JP3047632U - 封筒体 - Google Patents

封筒体

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JP3047632U
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宏文 笹本
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株式会社アビア
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで製造できるとともに、大量の情報
を内封することができる封筒体を提供する。 【解決手段】 封緘部10a、第一の封筒用紙11a、
第二の封筒用紙12aが一体にされたシート部材を折り
重ねて所定位置を糊付けすることにより、封筒体を形成
し、この封筒体に所定の情報が記載された別体の情報用
紙を封入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、封筒体に関し、特に、ロール部材をシート部材にカットした後折り 畳む等することにより製造され、ダイレクトメールとして郵送される封筒体に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種商品の供給及び需要形態の多様化に伴い、写真又は印刷文等による 商品情報等を記載したダイレクトメールを個人又は企業に直送することによる商 品の販売が急増している。また、所定のアンケート用紙等が同封されたダイレク トメールを個人又は企業に直送することにより、顧客の動向調査又は種々のアン ケートを行うことが増加している。
【0003】 このような状況の下、従来の封筒体としては、例えば、実開平4−12887 5号公報に開示される封筒体が考案されている。この封筒体は、はがき又は封筒 等の返信部と、各種案内が表示された案内部とを封筒本体に一体形成するととも に、この封筒本体に形成された返信部及び案内部に係わる印刷物を折込封止する ことにより、封筒体が製造されるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来の封筒体では、封筒本体に一体にされた返信部及び案内部に種々の 情報が印刷される。この返信部及び案内部は、一枚の紙を折り畳むことにより封 筒内部に封止されるものであり、印刷される情報を増やすためには、この返信部 及び案内部の面積を大きくする必要がある。一方、最も安価な料金で郵送できる 郵便物の形状は、予め決められており、大量に郵送されるダイレクトメールでは 、折り畳み後の返信部及び案内部の面積を無制限に大きくすることはできない。
【0005】 従って、折り畳み後の返信部及び案内部の面積を上記の定形に納め、印刷され る情報量を増やすには、折り畳み回数を増やして返信部及び案内部の面積を増加 させる必要がある。しかしながら、折り畳み回数は、封筒体の製造機械に制約さ れ、多数回折り畳める製造機械は、非常に高価であり、印刷される情報を増やす ために高価な製造機械を購入したのでは、結局製造コストが増加する。
【0006】 この結果、上記のように単に返信部及び案内部を封筒本体に一体化したのでは 、封筒体に封入できる情報量には、限界があり、低コストで多くの情報を内封す ることができないという問題があった。
【0007】 本考案の目的は、低コストで製造できるとともに、大量の情報を内封すること ができる封筒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の封筒体は、二つの長辺及び短辺を有する矩 形の第一の封筒用紙と、前記第一の封筒用紙の一方の長辺から連続して延び、前 記長辺に平行な折り目で少なくとも一回折り重ねられるとともに前記短辺に沿っ て縁部同士及び前記第一の封筒用紙の縁部との間を接着された第二の封筒用紙と 、前記第一の封筒用紙の他方の長辺から連続して延びる封緘部と、前記第一及び 第二の封筒用紙の間に封入され、所定の情報が記載された別体の情報用紙とを備 える。
【0009】 上記の構成により、第一及び第二の封筒用紙の一つの長辺が一体にされるとと もに、両短辺が接着されることにより、第一及び第二の封筒用紙により封筒が形 成され、この封筒に別体の情報用紙を封入することができる。従って、この情報 用紙が第一及び第二の封筒用紙と別体にされているため、折り畳み数の少ない安 価な製造装置を用いて、封筒体を製造することができるとともに、製造装置の制 約を受けずに種々の情報を任意に情報用紙に記載することができる。この結果、 大量の情報が内封された封筒体を低コストで製造することができる。
【0010】 また、前記第二の封筒用紙は、ミシン目により取り外し可能に形成された返信 用はがきを備えることが好ましい。この場合、返信用はがきを第二封筒用紙と一 体にして製造できるため、低コストで返信用はがき付封筒体を製造することがで きるとともに、ミシン目により取り外し可能に形成されているため、受取人が容 易に返信用はがきを取り外すことができる。
【0011】 また、前記第二の封筒用紙は、ミシン目により取り外し可能に形成された返信 用封筒を備えることが好ましい。この場合、返信用封筒を第二封筒用紙と一体に して製造できるため、低コストで返信用封筒付封筒体を製造することができると ともに、ミシン目により取り外し可能に形成されているため、受取人が容易に返 信用封筒を取り外すことができる。
【0012】 また、前記第一の封筒用紙は、受取人に関する第一の受取人データを印字した 第一の印字部を含み、前記第二の封筒用紙は、前記第一の受取人データの少なく とも一部を含む第二の受取人データを印字した第二の印字部を含むことが好まし い。この場合、第一の受取人データとして、例えば受取人の住所及び氏名等を直 接第一の封筒用紙に印字して郵送先を表示でき、一方、第二の受取人データとし て、例えば受取人の名前を第二の印字部に印字することにより本封筒体が受取人 に特別に郵送されたものであるかのような印象を与え、通知内容に多大な興味を 喚起することができる。また、第一の印字部と第二の印字部は、一体にされた第 一の封筒用紙と第二の封筒用紙とに形成されているため、第一の印字部の内容と 第二の印字部の内容とを取り違えて誤送付されることがない。
【0013】 また、前記第二の封筒用紙は、前記封筒体が開封されたとき、立体的にポップ アップするポップアップ部を備えることが好ましい。この場合、単に情報を平面 的に提示するのではなく、立体的にポップアップしたポップアップ部により種々 の情報を提示することができ、受取人の興味を高揚させるとともに、その情報を 強く印象づけることができる。
【0014】 また、前記封筒体は、両側縁部を前記第一の封筒用紙の短辺沿いの開封時に切 り取られる縁部に接着された別体の第三の封筒用紙をさらに備え、前記第二の封 筒用紙は、前記第一の封筒用紙の一方の長辺から前記第一の封筒用紙に納まる寸 法をもって延びる第四の封筒用紙と、前記第四の封筒用紙の先端縁から前記第一 の封筒用紙に納まる寸法をもって延び、開封されたときに立体的にポップアップ するように少なくとも一つの切り込みを有し、前記第四の封筒用紙の先端縁に沿 って折り重ねられ、前記第三及び第四の封筒用紙と相互に異なる箇所で接着され た第五の封筒用紙とを備えることが好ましい。この場合、折り畳み数の少ない安 価な製造装置を用いて、ポップアップ部を形成することができる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の各実施の形態の封筒体について図面を参照しながら説明する。 図1は、本考案の第一の実施の形態の封筒体の展開状態の表面を示す平面図であ り、図2は、本考案の第一の実施の形態の封筒体の展開状態の裏面を示す平面図 である。第一の実施の形態の封筒体は、二つの返信用はがきを一体化した封筒体 である。なお、一体化される返信用はがきの枚数は、2枚に特に限定されず、他 の枚数であってもよい。
【0016】 図1及び図2に示すように、第一の実施の形態の封筒体は、封緘部10aと、 第一の封筒用紙11aと、第二の封筒用紙12aとからなり、第二の封筒用紙1 2aは、第三の封筒用紙121aと、第四の封筒用紙122aと、第五の封筒用 紙123aとからなる。
【0017】 封緘部10aの一方の長辺は、第一の封筒用紙11aの一方の長辺と一体にさ れ、その境界線は、図1では山折り線M1a、図2では谷折り線V1aによりそ れぞれ示される。第一の封筒用紙11aの他方の長辺は、第三の封筒用紙121 aの一方の長辺と一体にされ、その境界線は、図1では山折り線M2a、図2で は谷折り線V2aによりそれぞれ示される。第三の封筒用紙121aの他方の長 辺は、第四の封筒用紙122aの一方の長辺と一体にされ、その境界線は、図1 では山折り線M3a、図2では谷折り線V3aによりそれぞれ示される。第四の 封筒用紙122aの他方の長辺は、第五の封筒用紙123aの一方の長辺と一体 にされ、その境界線は、図1では山折り線M4a、図2では谷折り線V4aによ りそれぞれ示される。なお、山折り線M1a〜M4a及び谷折り線V1a〜V4 aの部分には、折り曲げ加工を容易にするために破線状のミシン目を設けてもよ く、以下の各実施の形態でも同様である。
【0018】 従って、第一の実施の形態の封筒体は、一枚のシート部材から製造することが でき、また、このシート部材は、一巻のロール部材を一定幅で切断する(切断前 はシート部材の長辺が互いに一体にされている)ことにより製造することができ る。この結果、第一の実施の形態の封筒体は、連続したロール部材から製造する ことができるので、製造方法を容易に自動化できるとともに、単位時間当たりの スループットを向上することができる。このため、より低コストで製造すること ができる。
【0019】 図2に示すように、第一の封筒用紙11a、及び第二の封筒用紙12aの両サ イドには、ストライプ状に所定の糊が均一に塗布された糊付け部B1a、B2a がそれぞれ設けられている。なお、糊付け部B1a、B2aへの糊の塗布は、糊 付け部B1a、B2aの形状及び位置が簡略化されているため、ロール部材の状 態で通常の製造装置を用いて自動的に行うことができる。
【0020】 封緘部10a、第一の封筒用紙11a、及び第二の封筒用紙12aの両サイド には、破線状のミシン目C1a、C2aが設けられ、また、第一の封筒用紙11 aの封緘部10a側には、菓子等のパッケージ開封用に使用される切り取り部と 同様の所定形状の切り込みが入れられた切り取り部T1aが設けられている。こ の結果、封緘部10a等が所定に折り重ねられるとともに糊付けされて封筒形態 にされたとき、受取人がミシン目C1a、C2a及び切り取り部T1aを切り取 ることにより、封筒体を容易に開封できるようになっている。
【0021】 図1に示すように、第一の封筒用紙11aの表面には、送信用宛名欄13aが 設けられ、送信用宛名欄13aには、ダイレクトメールの受取人の郵便番号、住 所、個人名又は企業名等の受取人に関する第一の受取人データが印字されている 。この第一の受取人データは、各封筒体毎に異なるため、例えば、ロール部材の 状態の時に任意の文字等を印字可能なプリンタ等により印字される。
【0022】 第二の封筒用紙12aに含まれる第三の封筒用紙121aの表面の下部には、 送信用差出人欄14aが設けられ、送信用差出人欄14aには、ダイレクトメー ルの送付人の郵便番号、住所、企業名等の送付人に関する第一の送付人データが 印字されている。この送付人データは、例えば、全ての封筒体で共通する場合は 、他の共通のデータ等と同時に印刷され、送付人の担当者名等の封筒体毎に異な るデータを印字する場合は、ロール部材の状態の時に任意の文字等を印字可能な プリンタ等により印字される。
【0023】 第四の封筒用紙122aには、第一の返信用はがき21が形成される。第一の 返信用はがき21の外周には、通常はがきに相当する形状で取り外すことができ るように、破線状のミシン目C2a〜C5aが形成されている。
【0024】 第一の返信用はがき21の表面には、郵便はがき、料金受取人払等のすべての 封筒体に共用される文字等が印刷されている。また、第一の返信用はがき21の 表面の中央部には、返信用宛名欄25が設けられ、返信用宛名欄25には、上記 の送信用差出人欄14aと同様に、ダイレクトメールの送付人の郵便番号、住所 、企業名等の送付人に関する第二の送付人データが印字されている。
【0025】 第一の返信用はがき21の裏面には、返信用差出人欄23が設けられ、返信用 差出人欄23には、ダイレクトメールの受取人の郵便番号、住所、個人名等の受 取人に関する第二の受取人データが印字されている。この受取人データは、各封 筒体毎に異なるため、例えば、ロール部材の状態の時に任意の文字等を印字可能 な上記のプリンタ等により印字される。
【0026】 従って、受取人は、返信用はがきに宛名及び自己の氏名住所等を記載する手間 がなくなり、より簡便に返信用はがきを発送することができるので、ダイレクト メールの返送率を向上することができる。なお、第五の封筒用紙123aに形成 される第二の返信用はがき22についても、上記の第一の返信用はがきと同様で あるので、詳細な説明は省略する。なお、送信用宛名欄13a等以外の第一及び 第二の封筒用紙11a、12aの余白部分は、任意に利用することができ、例え ば、商品情報等を印刷してもよく、以下の各実施の形態についても同様である。
【0027】 次に、上記の展開された状態から封筒形態にする製造方法について説明する。 図3は、展開された状態から封筒形態にする製造方法を説明するための説明図で ある。
【0028】 まず、図3の(a)に示すように、第五の封筒用紙123aを第四の封筒用紙 122aの上に折り重ねる。このとき、第四及び第五の封筒用紙122a、12 3a上の糊付け部B1a、B2aが圧着されて、第四及び第五の封筒用紙122 a、123aの短辺側の両端部が封止される。なお、各用紙の紙厚を考慮して、 内側に折り重ねられる第五の封筒用紙123aの短辺の長さは、第四の封筒用紙 122aの短辺の長さより略小としておくことが好ましく、以下の各用紙につい ても同様であり、また、以下の各実施の形態についても同様である。
【0029】 次に、図3の(b)に示すように、第四の封筒用紙122aを第三の封筒用紙 121aの上に折り重ねる。このとき、第三の封筒用紙121a上の糊付け部B 1a、B2aが圧着されて、第三及び第五の封筒用紙121a、123aの短辺 側の両端部が封止される。次に、第一の封筒用紙11aを第三の封筒用紙121 aの上に折り重ねる。このとき、第一の封筒用紙11a上の糊付け部B1a、B 2aが圧着されて、第一及び第四の封筒用紙11a、122aの短辺側の両端部 が封止される。この結果、第一及び第二の封筒用紙11a、12aにより、封筒 が形成され、この封筒に別体の情報用紙を封入することができる。
【0030】 図4は、第一及び第二の封筒用紙11a、12aにより形成された封筒に情報 用紙が封入される様子を表す斜視図である。図4に示すように、封緘部10aを 封緘する前に、任意の情報用紙16a、例えば、新製品のお知らせ等を印刷した ものを封入することができる。情報用紙16aは、一枚又は複数枚の用紙を用い てもよいし、一枚の用紙を折り畳んだものを用いてもよく、ダイレクトメールの 送付人が送付したい情報量に応じて種々の情報を印刷することができる。
【0031】 従って、第一及び第二の封筒用紙の面積に制約されず、ダイレクトメールの送 付人が所望する任意の量の情報を一つの封筒体で送付することができる。この結 果、折り畳み数の少ない安価な製造装置を用いて、封筒体を製造することができ るとともに、製造装置の制約を受けずに種々の情報を任意に情報用紙に印字する ことができ、大量の情報が内封された封筒体を低コストで製造することができる 。なお、上記の情報用紙の封入は、封筒体に封緘部10aが備えられているため 、開封封入機構を有する通常の製造装置を用いて自動的に封入することができる 。
【0032】 最後に、情報用紙16が封入された後、図3の(d)に示すように、封緘部1 0aが第三の封筒用紙121aに糊付けされ、封筒体が完成する。なお、上記の 封筒用紙の折り曲げ加工等は、本封筒体が一枚のシートから形成されるため、一 つの製造装置を用いて、連続的且つ自動的に行うことができる。
【0033】 また、ダイレクトメールを大量に発送する場合、郵便料金も高額となるため、 封筒体の完成品の形状及び重量が定形郵便物の条件内であることが好ましい。従 って、上記の封筒体の完成品の長さは、14〜23.5cmの範囲内、その幅は 、9〜12cmの範囲内、その厚さは、1cmまでであることが好ましく、その 重量は、50gまでであることが好ましく、25gまでであることがさらに好ま しく、以下の各実施の形態についても同様である。
【0034】 次に、本考案の第二の実施の形態の封筒体について図面を参照しながら説明す る。図5は、本考案の第二の実施の形態の封筒体の展開状態の表面を示す平面図 であり、図6は、本考案の第二の実施の形態の封筒体の展開状態の裏面を示す平 面図である。第二の実施の形態の封筒体は、返信用封筒を一体化した封筒体であ る。なお、一体化される返信用封筒の枚数は、特に限定されず、他の枚数であっ てもよい。
【0035】 図5及び図6に示すように、第二の実施の形態の封筒体は、封緘部10bと、 第一の封筒用紙11bと、第二の封筒用紙12bとからなり、第二の封筒用紙1 2bは、第三の封筒用紙121bと、第四の封筒用紙122bと、第五の封筒用 紙123bと、返信用封筒の封緘部124bとからなる。
【0036】 封緘部10bの一方の長辺は、第一の封筒用紙11bの一方の長辺と一体にさ れ、その境界線は、図5では山折り線M1b、図6では谷折り線V1bによりそ れぞれ示される。第一の封筒用紙11bの他方の長辺は、第三の封筒用紙121 bの一方の長辺と一体にされ、その境界線は、図5では山折り線M2b、図6で は谷折り線V2bによりそれぞれ示される。第三の封筒用紙121bの他方の長 辺は、第四の封筒用紙122bの一方の長辺と一体にされ、その境界線は、図5 では山折り線M3b、図6では谷折り線V3bによりそれぞれ示される。第四の 封筒用紙122bの他方の長辺は、第五の封筒用紙123bの一方の長辺と一体 にされ、その境界線は、図5では山折り線M4b、図6では谷折り線V4bによ りそれぞれ示される。第五の封筒用紙123bの他方の長辺は、返信用封筒の封 緘部124bの一方の長辺と一体にされ、その境界線は、図5では山折り線M5 b、図6では谷折り線V5bによりそれぞれ示される。従って、第二の実施の形 態の封筒体も、第一の実施の形態の封筒体と同様に一枚のシート部材から製造す ることができ、また、連続したロール部材から製造することができる。
【0037】 封緘部10b、第一の封筒用紙11b、及び第二の封筒用紙12bの両サイド 及び第一の封筒用紙11bの封緘部10b側には、第一の実施の形態と同様に、 ミシン目C1b、C2b、切り取り部T1bがそれぞれ設けられている。第一及 び第三の封筒用紙11b、121bの表面には、第一の実施の形態と同様に、送 信用宛名欄13b、送信用差出人欄14bが設けられている。第一及び第二の封 筒用紙11b、12bの両サイドには、第一の実施の形態と同様に、糊付け部B 1b、B2bがそれぞれ設けられている。
【0038】 返信用封筒の表側となる第四の封筒用紙122bの表面には、料金受取人払等 のすべての封筒体に共用される文字等が印刷されている。また、第四の封筒用紙 122bの表面の中央部には、図2に示す返信用宛名欄25と同様な返信用宛名 欄31が設けられ、同様な内容が記載される。返信用封筒の裏側となる第五の封 筒用紙123bの表面の下部には、図1に示す返信用差出人欄23と同様な返信 用差出人欄32が設けられ、同様な内容が記載される。
【0039】 第四の封筒用紙122bの第三の封筒用紙121b側の長辺部分には、取り外 すことができるように、ミシン目C3bが形成されている。第五の封筒用紙12 3bの裏面の短辺側には、糊付け部B1b、B2bと同時に形成される返信用封 筒用の糊付け部B3b、B4bが設けられる。従って、本封筒体が送付されたと き、受取人がミシン目C1b、C2bを用いて両サイドを取り外し、ミシン目C 3bを用いて第四の封筒用紙122bを第三の封筒用紙121bから切り離すと 、糊付け部B3b、B4bにより第四及び第五の封筒用紙122b、123bの 両短辺側が既に接着されているので、封緘部124b側が開口した状態となる。
【0040】 この結果、第四及び第五の封筒用紙122b、123b並びに封緘部124b により、返信用封筒が形成される。従って、受取人は、返信用封筒を組み立てた り、宛名及び自己の氏名住所等を記載する手間がなくなり、より簡便に返信用封 筒を発送することができるので、ダイレクトメールの返送率を向上することがで きる。
【0041】 第一の封筒用紙11b及び第三の封筒用紙121bの裏面には、返信用紙35 が形成されており、例えば商品申込欄が返信用紙35に印刷されている。第三の 封筒用紙121bと第四の封筒用紙122bとの間には、ミシン目C3bが形成 されている。受取人が本封筒体を上記のように開封したとき、返信用紙35の三 辺が切り離されており、さらに、ミシン目C3bを用いて最後の一辺を切り離せ ば、返信用紙35を容易に切り離すことができる。従って、返信用紙を別途封入 する必要がなくなる。なお、返信用紙35の長さが、第四及び第五の封筒用紙1 22b、123b並びに封緘部124bにより形成された返信用封筒の内側の長 さより長いが、返信用紙35を折り曲げれば容易に封入することができる。また 、返信用紙35の長さを短くするため、ミシン目C1b、C2bの内側に新たな ミシン目を設けてもよく、この場合は、直接返信用紙を封入することができる。
【0042】 次に、上記の展開された状態から封筒形態にする製造方法について説明する。 図7は、展開された状態から封筒形態にする製造方法を説明するための説明図で ある。
【0043】 まず、図7の(a)に示すように、第五の封筒用紙123b及び封緘部15b を第四の封筒用紙122bの上に折り重ねる。このとき、糊付け部B1b〜B4 bがそれぞれ圧着されて、第四及び第五の封筒用紙122b、123bの短辺側 の両端部が封止され、さらに、封緘部15bと封緘部15bに対応する第三の封 筒用紙121bの一部とが封止される。
【0044】 次に、図7の(b)に示すように、第四の封筒用紙122bを第三の封筒用紙 121bの上に折り重ねる。このとき、封緘部15bも同時に折り曲げられる。 また、第三の封筒用紙121b上の糊付け部B1b、B2bが圧着されて、第三 及び第五の封筒用紙121b、123bの短辺側の両端部が封止される。次に、 第一の封筒用紙11bを第四の封筒用紙122bの上に折り重ねる。このとき、 第一の封筒用紙11b上の糊付け部B1b、B2bが圧着されて、第一及び第四 の封筒用紙11b、122bの短辺側の両端部が封止される。
【0045】 この結果、図7の(c)に示すように、第一及び第二の封筒用紙11b、12 bにより、封筒体が形成され、第一の実施形態と同様に、この封筒体に別体の情 報用紙を封入することができる。最後に、情報用紙が封入された後、図7の(d )に示すように、封緘部10bが第三の封筒用紙121bに糊付けされ、封筒体 が完成する。従って、第二の実施の形態の封筒体も第一の実施の形態に用いた製 造装置を用いて同様に製造することができる。
【0046】 次に、本考案の第三の実施の形態の封筒体について図面を参照しながら説明す る。図8は、本考案の第三の実施の形態の封筒体の展開状態の表面を示す平面図 であり、図9は、本考案の第三の実施の形態の封筒体の展開状態の裏面を示す平 面図である。第三の実施の形態の封筒体は、挨拶状を一体化した封筒体である。
【0047】 図8及び図9に示すように、第三の実施の形態の封筒体は、封緘部10cと、 第一の封筒用紙11cと、第二の封筒用紙12cとからなり、第二の封筒用紙1 2cは、第三の封筒用紙121cと、第四の封筒用紙122cと、第五の封筒用 紙123cとからなる。
【0048】 封緘部10cの一方の長辺は、第一の封筒用紙11cの一方の長辺と一体にさ れ、その境界線は、図8では山折り線M1c、図9では谷折り線V1cによりそ れぞれ示される。第一の封筒用紙11cの他方の長辺は、第三の封筒用紙121 cの一方の長辺と一体にされ、その境界線は、図8では山折り線M2c、図9で は谷折り線V2cによりそれぞれ示される。第三の封筒用紙121cの他方の長 辺は、第四の封筒用紙122cの一方の長辺と一体にされ、その境界線は、図8 では山折り線M3c、図9では谷折り線V3cによりそれぞれ示される。第四の 封筒用紙122cの他方の長辺は、第五の封筒用紙123cの一方の長辺と一体 にされ、その境界線は、図8では山折り線M4c、図9では谷折り線V4cによ りそれぞれ示される。従って、第三の実施の形態の封筒体も、第一の実施の形態 の封筒体と同様に一枚のシート部材から製造することができ、また、連続したロ ール部材から製造することができる。
【0049】 封緘部10c、第一の封筒用紙11c、及び第二の封筒用紙12cの両サイド 及び第一の封筒用紙11cの封緘部10c側には、第一の実施の形態と同様に、 ミシン目C1c、C2c、切り取り部T1cがそれぞれ設けられている。第一及 び第三の封筒用紙11c、121cの表面には、第一の実施の形態と同様に、送 信用宛名欄13c、送信用差出人欄14cが設けられている。第一及び第二の封 筒用紙11c、12cの両サイドには、第一の実施の形態と同様に、糊付け部c 1c、c2cがそれぞれ設けられている。
【0050】 第四の封筒用紙122c及び第五の封筒用紙123cの表面には、メッセージ 欄35が形成されており、例えば挨拶状がメッセージ欄35に印刷されている。 従来このような挨拶状は、すべての封筒体で共通の文章が記載されており、ダイ レクトメールの受取人に十分なアピールができなかった。一方、本実施の形態で は、第二の受取人データとして、例えば、挨拶文の中に受取人の氏名42、43 が印字されている。従って、本封筒体が受取人に特別に郵送されたものであるか のような印象を与え、通知内容に多大な興味を喚起することができる。また、第 一の印字部である送信用宛名欄13cと第二の印字部であるメッセージ欄43と は、ロール部材の状態で第一の封筒用紙11cと第二の封筒用紙12cに印字さ れているため、通信用宛名欄13cの内容とメッセージ欄43の内容とを取り違 えて誤送付されることがない。
【0051】 なお、メッセージ欄43に印字される第二の受取人データは、上記の受取人の 氏名に特に限定されず、他のデータを含んでもよいし、受取人にアピールできる ものであればよい。また、第三の実施形態の封筒体において、上記の展開された 状態から封筒形態にする製造方法については、第一の実施形態と同様であるので 詳細な説明は省略する。
【0052】 次に、本考案の第四の実施の形態の封筒体について図面を参照しながら説明す る。図10は、本考案の第四の実施の形態の封筒体の展開状態の表面を示す平面 図であり、図11は、本考案の第四の実施の形態の封筒体の展開状態の裏面を示 す平面図である。第四の実施の形態の封筒体は、開封したときにポップアップす るポップアップ部を一体化した封筒体である。
【0053】 図10及び図11に示すように、第四の実施の形態の封筒体は、封緘部10d と、第一の封筒用紙11dと、第二の封筒用紙12dと、別体の第三の封筒用紙 15dとからなり、第二の封筒用紙12dは、第四の封筒用紙121dと、第五 の封筒用紙122dとからなる。
【0054】 封緘部10dの一方の長辺は、第一の封筒用紙11dの一方の長辺と一体にさ れ、その境界線は、図10では山折り線M1d、図11では谷折り線V1dによ りそれぞれ示される。第一の封筒用紙11dの他方の長辺は、第四の封筒用紙1 21dの一方の長辺と一体にされ、その境界線は、図10では山折り線M2d、 図11では谷折り線V2dによりそれぞれ示される。第四の封筒用紙121dの 他方の長辺は、第五の封筒用紙122dの一方の長辺と一体にされ、その境界線 は、図10では山折り線M3d、図11では谷折り線V3dによりそれぞれ示さ れる。
【0055】 また、図11に示すように、第一の封筒用紙11dの裏面には、第三の封筒用 紙15dが貼り合わされている。具体的には、糊付け部B1d、B3dと同様の 糊付け部が第一の封筒用紙11dの裏面に形成されており、この糊付け部を用い て両者が接着される。第三の封筒用紙15dは、第一の封筒用紙11dとほぼ同 形状を有し、本実施の形態では、ミシン目C3dと谷折り線V2dとの幅の分だ け狭くされている。これは、受取人が本封筒体をミシン目C3dにより開封した 場合、この部分が廃棄され、不要なためである。従って、第一の封筒用紙11d と同形状の第三の封筒用紙を用いてもよい。
【0056】 封緘部10d、第一の封筒用紙11d(第三の封筒用紙15dも含む)、及び 第二の封筒用紙12dの両サイドには、第一の実施の形態と同様に、ミシン目C 1d、C2dがそれぞれ設けられている。第一の封筒用紙11d及び第四の封筒 用紙121dには、山折り線M2d(又は谷折り線V2d)を中心として等間隔 な位置にミシン目C3d、C4dが設けられている。第一及び第四の封筒用紙1 1d、121dの表面には、第一の実施の形態と同様に、送信用宛名欄13d、 送信用差出人欄14dが設けられている。
【0057】 図11に示すように、ポップアップ部となる第五の封筒用紙122dの中心線 上は、山折り線M4d(図11では、谷折り線V4d)で示される。山折り線M 4dの両側には、山折り線M5d〜M14d(図11では、V5d〜V14d) が示される。また、切り込み線K1が、山折り線M6dの下部から山折り線M7 dの上部まで形成されている。以下同様に、切り込み線K2〜K4が形成されて いる。なお、本封筒体が封筒形態になったとき、山折り線M5d〜M14d(谷 折り線V5d〜V14d)は、折り曲げられておらず、本封筒体が開封され、ポ ップアップ部がポップアップしたとき、山折り(谷折り)される。従って、本実 施の形態のように一度折り目を付けて折り易くしてもよいし、折らずに単にミシ ン目だけを設けて折り易くしてもよく、他の実施の形態についても同様である。
【0058】 第三乃至第五の封筒用紙121d、122d、15dの両サイドには、図2に 示す糊付け部B1a、B2aと同様な糊付け部B1d、B3d、B9d、B11 d、B17d、B18dがそれぞれ設けられている。同様に、第一の封筒用紙1 1dには、糊付け部B2d、B4d〜B8dが設けられ、第四の封筒用紙121 dには、糊付け部B10d、B12d〜B16dが設けられている。なお、上記 の山折り線M5d〜M14d(谷折り線V5d〜V14d)、糊付け部B4d〜 B8d、B12d〜B16d等の位置及び形状は、ポップアップ部の形状に応じ て任意に変更可能であり、他の実施の形態においても同様である。
【0059】 次に、ロール部材の状態から上記の展開された状態を経て封筒形態にする製造 方法について説明する。図12は、ロール部材の状態から封筒形態にする製造方 法を説明するための説明図である。
【0060】 まず、図12の(a)に示すように、封緘部10d、第一の封筒用紙11d、 及び第二の封筒用紙12dがその幅方向に一体にされた第一のロール部材R1を 引き延ばし、糊を塗布して糊付け部B20dを一定間隔で形成する。次に、図1 2の(b)に示すように、第三の封筒用紙15dとなる幅の狭い第二のロール部 材R2を引き延ばし、糊付け部B20dを用いて第一のロール部材R1に接着す る。次に、図12の(c)に示すように、所定位置にミシン目C1d〜C4d及 び切り込み線K1〜K4を形成する。
【0061】 次に、図12の(d)に示すように、所定位置に糊を塗布して糊付け部B1d 〜B18dを形成する。次に、図12の(e)に示すように、ロール部材R1を 一枚のシート部材r1に順次切り離す。このとき、同時に、両端のスプロケット も切り離す。次に、図12の(f)に示すように、第五の封筒用紙122aが谷 折り線V4dに沿って半分に折り重ねられ、第五の封筒用紙122d上の糊付け 部B17d、B18dが圧着されて、第五の封筒用紙122aの短辺側の両端部 が封止される。
【0062】 次に、図12の(g)に示すように、半分に折られた第五の封筒用紙122a を第四の封筒用紙121dの上に折り重ね、糊付け部B9d〜B16dにより第 五の封筒用紙122dを第四の封筒用紙121dに接着するとともに両端部を封 止する。次に、封緘部10b及び第三の封筒用紙15d(第一の封筒用紙11d を含む)を第四の封筒用紙121dの上に折り重ね、糊付け部B1d〜B8dに より第三の封筒用紙15dを第四の封筒用紙121d及び第五の封筒用紙122 dに接着するとともに両端を封止する。この結果、図12の(h)に示すように 、第一及び第二の封筒用紙11d、12dにより、封筒体が形成され、第一の実 施形態と同様に、この封筒体に別体の情報用紙を封入することができる。
【0063】 最後に、情報用紙が封入された後、図12の(i)に示すように、封緘部10 dが第四の封筒用紙121dに糊付けされ、封筒体が完成する。従って、第四の 実施の形態の封筒体も、第一の実施の形態の封筒体と同様にシート部材から製造 することができ、また、連続したロール部材から製造することができる。
【0064】 次に、上記の製造方法により製造された封筒体のホップアップ部の形状につい て説明する。図13は、第四の実施の形態の封筒体のポップアップ部の形状を示 す斜視図である。
【0065】 第四の実施の形態の封筒体が郵送され、受取人がミシン目C1d〜C4dによ り封筒体の端部を切り取って開封すると、図13に示すように、台紙となる第四 の封筒用紙121d及び第三の封筒用紙15dの上に第五の封筒用紙122dか らなるポップアップ部が形成される。このポップアップ部は、5個のポップアッ プ部からなり、立体的にポップアップしているので、このポップアップ部に印刷 された情報を強く受取人に印象付けることができる。従って、単に情報を平面的 に提示するのではなく、立体的にポップアップしたポップアップ部により種々の 情報を提示することができ、受取人の興味を高揚させるとともに、その情報を強 く印象づけることができる。なお、本実施の形態のポップアップ部の形状は一例 であり、以下に示す第五の実施形態のように種々の変更が可能である。
【0066】 次に、本考案の第五の実施の形態の封筒体について図面を参照しながら説明す る。図14は、本考案の第五の実施の形態の封筒体の展開状態の表面を示す平面 図であり、図15は、本考案の第五の実施の形態の封筒体の展開状態の裏面を示 す平面図である。第五の実施の形態の封筒体は、開封したときにポップアップす るポップアップ部及び返信用はがきを一体化した封筒体である。
【0067】 図14及び図15に示すように、第五の実施の形態の封筒体は、封緘部10e と、第一の封筒用紙11eと、第二の封筒用紙12eと、別体の第三の封筒用紙 15eとからなり、第二の封筒用紙12eは、第四の封筒用紙121eと、第五 の封筒用紙122eとからなる。
【0068】 封緘部10eの一方の長辺は、第一の封筒用紙11eの一方の長辺と一体にさ れ、その境界線は、図14では山折り線M1e、図15では谷折り線V1eによ りそれぞれ示される。第一の封筒用紙11eの他方の長辺は、第四の封筒用紙1 21eの一方の長辺と一体にされ、その境界線は、図14では山折り線M2e、 図15では谷折り線V2eによりそれぞれ示される。第四の封筒用紙121eの 他方の長辺は、第五の封筒用紙122eの一方の長辺と一体にされ、その境界線 は、図14では山折り線M3e、図15では谷折り線V3eによりそれぞれ示さ れる。従って、第五の実施の形態の封筒体も、第四の実施の形態の封筒体と同様 にシート部材から製造することができ、また、連続したロール部材から製造する ことができる。
【0069】 封緘部10e、第一の封筒用紙11e(第三の封筒用紙15eも含む)、及び 第二の封筒用紙12eの両サイドには、第一の実施の形態と同様に、ミシン目C 1e、C2eがそれぞれ設けられている。第一の封筒用紙11e及び第四の封筒 用紙121eには、山折り線M2e(谷折り線V2e)を中心として等間隔の位 置にミシン目C3e、C4eが設けられている。第一及び第四の封筒用紙11e 、121eの表面には、第一の実施の形態と同様に、送信用宛名欄13e、送信 用差出人欄14eが設けられている。
【0070】 また、図15に示すように、第四の実施の形態と同様に、第一の封筒用紙11 eの裏面には、第三の封筒用紙15eが貼り合わされている。第三の封筒用紙1 5eには、第一の実施の形態と同様に、返信用はがき27及びミシン目C5e〜 C7eが形成され、返信用はがき27の表面には、返信宛名欄28等が形成され ている。また、返信用はがき27の裏面には、第一の実施の形態と同様に、返信 用差出人欄(図示省略)が設けられている。
【0071】 従って、本実施の形態の封筒体でも、第一の実施の形態と同様に、受取人は、 返信用はがきに宛名及び自己の氏名住所等を記載する手間がなくなり、より簡便 に返信用はがきを発送することができるので、ダイレクトメールの返送率を向上 することができる。
【0072】 また、図15に示すように、ポップアップ部となる第五の封筒用紙122eの 中心線上は、山折り線M5e(図11では、谷折り線V5e)で示される。山折 り線M5eの両側には、山折り線M4e、M6e(図11では、V4e、V6e )が示される。切り込み線K5が、山折り線M5eを始点として形成されている 。第三乃至第五の封筒用紙121e、122e、15eの両サイドには、図2に 示す糊付け部B1a、B2aと同様な糊付け部B1e、B3e、B4e、B6e 、B7e、B8eがそれぞれ設けられている。同様に、第一の封筒用紙11eに は、糊付け部B2eが設けられ、第四の封筒用紙121eには、糊付け部B5e が設けられている。
【0073】 従って、第五の実施の形態の封筒体においても、第四の実施の形態と同様に、 台紙となる第四の封筒用紙121e及び第三の封筒用紙15eの上に第五の封筒 用紙122eからなるポップアップ部が形成され、このポップアップ部に印刷さ れた情報を強く受取人に印象付けることができ、受取人の興味を高揚させるとと もに、その情報を強く印象づけることができる。
【0074】 なお、上記の各実施の形態は、返信用はがき、返信用封筒、又はポップアップ 部の一体化等の一例を示すものであり、各実施の形態を任意に組み合わせること ができ、その場合は、各実施の形態の効果をそれぞれ得ることができる。
【0075】
【考案の効果】
本考案の封筒体は、第一及び第二の封筒用紙により封筒体が形成され、この封 筒体に別体の情報用紙を封入することができるるので、折り畳み数の少ない安価 な製造装置を用いて、封筒体を製造することができるとともに、製造装置の制約 を受けずに種々の情報を任意に情報用紙に印字することができる。この結果、大 量の情報が内封された封筒体を低コストで製造することができる。
【0076】 また、第二の封筒用紙に、ミシン目により取り外し可能に形成された返信用は がきを備えることにより、返信用はがきを第二封筒用紙と一体にして製造できる ため、低コストで返信用はがき付封筒体を製造することができるとともに、ミシ ン目により取り外し可能に形成されているため、受取人が容易に返信用はがきを 取り外すことができる。
【0077】 また、第二の封筒用紙に、ミシン目により取り外し可能に形成された返信用封 筒を備えることにより、返信用封筒を第二封筒用紙と一体にして製造できるため 、低コストで返信用封筒付封筒体を製造することができるとともに、ミシン目に より取り外し可能に形成されているため、受取人が容易に返信用封筒を取り外す ことができる。
【0078】 また、第一の印字部に第一の受取人データを印字し、第二の印字部に第一の受 取人データの少なくとも一部を含む第二の受取人データを印字することにより、 例えば受取人の住所及び氏名等を直接第一の封筒用紙に印字して郵送先を表示で きるとともに、例えば受取人の名前を第二の印字部に印字することにより本封筒 体が受取人に特別に郵送されたものであるかのような印象を与え、通知内容に多 大な興味を喚起することができる。また、第一の印字部と第二の印字部は、一体 にされた第一の封筒用紙と第二の封筒用紙に形成されているため、第一の印字部 の内容と第二の印字部の内容とを取り違えて誤送付されることがない。
【0079】 また、第二の封筒用紙に、ポップアップ部を備えることにより、単に情報を平 面的に提示するのではなく、立体的にポップアップしたポップアップ部により種 々の情報を提示することができ、受取人の興味を高揚させるとともに、その情報 を強く印象づけることができる。
【0080】 また、各々が第一の封筒用紙の各短辺と接着された二つの短辺を有する別体の 第三の封筒用紙を用いることにより、折り畳み数の少ない安価な製造装置を用い て、ポップアップ部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施の形態の封筒体の展開状態
の表面を示す平面図である。
【図2】本考案の第一の実施の形態の封筒体の展開状態
の裏面を示す平面図である。
【図3】本考案の第一の実施の形態の封筒体の展開され
た状態から封筒形態にする製造方法を説明するための説
明図である。
【図4】第一及び第二の封筒用紙により形成された封筒
体に情報用紙が封入される様子を表す斜視図である。
【図5】本考案の第二の実施の形態の封筒体の展開状態
の表面を示す平面図である。
【図6】本考案の第二の実施の形態の封筒体の展開状態
の裏面を示す平面図である。
【図7】本考案の第二の実施の形態の封筒体の展開され
た状態から封筒形態にする製造方法を説明するための説
明図である。
【図8】本考案の第三の実施の形態の封筒体の展開状態
の表面を示す平面図である。
【図9】本考案の第三の実施の形態の封筒体の展開状態
の裏面を示す平面図である。
【図10】本考案の第四の実施の形態の封筒体の展開状
態の表面を示す平面図である。
【図11】本考案の第四の実施の形態の封筒体の展開状
態の裏面を示す平面図である。
【図12】本考案の第四の実施の形態の封筒体のロール
部材の状態から封筒形態にする製造方法を説明するため
の説明図である。
【図13】本考案の第四の実施の形態の封筒体のポップ
アップ部の形状を示す斜視図である。
【図14】本考案の第五の実施の形態の封筒体の展開状
態の表面を示す平面図である。
【図15】本考案の第五の実施の形態の封筒体の展開状
態の裏面を示す平面図である。
【符号の説明】
10a〜10e 封緘部 11a〜11e 第一の封筒用紙 12a〜12e 第二の封筒用紙

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの長辺及び短辺を有する矩形の第
    一の封筒用紙と、 前記第一の封筒用紙の一方の長辺から連続して延び、前
    記長辺に平行な折り目で少なくとも一回折り重ねられる
    とともに前記短辺に沿って縁部同士及び前記第一の封筒
    用紙の縁部との間を接着された第二の封筒用紙と、 前記第一の封筒用紙の他方の長辺から連続して延びる封
    緘部と、 前記第一及び第二の封筒用紙の間に封入され、所定の情
    報が記載された別体の情報用紙とを備える封筒体。
  2. 【請求項2】 前記第二の封筒用紙は、ミシン目により
    取り外し可能に形成された返信用はがきを備える請求項
    1記載の封筒体。
  3. 【請求項3】 前記第二の封筒用紙は、ミシン目により
    取り外し可能に形成された返信用封筒を備える請求項1
    記載の封筒体。
  4. 【請求項4】 前記第一の封筒用紙は、受取人に関する
    第一の受取人データを印字した第一の印字部を含み、 前記第二の封筒用紙は、前記第一の受取人データの少な
    くとも一部を含む第二の受取人データを印字した第二の
    印字部を含む請求項1記載の封筒体。
  5. 【請求項5】 前記第二の封筒用紙は、前記封筒体が開
    封されたとき、立体的にポップアップするポップアップ
    部を備える請求項1記載の封筒体。
  6. 【請求項6】 両側縁部を前記第一の封筒用紙の短辺沿
    いの開封時に切り取られる縁部に接着された別体の第三
    の封筒用紙をさらに備え、 前記第二の封筒用紙は、 前記第一の封筒用紙の一方の長辺から前記第一の封筒用
    紙に納まる寸法をもって延びる第四の封筒用紙と、 前記第四の封筒用紙の先端縁から前記第一の封筒用紙に
    納まる寸法をもって延び、開封されたときに立体的にポ
    ップアップするように少なくとも一つの切り込みを有
    し、前記第四の封筒用紙の先端縁に沿って折り重ねら
    れ、前記第三及び第四の封筒用紙と相互に異なる箇所で
    接着された第五の封筒用紙とを備える請求項5記載の封
    筒体。
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