JP3046600U - 墓地用手桶整理棚 - Google Patents

墓地用手桶整理棚

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JP3046600U
JP3046600U JP1997007639U JP763997U JP3046600U JP 3046600 U JP3046600 U JP 3046600U JP 1997007639 U JP1997007639 U JP 1997007639U JP 763997 U JP763997 U JP 763997U JP 3046600 U JP3046600 U JP 3046600U
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健二 渡辺
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東邦アルミ建材株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転倒し難く、多数の手桶および多数の墓地用
具を確実に整理した状態に収納できる墓地用手桶整理棚
を提供する。 【解決手段】 墓地用手桶整理棚は、互いに対向する右
端部柱枠組体1、左端部柱枠組体3および中間部柱枠組
体4にて構成する柱枠組体6を備える。右端部柱枠組体
1と中間部柱枠組体4との間に、手桶載置部18を複数の
手桶載置用支持棒12,13にて形成する。左端部柱枠組体
3と中間部柱枠組体4との間に、柄杓掛け用フック41を
有した上側墓地用具掛け棒23とちり取り・ほうき掛け用
フック51を有した下側墓地用具掛け棒24とにて墓地用具
掛け部58を形成する。左右端部柱枠組体1,3の外面
に、端面格子65,66を形成する。柱枠組体6の後面間
に、後面格子75を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、閼伽桶といわれる墓地用の手桶、および柄杓、ちり取り、ほうき等 の墓地用具を整理収納する墓地用手桶整理棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、多数の手桶を収納する墓地用手桶整理棚は、例えば、互いに対向する一 対の端部柱枠組体の間に、前後方向に間隔をもった一対の手桶載置用支持棒を、 上下方向に間隔をおいてそれぞれ複数橋架して、手桶載置部を形成した構造が知 られていた。
【0003】 そして、この手桶載置部の後側に位置する手桶載置用支持棒に、手桶の桶本体 部を載置するとともに、この手桶載置部の前側に位置する手桶載置用支持棒に、 手桶の取手部を載置することにより、多数の手桶を、この手桶載置部に、上下左 右に並列に整理収納していた。
【0004】 一方、手桶以外の柄杓、ちり取り、ほうき等の多数の墓地用具は、墓地用手桶 整理棚の近傍に配置したかごの中に、収納していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の墓地用手桶整理棚のように、一対の端部柱枠組体の 間に複数の手桶載置用支持棒にて手桶載置部を形成しただけの構成では、例えば 、風が強く吹いたとき、手桶載置部に整理収納された手桶が風の勢いで前方或い は後方に吹き飛ばされるため、多数の手桶が散乱する問題を有している。
【0006】 そこで、風が墓地用手桶整理棚内を吹き抜けないよう、後面および両側面の各 開口部を板材で、全面的に閉塞する構造が考えられるが、この構造では、風が強 く吹くと、風圧がこの板材の全面に働く結果、大きな力がこの板材に作用して、 墓地用手桶整理棚自体が転倒する問題がある。
【0007】 また、柄杓、ちり取り、ほうき等の多数の墓地用具は、かごの中では、整理整 頓されずに乱雑になり易く、見栄えが悪い上、かごの中に乱雑に収納されている 墓地用具から必要な墓地用具を取り出す作業に手間がかかる問題もある。
【0008】 本考案は、このような点に鑑みなされたもので、風力に耐え転倒し難く、多数 の手桶および多数の墓地用具が確実に整理整頓され、見栄えがよく、必要な墓地 用具を容易に取り出すことができる墓地用手桶整理棚を提供することを目的とす る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の墓地用手桶整理棚は、互いに対向する3つ以上の柱枠組体と、 互いに隣接する前記柱枠組体の間にそれぞれ形成された手桶載置部および墓地用 具掛け部と、両端に位置する前記柱枠組体の外面および前記柱枠組体の後面間に それぞれ形成された端面格子および後面格子とを具備し、前記手桶載置部は、互 いに隣接する前記柱枠組体の間に前後方向に間隔をおいて略水平状に橋架した一 対の手桶載置用支持棒を上下方向に間隔をもってそれぞれ複数配設して形成し、 前記墓地用具掛け部は、互いに隣接する他の前記柱枠組体の間に上下方向に間隔 をおいて略水平状にそれぞれ複数橋架した墓地用具掛け棒にて形成し、前記端面 格子および前記後面格子は、両端に位置する前記柱枠組体の外面および前記柱枠 組体の後面間に格子取付け棒を略水平状にそれぞれ複数配設し、これら格子取付 け棒に多数の格子棒を鉛直状にそれぞれ取り付けて形成したものである。
【0010】 そして、手桶載置部の後側に位置する手桶載置用支持棒に手桶の桶本体部を載 置するとともに、手桶載置部の前側に位置する手桶載置用支持棒に手桶の取手部 を載置することにより、この手桶載置部に多数の手桶が整理収納される。また、 墓地用具掛け棒に、柄杓、ちり取り、ほうき等の墓地用具を掛けることにより、 墓地用具掛け部に多数の墓地用具が整理収納される。
【0011】 一方、多数の手桶および多数の墓地用具が、手桶載置部および墓地用具掛け部 にそれぞれ整理収納されている状態で、風が強く吹いても、端面格子および後面 格子にて、吹き抜ける風がある程度抑制されるため、これら手桶および墓地用具 が、風により吹き飛ばされて散乱することが防止される。
【0012】 また、強く吹いても、端面格子および後面格子の各隙間を介して、多少の風が 墓地用手桶整理棚内を吹き抜けるため、墓地用手桶整理棚自体が転倒することが 防止される。
【0013】 請求項2記載の墓地用手桶整理棚は、請求項1記載の墓地用手桶整理棚におい て、両側に手桶載置部が形成されかつこれら手桶載置部の間に墓地用具掛け部が 形成されたものである。
【0014】 そして、墓地用手桶整理棚の両側に手桶載置部が形成されかつこれら手桶載置 部の間に墓地用具掛け部が形成されているため、手桶載置部の一端側のみに墓地 用具掛け部を形成した構造に比べ、手桶載置部に近接して墓地用具掛け部が形成 され、墓地用具の取出しが容易となる。
【0015】 請求項3記載の墓地用手桶整理棚は、請求項1または2記載の墓地用手桶整理 棚において、互いに隣接する柱枠組体の間に前後方向に間隔をおいて一対の柄杓 載置用支持棒を略水平状に橋架し、この一対の柄杓載置用支持棒のうち後側に位 置する後側柄杓載置用支持棒の上方に間隔をおいて後上側柄杓載置用支持棒を略 水平状に配設して、互いに隣接する前記柱枠組体の間に柄杓載置部を形成したも のである。
【0016】 そして、柄杓載置部の前側に位置する柄杓載置用支持棒に、柄杓の取手部を載 置するとともに、柄杓載置部の後側に位置する後側柄杓載置用支持棒と後上側柄 杓載置用支持棒に、柄杓の柄杓本体部を、隣接するもの同士が互いに近接しかつ 高さ位置が異なる状態に、載置することにより、より多くの柄杓が柄杓載置部に スペース効率よく整理収納される。
【0017】 請求項4記載の墓地用手桶整理棚は、請求項1ないし3いずれかに記載の墓地 用手桶整理棚において、墓地用具掛け棒が、左右方向に間隔をおいて前方に向っ て突設された交互に高さ位置が異なる複数の柄杓掛け用フックを有するものであ る。
【0018】 そして、複数の柄杓掛け用フックに、柄杓を、左右方向に隣接するもの同士が 互いに近接しかつ高さ位置が異なる状態に、前後方向に並列に掛けることにより 、より多くの柄杓が墓地用具掛け部にスペース効率よく整理収納される。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の墓地用手桶整理棚の第1の実施の形態を図1ないし図4を参照 して説明する。
【0020】 図1において、1は右端部柱枠組体で、この右端部柱枠組体1は、その下端部 1aが図2に示すように地盤2に埋設固着されることにより、この地盤2に対して 直角に立設されている。
【0021】 また、3は左端部柱枠組体で、この左端部柱枠組体3は、その下端部3aが図3 に示すように地盤2に埋設固着されることにより、この地盤2に対して直角に立 設されている。さらに、4は中間部柱枠組体で、この中間部柱枠組体4は、その 下端部4aが図3に示すように地盤2に埋設固着されることにより、この地盤2に 対して直角に立設されている。
【0022】 そして、これら互いに平行状に対向する3本の右端部柱枠組体1、左端部柱枠 組体3および中間部柱枠組体4が、互いに対向する3つ以上の柱枠組体6となっ ている。
【0023】 なお、前記各柱枠組体1,3,4は、前後方向に間隔をおいて互いに平行に配 設された鉛直方向に長手状で断面略正方形状の3本の長柱部8と、これら長柱部 8の各下部および中央部にそれぞれ固着された略水平状で断面略正方形状の2本 の連結棒9とにてそれぞれ構成されることにより、外周形状が略矩形板状をなし ている。
【0024】 また、前記右端部柱枠組体1の後側の長柱部8と前記中間部柱枠組体4の後側 の長柱部8とに、断面略円形状の複数の後側手桶載置用支持棒12の各両端部12a が、上下方向に間隔をおいてそれぞれ固着されるとともに、前記右端部柱枠組体 1の中央の長柱部8と前記中間部柱枠組体4の中央の長柱部8とに、断面略円形 状の複数の前側手桶載置用支持棒13の各両端部13a が、上下方向に間隔をおいて それぞれ固着されることにより、互いに隣接する柱枠組体6の間、すなわち、右 端部柱枠組体1と中間部柱枠組体4との間に、前記後側手桶載置用支持棒12およ び前側手桶載置用支持棒13にて構成される一対の手桶載置用支持棒15が、上下方 向に間隔をもって略水平状に配設されて、多数の手桶17が載置される手桶載置部 18が形成されている。
【0025】 さらに、前記左端部柱枠組体3の後側の長柱部8と前記中間部柱枠組体4の後 側の長柱部8とには、断面略正方形状の2本の墓地用具掛け棒22の各両端部22a が、上下方向に間隔をおいてそれぞれ固着されている。
【0026】 これら2本の墓地用具掛け棒22のうち、両端部22a が長柱部8の対向面の上部 に固着されているのが、上側墓地用具掛け棒23であり、また、両端部22a が長柱 部8の対向面の中央部に固着されているのが、下側墓地用具掛け棒24である。
【0027】 そして、上側墓地用具掛け棒23には、その右端からその左端にわたって、図4 に示すように、例えば、複数の第1のフック具27が取り付けられている。
【0028】 これらの各第1のフック具27は、左右方向に長手状で断面略コ字状の取付部28 を有し、この各取付部28が上側墓地用具掛け棒23に、上方からそれぞれ嵌合され 、この嵌合された各取付部28と上側墓地用具掛け棒23とに図示しないボルトがそ れぞれ螺入されることにより、これら第1のフック具27が、上側墓地用具掛け棒 23に固着されている。
【0029】 また、各第1のフック具27の取付部28の上面の右側には、先端側が上方に向っ てやや傾斜した略直線状の上側柄杓掛け用フック31の基端部32が固着されている 。
【0030】 この上側柄杓掛け用フック31の長手中心軸は、前記上側墓地用具掛け棒23の長 手中心軸と直交しており、この上側柄杓掛け用フック31の先端に形成された全体 の傾斜角より大きい角度で上方に向って傾斜した先端傾斜部33は、前記左端部柱 枠組体3の前側の長柱部8と前記中間部柱枠組体4の前側の長柱部8との間にほ ぼ位置している。
【0031】 また、各第1のフック具27の取付部28の前側面の左側には、略L字状の下側柄 杓掛け用フック36の短手部37の一端部38が固着されている。この下側柄杓掛け用 フック36の長手部39は、先端側が上方に向ってやや傾斜している。
【0032】 さらに、この下側柄杓掛け用フック36の長手部39の長手中心軸は、前記上側墓 地用具掛け棒23の長手中心軸と直交しており、この下側柄杓掛け用フック36の先 端に形成された長手部39の傾斜角より大きい角度で上方に向って傾斜した先端傾 斜部40は、前記上側柄杓掛け用フック31の先端傾斜部33と同様に、前記左端部柱 枠組体3の前側の長柱部8と前記中間部柱枠組体4の前側の長柱部8との間にほ ぼ位置している。
【0033】 そして、これら上側柄杓掛け用フック31および下側柄杓掛け用フック36が、前 方に向って突設し、交互に高さ位置が異なる複数の柄杓掛け用フック41となって いる。
【0034】 また、前記下側墓地用具掛け棒24には、その右端からその左端にわたって、例 えば、複数の第2のフック具47が取り付けられている。
【0035】 これらの各第2のフック具47は、略コ字状の取付部48を有し、この各取付部48 が下側墓地用具掛け棒24の上方からそれぞれ嵌合され、この嵌合された各取付部 48と下側墓地用具掛け棒24とに2本のボルト49がそれぞれ螺入されることにより 、これら第2のフック具47が下側墓地用具掛け棒24に固着されている。
【0036】 また、各第2のフック具47の取付部48の上面の中央には、先端側が上方に向っ てやや傾斜した略直線状のちり取り・ほうき掛け用フック51の基端部52が固着さ れている。
【0037】 このちり取り・ほうき掛け用フック51の長手中心軸は、前記下側墓地用具掛け 棒24の長手中心軸と直交しており、このちり取り・ほうき掛け用フック51の先端 に形成された全体の傾斜角より大きい角度で上方に向って傾斜した先端傾斜部53 は、前記柄杓掛け用フック41の先端傾斜部33,40と同様、前記左端部柱枠組体3 の前側の長柱部8と前記中間部柱枠組体4の前側の長柱部8との間にほぼ位置し ている。
【0038】 そして、互いに隣接する柱枠組体6の間、すなわち、左端部柱枠組体3と中間 部柱枠組体4との間に、柄杓掛け用フック41を有した上側墓地用具掛け棒23と、 ちり取り・ほうき掛け用フック51を有した下側墓地用具掛け棒24とが、互いに上 下に間隔をもって配設されることにより、多数の墓地用具、例えば、多数の柄杓 55、ちり取り56およびほうき57が掛けられる墓地用具掛け部58が形成されている 。
【0039】 また、前記右端部柱枠組体1の長柱部8の外側面には、断面略正方形状の3本 の格子取付け棒61が互いに上下方向に間隔をおいて略水平状に取り付けられ、こ れら格子取付け棒61に、各格子取付け棒61の長手中心軸に直交する状態に、すな わち鉛直状に多数の格子棒62が、互いに隣接するもの同士が左右方向に小さい隙 間をもって固着されることによって、この右端部柱枠組体1の外面に、端面格子 としての右端面格子65が形成されている。
【0040】 同様に、前記左端部柱枠組体3の長柱部8の外側面には、断面略正方形状の3 本の格子取付け棒61が互いに上下方向に間隔をおいて略水平状に取付けられ、こ れら格子取付け棒61に、鉛直状に多数の格子棒62が、互いに隣接するもの同士が 左右方向に小さい隙間をもって固着されることによって、この左端部柱枠組体3 の外面に、端面格子としての左端面格子66が形成されている。
【0041】 また、前記左右端部柱枠組体1,3および前記中間部柱枠組体4がそれぞれ有 する後側位置の各長柱部8の後側面には、墓地用手桶整理棚の右端から左端にわ たって位置する、断面略正方形状の3本の格子取付け棒71が互いに上下方向に間 隔をおいて略水平状に取り付けられ、これら格子取付け棒71に、各格子取付け棒 71の長手中心軸に直交する状態に、すなわち鉛直状に多数の格子棒72が、互いに 隣接するもの同士が左右方向に小さい隙間をもって固着されることによって、こ れら左右端部柱枠組体1,3および中間部柱枠組体4からなる柱枠組体6の後面 間に、後面格子75が形成されている。
【0042】 また、柱枠組体6の長柱部8の上端部には、前側が下方に向って傾斜した前側 傾斜上面78と後側が下方に向って傾斜した後側傾斜上面79と有する断面略二等辺 三角形状の屋根体77が取り付けられている。
【0043】 次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
【0044】 まず、図2に示すように、後側手桶載置用支持棒12に、手桶17の桶本体部17a を載置するとともに、前側手桶載置用支持棒13に、手桶17の取手部17b を載置す ることにより、手桶載置部18に、多数の手桶17が整理収納される。
【0045】 また、図3に示すように、上側墓地用具掛け棒23の柄杓掛け用フック41に、柄 杓55を、左右方向に隣接するもの同士が互いに近接しかつ高さ位置が異なる状態 に、前後方向に並列に掛けることにより、より多くの柄杓55が、墓地用具掛け部 58の上部に、スペース効率よく整理収納される。
【0046】 さらに、下側墓地用具掛け棒24のちり取り・ほうき掛け用フック51に、多数の ちり取り56と多数のほうき57とが、互いに左右方向に隣接するようにして、前後 方向に並列に掛けられることにより、スペース効率よく、墓地用具掛け部58の下 部に整理収納される。
【0047】 上記第1の実施の形態によれば、手桶載置部18に、多数の手桶17を上下左右に 並列に整理収納できるとともに、墓地用具掛け部58に、多数の柄杓55、ちり取り 56およびほうき57を整理収納できる。
【0048】 しかも、左右端面格子65,66および後面格子75にて、墓地用手桶整理棚の側方 および後方から、墓地用手桶整理棚の前方に吹き抜ける風が抑制されるため、整 理収納されている手桶17、柄杓55、ちり取り56およびほうき57が、墓地用手桶整 理棚の前方に吹き飛ばされ、散乱することを防止できる。
【0049】 その一方で、左右端面格子65,66および後面格子75の各隙間を介して、多少の 風が、墓地用手桶整理棚内を吹き抜けるため、墓地用手桶整理棚自体が転倒する ことを防止できる。
【0050】 このように、風が強く吹く場合でも、風力に耐え墓地用手桶整理棚自体が転倒 することを防止でき、多数の手桶17、柄杓55、ちり取り56およびほうき57を確実 に整理整頓でき、墓参りに来た者は、かごの中に乱雑に収納されていた従来に比 して、必要な手桶17、柄杓55、ちり取り56およびほうき57を、きわめて容易に取 り出すことができ、見栄えも良い。特に、棚の後方に位置する樹木を、後面格子 75の各隙間を通して見ることができるので、墓地の風雅は、損なわれない。
【0051】 また、多数の柄杓55は、上側墓地用具掛け棒23の柄杓掛け用フック41に、左右 方向に隣接するもの同士が互いに近接しかつ高さ位置が異なる状態で、掛けられ ることにより、墓地用具掛け部58に整理収納されるため、左右方向に隣接するも の同士を同一高さ位置に掛ける構成のもの等に比べて、スペース効率よく、より 多くの柄杓55を整理収納できる。
【0052】 次に、本考案の墓地用手桶整理棚の第2の実施の形態を図5および図6を参照 して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一構造部分については、同一符 号を付してその説明を適宜に省略する。
【0053】 図5において、81は第1の中間部柱枠組体で、この第1の中間部柱枠組体81は 、その下端部81a が地盤2に埋設固着されることにより、この地盤2に対して直 角に立設されている。なお、この第1の中間部柱枠組体81は、上記第1の実施の 形態における中間部柱枠組体4に対応する。
【0054】 また、この第1の中間部柱枠組体81と、左端に位置する左端部柱枠組体3との 中間近傍には、第2の中間部柱枠組体82が、その下端部82a が地盤2に埋設固着 されることにより、この地盤2に対して直角に立設されている。
【0055】 そして、これら互いに対向する4本の右端部柱枠組体1、第1の中間部柱枠組 体81、第2の中間部柱枠組体82および左端部柱枠組体3が、互いに対向する3つ 以上の柱枠組体84となっている。
【0056】 なお、前記各柱枠組体1,4,81,82は、前後方向に間隔をおいて互いに平行 に配設された鉛直方向に長手状で断面略正方形状の3本の長柱部8と、これら長 柱部8の各下部および中央部にそれぞれ固着されたら略水平状で断面略正方形状 の2本の連結棒9とにてそれぞれ構成されることにより、外周形状が略矩形板状 をなしている。
【0057】 そして、互いに隣接する柱枠組体84の間、すなわち、右端部柱枠組体1と第1 の中間部柱枠組体81との間に、一対の手桶載置用支持棒15を上下方向に間隔をも って配設して、手桶載置部18が形成されている。
【0058】 また、第1の中間部柱枠組体81と第2の中間部柱枠組体82の間には、2本の墓 地用具掛け棒22を、すなわち、柄杓掛け用フック41を有した上側墓地用具掛け棒 23と、ちり取り・ほうき掛け用フック51を有した下側墓地用具掛け棒24とを、互 いに上下に間隔をもって配設して、墓地用具掛け部58が形成されている。
【0059】 さらに、第2の中間部柱枠組体82と左端部柱枠組体3の間には、一対の手桶載 置用支持棒15が、上下方向に間隔をもって配設されて、もう一つの手桶載置部18 が形成されている。
【0060】 また、左右端部柱枠組体1,3の外面に、左右端面格子65, 66が形成されてい るとともに、左右端部柱枠組体1,3、第1の中間部柱枠組体81および第2の中 間部柱枠組体82からなる柱枠組体84の後面間に、後面格子75が形成されている。
【0061】 そして、上記第2の実施の形態によれば、この墓地用手桶整理棚の両側に手桶 載置部18,18を形成するとともに、これら手桶載置部18,18間に墓地用具掛け部 58を形成するため、手桶載置部18の一端側のみに墓地用具掛け部58を形成した構 造に比べ、手桶載置部18に近接して墓地用具掛け部58を形成でき、墓地用具の取 出しがさらに容易となる。
【0062】 また、上記第1の実施の形態に係る墓地用手桶整理棚と比べ、より多くの手桶 17を整理した状態に整理収納できるほか、墓地用具掛け部58の墓地用具掛け棒22 に、整理された状態に掛けられた柄杓55、ちり取り56およびほうき57が、側方か ら前方に吹き抜ける強い風により、吹き飛ばされることを確実に防止できる。
【0063】 次に、本考案の墓地用手桶整理棚の第3の実施の形態を図7および図8を参照 して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一構造部分については、同一符 号を付してその説明を適宜に省略する。
【0064】 互いに隣接する柱枠組体6の間、例えば、右端部柱枠組体1と中間部柱枠組体 4との間に形成された手桶載置部18の下方に、図7に示すように、柄杓載置部88 が形成されている。
【0065】 この柄杓載置部88は、右端部柱枠組体1の前後側の長柱部8と中間部柱枠組体 4の前後側の長柱部8との各下端部に、各両端部を固着した一対の柄杓載置用支 持棒91を有している。
【0066】 この一対の柄杓載置用支持棒91のうち、柄杓載置部88の後側に位置する断面略 L字状の後側柄杓載置用支持棒91a の上方には、少しの間隔をおいて、右端部柱 枠組体1の後側の長柱部8と中間部柱枠組体4の後側の長柱部8との間に位置し て、断面略L字状の後上側柄杓載置用支持棒93が略水平状に橋架されている。
【0067】 なお、柄杓載置部88の前側に位置する前側柄杓載置用支持棒91b は、断面略円 形状に形成されている。
【0068】 また、左端部柱枠組体3と中間部柱枠組体4との間に橋設された2本の墓地用 具掛け棒22のうちの上側墓地用具掛け棒23には、上記第1の実施の形態では、複 数の第1のフック具27が取り付けられている構成について説明したが、この第3 の実施の形態においては、上側墓地用具掛け棒23には、ちり取り・ほうき掛け用 フック51を有する複数の第2のフック具47が取り付けられている。
【0069】 そして、上記第3の実施の形態によれば、図8に示すように、前側柄杓載置用 支持棒91b に、柄杓55の取手部55a を載置するとともに、後側柄杓載置用支持棒 91a および後上側柄杓載置用支持棒93に、柄杓55の柄杓本体部55b を、隣接する もの同士が互いに近接しかつ高さ位置が異なる状態に、載置することにより、よ り多くの柄杓55を、この柄杓載置部88にスペース効率よく整理収納できる。
【0070】 また、整理収納された手桶17と同様に、整理収納された柄杓55の取手部55a は 、墓地用手桶整理棚の前側に位置しているため、墓参りに来た者は、手桶17およ び柄杓55を、きわめて容易に取り出すことができる。
【0071】 なお、上記第1の実施の形態および第3の実施の形態においては、柱枠組体6 は3本とした構成について説明し、上記第2の実施の形態においては、柱枠組体 84は4本とした構成について説明したが、3本以上であれば何本でもよい。
【0072】 すなわち、墓地用手桶整理棚の大きさに応じて、適宜な本数の柱枠組体を設け 、互いに隣接する柱枠組体の間に適宜に手桶載置部18、墓地用具掛け部58、柄杓 載置部88を形成する。
【0073】 また、上記第1ないし第3の実施の形態においては、柱枠組体6,84の長柱部 8の各下端部1a,3a,4a,81a ,82a は、墓地用手桶整理棚の設置した状態を確 実に保持するために、地盤2に埋設固着した構成について説明したが、例えば、 墓地用手桶整理棚を移動させることができるようにした、長柱部8の各下端部1a ,3a,4a,81a ,82a に、コンクリートブロック台にて支持する構成でもよい。
【0074】 さらに、上記第1ないし第3の実施の形態においては、屋根体77は、前側傾斜 上面78と後側傾斜上面79とを有し断面が略二等辺三角形状をなす構成について説 明したが、例えば、後側傾斜上面78のみを有し、断面が略直角三角形状をなす構 成でもよい。この断面略直角三角形状の屋根体77の場合には、雨水等は後側傾斜 上面78の上を流れて墓地用手桶整理棚の後側に滴り落ちるため、例えば、墓地用 手桶整理棚の前側に雨水等が滴り落ちることがない。
【0075】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、手桶載置部に多数の手桶を整理収納できるとと もに、墓地用具掛け部に多数の墓地用具を整理収納できる。しかも、端面格子お よび後面格子にて、吹き抜ける風が抑制されるため、手桶および墓地用具が吹き 飛ばされて散乱することを防止でき、その一方で、端面格子および後面格子の各 隙間を介して、多少の風が墓地用手桶整理棚内を吹き抜けるため、墓地用手桶整 理棚自体が転倒することを防止できる。よって、風が強く吹く場合でも、転倒す ることを防止でき、多数の手桶および多数の墓地用具を確実に整理整頓でき、し かも、墓参りに来た者が必要な墓地用具を容易に取り出すことができ、見栄えも 良く、後面格子を介して、樹木等を見ることができ墓地の風雅を損なわない。
【0076】 請求項2記載の考案によれば、墓地用手桶整理棚の両側に手桶載置部を形成し かつこれら手桶載置部の間に墓地用具掛け部を形成するため、手桶載置部の一端 側のみに墓地用具掛け部を形成した構造に比べ、手桶載置部に近接して墓地用具 掛け部を形成でき、墓地用具の取出しがさらに容易となる。
【0077】 請求項3記載の考案によれば、柄杓載置部の前側に位置する柄杓載置用支持棒 に、柄杓の取手部を載置するとともに、柄杓載置部の後側に位置する後側柄杓載 置用支持棒と後上側柄杓載置用支持棒に、柄杓の柄杓本体部を、隣接するもの同 士が互いに近接しかつ高さ位置が異なる状態に、載置することにより、柄杓載置 部に、より多くの柄杓をスペース効率よく整理収納できる。
【0078】 請求項4記載の考案によれば、複数の柄杓掛け用フックに、柄杓を、左右方向 に隣接するもの同士が互いに近接しかつ高さ位置が異なる状態に、前後方向に並 列に掛けることにより、墓地用具掛け部に、より多くの柄杓をスペース効率よく 整理収納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の墓地用手桶整理棚の第1の実施の形態
を示す一部を省略した斜視図である。
【図2】同上墓地用手桶整理棚を示す側面図である。
【図3】同上墓地用手桶整理棚に手桶、墓地用具を整理
した状態を示す一部を省略した正面図である。
【図4】同上墓地用手桶整理棚が備えるフック具を示す
斜視図である。
【図5】本考案の墓地用手桶整理棚の第2の実施の形態
を示す一部を省略した斜視図である。
【図6】同上墓地用手桶整理棚を示す図5のA−A断面
図である。
【図7】本考案の墓地用手桶整理棚の第3の実施の形態
を示す一部を省略した正面図である。
【図8】同上墓地用手桶整理棚を示す図7のB−B断面
図である。
【符号の説明】
6,84 柱枠組体 15 一対の手桶載置用支持棒 18 手桶載置部 22 墓地用具掛け棒 41 柄杓掛け用フック 58 墓地用具掛け部 61,71 格子取付け棒 62,72 格子棒 65 端面格子としての右端面格子 66 端面格子としての左端面格子 75 後面格子 88 柄杓載置部 91 一対の柄杓載置用支持棒 91a 後側柄杓載置用支持棒 93 後上側柄杓載置用支持棒

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する3つ以上の柱枠組体と、 互いに隣接する前記柱枠組体の間にそれぞれ形成された
    手桶載置部および墓地用具掛け部と、 両端に位置する前記柱枠組体の外面および前記柱枠組体
    の後面間にそれぞれ形成された端面格子および後面格子
    とを具備し、 前記手桶載置部は、互いに隣接する前記柱枠組体の間に
    前後方向に間隔をおいて略水平状に橋架した一対の手桶
    載置用支持棒を上下方向に間隔をもってそれぞれ複数配
    設して形成し、 前記墓地用具掛け部は、互いに隣接する他の前記柱枠組
    体の間に上下方向に間隔をおいて略水平状にそれぞれ複
    数橋架した墓地用具掛け棒にて形成し、 前記端面格子および前記後面格子は、両端に位置する前
    記柱枠組体の外面および前記柱枠組体の後面間に格子取
    付け棒を略水平状にそれぞれ複数配設し、これら格子取
    付け棒に多数の格子棒を鉛直状にそれぞれ取り付けて形
    成したことを特徴とする墓地用手桶整理棚。
  2. 【請求項2】 両側に手桶載置部が形成されかつこれら
    手桶載置部の間に墓地用具掛け部が形成されたことを特
    徴とする請求項1記載の墓地用手桶整理棚。
  3. 【請求項3】 互いに隣接する柱枠組体の間に前後方向
    に間隔をおいて一対の柄杓載置用支持棒を略水平状に橋
    架し、この一対の柄杓載置用支持棒のうち後側に位置す
    る後側柄杓載置用支持棒の上方に間隔をおいて後上側柄
    杓載置用支持棒を略水平状に配設して、互いに隣接する
    前記柱枠組体の間に柄杓載置部を形成したことを特徴と
    する請求項1または2記載の墓地用手桶整理棚。
  4. 【請求項4】 墓地用具掛け棒が、左右方向に間隔をお
    いて前方に向って突設された交互に高さ位置が異なる複
    数の柄杓掛け用フックを有することを特徴とする請求項
    1ないし3いずれかに記載の墓地用手桶整理棚。
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JP2020197050A (ja) * 2019-06-01 2020-12-10 加西商事株式会社 墓所に設置される水汲み場

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