JP3048748U - メクラシール - Google Patents

メクラシール

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JP3048748U
JP3048748U JP1997010420U JP1042097U JP3048748U JP 3048748 U JP3048748 U JP 3048748U JP 1997010420 U JP1997010420 U JP 1997010420U JP 1042097 U JP1042097 U JP 1042097U JP 3048748 U JP3048748 U JP 3048748U
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JP
Japan
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hole
seal
pipe
peripheral surface
sealing
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Application number
JP1997010420U
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English (en)
Inventor
敏弘 貝原
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Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
Uchiyama Manufacturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械部品の削切孔をシールする密封材に関
し、該削切孔に対して簡単に組付け脱抜することがで
き、一時的な仮シールをなさしめる目的を持つ。 【解決手段】 配管用通孔(1a)にガスを注入した後
一時的に塞ぐメクラシール(2)であって、前記配管用
通孔(1a)の口部内周面に凹状溝(1b)を配設し、
メクラシール(2)は略円柱形状をもってその外周面へ
凸状突起(2a)を軸方向に複数個並設せしめる。これ
により強い密封力と内圧に負けない固着力とを実現せし
め、その着脱作業性を容易とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、機械部品の削設孔をシールする密封材に関し、具体的には該削設孔 に対して簡単に組付けることができて一時的な仮シールを確実になさしめること のできるメクラシールに関する。
【0002】
【従来の技術】
ここで対象とするメクラシールは、図面を基に詳述すると、図3に示すように 機械部品(1)内へ錆び止めなどの目的で窒素ガス等を封入するためにその配管 用通孔(1a)を一時的に密封し、この機械部品(1)が装置に組み付いた後は これを脱抜取り除く如くの使用がなされる着脱自在なシール材であり、従来のシ ール材では、配管用通孔(1a)に対して太めの径に形成されたメクラ栓(21 )を単純に配管用通孔(1a)へ圧入し、その上からこれを押えつける位置決め プレート(3)をボルト(4)等で締め込み装着し、もって脱抜防止を図りその 後組付け工程に送致されていた。
【0003】 このようなメクラ栓(21)の一般的な形状を挙げると、図3に示すような合 成ゴムあるいは合成樹脂等の弾性の強い密封作用を持つ材料を用い、これを装着 する配管用通孔(1a)の内周面に向かって大きく張出し密封するボタン状の如 くの形状に造形されている物が多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような装着する配管用通孔(1a)に対して極太径に形成し たメクラ栓(21)の場合は、その圧入する作業性に著しく劣り、最悪の場合は 装着不良をも招きかねないものであり、さらにこれを押える位置決めプレート( 3)の取付用ボルト(4)を締め込む装着手間も必要であるなど極めて操作性が 悪いシール構造を持っていた。
【0005】 さらに、密封する性能においては、ただ圧縮変形による密着力に頼ってシール する構成であるから摩耗あるいは材料疲労し易く、繰り返しての使用においては その弾性密着力が速い段階で低下し、輸送途中あるいはガスの内圧等によって密 封性を放棄する虞が多分にあり、従って再利用するサイクルが短く経済性にも劣 る欠点も有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案を図面に基づいて説明すると、図1に示すように、機械部品(1)に削 切された配管用通孔(1a)をガスを注入した後に一時的に塞ぐ合成ゴムあるい は合成樹脂等の弾性体からなったメクラシール(2)であって、前記配管用通孔 (1a)の口部内周面に凹状溝(1b)を配設し、この配管用通孔(1a)に対 応するメクラシール(2)は前記配管用通孔(1a)に嵌入される略円柱形状に 形成され、その外周面へ凸状突起(2a)を軸方向に複数個並設せしめたことを 特徴としている。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案のメクラシール(2)は前記のように弾性体にて略円柱形状に形成され 、図2に示す如くその外周面に凸状突起(2a)を複数個設けており、これに対 し該メクラシール(2)が挿入される機械部品(1)の配管用通孔(1a)へは 図1に示すように凹状溝(1b)が削設され、装着状態では前記メクラシール( 2)の凸状突起(2a)の一つを前記配管用通孔(1a)へ嵌入せしめる。この 図1に示した状態で装着完了とし、該メクラシール(2)へ複数個形成されてい る他の凸状突起(2a)は配管用通孔(1a)の周面によって圧縮押込み変形し た状態で留まっている。 このように、凸状突起(2a)の一つは凹状溝(1b)に係合されてその脱抜 移動を拘束され、一方他の凸状突起(2a)は圧入により局部的高圧面を得て強 い密封力を働かせる。
【0008】
【実施例】 本考案のメクラシール(2)は前記配管用通孔(1a)に配設する凹状溝(1 b)の個数以上にメクラシール(2)の凸状突起(2a)を配設せしめるのが望 ましく、この構成によって装着状態では、図1に示すように前記メクラシール( 2)の凸状突起(2a)の一つが前記配管用通孔(1a)へ嵌入され、該凹状溝 (1b)より多く設けられた他の凸状突起(2a)は配管用通孔(1a)の周面 に圧接触して留まるものとなる。 この状態にあっては、注入されたガスの圧力に対して前記メクラシール(2) の凸状突起(2a)が前記配管用通孔(1a)の凹状溝(1b)へ図1のように 嵌まり込んでいるのでその内圧に些かも負けるものでなく、逆に内圧によってよ り凸状突起(2a)は凹状溝(1b)の外方側壁に押え付けられる状態となりそ の抜け移動を完全に抑える。
【0009】 このように凸状突起(2a)の各々は凹状溝(1b)と配管用通孔(1a)の 周面によって局部的に大きく圧縮変形する箇所と小さい圧縮応力しか受けない箇 所(場合によっては全く圧縮の加わらないものも有る。)とに分かれており、こ れらの凸状突起(2a)の間部が緩衝材となって過大な変形応力を逃がす役割を なし、材料の応力緩和を防いで長期あるいは繰り返しての使用を可能なものとし ている。
【0010】 次に、このメクラシール(2)の脱抜においては、図1に示すような保持プレ ート(5)を配して(メクラシール2に延長フック部を設けても良い)、その端 部を抜き方向に引っ張ることでその胴部は弾性密度下げ、これに続いた凹状溝( 1b)内に在る凸状突起(2a)は前記胴部の低密度部分に引っ張られ材料移動 する格好で該凹状溝(1b)内から問題なく引き抜かれる。
【0011】
【考案の効果】
上記のように本考案は、メクラシール(2)の凸状突起(2a)を配管用通孔 (1a)の周面と凹状溝(1b)とに圧着及び係合させることにより強い密封力 と内圧に負けない固着力とを実現せしめたものであり、しかもその着脱を容易と する良好な作業性をも有している。この着脱の容易性は繰り返しての使用におい て有利に作用しその経済性を飛躍的に高める。 また、本考案では保持プレート(13)を押え固定する取付用ボルト(4)を 不要としており、その取付け作業性の向上は云うに及ばず部品点数の減少も実現 せしめ軽量化を果たすなど総合的なコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装着状態の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本考案の実施例を示す断面図である。
【図3】本考案を使用しない従来の装着構造を示した断
面図である。
【符号の説明】
1 機械部品 1a 配管用通孔 1b 凹状溝 2 メクラシール 2a 凸状突起 21 メクラ栓 3 位置決めプレート 4 ボルト 5 保持プレート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械部品に削切された配管用通孔を塞ぎ
    密封する弾性体からなった着脱自在なメクラシールにお
    いて、 前記配管用通孔の口部内周面に凹状溝を配設し、 これに対応するメクラシールは前記通孔に嵌入される略
    円柱形状に形成され、その外周面へ凸状突起を軸方向に
    並設せしめたことを特徴とするメクラシール。
  2. 【請求項2】 前記配管用通孔に配設する凹状溝の個数
    以上にメクラシールの凸状突起を配設せしめたことを特
    徴とする請求項1のメクラシール。
JP1997010420U 1997-11-07 1997-11-07 メクラシール Expired - Lifetime JP3048748U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03233341A (ja) * 1990-02-07 1991-10-17 Hino Motors Ltd 排気ガス測定装置
JP2017145846A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 株式会社パロマ ガス導入管の閉栓構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03233341A (ja) * 1990-02-07 1991-10-17 Hino Motors Ltd 排気ガス測定装置
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