JP5282403B2 - 寝台を兼ねた長椅子および寝台を兼ねる長椅子とテーブルからなる電気こたつ。 - Google Patents
寝台を兼ねた長椅子および寝台を兼ねる長椅子とテーブルからなる電気こたつ。 Download PDFInfo
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Description
また今までの非特許文献1のダイニングテーブルを兼ねた電気こたつのセットでは、背もたれが多少リクライニングできる椅子を使用し、こたつの掛布団を使用し体を覆っていた。さらにダイニングテーブルに出入りするときは、回転椅子仕様にはなっているものの椅子を前後に移動させることによって、テーブル内に足が入れられていた。なお、関連技術に下記の物件もある。
さらに発明の2上記は発明に組合されるテーブルは、やや奥行きが狭く、天板下にヒーターが設けられてあり、該テーブルは少なくとも長椅子側となる位置にある脚部がテーブルの中心側に寄せられた位置にあって、さらに天板下の幕板にも手すりとなる切り欠き部が形成されてあって、前期テーブルの上面には掛布団が覆われてあることを特徴とする寝台を兼ねる長椅子とテーブルからなる電気こたつ。
・ 背もたれを備えた長椅子であり、坐位、臥位、立位と寝台を兼ねた椅子であって、いろいろな姿勢が本人の意思でできる。
・ 長椅子と奥行きを狭くした長テーブルの場合、高齢者のより耳が良いほうに向い合って座ることができ、話し相手側にも負担がかからず、年代を問わず話しかけてもらえる。
3、坐位、臥位 姿勢において、テーブルから長椅子にかけられた掛布団は、傾斜した台輪面の手すりの隙間や長椅子の沓の厚さまでの全ての隙間風を防ぐ構造になっている。
4、長椅子では、臥位姿勢の背中と左右の手すりが体の向きを変えられる3点支持になっており、坐位姿勢に変わってもテーブルにある手すりを使い3点支持が安心してできる。
5、長椅子の座板上で腰を支点に肩と足を座板上から浮かせ、手すり得もって体位変換をすることになるが、掛布団が掛かっていても、坐位から臥位姿勢になれる。
6、一般の長椅子より奥行きが広い長椅子と奥行きの狭いこたつテーブルに掛布団を使用し暖が取れるだけでなく、掛布団を外してもテーブルとして一年を通じてしようできる。
7、図12や図16において、こたつテーブルの脚の位置を移動させて、足を長椅子の高さまで持ち上げずに出入りができ、脚下の滑り板でのテーブル移動でも同じ様にできる。
8、ベッドのように寝台機能をもつ長椅子に座り、奥行きの狭いテーブルで向い合って座ると耳が遠くても話す機会が増え、寝たきり生活が解消されるきっかけになる。
先ず第一の発明は図1〜図5に示すように、寝台機能と寝返りの機能を持った長椅子1は、長さ160〜190cm、奥行きは60〜75cmで、床から座板1eまでの高さが30〜45cmとし、座板1eには背もたれ1bが設けられている。座板1eの下側に設けられた台輪1jは、垂直でもよく、前側や妻側に傾斜してあってもよい。さらに台輪1jには手すり1a代わりとなる大きな開口部1iが設けられている。また背もたれ1bには、手すり部材1c、1d、1mが設けられており妻板1lと仕切り板1fで長椅子1は形成されており、この長椅子1の下側にはヒータ9bが設けられている場合もある。長椅子1の安定のためには、沓1gやスポンジ状の隙間テープ1hが設けられていることもある。
次いで第二の発明について説明する。図6から図10に示すように寝台機能と寝返り機能を持った長椅子1に組合されるテーブル2は、一般のこたつテーブルの天板5aより奥行きの狭い天板5bの奥行きの大きさが45〜65cmで、テーブルの下にはヒーター9aが設けられており、長椅子1側となる位置にある脚部2bが使用者の出入りで、足の邪魔にならないようにテーブル2の中心側にずれて設けており、さらに長椅子1側となるテーブル1の天板5b下に設けられた幕板2eには手すり2aとなる切り欠きした開口部が形成されてあって、またテーブル上面には掛布団4が掛けられ電気こたつが形成される。
図2〜図5は仰向けの姿勢から長椅子1に座る姿勢になるまでの図で、図2は長椅子1の背もたれ1b部の一番座板1eに近い手すり1dを右手で握り、左手は座板1e木口の手すり1aを握り右腰部を背もたれ1b方向に移動させて体をくの字に曲げる。次に右腰を持ち上げながら右手は腰の回転により寝返りしながら右手も左手の座面木口手すり1a位置に持ち返られるように右手の手すり位置を中段手すり1c又は上段笠木手すり1mに移動させている図。
図3は横向き姿勢になり易いように下半身の左足を右足の下に膝をまげて移動し、右足は回転がし易いように膝を少し曲ることで、下半身の回転に習うように上半身も左足を軸にし右足膝頭をゆっくり座板1eに付けるようにすることで、上半身も下半身と腰の回転に続いて、ひねり易く回転もしやすくなり、右手も左手同様に座板1eの木口手すり1aに持ち替えられて横向きの姿勢となった図。
図4は右足の下に入っていた左足を、座板1eの前に足を床に下ろしても良いように突き出し、続いて左腕の肘を頭方向にずらす事によりで、下半身の右足も座板1eより前に、持ち出せ、左足と右足位置との足の重さにより、左腰を支点にして上半身の左肩を座板1eより浮かせやすくし、バランスをとりながら左肘を立てながら左足を床につけた図。
図5は右腕にさらに力をいれ,左肘を座板1eから離しながら左手を木口手すり1aから左肩上方に移動させ、左肘を伸ばしながら掌と肩の力により体の上半身を垂直に起こしつつ右足も床につける。長椅子1に座る姿勢となろうとしている図。
第2の発明は図6の長椅子1とテーブル2を組合せることによって,背もたれ1bと座板1eの木口の手すり1aと、テーブルの幕板2eに形成された手すり2aの3種類の手すりを利用することで、テーブル2を覆う掛布団4の下からでも握れる幕板2eに設置された手すり2aは、掛布団4が無くても使用できることになり体を起こし易く座る姿勢になりやすい。テーブルの奥行きは45〜65cmで脚部はよりテーブルの中心側に寄せられた位置により足が脚2bに当たらない、またテーブル2の一端を押すことで、滑り板2cによって、さらに長椅子1とテーブル間を開き出入り口をより広くし利用しやす形とできる。
図7〜図12では長椅子1とテーブル2を組合せて仰向き姿勢から長椅子1に座るまでの説明で、図16のヒーター部9aと掛布団4、天板2bを除いて手足や体を示した平面図であり、テーブル2から長椅子1まで掛布団4が掛けられた状態でも同じように動作ができる図になっている。
図7では図2の姿勢から図3の途中姿勢で、右手も左手同様に座板1eの木口手すり1aに持ち替えて横向きの姿勢となるのではなく、右手はテーブルの幕板2e手すり2aを握り横向き姿勢になった図です。
図8の右手は座板1eより高い位置にあり、テーブル幕板2e手すり2aを握っていて右腕、および右肩が上げ易いため上半身が回転しやすい、一方下半身は右足の下に入っていた左足を座板1eの前に足を床に下ろしてもよいように突き出しておき、左腰部を支点にして左手肘を頭方向にずらしながら同時に上半身の右肩を座板1eよりテーブル方向に回転するように移動し、さらには腰も同時に回転して左足を床につける。
図9は左腰部と床に付いた左足を支点にして右手を幕板1e手すり1aに引き寄せ、左肘を立てられるように下半身では左足位置へ右足も添えるように移動させ、下半身の足の重さと上半身の肩から上の重さのバランスをとりながら左肘をさらに立て右足も床につけた図。
図10は右手でテーブル2幕板2e手すり2aをつかんで体を起こし、その後に右手を幕板2e手すり2aから離して座板1e木口手すり1aに持ちかえて長椅子1に座った姿勢。
図11はテーブル2に天板5bを載せ幕板2eについた棒状手すり2dと天板5bを使用し、上半身を起こしかけている平面図であり、n‐n間の断面図は手すり部が幕板2eには、棒状手すりでも手首を返せるものであれば良いとされる図。
図12は長椅子1側面に座った人8dは足と体の向きを90度回転させテーブル2の脚部2bが足を入れるスペース分だけ移動によりテーブル内に体と足を入れることができる様子。
長椅子1は肩幅以上に奥行きのあるため背もたれ1bを使用し座布団座りした人8cの姿勢では膝から座面木口までは余裕のある状態を示した図。
図13は既製品のダイニング電気こたつセットを示し、椅子3の4脚は360度回転ができ、掛布団4の長手方向の中心と四隅には、スリット4aがもうけられているが椅子の座板下の仕切り板下と床との隙間1kや掛布団のスリット付部分4aであっても、妻板との隙間から隙間風が入ってしまう様子と奥行きのある既製品のテーブル天板5aを示す図。
図14は既製品のダイニング電気こたつセットのうち椅子3 の片側の2脚を並べて仰向けになって寝た場合、椅子の奥行きが狭く体全体を支えきれない様子と、掛布団4が短く体が覆いきれない。またテーブル天板5aは奥行きがある。
図15は図14のテーブルの天板の奥行き縮めることで、長椅子1に仰向けに寝た人が、掛布団4が体を覆だけの余裕の長さになった様子を示しているのと、座っている人との距離が短くなり会話が聞きとりやすい様子と座卓形の電気こたつより高さが高いテーブルこたつの方が、天井照明が明るく新聞や雑誌などがより高齢者にとって読み易い様子。
図16ダイニングテーブルこたつのヒータ部9aと掛布団4、天板5bを分けて示した図にテーブル2と長椅子と1に座る人8aが幕板2eに付いた手すり2aと座板1e木口手すり1aを利用している様子とテーブル2の脚2bが中心に寄っていて足をテーブル2の下から取り出しやすい様子を示した斜視図。
本発明に用いられる長椅子は市場一般で作られるものに比べ奥行きが60〜75cm(一般は40〜45cm)であり図1〜図16に示すように体の不自由な方や高齢者は立っているだけでも不自由な方を見掛けることがある。これらの人が使える本発明の長椅子1に座る場合には、先ず背もたれ1bの笠木手すり1mの端1nに手を据え、体を背もたれ1bにもたれながら向きを変え、背もたれ1bの側縦框に添って座板1eに腰を降ろし図12のように体8dと足を回してテーブル5b内に足を入いれる。次いで両手を天板5bに添えながら少しずつ腰の位置を横にずらしながら長椅子1の中央付近に移動させる。また体の不自由な方や高齢者にとって、立っていることは体のバランスを保つ必要になり体力もまた必要なため、椅子に座ったほうが楽な姿勢である。さらに座布団に座るように両踵を尻横に開いた方法が床に広く座ることで体力を使わず楽に座れるとしている姿勢の人8cもいる。長椅子1中央で先ず台輪1jに設けられた木口手すり1aに手を掛ながら体を横に倒す、この場合に台輪1jの木口手すり1aや背もたれ1bに設けられた手すり1c,1d,1mを使いながら寝返りを行うことができる。従って坐位から立位にうつる場合は、動作を繰り返すことで実施できる。さらにこの長椅子1にテーブル2を組合せる場合には、背もたれ1bに設けられた手すり以外にテーブル2の幕板2eに設けられた開口部の手すり2aを使い同一動作を行うことができる。ここで用いられるテーブル2の脚部2bは使用者の出入りする足の邪魔とならないようにテーブルの中心側にずれて設けられており、長椅子1に設けられる台輪1jは、垂直でもよく前側に傾斜してあってもよいためテーブル上面には掛布団が覆われている場合でも、覆われた掛布団の端部がまくれ上がって隙間風が入ることがなく、しっかりと防ぐことができる。ここで用いられるテーブル2には天板5bの裏側にはヒーター9aが設けられるのでこのテーブル2の上に掛布団4を覆うことで、電気こたつが形成できるので、障害者や高齢者が家族団らん生活や家族のコミュニケーションが十分に図れる。またこれに用いられるテーブルは一般市販のテーブル5aより奥行きが略30%ほど狭く、例えば耳の遠い人でも聞き取り易く障害者や高齢者との会話がとり易い。
1a 台輪面にあり座板下の木口の手すり
1b 背もたれ
1c 横手すり
1d 横手すり
1e 座板
1f 座板下の保温効果のある仕切り板
1g 地板裏に付いた円筒形滑り板で、沓は四隅4箇所
1h 円筒形滑り板の高さと同じすき間保温材
1i 台輪部に開けられた手すりとするための切り欠きした開口部
1j 台輪
1k 既製品の椅子座板下仕切り板下と床の隙間
1l 長椅子の座板下の左右妻板
1m 笠木手すり
1n 背もたれの左右縦框と笠木とのコーナー近辺
2 テーブル
2a 幕板の一部を切り欠きした開口部手すり
2b 隅より中に入った脚
2c 脚を受ける滑り板
2d 幕板に付いた棒状手すり
2e テーブル天板下の幕板
3 回転椅子の既製品
4 掛布団
4a 掛布団と椅子とのすき間から温もりが逃げないためのスリット
5a 既製品のこたつ天板
5b 短い奥行きの天板
6 照明
8a 長椅子を使用している人
8c 座布団座り姿勢の人
8d 妻側から体と足を90度回転してテーブルに足を入れる図
9a テーブル裏に付けられるヒーター
9b 長椅子の台輪面にある膝裏から足を暖めるヒーター
Claims (2)
- やや奥行きの広い座板に背もたれが設けられた長椅子は、座板の木口と、背もたれ位置に手すりとなる横部材が設けられてあり、少なくとも台輪の部分には手すりとなる切り欠部とともに、座板下および妻側には通風に対して保温効果のある仕切り板が設けられてあることを特徴とする寝台を兼ねた長椅子。
- 請求項1に記載された寝台を兼ねた長椅子とテーブルを組合せた電気こたつであって、
該テーブルは、
奥行きが狭く、天板の下方にはヒーターが設けられており、
前記寝台を兼ねた長椅子側にある脚部が、中心側に寄せられた位置にあり、
前記天板の下方の幕板には、手すりとなる切り欠き部が設けられており、
前記テーブルの上面は、掛布団で覆われている
ことを特徴とする寝台を兼ねた長椅子とテーブルからなる電気こたつ。
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