JP3049156U - 増設壁の構造 - Google Patents
増設壁の構造Info
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- JP3049156U JP3049156U JP1997008774U JP877497U JP3049156U JP 3049156 U JP3049156 U JP 3049156U JP 1997008774 U JP1997008774 U JP 1997008774U JP 877497 U JP877497 U JP 877497U JP 3049156 U JP3049156 U JP 3049156U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 天井の見切縁との釣り合いを良くし、見栄え
のよい増設壁の構造を提供する。 【解決手段】 既存の天井の下に壁下地を形成し、その
下地の片側又は両側に壁ボードを貼り付けて構成する増
設壁の構造において、縦板部と横板部で断面形状が略逆
L字状に形成され、横板部の幅方向の外端下面がほぼ水
平の見付面に、見付面の幅方向の外端がほぼ垂直のちり
面になっており、縦板部と見付面との間に壁ボードが入
り込む溝部が形成され、そのちり面の幅が既存天井の見
切縁のちり面の幅とほぼ等しい型材を、既存天井面に接
して壁ボードの上にその全長にわたって配置し、その型
材の溝部に壁ボードの上端を挿入して壁ボードの上端が
隠れるようにした増設壁の構造である。増設壁の壁ボー
ドの上端に装着する型材のちり面の幅が天井の見切縁の
ちり面の幅に等しいから、既存の天井と増設壁の関係に
違和感がなく、見栄えの良い増設壁とすることができ
る。
のよい増設壁の構造を提供する。 【解決手段】 既存の天井の下に壁下地を形成し、その
下地の片側又は両側に壁ボードを貼り付けて構成する増
設壁の構造において、縦板部と横板部で断面形状が略逆
L字状に形成され、横板部の幅方向の外端下面がほぼ水
平の見付面に、見付面の幅方向の外端がほぼ垂直のちり
面になっており、縦板部と見付面との間に壁ボードが入
り込む溝部が形成され、そのちり面の幅が既存天井の見
切縁のちり面の幅とほぼ等しい型材を、既存天井面に接
して壁ボードの上にその全長にわたって配置し、その型
材の溝部に壁ボードの上端を挿入して壁ボードの上端が
隠れるようにした増設壁の構造である。増設壁の壁ボー
ドの上端に装着する型材のちり面の幅が天井の見切縁の
ちり面の幅に等しいから、既存の天井と増設壁の関係に
違和感がなく、見栄えの良い増設壁とすることができ
る。
Description
【0001】
事務所や百貨店などの広い室内においては、必要に応じて増設壁が設けられる ことが多い。本考案は、このような既存の天井の下に設けられる増設壁の構造に 関する。
【0002】
従来の増設壁の構造の代表的なものを図5に示す。同図に示すように、従来は 壁ボード7の上端を隠して見栄えを良くするために、天井用の見切縁11を用い ていた。天井用の見切縁11は、図3に示すように、略コ字状に形成されており 、天井ボードが溝部分に挿入されて天井ボードの端部を隠し、見栄えを良くする ものである。見切縁11の下面は水平の見付面12、見付面の外端は垂直のちり 面13となっている。通常、見付面12の幅は10mm程度、ちり面13の幅は 3mm程度である。この見切縁11を壁ボード7の上端に用いると、天井に用い た場合と異なり、見付面12が垂直のちり面となり、ちり面13が水平の見付面 となるように装着されてしまう。
【0003】
図5に示すように、従来のごとく見切縁11を壁ボードの上端に用いると、見 付面12が垂直に、ちり面13が水平に装着され、天井の見切縁と寸法が合わな くなり、見苦しくなっていた。本考案は、この課題を解決するもので、壁ボード の上端に装着する型材を工夫し、天井の見切縁との釣り合いを良くし、見栄えを 向上するためになされたものである。
【0004】
本考案は、既存の天井の下に壁下地を形成し、その下地の片側又は両側に壁ボ ードを貼り付けて構成する増設壁の構造において、縦板部と横板部で断面形状が 略逆L字状に形成され、横板部の幅方向の外端下面がほぼ水平の見付面に、見付 面の幅方向の外端がほぼ垂直のちり面になっており、縦板部と見付面との間に壁 ボードが入り込む溝部が形成され、そのちり面の幅が既存天井の見切縁のちり面 の幅とほぼ等しい型材を、既存天井面に接して壁ボードの上にその全長にわたっ て配置し、その型材の溝部に壁ボードの上端を挿入して壁ボードの上端が隠れる ようにしたことを特徴とする増設壁の構造である。
【0005】 図2に示すように、壁ボード7の上端に装着される型材1の垂直なちり面5と 、天井見切縁11の垂直なちり面13との寸法が等しいので、既存の天井と増設 壁の関係に違和感がなく、見栄えが良くなる。型材1と見切縁11のちり面の寸 法は、厳密な意味で同一である必要はなく、一見して同じと認められる程度の寸 法の違いであれば許容されてよいことはもちろんである。
【0006】 壁ボード7の上端に装着される型材1の水平な見付面4と、天井見切縁11の 水平な見付面12の寸法をほぼ等しくすると、一層天井と増設壁の関係に違和感 がなくなり、さらに見栄えが良くなる。
【0007】
以下、実施例に関する図面に基づいて本考案を詳細に説明する。図1は本考案 に用いる型材の一例である型材1の側面図、図2は実施例の増設壁の構造を示す 断面図、図3は見切縁11の断面を示す説明図、図4は本考案に用いる他の例で ある型材20の側面図である。
【0008】 増設壁は、既存の天井の下に軽量鉄骨や木製の壁下地を形成し、その壁下地の 片側又は両側(通常は両側)に壁ボードを貼り付けて構成される。このような増 設壁の基本的な構造は周知であるので、図2においては特に壁下地8を簡略化し て表している。本考案の特徴は、壁ボード7の上端に装着される型材にある。図 1に示す型材1は、縦板部2と横板部3で断面形状が略逆L字状に形成され、横 板部3の幅方向の外端下面が水平の見付面4に、見付面4の幅方向の外端が垂直 のちり面5になっており、縦板部2と見付面4との間に壁ボード7が入り込む溝 部6が形成されており、ちり面5の幅が既存天井の見切縁11のちり面13の幅 と等しく、見付面4の幅が既存天井の見切縁11の見付面12と等しくなってい る。この型材1を、壁ボード7の上の天井10の下面に、その全長にわたって接 着などにより取り付ける。そして壁ボード7を、型材1の溝部6にその上端を挿 入して上端が隠れるように、壁下地8に貼り付ける。
【0009】 型材1のちり面5の幅は天井の見切縁11のちり面13の幅に等しく、見付面 4は見切縁11の見付面12の幅に等しいので、既存の天井と増設壁の関係に違 和感がなく、見栄えが良い。
【0010】 図4に示すのは、本考案に用いる他の例の型材20である。型材20は、縦板 部21と横板部22で断面形状が略逆L字状に形成され、横板部22の幅方向の 外端下面が水平の見付面23に、見付面23の幅方向の外端が垂直のちり面24 になっており、縦板部21と見付面23との間に壁ボード7が入り込む溝部25 が形成されている。型材20は、型材1と比較して見付面及びちり面を形成する ための折り曲げ形状が異なるのみで、見付面とちり面の寸法は同一である。この ように、型材の見付面及びちり面を形成するための折り曲げ形状は種々の変形が 可能であり、また、折り曲げ形状とすることなく、横板部の見付面の部分の厚さ を厚く形成してもよい。
【0011】 このような型材は、プラスチック製又は金属製の長尺材で、通常は押出成形に より製造される。型材の材質や色彩は、天井の見切縁のそれと統一することが望 ましい。
【0012】
本考案の増設壁の構造においては、増設壁の壁ボードの上端に装着する型材の ちり面の幅が天井の見切縁のちり面の幅に等しいから、既存の天井と増設壁の関 係に違和感がなく、見栄えの良い増設壁とすることができる。
【図1】本考案に用いる型材の一例である型材1の側面
図である。
図である。
【図2】実施例の増設壁の構造を示す断面図である。
【図3】天井の見切縁11の断面を示す説明図である。
【図4】本考案に用いる他の例である型材20の側面図
である。
である。
1 型材 2 縦板部 3 横板部 4 見付面 5 ちり面 6 溝部 7 壁ボード 8 壁下地 10 天井 11 見切縁 12 見付面 13 ちり面 14 既存壁 20 型材 21 縦板部 22 横板部 23 見付面 24 ちり面 25 溝部
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に用いる型材の一例である型材1の側面
図である。
図である。
【図2】実施例の増設壁の構造を示す断面図である。
【図3】天井の見切縁11の断面を示す説明図である。
【図4】本考案に用いる他の例である型材20の側面図
である。
である。
【図5】従来の増設壁の構造の説明図である。
【符号の説明】 1 型材 2 縦板部 3 横板部 4 見付面 5 ちり面 6 溝部 7 壁ボード 8 壁下地 10 天井 11 見切縁 12 見付面 13 ちり面 14 既存壁 20 型材 21 縦板部 22 横板部 23 見付面 24 ちり面 25 溝部
Claims (2)
- 【請求項1】 既存の天井の下に壁下地を形成し、その
下地の片側又は両側に壁ボードを貼り付けて構成する増
設壁の構造において、縦板部と横板部で断面形状が略逆
L字状に形成され、横板部の幅方向の外端下面がほぼ水
平の見付面に、見付面の幅方向の外端がほぼ垂直のちり
面になっており、縦板部と見付面との間に壁ボードが入
り込む溝部が形成され、そのちり面の幅が既存天井の見
切縁のちり面の幅とほぼ等しい型材を、既存天井面に接
して壁ボードの上にその全長にわたって配置し、その型
材の溝部に壁ボードの上端を挿入して壁ボードの上端が
隠れるようにしたことを特徴とする増設壁の構造 - 【請求項2】 請求項1の増設壁の構造において、型材
の見付面の幅が既存天井の見切縁の見付面とほぼ等しく
したことを特徴とする増設壁の構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997008774U JP3049156U (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 増設壁の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997008774U JP3049156U (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 増設壁の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3049156U true JP3049156U (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=43183409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997008774U Expired - Lifetime JP3049156U (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 増設壁の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3049156U (ja) |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP1997008774U patent/JP3049156U/ja not_active Expired - Lifetime
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