JP2022110833A - テーブル - Google Patents

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智子 木村
Tomoko Kimura
史人 鈴木
Fumito Suzuki
百代 矢谷
Momoyo Yatani
遼平 和田
Ryohei Wada
加奈子 後藤
Kanako Goto
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Abstract

【課題】 ベッドで食事の介助をされる被介助者が孤独を感じることなく食事をとることができるとともに、介助者がほかの人の協力を得やすいテーブルを提供する。【解決手段】テーブル1は、食事の介助が必要な被介助者が横たわるベッド11に隣接して配置可能であり、ダイニング天板8と、前記ダイニング天板8を支持する複数の脚部9とを有するダイニングテーブル部5と、前記ダイニング天板8よりも幅が狭く形成されて、前記ダイニングテーブル部5から水平に突出して形成されており、前記ベッド11の幅方向の一端から他端に向かって、当該ベッド11の上方に延びるオーバーベッド天板6と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、食事の介助を必要とする人がベッドに腰かけた状態で食事することができるとともに、家族が揃って食事をすることができるテーブルに関する。
従来より、医療用又は介護用ベッドでの食事を可能とするオーバーベッドテーブルが知られている。オーバーベッドテーブルは、移動可能なキャスターが設けられたベースに立設される支柱から側方に延びるように天板が片持ちに設けられ、当該天板がベッドの上方に架かるように配置されることで、当該天板に用意した食べ物をベッドに腰かけたまま食事することができる(特許文献1参照)。
特開2016-209397号公報
上述のようなオーバーベッドテーブルは、ベッドに横たわる被介助者が食事用のダイニングテーブル等に移動することなく食事することができることで、看護や介護をする介助者の負担を減らすことができるが、ベッドで食事の介助をされている被介助者にとっては、一人でご飯を食べることとなり、孤独感な食事となる問題がある。
また、介助者が、被介助者と個室に二人きりで、食事介助することとなりやすいので、ほかの人の協力が得られにくく、食事介助を一人で担うことが多い。
そこで本発明は、ベッドで食事の介助をされる被介助者が孤独を感じることなく食事をとることができるとともに、介助者がほかの人の協力を得やすいテーブルを提供することを目的とする。
本発明のテーブルは、食事の介助が必要な被介助者が横たわるベッドに隣接して配置可能であり、ダイニング天板と、前記ダイニング天板を支持する複数の脚部とを有するダイニングテーブル部と、前記ダイニング天板よりも幅が狭く形成されて、前記ダイニングテーブル部から水平に突出して形成されており、前記ベッドの幅方向の一端から他端に向かって、当該ベッドの上方に延びるオーバーベッド天板と、を備えることを特徴としている。
本発明のテーブルは、前記オーバーベッド天板は、前記ダイニング天板から突出した突出状態と、前記ダイニング天板と重なる収納状態と、に移行可能に形成されていることを特徴としている。
本発明のテーブルは、前記オーバーベッド天板及び前記ダイニング天板は、前記ベッドの頭部側の縁が直線状に形成されており、前記オーバーベッド天板は、前記ベッドの幅方向の他端縁を越えた位置で、且つ、前記ベッドの頭部側の位置にのみ、当該オーバーベッド天板を支持する支持脚を有することを特徴としている。
本発明のテーブルは、前記ダイニング天板は矩形であり、前記脚部は前記ダイニング天板の4隅に形成されており、当該脚部のうち、前記ベッドに隣接し、当該ベッドの頭部側に配置される脚部は、その断面形状が他の脚部の断面を半分に切り欠いた半形状であり、前記支持脚は前記半形状の脚部の切り欠いた部分と同一形状であり、前記ダイニング天板と前記オーバーベッド天板とが重なった収納状態のときに、前記半形状の脚部及び前記支持脚が当接することを特徴としている。
本発明のテーブルは、前記オーバーベッド天板は、前記ダイニングテーブル部に支持されつつ、前記ベッドの上方に延びる片持ち構造であることを特徴としている。
本発明のテーブルは、前記オーバーベッド天板は、前記ダイニング天板の2分の1以下の幅に形成されており、前記ダイニング天板は、前記オーバーベッド天板を収納状態に重ねた状態で、当該ダイニング天板の幅方向に折り畳み可能に形成されることを特徴としている。
本発明のテーブルは、前記脚部の下端にキャスターが設けられることを特徴としている。
本発明の住宅は、リビング空間、ダイニング空間、及びキッチン空間が一体となった無柱空間を有する住宅であって、前記無柱空間は、さらに、前記ダイニング空間に隣接する介護スペースを有しており、前記介護スペースの床面と前記ダイニング空間の床面とは、が互いに面一であり、前記介護スペースには、キャスターを有する介護ベッドが配置されており、前記ダイニング空間に上述したいずれかのテーブルが形成されることを特徴としている。
本発明のテーブルによると、被介助者がベッドに居ながら食事を行うことができるオーバーベッド天板と、ベッドに隣接して配置されダイニング天板を有するダイニングテーブル部と、が設けられているので、被介助者がオーバーベッド天板で食事をとりつつ、介助者以外の家族などがダイニング天板で食事をとることができるので、被介助者が孤独を感じることなく食事を楽しむことができ、食欲の増進、精神的ストレスの緩和、家族と会話することによる認知症予防などに効果がある。また、例えば、家族などが一緒に食事をとることで、介助者以外の者にも食事介助の協力を仰ぎやすく、介護負担の軽減に繋がる。さらに、自宅に本発明のテーブルを設置して、被介助者と家族とが一緒に食事をとる場合には、非介助者への食事の準備、配膳、下膳、及び、他の家族への食事の準備、配膳、下膳、洗浄は同時並行で行うことができる作業となるので、配下膳の移動が効率的となり、介護負担の軽減に繋がる。
本発明のテーブルによると、オーバーベッド天板は、ダイニング天板から突出した突出状態と、ダイニング天板と重なる収納状態と、に移行可能に形成されているので、オーバーベッド天板を使わないときには収納して、通常のダイニングテーブルとして機能的に使用することができる。
本発明のテーブルによると、オーバーベッド天板及びダイニング天板のベッドの頭部側の縁が直線状に形成されているので、介助者がダイニング天板側に配置した椅子に腰かけながら、被介助者の食事の介助をすることができるので、介助者も食事の介助をしながらではあるが、一緒に食事をとることができる。また、オーバーベッド天板は、ベッドの幅方向の他端縁を越えた位置で、且つ、ベッドの頭部側の位置にのみ、オーバーベッド天板を支持する支持脚を有するので、オーバーベッド天板の荷重を十分に支えることができるとともに、オーバーベッド天板をダイニング天板と重なる収納状態としたときに、支持脚はダイニング天板の隅に配置されることとなり、ベッドを移動させて、通常のダイニングテーブルとして使用する際に、支持脚が邪魔になることなく、ダイニング天板を使用することができる。
本発明のテーブルによると、矩形のダイニング天板を支持する脚部がダイニング天板の4隅に形成されており、当該脚部のうちベッドに隣接し、且つ当該ベッドの頭部側に配置される脚部は、その断面形状が他の脚部の断面を半分に切り欠いた半形状であり、前述の支持脚は半形状の脚部の切り欠いた部分と同一形状で、ダイニング天板とオーバーベッド天板とが重なった収納状態のときに、半形状の脚部及び支持脚が当接することで、ダイニング天板を支持する他の3つの脚部と同じ断面形状となるので、収納状態のときに通常のダイニングテーブルとして、違和感なく使用することができる。
本発明のテーブルによると、オーバーベッド天板は片持ち構造であるので、前述した支持脚が設けられておらず、テーブルをベッドに隣接して設置する際に、ベッドと干渉することなくスムーズに設置することができる。
本発明のテーブルによると、ダイニング天板は、オーバーベッド天板を収納状態に重ねた状態で、当該ダイニング天板の幅方向に折り畳み可能に形成されるので、テーブルの運搬動作の負担を低減することができるとともに、テーブルを使用しないときに収納スペースを省スペース化することができる。
本発明のテーブルによると、脚部の下端にキャスターが設けられているので、食事の際にベッドに隣接して配置し、食事が終わった後ベッドから離れた位置に配置することが容易となり、テーブルの運搬動作の負担を低減することができる。
本発明の住宅によると、リビング空間、ダイニング空間、及びキッチン空間が一体となった無柱空間に、さらに、ダイニング空間に隣接する介護スペースを有しているので、介護される者にとっては、他の家族を身近に感じられる空間にいることになって、孤独を感じにくくなり、また、介護をする者にとっては、常に見守りやすくなるとともに、介護動線を短くすることができる。そして、介護スペースの床面とダイニング空間の床面とが面一であるので、キャスターを有する介護ベッドを介護スペースからダイニング空間に転がして移動させるだけで、ダイニング空間にもうけられたテーブルのオーバーベッド天板の下にベッドを設置して、食事介助を行うことができ、介助の負担を低減させることができる。
テーブルの外観構成を説明する斜視図。 (A)は、オーバーベッド天板が突出状態のときのテーブルを下から見た図、(B)は、オーバーベッド天板が収納状態のときのテーブルをしたから見た図。 ベッドにオーバーベッド天板が架設されている状態のテーブルを説明する正面図。 ベッドにオーバーベッド天板が架設されている状態のテーブルを説明する斜視図。 住宅の無柱空間を説明する水平断面図。 図5の無柱空間おいて、食事介助をする際のベッドの移動を説明する水平断面図。 オーバーベッド天板が片持ちである変形例のテーブルを用いて、食事介助の際のオーバーベッド天板のセッティングを説明する図。 突出状態のオーバーベッド天板の上面とダイニング天板の上面とが面一となる変形例のテーブルを説明する図。 脚部の下端にキャスターが設けられた変形例のテーブルを説明する斜視図。 テーブルを動かして、食事介助のセッティングをする状態を説明する一部省略水平断面図。 ダイニング天板が折り畳み式である変形例のテーブルの、当該ダイイング天板が開いてテーブルとして使用可能な状態を説明する図。 ダイニング天板が折り畳み式である変形例のテーブルの、当該ダイニング天板を閉じて省スペースで保管する状態を説明する図。
以下、本発明に係るテーブル1の実施形態について各図を参照しつつ説明する。本実施形態においては、主として、テーブル1は住宅2のダイニング空間3に設置され、当該ダイニング空間3に隣接して介護スペース4が設けられている例を説明するが、テーブル1は、例えば住宅2で使用するものに限定されず、介護施設や病院などの食事の介助の必要がある施設で使用するものであってもよい。
テーブル1は、図1に示すように、ダイニングテーブル部5と、ダイニングテーブル部5から水平に突出して形成されるオーバーベッド天板6と、オーバーベッド天板6を支持する支持脚7と、を備える。そして、ダイニングテーブル部5は、ダイニング天板8と、前記ダイニング天板8を支持する複数の脚部9と、オーバーベッド天板6をダイニング天板8から突出した突出状態と、ダイニング天板8と重なる収納状態とに移行可能に支持するレール材10と、を有している。
ダイニング天板8は、例えば幅900mmで長さ1200mmの矩形平板状である。このぐらいの大きさのダイニング天板8であれば向かい合って2人ずつの計4人が同時に食事することができる。ダイニング天板8の寸法はこれに限定されるものではなく、テーブル1が設置される部屋の大きさやテーブル1を使用して食事をとる家族などの人数によって決まるが、少なくともオーバーベッド天板6を重ねて収納可能な長さであることが好ましい。ダイニング天板8の材質は、例えば、住宅2のダイニング空間3に設置したときに室内の雰囲気に合う木製が好ましい。ダイニング天板8の材質は木製に限られるものではなく、軽量な合成樹脂製であってもよい。ダイニング天板8が軽量であれば、テーブル1全体として軽量なものとなるので、テーブル1を容易に移動させることができる。
脚部9は、ダイニング天板8のダイニング天板8の4隅にそれぞれ配置されて、当該ダイニング天板8を支持している。ダイニング天板8は、高さが例えば720mmとなるように脚部9に支持されている。脚部9のうち、テーブル1をベッド11に隣接して配置したときに、ベッド11に隣接し、且つ、当該ベッド11の頭部側に配置される脚部9aは、その断面形状が他の脚部9の断面を半分に切り欠いた半形状である。具体的には、図2(A)に示すように、本実施形態における脚部9は断面形状が略正方形の3つの脚部9と、当該正方形を中心線で切断した長方形状の1つの脚部9aとが形成されており、長方形状の脚部9aが半形状の脚部9aである。なお、脚部9の断面形状は矩形に限定されるものではなく、例えば3つの断面円形の脚部9と、1つの半円形状の脚部9aとを有するものであってもよい。4つの脚部9のうち、ダイニングテーブル部5に隣接するベッド11の頭部側に配置される2つの脚部9は、後述するレール材10の下面から下方に延びており、ベッド11の足元側に配置される2つの脚部9はダイニング天板8の下面から下方に延びている。
レール材10は、図1及び図2に示すように、ダイニング天板8の下面に形成されて、ダイニング天板8の下方に重なるようにオーバーベッド天板6の両側端を受ける材である。具体的には、レール材10は、例えば一対のアングル材であり、当該アングル材がダイニング天板8の下面から距離を開けて平行に下方に垂れ下がるとともに、アングル材同士が互いに接近する方向に折れ曲がって形成されて、オーバーベッド天板6の両側端を摺動可能に保持するものである。一対のレール材10のうち、一方のレール材10は、隣接するベッド11の頭部側となるダイニング天板8の端縁に沿って配置されており、他方のレール材10は、一方のレール材10に対して平行に、ダイニング天板8の中央に配置されている。なお、レール材10はアングル材に限定されるものではなく、例えば図示しないベアリングを設けたスライドレールのように板材を出し入れ可能な構成であればどのような構成であってもよい。
オーバーベッド天板6は、ダイニング天板8の下面に形成された一対のレール材10の間に挿入される板材である。オーバーベッド天板6の突出寸法は、例えば1200mmで、幅がダイニング天板8の2分の1以下の例えば450mmに形成されている。オーバーベッド天板6は、上から見たときに、隣接するベッド11の頭部側の端縁が、ダイニング天板8の端縁と直線状に配置されている。ダイニング天板8の端縁とオーバーベッド天板6の端縁とが、ベッド11の頭部側で直線状に揃っているので、ダイニング天板8に面して座っている家族などがベッド11の上でオーバーベッド天板6に面して座っている被介助者の食事介助を行いやすい。オーバーベッド天板6は、レール材10に沿ってスライドすることで、図1に示すように、ダイニングテーブル部5から水平に突出して、隣接するベッド11の上に架設される突出状態と、図2(B)に示すように、ダイニング天板8と重なって収納される収納状態とに、移行可能となっている。オーバーベッド天板6が突出状態とのき、当該オーバーベッド天板6は、隣接するベッド11の一端から他端を越える位置まで延びて形成される。
支持脚7は、オーバーベッド天板6が突出状態のときには、図1及び図3に示すように、当該オーバーベッド天板6の下面の、隣接するベッド11の幅方向の他端を越えた位置で、且つ、ベッド11の頭部側の位置に形成されている。この支持脚7は、ダイニングテーブル部5に形成された脚部9のうち、他の脚部9の断面を半分に切り欠いた半形状の脚部9に整合し、半形状の脚部9の切り欠いた部分と同一の断面形状に形成されている。オーバーベッド天板6が収納状態のときに、図2(B)に示すように、ダイニングテーブル部5の半形状の脚部9と、オーバーベッド天板6の支持脚7とが当接し、他の3つの脚部9と同一の断面形状となる。
以上のように構成されるテーブル1に隣接して配置されるベッド11は、長尺方向の長さが2060mmで幅が1000mmに形成されており、横たわる部分の高さが250mmから590mmまで昇降可能となっている。ベッド11の頭部には、高さが1000mmのヘッドボード12が形成されており、ベッド11の足元には高さが660mmのフットボード13が形成されている。なお、ベッド11の寸法は上述のものに限定されるものではなく、オーバーベッド天板6をベッド11の上に距離を開けて突出させることができ、ベッド11に座った被介助者が食事の介助を受けることができる寸法であればよい。ベッド11は図4に示すように、例えば、背中を起こすことができるリクライニング機能が設けられている。また、ベッド11は、図3及び図4に示すように、下面にキャスター14が設けられており移動可能に形成されていることが好ましい。
次に、上述のテーブル1が設置される住宅2の間取りについて説明する。住宅2は、図5に示すように、リビング空間16、ダイニング空間3、キッチン空間17、及び介護スペース4が一体となった無柱空間15を有している。無柱空間15は全体として矩形に形成されており、リビング空間16、ダイニング空間3、キッチン空間17、及び介護スペース4は無柱空間15の内部に収まる矩形に形成されている。キッチン空間17は、リビング空間16及びダイニング空間3に隣接するように配置されており、介護スペース4は、リビング空間16及びダイニング空間3に隣接するように配置されている。
介護スペース4とリビング空間16との間には例えば腰壁18が設けられている。また、介護スペース4とダイニング空間3との間には例えばスライディングウォール19が設けられている。リビング空間16、ダイニング空間3、キッチン空間17、及び介護スペース4の床面は、同じ高さに形成されており、介護スペース4とダイニング空間3との境界に設けられたスライディングウォール19は、例えば天井から吊り下げられてスライド可能に形成されたものが好ましい。床面に敷居などの段差が設けられることなく、ベッド11を容易に介護スペース4とダイニング空間3との間で移動させることができる。
図5に示すように、食事の介助を行わないときには、ベッド11は介護スペース4に配置されている。そして、テーブル1は、オーバーベッド天板6がダイニング天板8に重なるように収納されることで、一般的なダイニングテーブルと同様の形態となるので、一般的なダイニング空間3として使用可能となっている。そして、食事の介助をする際には、図6に示すように、テーブル1のオーバーベッド天板6をダイニングテーブル部5から引き出して配置し、ベッド11を介護スペース4からダイニング空間3に移動させる。ベッド11は足元側からオーバーベッド天板6の下側に形成される空間に挿入される。その後、ベッド11のリクライニングを稼働させて、図4に示すように、ベッド11に横たわる被介助者を座った状態にして、食事の介助を行う。
このように、本実施形態のテーブル1及び住宅2によると、被介助者がオーバーベッド天板6で食事をとりつつ、他の家族などがダイニング天板8で食事をとることができるので、被介助者が孤独を感じることなく食事を楽しむことができ、食欲の増進、精神的ストレスの緩和、家族と会話することによる認知症予防などに効果がある。また、家族などが一緒に食事をとることで、介助者以外の者にも食事介助の協力を仰ぎやすく、介護負担の軽減に繋がる。さらに、被介助者への食事の準備、配膳、下膳と、他の家族への食事の準備、配膳、下膳等を同時並行で行うことができるので、配下膳の移動が効率的となり、介護負担の軽減に繋がる。
上述した実施形態では、テーブル1は、オーバーベッド天板6を支持する1つの支持脚7を有していたが、テーブル1の実施形態はこれに限定されるものではない。オーバーベッド天板6は、図7に示すように、ダイニングテーブル部5に支持されつつ、ベッド11の上方に延びる片持ち構造に形成されていてもよい。このように支持脚7が設けられていなければ、ベッド11を収納状態のテーブル1に隣接させて設置した後、ベッド11に干渉することなくオーバーベッド天板6をベッド11の上方に延ばすことができ、スムーズに設置することができる。
また、上述の実施形態においては、オーバーベッド天板6はダイニング天板8の下側に重なって、突出状態と収納状態とに移行可能に形成されているので、オーバーベッド天板6はダイニング天板8の厚さ分、上面が低く形成されており、オーバーベッド天板6とダイニング天板8との間に段差が形成されることとなっているが、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。図8に示すように、オーバーベッド天板6は、突出状態のときに、ダイニング天板8との間に段差が形成されない構成となっていてもよい。具体的には、一対のレールが収納状態からオーバーベッド天板6を斜め上方にスライドさせながら、突出させることができる形状であり、オーバーベッド天板6をダイニング天板8の下方から引き出したときに、ダイニング天板8の上面とオーバーベッド天板6の上面とが、面一に形成されるものであってもよい。
このように、ダイニング天板8とオーバーベッド天板6とが、面一に形成されていると、ダイニング天板8に面して座りながら、ベッド11に座った被介助者の食事を介助をスムーズに行うことができ、ダイニング天板8で食事をしている介助者以外の者からも介助の援助を受けやすい。また、面一に形成されることで、ダイニング天板8とオーバーベッド天板6とが連続して形成されることとなるので、ダイニング天板8で食事をしている者とオーバーベッド天板6を食事をする被介助者とが、より繋がった印象となり、家族との食事をより楽しむことができる。
また、テーブル1は、図9に示すように、脚部9の下端にキャスター20が設けられるものであってもよい。テーブル1をキャスター20によって容易に移動可能な構成とすると、食事の際にベッド11を動かさずに、テーブル1をベッド11に隣接する位置に移動させることで、食事の介助をしつつ、家族団らんでの食事を行うことができる。
例えば、食事介助を行わないときには、図10(A)に示すように、テーブル1は屋内の片隅に配置しておき、食事介助を行うときには、図10(B)に示すように、テーブル1をダイニングテーブル部5がベッド11に隣接するように移動させつつ、ダイニング天板8と重なるように収納されているオーバーベッド天板6を引き出すことで、図10(C)に示すように、ベッド11の上の被介助者がオーバーベッド天板6で食事をとりつつ、家族などがダイニング天板8で食事をとることができる。このように、テーブル1を動かすことで、ベッド11を動かすことなく食事介助のセッティングができるので、食事のたびにベッド11を動かす労力や被介助者への負担を抑えることができる。
テーブル1は、ダイニング天板8が、図11及び図12に示すように、オーバーベッド天板6を収納状態に重ねた状態で、幅方向に折り畳み可能に形成されるものであってもよい。ダイニング天板8が折り畳み可能であれば、食事の介助をしないときには、テーブル1を小さなスペースで保管することができる。テーブル1は住宅2でのみ使用されるものではなく、例えば病院や介護施設などの食事の介助が生じる施設で使用することもできる。ダイニング天板8が折り畳み可能であれば、病院や介護施設で被介助者に家族などの来客があった場合のみテーブル1を出して、一家団らんしながら食事をとるといった用途で利用することもできる。
本発明のテーブル1及び住宅2は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本発明に係るテーブル1及び住宅2は、被介助者が家族との食事を楽しむことができるテーブル1及び住宅2として好適である。
1 テーブル
2 住宅
3 ダイニング空間
4 介護スペース
5 ダイニングテーブル部
6 オーバーベッド天板
7 支持脚
8 ダイニング天板
9 脚部
11 ベッド(介護用ベッド)
15 無柱空間
16 リビング空間
17 キッチン空間
20 キャスター

Claims (8)

  1. 食事の介助が必要な被介助者が横たわるベッドに隣接して配置可能であり、ダイニング天板、及び、前記ダイニング天板を支持する複数の脚部を有するダイニングテーブル部と、
    前記ダイニング天板よりも幅が狭く形成されて、前記ダイニングテーブル部から水平に突出して形成されており、前記ベッドの幅方向の一端から他端に向かって、当該ベッドの上方に延びるオーバーベッド天板と、
    を備えることを特徴とするテーブル。
  2. 前記オーバーベッド天板は、前記ダイニング天板から突出した突出状態と、前記ダイニング天板と重なる収納状態と、に移行可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテーブル。
  3. 前記オーバーベッド天板及び前記ダイニング天板は、前記ベッドの頭部側の縁が直線状に形成されており、
    前記オーバーベッド天板は、前記ベッドの幅方向の他端縁を越えた位置で、且つ、前記ベッドの頭部側の位置にのみ、当該オーバーベッド天板を支持する支持脚を有することを特徴とする請求項2に記載のテーブル。
  4. 前記ダイニング天板は矩形であり、
    前記脚部は前記ダイニング天板の4隅に形成されており、
    当該脚部のうち、前記ベッドに隣接し、当該ベッドの頭部側に配置される脚部は、その断面形状が他の脚部の断面を半分に切り欠いた半形状であり、
    前記支持脚は前記半形状の脚部の切り欠いた部分と同一形状であり、
    前記ダイニング天板と前記オーバーベッド天板とが重なった収納状態のときに、前記半形状の脚部及び前記支持脚が当接することを特徴とする請求項3に記載のテーブル。
  5. 前記オーバーベッド天板は、前記ダイニングテーブル部に支持されつつ、前記ベッドの上方に延びる片持ち構造であることを特徴とする請求項2に記載のテーブル。
  6. 前記オーバーベッド天板は、前記ダイニング天板の2分の1以下の幅に形成されており、
    前記ダイニング天板は、前記オーバーベッド天板を収納状態に重ねた状態で、当該ダイニング天板の幅方向に折り畳み可能に形成されることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載のテーブル。
  7. 前記脚部の下端にキャスターが設けられることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のテーブル。
  8. リビング空間、ダイニング空間、及びキッチン空間が一体となった無柱空間を有する住宅であって、
    前記無柱空間は、さらに、前記ダイニング空間に隣接する介護スペースを有しており、
    前記介護スペースの床面と前記ダイニング空間の床面とは、が互いに面一であり、
    前記介護スペースには、キャスターを有する介護ベッドが配置されており、
    前記ダイニング空間に請求項1から請求項7のいずれかに記載のテーブルが形成されることを特徴とする住宅。
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