JP3047177U - 円筒形マイクロ振動モータ - Google Patents

円筒形マイクロ振動モータ

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JP3047177U
JP3047177U JP1997008792U JP879297U JP3047177U JP 3047177 U JP3047177 U JP 3047177U JP 1997008792 U JP1997008792 U JP 1997008792U JP 879297 U JP879297 U JP 879297U JP 3047177 U JP3047177 U JP 3047177U
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白木  学
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リード線の断線や外れの少ない円筒形マイク
ロ振動モータを得ること。 【構成】 円筒形マイクロモータ2のモータハウジング
3の他端開口部を樹脂でなどで形成したブラシホルダ4
で閉じ、整流子5に摺接する正負の電源供給用の一対の
ブラシ6−1,6−2と電気的に接続させた一対の導電
ターミナル7−1,7−2を上記ブラシホルダ4の他端
に導出させ、他方の導電ターミナル7−2をモータハウ
ジング3の他端外周部に導き、上記一対の導電ターミナ
ル7−1,7−2各々を絶縁チューブ8−1,8−2を
被せ、該絶縁チューブ8−1、8−2の内部に芯線とな
る導線または導電ターミナル7−1,7−2を挿入して
リード線9−1,9−2を形成し、上記リード線9−2
の一端部をモータハウジング3の他端部外周に接着剤1
0を用いて固定すると共に、上記リード線9−1と9−
2をも接着剤10を用いて一体化固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、直径サイズが3〜4mmといったように超極細形の円筒形マイクロ モータを用いて小型でありながら大きな振動が得られるようにした円筒形振動モ ータに用い適し、ページャ(呼び出し装置)、マッサージャー、携帯電話等の振 動アラーム装置などの振動源を必要とする装置に使用される。
【0002】
【従来技術】
例えば、ページャ(所謂、ポケットベルと言われている)や携帯電話では、電 話の呼び出しがあったことを知らせるのに、近年では音で知らせる代わりに振動 方式で知らせることが併用選択されている。この振動を起こさせる方式のページ ャや携帯電話等では、円筒形マイクロ振動モータを内蔵している。
【0003】 ここに昨今では、ページャや携帯電話がより軽薄短小化傾向にあるため、直径 サイズが3〜4mmといったように超極細形の円筒形マイクロ振動モータを用い ることは得策である。
【0004】 直径サイズが3〜4mmの超極細形の円筒形マイクロ振動モータでは、その超 極細形の円筒形マイクロモータの一端から突出したシャフトに、周方向の開角幅 が180度以下の振動発生用偏心ウエイトを固定している。
【0005】 シャフトが回転すると偏心ウエイトは部分円偏心して回転するため、その振動 が円筒形マイクロモータのモータケーシングに伝わるので、この偏心ウエイト付 円筒形マイクロ振動モータを内蔵したページャや携帯電話の筐体にその振動が伝 播し、ページャや携帯電話を身に付けたものがその振動を感じ取ることで、電話 の呼び出しがあることを知り得る。
【0006】 このような円筒形マイクロ振動モータは、上記したように携帯電話やページャ に用いられ、振動発生装置として、それらに内蔵されるものであるが、当該携帯 電話やページャの高密度化且つ小型化に当たって、円筒形マイクロ振動モータそ のものも小型のものに形成され、それでいて尚且つ大きな振動を要求される。
【0007】 大きな振動が要求されると、振動発生に寄与する偏心ウエイトを小さく構成す るわけにはいかず、その落下時にリード線の負担が大きくなり、リード線の断線 や外れが発生する惧れが多くなる。
【0008】 具体的に、従来の振動モータとしてどのような構造になっているかについて図 3及び図4を参照して説明する。
【0009】 従来の円筒形マイクロ振動モータ1’は、円筒形マイクロモータ2のモータハ ウジング3の他端開口部を樹脂でなどで形成したブラシホルダ4’で閉じている 。
【0010】 シャフト11の下端部外周に設けた整流子5に摺接する正負の電源供給用の一 対のブラシ6−1,6−2と電気的に接続させた一対の導電ターミナル(または 芯線となる導線)7’−1,7’−2を上記ブラシホルダ4’の他端に導き、該 一対の導電ターミナル7’−1,7’−2各々を絶縁チューブ8−1,8−2を 被せ、該絶縁チューブ8−1、8−2の内部に芯線となる導線または導電ターミ ナル7’−1,7’−2を挿入してリード線9−1,9−2を形成し、該リード 線9−1と9−2をバラバラにブラシホルダ4’の端部に導出している。
【0011】
【考案の課題】
図3及び図4に示した従来の円筒形マイクロ振動モータ1’の場合何れも、リ ード線9−1,9−2それぞれが共に強度の弱いものであり、また2つのリード 線9−1,9−2それぞれが独自に導出しているため、非常に強度が弱く、リー ド線の9−1,9−2外れや断線の惧れがあり、より強度を増すような改善方法 が要求されていた。
【0012】
【課題を達成するための手段】
かかる本考案の課題は、円筒形マイクロモータ2のモータハウジング3の他端 開口部を樹脂などで形成したブラシホルダ4で閉じ、整流子5に摺接する正負の 電源供給用の一対のブラシ6−1,6−2と電気的に接続させた一対の導電ター ミナル7−1,7−2を上記ブラシホルダ4の他端に導出させ、他方の導電ター ミナル7−2をモータハウジング3の他端外周部に導き、上記一対の導電ターミ ナル7−1,7−2各々を絶縁チューブ8−1,8−2を被せ、該絶縁チューブ 8−1、8−2の内部に芯線となる導線または導電ターミナル7−1,7−2) を挿入してリード線9−1,9−2を形成し、上記リード線9−2の一端部をモ ータハウジング3の他端部外周に接着剤10を用いて固定すると共に、上記リー ド線9−1と9−2をも接着剤10を用いて一体化固定することで達成できる。
【0013】
【作用】
ブラシホルダ4の他端部に導出したリード線9−2の一端部をモータハウジン グ3の他端部外周に接着剤10を用いて固定すると共に、上記リード線9−1と 9−2をも接着剤10を用いて一体化固定することで、リード線9−1と9−2 各々を接着剤10によってモータハウジング3に堅固に固定できると共に、リー ド線9−1と9−2とが接着剤10によって一体化され、強度が増大する。
【0014】
【考案の実施例】
図1は、本考案の円筒形マイクロ振動モータ1の縦断面図を示し、図2は一対 のリード線が一体化されることの説明図である。
【0015】 主に図1を参照して本考案の円筒形マイクロ振動モータ1は、円筒形マイクロ 振動モータ2の他端を開口した磁性体でできた外径4mm、厚みが0.5mm程 度の円筒形からなるモータハウジング3の一端部を当該一端部外側方向に突出さ せて細い外径状に形成して軸承ハウス12を一体形成し、該軸承ハウス12内の 一端部にシャフト11を回動自在に支承する軸承13を収納配置している。上記 モータハウジング3の他端部方向から、中空状ステータヨーク14を挿入し、そ の上端部の細い形状となった圧入部分15を軸承ハウス12の下端部に圧入して いる。
【0016】 この圧入部分15の長さは、軸承ハウス12の長さより短く形成されているた め、軸承ハウス12の上部に上記スリーブ軸承などの軸承13を収納部が出来る 。
【0017】 モータハウジング3の下端部に樹脂などで形成したエンドキャップを構成する ブラシホルダ4を装着することで円筒形マイクロ振動モータ1本体を構成する。
【0018】 上記のようにモータハウジング3の他端部方向から、中空状ステータヨーク1 4を挿入し、その上端部の細い形状となった圧入部分15を軸承ハウス12の下 端部に圧入すると、ステータヨーク14の上端部には、突起部16が形成されて いるので、この突起部16の上端がモータハウジング3の上端面に当接した位置 で、ステータヨーク14の圧入部分15の上端の軸承ハウス12内の侵入が規制 される。
【0019】 上記突起部16の下端部に当接するまで円筒形界磁マグネット17をステータ ヨーク14の外周に位置せしめ、その状態で接着剤などの手段を用いて上記ステ ータヨーク14の外周に界磁マグネット17を固定する。
【0020】 このことにより界磁マグネット17をモータハウジング3とを同心状に配置固 定する。界磁マグネット17は、周方向にN極、S極の着磁極を持つ2極のもの となっており、また径の小さな円筒形マイクロ振動モータ1において充分に大き なトルクを出させるために、磁力の強いネオジューム・ボロン・鉄系等のマグネ ットを用いて形成している。
【0021】 上記モータハウジング3と界磁マグネット17間の径方向空隙内に回転子を構 成する円筒形コアレス電機子18が介在され、このコアレス電機子18に設けた シャフト11がその位置で軸承13及びブラシホルダ4に設けた中心透孔にて回 動自在に支承される。尚、円筒形コアレス電機子18は、この実施例では公知の 亀甲形巻きとなっており、外周中央部に図示せず接着テープを巻き付けている。 しかし、他の方式の巻線方法によるものでも良い。尚、この実施例では、コアレ ス電機子を用いているが、鉄心形電機子であってもよい。
【0022】 上記円筒形コアレス電機子18は、その下端部(他端部)を整流子ハブ19の 外周に接着剤等の手段を用いて固定する。整流子ハブ19は、樹脂にて形成され ており、その下端部外周に整流子片群からなる整流子5を設けている。
【0023】 整流子ハブ19にて、整流子5の整流子片と電機子18の電気的な接続がなさ れる。整流子5には、ブラシホルダ4に設けた正負の電源供給用の一対のブラシ 6−1,6−2が摺接され、通電電機子18の整流を行うようにしている。
【0024】 シャフト11の一端部には、振動発生用偏心ウエイト20が取り付けられ、該 振動発生用偏心ウエイト20の下端中央部は凹部となるへこんだ部分21に形成 し、逆L字状のタングステン合金などの高比重金属でできた振動発生用偏心ウエ イト20のへこんだ部分21とモータハウジング3の一端部間にライナー22を 介してシャフト11に逆L字状の振動発生用偏心ウエイト20を取り付け、この 偏心ウエイト20の下端外周部を下端方向に延長折曲した延長折曲片23を軸承 ハウス12の外周部と対向させている。
【0025】 この延長折曲片23によると、円筒形マイクロモータ2が円筒形マイクロ振動 モータ1’よりも約延長折曲片23の長さだけ長く形成できるので、円筒形マイ クロモータ2を従来通りの長さに設計してもより大きな振動を得ることの出来る 円筒形マイクロ振動モータ1を得ることが出来る。
【0026】 次に図1及び図2を参照して、円筒形マイクロモータ2のモータハウジング3 の他端開口部を樹脂でなどで形成したブラシホルダ4で閉じる。
【0027】 整流子5に摺接する正負の電源供給用の一対のブラシ6−1,6−2と電気的 に接続させた一対の導電ターミナル7−1,7−2を上記ブラシホルダ4の他端 に導出させ、他方の導電ターミナル7−2をモータハウジング3の他端外周部に 導き、上記一対の導電ターミナル7−1,7−2各々を絶縁チューブ8−1,8 −2を被せ、該絶縁チューブ8−1、8−2の内部に芯線となる導線または導電 ターミナル7−1,7−2を挿入してリード線9−1,9−2を形成する。
【0028】 上記リード線9−2の一端部をモータハウジング3の他端部外周に接着剤10 を用いて固定すると共に、上記リード線9−1と9−2をも接着剤10を用いて 一体化固定する。
【0029】
【効果】
本考案によれば、細く小型の円筒形マイクロ振動モータであっても、また用い るリード線が細くても、リード線が約2倍の強度を持ち、しかもリード線はモー タハウジングに接着剤によって堅固に固定されているため、リード線外れや断線 が少なくなり、品質の良い円筒形マイクロ振動モータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す円筒形マイクロ振動モ
ータの縦断面図である。
【図2】 同モータに用いたリード線部分の説明図であ
る。
【図3及び図4】 従来の円筒形マイクロ振動モータの
リード線部分の説明図である。
【符号の説明】
1,1’ 円筒形マイクロ振動モータ 2 円筒形マイクロモータ 3 モータハウジング 4,4’ ブラシホルダ 5 整流子 6−1,6−2 ブラシ 7−1,7−2,7’−1,7’−2 導電ターミナル 8−1,8−2 絶縁チューブ 9−1,9−2 リード線 10 接着剤 11 シャフト 12 軸承ハウス 13 軸承 14 ステータヨーク 15 圧入部分 16 突起部 17 界磁マグネット 18 円筒形コアレス電機子 19 整流子ハブ 20 振動発生用偏心ウエイト 21 へこんだ部分 22 ライナー 23 延長折曲片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形マイクロモータ(2)のモータハ
    ウジング(3)の他端開口部を樹脂などで形成したブラ
    シホルダ(4)で閉じ、整流子(5)に摺接する正負の
    電源供給用の一対のブラシ(6−1,6−2)と電気的
    に接続させた一対の導電ターミナル(7−1,7−2)
    を上記ブラシホルダ(4)の他端に導出させ、他方の導
    電ターミナル(7−2)をモータハウジング(3)の他
    端外周部に導き、上記一対の導電ターミナル(7−1,
    7−2)各々を絶縁チューブ(8−1,8−2)を被
    せ、該絶縁チューブ(8−1、8−2)の内部に芯線と
    なる導線または導電ターミナル(7−1,7−2)を挿
    入してリード線(9−1,9−2)を形成し、上記リー
    ド線(9−2)の一端部をモータハウジング(3)の他
    端部外周に接着剤(10)を用いて固定すると共に、上
    記リード線(9−1)と(9−2)をも接着剤(10)
    を用いて一体化固定したことを特徴とする円筒形マイク
    ロ振動モータ。
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