JP3047115U - 掘り炬燵状高床構体 - Google Patents

掘り炬燵状高床構体

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JP3047115U
JP3047115U JP1997008195U JP819597U JP3047115U JP 3047115 U JP3047115 U JP 3047115U JP 1997008195 U JP1997008195 U JP 1997008195U JP 819597 U JP819597 U JP 819597U JP 3047115 U JP3047115 U JP 3047115U
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豊 木村
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豊 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】立体的使用で部屋の有効利用を図り、かつ出入
りの楽な掘り炬燵状高床構体を提供することを目的とし
ている。 【解決手段】床面1からほぼ人の膝から下の長さに等し
い高さに高床10を形成し、該高床10に上方開口21
及び前記床面1との間に脚の出し入れを行える側方開口
22を備えた脚落とし部20を形成し、該脚落とし部2
0の前記側方開口22から遠い側に、前記上方開口21
上で天板を載せる天板支持枠31を片持ち支持する支持
脚32が形成されたことを特徴とする掘り炬燵状高床構
体としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、部屋を立体的に利用でき、出入りが楽な掘り炬燵状高床構体に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、床に直接座ることがなく、椅子の生活が多くなってきている。このよう な生活に慣れた人にとって掘り炬燵は、とても使い易くくつろげるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、床に穴をあけ掘り炬燵を作ることは場所が固定され、部屋の模 様替えなどの自由度がなく、平面的使い方しかできなかった。また、年をとり体 の固くなった人にとっては、膝や腰が十分に曲がらず掘り炬燵への出入りが大変 であった。
【0004】 そこで、この考案は、立体的使用で部屋の有効利用を図り、かつ出入りの楽な 掘り炬燵状高床構体を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1の考案は、床面からほぼ人の膝から下の 長さに等しい高さに高床を形成し、該高床に上方開口及び前記床面との間に脚の 出し入れを行える側方開口を備えた脚落とし部を形成し、該脚落とし部の前記側 方開口から遠い側に、前記上方開口上で天板を載せる天板支持枠を片持ち支持す る支持脚が形成されたことを特徴とする掘り炬燵状高床構体としている。
【0006】 請求項2の考案は、請求項1において、前記側方開口は前記床面まで開口して いることを特徴とする掘り炬燵状高床構体としている。
【0007】 請求項3の考案は、請求項1において、前記天板支持枠が前記上方開口とほぼ 同じ大きさの四角形状で、前記支持脚が前記天板支持枠の二隅から前記床面まで 伸びており、前記二本の支持脚の前記高床のほぼ等しい高さ位置及び前記床面位 置に前記支持脚と反対側を解放したコ字状の、それぞれ高床面枠及び床面枠が形 成され、天板支持枠構体が形成されていることを特徴とする掘り炬燵状高床構体 としている。
【0008】 請求項4の考案は、請求項3において、前記脚落とし部は、上方開口の三方に それぞれ前記高床枠に載せる水平フランジを有した有底函体であることを特徴と する掘り炬燵状高床構体としている。
【0009】 請求項5の考案は、請求項1において、前記高床の前記側方開口が設けられた 側面に前記床面に引き出しうる抽出を設けたことを特徴とする掘り炬燵状高床構 体としている。
【0010】
【作用】
部屋の所望の位置にもうけた高床構体に腰掛けて休み、あるいは寝転がり、さ らには腰掛けた状態から尻を中心に体を回転させ、脚を挙げることなく、あるい はわずかに挙げることによって脚落とし部に脚を入れる。胸の前で脚の上には天 板支持枠があり、天板を載せることにより机のような使用をし、布団を掛けるこ とにより炬燵としても使用する。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、この考案を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
【0012】 図1〜図4は、この考案の実施の形態を示す掘り炬燵状高床構体の一例である 。
【0013】 この考案の掘り炬燵状高床構体は、木、石、土及びタイルなどの床を持つ部屋 の床面1の所望の位置に、例えば壁2が合わさった部屋の隅に移動可能にあるい は固定して置いて使用される。
【0014】 床面1からほぼ人の膝から下の長さに等しい高さの、ここでは上面が広い扁平 な直方体状の高床10が形成されている。この高床10は、木組みに板やベニヤ を貼ることによって作られており、そこには、上方開口21及び床面1との間に 脚の出し入れを行える側方開口22を備えた脚落とし部20が形成されている。 側方開口22は、図示のように床面1から僅かに上がった位置まで開放されてお り、床面1までの全面開放に比較して床面1からのゴミの侵入を防ぎ、高床10 の剛性が高い。
【0015】 高床10には、上方開口21とほぼ同じ大きさの開口が形成され、その開口に 図3に示すような天板支持枠構体30が床面1まで差し込まれ、固定されている 。この天板支持枠構体30は、図示しない天板や布団を支持する天板支持枠31 、天板支持枠31を片持ち支持する支持脚32,支持脚32の高床10のほぼ等 しい高さ位置水平にもうけられた高床面枠33及び支持脚32の床面1位置で床 面1に接して安定に立脚させる床面枠34とから構成されている。
【0016】 天板支持枠31は、上方開口21とほぼ同じ大きさの四角形状で角パイプやア ングル材の鋼材で十分な剛性を持たせて作られている。支持脚32は、天板支持 枠31の隣接する二隅に溶接などで接合され、そこからそれぞれ床面1まで伸び る長さで、角パイプ鋼材のような剛性のある材料で作られている。また高床面枠 33及び床面枠34は支持脚32の取り付け側と反対側を解放したコ字状を呈し て、角パイプ鋼材などの剛性のある材料で作られ、支持脚32の所定位置に溶接 などにより接合されている。
【0017】 天板支持枠構体30の片持ち状になった天板支持枠31が力を掛けられたり、 人が乗って大きく撓むなど剛性が不足しているときにはステイなど公知の方法で 補強することは当然になされる。
【0018】 このような天板支持枠構体30を高床10に、日本の支持脚32が脚落とし部 20の側方開口22から遠い側に位置するように設置するため、側方開口22側 から高床10に腰掛けた人は、その状態で尻を中心に体を回転させると、側方開 口22が全面に開口しているときには脚を挙げることもなく、床面10から少し 高い位置までの高さを残して開口しているときには僅かに脚を上げるだけで支持 脚32に邪魔されることもなく容易に脚落とし部20に脚を入れて座ることがで きる。
【0019】 脚落とし部20は、有底函体形状を呈しており、炬燵として火気を利用するこ とを考え、耐熱、耐火の材料で作られることが望ましい。たとえば金属板に断熱 材をコーティングするとか、FRPなどで作られる。上方開口21の周囲三方に は高床面枠33に載せるような水平フランジ23を有している。
【0020】 また、高床10の側面11の前に床面10ができる側、多くは側方開口22が 設けられた側には、床面10に引き出しうる抽出12が設けられている。
【0021】 以上一例として掘り炬燵状高床構体を説明したが、高床10,脚落とし部20 及び天板支持枠構体30のように分割できる構造でなく一体に組み付けられた構 造でもよく、材料もこれに限定されないのは勿論である。
【0022】 次に使用方法について説明する。
【0023】 このような構成の掘り炬燵状高床構体を部屋に設置し、天板支持枠31の上に 図示しない天板を置くことによって違和感なく使用可能状態になる。高床10は 何時でも腰掛けて休むことができ、床面1より高くなっていることにより上面に 寝転がり休息をとることができる。天板を使用したいときには、まず側面11か ら高床10に腰掛け、座った状態で尻を中心に体を回転させて、脚を脚落とし部 20に入れ天板に正対して使用する。この際天板支持枠31の支持脚32が側方 開口22側には無いため、一旦高床10の上面に乗ってから尻をついて脚を入れ る必要が無く、脚の不自由な人は勿論健康的な人でも大変楽に使用できる。
【0024】 炬燵として使用するときは、脚落とし部20の内部に熱源を置き天板支持枠3 1に布団を掛けその上に天板を載せることにより使用状態になる。この炬燵への 出入りは布団をはぐる動作が増える程度であまり変わらない。また、この例では 図示をしていないが、脚落とし部20の上方開口21に掛け渡す簀の子のような ものを用意すればその上に脚を伸ばして寝ることもできる。簀の子は取り外して どこかに置くか、天板支持枠31の下側に吊り下げられるようにし必要なときに 所望の高さに吊り降ろして使用するようにもできる。
【0025】 この掘り炬燵状高床構体は、種々の使用形態が考えられるが、平面的な部屋が 立体的な広がりで使用が出来、スリッパを履いたままの出入りもでき、また表戸 を開放している店舗などでは店舗全体に暖房が利かなくても炬燵部が暖かく、靴 を履いたまま出入りができる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の考案によれば、床面に置くことにより立体的 使用で部屋の有効利用が図れ、かつ大変楽に出入りができる掘り炬燵状高床構体 を提供することができる。
【0027】 請求項2の考案によれば、請求項1の効果に加えて、床面と同じに側方開口が 開口しているので、脚を上げることなく座った状態で体の回転だけで楽に出入り できる。
【0028】 請求項3及び4の考案によれば、請求項1の効果に加えて、分解、組立が容易 にできる。
【0029】 請求項5の考案によれば、請求項1の効果に加えて、物入れが増え、不要な物 を外に出しておくことが無く、必要なときにはすぐ出せるように有効な利用が図 れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の掘り炬燵状高床構体の一形態を示す
全体斜視図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】この考案の掘り炬燵状高床構体に使用される天
板支持枠構体の全体斜視図である。
【図4】この考案の掘り炬燵状高床構体に使用される脚
落とし部の全体斜視図である。
【符号の説明】
1…床面 10…高床 11…側面 12…抽出 20…脚落とし部 21…上方開口 22…側方開口 23…水平フランジ 30…天板支持枠構体 31…天板支持枠 32…支持脚 33…高床面枠 34…床面枠

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面からほぼ人の膝から下の長さに等し
    い高さに高床を形成し、該高床に上方開口及び前記床面
    との間に脚の出し入れを行える側方開口を備えた脚落と
    し部を形成し、該脚落とし部の前記側方開口から遠い側
    に、前記上方開口上で天板を載せる天板支持枠を片持ち
    支持する支持脚が形成されたことを特徴とする掘り炬燵
    状高床構体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記側方開口は前記
    床面まで開口していることを特徴とする掘り炬燵状高床
    構体。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記天板支持枠が前
    記上方開口とほぼ同じ大きさの四角形状で、前記支持脚
    が前記天板支持枠の二隅から前記床面まで伸びており、
    前記二本の支持脚の前記高床のほぼ等しい高さ位置及び
    前記床面位置に前記支持脚と反対側を解放したコ字状
    の、それぞれ高床面枠及び床面枠が形成され、天板支持
    枠構体が形成されていることを特徴とする掘り炬燵状高
    床構体。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記脚落とし部は、
    上方開口の三方にそれぞれ前記高床枠に載せる水平フラ
    ンジを有した有底函体であることを特徴とする掘り炬燵
    状高床構体。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記高床の前記側方
    開口が設けられた側面に前記床面に引き出しうる抽出を
    設けたことを特徴とする掘り炬燵状高床構体。
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