JP3049764U - 記録機能付きの携帯可能な電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 会話内容を、後で自分の好きな時に好きな場
所で聞き直すことができる電話機を提供する。 【解決手段】 携帯可能な電話機１に、会話内容を送信
信号と受信信号とを区別可能に記録媒体に記録する記録
部２と、該記録部２に記録した内容を送受信信号を選択
して再生する再生部３と、記録・再生時の動作を操作す
るスイッチ部４とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

【０００２】 本考案は、記録機能付きの携帯可能な電話機に関し、詳細には、会話の記録機 能を備えたパーソナルハンディホンシステム（ＰＨＳ）や携帯電話に関する。

【０００３】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

【０００４】 従来より、パーソナルハンディホンシステム（ＰＨＳ）や携帯電話は、一般に 広く普及しており、もはや多くの人が、日常的に電話機を携帯しているようにな りつつある。

【０００５】 従来における、上記の携帯可能な電話機は、主に通信手段としてのみ利用され るものであり、他の機能は持ち合わせていなかった。

【０００６】 一方、例えば、英会話の学習手段として英会話スクール等が広く利用されてお り、電話を利用した英会話スクール等も見受けられる。

【０００７】 しかしながら、会話内容を後で聞き直すことができず、十分な学習効果を得る ことができなった。

【０００８】 そのため、会話内容を、後で自分の好きな時に好きな場所で聞き直すことがで きるものが求められていた。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

【００１０】 本考案者は、上記課題を解決するために、鋭意研究を進めた結果、パーソナル ハンディホンシステム（ＰＨＳ）や携帯電話は、既に一般に広く普及し多くの人 が日常的に電話機を携帯していることに着目した。

【００１１】 そして、該携帯可能な電話機について、会話内容の記録及び再生時の動作を操 作可能なものとすることで、会話内容を後で自分の好きな時に好きな場所で聞き 直すことができることを見い出し、本考案を完成させるに至った。

【００１２】 即ち、本考案の課題を解決するための手段は、下記のとおりである。

【００１３】 第１に、会話内容を送信信号と受信信号とを区別可能に記録媒体に記録する記 録部と、該記録部に記録した内容を送受信信号を選択して再生する再生部と、記 録・再生時の動作を操作するスイッチ部とを備えたことを特徴とする、記録機能 付きの携帯可能な電話機。 第２に、会話内容を送信信号と受信信号とを区別可能に記録媒体に記録する記 録部と、該記録部に記録した内容を送受信信号を選択して再生する再生部と、記 録・再生時の動作を操作するスイッチ部とを備え、記録媒体を交換可能なものと したことを特徴とする、記録機能付きの携帯可能な電話機。

【００１４】 会話内容を送信信号と受信信号とを区別して記録媒体に記録するには、別々の 記録領域を設けた一個の記録媒体を用いることができる他に、２個の記録媒体を 、送信信号の記録用の記録媒体と受信信号の記録用の記録媒体とに分けることが できる。

【００１５】

【実施例】

【００１６】 以下、図面を参照しながら、本考案の記録機能付きの携帯可能な電話機の一実 施例について説明する。

【００１７】 図１は、本考案の記録機能付きの携帯可能な電話機の一実施例の概略図である 。

【００１８】 図１に示すように、本実施例の記録機能付きの携帯可能な電話機１は、会話内 容を送信信号と受信信号とを区別可能に記録媒体に記録する記録部２と、該記録 部２に記録した内容を送受信信号を選択して再生する再生部３と、記録・再生時 の動作を操作するスイッチ部４とを備えたものである。

【００１９】 記録部２は、記録媒体として、図示は省略するが着脱可能なＩＣメモリーを有 している。

【００２０】 該ＩＣメモリーは、送信信号の記録領域と、受信信号の記録領域とを有するも のである。

【００２１】 再生部３は、記録媒体に記録された通信内容について、受信内容のみの再生と 、送信内容のみの再生と、送受信内容の再生とを、切り替え可能な回路を有する ものである。

【００２２】 スイッチ部４は、図示は省略するが、会話の内容の記録開始及び終了の操作を 行うスイッチと、再生時に受信内容のみの再生と、送信内容のみの再生と、送受 信内容の再生を切り替えるスイッチと、再生開始及び終了の操作を行うスイッチ と、再生位置を選択するスイッチとを有している。

【００２３】 また、本実施例の記録機能付きの携帯可能な電話機１は、音声の入出力を、外 部のマイク機能付きのイヤホン等で行うためのイヤホンマイク端子５を備え、電 話機１の本体の上部にも、通常の会話で相手の音声を鳴らすと共に、再生された 音声を外部へ鳴らすスピーカー６を備えている。

【００２４】 イヤホンマイク端子５及びスピーカー６は、電話として利用する際に相手の音 声を発生する回路に接続されている他に、再生部３に通じる回路にも接続されて いる。

【００２５】 図１中、７はスイッチ部４の操作や電話番号等を表示する液晶の表示部、８は スイッチ部４の機能や一般の電話の機能を利用する際に使用する数字の表示キー やその他の機能キーを設けた操作部、９は音声を入力するために利用するマイク を示している。

【００２６】 なお、スイッチ部４は、図示は省略するが、操作部８とは別に電話機１の本体 に別途設けることもできるし、イヤホンマイク端子５に接続可能なイヤホンマイ クに設けることできる。

【００２７】 上記の電話機１は、通常は一般の電話機として使用し、例えば、電話による英 会話のレッスンを受ける際には、スイッチ部４を操作し、記録部２の記録媒体に に会話の内容を送信信号と受信信号とを区別して記録する。

【００２８】 そして、後で、好きな場所好きな時間に、スイッチ部４を操作し、記録部２の 記録媒体に記録された内容を、再生部３により、送受信の音声信号を選択して再 生し、反復学習を行うことで学習効果を高めることができる。

【００２９】 また、記録媒体を取り外して、新たな記録媒体を装着し、次のレッスンの内容 を別の記録媒体に記録することで、従前のものでも記録媒体を取り替えることで 反復学習することが可能となる。

【００３０】 なお、本考案の電話機は、英会話のレッスン等の使用に限定されず、例えば音 楽専用局に電話し、音楽を受信信号として受信用の記録媒体に記録し、後で好き な時に好きな場所で受信信号を選択して再生することで、音楽を聞くことが可能 となる。

【００３１】

【考案の効果】

【００３２】 本考案の記録機能付きの携帯可能な電話機は、一般の電話として通信手段とし て利用されるのみならず、会話内容を記録し、再生することができるので、会話 や受信内容を、後で自分の好きな時に好きな場所で聞き直すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の記録機能付きの携帯可能な電話機の一
実施例の概略図

【符号の説明】

１ 電話機 ２ 記録部 ３ 再生部 ４ スイッチ部 ５ イヤホンマイク端子 ６ スピーカー ７ 表示部 ８ 操作部 ９ マイク

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 会話内容を送信信号と受信信号とを区別
   可能に記録媒体に記録する記録部と、該記録部に記録し
   た内容を送受信信号を選択して再生する再生部と、記録
   ・再生時の動作を操作するスイッチ部とを備えたことを
   特徴とする、記録機能付きの携帯可能な電話機。
2. 【請求項２】 会話内容を送信信号と受信信号とを区別
   可能に記録媒体に記録する記録部と、該記録部に記録し
   た内容を送受信信号を選択して再生する再生部と、記録
   ・再生時の動作を操作するスイッチ部とを備え、記録媒
   体を交換可能なものとしたことを特徴とする、記録機能
   付きの携帯可能な電話機。