JP2004312093A - 広告ガイダンスシステム及び方法 - Google Patents

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賢吾 藤原
Masayoshi Koyo
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Abstract

【課題】広告主が広告ガイダンスのコンテンツや広告条件のメンテナンスを行うことができ、かつ、顧客からの情報を収集することができるようにして、コールセンタを運営する者の手間がかからず、的確な内容の広告ガイダンスの送信を迅速に開始することができ、広告主と顧客とのコミュニケーションを図ることができるようにする。
【解決手段】選択された広告ガイダンスをコールセンタシステムから顧客電話機に送信する広告ガイダンスシステムであって、コールセンタシステムは、広告ガイダンスのコンテンツを格納するファイル、広告ガイダンスを送信する条件等の広告情報を格納する広告情報データベース及びウェブサーバを有し、広告主端末からネットワークを介して前記ウェブサーバにアクセスし、広告ガイダンスのコンテンツ又は広告情報の参照、登録、更新及び削除を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広告ガイダンスシステム及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電話による問い合わせを受け付けるコールセンタにおいては、顧客が電話をかけてからオペレータとの通話が可能な通話状態となるまでに少なくとも数秒程度の待ち時間がある。また、オペレータが顧客の問い合わせに対する回答を調査したりする場合にも待ち時間がある。該待ち時間中、発呼者としての顧客は、被発呼者としてのオペレータが応答するまでの間、受話器から耳を離すことなく待機している必要がある。そこで、前記待ち時間中にガイダンスとしての音声案内によって顧客に対して広告を提供する広告ガイダンスの技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図2は従来の広告ガイダンス方法における動作を示すシーケンス図である。
【0004】
図に示されるように、まず、顧客がコールセンタに電話をかける、すなわち、顧客電話機が発呼すると、コールセンタにおけるCTI(Computer Telephony Integration)サーバに電話が接続される、すなわち、前記顧客電話機からの電話がコールセンタに着呼する。ここで、前記顧客電話機からの電話をどのオペレータのオペレータ電話機に接続するかを選定するためにある程度の待ち時間がある。すなわち、前記顧客電話機からの電話がCTIサーバからオペレータ電話機に接続されるまでに少なくとも数秒程度の待ち時間がある。そのため、前記CTIサーバは、前記顧客電話機の電話番号に基づいて顧客データベースから抽出した年齢、性別等の顧客情報、及び、あらかじめ広告主データベースに格納されている広告条件を元にして広告ガイダンスを選出し、該広告ガイダンスを前記顧客電話機に送信する。この場合、前記広告条件は、広告主が希望する年齢、性別等の顧客条件や広告を送信する期間としての情報提供期間等の広告ガイダンスを送信する条件であり、該広告条件に前記顧客電話機からの電話が着呼した時刻、顧客情報等をマッチングさせて広告ガイダンスを選出する。
【0005】
続いて、前記顧客電話機からの電話がCTIサーバから選定されたオペレータのオペレータ電話機に接続されると、前記広告ガイダンスは停止され、顧客とオペレータとの間で通話が行われる。ここで、該通話の途中において、オペレータが顧客の問い合わせに対する回答を調査したり、顧客に対する対応の仕方をスーパーバイザに相談したりする場合には、前記CTIサーバとオペレータ電話機との間の接続が保留となり、前記通話が中断される。すると、通話が再開されるまでに待ち時間があるので、前記CTIサーバは、前記顧客電話機の電話番号に基づいて顧客データベースから抽出した顧客情報、及び、あらかじめ広告主データベースに格納されている広告条件元にして広告ガイダンスを選出し、該広告ガイダンスを前記顧客電話機に送信する。
【0006】
続いて、前記オペレータが回答を見出したり、顧客への対応の仕方を取得したりすると、前記顧客電話機からの電話が再びCTIサーバからオペレータ電話機に接続され、前記広告ガイダンスは停止され、顧客とオペレータとの間で通話が行われる。
【0007】
次に、シーケンス図について説明する。
ステップS1 顧客電話機はCTIサーバに対して発呼する。
ステップS2 顧客電話機からの電話がCTIサーバに着呼する。
ステップS3 CTIサーバは顧客情報及び広告条件を元に広告ガイダンスを選出する。
ステップS4 CTIサーバは顧客電話機に広告ガイダンスを送信する。
ステップS5 オペレータ選定待ち時間が経過する。
ステップS6 顧客電話機からの電話がCTIサーバからオペレータ電話機に接続される。
ステップS7 オペレータと顧客とが通話を行う。
ステップS8 CTIサーバとオペレータ電話機との間の接続が保留となる。
ステップS9 CTIサーバは顧客情報及び広告条件を元に広告ガイダンスを選出する。
ステップS10 CTIサーバは顧客電話機に広告ガイダンスを送信する。
ステップS11 オペレータ保留待ち時間が経過する。
ステップS12 顧客電話機からの電話がCTIサーバからオペレータ電話機に接続される。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−111693号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の広告ガイダンスシステムにおいては、広告ガイダンスのコンテンツとしての音声ファイルや広告条件の登録、変更、削除等のメンテナンスをコールセンタを運営する者が行う必要があり、該コールセンタを運営する者の手間がかかってしまう。また、広告主からの広告の依頼を受けた時から、実際に広告ガイダンスの送信を開始するを時までの期間が長くなってしまう。
【0010】
さらに、広告ガイダンスは顧客に対してプッシュする一方的な情報発信型の広告であるので、顧客からの情報を収集することができない。
【0011】
本発明は、前記従来の広告ガイダンスシステムの問題点を解決して、広告主が広告ガイダンスのコンテンツや広告条件のメンテナンスを行うことができ、かつ、顧客からの情報を収集することができるようにして、コールセンタを運営する者の手間がかからず、的確な内容の広告ガイダンスの送信を迅速に開始することができ、広告主と顧客とのコミュニケーションを図ることができる広告ガイダンスシステム及び方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の広告ガイダンスシステムにおいては、選択された広告ガイダンスをコールセンタシステムから顧客電話機に送信する広告ガイダンスシステムであって、前記コールセンタシステムは、前記広告ガイダンスのコンテンツを格納するファイル、広告ガイダンスを送信する条件等の広告情報を格納する広告情報データベース、及び、ウェブサーバを有し、広告主端末からネットワークを介して前記ウェブサーバにアクセスし、前記広告ガイダンスのコンテンツ又は広告情報の参照、登録、更新及び削除を行うことができる。
【0013】
本発明の他の広告ガイダンスシステムにおいては、さらに、前記コールセンタシステムは、複数の広告ガイダンスが競合した場合に、優先度を動的に算出して最適な広告ガイダンスを選定して顧客電話機に送信する。
【0014】
本発明の更に他の広告ガイダンスシステムにおいては、さらに、前記コールセンタシステムは、前記広告ガイダンスを顧客電話機に送信する間に、該顧客電話機から情報を収集する。
【0015】
本発明の更に他の広告ガイダンスシステムにおいては、さらに、前記顧客電話機を操作することによって、広告ガイダンスを送信中に、前記顧客電話機から広告主の電話機へ接続することができる。
【0016】
本発明の広告ガイダンス方法においては、選択された広告ガイダンスをコールセンタシステムから顧客電話機に送信する広告ガイダンス方法であって、広告主端末からネットワークを介して前記コールセンタシステムにアクセスし、該コールセンタシステムに格納された広告ガイダンスのコンテンツ又は広告情報の参照、登録、更新及び削除を行う。
【0017】
本発明の他の広告ガイダンス方法においては、さらに、前記コールセンタシステムは、複数の広告ガイダンスが競合した場合に、優先度を動的に算出して最適な広告ガイダンスを選定して顧客電話機に送信する。
【0018】
本発明の更に他の広告ガイダンス方法においては、さらに、前記コールセンタシステムは、前記広告ガイダンスを顧客電話機に送信する間に、該顧客電話機から情報を収集する。
【0019】
本発明の更に他の広告ガイダンス方法においては、さらに、前記顧客電話機を操作することによって、広告ガイダンスを送信中に、前記顧客電話機から広告主の電話機へ接続することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明の第1の実施の形態における広告ガイダンスシステムの構成を示す図である。
【0022】
図において、10は、顧客からの電話による問い合わせ等を受け付けるコールセンタにおけるコンピュータシステムとしてのコールセンタシステムである。ここで、前記コールセンタは、銀行、信用金庫等の金融機関、証券会社、保険会社、コンピュータ、ソフトウエア、自動車、電気機器、電子機器等を製造又は販売する製造会社又は販売会社、百貨店、スーパーマーケット等の商店、ホテル、旅館等の宿泊施設、鉄道、航空等の旅客運送会社等の各種企業、団体等の業務内容、前記各種企業、団体等の提供するサービス、製品、広告等に関する顧客からの電話による様々な問い合わせ、相談、苦情、要望等(以下「問い合わせ」という。)を受け付けて、オペレータが回答するようになっている。
【0023】
そして、前記コールセンタシステム10は、CTIサーバ11、オペレータシステム20、FTP(File Transfer Protocol)サーバ19及びウェブサーバとしてのWWW(World Wide Web)サーバ25を有する。そして、前記CTIサーバ11は、CPU、MPU等の演算装置、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶装置、キーボード、マウス等の入力装置、CRT、液晶ディスプレイ等の表示装置、通信インターフェイス等を備えるコンピュータとしてのサーバであり、PBX(Private Branch eXchange)部12、ACD(Automatic Call Distribution)部、顧客データベース14、ガイダンス処理部15、広告情報データベース17、及び、広告ガイダンスのコンテンツを格納するファイルとしての広告ガイダンスファイル18を備える。また、前記オペレータシステム20は、オペレータが使用するオペレータ電話機21a〜21n及びオペレータ端末22a〜22nを備える。なお、前記オペレータ電話機21a〜21n及びオペレータ端末22a〜22nは、単数であってもよいし、複数であってもよいし、いくつであってもよい。そして、オペレータ電話機21a〜21n及びオペレータ端末22a〜22nを統合的に説明する場合には、それぞれ、オペレータ電話機21及びオペレータ端末22として説明する。
【0024】
また、40は前記顧客が使用する顧客電話機であり、ネットワーク41に接続されている。ここで、前記顧客電話機40は据置電話であってもよいし、移動通信可能な携帯電話機、PHS(Personal Handy−Phone System)電話機等であってもよい。なお、前記顧客は、通常、不特定多数なので顧客電話機40も不特定多数であるが、図においては、説明の都合上、一つの顧客電話機40が示されている。また、前記ネットワーク41は、有線又は無線の公衆電話回線網、専用電話回線網等から成るが、音声通話を行うことができる通信回線網であればいかなるものであってもよく、例えば、IP(Internet Protocol)電話のようにデータ通信網を介して音声通話を行うことができる場合、インターネット等のデータ通信網を含むものであってもよい。そして、オペレータ端末22は、CPU、MPU等の演算装置、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶装置、キーボード、マウス等の入力装置、CRT、液晶ディスプレイ等の表示装置、通信インターフェイス等を備えるコンピュータであり、問い合わせ対応時に参考となる情報、例えば、パンフレットやインターネットのホームページ情報、マニュアル等の情報を表示装置に表示することができる。
【0025】
ここで、前記CTIサーバ11におけるPBX部12は、コールセンタにおける構内自動電話交換機として機能し、前記ネットワーク41に接続されるとともに、コールセンタシステム10における構内電話回線26を介して、前記顧客電話機40からの電話、すなわち、呼をオペレータ電話機21に選択的に接続する。これにより、コールセンタに電話をかけた顧客はオペレータと通話することができる。また、前記ACD部13は、自動呼分散機能を有し、前記PBX部12に指令を送信し、顧客電話機40からの呼を所定のアルゴリズムに従って選択された通話中でないオペレータのオペレータ電話機21に接続する。そして、前記顧客データベース14は、顧客の住所、年齢、性別等の個人情報としての顧客情報を顧客電話機40の電話番号と対応付けて格納する。
【0026】
また、前記ガイダンス処理部15は、IVR(Interactive Voice Response)機能を備え、ガイダンスとしての音声案内によって顧客に対して提供する広告、すなわち、広告ガイダンスを選択して顧客電話機40に送信するための処理を行う。そして、広告情報データベース17は、登録されている広告ガイダンスに関する情報、広告主が希望する顧客の住所、年齢、性別等の顧客条件、広告を送信する期間としての情報提供期間等の広告ガイダンスを送信する条件、すなわち、広告条件等を含む広告情報を格納する。また、広告ガイダンスファイル18は、前記広告ガイダンスのコンテンツを格納する情報記憶ファイルであり、複数個が前記広告ガイダンスのコンテンツのそれぞれに対して設定され、前記CTIサーバ11の記憶装置に格納されている。
【0027】
そして、前記FTPサーバ19は、CPU、MPU等の演算装置、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶装置、キーボード、マウス等の入力装置、CRT、液晶ディスプレイ等の表示装置、通信インターフェイス等を備えるコンピュータとしてのサーバであり、ファイル転送プロトコルを利用して、ファイルを転送する処理を行う。また、前記WWWサーバ25は、CPU、MPU等の演算装置、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶装置、キーボード、マウス等の入力装置、CRT、液晶ディスプレイ等の表示装置、通信インターフェイス等を備えるコンピュータとしてのウェブサーバであり、ウェブアプリケーションを搭載し、後述されるネットワーク25からアクセスすることができる。
【0028】
なお、前記CTIサーバ11、オペレータ端末22、FTPサーバ19及びWWWサーバ25は、コールセンタシステム10におけるLAN(Local Area Network)回線網23を介して相互に接続されている。そして、該LAN回線網23は、ゲートウェイ24を介してネットワーク27に接続されている。該ネットワーク27は、有線又は無線の公衆通信回線網、専用通信回線網、インターネット、イントラネット、LAN、WAN(Wide Area Network)等のいかなる通信回線網であってもよく、複数の通信回線網から成るものであってもよい。
【0029】
また、30は広告主が利用するコンピュータシステムとしての広告主システムであり、ゲートウェイ33を介してネットワーク27に接続された広告主端末としてのメンテナンス端末32を有する。なお、前記広告主は、一般的には、企業であるが、個人、団体等いかなる者であってもよい。ここで、前記メンテナンス端末32は、CPU、MPU等の演算装置、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶装置、キーボード、マウス等の入力装置、CRT、液晶ディスプレイ等の表示装置、通信インターフェイス等を備えるコンピュータである。そして、前記広告主又は該広告主のために業務を遂行する者は、前記メンテナンス端末32を操作して、前記広告ガイダンスのコンテンツや該コンテンツを格納する広告ガイダンスファイル18や、前記広告情報データベース17に格納された広告情報の登録、変更、削除等のメンテナンスを行う。この場合、前記広告主又は該広告主のために業務を遂行する者は、前記メンテナンス端末32を操作し、ネットワーク27を介してWWWサーバ25にアクセスし、ウェブブラウザを使用して前記メンテナンスを行う。また、31は、広告主のために業務を遂行するオペレータのオペレータ電話機であり、ネットワーク41に接続され、必要に応じて顧客電話機40と接続される。
【0030】
次に、前記構成の広告ガイダンスシステムの動作について説明する。
【0031】
まず、顧客がコールセンタに電話をかける、すなわち、顧客電話機40が発呼すると、ネットワーク41を介してコールセンタシステム10におけるCTIサーバ11に電話が接続される、すなわち、前記顧客電話機40からの電話が着呼する。ここで、前記顧客電話機40からの電話がオペレータ電話機21に接続されるまでにある程度の待ち時間があるので、前記CTIサーバ11は、前記顧客電話機40の電話番号に基づいて顧客データベース14から抽出した年齢、性別等の顧客情報、及び、あらかじめ広告情報データベース17に格納されている広告条件を元にして該当する広告ガイダンスのコンテンツを格納する広告ガイダンスファイル18を選出し、広告ガイダンスとしての音声案内による広告を前記顧客電話機40に送信する。
【0032】
そして、該顧客電話機40からの電話が、ACD部13が選定したオペレータ電話機21にPBX部12によって接続されると、前記広告ガイダンスは停止され、顧客とオペレータとの間で通話が行われる。ここで、該通話の途中において、オペレータが顧客の問い合わせに対する回答をオペレータ端末22を操作して調査したり、顧客に対する対応の仕方をスーパーバイザに相談したりする場合には、前記PBX部12とオペレータ電話機21との間の接続が保留となり、前記通話が中断される。すると、通話が再開されるまでに待ち時間があるので、前記CTIサーバ11は、前記顧客電話機40の電話番号に基づいて顧客データベース14から抽出した顧客情報、及び、あらかじめ広告情報データベース17に格納されている広告条件を元にして該当する広告ガイダンスのコンテンツを格納する広告ガイダンスファイル18を選出し、広告ガイダンスとしての音声案内による広告を前記顧客電話機40に送信する。
【0033】
続いて、前記オペレータが回答を見出したり、顧客に対する対応の仕方を取得したりすると、前記顧客電話機21からの電話が再びPBX部12からオペレータ電話機21に接続され、前記広告ガイダンスは停止され、顧客とオペレータとの間で通話が行われる。
【0034】
次に、コールセンタシステム10の広告ガイダンスのコンテンツや広告情報を広告主がメンテンナンスする方法について説明する。まず、広告ガイダンスのコンテンツを登録する方法について説明する。
【0035】
図3は本発明の第1の実施の形態における広告ガイダンス登録画面を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態における広告ガイダンスのコンテンツを登録する動作を示すシーケンス図である。
【0036】
ここで、ネットワーク27を介してWWWサーバ25にアクセスする場合、いわゆる、ウェブアクセスにおいてセキュアなアクセスを可能とする場合と同様に、利用者の認証及び送受信データの暗号化を行い、WWWサーバ25にセキュアにアクセスすることができることを前提とする。
【0037】
まず、広告主又は該広告主のために業務を遂行する者は、クライアント端末であるメンテナンス端末32を操作し、図3に示されるような広告ガイダンス登録画面としてのウェブ画面から、広告ガイダンスのコンテンツを格納するファイルのファイル名やコメントを入力して広告ガイダンスの登録を行うとともに、FTPサーバ19によって広告ガイダンスのコンテンツを格納する広告ガイダンスファイル18の転送を行う。また、このような処理をHTML(Hyper Text Markup Language)上のクライアントサイトスクリプトによってクライアントサイトのデータアクセスを可能とさせる。
【0038】
そして、前記メンテナンス端末32から広告情報及び広告ガイダンスのコンテンツを受信したWWWサーバ25は、例えば、Common Gateway Interface(CGI)等のウェブアプリケーションによって、前記広告情報をCTIサーバ11の広告情報データベース17に登録したり、広告ガイダンスファイル18をCTIサーバ11に登録したりする。
【0039】
そして、広告情報の広告情報データベース17への登録や広告ガイダンスのコンテンツの広告ガイダンスファイル18への登録が正常に完了すると、図示されない登録完了画面がメンテナンス端末32の表示装置に表示されるので、広告主又は該広告主のために業務を遂行する者は、広告ガイダンスのコンテンツが登録されたことを確認することができる。
【0040】
次に、シーケンス図について説明する。
ステップS21 メンテナンス端末32はWWWサーバ25にアクセスし、ログイン画面のURL(Uniform Resource Locator)を指定する。
ステップS22 WWWサーバ25は認証画面を表示する。
ステップS23 メンテナンス端末32はWWWサーバ25に対してログイン情報を送信し、該ログイン情報の設定を行う。
ステップS24 WWWサーバ25はCTIサーバ11に対して広告主認証のための情報を送信する。
ステップS25 CTIサーバ11は広告主認証を行う。
ステップS26 CTIサーバ11はWWWサーバ25に対して広告主の認証が行われたことの信号、すなわち、OKを送信する。
ステップS27 WWWサーバ25は広告ガイダンス登録画面を表示する。
ステップS28 メンテナンス端末32は、広告ガイダンスの登録のためにWWWサーバ25に広告ガイダンスのコンテンツを格納するファイルのファイル名やコメントを送信する。
ステップS29 WWWサーバ25はCTIサーバ11に広告情報を送信して、広告情報データベース17に登録させる。
ステップS30 CTIサーバ11は広告情報データベース17に広告ガイダンス情報を登録する。
ステップS31 メンテナンス端末32は広告ガイダンスのコンテンツを格納する広告ガイダンスファイル18を作成する。
ステップS32 メンテナンス端末32はFTPサーバ19に広告ガイダンスファイル18を転送する。
ステップS33 FTPサーバ19は登録のために広告ガイダンスファイル18をCTIサーバ11に転送する。
ステップS34 CTIサーバ11は受信した広告ガイダンスファイル18を登録する。
ステップS35 CTIサーバ11はWWWサーバ25に広告ガイダンスファイル18の登録が完了した旨の応答を送信する。
ステップS36 WWWサーバ25は登録完了画面を表示する。
ステップS37 メンテナンス端末32はWWWサーバ25にログオフを送信する。
【0041】
次に、広告条件を変更する場合の動作について説明する。
【0042】
図5は本発明の第1の実施の形態における広告条件登録画面を示す第1の図、図6は本発明の第1の実施の形態における広告条件登録画面を示す第2の図、図7は本発明の第1の実施の形態における広告条件を変更する動作を示すシーケンス図である。
【0043】
この場合、広告主又は該広告主のために業務を遂行する者は、クライアント端末であるメンテナンス端末32を操作し、図5及び6に示されるような広告情報登録画面としてのウェブ画面から、広告情報の変更を入力して登録を行う。ここで、図5に示されるウェブ画面には、広告情報として、同一の広告主が登録した複数の広告ガイダンス間における優先度割合の設定状況を示す優先度割合設定が示されている。前記広告主又は該広告主のために業務を遂行する者は、各広告ガイダンスに付与されている優先度を必要に応じて変更することができる。なお、変更の後は、前記ウェブ画面に含まれる登録ボタンを押し下げることによって、変更した内容を登録する。
【0044】
また、図6に示されるウェブ画面には、広告情報として、所定の広告ガイダンスを送信する条件としての広告条件が示されている。前記広告主又は該広告主のために業務を遂行する者は、前記広告ガイダンスを送信する広告条件を必要に応じて変更することができる。なお、変更の後は、前記ウェブ画面に含まれる登録ボタンを押し下げることによって、変更した内容を登録する。
【0045】
次に、シーケンス図について説明する。
ステップS41 メンテナンス端末32はWWWサーバ25にアクセスし、ログイン画面のURLを指定する。
ステップS42 WWWサーバ25は認証画面を表示する。
ステップS43 メンテナンス端末32はWWWサーバ25に対してログイン情報を送信し、該ログイン情報の設定を行う。
ステップS44 WWWサーバ25はCTIサーバ11に対して広告主認証のための情報を送信する。
ステップS45 CTIサーバ11は広告主認証を行う。
ステップS46 CTIサーバ11はWWWサーバ25に対して広告主の認証が行われたことの信号、すなわち、OKを送信する。
ステップS47 メンテナンス端末32はWWWサーバ25に対して選択された広告ガイダンスのIDを送信する。
ステップS48 WWWサーバ25は受信したIDをCTIサーバ11に送信して前記広告ガイダンス検索を依頼する。
ステップS49 CTIサーバ11は前記広告条件を検索する。
ステップS50 CTIサーバ11は広告情報データベース17にアクセスし、検索された広告ガイダンスの広告条件を取得する。
ステップS51 CTIサーバ11はWWWサーバ25に広告ガイダンスの検索結果を広告条件とともに送信する。
ステップS52 WWWサーバ25は広告条件画面を表示する。
ステップS53 メンテナンス端末32は変更するために設定された広告条件をWWWサーバ25に送信する。
ステップS54 WWWサーバ25はCTIサーバ11に前記広告条件を転送する。
ステップS55 CTIサーバ11は広告条件情報を更新する。
ステップS56 CTIサーバ11は広告情報データベース17にアクセスし、更新した広告条件を登録する。
ステップS57 CTIサーバ11はWWWサーバ25に対して広告条件の変更結果を送信する。
ステップS58 WWWサーバ25は変更結果を表示する。
ステップS59 メンテナンス端末32はWWWサーバ25にログオフを送信する。
【0046】
このように、本実施の形態においては、広告主又は該広告主のために業務を遂行する者がメンテナンス端末32を操作することによって、広告ガイダンスのコンテンツや広告条件のメンテナンスを行うことができるので、コールセンタを運営する者の作業を簡素化することができる。
【0047】
また、広告主がリアルタイムに広告ガイダンスのコンテンツや広告条件を更新することができるので、迅速に広告ガイダンスのサービスインを行うことができる。
【0048】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0049】
図8は本発明の第2の実施の形態における広告ガイダンスシステムの構成を示す図である。
【0050】
本実施の形態においては、顧客に送信する広告ガイダンスが広告主間にて競合した場合の広告ガイダンスの選定方法について説明する。この場合、CTIサーバ11は、顧客電話機40に送信する広告ガイダンスを所定のアルゴリズムに従って選択するガイダンス選定部16を有する。なお、その他の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0051】
次に、顧客電話機40に送信する広告ガイダンスを選定する動作について説明する。
【0052】
図9は本発明の第2の実施の形態におけるガイダンスデータテーブルを示す図、図10は本発明の第2の実施の形態における広告主データテーブルを示す図、図11は本発明の第2の実施の形態における同一優先度の広告主選定条件を示す図、図12は本発明の第2の実施の形態における優先度別利用条件の算出方法を示す図、図13は本発明の第2の実施の形態における広告ガイダンスを選定する動作を示すシーケンス図である。
【0053】
まず、顧客電話機40からの発呼からオペレータ電話機21の呼出までの動作は前記第1の実施の形態と同様である。
【0054】
そして、ガイダンス処理部15は、前記顧客電話機40の電話番号に基づいて顧客データベース14から抽出した顧客情報を元に、ガイダンス選定部16に対し、広告ガイダンスの選定依頼を行う。すると、前記ガイダンス選定部16は、広告主間優先度割合を算出するために、広告情報データベース17から図9に示されるようなガイダンスデータテーブルにおける広告主の送出(顧客電話機40への広告ガイダンスの送信)回数の合計と、図10に示されるような広告主データテーブルの広告主優先度とを取得する。そして、前記ガイダンス選定部16は、前記広告主の送出回数の合計及び広告主優先度に基づき、図11に示されるような広告主間優先度割合算出方法における同一優先度の広告主選定条件や、図12に示されるような優先度別利用条件の算出方法に従って、優先度の倍率によって広告主を決定する。
【0055】
次に、広告間優先度割合を算出するために、前記ガイダンス選定部16は、広告情報データベース17から、前記ガイダンスデータテーブルに基づいて求められた広告主のデータテーブルの広告優先度及び送出回数と、前記広告主データテーブルの同広告主の優先度割合A〜Cを元に、送出すべき優先度を選定する。
【0056】
例えば、優先度割合Aが50〔%〕で、優先度割合Bが30〔%〕で、優先度割合Cが20〔%〕であり、送出回数の合計がaが5、bが2、cが2である場合、優先度割合Aは、
a/(a+b+c)×100=55.5 …50〔%〕以下? NO
となり、優先度割合Bは、
b/(a+b+c)×100=22.2 …30〔%〕以下? YES
となり、優先度割合Cは、
c/(a+b+c)×100=22.2 …20〔%〕以下? NO
となり、上位の優先度割合Aから条件を満たすか否かを判別し、前述されたような場合は優先度割合Bが選定される。
【0057】
前述されたように選定された優先度において、送出回数の割合が優先度割合に対して最も少ないものが広告ガイダンスとして選定される。
【0058】
次に、シーケンス図について説明する。
ステップS61 顧客電話機40はコールセンタシステム10に発呼する。
ステップS62 PBX部12はガイダンス処理部15に対して着呼があったことを指示する。
ステップS63 ガイダンス処理部15はIVR機能によって顧客電話機40に対して「こちらは、××コールセンタです。オペレータにおつなぎします。しばらくお待ち下さい。」と応答する。
ステップS64 ガイダンス処理部15は顧客情報を検索する。
ステップS65 ガイダンス処理部15は顧客情報データベース14にアクセスして顧客情報を取得する。
ステップS66 ガイダンス処理部15はACD部13に対してACD、すなわち、呼をオペレータ電話機21に選択的に接続することを依頼する。
ステップS67 ACD部13はオペレータ電話機21を選択する。
ステップS68 ACD部13はオペレータ電話機21に発呼してオペレータを呼び出す。
ステップS69 ガイダンス処理部15はガイダンス選定部16に対して顧客情報を元に広告ガイダンスの選定を依頼する。
ステップS70 ガイダンス選定部16は広告主間優先度割合を算出する。
ステップS71 ガイダンス選定部16は広告情報データベース17を参照する。
ステップS72 ガイダンス選定部16は広告間優先度割合を算出する。
ステップS73 ガイダンス選定部16は広告情報データベース17を参照する。
ステップS74 ガイダンス選定部16は広告ガイダンスリストを作成する。
ステップS75 ガイダンス選定部16はガイダンス処理部15に対して広告ガイダンスリストを返却する。
ステップS76 ガイダンス処理部15はオペレータがオンフックするまでリスト順に広告ガイダンスの送信を繰り返す。
ステップS77 ガイダンス処理部15は広告ガイダンスファイル18から広告ガイダンスのコンテンツを取得する。
ステップS78 ガイダンス処理部15はIVR機能によって顧客電話機40に対して広告ガイダンスを送信する。
ステップS79 ガイダンス処理部15は、各広告ガイダンスを送信する毎に、ガイダンス選定部16に対して前記広告ガイダンスの送信を完了したことを報告する。
ステップS80 ガイダンス選定部16は各広告ガイダンスの送信回数をカウントアップする。
ステップS81 ガイダンス選定部16は広告情報データベース17に各広告ガイダンスの送信回数を格納する。
ステップS82 オペレータはオペレータ電話機31をACD部13にオンフックをする。
ステップS83 顧客とオペレータとの間で通話が行われる。
【0059】
このように、本実施の形態においては、広告主間及び同一広告主の広告間における広告ガイダンスの送出回数の分散が可能となり、配信の偏りなどがなくなり、広告主間で公平になることを保証することができる。
【0060】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態における広告ガイダンスシステムの構成については、前記第1の実施の形態における広告ガイダンスシステムの構成と同様であるので、図1を援用して説明する。
【0061】
本実施の形態においては、顧客に対する一方的な広告ガイダンスの送信ではなく、顧客が入力した情報の受信を可能とすることによって、双方的な情報収集型のガイダンス送出を提供する方法、すなわち、情報収集型ガイダンス方法について説明する。
【0062】
前記第1及び第2の実施の形態においては、顧客に対して音声によって情報(広告)としての広告ガイダンスを提供するプッシュ型のコミュニケーション方法が取られてきたが、本実施の形態においては、広告ガイダンスの送信中に顧客が任意に顧客電話機40に入力した値(PB(プッシュボタン:Push Button)番号)を広告主毎に蓄積したり、必要に応じて、顧客電話機40からの呼をコールセンタシステム10から広告主のオペレータ電話機31に転送することによってダイレクトに顧客と広告主とをつないだりすることができる。
【0063】
まず、ガイダンス処理部15が広告ガイダンスを送信中に動的に顧客情報を取得する方法について説明する。
【0064】
図14は本発明の第3の実施の形態における送信済顧客データテーブルを示す図、図15は本発明の第3の実施の形態における発信タイプ詳細データテーブルを示す図、図16は本発明の第3の実施の形態における発信履歴データテーブルを示す図、図17は本発明の第3の実施の形態におけるPBタイプ詳細データテーブルを示す図、図18は本発明の第3の実施の形態におけるPB詳細画面を示す図、図19は本発明の第3の実施の形態における発信詳細画面を示す図、図20は本発明の第3の実施の形態における顧客情報を収集する動作を示すシーケンス図である。
【0065】
まず、顧客電話機40からの発呼からオペレータ電話機21の呼出までの動作は前記第1の実施の形態と同様である。
【0066】
そして、ガイダンス処理部15は広告情報データベース17から広告ガイダンスのコンテンツと広告ガイダンスを送信するための情報とを取得する。この広告ガイダンスのコンテンツの情報から該コンテンツの種類がPB受信系であることを示す情報を、図14に示されるような送信済顧客データテーブル、及び、図15に示されるようなPBタイプ詳細データテーブルから取得し、PB受信を行うことができる状態で広告ガイダンスを送信する。
【0067】
続いて、広告ガイダンス(例えば、アンケート形式に「YESの場合は1、NOの場合は2を…」等のガイダンス)を聞いた顧客は、顧客電話機40を操作してPB番号の発信を行う。続いて、該PB番号を受けたガイダンス処理部15は、PB番号の集計を行い広告情報データベース17上の前記PBタイプ詳細データテーブルの更新を行う。
【0068】
また、前述された処理中にコールセンタシステム10のオペレータ電話機21が接続可能な(オンフックした)場合は、その処理を中断してオペレータ電話機21に接続を行ってもよいし、前記集計が区切りがいい段階に進行するまで、オペレータ電話機21を待ち状態にして、前記集計の結果を登録した後にオペレータ電話機21に電話を接続するようにしてもよい。なお、前述されたような情報収集以外として、広告主システム30のオペレータ電話機31に対してダイレクトに呼の接続を行う方法もある。
【0069】
また、接続系広告の場合は、広告の詳細情報として広告情報データベース17から広告ガイダンスのコンテンツや接続先(前記ガイダンスデータテーブル、PBタイプ詳細データテーブル等から)を取得する。
【0070】
その後、広告ガイダンス(例えば、「…興味のある方は、1を…直接おつなぎします…」)を送信し、それを聞いた顧客は顧客電話機40を操作してPB番号の発信を行う。該PB番号を受信したガイダンス処理部15は、先ほど入手した接続先に発信する。この時点で、コールセンタのオペレータ電話機21への発呼を取り止めておく。
【0071】
続いて、広告主システム30のオペレータ電話機31が応答すると、保留していた顧客電話機40からの呼を広告主システム30のオペレータ電話機31に接続する。この場合、ネットサービスである着信転送機能を利用してもよいし、コールセンタシステム10のPBX部12でスイッチングする方法でもよい。
【0072】
このとき、広告主システム30のオペレータ電話機31に対して発着信数や通話した時間情報などを広告情報データベース17上の図16に示されるような発信履歴データテーブルで更新し、その情報をコールセンタと広告主との間の決済時データとして利用してもよい。
【0073】
また、前述された蓄積データを、広告情報メンテナンス方法において説明したような方法を用いると、広告主システム30のメンテナンス端末32によって、図18に示されるようなPB詳細情報画面や、図19に示されるような発信詳細情報画面などで参照や設定変更などを行うことができ、そのデータはデータマイニングとして使用されることも考えられる。
【0074】
次に、シーケンス図について説明する。
ステップS91 顧客電話機40はコールセンタシステム10に発呼する。
ステップS92 PBX部12はガイダンス処理部15に対して着呼があったことを指示する。
ステップS93 ガイダンス処理部15はIVR機能によって顧客電話機40に対して「こちらは、××コールセンタです。オペレータにおつなぎします。しばらくお待ち下さい。」と応答する。
ステップS94 ガイダンス処理部15は顧客情報を検索する。
ステップS95 ガイダンス処理部15は顧客情報データベース14にアクセスして顧客情報を取得する。
ステップS96 ガイダンス処理部15はACD部13に対してACD、すなわち、呼をオペレータ電話機21に選択的に接続することを依頼する。
ステップS97 ACD部13はオペレータ電話機21を選択する。
ステップS98 ACD部13はオペレータ電話機21に発呼してオペレータを呼び出す。
ステップS99 ガイダンス処理部15は広告情報データベース17から広告情報を取得する。
ステップS100 ガイダンス処理部15は顧客電話機40に対して情報蓄積系広告ガイダンスを送信する。
ステップS101 顧客電話機40はガイダンス処理部15に対して、顧客が押し下げたPB番号を送信する。
ステップS102 ガイダンス処理部15はPB情報収集処理を行う。なお、オペレータがオンフックした場合、オペレータ端末21と接続する。
ステップS103 ガイダンス処理部15は広告情報データベース17に結果を登録する。
ステップS104 ガイダンス処理部15は広告情報データベース17から広告情報を取得する。
ステップS105 ガイダンス処理部15は顧客電話機40に対して接続系広告ガイダンスを送信する。
ステップS106 顧客電話機40はガイダンス処理部15に対して、顧客が押し下げたPB番号を送信する。
ステップS107 ガイダンス処理部15はPB情報によって発信処理を行う。この場合、コールセンタシステム10のオペレータ電話機21の呼出しは取り止める。
ステップS108 ガイダンス処理部15は広告主システム30のオペレータ電話機31に対して発呼する。
ステップS109 広告主システム30のオペレータ電話機31はガイダンス処理部15に対して応答する。
ステップS110 広告主側オペレータと顧客は通話を行う。
ステップS111 顧客電話機40は広告主システム30のオペレータ電話機31に対して回線を切断する。
ステップS112 広告主システム30のオペレータ電話機31はコールセンタシステム10のオペレータ電話機21に対して通話時間を更新する。
【0075】
このように、本実施の形態においては、例えば、アンケート系の広告であれば、蓄積した情報がマーケティングやデータマイニングなどに役立ち、また、接続系であれば、ダイレクトに顧客とのコミュニケーションを図ることができ、顧客の要望に対する対応をより迅速に行うことができる。
【0076】
なお、本実施の形態における広告ガイダンスシステム及び方法は、電話受付業務を行う者であれば、ほとんどの者が実施することができる。また公共的に行う場合などは、電話会社等の自社で通信設備を有する第一種電気通信事業者が実施することもできる。
【0077】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0078】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、広告ガイダンスシステムにおいては、コールセンタを運営する者の手間がかからず、的確な内容の広告ガイダンスの送信を迅速に開始することができ、広告主と顧客とのコミュニケーションを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における広告ガイダンスシステムの構成を示す図である。
【図2】従来の広告ガイダンス方法における動作を示すシーケンス図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における広告ガイダンス登録画面を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における広告ガイダンスのコンテンツを登録する動作を示すシーケンス図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における広告条件登録画面を示す第1の図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における広告条件登録画面を示す第2の図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における広告条件を変更する動作を示すシーケンス図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における広告ガイダンスシステムの構成を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるガイダンスデータテーブルを示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における広告主データテーブルを示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態における同一優先度の広告主選定条件を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における優先度別利用条件の算出方法を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態における広告ガイダンスを選定する動作を示すシーケンス図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態における送信済顧客データテーブルを示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態における発信タイプ詳細データテーブルを示す図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態における発信履歴データテーブルを示す図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態におけるPBタイプ詳細データテーブルを示す図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態におけるPB詳細画面を示す図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態における発信詳細画面を示す図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態における顧客情報を収集する動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
10 コールセンタシステム
17 広告情報データベース
18 広告ガイダンスファイル
25 WWWサーバ
40 顧客電話機
41 ネットワーク

Claims (8)

  1. (a)選択された広告ガイダンスをコールセンタシステムから顧客電話機に送信する広告ガイダンスシステムであって、
    (b)前記コールセンタシステムは、前記広告ガイダンスのコンテンツを格納するファイル、広告ガイダンスを送信する条件等の広告情報を格納する広告情報データベース、及び、ウェブサーバを有し、
    (c)広告主端末からネットワークを介して前記ウェブサーバにアクセスし、前記広告ガイダンスのコンテンツ又は広告情報の参照、登録、更新及び削除を行うことができることを特徴とする広告ガイダンスシステム。
  2. 前記コールセンタシステムは、複数の広告ガイダンスが競合した場合に、優先度を動的に算出して最適な広告ガイダンスを選定して顧客電話機に送信する請求項1に記載の広告ガイダンスシステム。
  3. 前記コールセンタシステムは、前記広告ガイダンスを顧客電話機に送信する間に、該顧客電話機から情報を収集する請求項1に記載の広告ガイダンスシステム。
  4. 前記顧客電話機を操作することによって、広告ガイダンスを送信中に、前記顧客電話機から広告主の電話機へ接続することができる請求項1に記載の広告ガイダンスシステム。
  5. (a)選択された広告ガイダンスをコールセンタシステムから顧客電話機に送信する広告ガイダンス方法であって、
    (b)広告主端末からネットワークを介して前記コールセンタシステムにアクセスし、該コールセンタシステムに格納された広告ガイダンスのコンテンツ又は広告情報の参照、登録、更新及び削除を行うことを特徴とする広告ガイダンス方法。
  6. 前記コールセンタシステムは、複数の広告ガイダンスが競合した場合に、優先度を動的に算出して最適な広告ガイダンスを選定して顧客電話機に送信する請求項5に記載の広告ガイダンス方法。
  7. 前記コールセンタシステムは、前記広告ガイダンスを顧客電話機に送信する間に、該顧客電話機から情報を収集する請求項5に記載の広告ガイダンス方法。
  8. 前記顧客電話機を操作することによって、広告ガイダンスを送信中に、前記顧客電話機から広告主の電話機へ接続することができる請求項5に記載の広告ガイダンス方法。
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