JP3046989U - フライホイールマグネト - Google Patents

フライホイールマグネト

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JP3046989U
JP3046989U JP1997008028U JP802897U JP3046989U JP 3046989 U JP3046989 U JP 3046989U JP 1997008028 U JP1997008028 U JP 1997008028U JP 802897 U JP802897 U JP 802897U JP 3046989 U JP3046989 U JP 3046989U
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JP
Japan
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stator
mounting screws
stator plate
plate mounting
flywheel
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JP1997008028U
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Inventor
芳美 橋本
和男 渡辺
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Kokusan Denki Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータプレートの中心から見た3本のステ
ータプレート取付けネジ間のいずれかの1箇所の角度が
他の2箇所の角度より大きくなっていても、ステータの
取り付け強度が低下するのを防止する。 【解決手段】 3本のステータ取付けネジ10a〜10
cを、3本のステータプレート取付けネジ12a〜12
cがなす三角形15の内側に配置してステータ6をステ
ータプレート9に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えばスノーモビール用エンジン等に装着されて該エンジンの回転 力でロータが回転されるフライホイールマグネト(フライホイール型磁石発電機 )に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スノーモビール用エンジンに装着されるフライホイールマグネトは、図3に示 すように、エンジンシャフト(図示せず)にボス部1aが嵌合される椀状のフラ イホイール1及び該フライホイール1の内周に取り付けられている永久磁石2と を有するロータ3と、点火用負荷や外部負荷(バッテリー,ランプ等)に電力を 供給する発電コイル4を固定子鉄心5に巻装しているステータ6と、フライホイ ール1の外周に突出させて設けられているリラクタ7に対向し得るように固定側 に設けられていて点火信号を発生させるパルサコイル8とで構成されている。
【0003】 そして、ステータ6とパルサコイル8とは、図4に示すように、ステータプレ ート9にステータ取付けネジ10a〜10cとパルサ取付けネジ11a,11b で固定されている。このような、ステータプレート9はステータプレート取付け ネジ(あるいはボルト)12a〜12cでエンジンケース13に固定されている 。ステータ6の各発電コイル4はワイヤーハーネス14で外部の負荷に接続され ている。
【0004】 このようにステータ6は、一般に3本のネジ10a〜10cでステータプレー ト9に固定され、ステータプレート9は3本のステータプレート取付けネジ12 a〜12cでエンジンケース13に固定されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
一般に、ステータ6をステータプレート9に固定している3本のネジ10a〜 10cと、ステータプレート9をエンジンケース13に固定している3本のステ ータプレート取付けネジ12a〜12cは、120 °間隔の等分位置になっている が、エンジンケース13のスペース及びパルサコイル8やワイヤーハーネス14 の位置等のスペース的制約を受けてステータプレート取付けネジ12a〜12c は、120 °等分にできない場合がある。この場合に、ステータプレート9の中心 Sから見たステータプレート取付けネジ12a〜12c間のいずれか1箇所の角 度が他の2箇所の角度より大きくなり、その結果、図5に示すように、3本のス テータ取付けネジ10a〜10cの内のいずれかが、この例ではステータ取付け ネジ10cがステータ取付けネジ10a,10c間を結ぶ線15aの外に出てし まい、換言すればステータ取付けネジ10cがステータプレート取付けネジ12 a〜12cがなす三角形15の外に出てしまい、ステータ6の振動を1本のステ ータ取付けネジ10cで受けることになる。
【0006】 この時の力の関係を、図6を参照して説明する。この場合には、ステータプレ ート取付けネジ12a,12cを結ぶ線15a上の位置を支点としてステータ6 に加わる力がステータ取付けネジ10cに力Fcとして加わることになる。この 力Fcはエンジンの振動を受けるために発生するものであるから、図6では下向 きの力のみで示しているが、当然上下方向に力が加わる。ステータ取付けネジ1 0cに力Fcが加わると、ステータプレート取付けネジ12a,12cを結ぶ線 15a上の位置を支点としてバランスを取るようにステータプレート取付けネジ 12bに力Fbが加わる。つまり、ステータプレート取付けネジ12a,12c を結ぶ線15aからステータ取付けネジ10cまでの距離Laが大きくなると、 ステータプレート取付けネジ12bに加わる力Fbは大きくなる。なお、Lbは 線15aからステータプレート取付けネジ12bまでの距離であって、一定の長 さである。このためステータプレート取付けネジ12b及びステータプレート9 に負担がかかり、ステータ6の取り付け強度が低下する問題点があった。
【0007】 本考案の目的は、ステータプレートの中心から見た3本のステータプレート取 付けネジ間のいずれかの1箇所の角度が他の2箇所の角度より大きくなっていて も、ステータの取り付け強度が低下するのを防止できるフライホイールマグネト を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、エンジンシャフトにボス部(1a)が嵌合されるフライホイール( 1)及び該フライホイールの内周に取り付けられている永久磁石(2)とを有す るロータ(3)と、発電コイル(4)を固定子鉄心(5)に巻装しているステー タ(6)と、フライホイール(1)の外周に設けられているリラクタ(7)に対 向し得るように固定側に設けられていて点火信号を発生させるパルサコイル(8 )とを備え、ステータ(6)とパルサコイル(8)とはステータプレート(9) にステータ取付けネジ(10a〜10c)とパルサ取付けネジ(11a,11b )で固定され、ステータプレート(9)はステータプレート取付けネジ(12a 〜12c)でエンジンケース(13)に固定されるようになっているフライホイ ールマグネトを改良するものである。
【0009】 本考案では、3本のステータ取付けネジ(10a〜10c)が、3本のステー タプレート取付けネジ(12a〜12c)がなす三角形(15)の内側に配置さ れている。
【0010】 このように3本のステータ取付けネジ(10a〜10c)を、3本のステータ プレート取付けネジ(12a〜12c)がなす三角形(15)の内側に配置する と、ステータプレート(9)の中心から見た3本のステータプレート取付けネジ (10a〜10c)間のいずれかの1箇所の角度が他の2箇所の角度より大きく なっていても、ステータ(6)の振動をこれら3本のステータプレート取付けネ ジ(10a〜10c)が分担して受けることとなって、従来のように1本のステ ータプレート取付けネジが3本のステータプレート取付けネジ(12a〜12c )がなす三角形(15)の外に出ていて該1本のステータプレート取付けネジで 該ステータ(6)の振動を受けて該ステータ(6)の取り付け強度が低下すると いう事態の発生を防止でき、該ステータ(6)の耐振動特性を向上させることが できる。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案に係るフライホイールマグネトにおける実施の形態の一例を示 したものである。なお、前述した図3及び図4と対応する部分には、同一符号を 付けて示している。
【0012】 このフライホイールマグネトでは、3本のステータ取付けネジ10a〜10c が、3本のステータプレート取付けネジ12a〜12cがなす三角形15の内側 の同一円周上に分散してに配置されている。その他の構成は、前述した図3及び 図4と同様になっている。
【0013】 このように3本のステータ取付けネジ10a〜10cを、3本のステータプレ ート取付けネジ12a〜12cがなす三角形15の内側に配置すると、ステータ プレート9の中心から見た3本のステータプレート取付けネジ10a〜10c間 のいずれかの1箇所の角度が他の2箇所の角度より大きくなっていても、ステー タ6の振動をこれら3本のステータプレート取付けネジ10a〜10cが分担し て受けることとなって、従来のように1本のステータプレート取付けネジが3本 のステータプレート取付けネジ12a〜12cがなす三角形15の外に出ていて 該1本のステータプレート取付けネジで該ステータ6の振動を受けて該ステータ 6の取り付け強度が低下するという事態の発生を防止でき、該ステータ6の耐振 動特性を向上させることができる。
【0014】 さらに、図2に示すように、ステータ6の重心位置Sgとエンジン取付け位置 Eとの距離Hが大きく設定される程、前述したステータ6の耐振動特性の向上に 有効になる利点がある。
【0015】 その理由について、以下に説明する。上記の説明では、ステータプレート取付 けネジ12a〜12cが取付けられるステータプレート9の取付け面に対して垂 直に振動が加わる場合で説明したが、ステータプレート取付けネジ12a〜12 cが取付けられるステータプレート9の取付け面と平行方向にも振動が加わるの で、この場合について検討する。
【0016】 ステータ6の質量mに加速度αの振動が加わると、 F=m・α H・F=L1 ・Fa ここで、H:ステータ6の重心位置Sgとエンジン取付け位置Eとの距離 F:ステータ6の重心位置Sgに加わる力 L1 :エンジン取付け位置Eから線15aまでの距離 Fa:ステータプレート取付けネジ12a,12cを結ぶ線15aに加 わる力 で表わすことができる。つまり、 Fa=(H/L1 )・F となり、Hが大きければFaは大となる。
【0017】 ステータプレート取付けネジ12bに加わる力も同様に H・F=L2 ・Fb ここで、L2 :エンジン取付け位置Eからステータプレート取付けネジ12b までの距離 Fb:ステータプレート取付けネジ12bに加わる力 で表わすことができる。つまり、ステータ6の重心位置Sgとエンジン取付け位 置Eとの距離Hが高ければ高いほど、ステータプレート取付けネジ12a〜12 cが取付けられるステータプレート9の取付け面に加わる力が大きくなることが わかる。
【0018】 この条件で、エンジン振動による力がステータプレート取付けネジ10cにか かる場合、図6に示す力の関係となるため、ステータ6の重心位置Sgが高くな ればステータプレート取付けネジ10cにかかる力も大きくなり、ステータプレ ート取付けネジ10cが3本のステータプレート取付けネジ12a〜12cがな す三角形15の外に外れていれば、ステータ6の耐振動特性に対して不利となる ことがわかる。
【0019】
【考案の効果】
本考案では、3本のステータ取付けネジ10a〜10cを、3本のステータプ レート取付けネジ12a〜12cがなす三角形15の内側に配置したので、ステ ータプレート9の中心から見た3本のステータプレート取付けネジ10a〜10 c間のいずれかの1箇所の角度が他の2箇所の角度より大きくなっていても、ス テータ6の振動をこれら3本のステータプレート取付けネジ10a〜10cが分 担して受けることとなって、従来のように1本のステータプレート取付けネジが 3本のステータプレート取付けネジ12a〜12cがなす三角形15の外に出て いて該1本のステータプレート取付けネジで該ステータ6の振動を受けて該ステ ータ6の取り付け強度が低下するという事態の発生を防止でき、該ステータ6の 耐振動特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフライホイールマグネトにおける
実施の形態の一例のステータ側の取付け構造を示す平面
図である。
【図2】3本のステータプレート取付けネジが取付けら
れるステータプレートの取付け面と平行方向にも振動が
加わる場合の力の作用状態を示す説明図である。
【図3】従来のフライホイールマグネトの取付け状態を
示す縦断面図である。
【図4】従来のフライホイールマグネトのステータ側の
取付け構造を示す平面図である。
【図5】従来のフライホイールマグネトの3本のステー
タプレート取付けネジがなす三角形に対する3本のステ
ータプレート取付けネジの位置関係を示す説明図であ
る。
【図6】図6に示す状態でのステータ取付けネジ10c
とステータプレート取付けネジ12bに作用する力の関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フライホイール 1a ボス部 2 永久磁石 3 ロータ 4 発電コイル 5 固定子鉄心 6 ステータ 7 リラクタ 8 パルサコイル 9 ステータプレート 10a〜10c ステータ取付けネジ 11a,11b パルサ取付けネジ 12a〜12c ステータプレート取付けネジ 13 エンジンケース 14 ワイヤーハーネス 15a ステータ取付けネジ10a,10c間を結ぶ線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンシャフトにボス部(1a)が嵌
    合されるフライホイール(1)及び該フライホイールの
    内周に取り付けられている永久磁石(2)とを有するロ
    ータ(3)と、発電コイル(4)を固定子鉄心(5)に
    巻装しているステータ(6)と、前記フライホイール
    (1)の外周に設けられているリラクタ(7)に対向し
    得るように固定側に設けられていて点火信号を発生させ
    るパルサコイル(8)とを備え、前記ステータ(6)と
    前記パルサコイル(8)とはステータプレート(9)に
    ステータ取付けネジ(10a〜10c)とパルサ取付け
    ネジ(11a,11b)で固定され、前記ステータプレ
    ート(9)はステータプレート取付けネジ(12a〜1
    2c)でエンジンケース(13)に固定されるようにな
    っているフライホイールマグネトにおいて、 3本の前記ステータ取付けネジ(10a〜10c)は3
    本のステータプレート取付けネジ(12a〜12c)が
    なす三角形(15)の内側に配置されていることを特徴
    とするフライホイールマグネト。
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