JP3048129B2 - 情報処理装置および情報処理方法、情報提供装置、並びに情報処理システム - Google Patents
情報処理装置および情報処理方法、情報提供装置、並びに情報処理システムInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び情報処理方法、情報提供装置、並びに情報処理システ
ムに関する。特に、例えば、インターネットにおいて構
築されているWWW(World Wide Web)システムなどに
用いて好適な情報処理装置および情報処理方法、情報提
供装置、並びに情報処理システムに関する。 【0002】 【従来の技術】最近急速に発展しているインターネット
上には、WWWシステムが構築されており、このWWW
システムでは、HTTP(Hyper Text Transfer Protoc
ol)と呼ばれるプロトコルにより、データの転送を行
い、HTML(Hyper Text Markup Language)で画面
(ホームページ)を記述することにより、情報の検索や
表示を、簡単に行うことができるようになされている。 【0003】このWWWシステムのユーザ側のアプリケ
ーション(WWWブラウザ)としては、例えばNetscape
社のNetscape Navigator(商標)や、NCSAのMosaic(商
標)、Microsoft社のInternet Explorer(商標)など
が、また、情報提供者側のアプリケーション(WWWサ
ーバ)としては、例えばNetscape Commerce Server(商
標)などが、それぞれ知られている。各ユーザは、WW
Wブラウザを用いてWWWサーバにアクセスし、情報や
サービスの提供を受けることができる。また、各インフ
ォメーションプロバイダ(情報提供者)は、WWWサー
バを用いて、WWWブラウザに情報やサービスを提供す
ることができる。 【0004】即ち、WWWサーバは、HTMLで記述さ
れたテキストファイルを記憶しており、WWWブラウザ
からの要求に応じたテキストファイルを、そのWWWブ
ラウザに送信する。WWWブラウザは、WWWサーバか
ら送信されてくるテキストファイルを受信し、その内容
を解釈して画面に表示する。なお、HTMLのテキスト
ファイルには、画像や音声のデータを関係付けておくこ
とができ、この場合、テキストだけでなく、そのテキス
トファイルに関係付けられている画像(インラインイメ
ージ)なども表示される。 【0005】ところで、HTMLは、ドキュメントの構
造を記述するためのもので、これにより記述がなされた
ファイルは、そのドキュメントの内容そのものと、タグ
(予約語)と含んでいる。タグは、「<」と「>」とで
囲んで表され、例えば、ドキュメントの要素、構造、整
形方法、さらには、リンク先などを表すのに使用され
る。 【0006】即ち、例えば、ファイルがHTMLで記述
されたものであることを表すには、<HTML>タグが使用さ
れる。また、例えば、1つのパラグラフを表すには、<P
>タグが使用される。さらに、例えば、リンク先を表す
には、<A>タグが使用される。また、例えば、イメージ
(画像)のファイルを指定するときには、<IMG>タグが
使用される。 【0007】WWWシステムにおいては、URL(Unif
orm Resource Locator)と呼ばれる一種のアドレスによ
り、インターネット上におかれているファイル(ホーム
ページ)の指定が行われる。URLは、スキーム名、ド
メイン名(ホスト名)、およびファイル名からなり、そ
れぞれによって、転送プロトコル名、WWWサーバ、フ
ァイル名の指定が行われる。即ち、例えば、URLが、
http://www.sony.co.jp/sonydrive/index.htmlであると
き、スキーム名、ドメイン名、ファイル名は、それぞれ
http,www.sony.co.jp,/sonydrive/index.htmlであ
る。なお、実際のサーバへのアクセスは、IPアドレス
によって行われるが、IPアドレスは、ドメイン名から
認識される。即ち、ドメイン名からIPアドレスを取得
するサーバとしてDNS(Domain Name Server)があ
り、WWWブラウザは、そこに問い合わせを行い、IP
アドレスを認識する。 【0008】上述したように、ホームページを構成す
る、HTMLのファイル(HTMLファイル)において
は、<A>タグによって、リンク先が表されており、これ
により、ユーザが、あるホームページから、それに関連
する、他のホームページを容易に取得することができる
ようになされている。 【0009】即ち、あるHTMLファイルにおいて、例
えば、 Go back to <A HREF="http://www.sony.co.jp/">Main Menu</A> ・・・(1) などと記述されている場合、WWWブラウザでは、 Go back to Main Menu ・・・(2) と表示される。 【0010】ここで、(1)において、<A>タグの中のH
REF="http://www.sony.co.jp/"は、リンク先のURLが
http://www.sony.co.jp/であることを表している。ま
た、(1)において、</A>タグは、<A>タグの終了タグ
である。WWWブラウザによっては、<A>タグと</A>タ
グとの間にあるテキスト(ここでは、Main Menu)は、
そこにリンクが張られていることを示すために、例え
ば、ハイライトで表示されたり、アンダーラインを付し
て表示されたりする場合がある。 【0011】WWWブラウザにおいて、(2)に示すよ
うに、Go back to Main Menuが表示された後、<A>タグ
と</A>タグとの間にあるテキストである「Main Menu」
の部分をユーザがクリックすると、WWWブラウザで
は、<A>タグの中に記述されているリンク先、即ち、こ
こでは、http://www.sony.co.jp/というURLで表され
るHTMLファイルが、WWWサーバに要求される。 【0012】このURLの中のドメイン名が割り当てら
れたWWWサーバでは、要求されたHTMLファイルが
検索され、WWWブラウザに送信される。そして、WW
Wブラウザでは、WWWサーバから送信されてくるHT
MLファイルが受信され、その内容が解釈されて画面に
表示される。 【0013】このようにして表示されたホームページの
中の所定の部分に、<A>タグを用いてリンク先が対応付
けられている場合には、上述した場合と同様に、その所
定の部分をクリックすることで、対応するホームページ
を得ることができる。なお、上述の場合には、文字列
「Main Menu」にリンク先を対応付けたが、その他、イ
メージなどにリンク先を対応付けておくことも可能であ
る。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
WWWシステムを利用して、オンラインショッピングな
どが行われている。このオンラインショッピングにおい
ては、例えば、ユーザは、WWWブラウザで表示された
ホームページに掲載された商品の写真、価格、その他の
商品に関する情報(商品情報)を見て、その商品を購入
するかどうかを決定し、購入する場合には、その商品を
特定するための情報(例えば、商品名や、商品に付され
たユニークな番号)や、さらには、必要に応じて、発注
する商品の個数、色(デザイン)、サイズなどに関する
情報(以下、適宜、これらの情報をまとめて、商品関連
情報という)を、WWWブラウザから入力し、商品情報
を提供するWWWサーバ(情報提供者)にオンラインで
送信する。すると、後日、商品の代金が、例えばユーザ
の指定した銀行口座や、クレジットカード会社から支払
われるとともに、その商品がユーザに届けられる。 【0015】以上のようなオンラインショッピングで
は、代金の支払いに、ユーザの銀行口座やクレジットカ
ードなどの番号が必要となるが、これを、WWWシステ
ム、即ち、インターネットを利用して、商品情報を提供
するWWWサーバに送信する場合、これらの銀行口座や
クレジットカードの番号などの、他人に秘密にすべき情
報(以下、適宜、秘密情報という)が、幾つものサーバ
を介して、商品情報を提供するWWWサーバに送信され
ることがあり、そのセキュリティが問題となる。 【0016】つまり、秘密情報が送信される場合におい
て、その秘密情報を、インターネットを構成するサーバ
どうしを接続する回線(主として専用線)上で盗聴する
ことは、基本的に、法律の規制の対象となるが、そのよ
うなサーバが設置されているビルなどの建物の中のMD
F(Main Distributing Frame)またはIDF(Imterme
diate Distributing Frame)からサーバまでの間(以
下、適宜、未規制区間という)で盗聴することは、法規
制の対象とはならない。従って、いわば法の隙間をつ
き、このような未規制区間をねらって盗聴が行われるこ
とが考えられる。 【0017】このため、秘密情報を送信する際に、未規
制区間が存在するサーバを、幾つも経由することは、セ
キュリティの確保の観点から好ましくない。 【0018】一方、WWWブラウザからホームページを
要求した場合に、そのホームページのHTMLファイル
は、インターネットにおいて、どのような経路を経て送
信されてくるかは分からない。 【0019】従って、あるユーザが要求したHTMLフ
ァイルが、その他の多くの情報がやりとりされている経
路を経て送信されてくる場合、実質的な通信速度が低下
するため、ホームページが表示されるまでに時間を要
し、ユーザに煩わしさを感じさせることとなる。 【0020】また、いまのところ、HTMLファイルに
おいて、リンク先は、上述したように、URLで指定さ
れるが、このように、リンク先をURLで記述する場
合、その転送プロトコルとして規定されている、例えば
httpやftpなど以外のプロトコルでしか通信ができない
通信装置は、リンク先とすることができない。しかしな
がら、そのような通信装置、即ち、具体的には、例え
ば、特定のプロトコルのみで通信が可能なコンピュータ
や、電話機、ファクシミリなどを、リンク先とし、情報
のやりとりをすることができれば便利である。 【0021】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ある程度のセキュリティおよび通信速度
を確保し、さらに、種々の装置との情報のやりとりをす
ることができるようにするものである。 【0022】 【0023】 【0024】【課題を解決するための手段】 本発明の第1の情報処理
装置は、指示操作手段を操作することにより指示された
所定の位置に、所定の装置が接続された回線に割り当て
られている回線番号および所定の装置と通信を行うため
の通信方法が対応付けられている場合に、その回線番号
および通信方法に基づいて、所定の装置との通信リンク
を確立する通信制御手段を備えることを特徴とする。 【0025】本発明の第1の情報処理方法は、表示され
た情報の所定の位置が指示された場合において、その所
定の位置に、所定の装置が接続された回線に割り当てら
れている回線番号および所定の装置と通信を行うための
通信方法が対応付けられているときに、その回線番号お
よび通信方法に基づいて、所定の装置との通信リンクを
確立することを特徴とする。 【0026】 【0027】 【0028】本発明の情報提供装置は、記録媒体に、リ
ンク先として、所定の装置が接続された回線に割り当て
られている回線番号および所定の装置と通信を行うため
の通信方法が記述されている情報が記録されていること
を特徴とする。 【0029】本発明の情報処理システムは、情報提供装
置が、リンク先として、所定の装置が接続された回線に
割り当てられている回線番号および所定の装置と通信を
行うための通信方法が記述されている情報が記録されて
いる記録媒体を有し、情報処理装置が、指示操作手段を
操作することにより指示された所定の位置に、回線番号
および通信方法が対応付けられている場合に、その回線
番号および通信方法に基づいて、所定の装置との通信リ
ンクを確立する通信制御手段を有することを特徴とす
る。本発明の第2の情報処理装置は、所定のネットワー
クとの通信リンクが確立された後に、その所定のネット
ワークを介して、情報提供装置から送信されてくる情報
が受信され、所定のネットワークとの回線が切断された
後に、所定の装置との通信リンクが確立され、所定の装
置との通信の終了後、所定のネットワークとの通信リン
クが再度確立されることを特徴とする。本発明の第2の
情報処理方法は、所定のネットワークとの通信リンクが
確立された後に、その所定のネットワークを介して、情
報提供装置から送信されてくる情報が受信され、所定の
ネットワークとの回線が切断された後に、所定の装置と
の通信リンクが確立され、所定の装置との通信の終了
後、所定のネットワークとの通信リンクが再度確立され
ることを特徴とする。 【0030】 【0031】 【0032】本発明の第1の情報処理装置および第1の
情報処理方法においては、表示された情報の所定の位置
が指示された場合において、その所定の位置に、所定の
装置が接続された回線に割り当てられている回線番号お
よび所定の装置と通信を行うための通信方法が対応付け
られているときに、その回線番号および通信方法に基づ
いて、所定の装置との通信リンクを確立するようになさ
れている。 【0033】 【0034】 【0035】 【0036】本発明の情報提供装置においては、記録媒
体に、リンク先として、所定の装置が接続された回線に
割り当てられている回線番号および所定の装置と通信を
行うための通信方法が記述されている情報が記録されて
いる。 【0037】本発明の情報処理システムにおいては、記
録媒体には、リンク先として、所定の装置が接続された
回線に割り当てられている回線番号および所定の装置と
通信を行うための通信方法が記述されている情報が記録
されており、指示された所定の位置に、回線番号および
通信方法が対応付けられている場合に、その回線番号お
よび通信方法に基づいて、所定の装置との通信リンクを
確立するようになされている。本発明の第2の情報処理
装置および第2の情報処理方法においては、所定のネッ
トワークとの通信リンクが確立された後に、その所定の
ネットワークを介して、情報提供装置から送信されてく
る情報が受信され、所定のネットワークとの回線が切断
された後に、所定の装置との通信リンクが確立され、所
定の装置との通信の終了後、所定のネットワークとの通
信リンクが再度確立される。 【0038】 【0039】 【0040】 【0041】 【0042】 【0043】 【0044】 【0045】 【0046】 【0047】 【0048】 【0049】図1は、本発明を適用したネットワークシ
ステムの一実施の形態の構成を示している。 【0050】ユーザは、パーソナルコンピュータ(以
下、適宜、パソコンという)1(情報処理装置)を有
し、例えばPSTN(Public Switched Telephone Netw
ork)やISDN(Integrated Service Digital Networ
k)などの公衆網2、あるいは図示せぬ専用線を介し
て、サービスプロバイダ(接続業者)が有するSP(Se
rvice Provider)サーバ3に接続されている。他のユー
ザが有するパソコンも同様にしてSPサーバ3に接続さ
れている。 【0051】なお、この実施の形態においては、パソコ
ン1は、SPサーバ3だけではなく、公衆網2を介し
て、IPサーバ5、さらには、ftpやtelnetな
どの所定のプロトコルによる通信のみが可能なコンピュ
ータ6、ファクシミリ(FAX)が受信可能な形式で、
種々の情報(例えば、不動産の情報誌に紹介されている
物件のより詳細な間取りの情報など)(以下、FAX情
報という)を提供するFAX情報提供装置7、電話機
(携帯電話機)8、いわゆるパソコン通信のホストコン
ピュータ9、音声によるメッセージ(ボイスメール)を
保持、提供するボイスメール装置10などとも接続され
ている。 【0052】SPサーバ3は、インターネット4(伝送
媒体)に接続されており(を構成しており)、インター
ネット4には、さらに、インフォメーションプロバイダ
(情報提供者)が有する、WWWサーバとしてのIP
(Information Provider)サーバ5も接続されている。
インターネット4においては、TCP/IP(Transmis
sion Control Protocol/Internet Protocol)と呼ばれ
るプロトコルにしたがって、コンピュータ相互間で通信
を行うようになされている。 【0053】また、インターネット4上には、前述した
ように、WWWシステムが構築されており、従って、各
ユーザは、パソコン1のアプリケーションとしてのWW
Wブラウザを用いて、WWWサーバとしてのIPサーバ
5にアクセスし、情報やサービスの提供を受けることが
できる。また、各インフォメーションプロバイダ(情報
提供者)は、WWWサーバであるIPサーバ5を用い
て、WWWブラウザ(パソコン1)に情報やサービスを
提供することができる。 【0054】なお、ユーザは、インターネット4に直接
接続することも可能であるが、通常は、サービスプロバ
イダと契約し、図1に示したように、公衆網2を介し
て、SPサーバ3にアクセスすることで、インターネッ
ト4に接続される(インターネット4を構成するように
なる)。 【0055】また、図1には、図示していないが、SP
サーバ3以外のSPサーバ、およびIPサーバ5以外の
IPサーバも、インターネット4に接続されている。 【0056】以上のように構成されるネットワークシス
テムにおいては、ユーザがパソコン1を操作することに
より、公衆網2を介して、SPサーバ3にアクセスする
と、パソコン1とSPサーバ3との間で通信リンクが確
立される。 【0057】さらに、ユーザが、所定のホームページの
アドレス(URL)を、パソコン1を操作することによ
り入力し、この入力されたアドレスに対応するホームペ
ージが、IPサーバ5において記憶(記録)されている
場合、IPサーバ5は、そのホームページを、インター
ネット4を介してSPサーバ3に送信する。SPサーバ
3は、IPサーバ5からホームページを受信すると、そ
れを、公衆網2を介してパソコン1に転送し、これによ
り、パソコン1では、入力したアドレスに対応するホー
ムページが表示される。 【0058】ここで、IPサーバ5に格納(記録/記
憶)されているホームページには、必要に応じて、前述
したように、<A>タグを用いて、リンク先の情報(ファ
イル)のURLが記述されている他、コンピュータ6
や、FAX情報提供装置7、電話機8、ホストコンピュ
ータ9、ボイスメール装置10などが接続されている電
話回線に割り当てられている回線番号(電話番号)もリ
ンク先として記述されている。 【0059】即ち、本実施の形態では、電話番号をリン
ク先として、所定の文字列や画像に対応付けて記述する
ことができるように、HTMLのタグが拡張されてお
り、そのようなタグとしての電話番号タグ(回線番号タ
グ)(例えば、<TEL>など)が新たに定義されている。
これにより、WWWサーバにおいて管理されているホー
ムページだけでなく、コンピュータ6や、FAX情報提
供装置7、電話機8、ホストコンピュータ9、ボイスメ
ール装置10などをリンク先として指定することができ
るようになされている。 【0060】さらに、コンピュータ6や、FAX情報提
供装置7、電話機8、ホストコンピュータ9、ボイスメ
ール装置10と通信を行うためには、それぞれに対応し
た通信手順(接続方法)を用いる必要がある。そこで、
例えば、<A>タグとともに記述されるURLに転送プロ
トコルが含められるのと同様に、電話番号タグとともに
記述される電話番号には、コンピュータ6、FAX情報
提供装置7、電話機8、ホストコンピュータ9、ボイス
メール装置10それぞれとの通信を行うための通信手順
(通信方法)を表す情報(以下、適宜、接続種別とい
う)を付加することができるようになされている。 【0061】ここで、以上のようなリンク先としての電
話番号と接続種別との組合せを、以下、適宜、TELI
NFO(Telephone Information)という。 【0062】以上のような電話番号タグが新たに定義さ
れたHTMLによって記述されたホームページが、パソ
コン1において表示された後、ユーザがパソコン1を操
作することにより、その電話番号タグが対応付けられた
所定の表示部分を指示すると、パソコン1は、その電話
番号タグとともに記述されている電話番号を発呼し、さ
らに、その電話番号に付加されている接続種別に対応す
る通信手順にしたがって、その電話番号が割り当てられ
ている電話回線に接続されている装置との通信リンク
を、公衆網2を介して確立する。 【0063】従って、ユーザは、パソコン1によって、
ホームページの転送プロトコルとして用いられているh
ttp以外のプロトコルとしての、例えば、ftpや、
telnetなどでしか通信を行うことができないコン
ピュータ6と情報のやりとりを行うことができる。さら
に、URLの転送プロトコル名として記述可能な通信手
順以外の通信手順で通信を行う装置であるFAX情報提
供装置7、電話機8、ホストコンピュータ9、ボイスメ
ール装置10と情報のやりとりを行うことも可能とな
る。 【0064】また、パソコン1は、コンピュータ6、F
AX情報提供装置7、電話機8、ホストコンピュータ
9、ボイスメール装置10それぞれと、インターネット
4を介さず、公衆網2のみを介して通信を行うため、即
ち、未規制区間が存在するサーバを、幾つも経由せずに
通信(いわば1対1の通信)が行われるため、従来より
もセキュリティを向上させることができる。 【0065】さらに、本実施の形態では、ホームページ
において、電話番号タグとともに、IPサーバ5を公衆
網2と接続している電話回線の電話番号を記述しておく
ことで、パソコン1は、WWWサーバであるIPサーバ
5とも、インターネット4を介さず、公衆網2のみを介
して通信を行うことができるようになされている。 【0066】従って、IPサーバ5において、ホームペ
ージにより、例えばオンラインショッピングサービスが
提供されている場合において、クレジットカードの番号
や銀行口座の番号などの秘密情報は、パソコン1からI
Pサーバ5に、インターネット4を介さず、公衆網2の
みを介して直接送信するようにすることができ、この場
合、秘密情報の、第3者による不正入手(盗聴)の可能
性を低減することができる。 【0067】また、秘密情報以外の情報も、パソコン1
とIPサーバ5との間で、公衆網2のみを介してやりと
りすることができ、この場合、その間の通信速度とし
て、所定の速度を確保することができる。即ち、インタ
ーネット4を介する場合においては、前述したように、
多くの情報がやりとりされている経路を経由することが
あり、この場合、実質的な通信速度が低下することがあ
る。一方、インターネット4を介さずに、公衆網2のみ
を介する場合、基本的には、そのような通信速度の低下
が生じることはない。 【0068】次に、図2は、図1のパソコン1の構成例
を示している。ROM(Read OnlyMemry)11は、シス
テムプログラムを記憶しており、CPU(Central Proc
essor Unit)12は、このROM11に記憶されている
システムプログラムや、RAM(Random Access Memor
y)13に展開されたプログラム(アプリケーションプ
ログラム)にしたがって各種の処理を実行するようにな
されている。RAM13は、CPU12が各種の処理を
実行する上において必要なプログラムやデータなどを適
宜記憶するようになされている。入出力部14は、例え
ばキーボードやマウス、さらにはマイク(マイクロフォ
ン)などの、各種の指令、その他必要な情報などを入力
するための入力装置と、例えばディスプレイや、プリン
タ、スピーカその他の、文字や画像などの表示、印刷、
音声の出力を行うための出力装置とから構成されてい
る。 【0069】インターフェイス(I/F)15は、CP
U12と、外部記憶装置16、データ通信部17、およ
び公衆網通信部18との間のデータの入出力を管理する
ようになされている。外部記憶装置16は、例えば、ハ
ードディスク装置や、光磁気ディスク装置などで構成さ
れており、必要なデータやプログラムなどを記憶するよ
うになされている。データ通信部17は、例えばモデム
などで構成され、公衆網2を介して、SPサーバ3との
通信に必要な制御を行うようになされている。公衆網通
信部18は、例えばNCU(Network Controll Unit)
やモデムなどで構成され、公衆網2のみを介して、IP
サーバ5や、コンピュータ6、FAX情報提供装置7、
電話機8、ホストコンピュータ9、ボイスメール装置1
0などとの通信を行うのに必要な制御を行うようになさ
れている。 【0070】なお、この実施の形態では、公衆網通信部
18は、例えば、少なくともDTMF(Dual Tone Mult
i Frequency)信号を送信することができるようになさ
れている。 【0071】次に、図3のフローチャートを参照して、
その動作について説明する。 【0072】入出力部14が、ユーザによってWWWブ
ラウザを起動するように操作されると、ステップS1に
おいて、WWWブラウザが起動され、さらに、ユーザ
が、入出力部14を、SPサーバ3と通信リンクを確立
するように操作すると、CPU12は、ステップS2に
おいて、データ通信部17を制御し、これにより、SP
サーバ3との通信リンクを確立させる。 【0073】その後、ユーザが、入出力部14を操作す
ることにより、所定のホームページを指定(指示)する
と、ステップS3において、そのホームページの要求
が、データ通信部17から公衆網2を介して、SPサー
バ3に送信される。即ち、ステップS3においては、ユ
ーザにより、要求するホームページのURLが入力さ
れ、これにより、パソコン1からSPサーバ3に対し
て、そのURLが送信される。 【0074】なお、URLは、WWWブラウザの画面上
の所定の欄に直接入力しても良いし、また、要求するホ
ームページに対して、<A>タグによりリンクが張られて
いる画面(ホームページ)が、パソコン1の入出力部1
4に表示されている場合には、その画面の所定の部分
(要求するホームページのURLと対応付けられている
部分)を、マウスなどでクリックすることによっても入
力することができる。 【0075】ここで、本実施の形態では、SPサーバ3
は、DNSとしても機能するようになされており、パソ
コン1からURLを受信すると、そのURLからIPア
ドレスを取得する。例えば、いま、このIP(Internet
Protocol)アドレスが、IPサーバ5のものであった
とすると、SPサーバ3は、そのURLに対応するホー
ムページをIPサーバ5に要求する。IPサーバ5(W
WWサーバ)は、この要求を受信すると、対応するホー
ムページを、インターネット4を介して、SPサーバ3
に転送する。SPサーバ3は、このホームページを、公
衆網2を介して、パソコン1に転送し、パソコン1で
は、ステップS4において、SPサーバ3からのホーム
ページが、データ通信部17で受信される。データ通信
部17は、ホームページを受信すると、インターフェイ
ス15を介して、入出力部14に供給し、これにより、
入出力部14では、ステップS5において、受信された
ホームページが表示される。即ち、ホームページは、例
えば、図4に示すように、入出力部14のディスプレイ
などにオープンされたWWWブラウザ(のウインドウ)
21内に表示される。 【0076】WWWブラウザ21において、あるホーム
ページが表示された状態で、カーソル23が、他のホー
ムページとリンクされている部分(<A>タグによってU
RLと対応付けられている部分)に移動されると、図4
において、例えば、WWWブラウザ21の下部に配置さ
れているURL表示部22には、そのリンクされている
ホームページのURLが表示される。また、カーソル2
3が、電話番号タグによってTELINFOと対応付け
られている部分に移動されると、URL表示部22に
は、そのTELINFOが表示される。 【0077】なお、URLやTELINFOと対応付け
られている部分は、例えば、特定の色で表示されたり、
あるいはボタンやアイコンの形で表示されるようになさ
れており、さらに、そのような部分にカーソル23が移
動された場合には、カーソル23の形状が、ボタンを押
すことをイメージさせる、例えば指先のようなものに変
更されるようになされており、これにより、ユーザが、
URLやTELINFOと対応付けられている部分(以
下、適宜、リンク表示部分という)を容易に認識するこ
とができるようになされている。 【0078】ホームページが表示された後は、ステップ
S5からS6に進み、リンク表示部分がクリックされた
かどうかが、CPU12によって判定される。ステップ
S6において、リンク表示部分がクリックされていない
と判定された場合、ステップS7に進み、処理を終了す
るように、入出力部14が操作されたかどうかが、CP
U12によって判定される。ステップS7において、処
理を終了するように、入出力部14が操作されたと判定
された場合、ステップS8に進み、データ通信部17に
よって、SPサーバ3との回線が切断され、処理を終了
する。また、ステップS7において、処理を終了するよ
うに、入出力部14が操作されていないと判定された場
合、ステップS5に戻る。 【0079】そして、ユーザが入出力部14を操作して
リンク表示部分をクリックすると、ステップS6におい
て、リンク表示部分がクリックされたと判定され、ステ
ップS9に進み、リンク表示部分に電話番号タグが記述
されているかどうかが、CPU12によって判定され
る。ステップS9において、リンク表示部分に電話番号
タグが記述されていないと判定された場合、即ち、<A>
タグが記述されている場合、ステップS3に戻り、その
<A>タグとともに記述されているURLに対応するホー
ムページの要求がなされる。 【0080】即ち、クリックされたリンク表示部分に対
応付けられているURLが、パソコン1(データ通信部
17)からSPサーバ3に対して送信され、以下、上述
した場合と同様にして、そのURLに対応するホームペ
ージを記憶しているWWWサーバから、そのホームペー
ジが転送され、ステップS4,S5それぞれにおいて受
信、表示される。 【0081】一方、ステップS9において、リンク表示
部分に電話番号タグが記述されていると判定された場
合、CPU12は、その電話番号タグとともに記述され
ているTELINFOを読み出し、ステップS10にお
いて、その中に、電話番号が複数含まれているかどうか
を判定する。 【0082】ここで、TELINFOには、電話番号を
1以上含めることができるようになされている。即ち、
例えば、FAX情報提供装置7などは、いわゆるミラー
サイトなどのように、同一のFAX情報を有しているも
のが、全国各地、さらには世界各国に設置されている場
合がある。このような場合、FAX情報提供装置7のT
ELINFOには、必要に応じて、その全国各地、ある
いは世界各国に設置されているものの電話番号、即ち、
複数の電話番号が含められるようになされている。 【0083】ステップS10において、TELINFO
の中に複数の電話番号が含まれると判定された場合、ス
テップS11に進み、CPU12は、ユーザにとって有
利な電話番号としての、例えば、パソコン1の設置場所
から、最も近い場所に対応する電話番号、つまり通話料
が最も安価に済む電話番号などを選択し、ステップS1
2に進む。 【0084】一方、ステップS10において、TELI
NFOの中に複数の電話番号が含まれていないと判定さ
れた場合、即ち、1つの電話番号しか含まれていない場
合、ステップS11をスキップして、ステップS12に
進み、TELINFOの中に含まれる電話番号が、入出
力部14において表示される。 【0085】ここで、入出力部14では、例えば、図5
に示すように、ウインドウ31がオープンされ、そのウ
インドウ31に、電話番号(××−×××−××××)
が、電話をかけることの承認を求めるメッセージ(よろ
しいですか?)、およびその電話番号をかけることによ
りかかる通話料金(例えば、1分あたりの通話料)(□
□□円)とともに表示されるようになされている。な
お、通話料金は、CPU12において、電話番号に基づ
いて計算されるようになされている。 【0086】また、TELINFOの中に複数の電話番
号が含まれる場合、入出力部14においては、そのすべ
ての電話番号が表示されるようになされている。なお、
この場合、ステップS11で選択された電話番号には、
図5に示すように、所定のマーク32が付されるように
なされており、これにより、通話料が最も安価に済む電
話番号を、ユーザが容易に認識することができるように
なされている。また、このマーク32は、入出力部14
を操作することで、他の電話番号の位置に移動すること
ができるようになされている。TELINFOの中に複
数の電話番号が含まれる場合には、後述するステップS
16の通信処理において、マーク32が付されている電
話番号に電話がかけられる(電話番号が発呼される)よ
うになされている。 【0087】ユーザは、以上のような表示を見て、電話
をかけるかどうかを決定し、それに対応して、入出力部
14を操作する。すると、ステップS13では、入出力
部14が、電話をかけるように操作されたかどうかが判
定される。ステップS13において、入出力部14が、
電話をかけないように操作されたと判定された場合、ス
テップS5に戻り、入出力部14には、再び、元のホー
ムページが表示される。 【0088】また、ステップS13において、入出力部
14が、電話をかけるように操作されたと判定された場
合、ステップS14に進み、TELINFOの中に含ま
れる電話番号(電話番号が複数ある場合には、入出力部
14が、電話をかけるように操作されたときにおけるマ
ーク32が位置している電話番号)に電話をかけるの
に、国際回線業者か、または長距離回線業者を利用する
必要があるかどうかが、CPU12によって判定され
る。ステップS14において、国際回線業者か、または
長距離回線業者を利用する必要があると判定された場
合、ステップS15に進み、CPU12によって、その
ための所定の番号が、電話番号に付加され、ステップS
16に進む。 【0089】一方、ステップS14において、国際回線
業者か、または長距離回線業者を利用する必要がないと
判定された場合、ステップS15をスキップして、ステ
ップS16に進み、TELINFOにしたがった通信処
理が行われ、ステップS2に戻る。 【0090】即ち、公衆網通信部18において、DTM
F信号によって、電話番号が発呼され、TELINFO
に含まれる接続種別に対応する通信手順にしたがって通
信リンクが確立される。 【0091】ここで、パソコン1と接続されている電話
回線がPSTNである場合、原則として、SPサーバ3
と通信リンクを確立した状態で、電話番号を発呼し、そ
の電話番号に対応する装置と通信を行うためには、物理
的に2回線が必要となるが、このように、電話回線を2
回線必要とするのは、実用上好ましくない。そこで、パ
ソコン1は、SPサーバ3(インターネット4)との回
線を、一旦切断し、その後、電話番号を発呼して、その
電話番号に対応する装置と通信を行うようになされてい
る。そして、パソコン1は、その通信の終了後、再び、
SPサーバ3との通信リンクを確立するようになされて
いる。このようにすることで、電話回線が1回線で済む
ようになされている。 【0092】なお、電話をかけた相手方が、例えば、い
わゆる話中の場合があり、この場合、通信リンクの確立
に失敗することとなる。このように通信リンクの確立に
失敗した場合、その通信リンクを確立するための処理、
即ち、電話番号の発呼が再試行、またはSPサーバ3と
の通信リンクが再度確立される。但し、電話をかけて通
信リンクの確立に失敗した場合に、再発呼するか、また
はSPサーバ3との通信リンクを確立するかは、入出力
部14を操作することで設定することができるようにな
されている。 【0093】また、パソコン1と接続されている電話回
線がISDNであれば、1回線に、論理的に複数の回線
を設けることができるので、この場合は、物理的に1回
線であっても、SPサーバ3および電話番号に対応する
装置との通信を同時に行うことができる。即ち、電話番
号を発呼するのに、SPサーバ3との回線を切断する必
要はない。 【0094】ここで、本実施の形態では、パソコン1
が、PSTNの1の電話回線と接続されているものとし
て、以下、説明を行う。 【0095】図6のフローチャートは、図3のステップ
S16の通信処理のより詳細を示している。 【0096】通信処理では、まず最初に、ステップS2
1において、TELINFOに含まれている接続種別
が、CPU12によって認識され、さらに、ステップS
22乃至S27それぞれにおいて、その接続種別に基づ
き、通信相手の装置が、WWWサーバ、FAX情報装
置、パソコン通信のホストコンピュータ、所定の通信プ
ロトコルによる通信のみが可能なコンピュータ、ボイス
メール装置、または電話機であるかどうかが判定され
る。そして、ステップS22乃至27において、通信相
手の装置が、WWWサーバ、FAX情報装置、パソコン
通信のホストコンピュータ、所定の通信プロトコルによ
る通信のみが可能なコンピュータ、ボイスメール装置、
または電話機であると判定された場合、ステップS28
乃至S33に進み、それぞれ、そのような通信相手の装
置と通信を行うために必要な処理が行われ、リターンす
る。 【0097】なお、ここでは、通信相手の装置が、WW
Wサーバ、FAX情報装置、パソコン通信のホストコン
ピュータ、所定の通信プロトコルによる通信のみが可能
なコンピュータ、ボイスメール装置、または電話機うち
のいずれでもなく、これにより、ステップS27におい
て、通信相手の装置が電話機でないと判定された場合
は、特に処理を行わず、リターンする。 【0098】図7のフローチャートは、図6のステップ
S22において、通信相手の装置が、WWWサーバであ
ると判定された場合に行われるステップS28のWWW
サーバとの通信処理の詳細を示している。 【0099】この場合、まず最初に、ステップS41に
おいて、WWWサーバとの通信リンクが確立される。即
ち、TELINFOに含まれる電話番号が、例えば、公
衆網2と接続されたIPサーバ5のものである場合、C
PU12は、データ通信部17を制御することにより、
SPサーバ3との回線を切断させ、さらに、公衆網通信
部18を制御することにより、その電話番号を発呼さ
せ、これにより、公衆網2のみを介して、IPサーバ5
との通信リンクを確立させる。なお、IPサーバ5との
通信リンクは、TELINFOに含まれる接続種別に対
応する通信手順にしたがって確立される。 【0100】その後、ステップS42において、図3の
ステップS3における場合と同様ににして、所定のホー
ムページが要求され、ステップS43に進み、その要求
に対応して、IPサーバ5から公衆網2のみを介して送
信されてくるホームページが、パソコン1の公衆網通信
部18、入出力部14において、それぞれ受信、表示さ
れる。 【0101】そして、ステップS44に進み、パソコン
1において所定の処理が行われる。 【0102】即ち、例えば、ステップS43で受信、表
示されたホームページが、オンラインショッピングのた
めのもので、そこに、種々の商品を紹介する概要が、そ
の詳細が掲載されたホームページ(以下、適宜、商品紹
介ホームページという)のURLと対応付けられて記載
されている場合において、ユーザが、入出力部14を操
作することにより、所望する商品についての説明(概
要)部分をクリックすると、パソコン1の公衆網通信部
18では、その部分に対応付けられている商品紹介ホー
ムページのURLが、公衆網2のみを介して、IPサー
バ5に送信される。IPサーバ5は、このURLを受信
すると、対応するホームページ(商品紹介ホームペー
ジ)のデータを、公衆網2のみを介して、パソコン1に
転送する。パソコン1では、この商品紹介ホームページ
が受信されて表示される。 【0103】ユーザは、商品紹介ホームページを見て、
そこに掲載されている商品を注文する場合、その商品を
識別するための識別番号や、代金の支払いのためのクレ
ジットカードの番号、その他の必要な情報(以下、適
宜、必要情報という)を、入出力部14を操作すること
により入力する。そして、ユーザが、必要情報を送信す
るように、入出力部14を操作すると、その必要情報
は、公衆網通信部18から、公衆網2のみを介して、I
Pサーバ5に送信される。 【0104】IPサーバ5では、パソコン1からの必要
情報が受信され、注文のあった商品が、販売店に発注さ
れる。これにより、後日、その販売店から、商品が、ユ
ーザの元に郵送などされる。また、クレジットカードの
番号に基づいて、その商品の代金が引き落としされる。 【0105】また、パソコン1では、ステップS44に
おいて、処理を終了するように、入出力部14が操作さ
れると、ステップS45に進み、IPサーバ5との回線
が切断され、リターンする。 【0106】なお、以上のようなオンラインショッピン
グサービスは、契約者のみ提供することが可能である。
この場合、ステップS43で受信、表示されるホームペ
ージには、契約者に発行されるIDとパスワードの入力
を促すメッセージを表示させるようにし、ステップS4
4において、ユーザに、IDとパスワードとを入力させ
るようにすることができる。 【0107】ここで、契約手続は、所定の申込用紙を郵
送することによって行うこともできるが、いわゆるオン
ラインサインアップによって行うことも可能である。 【0108】次に、図8のフローチャートは、図6のス
テップS23において、通信相手の装置が、FAX情報
提供装置であると判定された場合に行われるステップS
29のFAX情報提供装置との通信処理の詳細を示して
いる。 【0109】この場合、まず最初に、ステップS51に
おいて、FAX情報提供装置との通信リンクが確立され
る。即ち、TELINFOに含まれる電話番号が、例え
ば、公衆網2と接続されたFAX情報提供装置7のもの
である場合、CPU12は、データ通信部17を制御す
ることにより、SPサーバ3との回線を切断させ、さら
に、公衆網通信部18を制御することにより、その電話
番号を発呼させ、これにより、公衆網2を介して、FA
X情報提供装置7との通信リンクを確立させる。なお、
FAX情報提供装置7との通信リンクは、TELINF
Oに含まれる接続種別に対応する通信手順にしたがって
確立される。 【0110】すると、FAX情報提供装置7からパソコ
ン1に対して、その利用方法や、また、ユーザが所望す
るFAX情報を認識するためのプッシュボタンの操作を
促すメッセージ(以下、適宜、案内メッセージという)
が、音声により送信されてくるので、ステップS52で
は、その音声による案内メッセージが公衆網通信部18
で受信され、入出力部14から出力される。ユーザは、
その案内メッセージを聴いて、所望するFAX情報を得
ることができるように、入出力部14を操作する。 【0111】入出力部14が操作されると、公衆網通信
部18は、ステップS53において、その操作に対応し
たDTMF信号を、公衆網2を介して、FAX情報提供
装置7に送信する。FAX情報提供装置7は、パソコン
1からのDTMF信号を受信すると、そのDTMF信号
に対応したFAX情報を、公衆網2を介してパソコン1
に送信する。ステップS54では、このFAX情報(F
AXデータ)が、公衆網通信部18で受信され、入出力
部14から、紙に印刷されて出力される。あるいは、ま
た、入出力部14において表示される。 【0112】FAX情報提供装置7は、FAX情報の送
信後、サービスの終了を報知するメッセージ(以下、適
宜、終了メッセージという)を、音声により、公衆網2
を介して、パソコン1に送信する。ステップS55で
は、この音声による終了メッセージが、公衆網通信部1
8で受信され、入出力部14から出力される。 【0113】そして、終了メッセージを聴いたユーザ
が、処理を終了するように、入出力部14を操作する
と、CPU12は、ステップS56において、公衆網通
信部18を制御し、これにより、FAX情報提供装置7
との回線が切断され、リターンする。 【0114】次に、図9のフローチャートは、図6のス
テップS24において、通信相手の装置が、パソコン通
信のホストコンピュータであると判定された場合に行わ
れるステップS30のホストコンピュータとの通信処理
の詳細を示している。 【0115】この場合、まず最初に、ステップS61に
おいて、ホストコンピュータとの通信リンクが確立され
る。即ち、TELINFOに含まれる電話番号が、例え
ば、公衆網2と接続されたホストコンピュータ9のもの
である場合、CPU12は、データ通信部17を制御す
ることにより、SPサーバ3との回線を切断させ、さら
に、公衆網通信部18を制御することにより、その電話
番号を発呼させ、これにより、公衆網2を介して、ホス
トコンピュータ9との通信リンクを確立させる。なお、
ホストコンピュータ9との通信リンクは、TELINF
Oに含まれる接続種別に対応する通信手順にしたがって
確立される。 【0116】すると、ホストコンピュータ9からパソコ
ン1に対しては、IDとパスワードの入力を促すメッセ
ージが送信されてくるので、ユーザは、これに対応し
て、入出力部14を操作することにより、IDとパスワ
ードを入力する。 【0117】即ち、パソコン通信サービスは、一般に、
契約者のみが利用可能なため、ホストコンピュータ9
は、契約者に対して発行されるIDとパスワードを要求
するようになされている。従って、この場合、ユーザ
は、例えば、所定の申込用紙を郵送したり、オンライン
サインアップをすることなどによって、ホストコンピュ
ータ9によりパソコン通信サービスを提供するサービス
提供会社と、あらかじめ契約を結んでおく必要がある。 【0118】ユーザが入出力部14を操作することによ
りIDとパスワードを入力すると、これらは、公衆網通
信部18から、公衆網2を介して、ホストコンピュータ
9に送信される。ホストコンピュータ9では、パソコン
1からのIDとパスワードとの組合せが、契約者のもの
と一致するかどうかが判定(認証)され、一致する場
合、パソコン通信サービスの提供が開始される。 【0119】そして、ユーザが、そのパソコン通信サー
ビスを利用するために、入出力部14を操作すると、C
PU12は、ステップS63において、その操作に対応
して、種々の処理を行う。即ち、これにより、ユーザ
は、例えば、ホストコンピュータ9によって提供される
パソコン通信サービスを利用している他のユーザに、電
子メールを送ることができる。また、そのような他のユ
ーザが送られてきた電子メールを見ることができる。そ
の他、ユーザは、ホストコンピュータ9によって提供さ
れる、例えば、チャットや、電子掲示板、電子会議室な
どのサービスを利用することができる。 【0120】その後、ユーザが、処理を終了するよう
に、入出力部14を操作すると、CPU12は、ステッ
プS64において、公衆網通信部18を制御し、これに
より、ホストコンピュータ9との回線が切断され、リタ
ーンする。 【0121】次に、図10のフローチャートは、図6の
ステップS25において、通信相手の装置が、所定の通
信プロトコルのみによる通信が可能なコンピュータ(所
定のコンピュータ)であると判定された場合に行われる
ステップS31の所定のコンピュータとの通信処理の詳
細を示している。 【0122】この場合、まず最初に、ステップS71に
おいて、所定のコンピュータとの通信リンクが確立され
る。即ち、TELINFOに含まれる電話番号が、例え
ば、公衆網2と接続されたコンピュータ6のものである
場合、CPU12は、データ通信部17を制御すること
により、SPサーバ3との回線を切断させ、さらに、公
衆網通信部18を制御することにより、その電話番号を
発呼させ、これにより、公衆網2を介して、コンピュー
タ6との通信リンクを確立させる。なお、コンピュータ
6との通信リンクは、TELINFOに含まれる接続種
別に対応する通信手順にしたがって確立される。 【0123】すると、コンピュータ6からパソコン1に
対しては、IDとパスワードの入力を促すメッセージが
送信されてくるので、ユーザは、これに対応して、入出
力部14を操作することにより、IDとパスワードを入
力する。 【0124】即ち、ここでは、コンピュータ6を利用す
るには、IDとパスワードが必要となっており、ユーザ
が入出力部14を操作することによりIDとパスワード
を入力すると、これらは、公衆網通信部18から、公衆
網2を介して、コンピュータ6に送信される。コンピュ
ータ6では、パソコン1からのIDおよびパスワードの
認証が行われ、その認証結果に基づいて、パソコン1に
よるログインが許可される。 【0125】そして、ユーザが、入出力部14を所定操
作すると、パソコン1では、ステップS73において、
その操作に対応して、コンピュータ6が使用可能な通信
プロトコルにしたがった通信処理が行われる。即ち、コ
ンピュータ6が使用可能な通信プロトコルは、TELI
NFOに含まれる接続種別から認識することができ、C
PU12は、その接続種別に対応する通信手順にしたが
って、コンピュータ6との通信を行うように、公衆網通
信部18を制御する。これにより、コンピュータ6がf
tpやtelnetなどの所定の通信プロトコルによる
通信だけが可能なものであっても、パソコン1は、コン
ピュータ6との間で、そのような通信プロトコルにより
通信を行うことができるようになされている。 【0126】その後、ユーザが、処理を終了するよう
に、入出力部14を操作すると、CPU12は、ステッ
プS74において、公衆網通信部18を制御し、これに
より、コンピュータ6との回線が切断され、リターンす
る。 【0127】次に、図11のフローチャートは、図6の
ステップS26において、通信相手の装置が、ボイスメ
ール装置であると判定された場合に行われるステップS
32のボイスメール装置との通信処理の詳細を示してい
る。 【0128】この場合、まず最初に、ステップS81に
おいて、ボイスメール装置との通信リンクが確立され
る。即ち、TELINFOに含まれる電話番号が、例え
ば、公衆網2と接続されたボイスメール装置10のもの
である場合、CPU12は、データ通信部17を制御す
ることにより、SPサーバ3との回線を切断させ、さら
に、公衆網通信部18を制御することにより、その電話
番号を発呼させ、これにより、公衆網2を介して、ボイ
スメール装置10との通信リンクを確立させる。なお、
ボイスメール装置10との通信リンクは、TELINF
Oに含まれる接続種別に対応する通信手順にしたがって
確立される。 【0129】すると、ボイスメール装置10からパソコ
ン1に対して、その利用方法や、また、ユーザが所望す
るボイスメールを認識するためのプッシュボタンの操作
を促すメッセージ(これも、以下、適宜、案内メッセー
ジという)が、音声により送信されてくるので、ステッ
プS82では、その音声による案内メッセージが公衆網
通信部18で受信され、入出力部14から出力される。
ユーザは、その案内メッセージを聴いて、所望するボイ
スメールを得ることができるように、入出力部14を操
作する。 【0130】入出力部14が操作されると、公衆網通信
部18は、ステップS83において、その操作に対応し
たDTMF信号を、公衆網2を介して、ボイスメール装
置10に送信する。ボイスメール装置10は、パソコン
1からのDTMF信号を受信すると、そのDTMF信号
に対応したボイスメールを再生し、公衆網2を介してパ
ソコン1に送信する。ステップS84では、このボイス
メールが、公衆網通信部18で受信され、入出力部14
から、音声で出力される。 【0131】ボイスメール装置10は、ボイスメールの
送信後、サービスの終了を報知するメッセージ(これ
も、以下、適宜、終了メッセージという)を、音声によ
り、公衆網2を介して、パソコン1に送信する。ステッ
プS85では、この音声による終了メッセージが、公衆
網通信部18で受信され、入出力部14から出力され
る。 【0132】そして、終了メッセージを聴いたユーザ
が、処理を終了するように、入出力部14を操作する
と、CPU12は、ステップS86において、公衆網通
信部18を制御し、これにより、ボイスメール装置10
との回線が切断され、リターンする。 【0133】なお、ここでは、ボイスメールを再生する
場合について説明したが、所定のDTMF信号を、ボイ
スメール装置10に送信することにより、ユーザが発す
る音声としてのボイスメールを、ボイスメール装置10
に記録させるようにすることも可能である。 【0134】次に、図12のフローチャートは、図6の
ステップS27において、通信相手の装置が、電話機で
あると判定された場合に行われるステップS33の電話
機との通信処理の詳細を示している。 【0135】この場合、まず最初に、ステップS91に
おいて、電話機との通信リンクが確立される。即ち、T
ELINFOに含まれる電話番号が、例えば、公衆網2
と接続された電話機8のものである場合、CPU12
は、データ通信部17を制御することにより、SPサー
バ3との回線を切断させ、さらに、公衆網通信部18を
制御することにより、その電話番号を発呼させ、これに
より、公衆網2を介して、電話機8との通信リンクを確
立させる。なお、電話機8との通信リンクは、TELI
NFOに含まれる接続種別に対応する通信手順にしたが
って確立される。 【0136】すると、電話機8とパソコン1との間で
は、音声信号の送受信が可能となり、ステップS8で
は、電話機8から送信されてくる音声が、公衆網通信部
18で受信され、入出力部14から出力されるととも
に、ユーザが入出力部14に入力した音声が、公衆網通
信部18から公衆網2を介して電話機8に送信される。 【0137】なお、電話機8が、いわゆる留守番電話機
能を有する場合、パソコン1と電話機8との間で通信リ
ンクが確立された後、電話機8からパソコン1に対して
は、所定の音声メッセージ(例えば、伝言の入力を促す
メッセージなど)が送信されてくる。これに対応して、
ユーザが、入出力部14から音声を入力すると、その音
声は、公衆網2を介して電話機8に送信されて録音され
る。 【0138】その後、ユーザが、処理を終了するよう
に、入出力部14を操作すると、CPU12は、ステッ
プS93において、公衆網通信部18を制御し、これに
より、電話機8との回線が切断され、リターンする。 【0139】次に、図13は、図1のIPサーバ5の構
成例を示している。 【0140】IPサーバ5は、ROM61乃至公衆網通
信部68を有し、ROM11乃至公衆網通信部18を有
するパソコン1と基本的に同様に構成されている。但
し、パソコン1よりIPサーバ5の方が、より大容量で
高速のものが用いられるようになされている。 【0141】なお、外部記憶(記録)装置66には、上
述したタグが拡張された(電話番号タグが新たに定義さ
れた)HTMLで記述されたホームページが、対応する
URLと対応付けられて記憶(記録)されている。ま
た、データ通信部67は、例えばモデムなどでなり、イ
ンターネット4を介しての通信制御を行うようになされ
ている。さらに、公衆網通信部68は、例えばNCUや
モデムなどでなり、パソコン1の公衆網通信部18との
通信制御を行うようになされている。 【0142】次に、図14のフローチャートを参照し
て、その動作について説明する。 【0143】IPサーバ5では、まず最初に、ステップ
S101において、パソコン1からホームページの要求
があったかどうかが、CPU62により判定される。ス
テップS101において、ホームページの要求がなかっ
たと判定された場合、ステップS101に戻る。また、
ステップS101において、ホームページの要求があっ
たと判定された場合、即ち、ユーザにより所定のURL
が入力され、これが、パソコン1から、SPサーバ3お
よびインターネット4を介して送信されてきた場合、ス
テップS101に進み、CPU62は、そのURLに対
応するホームページを、外部記憶装置66から検索して
読み出し、データ通信部17に送信させる。これによ
り、パソコン1では、上述したように、ユーザが入力し
たURLに対応するホームページが受信されて表示され
る。 【0144】その後は、ステップS101に戻り、以
下、同様の処理が繰り返される。 【0145】なお、パソコン1から、インターネット4
を介さずに、公衆網2のみを介して、アクセスがあった
場合には、IPサーバ5では、公衆網通信部68によっ
て、その通信制御が行われるようになされている。 【0146】以上、本発明を、インターネット4を利用
したネットワークシステムに適用した場合について説明
したが、本発明は、インターネット4以外の、例えば、
イントラネットその他のネットワークを利用したネット
ワークシステムにも適用可能である。 【0147】なお、本実施の形態においては、電話番号
の発呼を、DTMF信号(プッシュボタン信号)によっ
て行うようにしたが、電話番号の発呼は、その他、例え
ば、ダイヤルパルスなどによって行うようにすることも
可能である。 【0148】さらに、本実施の形態では、説明を分かり
やすくするために、パソコン1に、インターネット4を
介した通信制御を行うデータ通信部17と、公衆網2の
みを介した通信制御を行う公衆網通信部18とを設ける
ようにしたが、これらは、物理的に1つのモデムなどで
構成することが可能である。IPサーバ5に設けたデー
タ通信部67および公衆網通信部68についても同様で
ある。 【0149】また、本実施の形態では、SPサーバ3と
IPサーバ5とが別々に設けられている場合について説
明したが、本発明は、SPサーバ3が、IPサーバ5も
兼ねている場合にも適用可能である。なお、この場合、
情報が送受信されるパソコン1とSPサーバ3との間
に、他のサーバが介在することは基本的にないため、デ
ータ通信部17と67との間で、情報の送受信を行って
も、公衆網通信部17と67との間で情報の送受信を行
う場合と同程度に、そのセキュリティおよび通信速度は
確保される。但し、パソコン1が、所定のAP(Access
Point)を介して、SPサーバ3にアクセスするように
なされている場合には、そのAPにおいて、情報が盗聴
されたり、また、通信速度が低下する可能性があるた
め、このような場合には、そのAPを介さずに、公衆網
2のみを介して、パソコン1とSPサーバ3との間で、
情報を送受信するようにするのが好ましい。 【0150】さらに、本実施の形態では、公衆網2のみ
を介してパソコン1と通信を行う通信装置として、IP
サーバ5、コンピュータ6、FAX情報提供装置7、電
話機8、ホストコンピュータ9、ボイスメール装置10
を例に説明を行ったが、本発明は、これら以外の通信装
置を対象とする場合も適用可能である。 【0151】 【0152】【発明の効果】 本発明の第1の情報処理装置および第1
の情報処理方法によれば、表示された情報の所定の位置
が指示された場合において、その所定の位置に、所定の
装置が接続された回線に割り当てられている回線番号お
よび所定の装置と通信を行うための通信方法が対応付け
られているときに、その回線番号および通信方法に基づ
いて、所定の装置との通信リンクが確立される。従っ
て、その回線番号に対応する装置と、その装置に対応す
る通信方法で、直接通信することが可能となり、その結
果、ある程度のセキュリティおよび通信速度を確保する
ことが可能となる。 【0153】 【0154】本発明の情報提供装置によれば、記録媒体
に、リンク先として、所定の装置が接続された回線に割
り当てられている回線番号および所定の装置と通信を行
うための通信方法が記述されている情報が記録されてい
るので、やはり、所定の装置と、その装置に対応する通
信方法で、直接通信することが可能となる。 【0155】本発明の情報処理システムによれば、記録
媒体には、リンク先として、所定の装置が接続された回
線に割り当てられている回線番号および所定の装置と通
信を行うための通信方法が記述されている情報が記録さ
れており、指示された所定の位置に、回線番号および通
信方法が対応付けられている場合に、その回線番号およ
び通信方法に基づいて、所定の装置との通信リンクが確
立される。従って、その回線番号に対応する装置と、そ
の装置に対応する通信方法で、直接通信することが可能
となり、その結果、ある程度のセキュリティおよび通信
速度を確保することが可能となる。本発明の第2の情報
処理装置および第2の情報処理方法によれば、所定のネ
ットワークとの通信リンクが確立された後に、その所定
のネットワークを介して、情報提供装置から送信されて
くる情報が受信され、所定のネットワークとの回線が切
断された後に、所定の装置との通信リンクが確立され、
所定の装置との通信の終了後、所定のネットワークとの
通信リンクが再度確立される。従って、回線が1回線で
済む。
び情報処理方法、情報提供装置、並びに情報処理システ
ムに関する。特に、例えば、インターネットにおいて構
築されているWWW(World Wide Web)システムなどに
用いて好適な情報処理装置および情報処理方法、情報提
供装置、並びに情報処理システムに関する。 【0002】 【従来の技術】最近急速に発展しているインターネット
上には、WWWシステムが構築されており、このWWW
システムでは、HTTP(Hyper Text Transfer Protoc
ol)と呼ばれるプロトコルにより、データの転送を行
い、HTML(Hyper Text Markup Language)で画面
(ホームページ)を記述することにより、情報の検索や
表示を、簡単に行うことができるようになされている。 【0003】このWWWシステムのユーザ側のアプリケ
ーション(WWWブラウザ)としては、例えばNetscape
社のNetscape Navigator(商標)や、NCSAのMosaic(商
標)、Microsoft社のInternet Explorer(商標)など
が、また、情報提供者側のアプリケーション(WWWサ
ーバ)としては、例えばNetscape Commerce Server(商
標)などが、それぞれ知られている。各ユーザは、WW
Wブラウザを用いてWWWサーバにアクセスし、情報や
サービスの提供を受けることができる。また、各インフ
ォメーションプロバイダ(情報提供者)は、WWWサー
バを用いて、WWWブラウザに情報やサービスを提供す
ることができる。 【0004】即ち、WWWサーバは、HTMLで記述さ
れたテキストファイルを記憶しており、WWWブラウザ
からの要求に応じたテキストファイルを、そのWWWブ
ラウザに送信する。WWWブラウザは、WWWサーバか
ら送信されてくるテキストファイルを受信し、その内容
を解釈して画面に表示する。なお、HTMLのテキスト
ファイルには、画像や音声のデータを関係付けておくこ
とができ、この場合、テキストだけでなく、そのテキス
トファイルに関係付けられている画像(インラインイメ
ージ)なども表示される。 【0005】ところで、HTMLは、ドキュメントの構
造を記述するためのもので、これにより記述がなされた
ファイルは、そのドキュメントの内容そのものと、タグ
(予約語)と含んでいる。タグは、「<」と「>」とで
囲んで表され、例えば、ドキュメントの要素、構造、整
形方法、さらには、リンク先などを表すのに使用され
る。 【0006】即ち、例えば、ファイルがHTMLで記述
されたものであることを表すには、<HTML>タグが使用さ
れる。また、例えば、1つのパラグラフを表すには、<P
>タグが使用される。さらに、例えば、リンク先を表す
には、<A>タグが使用される。また、例えば、イメージ
(画像)のファイルを指定するときには、<IMG>タグが
使用される。 【0007】WWWシステムにおいては、URL(Unif
orm Resource Locator)と呼ばれる一種のアドレスによ
り、インターネット上におかれているファイル(ホーム
ページ)の指定が行われる。URLは、スキーム名、ド
メイン名(ホスト名)、およびファイル名からなり、そ
れぞれによって、転送プロトコル名、WWWサーバ、フ
ァイル名の指定が行われる。即ち、例えば、URLが、
http://www.sony.co.jp/sonydrive/index.htmlであると
き、スキーム名、ドメイン名、ファイル名は、それぞれ
http,www.sony.co.jp,/sonydrive/index.htmlであ
る。なお、実際のサーバへのアクセスは、IPアドレス
によって行われるが、IPアドレスは、ドメイン名から
認識される。即ち、ドメイン名からIPアドレスを取得
するサーバとしてDNS(Domain Name Server)があ
り、WWWブラウザは、そこに問い合わせを行い、IP
アドレスを認識する。 【0008】上述したように、ホームページを構成す
る、HTMLのファイル(HTMLファイル)において
は、<A>タグによって、リンク先が表されており、これ
により、ユーザが、あるホームページから、それに関連
する、他のホームページを容易に取得することができる
ようになされている。 【0009】即ち、あるHTMLファイルにおいて、例
えば、 Go back to <A HREF="http://www.sony.co.jp/">Main Menu</A> ・・・(1) などと記述されている場合、WWWブラウザでは、 Go back to Main Menu ・・・(2) と表示される。 【0010】ここで、(1)において、<A>タグの中のH
REF="http://www.sony.co.jp/"は、リンク先のURLが
http://www.sony.co.jp/であることを表している。ま
た、(1)において、</A>タグは、<A>タグの終了タグ
である。WWWブラウザによっては、<A>タグと</A>タ
グとの間にあるテキスト(ここでは、Main Menu)は、
そこにリンクが張られていることを示すために、例え
ば、ハイライトで表示されたり、アンダーラインを付し
て表示されたりする場合がある。 【0011】WWWブラウザにおいて、(2)に示すよ
うに、Go back to Main Menuが表示された後、<A>タグ
と</A>タグとの間にあるテキストである「Main Menu」
の部分をユーザがクリックすると、WWWブラウザで
は、<A>タグの中に記述されているリンク先、即ち、こ
こでは、http://www.sony.co.jp/というURLで表され
るHTMLファイルが、WWWサーバに要求される。 【0012】このURLの中のドメイン名が割り当てら
れたWWWサーバでは、要求されたHTMLファイルが
検索され、WWWブラウザに送信される。そして、WW
Wブラウザでは、WWWサーバから送信されてくるHT
MLファイルが受信され、その内容が解釈されて画面に
表示される。 【0013】このようにして表示されたホームページの
中の所定の部分に、<A>タグを用いてリンク先が対応付
けられている場合には、上述した場合と同様に、その所
定の部分をクリックすることで、対応するホームページ
を得ることができる。なお、上述の場合には、文字列
「Main Menu」にリンク先を対応付けたが、その他、イ
メージなどにリンク先を対応付けておくことも可能であ
る。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
WWWシステムを利用して、オンラインショッピングな
どが行われている。このオンラインショッピングにおい
ては、例えば、ユーザは、WWWブラウザで表示された
ホームページに掲載された商品の写真、価格、その他の
商品に関する情報(商品情報)を見て、その商品を購入
するかどうかを決定し、購入する場合には、その商品を
特定するための情報(例えば、商品名や、商品に付され
たユニークな番号)や、さらには、必要に応じて、発注
する商品の個数、色(デザイン)、サイズなどに関する
情報(以下、適宜、これらの情報をまとめて、商品関連
情報という)を、WWWブラウザから入力し、商品情報
を提供するWWWサーバ(情報提供者)にオンラインで
送信する。すると、後日、商品の代金が、例えばユーザ
の指定した銀行口座や、クレジットカード会社から支払
われるとともに、その商品がユーザに届けられる。 【0015】以上のようなオンラインショッピングで
は、代金の支払いに、ユーザの銀行口座やクレジットカ
ードなどの番号が必要となるが、これを、WWWシステ
ム、即ち、インターネットを利用して、商品情報を提供
するWWWサーバに送信する場合、これらの銀行口座や
クレジットカードの番号などの、他人に秘密にすべき情
報(以下、適宜、秘密情報という)が、幾つものサーバ
を介して、商品情報を提供するWWWサーバに送信され
ることがあり、そのセキュリティが問題となる。 【0016】つまり、秘密情報が送信される場合におい
て、その秘密情報を、インターネットを構成するサーバ
どうしを接続する回線(主として専用線)上で盗聴する
ことは、基本的に、法律の規制の対象となるが、そのよ
うなサーバが設置されているビルなどの建物の中のMD
F(Main Distributing Frame)またはIDF(Imterme
diate Distributing Frame)からサーバまでの間(以
下、適宜、未規制区間という)で盗聴することは、法規
制の対象とはならない。従って、いわば法の隙間をつ
き、このような未規制区間をねらって盗聴が行われるこ
とが考えられる。 【0017】このため、秘密情報を送信する際に、未規
制区間が存在するサーバを、幾つも経由することは、セ
キュリティの確保の観点から好ましくない。 【0018】一方、WWWブラウザからホームページを
要求した場合に、そのホームページのHTMLファイル
は、インターネットにおいて、どのような経路を経て送
信されてくるかは分からない。 【0019】従って、あるユーザが要求したHTMLフ
ァイルが、その他の多くの情報がやりとりされている経
路を経て送信されてくる場合、実質的な通信速度が低下
するため、ホームページが表示されるまでに時間を要
し、ユーザに煩わしさを感じさせることとなる。 【0020】また、いまのところ、HTMLファイルに
おいて、リンク先は、上述したように、URLで指定さ
れるが、このように、リンク先をURLで記述する場
合、その転送プロトコルとして規定されている、例えば
httpやftpなど以外のプロトコルでしか通信ができない
通信装置は、リンク先とすることができない。しかしな
がら、そのような通信装置、即ち、具体的には、例え
ば、特定のプロトコルのみで通信が可能なコンピュータ
や、電話機、ファクシミリなどを、リンク先とし、情報
のやりとりをすることができれば便利である。 【0021】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ある程度のセキュリティおよび通信速度
を確保し、さらに、種々の装置との情報のやりとりをす
ることができるようにするものである。 【0022】 【0023】 【0024】【課題を解決するための手段】 本発明の第1の情報処理
装置は、指示操作手段を操作することにより指示された
所定の位置に、所定の装置が接続された回線に割り当て
られている回線番号および所定の装置と通信を行うため
の通信方法が対応付けられている場合に、その回線番号
および通信方法に基づいて、所定の装置との通信リンク
を確立する通信制御手段を備えることを特徴とする。 【0025】本発明の第1の情報処理方法は、表示され
た情報の所定の位置が指示された場合において、その所
定の位置に、所定の装置が接続された回線に割り当てら
れている回線番号および所定の装置と通信を行うための
通信方法が対応付けられているときに、その回線番号お
よび通信方法に基づいて、所定の装置との通信リンクを
確立することを特徴とする。 【0026】 【0027】 【0028】本発明の情報提供装置は、記録媒体に、リ
ンク先として、所定の装置が接続された回線に割り当て
られている回線番号および所定の装置と通信を行うため
の通信方法が記述されている情報が記録されていること
を特徴とする。 【0029】本発明の情報処理システムは、情報提供装
置が、リンク先として、所定の装置が接続された回線に
割り当てられている回線番号および所定の装置と通信を
行うための通信方法が記述されている情報が記録されて
いる記録媒体を有し、情報処理装置が、指示操作手段を
操作することにより指示された所定の位置に、回線番号
および通信方法が対応付けられている場合に、その回線
番号および通信方法に基づいて、所定の装置との通信リ
ンクを確立する通信制御手段を有することを特徴とす
る。本発明の第2の情報処理装置は、所定のネットワー
クとの通信リンクが確立された後に、その所定のネット
ワークを介して、情報提供装置から送信されてくる情報
が受信され、所定のネットワークとの回線が切断された
後に、所定の装置との通信リンクが確立され、所定の装
置との通信の終了後、所定のネットワークとの通信リン
クが再度確立されることを特徴とする。本発明の第2の
情報処理方法は、所定のネットワークとの通信リンクが
確立された後に、その所定のネットワークを介して、情
報提供装置から送信されてくる情報が受信され、所定の
ネットワークとの回線が切断された後に、所定の装置と
の通信リンクが確立され、所定の装置との通信の終了
後、所定のネットワークとの通信リンクが再度確立され
ることを特徴とする。 【0030】 【0031】 【0032】本発明の第1の情報処理装置および第1の
情報処理方法においては、表示された情報の所定の位置
が指示された場合において、その所定の位置に、所定の
装置が接続された回線に割り当てられている回線番号お
よび所定の装置と通信を行うための通信方法が対応付け
られているときに、その回線番号および通信方法に基づ
いて、所定の装置との通信リンクを確立するようになさ
れている。 【0033】 【0034】 【0035】 【0036】本発明の情報提供装置においては、記録媒
体に、リンク先として、所定の装置が接続された回線に
割り当てられている回線番号および所定の装置と通信を
行うための通信方法が記述されている情報が記録されて
いる。 【0037】本発明の情報処理システムにおいては、記
録媒体には、リンク先として、所定の装置が接続された
回線に割り当てられている回線番号および所定の装置と
通信を行うための通信方法が記述されている情報が記録
されており、指示された所定の位置に、回線番号および
通信方法が対応付けられている場合に、その回線番号お
よび通信方法に基づいて、所定の装置との通信リンクを
確立するようになされている。本発明の第2の情報処理
装置および第2の情報処理方法においては、所定のネッ
トワークとの通信リンクが確立された後に、その所定の
ネットワークを介して、情報提供装置から送信されてく
る情報が受信され、所定のネットワークとの回線が切断
された後に、所定の装置との通信リンクが確立され、所
定の装置との通信の終了後、所定のネットワークとの通
信リンクが再度確立される。 【0038】 【0039】 【0040】 【0041】 【0042】 【0043】 【0044】 【0045】 【0046】 【0047】 【0048】 【0049】図1は、本発明を適用したネットワークシ
ステムの一実施の形態の構成を示している。 【0050】ユーザは、パーソナルコンピュータ(以
下、適宜、パソコンという)1(情報処理装置)を有
し、例えばPSTN(Public Switched Telephone Netw
ork)やISDN(Integrated Service Digital Networ
k)などの公衆網2、あるいは図示せぬ専用線を介し
て、サービスプロバイダ(接続業者)が有するSP(Se
rvice Provider)サーバ3に接続されている。他のユー
ザが有するパソコンも同様にしてSPサーバ3に接続さ
れている。 【0051】なお、この実施の形態においては、パソコ
ン1は、SPサーバ3だけではなく、公衆網2を介し
て、IPサーバ5、さらには、ftpやtelnetな
どの所定のプロトコルによる通信のみが可能なコンピュ
ータ6、ファクシミリ(FAX)が受信可能な形式で、
種々の情報(例えば、不動産の情報誌に紹介されている
物件のより詳細な間取りの情報など)(以下、FAX情
報という)を提供するFAX情報提供装置7、電話機
(携帯電話機)8、いわゆるパソコン通信のホストコン
ピュータ9、音声によるメッセージ(ボイスメール)を
保持、提供するボイスメール装置10などとも接続され
ている。 【0052】SPサーバ3は、インターネット4(伝送
媒体)に接続されており(を構成しており)、インター
ネット4には、さらに、インフォメーションプロバイダ
(情報提供者)が有する、WWWサーバとしてのIP
(Information Provider)サーバ5も接続されている。
インターネット4においては、TCP/IP(Transmis
sion Control Protocol/Internet Protocol)と呼ばれ
るプロトコルにしたがって、コンピュータ相互間で通信
を行うようになされている。 【0053】また、インターネット4上には、前述した
ように、WWWシステムが構築されており、従って、各
ユーザは、パソコン1のアプリケーションとしてのWW
Wブラウザを用いて、WWWサーバとしてのIPサーバ
5にアクセスし、情報やサービスの提供を受けることが
できる。また、各インフォメーションプロバイダ(情報
提供者)は、WWWサーバであるIPサーバ5を用い
て、WWWブラウザ(パソコン1)に情報やサービスを
提供することができる。 【0054】なお、ユーザは、インターネット4に直接
接続することも可能であるが、通常は、サービスプロバ
イダと契約し、図1に示したように、公衆網2を介し
て、SPサーバ3にアクセスすることで、インターネッ
ト4に接続される(インターネット4を構成するように
なる)。 【0055】また、図1には、図示していないが、SP
サーバ3以外のSPサーバ、およびIPサーバ5以外の
IPサーバも、インターネット4に接続されている。 【0056】以上のように構成されるネットワークシス
テムにおいては、ユーザがパソコン1を操作することに
より、公衆網2を介して、SPサーバ3にアクセスする
と、パソコン1とSPサーバ3との間で通信リンクが確
立される。 【0057】さらに、ユーザが、所定のホームページの
アドレス(URL)を、パソコン1を操作することによ
り入力し、この入力されたアドレスに対応するホームペ
ージが、IPサーバ5において記憶(記録)されている
場合、IPサーバ5は、そのホームページを、インター
ネット4を介してSPサーバ3に送信する。SPサーバ
3は、IPサーバ5からホームページを受信すると、そ
れを、公衆網2を介してパソコン1に転送し、これによ
り、パソコン1では、入力したアドレスに対応するホー
ムページが表示される。 【0058】ここで、IPサーバ5に格納(記録/記
憶)されているホームページには、必要に応じて、前述
したように、<A>タグを用いて、リンク先の情報(ファ
イル)のURLが記述されている他、コンピュータ6
や、FAX情報提供装置7、電話機8、ホストコンピュ
ータ9、ボイスメール装置10などが接続されている電
話回線に割り当てられている回線番号(電話番号)もリ
ンク先として記述されている。 【0059】即ち、本実施の形態では、電話番号をリン
ク先として、所定の文字列や画像に対応付けて記述する
ことができるように、HTMLのタグが拡張されてお
り、そのようなタグとしての電話番号タグ(回線番号タ
グ)(例えば、<TEL>など)が新たに定義されている。
これにより、WWWサーバにおいて管理されているホー
ムページだけでなく、コンピュータ6や、FAX情報提
供装置7、電話機8、ホストコンピュータ9、ボイスメ
ール装置10などをリンク先として指定することができ
るようになされている。 【0060】さらに、コンピュータ6や、FAX情報提
供装置7、電話機8、ホストコンピュータ9、ボイスメ
ール装置10と通信を行うためには、それぞれに対応し
た通信手順(接続方法)を用いる必要がある。そこで、
例えば、<A>タグとともに記述されるURLに転送プロ
トコルが含められるのと同様に、電話番号タグとともに
記述される電話番号には、コンピュータ6、FAX情報
提供装置7、電話機8、ホストコンピュータ9、ボイス
メール装置10それぞれとの通信を行うための通信手順
(通信方法)を表す情報(以下、適宜、接続種別とい
う)を付加することができるようになされている。 【0061】ここで、以上のようなリンク先としての電
話番号と接続種別との組合せを、以下、適宜、TELI
NFO(Telephone Information)という。 【0062】以上のような電話番号タグが新たに定義さ
れたHTMLによって記述されたホームページが、パソ
コン1において表示された後、ユーザがパソコン1を操
作することにより、その電話番号タグが対応付けられた
所定の表示部分を指示すると、パソコン1は、その電話
番号タグとともに記述されている電話番号を発呼し、さ
らに、その電話番号に付加されている接続種別に対応す
る通信手順にしたがって、その電話番号が割り当てられ
ている電話回線に接続されている装置との通信リンク
を、公衆網2を介して確立する。 【0063】従って、ユーザは、パソコン1によって、
ホームページの転送プロトコルとして用いられているh
ttp以外のプロトコルとしての、例えば、ftpや、
telnetなどでしか通信を行うことができないコン
ピュータ6と情報のやりとりを行うことができる。さら
に、URLの転送プロトコル名として記述可能な通信手
順以外の通信手順で通信を行う装置であるFAX情報提
供装置7、電話機8、ホストコンピュータ9、ボイスメ
ール装置10と情報のやりとりを行うことも可能とな
る。 【0064】また、パソコン1は、コンピュータ6、F
AX情報提供装置7、電話機8、ホストコンピュータ
9、ボイスメール装置10それぞれと、インターネット
4を介さず、公衆網2のみを介して通信を行うため、即
ち、未規制区間が存在するサーバを、幾つも経由せずに
通信(いわば1対1の通信)が行われるため、従来より
もセキュリティを向上させることができる。 【0065】さらに、本実施の形態では、ホームページ
において、電話番号タグとともに、IPサーバ5を公衆
網2と接続している電話回線の電話番号を記述しておく
ことで、パソコン1は、WWWサーバであるIPサーバ
5とも、インターネット4を介さず、公衆網2のみを介
して通信を行うことができるようになされている。 【0066】従って、IPサーバ5において、ホームペ
ージにより、例えばオンラインショッピングサービスが
提供されている場合において、クレジットカードの番号
や銀行口座の番号などの秘密情報は、パソコン1からI
Pサーバ5に、インターネット4を介さず、公衆網2の
みを介して直接送信するようにすることができ、この場
合、秘密情報の、第3者による不正入手(盗聴)の可能
性を低減することができる。 【0067】また、秘密情報以外の情報も、パソコン1
とIPサーバ5との間で、公衆網2のみを介してやりと
りすることができ、この場合、その間の通信速度とし
て、所定の速度を確保することができる。即ち、インタ
ーネット4を介する場合においては、前述したように、
多くの情報がやりとりされている経路を経由することが
あり、この場合、実質的な通信速度が低下することがあ
る。一方、インターネット4を介さずに、公衆網2のみ
を介する場合、基本的には、そのような通信速度の低下
が生じることはない。 【0068】次に、図2は、図1のパソコン1の構成例
を示している。ROM(Read OnlyMemry)11は、シス
テムプログラムを記憶しており、CPU(Central Proc
essor Unit)12は、このROM11に記憶されている
システムプログラムや、RAM(Random Access Memor
y)13に展開されたプログラム(アプリケーションプ
ログラム)にしたがって各種の処理を実行するようにな
されている。RAM13は、CPU12が各種の処理を
実行する上において必要なプログラムやデータなどを適
宜記憶するようになされている。入出力部14は、例え
ばキーボードやマウス、さらにはマイク(マイクロフォ
ン)などの、各種の指令、その他必要な情報などを入力
するための入力装置と、例えばディスプレイや、プリン
タ、スピーカその他の、文字や画像などの表示、印刷、
音声の出力を行うための出力装置とから構成されてい
る。 【0069】インターフェイス(I/F)15は、CP
U12と、外部記憶装置16、データ通信部17、およ
び公衆網通信部18との間のデータの入出力を管理する
ようになされている。外部記憶装置16は、例えば、ハ
ードディスク装置や、光磁気ディスク装置などで構成さ
れており、必要なデータやプログラムなどを記憶するよ
うになされている。データ通信部17は、例えばモデム
などで構成され、公衆網2を介して、SPサーバ3との
通信に必要な制御を行うようになされている。公衆網通
信部18は、例えばNCU(Network Controll Unit)
やモデムなどで構成され、公衆網2のみを介して、IP
サーバ5や、コンピュータ6、FAX情報提供装置7、
電話機8、ホストコンピュータ9、ボイスメール装置1
0などとの通信を行うのに必要な制御を行うようになさ
れている。 【0070】なお、この実施の形態では、公衆網通信部
18は、例えば、少なくともDTMF(Dual Tone Mult
i Frequency)信号を送信することができるようになさ
れている。 【0071】次に、図3のフローチャートを参照して、
その動作について説明する。 【0072】入出力部14が、ユーザによってWWWブ
ラウザを起動するように操作されると、ステップS1に
おいて、WWWブラウザが起動され、さらに、ユーザ
が、入出力部14を、SPサーバ3と通信リンクを確立
するように操作すると、CPU12は、ステップS2に
おいて、データ通信部17を制御し、これにより、SP
サーバ3との通信リンクを確立させる。 【0073】その後、ユーザが、入出力部14を操作す
ることにより、所定のホームページを指定(指示)する
と、ステップS3において、そのホームページの要求
が、データ通信部17から公衆網2を介して、SPサー
バ3に送信される。即ち、ステップS3においては、ユ
ーザにより、要求するホームページのURLが入力さ
れ、これにより、パソコン1からSPサーバ3に対し
て、そのURLが送信される。 【0074】なお、URLは、WWWブラウザの画面上
の所定の欄に直接入力しても良いし、また、要求するホ
ームページに対して、<A>タグによりリンクが張られて
いる画面(ホームページ)が、パソコン1の入出力部1
4に表示されている場合には、その画面の所定の部分
(要求するホームページのURLと対応付けられている
部分)を、マウスなどでクリックすることによっても入
力することができる。 【0075】ここで、本実施の形態では、SPサーバ3
は、DNSとしても機能するようになされており、パソ
コン1からURLを受信すると、そのURLからIPア
ドレスを取得する。例えば、いま、このIP(Internet
Protocol)アドレスが、IPサーバ5のものであった
とすると、SPサーバ3は、そのURLに対応するホー
ムページをIPサーバ5に要求する。IPサーバ5(W
WWサーバ)は、この要求を受信すると、対応するホー
ムページを、インターネット4を介して、SPサーバ3
に転送する。SPサーバ3は、このホームページを、公
衆網2を介して、パソコン1に転送し、パソコン1で
は、ステップS4において、SPサーバ3からのホーム
ページが、データ通信部17で受信される。データ通信
部17は、ホームページを受信すると、インターフェイ
ス15を介して、入出力部14に供給し、これにより、
入出力部14では、ステップS5において、受信された
ホームページが表示される。即ち、ホームページは、例
えば、図4に示すように、入出力部14のディスプレイ
などにオープンされたWWWブラウザ(のウインドウ)
21内に表示される。 【0076】WWWブラウザ21において、あるホーム
ページが表示された状態で、カーソル23が、他のホー
ムページとリンクされている部分(<A>タグによってU
RLと対応付けられている部分)に移動されると、図4
において、例えば、WWWブラウザ21の下部に配置さ
れているURL表示部22には、そのリンクされている
ホームページのURLが表示される。また、カーソル2
3が、電話番号タグによってTELINFOと対応付け
られている部分に移動されると、URL表示部22に
は、そのTELINFOが表示される。 【0077】なお、URLやTELINFOと対応付け
られている部分は、例えば、特定の色で表示されたり、
あるいはボタンやアイコンの形で表示されるようになさ
れており、さらに、そのような部分にカーソル23が移
動された場合には、カーソル23の形状が、ボタンを押
すことをイメージさせる、例えば指先のようなものに変
更されるようになされており、これにより、ユーザが、
URLやTELINFOと対応付けられている部分(以
下、適宜、リンク表示部分という)を容易に認識するこ
とができるようになされている。 【0078】ホームページが表示された後は、ステップ
S5からS6に進み、リンク表示部分がクリックされた
かどうかが、CPU12によって判定される。ステップ
S6において、リンク表示部分がクリックされていない
と判定された場合、ステップS7に進み、処理を終了す
るように、入出力部14が操作されたかどうかが、CP
U12によって判定される。ステップS7において、処
理を終了するように、入出力部14が操作されたと判定
された場合、ステップS8に進み、データ通信部17に
よって、SPサーバ3との回線が切断され、処理を終了
する。また、ステップS7において、処理を終了するよ
うに、入出力部14が操作されていないと判定された場
合、ステップS5に戻る。 【0079】そして、ユーザが入出力部14を操作して
リンク表示部分をクリックすると、ステップS6におい
て、リンク表示部分がクリックされたと判定され、ステ
ップS9に進み、リンク表示部分に電話番号タグが記述
されているかどうかが、CPU12によって判定され
る。ステップS9において、リンク表示部分に電話番号
タグが記述されていないと判定された場合、即ち、<A>
タグが記述されている場合、ステップS3に戻り、その
<A>タグとともに記述されているURLに対応するホー
ムページの要求がなされる。 【0080】即ち、クリックされたリンク表示部分に対
応付けられているURLが、パソコン1(データ通信部
17)からSPサーバ3に対して送信され、以下、上述
した場合と同様にして、そのURLに対応するホームペ
ージを記憶しているWWWサーバから、そのホームペー
ジが転送され、ステップS4,S5それぞれにおいて受
信、表示される。 【0081】一方、ステップS9において、リンク表示
部分に電話番号タグが記述されていると判定された場
合、CPU12は、その電話番号タグとともに記述され
ているTELINFOを読み出し、ステップS10にお
いて、その中に、電話番号が複数含まれているかどうか
を判定する。 【0082】ここで、TELINFOには、電話番号を
1以上含めることができるようになされている。即ち、
例えば、FAX情報提供装置7などは、いわゆるミラー
サイトなどのように、同一のFAX情報を有しているも
のが、全国各地、さらには世界各国に設置されている場
合がある。このような場合、FAX情報提供装置7のT
ELINFOには、必要に応じて、その全国各地、ある
いは世界各国に設置されているものの電話番号、即ち、
複数の電話番号が含められるようになされている。 【0083】ステップS10において、TELINFO
の中に複数の電話番号が含まれると判定された場合、ス
テップS11に進み、CPU12は、ユーザにとって有
利な電話番号としての、例えば、パソコン1の設置場所
から、最も近い場所に対応する電話番号、つまり通話料
が最も安価に済む電話番号などを選択し、ステップS1
2に進む。 【0084】一方、ステップS10において、TELI
NFOの中に複数の電話番号が含まれていないと判定さ
れた場合、即ち、1つの電話番号しか含まれていない場
合、ステップS11をスキップして、ステップS12に
進み、TELINFOの中に含まれる電話番号が、入出
力部14において表示される。 【0085】ここで、入出力部14では、例えば、図5
に示すように、ウインドウ31がオープンされ、そのウ
インドウ31に、電話番号(××−×××−××××)
が、電話をかけることの承認を求めるメッセージ(よろ
しいですか?)、およびその電話番号をかけることによ
りかかる通話料金(例えば、1分あたりの通話料)(□
□□円)とともに表示されるようになされている。な
お、通話料金は、CPU12において、電話番号に基づ
いて計算されるようになされている。 【0086】また、TELINFOの中に複数の電話番
号が含まれる場合、入出力部14においては、そのすべ
ての電話番号が表示されるようになされている。なお、
この場合、ステップS11で選択された電話番号には、
図5に示すように、所定のマーク32が付されるように
なされており、これにより、通話料が最も安価に済む電
話番号を、ユーザが容易に認識することができるように
なされている。また、このマーク32は、入出力部14
を操作することで、他の電話番号の位置に移動すること
ができるようになされている。TELINFOの中に複
数の電話番号が含まれる場合には、後述するステップS
16の通信処理において、マーク32が付されている電
話番号に電話がかけられる(電話番号が発呼される)よ
うになされている。 【0087】ユーザは、以上のような表示を見て、電話
をかけるかどうかを決定し、それに対応して、入出力部
14を操作する。すると、ステップS13では、入出力
部14が、電話をかけるように操作されたかどうかが判
定される。ステップS13において、入出力部14が、
電話をかけないように操作されたと判定された場合、ス
テップS5に戻り、入出力部14には、再び、元のホー
ムページが表示される。 【0088】また、ステップS13において、入出力部
14が、電話をかけるように操作されたと判定された場
合、ステップS14に進み、TELINFOの中に含ま
れる電話番号(電話番号が複数ある場合には、入出力部
14が、電話をかけるように操作されたときにおけるマ
ーク32が位置している電話番号)に電話をかけるの
に、国際回線業者か、または長距離回線業者を利用する
必要があるかどうかが、CPU12によって判定され
る。ステップS14において、国際回線業者か、または
長距離回線業者を利用する必要があると判定された場
合、ステップS15に進み、CPU12によって、その
ための所定の番号が、電話番号に付加され、ステップS
16に進む。 【0089】一方、ステップS14において、国際回線
業者か、または長距離回線業者を利用する必要がないと
判定された場合、ステップS15をスキップして、ステ
ップS16に進み、TELINFOにしたがった通信処
理が行われ、ステップS2に戻る。 【0090】即ち、公衆網通信部18において、DTM
F信号によって、電話番号が発呼され、TELINFO
に含まれる接続種別に対応する通信手順にしたがって通
信リンクが確立される。 【0091】ここで、パソコン1と接続されている電話
回線がPSTNである場合、原則として、SPサーバ3
と通信リンクを確立した状態で、電話番号を発呼し、そ
の電話番号に対応する装置と通信を行うためには、物理
的に2回線が必要となるが、このように、電話回線を2
回線必要とするのは、実用上好ましくない。そこで、パ
ソコン1は、SPサーバ3(インターネット4)との回
線を、一旦切断し、その後、電話番号を発呼して、その
電話番号に対応する装置と通信を行うようになされてい
る。そして、パソコン1は、その通信の終了後、再び、
SPサーバ3との通信リンクを確立するようになされて
いる。このようにすることで、電話回線が1回線で済む
ようになされている。 【0092】なお、電話をかけた相手方が、例えば、い
わゆる話中の場合があり、この場合、通信リンクの確立
に失敗することとなる。このように通信リンクの確立に
失敗した場合、その通信リンクを確立するための処理、
即ち、電話番号の発呼が再試行、またはSPサーバ3と
の通信リンクが再度確立される。但し、電話をかけて通
信リンクの確立に失敗した場合に、再発呼するか、また
はSPサーバ3との通信リンクを確立するかは、入出力
部14を操作することで設定することができるようにな
されている。 【0093】また、パソコン1と接続されている電話回
線がISDNであれば、1回線に、論理的に複数の回線
を設けることができるので、この場合は、物理的に1回
線であっても、SPサーバ3および電話番号に対応する
装置との通信を同時に行うことができる。即ち、電話番
号を発呼するのに、SPサーバ3との回線を切断する必
要はない。 【0094】ここで、本実施の形態では、パソコン1
が、PSTNの1の電話回線と接続されているものとし
て、以下、説明を行う。 【0095】図6のフローチャートは、図3のステップ
S16の通信処理のより詳細を示している。 【0096】通信処理では、まず最初に、ステップS2
1において、TELINFOに含まれている接続種別
が、CPU12によって認識され、さらに、ステップS
22乃至S27それぞれにおいて、その接続種別に基づ
き、通信相手の装置が、WWWサーバ、FAX情報装
置、パソコン通信のホストコンピュータ、所定の通信プ
ロトコルによる通信のみが可能なコンピュータ、ボイス
メール装置、または電話機であるかどうかが判定され
る。そして、ステップS22乃至27において、通信相
手の装置が、WWWサーバ、FAX情報装置、パソコン
通信のホストコンピュータ、所定の通信プロトコルによ
る通信のみが可能なコンピュータ、ボイスメール装置、
または電話機であると判定された場合、ステップS28
乃至S33に進み、それぞれ、そのような通信相手の装
置と通信を行うために必要な処理が行われ、リターンす
る。 【0097】なお、ここでは、通信相手の装置が、WW
Wサーバ、FAX情報装置、パソコン通信のホストコン
ピュータ、所定の通信プロトコルによる通信のみが可能
なコンピュータ、ボイスメール装置、または電話機うち
のいずれでもなく、これにより、ステップS27におい
て、通信相手の装置が電話機でないと判定された場合
は、特に処理を行わず、リターンする。 【0098】図7のフローチャートは、図6のステップ
S22において、通信相手の装置が、WWWサーバであ
ると判定された場合に行われるステップS28のWWW
サーバとの通信処理の詳細を示している。 【0099】この場合、まず最初に、ステップS41に
おいて、WWWサーバとの通信リンクが確立される。即
ち、TELINFOに含まれる電話番号が、例えば、公
衆網2と接続されたIPサーバ5のものである場合、C
PU12は、データ通信部17を制御することにより、
SPサーバ3との回線を切断させ、さらに、公衆網通信
部18を制御することにより、その電話番号を発呼さ
せ、これにより、公衆網2のみを介して、IPサーバ5
との通信リンクを確立させる。なお、IPサーバ5との
通信リンクは、TELINFOに含まれる接続種別に対
応する通信手順にしたがって確立される。 【0100】その後、ステップS42において、図3の
ステップS3における場合と同様ににして、所定のホー
ムページが要求され、ステップS43に進み、その要求
に対応して、IPサーバ5から公衆網2のみを介して送
信されてくるホームページが、パソコン1の公衆網通信
部18、入出力部14において、それぞれ受信、表示さ
れる。 【0101】そして、ステップS44に進み、パソコン
1において所定の処理が行われる。 【0102】即ち、例えば、ステップS43で受信、表
示されたホームページが、オンラインショッピングのた
めのもので、そこに、種々の商品を紹介する概要が、そ
の詳細が掲載されたホームページ(以下、適宜、商品紹
介ホームページという)のURLと対応付けられて記載
されている場合において、ユーザが、入出力部14を操
作することにより、所望する商品についての説明(概
要)部分をクリックすると、パソコン1の公衆網通信部
18では、その部分に対応付けられている商品紹介ホー
ムページのURLが、公衆網2のみを介して、IPサー
バ5に送信される。IPサーバ5は、このURLを受信
すると、対応するホームページ(商品紹介ホームペー
ジ)のデータを、公衆網2のみを介して、パソコン1に
転送する。パソコン1では、この商品紹介ホームページ
が受信されて表示される。 【0103】ユーザは、商品紹介ホームページを見て、
そこに掲載されている商品を注文する場合、その商品を
識別するための識別番号や、代金の支払いのためのクレ
ジットカードの番号、その他の必要な情報(以下、適
宜、必要情報という)を、入出力部14を操作すること
により入力する。そして、ユーザが、必要情報を送信す
るように、入出力部14を操作すると、その必要情報
は、公衆網通信部18から、公衆網2のみを介して、I
Pサーバ5に送信される。 【0104】IPサーバ5では、パソコン1からの必要
情報が受信され、注文のあった商品が、販売店に発注さ
れる。これにより、後日、その販売店から、商品が、ユ
ーザの元に郵送などされる。また、クレジットカードの
番号に基づいて、その商品の代金が引き落としされる。 【0105】また、パソコン1では、ステップS44に
おいて、処理を終了するように、入出力部14が操作さ
れると、ステップS45に進み、IPサーバ5との回線
が切断され、リターンする。 【0106】なお、以上のようなオンラインショッピン
グサービスは、契約者のみ提供することが可能である。
この場合、ステップS43で受信、表示されるホームペ
ージには、契約者に発行されるIDとパスワードの入力
を促すメッセージを表示させるようにし、ステップS4
4において、ユーザに、IDとパスワードとを入力させ
るようにすることができる。 【0107】ここで、契約手続は、所定の申込用紙を郵
送することによって行うこともできるが、いわゆるオン
ラインサインアップによって行うことも可能である。 【0108】次に、図8のフローチャートは、図6のス
テップS23において、通信相手の装置が、FAX情報
提供装置であると判定された場合に行われるステップS
29のFAX情報提供装置との通信処理の詳細を示して
いる。 【0109】この場合、まず最初に、ステップS51に
おいて、FAX情報提供装置との通信リンクが確立され
る。即ち、TELINFOに含まれる電話番号が、例え
ば、公衆網2と接続されたFAX情報提供装置7のもの
である場合、CPU12は、データ通信部17を制御す
ることにより、SPサーバ3との回線を切断させ、さら
に、公衆網通信部18を制御することにより、その電話
番号を発呼させ、これにより、公衆網2を介して、FA
X情報提供装置7との通信リンクを確立させる。なお、
FAX情報提供装置7との通信リンクは、TELINF
Oに含まれる接続種別に対応する通信手順にしたがって
確立される。 【0110】すると、FAX情報提供装置7からパソコ
ン1に対して、その利用方法や、また、ユーザが所望す
るFAX情報を認識するためのプッシュボタンの操作を
促すメッセージ(以下、適宜、案内メッセージという)
が、音声により送信されてくるので、ステップS52で
は、その音声による案内メッセージが公衆網通信部18
で受信され、入出力部14から出力される。ユーザは、
その案内メッセージを聴いて、所望するFAX情報を得
ることができるように、入出力部14を操作する。 【0111】入出力部14が操作されると、公衆網通信
部18は、ステップS53において、その操作に対応し
たDTMF信号を、公衆網2を介して、FAX情報提供
装置7に送信する。FAX情報提供装置7は、パソコン
1からのDTMF信号を受信すると、そのDTMF信号
に対応したFAX情報を、公衆網2を介してパソコン1
に送信する。ステップS54では、このFAX情報(F
AXデータ)が、公衆網通信部18で受信され、入出力
部14から、紙に印刷されて出力される。あるいは、ま
た、入出力部14において表示される。 【0112】FAX情報提供装置7は、FAX情報の送
信後、サービスの終了を報知するメッセージ(以下、適
宜、終了メッセージという)を、音声により、公衆網2
を介して、パソコン1に送信する。ステップS55で
は、この音声による終了メッセージが、公衆網通信部1
8で受信され、入出力部14から出力される。 【0113】そして、終了メッセージを聴いたユーザ
が、処理を終了するように、入出力部14を操作する
と、CPU12は、ステップS56において、公衆網通
信部18を制御し、これにより、FAX情報提供装置7
との回線が切断され、リターンする。 【0114】次に、図9のフローチャートは、図6のス
テップS24において、通信相手の装置が、パソコン通
信のホストコンピュータであると判定された場合に行わ
れるステップS30のホストコンピュータとの通信処理
の詳細を示している。 【0115】この場合、まず最初に、ステップS61に
おいて、ホストコンピュータとの通信リンクが確立され
る。即ち、TELINFOに含まれる電話番号が、例え
ば、公衆網2と接続されたホストコンピュータ9のもの
である場合、CPU12は、データ通信部17を制御す
ることにより、SPサーバ3との回線を切断させ、さら
に、公衆網通信部18を制御することにより、その電話
番号を発呼させ、これにより、公衆網2を介して、ホス
トコンピュータ9との通信リンクを確立させる。なお、
ホストコンピュータ9との通信リンクは、TELINF
Oに含まれる接続種別に対応する通信手順にしたがって
確立される。 【0116】すると、ホストコンピュータ9からパソコ
ン1に対しては、IDとパスワードの入力を促すメッセ
ージが送信されてくるので、ユーザは、これに対応し
て、入出力部14を操作することにより、IDとパスワ
ードを入力する。 【0117】即ち、パソコン通信サービスは、一般に、
契約者のみが利用可能なため、ホストコンピュータ9
は、契約者に対して発行されるIDとパスワードを要求
するようになされている。従って、この場合、ユーザ
は、例えば、所定の申込用紙を郵送したり、オンライン
サインアップをすることなどによって、ホストコンピュ
ータ9によりパソコン通信サービスを提供するサービス
提供会社と、あらかじめ契約を結んでおく必要がある。 【0118】ユーザが入出力部14を操作することによ
りIDとパスワードを入力すると、これらは、公衆網通
信部18から、公衆網2を介して、ホストコンピュータ
9に送信される。ホストコンピュータ9では、パソコン
1からのIDとパスワードとの組合せが、契約者のもの
と一致するかどうかが判定(認証)され、一致する場
合、パソコン通信サービスの提供が開始される。 【0119】そして、ユーザが、そのパソコン通信サー
ビスを利用するために、入出力部14を操作すると、C
PU12は、ステップS63において、その操作に対応
して、種々の処理を行う。即ち、これにより、ユーザ
は、例えば、ホストコンピュータ9によって提供される
パソコン通信サービスを利用している他のユーザに、電
子メールを送ることができる。また、そのような他のユ
ーザが送られてきた電子メールを見ることができる。そ
の他、ユーザは、ホストコンピュータ9によって提供さ
れる、例えば、チャットや、電子掲示板、電子会議室な
どのサービスを利用することができる。 【0120】その後、ユーザが、処理を終了するよう
に、入出力部14を操作すると、CPU12は、ステッ
プS64において、公衆網通信部18を制御し、これに
より、ホストコンピュータ9との回線が切断され、リタ
ーンする。 【0121】次に、図10のフローチャートは、図6の
ステップS25において、通信相手の装置が、所定の通
信プロトコルのみによる通信が可能なコンピュータ(所
定のコンピュータ)であると判定された場合に行われる
ステップS31の所定のコンピュータとの通信処理の詳
細を示している。 【0122】この場合、まず最初に、ステップS71に
おいて、所定のコンピュータとの通信リンクが確立され
る。即ち、TELINFOに含まれる電話番号が、例え
ば、公衆網2と接続されたコンピュータ6のものである
場合、CPU12は、データ通信部17を制御すること
により、SPサーバ3との回線を切断させ、さらに、公
衆網通信部18を制御することにより、その電話番号を
発呼させ、これにより、公衆網2を介して、コンピュー
タ6との通信リンクを確立させる。なお、コンピュータ
6との通信リンクは、TELINFOに含まれる接続種
別に対応する通信手順にしたがって確立される。 【0123】すると、コンピュータ6からパソコン1に
対しては、IDとパスワードの入力を促すメッセージが
送信されてくるので、ユーザは、これに対応して、入出
力部14を操作することにより、IDとパスワードを入
力する。 【0124】即ち、ここでは、コンピュータ6を利用す
るには、IDとパスワードが必要となっており、ユーザ
が入出力部14を操作することによりIDとパスワード
を入力すると、これらは、公衆網通信部18から、公衆
網2を介して、コンピュータ6に送信される。コンピュ
ータ6では、パソコン1からのIDおよびパスワードの
認証が行われ、その認証結果に基づいて、パソコン1に
よるログインが許可される。 【0125】そして、ユーザが、入出力部14を所定操
作すると、パソコン1では、ステップS73において、
その操作に対応して、コンピュータ6が使用可能な通信
プロトコルにしたがった通信処理が行われる。即ち、コ
ンピュータ6が使用可能な通信プロトコルは、TELI
NFOに含まれる接続種別から認識することができ、C
PU12は、その接続種別に対応する通信手順にしたが
って、コンピュータ6との通信を行うように、公衆網通
信部18を制御する。これにより、コンピュータ6がf
tpやtelnetなどの所定の通信プロトコルによる
通信だけが可能なものであっても、パソコン1は、コン
ピュータ6との間で、そのような通信プロトコルにより
通信を行うことができるようになされている。 【0126】その後、ユーザが、処理を終了するよう
に、入出力部14を操作すると、CPU12は、ステッ
プS74において、公衆網通信部18を制御し、これに
より、コンピュータ6との回線が切断され、リターンす
る。 【0127】次に、図11のフローチャートは、図6の
ステップS26において、通信相手の装置が、ボイスメ
ール装置であると判定された場合に行われるステップS
32のボイスメール装置との通信処理の詳細を示してい
る。 【0128】この場合、まず最初に、ステップS81に
おいて、ボイスメール装置との通信リンクが確立され
る。即ち、TELINFOに含まれる電話番号が、例え
ば、公衆網2と接続されたボイスメール装置10のもの
である場合、CPU12は、データ通信部17を制御す
ることにより、SPサーバ3との回線を切断させ、さら
に、公衆網通信部18を制御することにより、その電話
番号を発呼させ、これにより、公衆網2を介して、ボイ
スメール装置10との通信リンクを確立させる。なお、
ボイスメール装置10との通信リンクは、TELINF
Oに含まれる接続種別に対応する通信手順にしたがって
確立される。 【0129】すると、ボイスメール装置10からパソコ
ン1に対して、その利用方法や、また、ユーザが所望す
るボイスメールを認識するためのプッシュボタンの操作
を促すメッセージ(これも、以下、適宜、案内メッセー
ジという)が、音声により送信されてくるので、ステッ
プS82では、その音声による案内メッセージが公衆網
通信部18で受信され、入出力部14から出力される。
ユーザは、その案内メッセージを聴いて、所望するボイ
スメールを得ることができるように、入出力部14を操
作する。 【0130】入出力部14が操作されると、公衆網通信
部18は、ステップS83において、その操作に対応し
たDTMF信号を、公衆網2を介して、ボイスメール装
置10に送信する。ボイスメール装置10は、パソコン
1からのDTMF信号を受信すると、そのDTMF信号
に対応したボイスメールを再生し、公衆網2を介してパ
ソコン1に送信する。ステップS84では、このボイス
メールが、公衆網通信部18で受信され、入出力部14
から、音声で出力される。 【0131】ボイスメール装置10は、ボイスメールの
送信後、サービスの終了を報知するメッセージ(これ
も、以下、適宜、終了メッセージという)を、音声によ
り、公衆網2を介して、パソコン1に送信する。ステッ
プS85では、この音声による終了メッセージが、公衆
網通信部18で受信され、入出力部14から出力され
る。 【0132】そして、終了メッセージを聴いたユーザ
が、処理を終了するように、入出力部14を操作する
と、CPU12は、ステップS86において、公衆網通
信部18を制御し、これにより、ボイスメール装置10
との回線が切断され、リターンする。 【0133】なお、ここでは、ボイスメールを再生する
場合について説明したが、所定のDTMF信号を、ボイ
スメール装置10に送信することにより、ユーザが発す
る音声としてのボイスメールを、ボイスメール装置10
に記録させるようにすることも可能である。 【0134】次に、図12のフローチャートは、図6の
ステップS27において、通信相手の装置が、電話機で
あると判定された場合に行われるステップS33の電話
機との通信処理の詳細を示している。 【0135】この場合、まず最初に、ステップS91に
おいて、電話機との通信リンクが確立される。即ち、T
ELINFOに含まれる電話番号が、例えば、公衆網2
と接続された電話機8のものである場合、CPU12
は、データ通信部17を制御することにより、SPサー
バ3との回線を切断させ、さらに、公衆網通信部18を
制御することにより、その電話番号を発呼させ、これに
より、公衆網2を介して、電話機8との通信リンクを確
立させる。なお、電話機8との通信リンクは、TELI
NFOに含まれる接続種別に対応する通信手順にしたが
って確立される。 【0136】すると、電話機8とパソコン1との間で
は、音声信号の送受信が可能となり、ステップS8で
は、電話機8から送信されてくる音声が、公衆網通信部
18で受信され、入出力部14から出力されるととも
に、ユーザが入出力部14に入力した音声が、公衆網通
信部18から公衆網2を介して電話機8に送信される。 【0137】なお、電話機8が、いわゆる留守番電話機
能を有する場合、パソコン1と電話機8との間で通信リ
ンクが確立された後、電話機8からパソコン1に対して
は、所定の音声メッセージ(例えば、伝言の入力を促す
メッセージなど)が送信されてくる。これに対応して、
ユーザが、入出力部14から音声を入力すると、その音
声は、公衆網2を介して電話機8に送信されて録音され
る。 【0138】その後、ユーザが、処理を終了するよう
に、入出力部14を操作すると、CPU12は、ステッ
プS93において、公衆網通信部18を制御し、これに
より、電話機8との回線が切断され、リターンする。 【0139】次に、図13は、図1のIPサーバ5の構
成例を示している。 【0140】IPサーバ5は、ROM61乃至公衆網通
信部68を有し、ROM11乃至公衆網通信部18を有
するパソコン1と基本的に同様に構成されている。但
し、パソコン1よりIPサーバ5の方が、より大容量で
高速のものが用いられるようになされている。 【0141】なお、外部記憶(記録)装置66には、上
述したタグが拡張された(電話番号タグが新たに定義さ
れた)HTMLで記述されたホームページが、対応する
URLと対応付けられて記憶(記録)されている。ま
た、データ通信部67は、例えばモデムなどでなり、イ
ンターネット4を介しての通信制御を行うようになされ
ている。さらに、公衆網通信部68は、例えばNCUや
モデムなどでなり、パソコン1の公衆網通信部18との
通信制御を行うようになされている。 【0142】次に、図14のフローチャートを参照し
て、その動作について説明する。 【0143】IPサーバ5では、まず最初に、ステップ
S101において、パソコン1からホームページの要求
があったかどうかが、CPU62により判定される。ス
テップS101において、ホームページの要求がなかっ
たと判定された場合、ステップS101に戻る。また、
ステップS101において、ホームページの要求があっ
たと判定された場合、即ち、ユーザにより所定のURL
が入力され、これが、パソコン1から、SPサーバ3お
よびインターネット4を介して送信されてきた場合、ス
テップS101に進み、CPU62は、そのURLに対
応するホームページを、外部記憶装置66から検索して
読み出し、データ通信部17に送信させる。これによ
り、パソコン1では、上述したように、ユーザが入力し
たURLに対応するホームページが受信されて表示され
る。 【0144】その後は、ステップS101に戻り、以
下、同様の処理が繰り返される。 【0145】なお、パソコン1から、インターネット4
を介さずに、公衆網2のみを介して、アクセスがあった
場合には、IPサーバ5では、公衆網通信部68によっ
て、その通信制御が行われるようになされている。 【0146】以上、本発明を、インターネット4を利用
したネットワークシステムに適用した場合について説明
したが、本発明は、インターネット4以外の、例えば、
イントラネットその他のネットワークを利用したネット
ワークシステムにも適用可能である。 【0147】なお、本実施の形態においては、電話番号
の発呼を、DTMF信号(プッシュボタン信号)によっ
て行うようにしたが、電話番号の発呼は、その他、例え
ば、ダイヤルパルスなどによって行うようにすることも
可能である。 【0148】さらに、本実施の形態では、説明を分かり
やすくするために、パソコン1に、インターネット4を
介した通信制御を行うデータ通信部17と、公衆網2の
みを介した通信制御を行う公衆網通信部18とを設ける
ようにしたが、これらは、物理的に1つのモデムなどで
構成することが可能である。IPサーバ5に設けたデー
タ通信部67および公衆網通信部68についても同様で
ある。 【0149】また、本実施の形態では、SPサーバ3と
IPサーバ5とが別々に設けられている場合について説
明したが、本発明は、SPサーバ3が、IPサーバ5も
兼ねている場合にも適用可能である。なお、この場合、
情報が送受信されるパソコン1とSPサーバ3との間
に、他のサーバが介在することは基本的にないため、デ
ータ通信部17と67との間で、情報の送受信を行って
も、公衆網通信部17と67との間で情報の送受信を行
う場合と同程度に、そのセキュリティおよび通信速度は
確保される。但し、パソコン1が、所定のAP(Access
Point)を介して、SPサーバ3にアクセスするように
なされている場合には、そのAPにおいて、情報が盗聴
されたり、また、通信速度が低下する可能性があるた
め、このような場合には、そのAPを介さずに、公衆網
2のみを介して、パソコン1とSPサーバ3との間で、
情報を送受信するようにするのが好ましい。 【0150】さらに、本実施の形態では、公衆網2のみ
を介してパソコン1と通信を行う通信装置として、IP
サーバ5、コンピュータ6、FAX情報提供装置7、電
話機8、ホストコンピュータ9、ボイスメール装置10
を例に説明を行ったが、本発明は、これら以外の通信装
置を対象とする場合も適用可能である。 【0151】 【0152】【発明の効果】 本発明の第1の情報処理装置および第1
の情報処理方法によれば、表示された情報の所定の位置
が指示された場合において、その所定の位置に、所定の
装置が接続された回線に割り当てられている回線番号お
よび所定の装置と通信を行うための通信方法が対応付け
られているときに、その回線番号および通信方法に基づ
いて、所定の装置との通信リンクが確立される。従っ
て、その回線番号に対応する装置と、その装置に対応す
る通信方法で、直接通信することが可能となり、その結
果、ある程度のセキュリティおよび通信速度を確保する
ことが可能となる。 【0153】 【0154】本発明の情報提供装置によれば、記録媒体
に、リンク先として、所定の装置が接続された回線に割
り当てられている回線番号および所定の装置と通信を行
うための通信方法が記述されている情報が記録されてい
るので、やはり、所定の装置と、その装置に対応する通
信方法で、直接通信することが可能となる。 【0155】本発明の情報処理システムによれば、記録
媒体には、リンク先として、所定の装置が接続された回
線に割り当てられている回線番号および所定の装置と通
信を行うための通信方法が記述されている情報が記録さ
れており、指示された所定の位置に、回線番号および通
信方法が対応付けられている場合に、その回線番号およ
び通信方法に基づいて、所定の装置との通信リンクが確
立される。従って、その回線番号に対応する装置と、そ
の装置に対応する通信方法で、直接通信することが可能
となり、その結果、ある程度のセキュリティおよび通信
速度を確保することが可能となる。本発明の第2の情報
処理装置および第2の情報処理方法によれば、所定のネ
ットワークとの通信リンクが確立された後に、その所定
のネットワークを介して、情報提供装置から送信されて
くる情報が受信され、所定のネットワークとの回線が切
断された後に、所定の装置との通信リンクが確立され、
所定の装置との通信の終了後、所定のネットワークとの
通信リンクが再度確立される。従って、回線が1回線で
済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したネットワークシステムの一実
施の形態の構成を示すブロック図である。 【図2】図1のパソコン1の構成例を示すブロック図で
ある。 【図3】図2のパソコン1の処理を説明するためのフロ
ーチャートである。 【図4】図2の入出力部14の表示例を示す図である。 【図5】図2の入出力部14の表示例を示す図である。 【図6】図3のステップS16の処理のより詳細を説明
するためのフローチャートである。 【図7】図6のステップS28の処理のより詳細を説明
するためのフローチャートである。 【図8】図6のステップS29の処理のより詳細を説明
するためのフローチャートである。 【図9】図6のステップS30の処理のより詳細を説明
するためのフローチャートである。 【図10】図6のステップS31の処理のより詳細を説
明するためのフローチャートである。 【図11】図6のステップS32の処理のより詳細を説
明するためのフローチャートである。 【図12】図6のステップS33の処理のより詳細を説
明するためのフローチャートである。 【図13】図1のIPサーバ5の構成例を示すブロック
図である。 【図14】図13のIPサーバ5の処理を説明するため
のフローチャートである。 【符号の説明】 1 パソコン, 2 公衆網, 3 SPサーバ, 4
インターネット,5 IPサーバ, 6 コンピュー
タ, 7 FAX情報提供装置, 8 電話機, 9
パソコン通信ホストコンピュータ, 10 ボイスメー
ル装置, 11 ROM, 12 CPU, 13 R
AM, 14 入出力部, 15 I/F, 16 外
部記憶装置, 17 データ通信部, 18 公衆網通
信部,21 WWWブラウザ(ウインドウ), 22
URL表示部, 23 カーソル, 31 ウインド
ウ, 32 マーク, 61 ROM, 62 CP
U, 63 RAM, 64 入出力部, 65 I/
F, 66 外部記憶装置, 67 データ通信部,
68 公衆網通信部
施の形態の構成を示すブロック図である。 【図2】図1のパソコン1の構成例を示すブロック図で
ある。 【図3】図2のパソコン1の処理を説明するためのフロ
ーチャートである。 【図4】図2の入出力部14の表示例を示す図である。 【図5】図2の入出力部14の表示例を示す図である。 【図6】図3のステップS16の処理のより詳細を説明
するためのフローチャートである。 【図7】図6のステップS28の処理のより詳細を説明
するためのフローチャートである。 【図8】図6のステップS29の処理のより詳細を説明
するためのフローチャートである。 【図9】図6のステップS30の処理のより詳細を説明
するためのフローチャートである。 【図10】図6のステップS31の処理のより詳細を説
明するためのフローチャートである。 【図11】図6のステップS32の処理のより詳細を説
明するためのフローチャートである。 【図12】図6のステップS33の処理のより詳細を説
明するためのフローチャートである。 【図13】図1のIPサーバ5の構成例を示すブロック
図である。 【図14】図13のIPサーバ5の処理を説明するため
のフローチャートである。 【符号の説明】 1 パソコン, 2 公衆網, 3 SPサーバ, 4
インターネット,5 IPサーバ, 6 コンピュー
タ, 7 FAX情報提供装置, 8 電話機, 9
パソコン通信ホストコンピュータ, 10 ボイスメー
ル装置, 11 ROM, 12 CPU, 13 R
AM, 14 入出力部, 15 I/F, 16 外
部記憶装置, 17 データ通信部, 18 公衆網通
信部,21 WWWブラウザ(ウインドウ), 22
URL表示部, 23 カーソル, 31 ウインド
ウ, 32 マーク, 61 ROM, 62 CP
U, 63 RAM, 64 入出力部, 65 I/
F, 66 外部記憶装置, 67 データ通信部,
68 公衆網通信部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04M 11/00 - 11/10
G06F 12/00 547
G06F 13/00 351 - 357
G06F 17/21
G06F 17/30
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 リンク先の記述が可能な言語で記述され
た情報を受信して処理する情報処理装置であって、 前記情報を提供する情報提供装置から送信されてくる前
記情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記情報を表示する表示
手段に表示された前記情報の所定の位置を指示するとき
に操作される指示操作手段と、 前記指示操作手段を操作することにより指示された前記
所定の位置に、所定の装置が接続された回線に割り当て
られている回線番号および前記所定の装置と通信を行う
ための通信方法が対応付けられている場合に、その回線
番号および通信方法に基づいて、前記所定の装置との通
信リンクを確立する通信制御手段とを備えることを特徴
とする情報処理装置。 【請求項2】 前記情報は、HTML(Hyper Text Mar
kup Language)で記述されており、 前記回線番号および通信方法は、その記述が回線番号お
よび通信方法であることを示すタグとともに記述されて
おり、 前記所定の位置に、前記回線番号および通信方法が対応
付けられているかどうかを、前記タグに基づいて認識す
る認識手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に
記載の情報処理装置。 【請求項3】 前記所定の位置に、複数の前記回線番号
が対応付けられている場合に、その複数の回線番号の中
から、所定のものを選択する選択手段をさらに備えるこ
とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 【請求項4】 前記回線番号が国外のものである場合
に、その回線番号に、国際通信に必要な番号を付加する
付加手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記
載の情報処理装置。 【請求項5】 前記所定の装置との通信リンクを確立す
るかどうかを確認するときに操作される確認操作手段を
さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処
理装置。 【請求項6】 前記表示手段は、前記所定の装置との通
信にかかる通信料金の予測値も表示することを特徴とす
る請求項1に記載の情報処理装置。 【請求項7】 前記受信手段では、所定のネットワーク
との通信リンクが確立された後に、その所定のネットワ
ークを介して、前記情報提供装置から送信されてくる前
記情報が受信され、 前記通信制御手段では、前記所定のネットワークとの回
線が切断された後に、前記所定の装置との通信リンクが
確立され、 前記所定の装置との通信の終了後、前記所定のネットワ
ークとの通信リンクが再度確立されることを特徴とする
請求項1に記載の情報処理装置。 【請求項8】 前記受信手段において、所定のネットワ
ークとの通信リンクが確立された後に、その所定のネッ
トワークを介して、前記情報提供装置から送信されてく
る前記情報が受信され、前記通信制御手段において、前
記所定のネットワークとの回線が切断された後に、前記
所定の装置との通信リンクが確立される場合において、 前記所定の装置との通信リンクの確立に失敗したとき
に、前記所定の装置との通信リンクを確立するための処
理が再試行、または前記所定のネットワークとの通信リ
ンクが再度確立されることを特徴とする請求項1に記載
の情報処理装置。 【請求項9】 前記所定の装置との通信リンクの確立に
失敗したときに、前記所定の装置との通信リンクを確立
するための処理を再試行するか、または前記所定のネッ
トワークとの通信リンクを再度確立するかが選択可能に
なされていることを特徴とする請求項8に記載の情報処
理装置。 【請求項10】 リンク先の記述が可能な言語で記述さ
れた情報を受信して処理する情報処理方法であって、 前記情報を提供する情報提供装置から送信されてくる前
記情報を受信して表示し、 その表示された情報の所定の位置が指示された場合にお
いて、その所定の位置に、所定の装置が接続された回線
に割り当てられている回線番号および前記所定の装置と
通信を行うための通信方法が対応付けられているとき
に、その回線番号および通信方法に基づいて、前記所定
の装置との通信リンクを確立することを特徴とする情報
処理方法。 【請求項11】 リンク先の記述が可能な言語で記述さ
れた情報が記録されている記録媒体と、 要求に応じて、前記情報を送信する送信手段とを備える
情報提供装置であって、 前記記録媒体には、前記リンク先として、所定の装置が
接続された回線に割り当てられている回線番号および前
記所定の装置と通信を行うための通信方法が記述されて
いる前記情報が記録されていることを特徴とする情報提
供装置。 【請求項12】 前記情報は、HTML(Hyper Text M
arkup Language)で記述されており、 前記回線番号および通信方法は、その記述が回線番号お
よび通信方法であることを示すタグとともに記述されて
いることを特徴とする請求項11に記載の情報提供装
置。 【請求項13】 リンク先の記述が可能な言語で記述さ
れた情報を提供する情報提供装置と、前記情報を受信し
て処理する情報処理装置とからなる情報処理システムで
あって、 前記情報提供装置は、 前記リンク先として、所定の装置が接続された回線に割
り当てられている回線番号および前記所定の装置と通信
を行うための通信方法が記述されている前記情報が記録
されている記録媒体と、 前記情報処理装置からの要求に応じて、前記情報を送信
する送信手段とを有し、 前記情報処理装置は、 情報提供装置から送信されてくる前記情報を受信する受
信手段と、 前記受信手段により受信された前記情報を表示する表示
手段に表示された前記情報の所定の位置を指示するとき
に操作される指示操作手段と、 前記指示操作手段を操作することにより指示された前記
所定の位置に、前記回線番号および通信方法が対応付け
られている場合に、その回線番号および通信方法に基づ
いて、前記所定の装置との通信リンクを確立する通信制
御手段とを有することを特徴とする情報処理システム。 【請求項14】 リンク先の記述が可能な言語で記述さ
れた情報を受信して処理する情報処理装置であって、 前記情報を提供する情報提供装置から送信されてくる前
記情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記情報を表示する表示
手段に表示された前記情報の所定の位置を指示するとき
に操作される指示操作手段と、 前記指示操作手段を操作することにより指示された前記
所定の位置に、所定の装置が接続された回線に割り当て
られている回線番号が対応付けられている場合に、その
回線番号に基づいて、前記所定の装置との通信リンクを
確立する通信制御手段とを備え、 前記受信手段では、所定のネットワークとの通信リンク
が確立された後に、その所定のネットワークを介して、
前記情報提供装置から送信されてくる前記情報が受信さ
れ、 前記通信制御手段では、前記所定のネットワークとの回
線が切断された後に、前記所定の装置との通信リンクが
確立され、 前記所定の装置との通信の終了後、前記所定のネットワ
ークとの通信リンクが再度確立されることを特徴とする
情報処理装置。 【請求項15】 前記所定の装置との通信リンクの確立
に失敗したときに、前記所定の装置との通信リンクを確
立するための処理が再試行、または前記所定のネットワ
ークとの通信リンクが再度確立されることを特徴とする
請求項14に記載の情報処理装置。 【請求項16】 前記所定の装置との通信リンクの確立
に失敗したときに、前記所定の装置との通信リンクを確
立するための処理を再試行するか、または前記所定のネ
ットワークとの通信リンクを再度確立するかが選択可能
になされていることを特徴とする請求項15に記載の情
報処理装置。 【請求項17】 前記情報は、HTML(Hyper Text M
arkup Language)で記述されており、 前記回線番号は、その記述が回線番号および通信方法で
あることを示すタグとともに記述されており、 前記所定の位置に、前記回線番号が対応付けられている
かどうかを、前記タグに基づいて認識する認識手段をさ
らに備えることを特徴とする請求項14に記載の情報処
理装置。 【請求項18】 前記回線番号とともに、前記所定の装
置と通信を行うための通信方法も記述されており、 前記通信制御手段は、前記回線番号とともに記述されて
いる前記通信方法にしたがって、前記所定の装置との通
信リンクを確立することを特徴とする請求項14に記載
の情報処理装置。 【請求項19】 リンク先の記述が可能な言語で記述さ
れた情報を受信して処理する情報処理方法であって、 前記情報を提供する情報提供装置から送信されてくる前
記情報を受信する受信ステップと、 前記受信ステップにおいて受信された前記情報を表示さ
せる表示ステップと、 前記表示ステップにおいて表示された前記情報の所定の
位置が指示された場合において、その所定の位置に、所
定の装置が接続された回線に割り当てられている回線番
号が対応付けられているときに、その回線番号に基づい
て、前記所定の装置との通信リンクを確立する通信制御
ステップとを備え、 前記受信ステップにおいて、所定のネットワークとの通
信リンクが確立された後に、その所定のネットワークを
介して、前記情報提供装置から送信されてくる前記情報
が受信され、 前記通信制御ステップにおいて、前記所定のネットワー
クとの回線が切断された後に、前記所定の装置との通信
リンクが確立され、 前記所定の装置との通信の終了後、前記所定のネットワ
ークとの通信リンクが再度確立されることを特徴とする
情報処理方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8317311A JP3048129B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 情報処理装置および情報処理方法、情報提供装置、並びに情報処理システム |
US08/978,490 US20030115330A1 (en) | 1996-11-28 | 1997-11-25 | Recording medium, transmission medium, information processing apparatus/information processing method, information providing apparatus and information processing system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8317311A JP3048129B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 情報処理装置および情報処理方法、情報提供装置、並びに情報処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10164256A JPH10164256A (ja) | 1998-06-19 |
JP3048129B2 true JP3048129B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=18086801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8317311A Expired - Lifetime JP3048129B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 情報処理装置および情報処理方法、情報提供装置、並びに情報処理システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20030115330A1 (ja) |
JP (1) | JP3048129B2 (ja) |
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US20070078978A1 (en) * | 1998-06-01 | 2007-04-05 | Sri International | Method and apparatus for updating information in a low-bandwidth client/server object-oriented system |
US6564254B1 (en) | 1998-11-04 | 2003-05-13 | Dream Technologies Corporation | System and a process for specifying a location on a network |
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JP2000207309A (ja) | 1999-01-19 | 2000-07-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 文書処理装置 |
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-
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- 1996-11-28 JP JP8317311A patent/JP3048129B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-11-25 US US08/978,490 patent/US20030115330A1/en not_active Abandoned
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---|---|
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