しか
も電線束には電線束の一部を天井部材上から室内側へ分
岐させる位置を表示する分岐位置表示手段が設けられて
いるので、配線時の作業効率を向上させることができる
と共に作業者が配線方向、分岐位置等を誤ることを防止
することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配線構造が適用された第1実施例
に係り、電線束及び天井パネル等を示す斜視図である。
【図2】図1の電線束が展開される以前の状態を示す斜
視図である。
【図3】図1の天井パネルを平面視で見た場合の配線方
向を示す指示マークを示す模式図である。
【図4】本発明に係る配線構造が適用された第2実施例
に係り、電線束、分岐ユニット及び天井パネル等を示す
斜視図である。
【図5】図4の電線束が展開される以前の状態を示す図
2に対応する斜視図である。
【図6】図4の天井パネルを平面視で見た場合の配線方
向を示す指示マークを示す図3に対応する模式図であ
る。
【符号の説明】
14 天井パネル(天井部材) 32 表示マーク(配線方向表示手段) 34 表示マーク(配線方向表示手段) 36 表示マーク(配線方向表示手段) 38 電線束 38A 電線 40 電線束 40A 電線 42 電線束 42A 電線 44 識別テープ(識別手段) 46 識別テープ(識別手段) 48 識別テープ(識別手段) 50 分岐テープ(分岐位置表示手段) 52 分岐テープ(分岐位置表示手段) 54 分岐テープ(分岐位置表示手段) 56 電線束 56A 電線 66 識別テープ(識別手段) 74 分岐テープ(分岐位置表示手段) 82 天井パネル 92 表示マーク(配線方向表示手段) 94 表示マーク(配線方向表示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永岡 努 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 川合 浩史 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−133613(JP,A) 特開 昭59−201622(JP,A) 特開 平1−310307(JP,A) 特開 平2−87418(JP,A) 特開 平2−307317(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/38 H01B 7/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井部材上に設けられ、配線方向を表示
    する配線方向表示手段と、 前記配線方向と同一方向に配線される複数の電線を束状
    とした電線束と、 この電線束に設けられ、前記配線方向表示手段と一意的
    に対応する識別手段と、 前記電線束に設けられ、前記天井部材上から室内側へ該
    電線束の一部を分岐させる位置を表示する分岐位置表示
    手段と、 を有することを特徴とする配線構造。
JP3272709A 1991-10-21 1991-10-21 配線構造 Expired - Lifetime JP3049876B2 (ja)

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JPH05115116A JPH05115116A (ja) 1993-05-07
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