JP3049402U - 斜角噴霧缶 - Google Patents

斜角噴霧缶

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JP3049402U
JP3049402U JP1997011582U JP1158297U JP3049402U JP 3049402 U JP3049402 U JP 3049402U JP 1997011582 U JP1997011582 U JP 1997011582U JP 1158297 U JP1158297 U JP 1158297U JP 3049402 U JP3049402 U JP 3049402U
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喜八 井上
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Abstract

(57)【要約】 〔課 題〕狭い機械空間を指先一つの感覚で、潤滑する
目的個所へ潤滑剤等を散布を可能とし、機械部品の潤滑
が行える噴霧缶を得る。 〔解決手段〕充填物と噴霧する圧力ガスを封入した円筒
缶体の頂部に設けたドーム状突起と、ドーム状突起の頂
上部に設けた噴出口と、前記噴出口に被せた横方向に噴
出管を突出する噴射ノズルより成る噴霧缶を用い、前記
ドーム状突起に凹所を設けて噴出管に傾角を持たせるこ
とで解決した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は、化粧品、薬品、並びに潤滑剤等を噴霧状に噴出するための 噴霧容器に関し、特に狭い機械空間における洗浄剤噴霧に有効な傾斜角 を有する噴霧容器に関する。
【0002】 〔従来の技術〕 一般に噴霧状に内容充填物を噴出する缶容器は、缶口に取付けられた ノズルの噴出口から、缶内に充填したガス圧を利用し、充填内容物を霧 状にして噴出口より吐出する構造となつており、化粧品の散布、薬品並 びに潤滑剤の散布及び塗料等の吹付け等に広く利用されている。 この噴霧缶入り充填物は、充填物を噴出口を通じて目的の個所に目的 とする内容物を霧状にして吹付散布するのであるから、使い勝手が良く 且つ簡便であるとの利点より、各種各様の内容充填物が販売されて利用 されており、その面からも我々の実生活の向上に寄与している。
【0003】 しかしながらこのような噴霧缶の噴出口の向きは、一般的には缶の中 心線上に位置する噴出口より上向きに噴出する構造となつており、この 噴出口に噴射口を被せ、噴射口内でその径路を略々直交する方向に曲げ 、従つて中心線に直交する方向に噴出するのが通常である。 このような噴霧缶の潤滑剤を用い、特に複雑な機械等の構造空間に潤 滑剤等を噴霧し、ネジ等の機械部品を潤滑する場合、例えば自動車整備 作業に利用する場合、一般的には作業員が自動車の下に潜り込み、車の 下から上向きになつて目の行き届かない狭い機械空間を、指先一つの作 業感覚で潤滑剤を散布してネジ等の機械部品を潤滑しなければならない 等の作業が多く発生し、困難な作業を遂行するために、これが対策が強 く望まれていた。
【0004】 〔考案が解決しようとする課題〕 このような狭い機械空間を指先一つの感覚で潤滑剤を散布してネジ等 の機械部品を潤滑しなければならない場合、従来より市販されている構 造の噴霧缶では、潤滑する個所への潤滑剤の散布が構造上困難か或は作 業性が極めて悪くなり、そのために狭い機械空間においても、容易に潤 滑剤を目的個所に散布を可能とし、ネジ等の機械部品の潤滑が行える噴 霧缶の開発が強く望まれていた。
【0005】 〔課題を解決するための手段〕 充填物と噴霧するガス圧を封入した円筒形缶体の頂部に設けられたド ーム状突起とドーム状突起の頂上部に設けた噴出口と、前記噴出口に被 せた直角方向に噴出管を突出させた噴射口より成る噴霧缶に、前記ドー ム状突起に凹所を設け、噴出管に傾角を持たせることにより斜上方に潤 滑剤を噴出させることで、この問題を解決した。 又、噴射口内通路に仰角を設けるか、或は噴出管を上方に仰角を持た せても同様な効果を得る。
【0006】 〔考案の実施の形態〕 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1並びに図2は、本考案実施例に係る斜角噴霧缶の側面図並びに背 面より見た外観図である。 図3は、本考案実施例に係る斜角噴霧缶の側面より見た断面図である 。 図4は、本考案実施例に係る斜角噴霧缶の別の実施例における側面断 面図である。
【0007】 一般的な噴霧缶20は、図5に示すような円筒形をしており、頂部に は丸屋根状のドーム突起24があり、ドーム突起24の中心線上の頂上 部には噴出口21が突出している。 噴出口21は、バネ等の弾性体により付勢された開閉弁で、常時は閉 となつており、噴出口21を上から下へ押し込んだ時に弁は開となり、 噴霧缶20に充填されている潤滑剤・化粧品・ペンキ等の充填物が、同 時に封入されているガス圧と混合して霧状となり、噴出口21より混合 気体となつて噴出する。
【0008】 この噴出口21には、硬質合成樹脂より成る円錐形の噴射口22が嵌 合されており、噴出する混合気体の径路がこの中で90度方向が曲げら れ、横方向に嵌合された可撓性のある噴出管23を通じ、目的個所に目 的とする噴霧充填物を散布できるようになつている。
【0009】 しかしながら狭い機械空間において、噴霧缶20に対し直角方向に被 潤滑機械部品が存在するとは限らず、角度を持つた位置に存在する錆び たネジ部品の動きを良くしなければならない場合も発生するが、この場 合、従来の噴霧缶20では、可撓性のある噴出管23を目的方向に向け て潤滑剤を噴出させねばならないが、この作業の場合、一方の手で噴霧 缶20を操作し、そして他の手で噴出管23を押えて方向性を確保する という作業となり、車輌の下に潜り込んで上向きになつている作業者に とつては、可成りの大きな負担となり、困難な作業を遂行せざるを得な かつた。
【0010】 本考案の斜角噴霧缶1は、図1〜図3に示すように、円筒形の缶体に 、通常ならば丸屋根状のドーム突起に代えて、一方に凹所7で示す凹所 を有するドーム突起2となつており、その頂部に噴出口3が噴霧缶1の 中心線に対し30〜45度程度の角度を有して突出している。
【0011】 この噴出口3には、円錐形状で硬質合成樹脂の噴射口4が嵌合されて おり、噴射口4内で混合噴霧充填物の通路5が略々直角に曲げられ、出 口部分に挿入されている噴出管6を通じて目的個所に充填物が散布され る。 この噴射口4は、噴出口3の噴射口であると同時に、噴出口3の押釦 と兼用になつており、作業者が噴霧缶1を手に持つて、人差指を噴射口 4に当てて押し下げると、本考案の噴霧缶1は噴出口3が傾斜している ので、ドーム状突起があると指の腹がドームに当接し、押下げるときの 作業の邪魔となり、そのためドーム突起2には指の腹が当接しないよう に、傾斜方向の背部に凹所7を設け、人差指の腹がドーム突起2に当接 しないように構成した。
【0012】 このような斜角噴霧缶1を用いると、噴出管6は常時30〜45度程 度の範囲で上向きとなつているので、狭い機械空間のネジ部品等の潤滑 に際しては、両手で操作することもなく、片手で操作できるので、狭く て目視の困難な機械空間でも、指先一つの感覚で機械空間に潤滑剤を散 布でき、錆びたネジ部品等の動きを良くすることが可能である。
【0013】 この場合、ドーム突起2の一部分に凹所7を設けなければならないが 、噴霧缶1の製作に際し、特別な工作が必要となり、困難を伴う場合も あるので、その場合はドーム突起2への加工に代え、噴射口4に工作を 加えるのも一方法である。 図4に示すように、噴霧缶10は従来より用いられている噴霧缶20 と何ら代りはないが、噴射口4に代えて噴射口11内の通路8を、従来 の略々90度曲げの通路5に代えて30〜45度の角度を有するように 設け、噴射口11側部に取付ける噴出管6を噴霧缶10の中心線に対し 傾角持たせるようにしても略々同様な効果が望める。
【0014】 又、別の方法として、図1に示す噴出管6が熱可塑性硬質合成樹脂製 で製作されているならば、加熱して上方に傾角を有するように折り曲げ 、30〜45度程度の上向き角を設けた噴出管6としても良い。
【0015】 〔考案の効果〕 本考案の斜角噴霧缶には種々の利点がある。 実施例として提示したのは、狭い機械空間におけるネジ部品等への潤 滑剤の散布であつたが、ひげ剃り等のシェービングクリーム等の化粧品 の散布についても、あご下等は直角にシェービングクリームを噴出する よりは、斜角を有する噴霧缶の方が操作し易いし、日曜大工等における ペンキ塗りを行う場合でも、直角に噴出するよりは斜角を有する噴霧缶 の方が手首の操作が楽である。 又、斜角を有する噴霧缶の市販が無ければ噴出管に個人が容易に加工 して用いることができる等の種々の利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1,図2】本考案実施例に係る斜角噴霧缶の、側面
図並びに背面より見た外観図である。
【図 3】本考案実施例に係る斜角噴霧缶の、側面より
見た断面図である。
【図 4】本考案実施例に係る斜角噴霧缶の、別の実施
例における側面断面図である。
【図 5】従来より使用されている噴霧缶の、外観図で
ある。
【符号の説明】
1:斜角噴霧缶 2:ドーム突起 3:噴出口 4:噴射口 5:通 路 6:噴出管 7:凹所 8:通路 10:噴霧缶 11:噴射口 20:噴霧缶 21:噴出口 22:噴射
口 23:噴出管 24:ドーム突起

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】充填物と噴霧する圧力ガスを封入した円筒
    形缶体の頂部に設けられたドーム状突起と、ドーム状突
    起の頂上部に設けた噴出口と、前記噴出口に被せた直角
    方向に噴出管を突出させた噴射口より成る噴霧缶におい
    て、前記ドーム状突起に凹所を設け、噴出管に傾角を設
    けたことを特徴とする斜角噴霧缶。
  2. 【請求項2】充填物と噴霧するガス圧を封入した円筒形
    缶体の頂部に設けられたドーム状突起と、ドーム状突起
    の頂上部に設けた噴出口と、前記噴出口に被せた横方向
    に噴出管を突出させた噴射口とより成る噴霧缶におい
    て、噴射口内通路に仰角を設け、斜上方に噴霧するよう
    に構成したことを特徴とする斜角噴霧缶
  3. 【請求項3】噴霧管を曲げて仰角を設け、充填物を斜上
    方に噴霧するように構成したことを特徴とする請求項2
    記載の斜角噴霧缶。
JP1997011582U 1997-11-29 1997-11-29 斜角噴霧缶 Expired - Lifetime JP3049402U (ja)

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