JP3679783B2 - コールセンタ支援装置、および、プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コールセンタ支援装置、および、プログラムに関し、特に、より迅速かつ的確な回答を可能にするコールセンタ支援装置、および、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
企業などにおいて、顧客に対する電話応対を行う部門としてコールセンタが知られている。コールセンタにおいては、単に顧客と電話接続するのみならず、コンピュータシステムやデータベースシステムなどと連携させるCTI(Computer Telephony Integration)などを確立させるなど、的確かつ迅速な応対に努めている。
【0003】
一方で、インターネットの利用が盛んになり様々な情報提供がなされているが、詳細事項の問い合わせなどは電話による場合が多く、コールセンタが対応すべき事項も膨大かつ広範囲に及んでいる。このため、電話応対するオペレータも専門化される傾向にあり、ユーザの問い合わせに対し、適任の担当者に接続されるまで長時間を要したり、その過程で次々に別の担当者に電話を回される場合が多々あった。この場合、ユーザは長時間待たされるのみならず、電話を回される毎に要件を伝えなければならず煩雑であった。また、オペレータは、ユーザから要件を聞いた後に必要な情報の検索や準備を行うので、担当者に接続された後であってもユーザが長時間待たされる場合もあった。
【0004】
また最近では、携帯電話などの移動体通信端末を用いたインターネット利用も多い。移動体通信端末に表示できるウェブページには、不可視的に記述された電話番号に電話発信できるコマンドがあり、ウェブページの閲覧時に電話問い合わせする場合が多くなってきている。このため、インターネットと音声電話とを効果的に融合させる手法の確立が望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、より利便性の高いコールセンタを実現するためのコールセンタ支援装置、および、プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかるコールセンタ支援装置は、
電話応対を行うコールセンタの業務を支援するためのコールセンタ支援装置であって、
前記コールセンタへの電話発信を可能とする電話発信コマンドを含んだウェブページを生成して提供するウェブページ提供手段と、
少なくとも前記ウェブページ提供手段が提供したウェブページに含まれる電話発信コマンドを用いた電話発信を着信し、所定の電話応対要員と通話可能に接続するとともに、必要な情報を取得して該電話応対要員に提示する電話応対処理手段と、を備え、
前記ウェブページ提供手段は、電話発信可能な文字列であって、生成したウェブページの提供先ユーザに関する情報を示す文字列を前記電話発信コマンドに付加し、
前記電話応対処理手段は、着信した電話発信に含まれる前記付加された文字列が示す前記提供先ユーザに関する情報に基づいて、必要な情報を取得して前記電話応対要員に提示する、
ことを特徴とする。
【0007】
上記コールセンタ支援装置は、
前記ウェブページ提供手段が提供したウェブページについて、前記登録ユーザによるアクセス履歴を示すアクセス履歴情報を蓄積するアクセス履歴記録手段と、
前記ウェブページ提供手段が提供したウェブページの内容に関連する情報を蓄積する関連情報蓄積手段と、をさらに備えることが望ましく、この場合、
前記電話応対処理手段は、前記付加された文字列に示される提供先ユーザに関する情報に基づいて、前記アクセス履歴記録手段及び/又は前記関連情報蓄積手段からアクセス履歴情報及び/又は関連情報を取得して前記電話応対要員に提示するものとすることができる。
【0008】
上記コールセンタ支援装置は、
前記電話応対処理手段による応対に関する情報と、応対した電話応対要員を示す情報とを対応付けて記録する応対情報記録手段をさらに備えることが望ましく、この場合、
前記電話応対処理手段は、前記取得したアクセス履歴情報、及び/又は前記応対情報記録手段に記録された電話応対情報に基づいて、応対すべき電話応対要員を選択し、該選択された電話応対要員との電話接続および必要な情報の提示を行うものとすることができる。
【0009】
上記コールセンタ支援装置において、
前記提供先ユーザに関する情報は、少なくとも、当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報及び/又は当該ユーザに関する所定の前記アクセス履歴情報を含むものとすることができ、この場合、
前記電話応対処理手段は、着信した文字列が示す前記ユーザ識別情報及び/又は前記アクセス履歴情報に基づいて、必要な情報を取得して電話応対要員に提示することが望ましい。
【0010】
上記コールセンタ支援装置において、
前記ウェブページ提供手段は、前記提供先ユーザに関する情報が電話発信可能な文字列でない場合は、該提供先ユーザに関する情報を電話発信可能な文字列に変換して前記電話発信コマンドに付加し、
前記電話応対処理手段は、着信した文字列を前記提供先ユーザに関する情報に変換し、該変換された提供先ユーザに関する情報に基づいて必要な情報を取得することが望ましい。
【0011】
上記のような構成によれば、利便性の高いコールセンタを実現することができる。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるプログラムは、
コンピュータを、上記コールセンタ支援装置として機能させることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は本発明の実施の形態にかかるコールセンタ支援システムの構成を示す図である。図示するように、本実施の形態にかかるコールセンタ支援システム1は、通信ネットワーク(データ通信用)10と、通信ネットワーク(音声通信用)20と、企業内コンピュータシステム100と、端末装置200と、から構成されている。
【0015】
通信ネットワーク10は、例えば、パケット交換方式の通信ネットワークであり、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの所定のデータ通信プロトコルに基づいた通信ネットワーク(例えば、インターネットなど)である。本実施の形態では、通信ネットワーク10として、インターネットが用いられるものとして以下説明する。
【0016】
通信ネットワーク20は、例えば、回線交換方式の通信ネットワークであり、電話端末間の音声通信を媒介する。
【0017】
企業内コンピュータシステム100は、企業などの事業体の施設内などに構築されるコンピュータシステムであり、種々のコンピュータ装置やデータベースなどがLAN(Local Area Network:構内通信網)50により相互接続されているものである。なお、本実施の形態にかかる企業内コンピュータシステム100は、所定の商品やサービスを提供する企業であって、顧客等からの電話問い合わせなどを受け付けるコールセンタを有する企業(以下、「企業A」とする)の施設内に構築されたコンピュータシステムであるものとする。企業内コンピュータシステム100の構成を以下説明する。
【0018】
図1に示すように、企業内コンピュータシステム100は、ユーザ情報データベース1000と、情報提供部2000と、コールセンタ部3000と、資料情報データベース4000と、から構成される。
【0019】
ユーザ情報データベース1000は、例えば、ハードディスク装置などの書換可能な記憶装置などから構成され、企業Aの顧客に関する情報が蓄積されているものである。図2にユーザ情報データベース1000に蓄積される情報の例を示す。
【0020】
図示するように、ユーザ情報データベース1000には、各顧客(ユーザ)毎に割り当てられたユーザID毎にレコードが作成されており、各レコードには、ログイン時の認証に用いられるパスワード、当該ユーザの属性(氏名、年齢、性別、職業、など)、当該ユーザの連絡先(電話番号、電子メールアドレス、住所、など)、などを示す情報が記録されている。これらの情報の他に、例えば、企業Aから購入した商品を示す情報(購入履歴)などが記録されていてもよい。
【0021】
ユーザ情報データベース1000は、図1に示すような単一箇所で稼働する単一の装置から構成される場合の他、複数箇所で分散して稼働する複数のデータベース群から構成されていてもよい。この場合、これらのデータベース群は、LAN50のみならず、所定のWAN(Wide Area Network:広域通信網)などで接続されていてもよい。すなわち、本実施の形態では、ユーザ情報データベース1000に蓄積されているユーザ情報が、企業Aが有する所定のコンピュータ装置により共有可能に構成されているものとする。
【0022】
次に情報提供部2000の構成を説明する。情報提供部2000は、企業Aの情報(例えば、企業情報、商品情報、など)をユーザが使用する端末装置200に提供するものである。なお、本実施の形態では、情報提供部2000は、端末装置200に通信ネットワーク10を介してウェブページを提供する、いわゆる、ウェブサーバとして機能するものである。したがって、情報提供部2000は、例えば、メインフレームやワークステーションなどの所定のコンピュータ装置から構成される。また、情報提供部2000は、少なくとも、ユーザ情報データベース1000に登録されたユーザのみが閲覧可能なウェブページを端末装置200に提供するものとする。以下、図3を参照して情報提供部2000の構成を説明する。
【0023】
図示するように、情報提供部2000は、制御部2100と、広域通信制御部2200と、提供情報データベース2300と、アクセスログデータベース2400と、構内通信制御部2500と、入力部2600と、出力部2700と、から構成される。
【0024】
制御部2100は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などから構成され、情報提供部2000の各部を制御するとともに、所定の動作プログラムを実行することで後述する各処理を実現する。
【0025】
広域通信制御部2200は、例えば、ルータなどの所定の通信装置から構成され、情報提供部2000を通信ネットワーク10に接続し、主に端末装置200にウェブページを送信する。
【0026】
提供情報データベース2300は、例えば、ハードディスク装置などの書換可能な記憶装置から構成され、端末装置200に提供するウェブページを構成する情報を蓄積する。図4に、提供情報データベース2300に記録される情報の例を示す。
【0027】
図示するように、提供情報データベース2300には、提供する情報の種類の別(例えば、企業情報や製品情報などの別)毎に割り当てられた分野ID毎にレコードが作成され、各レコードには、当該分野IDに該当する各ウェブページを識別するために割り当てられたページID、当該ウェブページをインターネット上で指定するためのURL(Uniform Resource Locator)、当該ウェブページを構成する素材ファイル、などを示す情報が格納されている。
【0028】
アクセスログデータベース2400は、例えば、ハードディスク装置などの書換可能な記憶装置から構成され、情報提供部2000が提供するウェブページについて、端末装置200などによるアクセス履歴(アクセスログ)を記録する。図5にアクセスログデータベース2400に記録される情報の例を示す。
【0029】
図示するように、アクセスログデータベース2400には、登録ユーザ毎にテーブルが作成され、各テーブルには、当該ユーザによるアクセス日時を示す情報と、アクセスしたウェブページを示すURL情報が記録される。
【0030】
構内通信制御部2500は、例えば、LANカードなどの所定のNIC(Network Interface Card)などの所定の通信装置から構成され、情報提供部2000をLAN50に接続し、企業内コンピュータシステム100に属する他のコンピュータ装置やデータベース装置などと情報の送受信を行う。
【0031】
入力部2600は、例えば、キーボードやポインティングデバイスなどの所定の入力装置から構成され、主に提供情報データベース2300などに記録される情報の入力等に用いられる。
【0032】
出力部2700は、例えば、ディスプレイ装置やプリンタなどの所定の出力装置から構成され、制御部2100の処理結果などを出力する。
【0033】
次にコールセンタ部3000の構成を図6を参照して説明する。コールセンタ部3000は、企業Aにおいて、顧客(ユーザ)からの電話問い合わせ等に応対するシステムであり、その概略を図6に示す。
【0034】
図示するように、コールセンタ部3000は、電話受付装置3100と、コールセンタサーバ3200と、複数のオペレータ端末3300と、から構成される。
【0035】
電話受付装置3100は、例えば、PBX(Private Branch eXchange:構内交換機)などの電話回線収容装置などから構成される。電話受付装置3100の構成を図7を参照して説明する。なお、本実施の形態では、電話受付装置3100として、所定のPBX装置が用いられるものとする。
【0036】
図示するように、電話受付装置3100は、制御部3110と、回線収容部3120と、サーバ接続部3130と、端末接続部3140と、から構成される。
【0037】
制御部3110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などから構成され、電話受付装置3100の各部を制御する。
【0038】
回線収容部3120は、通信ネットワーク20と電話受付装置3100とを接続し、音声通信の着信および発信を行う。
【0039】
サーバ接続部3130は、所定のケーブルなどを介して電話受付装置3100とコールセンタサーバ3200とを接続し、制御部3110の制御により、回線収容部3120に着信した音声通信にかかる所定の音声信号をコールセンタサーバ3200に伝送するとともに、コールセンタサーバ3200からの指示を示す音声信号などを受信する。
【0040】
端末接続部3140は、所定のケーブルなどを介してコールセンタ内の構内電話網60と電話受付装置3100とを接続し、制御部3110の制御により、回線収容部3120に着信した回線を所定のコールセンタ端末3300に接続する。
【0041】
次にコールセンタサーバ3200について説明する。コールセンタサーバ3200は、電話受付装置3100への着信を分析し、応対すべきオペレータ(電話応対要員)を選択し、電話受付装置3100へ接続すべきオペレータ端末3300を指示したり、必要な情報を取得して所定のオペレータ端末3300に提供したりする。したがって、コールセンタサーバ3200は、電話受付装置3100から伝達される音声信号を受信・解析可能な構成を有する、例えば、ワークステーションなどの所定のコンピュータ装置から構成される。コールセンタサーバ3200の構成を図8を参照して説明する。
【0042】
図示するように、コールセンタサーバ3200は、制御部3210と、PBX接続部3220と、構内通信制御部3230と、オペレータ情報データベース3240と、資料検索情報データベース3250と、応対履歴情報データベース3260と、入力部3270と、出力部3280と、から構成される。
【0043】
制御部3210は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などから構成され、コールセンタサーバ3200の各部を制御するとともに、所定の動作プログラムを実行することで、後述する各処理を実現する。
【0044】
PBX接続部3220は、所定のケーブルを介して、コールセンタ3200と電話受付装置3100のサーバ接続部3130とを接続し、電話受付装置3100から伝達される音声信号の受信、および、電話受付装置3100への指示等を示す音声信号の送信を行う。
【0045】
構内通信制御部3230は、例えば、LANカードなどの所定のNIC(Network Interface Card)などの所定の通信装置から構成され、コールセンタサーバ3200をLAN50に接続し、企業内コンピュータシステム100に属する他のコンピュータ装置やデータベース装置などと情報の送受信を行う。
【0046】
オペレータ情報データベース3240は、例えば、ハードディスク装置などの書換可能な記憶装置から構成され、当該コールセンタのオペレータに関する情報を保持する。図9に、オペレータ情報データベース3240に記録される情報の例を示す。
【0047】
図示するように、オペレータ情報データベース3240には、各オペレータに割り当てられたオペレータIDを示すオペレータID情報毎にレコードが作成され、各レコードには、当該オペレータが使用するオペレータ端末3300を指定する端末ID、当該オペレータの担当分野を示す担当分野ID、当該オペレータが現在応対可能か否かを示す応対可否フラグ、などを示す情報が記録される。ここで、端末ID情報としては、例えば、オペレータ端末3300に含まれる電話端末装置3310(後述)を構内電話網60を介して指定するための内線番号、および、オペレータ端末3300に含まれる情報端末装置3320(後述)をLAN50を介して指定するためのMAC(Media Access Control)アドレス、などを示す情報が記録される。また、担当分野ID情報は、情報提供部2000が提供するウェブページの分野を示す分野IDに対応するものである。また、応対可否フラグは、当該オペレータが現在応対可能であればフラグがON(「1」)となり「可」を示し、当該オペレータが、例えば、応対中や席を外しているなどで現在応対不可であればフラグがOFF(「0」)となり「不可」を示すものである。なお、オペレータ情報データベース3240に記録される情報は、各オペレータがオペレータ端末3300の情報端末装置3320を操作して入力するものとする。この場合、例えば、オペレータの出勤時などに、自分が使用する情報端末装置3320からコールセンタサーバ3200にアクセスすることにより、端末ID等が自動的に通知され、さらに、オペレータIDを当該オペレータが入力することにより、オペレータ端末3300に上記の情報が記録される。したがって、オペレータ情報データベース3240には、現在勤務中のオペレータに関する情報が記録されている。
【0048】
資料検索情報データベース3250は、例えば、ハードディスク装置などの書換可能な記憶装置から構成され、顧客からの着信に応じて、所定のオペレータ端末3300の情報端末装置3320に表示すべき情報を検索するための情報が蓄積されている。図10に、資料検索情報データベース3250に記録される情報の例を示す。
【0049】
図示するように、資料検索情報データベース3250には、情報提供部2000が提供するウェブページの分野を示す分野ID情報毎にレコードが作成され、各レコードには、当該分野に属するウェブページを示すページIDと、当該ページの記載内容に関連する資料情報を指定する情報が記録されている。ここで、資料情報とは、例えば、情報提供部2000が提供するウェブページの記載内容をより詳細に示す情報や一般には公開されていない技術情報など、顧客からの問い合わせに回答するために必要な資料を示す情報である。これらの資料情報は、後述する資料情報データベース4000に蓄積されているものの他、他のウェブサイトで提示されている情報なども含むものである。
【0050】
応対履歴情報データベース3260は、例えば、ハードディスク装置などの書換可能な記憶装置から構成され、コールセンタでの応対に関する情報を記録する。図11に応対履歴情報データベース3260に記録される情報の例を示す。
【0051】
図示するように、応対履歴情報データベース3260には、オペレータ端末3300の電話端末装置3310での応対開始日時を示す情報毎にレコードが作成され、各レコードには、当該応答に割り当てられる応対コード、発信者のユーザID、当該ユーザIDに示されるユーザが電話問い合わせするまでに閲覧した情報提供部2000が提供したウェブページの遷移履歴、応対したオペレータを示すオペレータID、ユーザによる質問内容を記録したファイル、回答内容を記録したファイル、回答時刻、などを示す情報が記録される。
【0052】
入力部3270は、キーボードやポインティングデバイスなどの所定の入力装置から構成され、主に、資料検索情報データベース3250や応対履歴情報データベース3260などへの入力等に用いられる。
【0053】
出力部3280は、例えば、ディスプレイ装置やプリンタなどの所定の出力装置から構成され、制御部3210の処理結果などを出力する。
【0054】
次にオペレータ端末3300を説明する。オペレータ端末3300は、電話端末装置3310と情報端末装置3320の対により構成されるものである。電話端末装置3310は、構内電話網60により電話受付装置3100に接続された、例えば、ビジネスホンなどの電話端末装置から構成され、オペレータと顧客との音声通話を媒介する。情報端末装置3320は、例えばパーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータ装置、あるいは、本コールセンタシステムのために専用に作られたコンピュータ装置などから構成され、オペレータに、着信した電話の発信者、すなわちユーザに関する情報や、後述する処理により取得された各種資料情報などを提示する。これらの情報は、コールセンタサーバ3200が取得し、情報端末装置3320に提供するものである。したがって、情報端末装置3320は、LAN50を介してコールセンタサーバ3200に接続可能な構成を有し、少なくとも、コールセンタサーバ3200から提供された情報をオペレータに提供可能とする、例えば、ディスプレイ装置などを備えるものとする。
【0055】
次に資料情報データベース4000を説明する。資料情報データベース4000は、例えば、ハードディスク装置などの書換可能な記憶装置から構成され、コールセンタのオペレータがユーザからの問い合わせに回答する際に参照する各種資料を示す情報を蓄積する。なお、図1においては、説明を容易にするため、単一の資料情報データベース4000がLAN50により企業内コンピュータシステム100に組み込まれている場合を図示しているが、資料情報データベース4000は、複数のデータベース群から構成されていてもよく、さらに、これらのデータベース群が複数箇所に分散して存在していてもよい。この場合、これらのデータベース群は、LAN50のみならず、所定のWANなどにより企業内コンピュータシステム100に接続されるものとする。また、資料情報データベース4000は、企業Aが所有するものに限られず、例えば、インターネットを通じてウェブページを提供する外部のウェブサーバなどであってもよい。
【0056】
次に、端末装置200について説明する。端末装置200は、例えば、携帯電話などの移動体通信端末から構成され、少なくとも、通信ネットワーク10および20を介してデータ通信および音声通信可能に構成されている。この場合、データ通信においては、少なくとも、情報提供部2000から提供される所定のマークアップ言語で記述されたウェブページの受信・解釈・表示が可能であり、かつ、受信したウェブページを用いて所定の情報を送信可能に構成されているものである。したがって、端末装置200は、通信ネットワーク10および20と接続するための所定の通信装置、受信したウェブページデータの解釈などを行う所定の制御装置、受信したウェブページを表示する所定の表示装置、および、ユーザが所定の情報を入力するための入力装置を少なくとも備えるものである。また、受信したウェブページデータの解釈および表示に必要な所定のプログラム(例えば、ブラウザプログラム)が端末装置200にインストールされており、制御装置がそのプログラムを実行することにより、ウェブページの表示等を可能にするものとする。この場合、ブラウザプログラムが解釈可能なマークアップ言語としては、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)、C−HTML(Compact Hyper Text Markup Language)、WML(Wireless Markup Language)などがある。
【0057】
次に、本発明の実施の形態にかかるコールセンタ支援システム1の動作を図面を参照して説明する。
【0058】
まず、情報提供部2000による、端末装置200への情報提供処理を図12のフローチャートを参照して説明する。なおここでは、ユーザ情報データベース1000に登録されているユーザ(登録ユーザ)のみが閲覧可能なウェブページを提供する場合の処理を説明する。なお、本処理は、端末装置200から情報提供部2000へのアクセスを契機に実行されるものである。
【0059】
まず、情報提供部2000の広域通信制御部2200が端末装置200からのアクセスを受けると、制御部2100が提供情報データベース2300から図13に示すようなログインページを構成する情報を取得して、アクセスしてきた端末装置200に送信する(ステップS101)。
【0060】
端末装置200では、そのユーザが登録ユーザである場合、割り当てられているユーザIDおよびパスワード(以下、「認証情報」とする)をログイン画面から入力し、情報提供部2000に送信する。
【0061】
情報提供部2000の広域通信制御部2200が端末装置200から認証情報を受信すると(ステップS102)、制御部2100が構内通信制御部2500およびLAN50を介してユーザ情報データベース1000にアクセスして、受信した認証情報に基づいて、当該ユーザが登録ユーザであるか否かを判別する(ステップS103)。
【0062】
ここで、登録ユーザではないと判別した場合(ステップS103:No)は処理を終了し、一般ユーザ向けのページを提供するなどの処理を別途実行する。
【0063】
一方、登録ユーザであると判別した場合(ステップS103:Yes)は、制御部2100は、当該受信した認証情報に含まれるユーザID情報を取得して、所定のワークエリアなどに保持する(ステップS104)。
【0064】
ユーザ認証の成立を、例えば、トップページなどの所定のウェブページへの要求とみなし(ステップS105:Yes)、対応するウェブページを作成する(ステップS106)。なお、本実施の形態では、ユーザ毎に個別にウェブページを作成して送信する、いわゆる、パーソナライゼーションを行うものとする。
【0065】
したがって、制御部2100はユーザ情報データベース1000を参照して、当該ユーザに提供すべきウェブページの素材データを提供情報データベース2300から取得してウェブページを作成する。
【0066】
ここで、制御部2100は、ウェブページ作成のために取得された素材データのうち、ウェブページにおけるレイアウト等を決定するマークアップ言語により記述されたデータを参照し、当該データの記述に電話発信コマンドが含まれているか否かを判別する(ステップS107)。
【0067】
また、「電話発信コマンド」とは、ウェブページに電話番号情報を不可視的に埋め込み、ウェブページ上の任意の表示を端末装置200で指定することにより、埋め込まれた電話番号宛に電話発信できるコマンドである。例えば、C−HTMLにおいては、「TELタグ」として知られている。例えば、図14(a)に示す端末装置200での表示例において、ページ下部に「電話でのお問い合わせはこちら」というテキストが表示されており、このうち「こちら」の部分がクリック可能に表示されている(例えば、反転表示)。この場合、端末装置200を操作し、「こちら」の表示を選択した後に、所定の操作(図中「かける」を選択する、など)をすることで、不可視的に埋め込まれた電話番号に発呼される。
【0068】
図14(b)は、図14(a)の表示画面を構成するマークアップ言語(この場合、C−HTML)の記述例である。図示するように、テキスト「こちら」に「TEL」タグが対応付けられており、この「TEL」タグが電話番号「03-1234-****」を指定している。よって、図14(a)の表示例において、「こちら」をクリックして、「かける」を選択すると、「03-1234-****」に電話発信される。本実施の形態では、この電話発信コマンドに指定される電話番号として、企業Aのコールセンタの電話番号が記述されるものとする。したがって、端末装置200から、情報提供部2000が提供するウェブページの電話発信コマンドを用いて電話発信すると、企業Aのコールセンタに発信される。
【0069】
制御部2100は、このような「TEL」タグなどの電話発信コマンドが、提供するウェブページデータに含まれているか否かをステップS107において判別する。
【0070】
ここで、電話発信コマンドが含まれていると判別された場合(ステップS107:Yes)、制御部2100はステップS104で保持したユーザID情報を当該電話発信コマンドに付加する(ステップS108)。ここで制御部2100は、所定の変換手順によりユーザID情報を電話発信可能な文字列に変換して、付加する。すなわち、電話発信の際、一般的に電話番号情報などはDTMF(Dual Tone Multi Frequency:いわゆる、「プッシュ音」あるいは「トーン音」)で発信するが、このDTMFで表現可能な文字列は、「0」から「9」までの数字、「*」および「#」の記号、および「A」から「D」までのアルファベットの合計16種類である。したがって、ユーザIDがこれら16種類の英数字および記号以外の文字列を含んだものである場合、そのままではDTMFによる発信ができない。このため、制御部2100は、ユーザID情報を所定の変換方法により、上記16種類の英数字および記号で表現できるよう変換する。
【0071】
なお、ユーザID情報が上記16種類の英数字および記号で表現可能である場合(すなわち、電話発信可能な文字列で構成されている場合)は、上記変換は行わなくてもよい。
【0072】
ユーザID情報の電話発信コマンドへの付加は、例えば、所定の接尾辞を用いる。図14(c)に、ユーザID情報が電話発信コマンドに付加された場合のマークアップ言語(この場合、C−HTML)による記述例を示す。図示するように、図14(b)の記述例に示される「TEL」タグに指定された電話番号情報の後に所定の接尾辞(例えば、「#」)が付加され、その後にユーザID情報を示す文字列「012345」が付加される。このような記述により、このウェブページを表示した端末装置200で「こちら」をクリックして、「かける」を選択すると、「03-1234-****」に電話発信されるとともに、文字列「012345」が発信先に通知されるようになる。
【0073】
このようにユーザID情報が付加されたウェブページデータが、広域通信制御部2200により、端末装置200に送信される(ステップS109)。なお、送信するウェブページデータに電話発信コマンドが含まれない場合(ステップS107:No)は、ユーザID情報の付加を行わずにウェブページデータを送信する。
【0074】
情報提供部2000は、当該端末装置200とのセッションが継続している間、リンクなどのクリックにより要求されたウェブページについて、ステップS106〜S109の処理を行う(ステップS110:No、S105:Yes)。さらなるページ要求がなく(ステップS105:No)、かつ、当該端末装置200とのセッションが終了した場合(ステップS110:No)、情報提供部2000による情報提供処理は終了する。なお、情報提供部2000は、例えば、いわゆるCookieなどのユーザ認識手法により、アクセスしてきた端末装置200とのセッションが継続しているか否かを判別するものとする。
【0075】
次に、上記情報提供処理により端末装置200に提供されたウェブページからコールセンタへ電話発信された場合のコールセンタ部3000の電話受付処理を図15に示すフローチャートを参照して説明する。この電話受付処理は、コールセンタ部3000の電話受付装置3100に着信したことを契機に開始されるものである。
【0076】
まず、電話受付装置3100の回線収容部3120に音声信号が着信すると、制御部3110は、その着信信号をサーバ接続部3130を介してコールセンタサーバ3200に伝送する。コールセンタサーバ3200では、PBX接続部3220が、電話受付装置3100からの着信信号を受信すると、制御部3210が、当該着信信号に付加情報を示すDTMF信号があるか否かを判別する(ステップS201)。
【0077】
ここで、付加情報がある場合(ステップS201:Yes)、制御部3210は、当該付加情報、すなわち、DTMF信号で表現できる上記16種類の文字列で表された情報を、情報提供部2000の制御部2100が上記ステップS108で行った変換の逆変換を行うことで、当該付加情報からユーザID情報を再生して取得する(ステップS202)。このとき、制御部3210は、構内通信制御部3230を制御し、LAN50を介してユーザ情報データベース1000から、当該ユーザIDに対応する属性情報や連絡情報などを取得して保持する。
【0078】
制御部3210は、構内通信制御部3230を介して情報提供部2000のアクセスログデータベース2400にアクセスし、当該ユーザのテーブルから、現在時間から所定時間(例えば、5分)前までのアクセスログ情報を取得する(ステップS203)。すなわち、ウェブページの電話発信コマンドを用いて電話問い合わせしてきたユーザが直前まで閲覧していたウェブページがいずれであるかを、その遷移を辿るように特定する。
【0079】
制御部3210は、取得したアクセスログ情報に示されるウェブページデータをLAN50を介して情報提供部2000から取得する(ステップS204)。
【0080】
制御部3210はさらに、取得したアクセスログ情報に基づいて、LAN50を介して提供情報データベース2300を参照し、当該アクセスログに示されるウェブページのページIDと分野IDを示す情報を取得する(ステップS205)。
【0081】
制御部3210は、コールセンタサーバ3200の資料検索情報データベース3250にアクセスし、ステップS205で取得した分野IDとページIDとに基づいて、ステップS203で取得したアクセスログ情報に示されるウェブページに関する資料情報の保存場所を特定し、構内通信制御部3230を介して、特定されたデータベース等から、資料情報を取得する。
【0082】
制御部3210は次に、当該着信にかかる電話回線を接続すべきオペレータを選定するためのオペレータ選択処理(ステップS300)を実行する。このオペレータ選択処理を図16のフローチャートを参照して説明する。
【0083】
制御部3210は、応対履歴情報データベース3260にアクセスし(ステップS301)、ステップS203で取得したアクセス履歴に示される閲覧遷移パターンと同一あるいは類似の閲覧遷移パターンを示す過去の事例を検索する(ステップS302)。
【0084】
制御部3210は、検索された過去の事例において担当したオペレータのオペレータIDを取得し(ステップS303)、オペレータ情報データベース3240にアクセスして応対可否フラグを参照し、取得したオペレータIDに示されるオペレータのうち、現在応対可能なオペレータを担当オペレータとして指定し、当該オペレータの使用している端末を指定する端末ID情報を取得して(ステップS304)、図15に示す電話受付処理に戻る。
【0085】
制御部3210は、オペレータ選択処理のステップS304で取得した端末ID情報に示される情報端末装置3320に、ステップS202で取得したユーザ情報、ステップS204で取得したウェブページデータ、および、ステップS206で取得した資料情報を送信し、図17に示すように、当該情報端末装置3320の表示装置に表示させる(ステップS207)。
【0086】
制御部3210はさらに、オペレータ選択処理のステップS304で取得した端末ID情報に示される電話端末装置3310を呼び出し、当該着信にかかる電話回線を接続させる(ステップS208)。なお、着信信号に付加情報が含まれていない場合(ステップS201:No)は、すなわち、ウェブページの電話発信コマンドを用いた電話発信でないため、ユーザ情報等を取得することができない。したがって、現在応対可能な任意のオペレータの電話端末装置3310に電話回線を接続する。
【0087】
制御部3210は、当該呼び出しにオペレータが応じた日時情報に基づく新規レコードを応対履歴情報データベース3260に作成し(ステップS209)、当該応対の応対コードを付与するとともに、ステップS202で取得したユーザID情報、ステップS203で取得したアクセスログ情報に基づく閲覧遷移パターン(すなわち、問い合わせ直前まで閲覧していたウェブページを示すページIDやURL)、及び、オペレータ選択処理で選択したオペレータのオペレータID、などを示す情報を記録し、処理を終了する。なお、制御部3210は、オペレータが呼び出しに応じたことを契機に、オペレータ情報データベース3240の、当該オペレータのレコードの応対可否フラグを「不可」に変更する。
【0088】
ステップS208の電話呼び出しに応答したオペレータは、情報端末装置3320に表示された各情報を参照しながら、ユーザからの問い合わせに回答する。回答が終了し、当該オペレータの電話端末装置3310での電話通話が切断されると、制御部3210は、切断時刻を応対履歴情報データベース3260に記録する。オペレータは、情報端末装置3320を操作して、問い合わせ内容および回答内容を示す所定のファイル(例えば、テキストファイルや音声ファイル)を作成し、コールセンタサーバ3200の応対履歴情報データベース3260に記録する。オペレータは、次の応対が可能な状態であれば、所定の操作により、オペレータ情報データベース3240の応対可否フラグを「可」に変更する。
【0089】
以上説明したように、本発明の実施の形態にかかるコールセンタ支援システム1によれば、端末装置200に提供するウェブページの電話発信コマンドに、当該ユーザを示すユーザIDを付加することで、当該ユーザが電話発信コマンドを用いてコールセンタに電話問い合わせした場合に、ユーザIDを通知することができる。そして、通知されたユーザIDに基づいて、当該ユーザのユーザ情報や、電話問い合わせする前に閲覧していたウェブページ、および、それらのウェブページの内容に関する各種資料情報を収集し、オペレータが電話に出る前に、当該オペレータに提示されるので、オペレータは、ユーザから要件を聞く前に、どのような問い合わせであるか予測でき、かつ、ユーザが見ていたウェブページを確認することができるので、迅速に回答することができる。
【0090】
さらに、このようにして取得された各種情報に基づいて、最適なオペレータを選択して接続するので、ユーザはより的確な回答を得ることができる。また、オペレータにとっても、電話に出る前に情報が用意されているので、どのような問い合わせがされるのかといった不安がなくなり、精神的負担が軽減される。
【0091】
上記実施の形態では、「ユーザID情報」を電話発信コマンドに付加したが、アクセスしたウェブページを特定できるものであれば電話発信コマンドに付加される情報は任意である。例えば、アクセスログに示されるページID情報や、セッション毎に付与されるセッションID情報などを付加してもよい。これにより、上記実施の形態で例示した「ユーザID情報」がない場合や、未登録ユーザ(不特定ユーザ)からのアクセスであっても本発明の効果を得ることができる。
【0092】
また、上記実施の形態では、オペレータ選択処理において、過去の類似事例を担当したオペレータを指定するものとしたが、オペレータの選択方法は任意である。例えば、アクセス履歴に示されるウェブページの分野IDを担当分野とするオペレータを選択するようにしてもよい。
【0093】
上記実施の形態では、端末装置200として携帯電話を例に説明したが、情報提供部2000が提供するウェブページを受信でき、かつ、音声通信可能な装置であれば、任意の装置を上記実施の形態にかかる端末装置200として採用可能である。例えば、VoIP(Voice over IP)などの音声通信プロトコルを用いて音声通信可能なパーソナルコンピュータなどの情報端末装置を端末装置200として採用してもよい。
【0094】
なお、本発明の実施の形態にかかるコールセンタサーバ3200は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、汎用コンピュータに、上述の処理を実行するためのプログラムを格納した記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROMなど)から当該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するコールセンタサーバ3200を構成することができる。
【0095】
そして、これらのプログラムを供給するための手段は任意である。上述のように所定の記録媒体を介して供給できる他、例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システムなどを介して供給してもよい。この場合、例えば、通信ネットワークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して搬送波に重畳して提供してもよい。そして、このように提供されたプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、より利便性の高いコールセンタを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるコールセンタ支援システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示すユーザ情報データベースに記録される情報の例を示す図である。
【図3】図1に示す情報提供部の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す提供情報データベースに記録される情報の例を示す図である。
【図5】図2に示すアクセスログデータベースに記録される情報の例を示す図である。
【図6】図1に示すコールセンタ部の構成を示す図である。
【図7】図6に示す電話受付装置の構成を示すブロック図である。
【図8】図6に示すコールセンタサーバの構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示すオペレータ情報データベースに記録される情報の例を示す図である。
【図10】図8に示す資料検索情報データベースに記録される情報の例を示す図である。
【図11】図8に示す応対履歴情報データベースに記録される情報の例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態にかかる情報提供処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】図12に示す情報提供処理において送信されるログインページの表示例を示す図である。
【図14】図12に示す情報提供処理において用いられる電話発信コマンドを説明するための図であり、(a)は電話発信コマンドが使用されたウェブページの表示例を示し、(b)は(a)に示すウェブページを構成する言語内に記述された電話発信コマンドの例を示し、(c)は(b)に示す電話発信コマンドに付加情報が付加された場合の記述例を示す。
【図15】本発明の実施の形態にかかる電話受付処理を説明するためのフローチャートである。
【図16】図15に示す電話受付処理において実行されるオペレータ選択処理を説明するためのフローチャートである。
【図17】図15に示す電話受付処理においてオペレータ端末に表示される情報の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 通信ネットワーク
20 通信ネットワーク
100 企業内コンピュータシステム
200 端末装置
2000 情報提供部
3000 コールセンタ部
Claims (6)
- 電話応対を行うコールセンタの業務を支援するためのコールセンタ支援装置であって、
前記コールセンタへの電話発信を可能とする電話発信コマンドを含んだウェブページを生成して提供するウェブページ提供手段と、
少なくとも前記ウェブページ提供手段が提供したウェブページに含まれる電話発信コマンドを用いた電話発信を着信し、所定の電話応対要員と通話可能に接続するとともに、必要な情報を取得して該電話応対要員に提示する電話応対処理手段と、を備え、
前記ウェブページ提供手段は、電話発信可能な文字列であって、生成したウェブページの提供先ユーザに関する情報を示す文字列を前記電話発信コマンドに付加し、
前記電話応対処理手段は、着信した電話発信に含まれる前記付加された文字列が示す前記提供先ユーザに関する情報に基づいて、必要な情報を取得して前記電話応対要員に提示する、
ことを特徴とするコールセンタ支援装置。 - 前記ウェブページ提供手段が提供したウェブページについて、前記登録ユーザによるアクセス履歴を示すアクセス履歴情報を蓄積するアクセス履歴記録手段と、
前記ウェブページ提供手段が提供したウェブページの内容に関連する情報を蓄積する関連情報蓄積手段と、をさらに備え、
前記電話応対処理手段は、前記付加された文字列に示される提供先ユーザに関する情報に基づいて、前記アクセス履歴記録手段及び/又は前記関連情報蓄積手段からアクセス履歴情報及び/又は関連情報を取得して前記電話応対要員に提示する、
ことを特徴とする請求項1に記載のコールセンタ支援装置。 - 前記電話応対処理手段による応対に関する情報と、応対した電話応対要員を示す情報とを対応付けて記録する応対情報記録手段をさらに備え、
前記電話応対処理手段は、前記取得したアクセス履歴情報、及び/又は前記応対情報記録手段に記録された応対情報に基づいて、応対すべき電話応対要員を選択し、該選択された電話応対要員との電話接続および必要な情報の提示を行う、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のコールセンタ支援装置。 - 前記提供先ユーザに関する情報は、少なくとも、当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報及び/又は当該ユーザに関する所定の前記アクセス履歴情報を含み、
前記電話応対処理手段は、着信した文字列が示す前記ユーザ識別情報及び/又は前記アクセス履歴情報に基づいて、必要な情報を取得して電話応対要員に提示する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコールセンタ支援装置。 - 前記ウェブページ提供手段は、前記提供先ユーザに関する情報が電話発信可能な文字列でない場合は、該提供先ユーザに関する情報を電話発信可能な文字列に変換して前記電話発信コマンドに付加し、
前記電話応対処理手段は、着信した文字列を前記提供先ユーザに関する情報に変換し、該変換された提供先ユーザに関する情報に基づいて必要な情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコールセンタ支援装置。 - コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコールセンタ支援装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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