JP3047313U - 野菜コンテナ用シート - Google Patents

野菜コンテナ用シート

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JP3047313U
JP3047313U JP1997008880U JP888097U JP3047313U JP 3047313 U JP3047313 U JP 3047313U JP 1997008880 U JP1997008880 U JP 1997008880U JP 888097 U JP888097 U JP 888097U JP 3047313 U JP3047313 U JP 3047313U
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JP
Japan
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sheet
container
vegetable
vegetable container
light
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JP1997008880U
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English (en)
Inventor
昌詩 相原
嘉伴 永澤
秀一 明石
Original Assignee
株式会社興農社
伊藤忠アグリシステム株式会社
有限会社第一ビニール商事
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Storage Of Harvested Produce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上部側には防水性、遮光性に優れたシート材
を用い、下部側には遮光性、透気性に優れたシート材を
用いることにより、野菜コンテナ内の野菜を最適な状態
で保存し、野菜の品質低下を可及的に防止することがで
きる。 【解決手段】 野菜コンテナ51を集積したコンテナ群
Aの上面A1 および側面上部A2 を覆う上側シート部2
は防水性および遮光性に優れたシート材により形成して
ある。上側シート部2の縁部2A、2Bに連設され、コ
ンテナ群Aの側面上部A2 より下方の下部A3 側を覆う
下側シート部3、4は遮光性、透気性に優れたシート材
により形成してある。上側シート部2に設けた複数の鳩
目5と野菜コンテナ51との間には係止用ゴムバンド6
が張設してあり、コンテナ群Aを被包した野菜コンテナ
用シート1を保持している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えばジャガイモ、玉葱、カボチャ、キャベツ等の収穫した野菜を 出荷する迄の間野菜コンテナに収容するが、この野菜用コンテナを覆うことによ って野菜の品質を保持するための野菜コンテナ用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、野菜コンテナに収容した野菜を雨水、太陽光線から遮断して保護する方 法としては、野菜コンテナを集積したコンテナ群の全体を防水性シート材からな ブルーシートと呼ばれているシートで覆うことが行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来使用している所謂ブルーシートは織物または編物等の布に塩化ビ ニル、酢酸ビニルあるいはポリエチレン樹脂をコーティングまたは含浸させたも のであるため、防水性は十分ではあるが透気性がないために内側が蒸れてしまい 、収容している野菜の品質が低下し易いという欠点がある。そこで、この蒸れを 防ぐために朝晩シートを捲り上げて通気性を確保することが行われているが、手 間が掛るという問題があるし、シートを捲り上げた状態の野菜コンテナに日光が 直接当たるために野菜の品質が低下してしまうという問題もある。また、従来使 用しているシートは遮光度が低いためにジャガイモ等は青く変色したり、発芽し てしまうという欠点がある。更に、シートは重量があるために野菜コンテナを2 〜3段積んだ場合には、コンテナ群の全体にシートを掛ける作業が大きな負担に なるという問題もある。
【0004】 本考案は上述した従来技術の諸欠点に鑑みなされたもので、上部側には防水性 、遮光性に優れたシート材を用い、下部側には遮光性、透気性に優れたシート材 を用いることによって、野菜コンテナ内の野菜を最適な状態で保存して野菜の品 質低下を可及的に防止することができ、しかも従来技術と比較して軽量であるの で作業性にも優れている野菜コンテナ用シートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、複数の野菜コンテ ナを集積したコンテナ群を覆う野菜コンテナ用カバーであって、遮光性および防 水性を有するシート材からなり、前記コンテナ群の上面から側面上部を覆う上側 シート部と、透気性および遮光性を有するシート材からなり、該上側シート部の 縁部に連設されて前記コンテナ群の側面上部より下方の下部側を覆う下側シート 部とからなる。
【0006】 そして、前記上側シート部を形成するシート材は防水性と共に透湿性を有して いるものを用いると更によい。
【0007】 また、前記上側シート部は90%以上の遮光度を有していることが望ましい。
【0008】 また、前記下側シート部は1秒/100cc以内の透気度を有していることが 望ましい。
【0009】 前記上側シート部または下側シート部と前記野菜コンテナとの間に掛止具を係 脱自在に張設する構成にすることにより、野菜コンテナ用シートはコンテナ群を 確実に被包することができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、1は野菜コ ンテナ51を多数集積したコンテナ群Aの全体を被包するための野菜コンテナ用 シートを示す。そこで先ず、野菜コンテナ51の概略を説明すると、該野菜コン テナ51は鋼材によって方形に形成した枠体と、該枠体の前後面、左右側面およ び底面を覆う金属格子とから上方が開放した容器体に構成してあり、内部に野菜 を収容するようになっている。そして、複数の野菜コンテナ51は空地等の適宜 の場所に出荷する迄の期間1段並べの状態または複数段に縦積みして保管するも のである。
【0011】 2は上述の如く使用する野菜コンテナ用シート1を構成する上側シート部を示 し、該上側シート部2には防水性、遮光性を有するシート材を用いている。防水 性に関しては、耐水圧が500mm以上、望ましくは1000mm以上のもので あればよい。また、遮光性に関しては、遮光度が90%以上(測定法JIS−L 1055A)、望ましくは95%以上の材料のものを用いるとよい。上述した防 水性および遮光性に関する条件を満たすものであれば、不織布、織布、塩化ビニ ル、ポリエチレン、アクリル、フッ素等の樹脂コーティングシート或は樹脂含浸 布、フィルム等のいずれの材料であってもよい。そして、上側シート部2は平面 略長方形に形成してあるが、集積する野菜用コンテナ51の個数および集積する 形態が区々であることから、その形状および寸法は特に限定されるものではない 。
【0012】 次に、3、3、4、4は前記上側シート部2の長辺側縁部2A、2Aおよび短 辺側縁部2B、2Bに縫装、溶着、接着等の適宜の結合手段によってそれぞれ連 結した4片の下側シート部を示す。該各下側シート部3、4は遮光度が50%以 上の遮光性を有し、かつ透気性を有するシート材であればポリエステル、アクリ ル等の合成繊維を織成した寒冷紗、ポリエチレン等の紐状繊維を編成あるいは織 成した遮光シート、不織布等を用いることができる。なお、透気性については、 透気度が1秒/100cc以内(JIS−P8117法)のものであることがシ ート内の通気性を確保する上で望ましい。また、遮光度の数値に幅があるのは、 野菜の保管日数によって必要な遮光度が異なるためであり、短期間の保管の場合 であれば50%程度の遮光度で足りるし、長期間の保管の場合には90%以上の 遮光度があるシート材を用いることが望ましいためである。
【0013】 更に、5、5、・・・は上側シート部2の各縁部2A、2Bに沿って上側シー ト部2に設けた複数の鳩目、6、6、・・・は該各鳩目5と野菜コンテナ51の 下端との間に張設する係止用ゴムバンドを示し、該各係止用ゴムバンド6の両端 には前記鳩目5と野菜コンテナ51の枠体に係脱可能にそれぞれ係着するフック 6A、6Bが設けてある。
【0014】 本実施の形態に係る野菜コンテナ用シート1は上述の構成からなるが、次にそ の使用方法について説明する。先ず、使用する野菜コンテナ用シート1のサイズ を選択する。この場合、コンテナ群Aの上面A1 に被せた野菜コンテナ用カバー 1の縁部2A、2B側がコンテナ群Aの側面上部A2 まで覆うことができる大き さのもの、即ち図1で示す破線Bで囲まれた部分がコンテナ群Aの上面A1 を覆 うことができ、その周囲部分がコンテナ群Aの側面上部A2 を覆うことができる 大きさのものを選択する。そして、コンテナ群Aの上面A1 から側面上部A2 に 上側シート部2を被せたら、コンテナ群Aの各側面上部A2 より下方の下部A3 側を下側シート部3、4で覆い、係止用ゴムバンド6の上側フック6Aを鳩目5 に、下側フック6Bを下段の野菜コンテナ51の枠体に夫々係合する。
【0015】 かくして、複数の係止用ゴムバンド6、6、・・・によってコンテナ群Aの全 体を被包した状態の野菜コンテナ用シート1は、雨水や太陽光線の影響を最も受 け易い上面A1 および側面上部A2 側を覆う上側シート部2を防水性、遮光性の 高いシート材により形成してあるから、収容してある野菜を雨水や太陽光線から 遮断して保護することができる。他方、下側シート部3、4は遮光性および透気 性を有するシート材により形成してあるから、収容している野菜を太陽光線から 遮断して保護することができると共に、コンテナ群Aの内部に横方向から外気を 流通させることができるので収容している野菜の変質を防止することができる。
【0016】 なお、本実施の形態では上側シート部2は防水性の高いシート材で形成するも のとして述べたが、更に雨水の浸透は防止できるが、内側の湿気は外部に放出で きる透湿性を有するシート材、例えばタイベック(登録商標)等を用いることに より内部の蒸れ現象を可及的に防止することができる。
【0017】 また、本実施の形態では上側シート部2に設けた各鳩目5と集積した下段の野 菜コンテナ51との間に係止用ゴムバンド6を張設するものとして述べたが、下 側シート部3、4に鳩目5を設けてもよいものである。また、係止用ゴムバンド 6に代えてロープを用いてもよく、要はコンテナ群Aを被包した野菜コンテナ用 シート1が風等によって剥れないように係止できればよい。
【0018】
【考案の効果】
本考案は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。 (1)雨水や太陽光線の影響を直接受け易い上側シート部には防水性、遮光性に 優れたシート材を用い、コンテナ群の内側には横方向から風が流動し易いように 下側シート部には透気性、遮光性に優れたシート材を用いた構成にしたから、野 菜コンテナに収容している野菜の変色、褪色、発芽等の変質を可及的に抑制する のに好適な条件を得ることができる。 (2)上側シート部に防水性と共に透気性のあるシート材を用いることによりシ ート内が蒸れるのをより一層解消することができるから、収容野菜を良好な状態 に保存できる。 (3)上側シート部または下側シート部は野菜コンテナとの間に掛止具を係脱自 在に張設可能な構成にしたから、コンテナ群を野菜コンテナ用シートで確実に被 包することができる。 (4)従来技術のブルーシートに比較して軽量化できるので、作業性を高めるこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る野菜コンテナ用シー
トの平面図である。
【図2】2段積みのコンテナ群を野菜コンテナ用シート
で被包した使用状態を一部を破断にして示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 野菜コンテナ用シート 2 上側シート部 2A、2B 縁部 3、4 下側シート部 6 係止用ゴムバンド 51 野菜コンテナ A コンテナ群 A1 上面 A2 側面上部 A3 側面下部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 永澤 嘉伴 北海道札幌市中央区大通西14丁目1番13号 伊藤忠アグリシステム株式会社札幌営業 所内 (72)考案者 明石 秀一 北海道旭川市永山町7丁目24番地 有限会 社第一ビニール商事内

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の野菜コンテナを集積したコンテナ
    群を覆う野菜コンテナ用シートであって、遮光性および
    防水性を有するシート材からなり、前記コンテナ群の上
    面から側面上部を覆う上側シート部と、透気性および遮
    光性を有するシート材からなり、該上側シート部の縁部
    に連設されて前記コンテナ群の側面上部より下方の下部
    側を覆う下側シート部とから構成したことを特徴とする
    野菜コンテナ用シート。
  2. 【請求項2】 前記上側シート部を形成するシート材は
    防水性と共に透湿性を有している請求項1記載の野菜コ
    ンテナ用シート。
  3. 【請求項3】 前記上側シート部は90%以上の遮光度
    を有していることを特徴とする請求項1記載の野菜コン
    テナ用シート。
  4. 【請求項4】 前記下側シート部は1秒/100cc以
    内の透気度を有していることを特徴とする請求項1記載
    の野菜コンテナ用シート。
  5. 【請求項5】 前記上側シート部または下側シート部は
    前記野菜コンテナとの間に係止具を係脱自在に張設可能
    な構成にしたことを特徴とする請求項1記載の野菜コン
    テナ用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021147070A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 住友ベークライト株式会社 柑橘類鮮度保持コンテナ用カバーおよび柑橘類鮮度保持方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021147070A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 住友ベークライト株式会社 柑橘類鮮度保持コンテナ用カバーおよび柑橘類鮮度保持方法
JP7484262B2 (ja) 2020-03-18 2024-05-16 住友ベークライト株式会社 柑橘類鮮度保持コンテナ用カバーおよび柑橘類鮮度保持方法

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