JP3047502U - ルーフボックス - Google Patents

ルーフボックス

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JP3047502U
JP3047502U JP1997009017U JP901797U JP3047502U JP 3047502 U JP3047502 U JP 3047502U JP 1997009017 U JP1997009017 U JP 1997009017U JP 901797 U JP901797 U JP 901797U JP 3047502 U JP3047502 U JP 3047502U
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JP
Japan
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lid
main body
rear end
roof box
end member
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JP1997009017U
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English (en)
Inventor
全 小野
雅嗣 土屋
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Iris Ohyama Inc
Original Assignee
Iris Ohyama Inc
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造に要する金型の大型化を招くことなく大
容量化を図り、かつそれが設置された自動車の空力特性
を向上させることが可能となるルーフボックスを提供す
る。 【解決手段】 本体2と蓋体3の形状を、前後及び左右
にそれぞれ対称形状とし、蓋体3の前端部3bと後端部
3cの形状を、前後方向に向かいそれぞれがなだらかに
下方に傾斜した流線型とする。走行時にルーフボックス
1の後方側Rに空気の渦が発生しなくなり、それを設置
した自動車のCD値が小さくなる。また、本体2と蓋体
3との双方を、互いに個別に成形された前端部材11
(14)、後端部材12(15)、中間部材13(1
6)からなる複合体とし、各々の部材を複数のリベット
21・・・により相互に連結する。ルーフボックス1の
製造に際して必要となる金型が小さくなり、同時にその
数が減る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車のルーフに取り付けられ開閉可能な蓋体を有するとともに内 部に荷物を収納するルーフボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のルーフボックスとしては図5に示したものが一般的である。す なわち、ルーフボックス51は、自動車のルーフに直接又はキャリヤを介して取 り付けられる底の浅い上部開口状の本体52と、その車幅方向の一側縁に開閉可 能取り付けられた蓋体53とからなり、内部に荷物を収納することができるよう になっている。また、本体52及び蓋体53は合成樹脂やアルミ等の金属からな る成型品であって、蓋体53の前端部53aがなだらかに下方に傾斜した流線型 の形状である一方、その後端部53bが前端部に比べ急激に下方に傾斜した非流 線型の形状となっている。また、こうしたルーフボックスの市場においては、そ の便利さに加えてレジャー型の自動車(所謂、RV車)の普及台数の増加に伴い 、容量の大きなものが望まれる傾向にある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したようなルーフボックス51においては、本体52と蓋 体53とを個別に成形するが、それらを合成樹脂で成形する場合、その形状が一 般の日常品等に比べ遥かに大きいことから、製造に際しては大きな金型が必要で あり、同時に成形装置が大型であるため工場内に確保すべき設置スペースが広く 、コスト高となっていた。また、アルミ等の金属でプレス成形する場合にも、プ レス型が大型となり上記と同様の問題があった。
【0004】 また、これとは別に、前述した蓋体53の後端部の形状が非流線型であるため 、走行時、特に高速走行時においては、蓋体53の上面を流れた空気がルーフボ ックスの後方側Rで渦流となる。こうしたことから、ルーフボックスを設置した 自動車においてはCD値(空気抵抗係数)が大きくなり空力特性が悪化するとい う問題があった。
【0005】 本考案は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、製造に要する成形 装置等の大型化を招くことなく大容量化を図り、しかも、それが設置された自動 車の空力特性を向上させることが可能となるルーフボックスを提供することを目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1の考案にあっては、自動車のルーフ上に取 り付けられる上部開口状の本体と、その開口部を開閉可能な蓋体とを有するとと もに内部に荷物を収納するルーフボックスにおいて、前記本体と前記蓋体との双 方を、互いに個別に成形された、前記自動車の前後方向の前端部を形成する前端 部材と、その後端部を形成する後端部材と、前端部と後端部との間の胴部を形成 する中間部材とによって構成された複合体とする一方、前記蓋体の前端部と後端 部との形状を、前後方向に向かいそれぞれがなだらかに下方に傾斜した流線型と した。
【0007】 かかる構成において、本体と蓋体の各々が、前端部材と後端部材と中間部材と からなる複合体であるため、本体と蓋体の製造に要する金型やプレス型の小型化 が図れる。また、蓋体の前端部のみならず後端部の形状も流線型であるため、前 端部側から蓋体の上面を流れた空気が後方側で渦流となることが防止できる。
【0008】 また、請求項2の考案にあっては、前記本体と前記蓋体の形状を、前後及び左 右にそれぞれ対称形状とした。かかる構成においては、本体と蓋体との各々にお ける前端部材と後端部材とが同一形状となり、双方の部材を同一の金型やプレス 型により製造できる。
【0009】 また、請求項3の考案にあっては、前記本体と前記蓋体とをそれぞれ構成する 前端部材と後端部材と中間部材とを、ネジやリベット等の締結部品を介して相互 に連結した。かかる構成においては、前端部材と後端部材と中間部材と各部材の 連結部分に成形不良がある場合であっても、締結部品によって各部材を強固かつ 確実に連結できる。
【0010】 また、請求項4の考案にあっては、前記蓋体を構成する前端部材と後端部材と 中間部材との各々の間にシール材を設けた。かかる構成においては、蓋体におけ る各部材の連結部分から水や埃等が内部に侵入することをシール材によって防止 できる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態を図にしたがって説明する。図1〜図4は、本考 案にかかる合成樹脂製のルーフボックス1を示す図であって、このルーフボック ス1は従来のものと同様に、自動車のルーフに直接又はキャリヤを介して取り付 けられる底の浅い上部開口状の本体2と、その車幅方向の一側縁に開閉可能取り 付けられた蓋体3とからなり、内部に荷物を収納することができるようになって いる。
【0012】 ルーフボックス1の形状は、自動車の前後方向に長く、かつ前後及び左右にそ れぞれ対称形状となっている。また、図1に示すように蓋体3の上面3aは、全 体として前後方向に小さな曲率で滑らかに湾曲しており、蓋体3の前端部3bと 後端部3cはそれぞれが同一の曲率でなだらかに下方に傾斜した流線型の形状と なっている。なお、蓋体3の上面3aの中央には、前端側から後端側に亙って溝 4が形成されている。
【0013】 また、前記本体2は、その前端部2aを形成する前端部材11、後端部2bを 形成する後端部材12、前端部2aと後端部2bとの間の胴部2cを形成する中 間部材13からなる複合体でり、これと同様に蓋体3も、その前端部2bを形成 する前端部材14、後端部2cを形成する後端部材15、前端部2bと後端部2 cとの間の胴部2dを形成する中間部材16からなる複合体となっている。そし て、本体2と蓋体3の双方は、前記中間部材13(16)の前後に前端部材11 (14)と後端部材12(15)がそれぞれ外嵌されるとともに、各々の重なり 代を複数のリベット21・・・により接合されることによって相互に連結されて いる。
【0014】 また、蓋体3を構成する前端部材14と後端部材15と中間部材16とのの連 結部分には帯状のシール材22が介装されており、シール材22によって使用時 における雨水や埃等の内部への浸入が防止されている。なお、シール材22とし てはウレタン等の発泡材が用いられる。
【0015】 以上の構成からなる本実施の形態においては、本体2と蓋体3の各々が、前述 したように複数の部材からなる複合体であるため、本体2と蓋体3の製造に際し ては、本体2及び蓋体3よりも小さな部材を成形すればよく、ルーフボックスの 製造に必要となる金型の小型化が図れる。よって、ルーフボックス1の製造に要 する金型の大型化、及びそれに伴う成形装置の大型化を招くことなく大容量化を 図ることが可能となる。その結果、容量が従来と同一の場合はもとより大容量化 を図る場合であっても低コスト化を実現することができる。なお、本実施の形態 と異なり、前述した本体2と蓋体3とを形成する各構成部品をアルミ等の金属に よって成形する場合においても、同様の効果が得られる。
【0016】 しかも、蓋体3の形状が、その前端部3bのみならず後端部3cも流線型であ るため、走行途中における使用時には、蓋体3の上面3aを前端部側3bから後 端部3cに流れた空気が後方側Rの渦流となることが防止できる。よって、前記 ルーフボックス1を設置した自動車においては、図5に示した従来のルーフボッ クス51を設置した自動車に比べてCD値が小さく、空力特性の向上がする。そ の結果、ルーフボックス1が設置された自動車においては燃費性能が従来よりも 良くなる。
【0017】 また、本実施の形態においては、本体2と蓋体3の形状が前後及び左右にそれ ぞれ対称形状であるため、本体2と蓋体3との各々における前端部材11(13 )と後端部材12(14)とが同一形状となり、双方の部材を同一の金型により 製造できる。よって、ルーフボックス1の製造に要する金型の数が少なくなり、 また成形装置の台数を減少させることができるため、より大幅な低コスト化が実 現できる。
【0018】 また、本実施の形態においては、前述した本体2と蓋体3との各構成部材が、 リベット21を介して相互に連結されているため、各部材の連結部分に成形不良 がある場合であっても、各部材を強固かつ確実に連結できるようにした。よって 、歩留まりが向上する。なお、リベット21に代えてタッピングネジ等の他の締 結部材を用いた場合でもほぼ同様の効果が得られる。
【0019】 また、前述したように、蓋体3における各部材の連結部分から水や埃等が内部 に侵入することが防止されているため、内部に収容した荷物が水や埃等により汚 損されることを未然に防止することができる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1の考案においては、本体と蓋体との双方を複合体 とし、ルーフボックスの構成部材の製造に要する金型やプレス型の小型化が図れ るようにしたことから、製造に要する金型やプレス型の大型化、及びそれに伴う 成形装置の大型化を招くことなく大容量化を図ることが可能となる。その結果、 容量が従来と同一の場合はもとより大容量化を図る場合であっても低コスト化を 実現することができる。しかも、蓋体の後端部の形状を先端部と同様に流線型と し、使用時に蓋体の上面を前端部側から後方側に流れた空気が渦流となることが 防止できるようにしたことから、それを設置した自動車における空力特性の向上 がする。その結果、ルーフボックスが設置された自動車における燃費性能を従来 よりも向上させることができる。
【0021】 また、請求項2の考案においては、本体と蓋体の形状を、前後及び左右にそれ ぞれ対称形状とし、本体と蓋体との各々における前端部材と後端部材とを同一の 金型やプレス型により製造できるようにした。このため、ルーフボックスの製造 に要する金型やプレス型の数が減り、また成形装置の台数を減少させることがで きる。その結果、より大幅な低コスト化が実現できる。
【0022】 また、請求項3の考案においては、本体と蓋体とをそれぞれ構成する前端部材 と後端部材と中間部材とを締結部品を介して相互に連結し、各部材の連結部分に 成形不良がある場合であっても、締結部品によって各部材を強固かつ確実に連結 できるようにした。よって、歩留まりが向上する。
【0023】 また、請求項4の考案においては、蓋体を構成する前記各部材の各々の間にシ ール材を設け、蓋体における各部材の連結部分から水や埃等が内部に侵入するこ とを防止できるようにした。よって、内部に収容した荷物が水や埃等により汚損 されることを未然に防止することができる。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】同実施の形態を示す平面図である。
【図3】同実施の形態を示す正面図である。
【図4】同実施の形態を示す底面図である。
【図5】従来技術を示す側面図である。
【符号の説明】
2 本体 3 蓋体 11 前端部材 12 前端部材 13 中間部材 14 前端部材 15 後端部材 16 中間部材 21 リベット 22 シール材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のルーフ上に取り付けられる上部
    開口状の本体と、その開口部を開閉可能な蓋体とを有す
    るとともに内部に荷物を収納するルーフボックスにおい
    て、 前記本体と前記蓋体との双方を、互いに個別に成形され
    た、前記自動車の前後方向の前端部を形成する前端部材
    と、その後端部を形成する後端部材と、前端部と後端部
    との間の胴部を形成する中間部材とによって構成された
    複合体とする一方、前記蓋体の前端部と後端部との形状
    を、前後方向に向かいそれぞれがなだらかに下方に傾斜
    した流線型としたことを特徴とするルーフボックス。
  2. 【請求項2】 前記本体と前記蓋体の形状を、前後及び
    左右にそれぞれ対称形状としたことを特徴とする請求項
    1記載のルーフボックス。
  3. 【請求項3】 前記本体と前記蓋体とをそれぞれ構成す
    る前端部材と後端部材と中間部材とを、締結部品を介し
    て相互に連結したことを特徴とする請求項2記載のルー
    フボックス。
  4. 【請求項4】 前記蓋体を構成する前端部材と後端部材
    と中間部材との各々の間にシール材を設けたことを特徴
    とする請求項3記載のルーフボックス。
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