JP2011229517A - 果樹覆いシート及び果樹覆いシートを具備した果樹栽培用簡易ハウス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天井シート部2を中心とし、開閉シート3を具備した窓シート部4、雨除けシート部5、空気導入シート部6を左右対称になるように横方向に一体的に連設し、1列の果樹群を包み込み可能な面積を有する平視矩形状を呈するように形成されている。天井シート部2、開閉シート3及び雨除けシート部5は通気性及び雨除け機能を有するシートよりなる。窓シート部4と空気導入シート部6は通水性及び天井シート部2よりは通気性の高いシートよりなる。開閉シート3は窓シート部4の全面を被覆可能に設けている。
【選択図】図1
Description
特願2009−282174号に開示の発明は、上部に中心部に窪み部を具備した突起(通称:デコ)を有する不知火に用いた場合、側面シート部から雨水が果実に直接降り掛かり果実の突起の窪み部(デコの窪み部)に雨水が貯留する。不知火は、突起の窪み部の中心に枝との接続部を有して果実が枝にぶら下がっているという構造であり、突起窪み部への雨水の貯留により枝と果実との接続部強度が短期に著しく低下し、収穫間際の果実が落下し、商品化できないという問題点があった。特に、晩柑類は収穫時期の2月が雨量の多い時期となるため被害は大きい。
請求項2に記載の発明は、収穫間際の果実を雨害、鳥害から守るために列状に栽培された果樹群をひとまとめにして内側に配設して覆うと共に、収穫間際の果実を虫害から守るために地表面とシートの間に隙間を有しないようにシートの左右両端部所定横幅分が接地し地表面を覆って1列の果樹群全体を被覆可能な大きさを有する果樹覆いシートにおいて、天井シート部を中心とし、左右両側には雨除けシート部と、空気導入シート部を略左右対称に区画配設され、天井シート部、雨除けシート部及び空気導入シート部は夫々所定横幅を有し前後方向に延びる同幅帯状に形成され、天井シート部は1列の果樹群の頂部を被覆可能な所定横幅を有した通気性及び雨除け機能を具備するシートよりなり、雨除けシート部は通気性及び雨除け機能を具備するシートよりなり、1列の果樹群に果樹覆いシートを被覆取着した場合に果樹の側方に於いて果実の生っている範囲を覆うことが可能な横幅を有し、雨除けシート部のうち天井シート部側には通水性及び天井シート部よりは高通気性機能を具備する窓シート部が前後方向に所定間隔離隔して設けられ、窓シート部の天井シート部側から窓シート部全面を被覆可能に天井シート部の左右両端縁に開閉シートが取り付けられ、該開閉シートは通気性及び雨除け機能を具備するシートよりなり、空気導入シート部は通水性及び天井シート部よりは高通気性機能を具備するシートよりなり、1列の果樹群に果樹覆いシートを被覆取着した場合に果実の生っていない部分に対応する位置からシートの左右両端縁に亘り配設され、空気導入シート部から果樹覆いシートの内側に入り込み暖められ上昇した空気が、窓シート部の内側から開閉シートを開き、窓シート部から外部に排気されるようにしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、収穫間際の果実を雨害、鳥害から守るために列状に栽培された果樹群をひとまとめにして内側に配設して覆うと共に、収穫間際の果実を虫害から守るために地表面とシートの間に隙間を有しないようにシートの左右両端部所定横幅分が接地し地表面を覆って1列の果樹群全体を被覆可能な大きさを有する果樹覆いシートにおいて、天井シート部を中心とし、左右両側に空気導入シート部を区画配設され、天井シート部及び空気導入シート部は夫々所定横幅を有し前後方向に延びる同幅帯状に形成され、天井シート部は1列の果樹群の頂部を被覆可能な所定横幅を有した通気性及び雨除け機能を具備するシートよりなり、空気導入シート部は通水性及び前記天井シート部よりは高通気性機能を具備するシートよりなり、1列の果樹群に果樹覆いシートを被覆取着した場合に果実の生っている部分に対応する位置からシートの左右両端縁に亘り配設され、果実の生っている範囲には天井シート部から連続する開閉シートが空気導入シート上面を被覆可能に設けられ、開閉シートは通気性及び雨除け機能を具備するシートよりなり、空気導入シート部のうち前記開閉シートで被覆されていない部分から果樹覆いシートの内側に入り込み暖められ上昇した空気が、空気導入シート部の内側から開閉シートを開き、外部に排気されるようにしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1、2又は3の何れかに記載の果樹覆いシートと、アンカー杭と、ワイヤーロープ、ブレーカーロープ、S状フック及びロープとよりなる果樹覆いシートを具備した果樹栽培用簡易ハウスであって、地面に於いて1列の果樹群を囲む位置に沿ってアンカー杭を所定間隔離隔すると共にアンカー杭の頭部を地表面から突出させて設け、アンカー杭の頭部間にはワイヤーロープが張設され、1列の果樹群を囲む位置に対応する地表面上にワイヤーロープで枠が設けられ、該枠には前後果樹間に於ける左右対向する位置に下側S状フックが夫々取り付けられ、果樹覆いシートの天井シート部の左右両端縁には長さ方向に所定距離離隔して上側S状フックが取り付けられ、ロープは、1列の果樹群の長さ方向に沿ってワイヤーロープ、アンカー杭、上側S状フックにジグザグに架け渡して側視トラス状に取り付けられ、左右側方の側視トラス状に張設されたロープの外側には天井シート部の左右両側方に連設されるシート部を垂下し、1列の果樹群の左右側方を夫々ロープを介在して覆い、シート部の左右側端縁は地表面に重合当接し、天井シート部の左右側方に連設されたシート部の前端部と後端部は、1列の果樹群の前方と後方に於いて夫々打ち合わせて1列の果樹群の前方と後方を夫々被覆閉塞し、空気導入シート部が強風により捲れ上がり鳥が侵入することを防止するために、1列の果樹群のうち前後果樹間には左右対となる下側S状フック間にブレーカーロープを架け渡したことを特徴とする。
開閉シートを通水性機能を有する窓シート部の上面に重合して閉窓したり、窓シート部から離隔することで開窓する構成であるので、降雨の際には雨水の下方向への力の作用で開閉シートは窓シート部に重合して閉じ、果実へ雨水を降りかからすことがないという効果がある。
強風により、シート下部の通水性及び高通気性機能を有するシート配設範囲から果樹栽培用簡易ハウス内に吹き込み、地表面に衝突し反射して運動方向が上向きになった空気(風)は、その風力により開閉シートを窓シート部外面から離し、窓シート部から排気されるので、強風で果樹栽培用簡易ハウスが吹き飛ばされたり破損することが生じないという効果がある。
果樹覆いシート1は、所定横幅を有し前後方向に長い帯状の天井シート部2を中心とし天井シート部2の左右側方に、開閉シート3、3を具備した幅狭な帯状の窓シート部4、4、帯状の雨除けシート部5、5、帯状の空気導入シート部6、6を左右対称になるように横方向に一体的に連設し、1列の果樹群を包み込み可能な面積を有する平視矩形状を呈するように形成されている。天井シート部2、窓シート部4、雨除けシート部5及び空気導入シート部6は前後方向長さが同一長に設定されている。詳しくは、天井シート部2を中心として天井シート部2の左右外側端縁に開閉シート3、3を具備した窓シート部4、4を、窓シート部4、4の外側端縁には雨除けシート部5、5を、雨除けシート部5、5の外側端縁には空気導入シート部6、6を順次連設し、天井シート部2の横幅方向中心線を中心とし左右対称に窓シート部4、雨除けシート部5及び空気導入シート部6を配設して1枚の矩形状果樹覆いシート1を形成し、1列の果樹群を内側にして包み込んだ場合、左右両側縁部が少なくとも30cm以上は地面に這わせていることが鳥の侵入防止の観点より好適である。天井シート部2、開閉シート3、窓シート部4、雨除けシート部5及び空気導入シート部6を一体的に連設する手段は、縫着若しくは熱融着等の何れの手段を用いてもよい。
1列の果樹群の左右側方地面には、果樹列方向に沿って所定間隔離隔し、且つアンカー杭16の頭部を地表面から5cm程度浮かせて地中に打ち込まれている。ワイヤーロープ17のアンカー杭16頭部への係脱作業を簡便に行うためである。隣り合うアンカー杭16の頭部には、ワイヤーロープ17が順次巻着されて連結張設され、1列の果樹群の周囲を囲むように地表面上にワイヤーロープ17で枠を形成している。S状フック取付用ロープ15には長さ方向に沿って所定間隔離隔して上側S状フック18が着脱可能に吊設されている。上側S状フック18は、図4及び図5に示すように、1本のワイヤの両端から同一位置で互いに相反する方向に彎曲され、該彎曲部がフックとしての作用をなすように形成されている。
図6に示すように、天井シート部2のロープ挿通部13を折目とし、天井シート部2の左右両側方のシート部を天井シート部2の上面に折り畳み、この折り畳んだ果樹覆いシート1を、1列の果樹群の頭頂部に天井シート部2の裏面が当接するように載置する。ロープ19の両端は、1列の果樹群の最前部に位置するアンカー杭16と最後部に位置するアンカー杭16に夫々巻着され、ロープ19の中途部分は上側S状フック18とワイヤーロープ17との間に掛けられて、側視が上下にジグザグのトラス状を呈するようにしている。窓シート部4、雨除けシート部5及び空気導入シート部6は、側視トラス状に架け渡されたロープ19を介在して1列の果樹群の左右側方へ垂下し、窓シート部4、雨除けシート部5及び空気導入シート部6で側視トラス状に架け渡されたロープ19の外側を覆う。空気導入シート部6の左右両端部は、ワイヤーロープ17に留め具20で取り付ける。空気導入シート部6の左右両端部は、地表面と当接した位置から30cm程度以上の長さ分が地面を這っていることが好適である。空気導入シート部6の左右両端部の接地長さが30cm程度以上であれば、害鳥や害獣或は害虫が空気導入シート部6と地表面との間から果樹栽培用簡易ハウス内に侵入不可能なためである。
1列の果樹群の前後方に於いては、雨除けシート部5及び空気導入シート部6の対向端部を夫々打ち合わせて重合し、該重合部を留め具20で夫々留めることで1列の果樹群の前方及び後方を被覆閉塞している。
又、ワイヤーロープ17よりなる枠には、1列の果樹群のうち前後果樹7、7間に対応する左右対向する位置に下側S状フック21の一端を取り付ける。下側S状フック21の他端は、ネット製空気導入シート部6の編目を貫通させ、空気導入シート部6の下面側から上面側に引き出される。引き出された下側S状フック21の対向他端間には1列の果樹群のうち前後果樹7、7間に於いてブレーカーロープ22を架け渡して果樹覆いシート1を上方から押え、果樹栽培用簡易ハウスが強風によっても吹き飛ばないようにする。
又、図9に示すように、空気導入シート部6からハウス内に入り込み地面に衝突して反射し斜め上方向に進路を変えた風は、ハウスの内側から開閉シート3を窓シート部4から浮き上らせ窓シート部4より外部へ逃げる。窓シート部4から風を効率よく外部に逃がすため、ハウスが強風により吹き飛ばされたり、破損することがない。加えて、側視トラス状に取り付けられたロープ19と留め具20、開閉シート3による窓シート部4の開窓、及びブレーカーロープ22による果樹覆いシート1の上方からの押さえ込みにより、超強風によっても果樹覆いシートを具備した果樹栽培用簡易ハウスは吹き飛ばされないという効果がある。
果樹覆いシート1を長さ方向に別の果樹覆いシート1を連結していくことて、長い列状果樹群にも使用できる。通常は1つの果樹農園内で数種類の収穫時期の異なる果樹を栽培しているが、収穫期が徒過した果樹群から果樹覆いシート1を取り除き、ワイヤーロープ17からなる枠のみをそのまま地面に放置し、収穫期に入っていない他の果樹群の周囲に新たに別のワイヤーロープ17で枠を形成し収穫期が徒過した果樹群から取り除いた使用済みの果樹覆いシート1を再使用することができる。つまり、ワイヤーロープ17よりなる枠のみを地面に設けていれば、果樹覆いシート1を何度も使用することができる。
実施例2の果樹覆いシートを具備した果樹栽培用簡易ハウスは、空気導入シート部6から果樹栽培用簡易ハウス内に入り込み地面に衝突し反射して向きを斜め上方に変化させた風は、窓シート部24から開閉シート3を離して外部に出、ハウス内に入り込んだ風をスムーズに外部に逃がしてしまうため果樹栽培用簡易ハウスは強風によっても吹き飛ばされない。
果樹覆いシート25の中央部に配設されている天井シート部26は、果樹7の平面から視た枝葉を含む直径よりも僅かに長い横幅を有する同幅帯状に区画配設されている。天井シート部26の左右両側には、天井シート部26と前後方向長さが同一長さで所定横幅を有する同幅帯状の空気導入シート部27を連設し、全体として平視矩形に形成されている。天井シート部26は通気性及び雨除け機能を具備したシートよりなり、耐水性、耐薬品性、高耐久性を有する透明なポリエチレン等の合成樹脂製の扁平テープ状ヤーンを経糸と緯糸に使用し、経糸と緯糸を交錯させて平織りを織成し、経糸と緯糸の交差部を熱溶着したものを使用することが通気性及び雨除け機能を発揮する観点より好適である。空気導入シート部27は、通水性及び天井シート部26よりは通気性の高いシートよりなり、主としてポリエチレン等の耐薬品性及び高耐久性を有する材料を用いてなり通水性を有する目合いのネットよりなる。天井シート部26と空気導入シート部27は縫着やヒートシール等の接着手段により連設されている。空気導入シート部27の天井シート部26側に於ける裏面には、S状フック取付用ロープ28を取り付けている。S状フック取付用ロープ28は、空気導入シート部27の目合いに挿通することで果樹覆いシート25に取り付けている。天井シート部26と空気導入シート部27の境界部には果樹7の果実の生る範囲を覆う横幅を有する開閉シート29を両面に粘着剤層を設けたテープ30を介在させて取り付けている。開閉シート29、29は、天井シート部26や空気導入シート部27の前後方向長さよりは短い同幅帯状に形成されている。実施例3に示される果樹覆いシート25の一例として、天井シート部26の横幅が270cm、空気導入シート部27、27の横幅が夫々250cm、開閉シート29、29の横幅が夫々80cm、左右開閉シート29、29の天井シート部26を跨ぐ外端縁間の直線距離が430cm、天井シート部26と空気導入シート部27、27の前後方向長さが130cm、空気導入シート部27、27の前後端縁から開閉シート29、29の前後端縁までの直線距離が150cmに形成されている。
図13に示すように、1列の果樹群の左右側方地面には、果樹列方向に沿って所定間隔離隔し、且つアンカー杭16の頭部を地表面から5cm程度浮かせて地中に打ち込まれている。ワイヤーロープ17のアンカー杭16頭部への係脱作業を簡便に行うためである。隣り合うアンカー杭16の頭部には、ワイヤーロープ17が順次巻着されて連結張設され、1列の果樹群の周囲を囲むように地表面上にワイヤーロープ17で枠を形成している。S状フック取付用ロープ28には長さ方向に沿って所定間隔離隔して上側S状フック18が着脱可能に吊設されている。天井シート部26のS状フック取付用ロープ28を折目とし、空気導入シート部27を天井シート部26の上面に折り畳み、この折り畳んた果樹覆いシート25を、1列の果樹群の頭頂部に天井シート部26の裏面が当接するように載置する。ロープ19の両端は、1列の果樹群の最前部に位置するアンカー杭16と最後部に位置するアンカー杭16に夫々巻着され、ロープ19の中途部分は上側S状フック18とワイヤーロープ17との間に掛けられて、側視が上下にジクザグのトラス状を呈するようにしている。図14に示すように、空気導入シート部27は、側視トラス状に架け渡されたロープ19を介在して1列の果樹群の左右側方へ垂下し、空気導入シート部27で側視トラス状に架け渡されたロープ19の外側を覆う。空気導入シート部27の左右両端部は、ワイヤーロープ17に留め具20で取り付ける。空気導入シート部27の左右両端部は、地表面と当接した位置から30cm程度以上の長さ分が地面を這っていることが好適である。空気導入シート部27の左右両端部の接地長さが30cm程度以上であれば、害鳥や害獣或は害虫が空気導入シート部27と地表面との間から果樹栽培用簡易ハウス内に侵入不可能なためである。
1列の果樹群の前後方に於いては、空気導入シート部27の対向端部を夫々打ち合わせて重合し、該重合部を留め具20で夫々留めることで1列の果樹群の前方及び後方を被覆閉塞している。
ワイヤーロープ17よりなる枠には、1列の果樹群のうち前後果樹7、7間に対応する左右対向する位置に下側S状フック21の一端を取り付ける。下側S状フック21の他端は、ネット製空気導入シート部27の編目を貫通させて空気導入シート部6の下面側から上面側に引き出される。引き出された下側S状フック21の対向他端間には1列の果樹群のうち前後果樹7、7間に於いてブレーカーロープ22を架け渡して果樹覆いシート25を上方から押え、果樹栽培用簡易ハウスが強風によっても吹き飛ばないようにする。
空気導入シート部27のうち開閉シート29で覆われていない範囲から強風がハウス内に入り込むと、風は地面に衝突し反射して斜め上方へ進み、空気導入シート部27の裏面側から開閉シート29を外側へ移動させて風を空気導入シート部27と開閉シート29との間から逃がす。
2、26 天井シート部
3、29 開閉シート
4、24 窓シート部
5、23 雨除けシート部
6、27 空気導入シート部
7 果樹
16 アンカー杭
17 ワイヤーロープ
18 上側S状フック
19 ロープ
21 下側S状フック
22 ブレーカーロープ
Claims (4)
- 収穫間際の果実を雨害、鳥害から守るために列状に栽培された果樹群をひとまとめにして内側に配設して覆うと共に、収穫間際の果実を虫害から守るために地表面とシートの間に隙間を有しないようにシートの左右両端部所定横幅分が接地し地表面を覆って1列の果樹群全体を被覆可能な大きさを有する果樹覆いシートにおいて、
天井シート部を中心とし、左右両側には開閉シートを具備した窓シート部と、雨除けシート部と、空気導入シート部を略左右対称に区画配設され、
前記天井シート部、前記窓シート部、前記雨除けシート部及び前記空気導入シート部は夫々所定横幅を有し前後方向に延びる同幅帯状に形成され、
前記天井シート部は1列の果樹群の頂部を被覆可能な所定横幅を有した通気性及び雨除け機能を具備するシートよりなり、
前記窓シート部は通水性及び前記天井シート部よりは高通気性機能を具備するシートよりなり、1列の果樹群に果樹覆いシートを被覆取着した場合に果樹の上部左右側方に位置するよう設けられ、前記窓シート部の前記天井シート部側から前記窓シート部全面を被覆可能に前記天井シート部の左右両端縁に開閉シートを取り付け、該開閉シートは通気性及び雨除け機能を具備するシートよりなり、
前記雨除けシート部は通気性及び雨除け機能を具備するシートよりなり、1列の果樹群に果樹覆いシートを被覆取着した場合に果樹側方に於いて果実の生っている範囲を覆うことが可能な横幅を有し、
前記空気導入シート部は通水性及び前記天井シート部よりは高通気性機能を具備するシートよりなり、1列の果樹群に果樹覆いシートを被覆取着した場合に果実の生っていない部分に対応する位置からシートの左右両端縁に亘り配設され、
前記空気導入シート部から果樹覆いシートの内側に入り込み上昇した空気が、前記窓シート部の内側から開閉シートを開き、前記窓シート部から外部に排気されるようにしたことを特徴とする果樹覆いシート。 - 収穫間際の果実を雨害、鳥害から守るために列状に栽培された果樹群をひとまとめにして内側に配設して覆うと共に、収穫間際の果実を虫害から守るために地表面とシートの間に隙間を有しないようにシートの左右両端部所定横幅分が接地し地表面を覆って1列の果樹群全体を被覆可能な大きさを有する果樹覆いシートにおいて、
天井シート部を中心とし、左右両側には雨除けシート部と、空気導入シート部を略左右対称に区画配設され、
前記天井シート部、前記雨除けシート部及び前記空気導入シート部は夫々所定横幅を有し前後方向に延びる同幅帯状に形成され、
前記天井シート部は1列の果樹群の頂部を被覆可能な所定横幅を有した通気性及び雨除は機能を具備するシートよりなり、
前記雨除けシート部は通気性及び雨除け機能を具備するシートよりなり、1列の果樹群に果樹覆いシートを被覆取着した場合に果樹の側方に於いて果実の生っている範囲を覆うことが可能な横幅を有し、雨除けシート部のうち前記天井シート部側には通水性及び前記天井シート部よりは高通気性機能を具備する窓シート部が前後方向に所定間隔離隔して設けられ、前記窓シート部の前記天井シート部側から前記窓シート部全面を被覆可能に前記天井シート部の左右両端縁に開閉シートが取り付けられ、該開閉シートは通気性及び雨除け機能を具備するシートよりなり、
前記空気導入シート部は通水性及び前記天井シート部よりは高通気性機能を具備するシートよりなり、1列の果樹群に果樹覆いシートを被覆取着した場合に果実の生っていない部分に対応する位置からシートの左右両端縁に亘り配設され、
前記空気導入シート部から果樹覆いシートの内側に入り込み上昇した空気が、前記窓シート部の内側から開閉シートを開き、前記窓シート部から外部に排気されるようにしたことを特徴とする果樹覆いシート。 - 収穫間際の果実を雨害、鳥害から守るために列状に栽培された果樹群をひとまとめにして内側に配設して覆うと共に、収穫間際の果実を虫害から守るために地表面とシートの間に隙間を有しないようにシートの左右両端部所定横幅分が接地し地表面を覆って1列の果樹群全体を被覆可能な大きさを有する果樹覆いシートにおいて、
天井シート部を中心とし、左右両側に空気導入シート部を区画配設され、
前記天井シート部及び前記空気導入シート部は夫々所定横幅を有し前後方向に延びる同幅帯状に形成され、
前記天井シート部は1列の果樹群の頂部を被覆可能な所定横幅を有した通気性及び雨除け機能を具備するシートよりなり、
前記空気導入シート部は通水性及び前記天井シート部よりは高通気性機能を具備するシートよりなり、1列の果樹群に果樹覆いシートを被覆取着した場合に果実の生っている部分に対応する位置からシートの左右両端縁に亘り配設され、果実の生っている範囲には前記天井シート部から連続する開閉シートが前記空気導入シート上面を被覆可能に設けられ、前記開閉シートは通気性及び雨除け機能を具備するシートよりなり、
前記空気導入シート部のうち前記開閉シートで被覆されていない部分から果樹覆いシートの内側に入り込み上昇した空気が、前記空気導入シート部の内側から開閉シートを開き、外部に排気されるようにしたことを特徴とする果樹覆いシート。 - 上記請求項1、2又は3の何れかに記載の果樹覆いシートと、アンカー杭と、ワイヤーロープ、ブレーカーロープ、S状フック及びロープとよりなる果樹覆いシートを具備した果樹栽培用簡易ハウスであって、
地面に於いて1列の果樹群を囲む位置に沿って、アンカー杭を所定間隔離隔すると共にアンカー杭の頭部を地表面から突出させて設け、
前記アンカー杭の頭部間にはワイヤーロープが張設され、前記1列の果樹群を囲む位置に対応する地表面上にワイヤーロープで枠が設けられ、該枠には前後果樹間に於ける左右対向する位置に下側S状フックが夫々取り付けられ、
前記果樹覆いシートの天井シート部の左右両端縁には長さ方向に所定距離離隔して上側S状フックが取り付けられ、
前記ロープは、1列の果樹群の長さ方向に沿って前記ワイヤーロープ、前記アンカー杭、前記上側S状フックにジグザグに架け渡して側視トラス状に取り付けられ、
前記左右側方の側視トラス状に張設されたロープの外側には前記天井シート部の左右両側方に連設されるシート部を垂下し、1列の果樹群の左右側方を夫々前記ロープを介在して覆い、前記シート部の左右側端縁は地表面に重合当接し、
天井シート部の左右側方に連設されたシート部の前端部と後端部は、1列の果樹群の前方と後方に於いて夫々打ち合わせて1列の果樹群の前方と後方を夫々被覆閉塞し、
前記空気導入シート部が強風により捲れ上がり鳥が侵入することを防止するために、1列の果樹群のうち前後果樹間には左右対となる下側S状フック間にブレーカーロープを架け渡したことを特徴とする果樹覆いシートを具備した果樹栽培用簡易ハウス。
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