JP3048681B2 - オルタネータのステータコイル - Google Patents

オルタネータのステータコイル

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JP3048681B2
JP3048681B2 JP3143502A JP14350291A JP3048681B2 JP 3048681 B2 JP3048681 B2 JP 3048681B2 JP 3143502 A JP3143502 A JP 3143502A JP 14350291 A JP14350291 A JP 14350291A JP 3048681 B2 JP3048681 B2 JP 3048681B2
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和男 中村
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車等の小型の
エンジンにより駆動されるオルタネーターに係わり、特
にそのステータコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】オルタネーターは、巻線を施したステー
タコイルと磁極を有するロータとの相対回転により交流
を発生する装置である。小型のエンジンを用いる自動二
輪車等においては、ステータコイルで発生する電力でバ
ッテリーを充電すると同時に、ステータコイルから中間
端子を取り出して走行中にヘッドライト等に電力を供給
し、バッテリーを小型化する方式を採用する場合があ
る。
【0003】従来、前記ステータコイルのタイプには、
鉄製のコアの外周面を樹脂製のボビンで覆いこのボビン
にコイルを巻き付けるタイプ(以下ボビンタイプとい
う)と、鉄製のコアの外周面を樹脂でコーティングした
後その上からコイルを直接巻き付けるタイプ(以下コー
ティングタイプという)がある。
【0004】また、コイルのコーティング方法から見る
と、コイルに液状のエポキシ系樹脂剤を滴下してコーテ
ィングする方法と、コイルに通電加熱している状態で粉
末状のエポキシ系樹脂剤をコイルに付着させた後、炉で
加熱しコーティングする方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ボ
ビン方式は、ボビンに端子台を一体に形成しこの端子台
にコイルの中間端子を取り出すことができるという利点
を有するが、コアとボビンとの間に空気層があるため
に、コイルの発熱がコアに伝達しにくいという欠点を有
している。一方、コーティングタイプは、コイルの発熱
がコアに伝達し易いという利点を有するが、中間端子を
取り出すためには、コイルの中間を切断し引き出し線と
の間で3本の線を接続しなければならず作業性が悪いと
いう欠点を有している。
【0006】また、コイルのコーティング方法のうち前
者の樹脂液を用いる方法は、樹脂液がコイルとコア間に
良好に流れるためにコイルの発熱がコアに伝達し易いと
いう利点を有するが、樹脂液がコア側に流れコアに設け
られている取付孔を閉塞してしまうという欠点を有し、
一方、後者の粉末樹脂を用いる方法は、前者のように樹
脂が取付孔を閉塞することがないが、樹脂がコイルとコ
ア間に入りにくくコイルの発熱がコアに伝達しにくいと
いう欠点を有している。
【0007】本発明は、上記コーティングタイプのステ
ータコイルが有する問題を解決するものであって、コー
ティングタイプのステータコイルにおいて中間端子を取
り出し易くすると共に、樹脂液によるコーティング方法
の採用を可能にすることによりコイルの発熱を有効にコ
アに伝達させることができるステータコイルを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の
ルタネータのステータコイルは、環状中心部15eとこ
れに形成されるボルト孔15bと環状中心部の外周から
径方向に延びる複数のコイル巻回部15cとからなる多
数の鉄板を積層したコア15を有し、予め樹脂でコーテ
ィングしたコイル巻回部にステータコイル巻線15dが
直接巻回されるオルタネータのステータコイルにおい
て、前記コアの厚さ方向に二つ割とした樹脂製端子台1
6a、16bをコイル巻回部15cの付け根にこの両側
面を挟むように取り付け、前記端子台にはコアの垂直方
向に突出壁18aを形成し、該突出壁をコアの環状中心
部15eの外周に沿って設け、突出壁18aの外側面に
ステータコイル巻線15dの内方端を当接し、該当接部
は突出壁18aを厚肉に形成し、これより外方に張り出
す部分は突出壁18aを薄肉に形成するとともに、内側
面に環状中心部の両側面に当接しコアの中心方向に延び
るボス部18bを一体に形成し、二つ割の一方の端子台
16aのボス部18bに突出壁18aと平行に複数の端
子17を突設し、ステータコイル巻線15dに樹脂液を
滴下しコーティングしたことを特徴とする。なお、上記
構成に付加した番号は、本発明の理解を容易にするため
に図面と対比させるものであり、これにより本発明の構
成が何ら限定されるものではない。
【0009】
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0011】図1は本発明が適用される自動二輪車用エ
ンジンの断面図である。エンジン1は、シリンダヘッド
2、シリンダブロック3、クランクケース4、ケースカ
バー5を備え、シリンダブロック3内にはピストン6が
往復動自在に嵌挿され、ピストン6は、クランクケース
4に回転自在に支持されるクランク軸7にコンロッド8
を介して連結されている。クランク軸7の一端には、ロ
ータ支持部材9が固定され、このロータ支持部材9に
は、ボルト10によりロータ11が固定され、ロータ1
1には磁石11bが接着されている。また、ケースカバ
ー5には、ステータコイル12がボルト13により固定
されている。そして、クランク軸7の回転によりロータ
11を回転させることにより、ステータコイル12に交
流を発生させるようにしている。なお、ロータ11の外
周には、突起11aが形成されこの突起11aをパルサ
ーコイル14で検出し、所定のタイミングで信号を点火
回路に出力するようにしている。
【0012】図2、図3および図4は本発明のステータ
コイルの1実施例を示し、図2は平面図、図3は図2の
A−C線に沿って矢印方向から見た断面図、図4は図2
のB−C線に沿って矢印方向から見た一部断面図であ
る。
【0013】ステータコイル12は、多数の鉄板を積層
したコア15を有し、コア15の環状中心部15e
は、図1のクランク軸17が貫通する貫通孔15aが形
成されるとともに、コア15を図1のケースカバー5に
固定するための複数のボルト孔15bが形成され、ま
た、コアの外周には、径方向に延びる複数(図の例では
6つ)のコイル巻回部15cが形成され、このコイル巻
回部15cにステータコイル巻線15dが巻回されてい
る。
【0014】コア15の両側面には、樹脂製の端子台1
6が取り付けられる。この端子台16は、コア15の厚
さ方向に二つ割とした端子台16a、16bに形成さ
れ、図4に示すように、コア15の両側からコイル各巻
回部15cの間を通して嵌合され、コイル巻回部15c
の付け根にコアの両側面を挟むように取り付けている
一方の端子台16aには、複数の端子17が設けられる
と共に、端子台16a、16bにはコア15に対して垂
直方向に延びる突出壁18aが形成されている。この突
出壁18aは、コア15の環状中心部15eの外周に沿
って設けられ、突出壁18aの外側面にステータコイル
巻線15dの内方端を当接し、該当接部は突出壁18a
を厚肉に形成し、これより外方に張り出す部分は突出壁
18aを薄肉に形成するとともに、内側面に環状中心部
15eの両側面に当接しコア15の中心方向に延びるボ
ス部18bが一体に形成されている。そして、二つ割の
一方の端子台16aのボス部18bに突出壁18aと平
行に複数の端子17を突設している。端子17には、ス
テータコイル巻線15dの両端部、中間部およびリード
線19が固着される。なお、20は点火回路のコンデン
サにチャージするためのチャージコイルであり、ステー
タコイル巻線15dの取付後に、嵌合部20aに嵌合す
ることにより固定される。
【0015】上記構成からなるステータコイル12の製
造方法について説明する。外周面が予め樹脂コーティン
グされたコイル巻回部15cにステータコイル巻線15
dを券回し、ステータコイル巻線15dの両端部および
中間部を、近接する端子17に固着すると共に、これに
接続されるリード線19も端子17に固着した後、図3
に示すように、ステータコイル12を水平に配置し、ス
テータコイル巻線15dにD方向から液状のエポキシ系
樹脂剤を滴下してコーティングする。滴下した樹脂液
は、コイル巻線15dとコア15のコーティングとの間
に良好に流れるためにコイルの発熱がコア15のコーテ
ィングと上記樹脂液によるコーティングを介してコア1
5に有効に伝達されることになる。このとき、滴下され
る樹脂液は、端子台16の突出壁18により、コア15
側に流れることが防止され、ボルト孔15bの閉塞を防
止できる。また、端子台16の突出壁18により、ステ
ータコイル巻線15dがコア15の内方に倒れこむのを
防止できる。
【0016】
【発明の効果】ステータコイルは複数のコイル巻線を有
するので発熱量が大きく、しかもロータの内側にあるの
で冷却困難で過熱し易い。本発明においては、コアのコ
イル巻回部にステータコイル巻線を直接巻回し、巻線に
樹脂液を滴下しコーティングするため、樹脂液はコイル
巻線とコアのコーティング間に良好に流れ、コイルに発
生した熱がコーティングを介してコアに伝達され、コイ
ルの過熱を防ぐことができ、また、コイル巻線のコーテ
ィングの際、滴下される樹脂液は端子台の突出壁により
コアの環状中心部側に流れることが防止され、ボルト孔
の閉塞や孔の座面に付着する等の不具合を生ぜず、ま
た、二つ割の一方の端子台のボス部に突出壁と平行に複
数の端子を突設するので、複数のステータコイル巻線か
ら引き出される電線やリード線同士の接続が容易とな
り、また、突出壁の内側面に環状中心部の両側面に当接
しコアの中心方向に延びるボス部を一体に形成している
ため、コアの厚さ方向に二つ割とした樹脂製の端子台に
て、ボス部により端子台とコアの側面との接触面積が増
大し、突出壁が傾くことなくコアに取り付けることがで
き、しかも端子台のコイル巻線が当接する部分は厚肉と
して剛性をもたせているため、コイル巻線がコアの内方
に倒れ込むことがなく、さらに、端子台はコアのコイル
巻線部全体を覆う構造ではなく、しかも端子台の突出壁
のコイル巻線と当接する部分厚肉に、この部分より外方
に張り出す部分は薄肉に形成するので、端子台の材料の
節約になるとともに、薄肉部は突出壁の突出端に形成さ
れるため、端子台成型時の型抜きも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される自動二輪車用エンジンの断
面図
【図2】本発明のステータコイルの1実施例を示す平面
【図3】図2のA−C線に沿って矢印方向から見た断面
【図4】図2のB−C線に沿って矢印方向から見た一部
断面図
【符号の説明】
15…コア、15c…コイル巻回部、15d…ステータ
コイル巻線16…端子台、17…端子、18…突出壁、
19…リード線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状中心部とこれに形成されるボルト孔と
    環状中心部の外周から径方向に延びる複数のコイル巻回
    部とからなる多数の鉄板を積層したコアを有し、予め樹
    脂でコーティングしたコイル巻回部にステータコイル巻
    線が直接巻回されるオルタネータのステータコイルにお
    いて、 前記コアの厚さ方向に二つ割とした樹脂製端子台をコイ
    ル巻回部の付け根にこの両側面を挟むように取り付け、
    前記端子台にはコアの垂直方向に突出壁を形成し、該突
    出壁をコアの環状中心部の外周に沿って設け、 突出壁の外側面にステータコイル巻線の内方端を当接
    し、該当接部は突出壁を厚肉に形成し、これより外方に
    張り出す部分は突出壁を薄肉に形成するとともに、内側
    面に環状中心部の両側面に当接しコアの中心方向に延び
    るボス部を一体に形成し、 二つ割の一方の端子台のボス部に突出壁と平行に複数の
    端子を突設し、ステータコイル巻線に樹脂液を滴下しコ
    ーティングした ことを特徴とするオルタネータのステー
    タコイル。
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