JP2003059353A - 自動車用電線のコネクタ接続方法および接続構造 - Google Patents

自動車用電線のコネクタ接続方法および接続構造

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JP2003059353A JP2001244118A JP2001244118A JP2003059353A JP 2003059353 A JP2003059353 A JP 2003059353A JP 2001244118 A JP2001244118 A JP 2001244118A JP 2001244118 A JP2001244118 A JP 2001244118A JP 2003059353 A JP2003059353 A JP 2003059353A
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wires
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electric
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Kenichi Uchiyama
賢一 内山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車に配索されている電線色の種類を低減
した場合におけるコネクタへの誤結防止を図る。 【解決手段】 1つの多極コネクタに接続される複数の
自動車用電線を、同一の行き先毎に1つのチューブ内部
に収容してチューブドワイヤーとし、1つのチューブド
ワイヤー内の複数の電線は全て電線色を変えると共に、
各チューブドワイヤーの電線と接続するコネクタのキャ
ビテイを近接位置にまとめて区画し、キャビテイに接続
する電線の配列表に、上記区画した部分毎にはチューブ
ドワイヤーを特定する表示を付すと共に電線色を表示し
ておき、電線をコネクタのキャビテイに挿入する時に、
各チューブドワイヤーの電線を表示された該当の区画内
で且つ表示された電線色に対応したキャビテイに挿入接
続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用電線のコネ
クタ接続方法および接続構造に関し、特に、電線色の種
類を減少する場合において、多極コネクタへの電線の接
続時に誤結を発生させないようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車には数百本の電線が配線さ
れており、これら電線は、自動車の所要部位毎にワイヤ
ハーネスとしてまとめて組み立てられている。これらワ
イヤハーネスのうち、エンジンハーネス、エンジンルー
ムハーネス、カウルハーネス、インパネハーネス等の大
型ワイヤハーネスは、少ない場合でも30本〜50本
で、通常は100〜300本の電線からなる。
【0003】これらのワイヤハーネスは、図1に示すよ
うに、多数本の電線Wを幹線から支線が分岐する状態で
テープ巻き等で集束し、かつ、各電線の端末にはコネク
タCが接続されていると共に、所要箇所に車体係止用の
クリップや保護用のプロテクタ、コルゲートチューブ等
の外装材が取り付けられた状態で組み立てられている。
【0004】電線Wは、図2に示すように、その端末に
端子Tを接続し、これら端子TをコネクタCのキャビテ
イa、b、c,…に挿入しているが、キャビテイへの端
子の挿入時に誤結を防止するため、作業員が電線の種類
を識別できるように電線色を変えている。
【0005】電線色は図3に示すように、芯線1に被覆
する絶縁被覆2を赤、青、黄、緑、黒…等の一色のみか
らなる無地の地色3aの電線5と、地色3aに軸線方向
のストライプ3bを2本設けたストライプ入りの電線6
の2種類を設け、地色3aの色、ストライプ3bの色を
変えて、作業者が電線の識別をできるようにしている。
なお、絶縁被覆2の地色3aは、絶縁被覆全体を着色し
ている場合と、絶縁被覆2の表面に着色している場合が
あり、ストライプ3bは絶縁被覆の表面に着色してい
る。また、電線Wは、地色3aのみの電線5、ストライ
プ3bを入れた電線6のいずれの場合も、軸線方向に間
隔をあけて、シルバー、赤、黒…等からなる点状のマー
キング3cを施している。このマーキング3cは絶縁被
覆の材質、厚さ、芯線直径、電線サイズ等に応じて付さ
れているものであり、地色3a、ストライプ3bとから
なる所謂電線色には含まれない。
【0006】上記のように電線色を多数設けるととも
に、図4に示すように、ワイヤハーネスの組み立て作業
台に配列表を配置し、1つのコネクタの各キャビテイに
挿入する電線色を色分け標記し、作業者が電線Wをコネ
クタCに結合する時に誤結が発生しないようにされてい
る。即ち、電線の行き先(電線が構成する回路)に応じ
て電線色を変えて、所要の電線色の電線を所定のキャビ
テイに挿入して回路を接続している。なお、電線色を間
違えてコネクタのキャビテイに挿入すると、所期の回路
が形成できなくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、1つの
コネクタCの各キャビテイa、b,c…に接続する電線
Wを電線色で規定しているため、コネクタのキャビテイ
が多極化すると、誤結防止のために電線色の種類を多数
とする必要がある。近時、コネクタが多極化し、キャビ
テイ数も40極等の大型コネクタの使用も増加している
ことより、電線色の種類も多数となっている。現状で
は、地色が13色で、ストライプの色を変えて組み合わ
せることにより、電線色は46色程度と多数になってい
る。
【0008】このように、電線色を多種類とすると、電
線の製造コストが大幅にアップする問題がある。また、
細径電線の場合、ストライプの幅と地色の幅とが同一幅
となり、どちらが地色か不明となりやすく、また、スト
ライプおよび地色とも細幅となるため、その色が何色か
も見分けにくくなり、作業者の負担が増加している等の
問題もある。一方、電線色を減少すると多極コネクタに
は同一色の電線が複数本接続されることにより、誤結が
発生しやすくなる。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、電線色を減少し、かつ、コネクタへの誤結が発生し
ないようにすることを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、1つの多極コネクタに接続される複数の
自動車用電線を、同一の行き先毎に1つのチューブ内部
に収容してチューブドワイヤーとし、1つのチューブド
ワイヤー内の複数の電線は全て電線色を変えると共に、
上記各チューブドワイヤーの電線と接続するコネクタの
キャビテイを近接位置にまとめて区画し、キャビテイに
接続する電線の配列表に、上記区画した部分毎にはチュ
ーブドワイヤーを特定する表示を付すと共に電線色を表
示しておき、上記電線をコネクタのキャビテイに挿入す
る時に、各チューブドワイヤーの電線を表示された該当
の区画内で且つ表示された電線色に対応したキャビテイ
に挿入接続させる自動車用電線のコネクタ接続方法を提
供している。
【0011】上記1つのチューブドワイヤー内の電線色
は全て変えているが、他のチューブドワイヤーの電線色
とは同一色としてもよい。即ち、第1チューブドワイヤ
ー内に赤色の電線がある場合、第2チューブドワイヤー
内に赤色の電線があっても良い。
【0012】1つのチューブドワイヤー内に挿通して、
まとめる電線は、上記のように同一の行き先毎、即ち、
同一の機器側へと配線される電線をまとめ、例えば、6
本の全て電線色が相違する電線を絶縁樹脂製のチューブ
からなるシース内に収容している。シース内に収容した
電線はコネクタ接続側でシース先端より突出させて、電
線色が見えるようにしており、かつ、各電線先端にコネ
クタのキャビテイに挿入係止される端子を接続してい
る。
【0013】コネクタに電線を挿入する作業箇所に配置
する配列表には、各チューブドワイヤーの区画を表示し
ているため、該当するチューブドワイヤーの電線は表示
された区画内のキャビテイに間違いなく接続でき、か
つ、各区画内でキャビテイに全て異ならせて色分け表示
しているため、チューブドワイヤー内の各電線は色分け
表示されたキャビテイに間違いなく接続することができ
る。
【0014】このように、チューブドワイヤー内では電
線色を変えているが、別のチューブドワイヤーの電線色
とは同一としても誤結が発生しないため、多極コネクタ
であっても同一色の電線を使用でき、しかも誤結を発生
させないようにすることができ、電線色の統合を図るこ
とができる。
【0015】また、本発明は自動車用電線を多極コネク
タに接続し、該コネクタのキャビテイに接続する電線の
一部または全部を同一の行き先毎に1つのチューブ内部
に収容してチューブドワイヤーとし、上記各チューブド
ワイヤー内の複数の電線は全て電線色を変えると共に、
各チューブドワイヤーの電線と接続するコネクタのキャ
ビテイを近接位置にまとめて区画していることを特徴と
する自動車用電線のコネクタ接続構造を提供している。
該コネクタ接続構造は前記した接続方法等を用いて構成
しており、1つの多極コネクタのキャビテイに接続する
電線の一部または全部を上記チューブドワイヤーとして
まとめている電線からなる。即ち、コネクタの全てのキ
ャビテイに接続する電線をチューブドワイヤーでまとめ
た電線から構成してもよい。あるいは、一部の電線をチ
ューブドワイヤーでまとめた電線とし、他の電線はチュ
ーブドワイヤーでまとめていないバラバラの電線でもよ
い。このチューブドワイヤーでまとめていない電線は、
接続するキャビテイが少ない場合には、全て電線色を変
えることが好ましいが、同一色の電線は少なくとも同一
段ではキャビテイを3つあけ、上下同一列ではキャビテ
イを2つあけ、上下相違する段の斜め方向ではキャビテ
イを1つあけて接続させることが好ましい。
【0016】上記のように複数の電線をチューブドワイ
ヤーにまとめると、電線色の種類を減少してもコネクタ
への誤結発生を防止することができる。この場合、自動
車用電線の色数は12〜14種類とし、従来の46色と
比較して、1/3程度に色数を低減している。
【0017】上記自動車用電線の色数は12〜14種類
に統合できる理由は下記による。多数の電線群を集束す
ると共にこれら電線群に所要のコネクタを接続して組み
立て、自動車の所要領域内にそれぞれ配索されるワイヤ
ハーネスのうち、最大電線本数のワイヤハーネスを基準
として、必要電線色数を下記の数値以下としている。 必要電線色数={(総電線本数/総コネクタ数)+(総
キャビテイ数/総コネクタ数)}×1.5 総電線本数:最大本数のワイヤハーネスの総電線本数 総コネクタ数:最大本数のワイヤハーネスに取り付けら
れるコネクタ数 総キャビテイ数:最大本数のワイヤハーネスに取り付け
られる全コネクタのキャビテイ(端子収容室)数を合計
した数
【0018】必要電線色数は、電線本数、コネクタ数、
コネクタのキャビテイ数と相関があり、上記した式で近
似される。即ち、上記した式より、1つのコネクタのキ
ャビテイに接続する電線色が同一とならないように、必
要電線色を最大数を求め、この最大数以下の個数に電線
色を色分けしている。上記(総電線本数/総コネクタ
数)より、1コネクタ当たりの電線本数の平均値が求め
られ、1コネクタ当たりの電線本数が増加すると、必要
電線色は増加する傾向となる。また、(総キャビテイ数
/コネクタ数)より、1コネクタ当たりの平均キャビテ
イ数が求められ、1コネクタ当たりのキャビテイ数が増
加すると、必要電線色は増加する傾向となる。なお、総
電線本数/総コネクタ数、および総キャビテイ数/総コ
ネクタ数は、極数の少ない小型コネクタが多く、極数の
多いコネクタが少ない場合には、上記1コネクタ当たり
の平均電線本数および平均キャビテイ数は少なくなる。
しかしながら、多極コネクタでは上記求められた数値よ
りも多数の電線色が必要となるため、(総電線本数/総
コネクタ数)+(総キャビテイ数/総コネクタ数)の合
計に、安全補正値の1.5を乗している。
【0019】即ち、1コネクタ当たりの平均キャビテイ
数が9以上の場合には、(総電線本数/総コネクタ数)
+(総キャビテイ数/総コネクタ数)の合計に、安全補
正値の1.5を乗しておらず、 必要電線色数=(総電線本数/総コネクタ数)+(総キ
ャビテイ数/総コネクタ数) より求めている。言い換えると、(総キャビテイ数/総
コネクタ数)が9未満であると、上記安全補正数の1.
5を乗じている。
【0020】上記のように、電線本数が最も多く、よっ
て、キャビテイ数が多い多極コネクタが多数使われてい
るワイヤハーネスにおいて必要電線色数を決定すると、
他のワイヤハーネスにおいても、決定した種類の電線色
で、作業者は電線を識別して、コネクタへ電線を結合で
き、誤結の発生を防止することができる。よって、自動
車全体で使用する電線色の上記必要電線色数以下とする
ことができる。
【0021】また、計算の基準として電線本数が最大の
ワイヤハーネスを基準とする代わりに、自動車の所要領
域内にそれぞれ配索されるワイヤハーネスのうち、コネ
クタのキャビテイ数が最大の多極コネクタを備えている
ワイヤハーネスを基準とし、該ワイヤハーネスに取り付
けられるコネクタの平均キャビテイ(端子収容室)の数
が9極以上の場合には、下式求められる必要電線色数以
下に設定していもよい。 必要電線色数=(総電線本数/総コネクタ数)+(総キ
ャビテイ数/総コネクタ数) 但し:総キャビテイ数/総コネクタ数≧9 総電線本数:最大本数のワイヤハーネスの総電線本数 総コネクタ数:最大本数のワイヤハーネスに取り付けら
れるコネクタ数 総キャビテイ数:最大本数のワイヤハーネスに取り付け
られる全コネクタのキャビテイ(端子収容室)数を合計
した数
【0022】通常、電線本数の最大のワイヤハーネスに
最大の多極コネクタが用いられている場合が多いが、電
線本数の総数が最大のワイヤハーネスよりも若干電線本
数が少ない第2番目あるいは第3番目のワイヤハーネス
の方が多極コネクタが多く用いられている場合もある。
電線色は多極コネクタへの誤結防止のために多数の色に
識別しているものであるためよって、この場合には、最
大の多極コネクタが用いられているワイヤハーネスを基
準として上記計算式より求めた電線色としている。
【0023】近時市販されている自動車において、上記
した式より求めた必要電線色は12〜14の範囲で、1
3となる場合が多い。よって、本発明では、自動車に配
索される全電線における電線色数は、地色のみと、スト
ライプ入りとを含めて12〜14種類以下、最も好まし
くは13種類としている。上記のように、必要電線色を
13等と低減できるため、前記したように、ストライプ
なしの地色のみからなる電線色で対応することができ、
自動車に搭載する電線色は、ストライプ無しの13色の
無地色の電線のみから構成することができる。
【0024】上記電線には、無地の地色のみ、あるいは
地色に軸線方向のストライプが入れられているいずれの
場合も、さらに、軸線方向に間隔をあけて点状のマーキ
ングが付されている。即ち、マーキングは本発明で規定
する電線色には含めておらず、よって、地色が同一でマ
ーキングの有無やマーキングの個数が相違しても、1つ
の電線色としている。
【0025】上記電線色の種類を低減できることによ
り、自動車に配索する電線を全て、ストライプ無しの一
色の地色のみからなる電線色とすると、ストライプの塗
布工程をなくすことができ、電線の加工工程が低減さ
れ、電線加工費の大幅削減を図ることができる。また、
細径電線においては、ストライプを無くすことにより、
電線色の識別が容易となり、作業者の識別負担を軽減で
きる。なお、地色のみの電線と、この地色に別色のスト
ライプ入りの電線とを合わせた電線色を上記で求めた必
要電線色以下としてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。図5(A)(B)は、1段10極で、3段で、合計
30極のキャビテイを有する多極コネクタの配列パター
ンを示す。即ち、配列表を示すものである。上記多極コ
ネクタは自動車用ワイヤハーネスとして結束される電線
端末の端子が接続されるコネクタであり、本実施形態で
は自動車用電線は図6に示すように、地色のみの13色
の電線w−1〜W−13よりなる。図中、Mはマーキン
グを示し、〜(13)は電線色を示す。
【0027】図5(A)中に斜線で区分けしている2箇
所の区画部分I、IIは図7に示す第1チューブドワイ
ヤー10と第2チューブドワイヤー20の電線を接続す
るキャビテイである。区画部分Iは第1段のキャビテイ
a〜fの6個の並列したキャビテイをまとめたものであ
る。区画部分IIは第2段と第3段のキャビテイg〜j
の4個のキャビテイをまとめたものである。残りの斜線
で囲まれていないキャビテイはチューブドワイヤーでま
とめた電線ではなく、通常の1本づつの電線を接続する
キャビテイである。
【0028】図5(B)に示すように、区画部分I、I
Iのキャビテイおよび他のキャビテイには電線色で色分
けした丸印を付している。区画部分Iでは全て異なる色
の丸印〜を付すと共に、区画部分IIにも全て異な
る色の丸印〜を付している。区画部分IとIIの丸
印ととは同一色であり、他の丸印〜も同一色で
ある。即ち、チューブドワイヤーでまとめられる電線同
士は全て異なる色としているが、第1チューブドワイヤ
ー10と第2チューブドワイヤー20の電線とは同一色
の電線を含んでいる。
【0029】さらに、区画部分I、II以外のキャビテ
イも〜(13)で色指定している。この色には第1、第2
チューブドワイヤーの区画部分I、IIと同一色を含ん
でいるが、同一色は下記の(イ)(ロ)(ハ)の規則で
設定している。 (イ)同一段では横方向に3キャビテイ以上をあける。 (ロ)上下同一列の縦方向では2キャビテイ以上をあけ
ている。 (ハ)上下異なる段で斜め方向には1キャビテイ以上を
あけている。
【0030】上記〜(13)の色指定された部分には、そ
れぞれ図6に示す13種類に色分けされた電線W−1〜
W−13が挿入される。
【0031】第1チューブドワイヤー10、第2チュー
ブドワイヤー20は図7に示すように、第1チューブド
ワイヤー10では6本の電線色が相違する電線Wを絶縁
樹脂製のチューブからなるシースSに通した構成として
おり、第2チューブドワイヤー20は4本の電線色が相
違する電線WをシースSに通した構成としている。これ
ら第1、第2チューブドワイヤー10、20でまとめる
電線は同一の行き先となる電線(即ち、同一の負荷側機
器に接続される電線)からなる。
【0032】上記した設定とすると、第1チューブドワ
イヤー10の電線は、配列表に従って、区画部分Iのキ
ャビテイa〜fに接続され、該区画部分Iにおいては全
て異なる色で接続するキャビテイが指定されているた
め、誤結を発生させない。第2チューブドワイヤー20
も同様である。残りのキャビテイにも上記した規則に従
って同一色の電線は、作業員が見誤ることがない間隔を
あけて接続するように指定しているため、誤結発生を無
くすことができる。このように、電線色を13種類に統
合しても、30極の多極コネクタにおいて、誤結を発生
させない配列とすることができる。
【0033】図8(A)(B)は第2実施形態を示し、
上記30極の多極コネクタのキャビテイに接続する電線
を5つのチューブドワイヤーでまとめた電線とし、よっ
て、キャビテイの全てをすべて4つの区画I〜Vにまと
めている。区画I〜IVはいずれも6個のキャビテイか
らなり、これらの区画内では電線色を変えているが、他
の区画の電線とは同一色としている。よって、区画I〜
IVのいずれも電線色の〜としているため、このコ
ネクタに接続する電線色の6種類で足りることとなる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、従来は自動車において必要とされていた電線
色を1/3以下程度まで削減しているため、電線の製造
コストの大幅な低減を図ることができる。また、必要電
線色が減少することにより、コネクタでの誤結が発生し
やすくなるが、チューブドワイヤーを用い、チューブド
ワイヤーでまとめれた電線を接続する区画を分けている
ため、別のチューブドワイヤーの電線と同一色の電線が
存在しても誤結を発生させないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車の各部位に配索するワイヤハーネスの
概略斜視図である。
【図2】 コネクタのキャビテイへの電線の挿入状態を
示す概略図である。
【図3】 電線の種類を示す斜視図である。
【図4】 配列表を示す図面である。
【図5】 (A)(B)は本発明の第1実施形態のコネ
クタへの配列パターンを示す図面である。
【図6】 本発明の自動車用電線を示す図面である。
【図7】 チューブドワイヤーでまとめられた電線を示
す斜視図である。
【図8】 第2実施形態のコネクタへの配列パターンを
示す図面である。
【符号の説明】
10 コネクタ a〜j キャビテイ 1 芯線 2 絶縁被覆 3a 地色 3b ストライプ 3c、M マーキング W 電線 W−1〜W13 地色のみの電線 I〜IV チューブドワイヤーの電線を接続するキャビ
テイの区画 I’、II’ チューブドワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/04 H02G 3/04 J 3/38 3/28 F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの多極コネクタに接続される複数の
    自動車用電線を、同一の行き先毎に1つのチューブ内部
    に収容してチューブドワイヤーとし、 1つのチューブドワイヤー内の複数の電線は全て電線色
    を変えると共に、 上記各チューブドワイヤーの電線と接続するコネクタの
    キャビテイを近接位置にまとめて区画し、 キャビテイに接続する電線の配列表に、上記区画した部
    分毎にはチューブドワイヤーを特定する表示を付すと共
    に電線色を表示しておき、 上記電線をコネクタのキャビテイに挿入する時に、各チ
    ューブドワイヤーの電線を表示された該当の区画内で且
    つ表示された電線色に対応したキャビテイに挿入接続さ
    せる自動車用電線のコネクタ接続方法。
  2. 【請求項2】 自動車用電線を多極コネクタに接続し、
    該コネクタのキャビテイに接続する電線の一部または全
    部を同一の行き先毎に1つのチューブ内部に収容してチ
    ューブドワイヤーとし、 上記各チューブドワイヤー内の複数の電線は全て電線色
    を変えると共に、各チューブドワイヤーの電線と接続す
    るコネクタのキャビテイを近接位置にまとめて区画して
    いることを特徴とする自動車用電線のコネクタ接続構
    造。
  3. 【請求項3】 自動車用電線に色数は12〜14種類で
    ある請求項2に自動車用電線のコネクタ接続構造。
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