JP3173801B2 - ベッド - Google Patents

ベッド

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JP3173801B2
JP3173801B2 JP40184990A JP40184990A JP3173801B2 JP 3173801 B2 JP3173801 B2 JP 3173801B2 JP 40184990 A JP40184990 A JP 40184990A JP 40184990 A JP40184990 A JP 40184990A JP 3173801 B2 JP3173801 B2 JP 3173801B2
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稔弘 昌子
邦彦 鈴木
徹 岡崎
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株式会社ハイタッチ双葉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベッドに関し、特に、た
とえば、ワンルームマンションなどの建築物用のベッド
などに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、ワンルームマンションなどに
おいて、住居空間の有効利用を図るために浴室およびこ
の浴室に隣接する収納設備の上方に寝床を設け、この寝
床の空間と居室の上方空間とが連続されて同室内とされ
ている構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したワ
ンルームマンションなどにおいては、居室の上方空間と
連続している寝床の空間分、住居室の高さを大きくしな
ければならないという問題点がある。
【0004】そこで、このような問題点を解決するため
に、ワンルームマンションなどの個々の住居空間におけ
る浴室の下方にべッド収納室を形成し、このべッド収納
室にべッドが出し入れ自在に収納される構造が考えられ
る。
【0005】しかしながら、ワンルームマンションなど
の浴室は、比較的小面積に形成されるため、その浴室内
の浴槽の底部側が浴室下方のべッド収納室の形成を妨げ
るという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、たとえば、ワンルームマ
ンションなどの浴室下方のベッド収納室に収納可能とさ
れることにより、住居空間スペースの有効利用を図るこ
とができるベッドを提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0009】すなわち、本発明のベッドは、居室に隣接
して設けられる浴室の下側に形成されたベッド収納室に
収納されるベッドであって、互いに分離可能であって、
前記居室に配置される第1ベッド構成部材と前記ベッド
収納室に収納される第2ベッド構成部材とを有し、就寝
時に前記第2ベッド構成部材を前記居室側に引き出して
前記第2ベッド構成部材と接続し、就寝者の上半身側が
前記第1ベッド構成部材側に載せられ、下半身側が前記
第2ベッド構成部材側に載せられることを特徴とする。
【0010】この場合に、ベッド不使用時に、前記第1
ベッド構成部材が前記収納室の外部におけるベッド構成
部材以外の設備具として機能する構造とすることができ
る。
【0011】また、前記第1ベッド構成部材と前記第2
ベッド構成部材との底面側に移動用の回転体が夫々配設
されている構造とすることができる。
【0012】
【作用】本発明のベッドにあっては、就寝時には第2ベ
ッド構成部材を浴室の下側のベッド収納室から引き出し
て、居室内に配置された第1ベッド構成部材と接続して
使用する。一方、不使用時には第2ベッド構成部材はベ
ッド収納室内に収納するとともに第1ベッド構成部材を
居室に設置して適宜利用することにより、浴室の下側の
ベッド収納室の収納スペースを小さくすることができる
ので、比較的小面積の浴室下方にベッド収納室を形成す
ることが可能となり、この結果、居室空間スペースの有
効利用を図ることができる。
【0013】この場合に、不使用時に、第2ベッド構成
部材が浴室の下方のベッド収納室に収納され、第1ベッ
ド構成部材が居室に配置されてベッド構成部材以外の設
備具として機能する構造とすると、第1ベッド構成部材
を、たとえば、椅子ないし載置台としての機能による有
効利用を図ることができる。
【0014】また、前記第1ベッド構成部材と前記第2
ベッド構成部材との底面側に移動用の回転体が夫々配設
されている構造とすると、その回転体によるベッド構成
部材の移動の容易化により、ベッド構成部材どうしの分
離時や接続時などの容易化を図ることができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるベッドを示す
斜視図、図2は本発明の他の実施例であるベッドを示す
斜視図、図3はそのベッドが適用された建築物の断面
図、図4はその建築物の間取図である。
【0016】本実施例における建築物は、ワンルームマ
ンションに適用され、この建築物の個々の住居空間は図
4に示すように玄関1,げた箱2,配管配線ダクト3,
厨房室4,洗濯室5,廊下6,9.9m2の居室7,便器
8付きの浴室9,収納設備10,11などによって構成
されている。
【0017】図3に示すように、前記浴室9および収納
設備11の下方には、べッド収納室12が形成されてい
る。
【0018】ベッド13は、図1ないし図2に示すよう
に互いに分離可能とされている短尺の第1ベッド構成部
材20と長尺の第2ベッド構成部材21とによって構成
され、就寝不使用時に、長尺の第2ベッド構成部材21
のみがベッド収納室12に収納されるようになってい
る。
【0019】一方、就寝不使用時における第1ベッド構
成部材20は、ベッド収納室12外の居室7などに設置
されて椅子やテレビなどの載置台などとして使用される
ようになっている。
【0020】ここで、図2に示す第1ベッド構成部材2
0は、同図矢印方向に起倒自在の起倒壁20Aを有して
いて、起立時の起倒壁20Aがベッド使用時のヘッドボ
ードとしての機能と椅子使用時の背凭れとしての機能と
を兼用するようになっている。
【0021】なお、この起倒壁20Aに収納棚などを形
成することも可能である。
【0022】また、就寝使用時におけるベッド13は、
第1ベッド構成部材20と第2ベッド構成部材21とが
略同一平面内において接続されて第1ベッド構成部材2
0側に就寝者の上半身側の頭部が載せられ、第2ベッド
構成部材21側に就寝者の下半身側が載せられるように
なっている。
【0023】第1ベッド構成部材20と第2ベッド構成
部材21との接続面および両側面には接続具22が夫々
設けられ、この接続具22によって両ベッド構成部材2
0,21が着脱自在に接続される。
【0024】また、第1ベッド構成部材20と第2ベッ
ド構成部材21との底面側には、移動用の回転体として
のブレーキ付きキャスタ13Aが配設され、両ベッド構
成部材20,21の移動の容易化が図られている。
【0025】図3において、第1ベッド構成部材20に
は枕30が載せられ、第2ベッド構成部材21には布団
などの寝具31が載せられている。また、第2ベッド構
成部材21はマットレスによって形成されている。
【0026】また、浴室9内における座椅子式の便器8
は、浴室9のコ字状の凹み部に設けられ、足を浴槽91
側に向けて座るようになっている。
【0027】次に、本実施例の作用について説明する。
【0028】就寝不使用時における本実施例のベッド
は、第1ベッド構成部材20と第2ベッド構成部材21
とを互いに分離して第2ベッド構成部材21をベッド収
納室12に収納し、第1ベッド構成部材20をベッド収
納室12外の居室7などに設置して椅子やテレビなどの
載置台などとして使用する。
【0029】他方、就寝使用時においては、第2ベッド
構成部材21をベッド収納室12から引き出して第1ベ
ッド構成部材20と第2ベッド構成部材21とをその接
続具22によって略同一平面内において接続する。
【0030】そして、第1ベッド構成部材20側に就寝
者の上半身側の頭部を載せ、第2ベッド構成部材21側
に就寝者の下半身側を載せて就寝する。
【0031】このように本実施例のベッドによれば、就
寝使用時においては、第1ベッド構成部材20と第2ベ
ッド構成部材21とを略同一平面内において接続して使
用し、また、就寝不使用時においては、たとえばその一
方のベッド構成部材をベッド収納室12に収納するとと
もに、他方のベッド構成部材をベッド収納室12外に設
置して椅子や載置台などのベッド構成部材以外の設備具
として適宜使用することにより、ベッド収納室12の収
納スペースを一方のベッド構成部材に対応させて小さく
することができるので、たとえば比較的小面積の浴室の
下方にベッド収納室を形成することが可能となり、この
結果、住居空間スペースの有効利用を図ることが可能と
なる。
【0032】また、就寝不使用時においては、第1ベッ
ド構成部材20の椅子ないし載置台としての機能による
有効利用を図ることができる。
【0033】さらに、本実施例のベッドによれば、第1
ベッド構成部材20と第2ベッド構成部材21との底面
側には、キャスタ13Aが夫々配設されているので、そ
のキャスタ13Aによるベッド構成部材20,21の移
動の容易化により、ベッド構成部材20,21どうしの
分離時や接続時の容易化を図ることができる。
【0034】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0035】たとえば、前記実施例のベッドは、ワンル
ームマンションに適用されているが、本発明のベッド
は、そのようなワンルームマンションの適用に限定され
るものではなく、たとえばビジネスホテルなどの任意の
建築物に適用することが可能である。
【0036】また、前記実施例のベッドは、第1ベッド
構成部材20と第2ベッド構成部材21とが同一平面内
において接続される構造とされているが、たとえば本発
明のベッドは、第1ベッド構成部材20と第2ベッド構
成部材21の一方ないし双方が傾斜可能とされている構
造、更にはその一方ないし双方が昇降可能とされている
構造としても良い。
【0037】また、前記実施例のベッドは、短尺の第1
ベッド構成部材20側に就寝者の上半身側が載せられ、
長尺の第2ベッド構成部材21側に就寝者の下半身側が
載せられるようになっているが、これとは逆に、短尺の
第1ベッド構成部材20側に就寝者の下半身側を載せ、
長尺の第2ベッド構成部材21側に就寝者の上半身側を
載せて使用することも可能である。
【0038】また、第1ベッド構成部材20と第2ベッ
ド構成部材21の一方ないし双方に電気マッサージやマ
ットなどの機能を付加させることも可能である。
【0039】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0040】(1)就寝使用時においては、第1ベッド
構成部材と第2ベッド構成部材とを略同一平面内におい
て接続して使用し、また、就寝不使用時においては、た
とえばその一方のベッド構成部材をベッド収納室に収納
するとともに、他方のベッド構成部材をベッド収納室外
に設置して適宜利用することにより、ベッド収納室の収
納スペースを一方のベッド構成部材に対応させて小さく
することができるので、たとえば比較的小面積の浴室の
下方にベッド収納室を形成することが可能となり、この
結果、住居空間スペースの有効利用を図ることが可能と
なる。
【0041】(2)前記した場合に、就寝不使用時に、
前記第1ベッド構成部材ないし前記第2ベッド構成部材
の一方が建築物に形成されたベッド収納室に収納される
とともに、他方が前記ベッド収納室外においてベッド構
成用以外の設備具として機能する構造とすると、その第
1ベッド構成部材のベッド構成部材以外の設備具として
の機能、すなわち、たとえば椅子ないし載置台としての
機能による有効利用を図ることができる。
【0042】(3)前記した場合に、前記第1ベッド構
成部材と前記第2ベッド構成部材との底面側に移動用の
回転体が夫々配設されている構造とすると、その回転体
によるベッド構成部材の移動の容易化により、ベッド構
成部材どうしの分離時や接続時などの容易化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるベッドを示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の他の実施例であるベッドを示す斜視図
である。
【図3】そのベッドが適用された建築物の断面図であ
る。
【図4】その建築物の間取図である。
【符号の説明】
1 玄関箱 2 げた箱 3 配管配線ダクト 4 厨房室 5 洗濯室 6 廊下 7 居室 8 便器 9 浴室 10 収納設備 11 収納設備 12 べッド収納室 13 べッド 13A キャスタ 20 第1ベッド構成部材 20A 起倒壁 21 第2ベッド構成部材 22 接続具 30 枕 31 寝具 91 浴槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−111720(JP,A) 特開 昭59−14807(JP,A) 特開 平2−285154(JP,A) 実開 昭63−150554(JP,U) 実開 昭62−56655(JP,U) 特許3053223(JP,B2) 実公 昭42−5540(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 17/13 A47C 17/62

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 居室に隣接して設けられる浴室の下側に
    形成されたベッド収納室に収納されるベッドであって、 互いに分離可能であって、前記居室に配置される第1ベ
    ッド構成部材と前記ベッド収納室に収納される第2ベッ
    ド構成部材とを有し、 就寝時に前記第2ベッド構成部材を前記居室側に引き出
    して前記第2ベッド構成部材と接続し、 就寝者の上半身側が前記第1ベッド構成部材側に載せら
    れ、下半身側が前記第2ベッド構成部材側に載せられる
    ことを特徴とするベッド。
  2. 【請求項2】 ベッド不使用時に、前記第1ベッド構成
    部材が前記収納室の外部におけるベッド構成部材以外の
    設備具として機能することを特徴とする請求項1記載の
    ベッド。
  3. 【請求項3】 前記第1ベッド構成部材と前記第2ベッ
    ド構成部材との底面側に移動用の回転体がそれぞれ配設
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    ベッド。
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