JP3046517B2 - ショートライン方式のプレキャストブロック製造装置 - Google Patents
ショートライン方式のプレキャストブロック製造装置Info
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- JP3046517B2 JP3046517B2 JP7000368A JP36895A JP3046517B2 JP 3046517 B2 JP3046517 B2 JP 3046517B2 JP 7000368 A JP7000368 A JP 7000368A JP 36895 A JP36895 A JP 36895A JP 3046517 B2 JP3046517 B2 JP 3046517B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ショートライン方式の
プレキャストブロックの製造装置に関する。さらに詳し
くは、ショートライン方式により、例えば高架橋やボッ
クスカルバート、共同溝等の長大構造物をプレキャスト
ブロック工法で施工する場合のプレキャストブロック製
造装置に関する。
プレキャストブロックの製造装置に関する。さらに詳し
くは、ショートライン方式により、例えば高架橋やボッ
クスカルバート、共同溝等の長大構造物をプレキャスト
ブロック工法で施工する場合のプレキャストブロック製
造装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】プレキャストブロック工法による長大構
造物、例えば橋梁等のプレキャストブロックは、工場内
で完全な品質管理のもとで、品質、耐久性に優れたコン
クリート製品のブロックを製造することができ、構造物
の施工工期の短縮、省力化等の観点から、今後ますます
採用されることが予想される。
造物、例えば橋梁等のプレキャストブロックは、工場内
で完全な品質管理のもとで、品質、耐久性に優れたコン
クリート製品のブロックを製造することができ、構造物
の施工工期の短縮、省力化等の観点から、今後ますます
採用されることが予想される。
【０００３】特に、プレキャストブロック工法では隣接
ブロック接合面がマッチキャストで製造されるため、目
地コンクリート又はモルタルを必要としないため、海洋
雰囲気等の厳しい環境下でも耐久性に優れた構造物を提
供できる利点がある。ところが、従来は長大な製作ヤー
ドを必要とするロングライン方式でプレキャストブロッ
クを製造することが一般的で、狭隘なヤードしか確保で
きない場合にのみショートライン方式を採用してきた。
ショートライン方式では、単純な形状の直線構造物に止
まっていた。特に複雑な三次元線形の入る曲線構造物の
プレキャストブロックを製造する技術は確立されていな
かった。
ブロック接合面がマッチキャストで製造されるため、目
地コンクリート又はモルタルを必要としないため、海洋
雰囲気等の厳しい環境下でも耐久性に優れた構造物を提
供できる利点がある。ところが、従来は長大な製作ヤー
ドを必要とするロングライン方式でプレキャストブロッ
クを製造することが一般的で、狭隘なヤードしか確保で
きない場合にのみショートライン方式を採用してきた。
ショートライン方式では、単純な形状の直線構造物に止
まっていた。特に複雑な三次元線形の入る曲線構造物の
プレキャストブロックを製造する技術は確立されていな
かった。
【０００４】本出願人らは、先に特願平６−８３３４２
号出願において、長大構造物をプレキャストブロック工
法で施工する場合のショートライン方式のプレキャスト
ブロックの製造技術として、計画三次元（Ｘ、Ｙ、Ｚ）
基準値に対して各々のプレキャストブロックの型枠位置
決めを数値計算によるコンピュータを用いた三次元位置
決め技術として開示した。その技術は、三次元位置決め
の基準点を構造物長手軸中心の上端最尾端とし、この基
準点に対する各部分の位置を三次元に数値化し、コンピ
ュータによる数値計算制御によって三次元テーブルを操
作するシステムである。このシステムは非常に高級なシ
ステムである。
号出願において、長大構造物をプレキャストブロック工
法で施工する場合のショートライン方式のプレキャスト
ブロックの製造技術として、計画三次元（Ｘ、Ｙ、Ｚ）
基準値に対して各々のプレキャストブロックの型枠位置
決めを数値計算によるコンピュータを用いた三次元位置
決め技術として開示した。その技術は、三次元位置決め
の基準点を構造物長手軸中心の上端最尾端とし、この基
準点に対する各部分の位置を三次元に数値化し、コンピ
ュータによる数値計算制御によって三次元テーブルを操
作するシステムである。このシステムは非常に高級なシ
ステムである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ショートライン方式に
よる長大構造物、例えば高架橋等橋梁のプレキャストブ
ロックを製造する場合、曲線橋や、縦横断勾配のある橋
梁を建設する場合には、橋体の線形要素、すなわち橋体
の平面形状、横断面形状、縦断面形状に合わせてプレキ
ャストブロックを製作する必要がある。
よる長大構造物、例えば高架橋等橋梁のプレキャストブ
ロックを製造する場合、曲線橋や、縦横断勾配のある橋
梁を建設する場合には、橋体の線形要素、すなわち橋体
の平面形状、横断面形状、縦断面形状に合わせてプレキ
ャストブロックを製作する必要がある。
【０００６】本発明は、この要請に応えるものであっ
て、長大構造物例えば高架橋等をプレキャストブロック
工法により施工する場合のショートライン方式のプレキ
ャストブロック製造装置であって、コンピュータによる
三次元数値計算制御による三次元テーブル操作をするシ
ステムではなく橋体の横断面形状、縦断面形状、平面形
状に合わせてプレキャストブロックの型枠位置決めを行
う装置であって、特に桁高の変化する橋梁等の変断面構
造物のブロック製造を容易にする簡易な装置を提供する
ことを目的とする。
て、長大構造物例えば高架橋等をプレキャストブロック
工法により施工する場合のショートライン方式のプレキ
ャストブロック製造装置であって、コンピュータによる
三次元数値計算制御による三次元テーブル操作をするシ
ステムではなく橋体の横断面形状、縦断面形状、平面形
状に合わせてプレキャストブロックの型枠位置決めを行
う装置であって、特に桁高の変化する橋梁等の変断面構
造物のブロック製造を容易にする簡易な装置を提供する
ことを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、先行ブロック
を載せるブロック載置台は先行ブロックの構造物長手方
向軸中心の下端最尾端を基準点とする横断勾配調整装
置、縦断勾配調整装置、平面調整装置を備え、この横断
勾配調整装置は構造物長手方向軸に直交する支持レバー
の一端をピン支持し他端に昇降機構を備えると共にセン
ター調整装置を備え、縦断勾配調整装置は前記基準点を
通る軸直角水平線及びこれに平行な載置台先端部の水平
線を相対的に昇降する鉛直ジャッキとし、平面調整装置
は前記基準点を通る鉛直線を中心とする水平回動装置と
したことを特徴とするショートライン方式のプレキャス
トブロック製造装置である。
を載せるブロック載置台は先行ブロックの構造物長手方
向軸中心の下端最尾端を基準点とする横断勾配調整装
置、縦断勾配調整装置、平面調整装置を備え、この横断
勾配調整装置は構造物長手方向軸に直交する支持レバー
の一端をピン支持し他端に昇降機構を備えると共にセン
ター調整装置を備え、縦断勾配調整装置は前記基準点を
通る軸直角水平線及びこれに平行な載置台先端部の水平
線を相対的に昇降する鉛直ジャッキとし、平面調整装置
は前記基準点を通る鉛直線を中心とする水平回動装置と
したことを特徴とするショートライン方式のプレキャス
トブロック製造装置である。
【０００８】
【作用】ショートライン方式のブロック製造装置で曲線
構造物プレキャストブロックを製造するには、橋体の横
断面形状、縦断面形状、平面形状に合わせてプレキャス
トブロックの型枠位置決めを行う必要がある。この場
合、後行コンクリートブロックの型枠に対して、先行コ
ンクリートブロックを載せた載置台をこれらの線形要素
に合わせて相対的に位置調整する。本発明では、線形要
素に合わせたプレキャストブロックを製造するための基
準点の位置を先行ブロックの構造物長手方向軸中心の下
端最尾端と定めた。先行ブロックを載せるブロック載置
台は先行ブロックの構造物長手方向軸中心の下端最尾端
を基準点として横断勾配調整、縦断勾配調整、平面調整
を行うこととすると、先行ブロックと後行ブロックとの
接合、調整が最も簡単となる。特に桁高の変化する橋梁
等の変断面構造物では、このようにすると最も合理的で
ある。
構造物プレキャストブロックを製造するには、橋体の横
断面形状、縦断面形状、平面形状に合わせてプレキャス
トブロックの型枠位置決めを行う必要がある。この場
合、後行コンクリートブロックの型枠に対して、先行コ
ンクリートブロックを載せた載置台をこれらの線形要素
に合わせて相対的に位置調整する。本発明では、線形要
素に合わせたプレキャストブロックを製造するための基
準点の位置を先行ブロックの構造物長手方向軸中心の下
端最尾端と定めた。先行ブロックを載せるブロック載置
台は先行ブロックの構造物長手方向軸中心の下端最尾端
を基準点として横断勾配調整、縦断勾配調整、平面調整
を行うこととすると、先行ブロックと後行ブロックとの
接合、調整が最も簡単となる。特に桁高の変化する橋梁
等の変断面構造物では、このようにすると最も合理的で
ある。
【０００９】本発明では、先行ブロックを載置した台車
は、横断勾配調整装置、縦断勾配調整装置、平面調整装
置で構成した載置台の上に載せられる。横断勾配調整装
置は、構造物長手方向軸に直交する支持レバーの一端を
ピン支持し他端に昇降機構を備え、この昇降機構を上下
することによって横断勾配を調整する。この時、支持レ
バーが左右に傾くと台車の中心が左右に動くこととな
る。従って、支持レバーの傾動に対応して中心を基準点
に合わせるように中心を左右に移動して補正する必要が
ある。この動作をセンター調整装置が行う。
は、横断勾配調整装置、縦断勾配調整装置、平面調整装
置で構成した載置台の上に載せられる。横断勾配調整装
置は、構造物長手方向軸に直交する支持レバーの一端を
ピン支持し他端に昇降機構を備え、この昇降機構を上下
することによって横断勾配を調整する。この時、支持レ
バーが左右に傾くと台車の中心が左右に動くこととな
る。従って、支持レバーの傾動に対応して中心を基準点
に合わせるように中心を左右に移動して補正する必要が
ある。この動作をセンター調整装置が行う。
【００１０】縦断勾配調整装置は前記基準点を通る軸直
角水平線及びこれに平行な載置台先端部の水平線を相対
的に昇降する鉛直ジャッキとする。平面調整装置は前記
基準点を通る鉛直線を中心とする垂直ピンを設け、この
ピンを中心としてブロック支持台車を水平回動する装置
とする。以上の横断勾配調整装置、縦断勾配調整装置、
平面調整装置を順次操作すれば、設計に合致したブロッ
クを製造することができる。
角水平線及びこれに平行な載置台先端部の水平線を相対
的に昇降する鉛直ジャッキとする。平面調整装置は前記
基準点を通る鉛直線を中心とする垂直ピンを設け、この
ピンを中心としてブロック支持台車を水平回動する装置
とする。以上の横断勾配調整装置、縦断勾配調整装置、
平面調整装置を順次操作すれば、設計に合致したブロッ
クを製造することができる。
【００１１】この先行ブロックの後方に設置される型枠
は、先行ブロックの後端面のプロフィルと一致したもの
とする。このため、先行ブロックと型枠との接続部に
は、軟質部材等の調整部を設けてマッチキャストを達成
することができるようにし、ペースト漏れ等を生じない
ようにシールする。本発明の装置にコンピュータ等によ
る制御装置を付設して、計画線形データを入力して自動
的に装置を操作することもでき、複雑な線形の曲線構造
物のプレキャストブロックも高い精度で製造することが
できる。
は、先行ブロックの後端面のプロフィルと一致したもの
とする。このため、先行ブロックと型枠との接続部に
は、軟質部材等の調整部を設けてマッチキャストを達成
することができるようにし、ペースト漏れ等を生じない
ようにシールする。本発明の装置にコンピュータ等によ
る制御装置を付設して、計画線形データを入力して自動
的に装置を操作することもでき、複雑な線形の曲線構造
物のプレキャストブロックも高い精度で製造することが
できる。
【００１２】
【実施例】以下図面を参照して、プレキャストブロック
工法による高架橋等の橋梁の、ショートライン方式によ
りプレキャストブロックの製造に適用した本発明の実施
例を説明する。図１は本発明のプレキャストブロック製
造方法における先行ブロックの載置台６０を示す正面
図、図２はその側面図、図３は平面図である。本発明の
装置では、先行ブロックの構造物長手方向軸中心の下端
最尾端を基準点１５０とする。
工法による高架橋等の橋梁の、ショートライン方式によ
りプレキャストブロックの製造に適用した本発明の実施
例を説明する。図１は本発明のプレキャストブロック製
造方法における先行ブロックの載置台６０を示す正面
図、図２はその側面図、図３は平面図である。本発明の
装置では、先行ブロックの構造物長手方向軸中心の下端
最尾端を基準点１５０とする。
【００１３】先行ブロック１００を載せる台車７０を載
せるブロック載置台６０は実施例の調整装置１上に載置
されている。調整装置１は横断勾配調整装置１０、縦断
勾配調整装置３０、平面調整装置５０を積重して構成さ
れ、基礎２上に固定されたフレーム３上に載っている。
横断勾配調整装置１０は構造物の長手方向軸に直交する
支持レバー１１の一端１２をピン１３で支持し、他端１
４に昇降機構１５を備えている。昇降機構１５は、楔と
この楔が前進後退することによりテーパの作用で昇降す
る昇降台からなっている。昇降台は支持レバー１１を支
承している。このように、一端をピン支持して他端を昇
降すると、支持レバー１１の中心は基準点１５０を通る
中心線に対して左右いずれかにずれる。そこで、この昇
降に応じて中心を基準点を通る元の位置に戻すためのセ
ンター調整装置１６を備えている。このセンター調整装
置１６は、上記支持レバーの一端１２のピン１３を支持
し、このピン１３を左右に必要な量だけ移動する。この
とき、他端１４の昇降台は単に昇降機構１５の上に載置
しているだけなので、センター調整を容易に行うことが
できる。
せるブロック載置台６０は実施例の調整装置１上に載置
されている。調整装置１は横断勾配調整装置１０、縦断
勾配調整装置３０、平面調整装置５０を積重して構成さ
れ、基礎２上に固定されたフレーム３上に載っている。
横断勾配調整装置１０は構造物の長手方向軸に直交する
支持レバー１１の一端１２をピン１３で支持し、他端１
４に昇降機構１５を備えている。昇降機構１５は、楔と
この楔が前進後退することによりテーパの作用で昇降す
る昇降台からなっている。昇降台は支持レバー１１を支
承している。このように、一端をピン支持して他端を昇
降すると、支持レバー１１の中心は基準点１５０を通る
中心線に対して左右いずれかにずれる。そこで、この昇
降に応じて中心を基準点を通る元の位置に戻すためのセ
ンター調整装置１６を備えている。このセンター調整装
置１６は、上記支持レバーの一端１２のピン１３を支持
し、このピン１３を左右に必要な量だけ移動する。この
とき、他端１４の昇降台は単に昇降機構１５の上に載置
しているだけなので、センター調整を容易に行うことが
できる。
【００１４】縦断勾配調整装置３０は上記横断勾配調整
装置１０の上方に設けられている。縦断勾配調整装置３
０は先行ブロック載置台の四隅に設けられた鉛直ジャッ
キ３１を備えている。これらの４つの鉛直ジャッキ３１
はそれぞれ鉛直昇降高さ可変である。前記基準点１５０
を通る軸直角水平線及びこれに平行な載置台６０の先端
部の水平線を相対的に昇降する鉛直ジャッキ３１によっ
て、縦断勾配を調整することができる。
装置１０の上方に設けられている。縦断勾配調整装置３
０は先行ブロック載置台の四隅に設けられた鉛直ジャッ
キ３１を備えている。これらの４つの鉛直ジャッキ３１
はそれぞれ鉛直昇降高さ可変である。前記基準点１５０
を通る軸直角水平線及びこれに平行な載置台６０の先端
部の水平線を相対的に昇降する鉛直ジャッキ３１によっ
て、縦断勾配を調整することができる。
【００１５】平面調整装置５０は図３にその平面図を示
すように、前記基準点１５０を通る鉛直線を中心とする
水平回動装置であって、基準点１５０の鉛直下方に設け
られたピンを中心として、矢印５５の方向に移動するよ
うにする。具体的には、水平ジャッキ５１を下部フレー
ム５３にピン５４で連結し、このジャッキの作動により
平面調整を行う。その結果、例えば基準点１５０を通る
中心線５６に対してブロック載置台の中心線５７は偏角
５８を呈する。
すように、前記基準点１５０を通る鉛直線を中心とする
水平回動装置であって、基準点１５０の鉛直下方に設け
られたピンを中心として、矢印５５の方向に移動するよ
うにする。具体的には、水平ジャッキ５１を下部フレー
ム５３にピン５４で連結し、このジャッキの作動により
平面調整を行う。その結果、例えば基準点１５０を通る
中心線５６に対してブロック載置台の中心線５７は偏角
５８を呈する。
【００１６】図４は縦断勾配３２を付与した状態を示す
側面図である。図５（ａ）に側面図を示し、図５（ｂ）
にその平面図形を示すようなコンクリート橋のブロック
を製作した。この橋の仕様は概略次のとおりである。 全長Ｌ： 約５３０ｍ 最大スパンＬ1 ：１２５ｍ（中央部） 勾配：４％ ブロックの大きさ：幅１０．５ｍ×長さ３ｍ以下 次に本発明の実施例装置の使用方法を説明する。
側面図である。図５（ａ）に側面図を示し、図５（ｂ）
にその平面図形を示すようなコンクリート橋のブロック
を製作した。この橋の仕様は概略次のとおりである。 全長Ｌ： 約５３０ｍ 最大スパンＬ1 ：１２５ｍ（中央部） 勾配：４％ ブロックの大きさ：幅１０．５ｍ×長さ３ｍ以下 次に本発明の実施例装置の使用方法を説明する。
【００１７】図１は、先行ブロック１００を載置した台
車７０を実施例の載置台６０上に載せ、橋体の線形要素
に合わせて姿勢を決定する工程を示している。先行ブロ
ック１００の長手方向軸中心の下端最尾端１５０を基準
点とし、調整装置１の横断勾配調整装置１０を操作して
横断勾配姿勢を合わせる。横断勾配姿勢調整の最後に、
中心合わせを行う。次に縦断勾配調整装置３０の昇降ジ
ャッキ３１を操作して基準点１５０を基準として縦断勾
配姿勢を調整する。次に、平面調整装置５０を用いて基
準点回りに平面姿勢を調整する。これらの調整は、先行
ブロックの長手方向軸中心の下端最尾端を基準点とする
ので、調整が容易である。
車７０を実施例の載置台６０上に載せ、橋体の線形要素
に合わせて姿勢を決定する工程を示している。先行ブロ
ック１００の長手方向軸中心の下端最尾端１５０を基準
点とし、調整装置１の横断勾配調整装置１０を操作して
横断勾配姿勢を合わせる。横断勾配姿勢調整の最後に、
中心合わせを行う。次に縦断勾配調整装置３０の昇降ジ
ャッキ３１を操作して基準点１５０を基準として縦断勾
配姿勢を調整する。次に、平面調整装置５０を用いて基
準点回りに平面姿勢を調整する。これらの調整は、先行
ブロックの長手方向軸中心の下端最尾端を基準点とする
ので、調整が容易である。
【００１８】次に、図２に示すように、これから打設す
る後行ブロック１１０の外型枠を取付け、内型枠保持装
置１２０を１２０ａの位置から前進させて内型枠を取付
け、後行ブロック１１０のコンクリートを打設する準備
を行う。コンクリート打設後は、内型枠保持装置１２０
を後退させ、内型枠を取り出し、先行ブロック１００を
仮置ヤードに移動し、台車７０を撤去し、後行ブロック
１１０を載置台６０上に移動し先行ブロックとする。つ
いでその次の後行ブロックの台車を後行ブロック打設位
置に運搬する。次に先に移動して先行ブロックとした既
設ブロックを橋体の線形要素に合わせて姿勢調整を行
い、後行ブロックの型枠、内型枠を取付け、次のブロッ
クのコンクリートを打設準備が完了する。ついで、以上
の工程を繰り返す。
る後行ブロック１１０の外型枠を取付け、内型枠保持装
置１２０を１２０ａの位置から前進させて内型枠を取付
け、後行ブロック１１０のコンクリートを打設する準備
を行う。コンクリート打設後は、内型枠保持装置１２０
を後退させ、内型枠を取り出し、先行ブロック１００を
仮置ヤードに移動し、台車７０を撤去し、後行ブロック
１１０を載置台６０上に移動し先行ブロックとする。つ
いでその次の後行ブロックの台車を後行ブロック打設位
置に運搬する。次に先に移動して先行ブロックとした既
設ブロックを橋体の線形要素に合わせて姿勢調整を行
い、後行ブロックの型枠、内型枠を取付け、次のブロッ
クのコンクリートを打設準備が完了する。ついで、以上
の工程を繰り返す。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、ショートライン方式に
よりプレキャストブロックを製造するラインにおいて、
曲線構造物のプレキャストブロックを容易に製造するこ
とが可能になった。
よりプレキャストブロックを製造するラインにおいて、
曲線構造物のプレキャストブロックを容易に製造するこ
とが可能になった。
【図１】実施例のプレキャストブロック製造装置の正面
図である。
図である。
【図２】実施例のプレキャストブロック製造装置の側面
図である。
図である。
【図３】実施例のプレキャストブロック製造装置の平面
図である。
図である。
【図４】実施例のプレキャストブロック製造装置の縦断
調整の説明図である。
調整の説明図である。
【図５】実施例のコンクリート橋の説明図である。
１ 調整装置 ２ 基礎 ３ フレーム １０ 横断勾配調整装置 １１ 支持レバー １２ 一端 １３ ピン １４ 他端 １５ 昇降装置 １６ センター調整装置 ２２ レール ３０ 縦断勾配調整装置 ３１ 鉛直ジャッキ ５０ 平面調整装置 ５１ 水平ジャッキ ５２ フレーム ５３ 下部フレーム ５４ ピン ５５ 矢印 ５６、５７ 中心線 ５８ 偏角 ６０ 載置台 ７０ 台車 １００ 先行ブロック １１０ 後行ブロック １２０ 内型枠保持装置 １５０ 基準点
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平７−290443（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−32345（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−32344（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−290442（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−32343（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−290441（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−18625（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−24410（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B28B 17/00 B28B 15/00
Claims (1)
- 【請求項１】 先行ブロックを載せるブロック載置台は
先行ブロックの構造物長手方向軸中心の下端最尾端を基
準点とする横断勾配調整装置、縦断勾配調整装置、平面
調整装置を備え、該横断勾配調整装置は構造物長手方向
軸に直交する支持レバーの一端をピン支持し他端に昇降
機構を備えると共にセンター調整装置を備え、該縦断勾
配調整装置は前記基準点を通る軸直角水平線及びこれに
平行な載置台先端部の水平線を相対的に昇降する鉛直ジ
ャッキとし、該平面調整装置は前記基準点を通る鉛直線
を中心とする水平回動装置であることを特徴とするショ
ートライン方式のプレキャストブロック製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7000368A JP3046517B2 (ja) | 1995-01-05 | 1995-01-05 | ショートライン方式のプレキャストブロック製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7000368A JP3046517B2 (ja) | 1995-01-05 | 1995-01-05 | ショートライン方式のプレキャストブロック製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08187717A JPH08187717A (ja) | 1996-07-23 |
| JP3046517B2 true JP3046517B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=11471855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7000368A Expired - Fee Related JP3046517B2 (ja) | 1995-01-05 | 1995-01-05 | ショートライン方式のプレキャストブロック製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3046517B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107856178B (zh) * | 2017-11-10 | 2019-08-13 | 内蒙古工业大学 | Pva纤维水泥基复合材料的装配式简支箱型梁结构及制作方法 |
| JP7227887B2 (ja) * | 2019-11-07 | 2023-02-22 | 鹿島建設株式会社 | プレキャスト部材を用いた構造物の形状を予測する方法 |
| JP7227888B2 (ja) * | 2019-11-08 | 2023-02-22 | 鹿島建設株式会社 | プレキャスト部材を用いた構造物を施工する方法及びプレキャスト部材を製作する方法 |
| CN111844420A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-10-30 | 安徽巢湖路桥建设集团有限公司 | 便于使用的箱梁模板放置装置 |
| JP7227892B2 (ja) * | 2019-12-19 | 2023-02-22 | 鹿島建設株式会社 | プレキャスト部材を用いた構造物の形状を予測する方法 |
-
1995
- 1995-01-05 JP JP7000368A patent/JP3046517B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08187717A (ja) | 1996-07-23 |
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