JP3047037U - 建築用接合部材の固定ピン - Google Patents

建築用接合部材の固定ピン

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JP3047037U
JP3047037U JP1997008126U JP812697U JP3047037U JP 3047037 U JP3047037 U JP 3047037U JP 1997008126 U JP1997008126 U JP 1997008126U JP 812697 U JP812697 U JP 812697U JP 3047037 U JP3047037 U JP 3047037U
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Japan
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fixing pin
heat insulating
fixing
joining
insulating layer
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賢二郎 吉田
俊也 田中
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱効果を維持し、結露の発生を防止する建
築用接合部材の固定ピンを提供すること。 【解決手段】 建築物の構造材同士を接合させるための
接合部材を固定する固定ピンにおいて、金属からなり少
なくとも施工した際に屋外側になる一端に、合成樹脂な
どの断熱層を設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、建築物の構造材同士を接合させるための接合部材を固定する固定 ピンであって、特に木造建築物の断熱、結露防止に効果的である固定ピンに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、建築物の構造材同士を接合するのに採用されている工法は、現場に おいて木材同士の接合部にほぞとほぞ穴とを形成し、これらを凹凸嵌合させて組 み立てる手法が一般的であった。とこらがこの工法は、熟練した技能が要求され 、またその作業も時間をかかるという問題があった。そこで、組立作業の単純化 や作業性の向上が図れる接合部材が多用されてきている。従来の接合部材として は、例えば、実公平6−30970号公報や特開平8−93062号公報等に示 されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の接合部材を固定する固定ピンは金属製であるため、屋外か らの冷気が伝わって断熱効果が低下し、更には躯体内に内部結露が発生するなど の問題があった。
【0004】 この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、断熱効果を維持し、結露の発 生を防止する建築用接合部材の固定ピンを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案においては、建築物の構造材同 士を接合させるための接合部材を固定する固定ピンであって、金属からなり少な くとも施工した際に屋外側になる一端に、合成樹脂などの断熱層を設けたことを 特徴としている。
【0006】 また、請求項2記載の考案は、請求項1記載の建築用接合部材の固定ピンにお いて、前記断熱層として、合成樹脂製のキャップを装着したことを特徴としてい る。
【0007】 また、請求項3記載の考案は、請求項2記載の建築用接合部材の固定ピンにお いて、前記断熱層の軸方向に数本の突起を突設したことを特徴としている。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の建築用接合部材の固定ピンの実施例を図によって説明する。図 1は本実施例の固定ピンの全体図であり、図2は本実施例の固定ピンの部分断面 図である。本実施例の固定ピン1は、金属製の固定ピン本体2の一端に合成樹脂 製のキャップ(断熱層)3が被せられて構成されている。該固定ピン本体2は長 さが約100mmの棒状であり、その一方端はキャップ3を嵌合するための段部 が形成され、また他方端には構造材に挿入し易くするために、先細りになってい る。また、キャップ3は挿入の深さが10mmで厚みが1.5mm程度で、その 表面に4本の突起を突設している。
【0009】 次に、図3において本実施例の固定ピンを用いて柱5、6と梁7を接合する構 造を説明する。まず、ここで8は柱5、6を接合する接合部材で、9は柱6と梁 7を接合する接合部材であり、あらかじめ、固定ピン1が挿通される孔が穿設さ れている。また一方、柱5、6の上端面および下端面にはスリット51、61が 、そして梁7の端面には上下方向に沿うスリット71がそれぞれ刻設され、さら に、各々には前記接合部材の孔に対応する貫通孔52、62、72が穿設されて いる。
【0010】 そして、柱5、6および梁7のスリット51、61、71に接合部材8、9を 挿入して、柱5、6および梁7に穿設された貫通孔52、62、72に固定ピン 1を断熱層のキャップ2が屋外側になるように挿入させ、接合部材の孔を挿通し 、柱5、6および柱6と梁7を接合する。このときキャップの表面に突設した突 起4が柱5、6、梁7の構造材に食い込んで強固に固定する。
【0011】 このように構成したことにより、外気の冷気が固定ピン1を伝って躯体内部に を伝わるのを防止できる。
【0012】 なお、本実施例においては、断熱層として、合成樹脂製のキャップを示したが 、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、例えば端部を合成樹脂で被膜 したり、端部に合成樹脂製の円筒体を接着せしめて構成しても良い。
【0013】
【発明の効果】
以上、説明したように、本考案の建築用接合部材の固定ピンを用いることによ り、屋外の冷気を躯体内部に伝わるのを防止し、断熱効果の低下を妨げず、更に は冷気によって躯体内に内部結露が発生することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の固定ピンの全体図である。
【図2】本考案の実施例の固定ピンの部分断面図であ
る。
【図3】本考案の固定ピンを使用状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 固定ピン 2 固定ピン本体 3 断熱層 4 突起 5 柱 51 スリット 52 ピン孔 6 柱 61 スリット 62 ピン孔 7 梁 71 スリット 72 ピン孔 8 接合部材 9 接合部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の構造材同士を接合させるための
    接合部材を固定する固定ピンにおいて、金属からなり少
    なくとも施工した際に屋外側になる一端に、合成樹脂な
    どの断熱層を設けたことを特徴とする建築用接合部材の
    固定ピン。
  2. 【請求項2】 前記断熱層として、合成樹脂製のキャッ
    プを装着したことを特徴とする請求項1記載の建築用接
    合部材の固定ピン。
  3. 【請求項3】 前記断熱層の軸方向に数本の突起を突設
    したことを特徴とする請求項2記載の建築用接合部材の
    固定ピン。
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